歌手フィソンさんの訃報に哀悼続く…後輩アーティストらが思い出を公開「世界は伝説を失った」

フィソンさんは10日、ソウルの自宅で心肺停止の状態で発見された。享年43歳。
事件を担当したソウル広津(クァンジン)警察署は、当時現場に出動した救急隊が心肺蘇生法(CPR)などの応急措置を行ったが、死亡判定を受けたと明らかにした。韓国メディアの聯合ニュースなどは、警察の言葉を借りて、発見当時、遺体の近くで注射器が見つかったと報じた。
ただし、正確な死因は明らかになっていない状態だ。国立科学捜査研究院は、司法解剖をし、薬物投与の有無など詳しい死因を調べている。

この日のイベントには、MCで俳優パク・ボゴムをはじめ、MeloManceのチョン・ドンファン、プロデューサーのチェ・スンヒ、ソン・ジャヨン、チェ・ジナが出席し、KBSのイ・イェウォンアナウンサーが司会を務めた。本格的なイベントに先立って、イ・イェウォンアナウンサーは「イベント進行に先立ち、歌手フィソンさんの残念な知らせがありました」とし、「彼の素晴らしい音楽を記憶し、心から哀悼の意を表します」と故人を追悼した。

Fin.K.L出身でミュージカル女優のオク・ジュヒョンも、自身のInstagramを通じて「何時間も防音壁の前に立って音を集めるロックボーカルレッスンも楽しかったし、様々なレッスンを試したり、探求できてとても楽しかった。ボーカルレッスンの同志であったあの頃のあなたが私にとってどれほど大きな力になってくれたか忘れずに生きている。活火山のような情熱で音楽をしながら生き生きとしていたあの姿のあなたが、そこでは幸せでありますように……私も祈って、記憶するよ」と故人との思い出を振り返った。
正式デビュー前にフィソンさんがフィーチャリングに参加したMAMAMOOのソラも「MAMAMOOのデビュー前、何も知らなかった私たちと一緒に素敵な歌を作ってくれて、歌ってくださり、ありがとうございました。素敵な音楽を忘れません。謹んで故人のご冥福をお祈りします」と伝えた。

YMCエンターテイメントで、食事も共にしたというJessiは、故人とのステージ写真を掲載し、「あなたは私と多くの人に大きなインスピレーションを与えた。感情を深く、誠実に伝える声、あなたの音楽はすべての音符で魂を高揚させる瞬間を作った。恋しくなるだろう。世界は伝説を失ったけれど、あなたの音楽は永遠に残るだろう」とし哀悼の意を示した。
続けて「天国で休んでねお兄さん。あなたの影響力と優しさは、決して忘れない」と付け加えた。

彼女は「お兄さん、昨日たくさん泣きながらお兄さんと撮影したものを探したけれど、まともな写真が一つもなかった。本当に私たちらしい。お兄さんとのステージも見返してみると、私たちは本当に幸せだった。一緒に公演をもっとたくさんしておけばよかった」と語気を強めた。
続けて「時には厳しいプロデューサー、時には私をからかうために生きているような本当のお兄さん。時にはとても素敵な先輩の姿で……お兄さんは私の人生で最も大切な縁だったって分かってるよね? 私が今も韓国で歌を歌えるのもお兄さんのおかげだから、私がとても感謝していることを知っているよね」と問いかけた。
そして「私の人生最高のパートナーであり、これからもずっとお兄さんだよ。お兄さん、本当にありがとう、ごめんね。そして、とても会いたい。いつかまた会って楽しく笑いながら歌おうね」と付け加え、並々ならぬ愛情を見せた。
元AFTERSCHOOLのジョンアは、「ご冥福をお祈りします。いつも笑顔で迎えてくれた先輩の姿を忘れません」と書き込みを残すと共にスケジュールの延期を発表した。

遺族は12日午前、韓国国立科学捜査研究院で司法解剖が行われ次第、火葬の手続きを行う。遺族の意向に従って、葬儀場は設けられず、家族と親しい知人だけが出席した中で葬儀の手続きは終了する予定だ。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ヨン・フィソン
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