キム・セロンさん、本日（2/19）出棺…家族や多くの仲間に見守られ永眠

女優のキム・セロンさんが永眠した。

本日（19日）午前6時10分、ソウル松坡（ソンパ）区ソウル峨山（アサン）病院の葬儀場にてキム・セロンさんの出棺が執り行われた。出棺は数十人の家族、友達、仲間が見守る中、予定より10分程早く執り行われた。

位牌と遺影が霊柩車へ運ばれる際には、あちこちで集まった人たちの涙が見られ、キム・セロンさんへ永遠の別れを告げた。埋葬地は坡州（パジュ）市統一路追慕公園だ。

長年キム・セロンさんと親交を深めてきた女優のキム・ボラも悲しみを隠せなかった。キム・セロンさんの母親は辛うじて歩を進め、妹たちは母親の傍を守った。

キム・セロンさんは今月16日、この世を去った。彼女と会う約束をしていた友人が自宅で倒れている彼女を発見し、警察に通報したという。警察によると、遺書は発見されておらず、外部から侵入した痕跡など、犯罪と疑われる点も確認されなかったという。

2000年生まれのキム・セロンさんは、2001年に雑誌「アンファン」のモデルとしてデビュー。2009年から、映画「冬の小鳥」を皮切りに、子役の道を歩み始めた。その後、映画「アジョシ」（2010）で大きな注目を集め、将来が期待される“忠武路（チュンムロ：韓国の映画界の代名詞）の星”の一人に挙げられた。

また10代の頃、キム・ユジョン、キム・ソヒョンと共にいわゆる“3キムトロイカ”の一人に挙げられ、映画とドラマを行き来しながら活躍した。

優れた演技力は受賞につながった。2010年に開催された「第19回釜日（プイル）映画賞」「第8回 大韓民国映画大賞」で新人女優賞、翌年には「第11回 MAX MOVIE 最高の映画賞」で最高の新人女優賞を受賞するなど、多数のトロフィーを獲得した。

しかし2022年5月、彼女は飲酒運転で物議を醸した。ソウル江南（カンナム）区清潭洞（チョンダムドン）で、街路樹と変圧器などに衝突する事故を起こし、罰金2,000万ウォン（約220万円）を言い渡された。

活動を自粛していた彼女は昨年4月に演劇「トンチミ」を通じて約2年ぶりに活動を再開しようとしたが、否定的な反応は少なくなく、最終的に降板した。韓国で5月に公開される予定の映画「ギターマン」が彼女の遺作となった。

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