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SUPERNOVA グァンス、TRITOPS* チャン・ユジュンら、舞台「ろくでなしコーラス2025」開幕控え意気込みを語る

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今月6月18日(水)~22日(日)に浅草花劇場にて上演される舞台「ろくでなしコーラス2025」の制作発表が、2025年6月9日(月)東京・表参道のラパン・エ・アロにて行われた。

同舞台は、古谷大和、瀬下尚人、グァンス(超新星)、チャン・ユジュン(TRITOPS*)、谷田部俊、栗原大河、田淵累生、mocaらが出演。2022年、2024年と過去2回上演された人気作品で、再演を希望する声が多数寄せられた田中大祐氏の脚本の舞台「ろくでなしコーラス」の待望の3度目の再演が決まり、6月18日(水)~6月22日(日)浅草花劇場にて上演される。

舞台「ろくでなしコーラス2025」は、ママさんコーラスのステージを目指し奮闘する、最高にセクシーでハッピーなミュージカル風コメディで、歌とダンスと少しのユーモアをブレンドし、観客に笑いや感動、最後には勇気を与えるストーリーとなっている。

今回、制作発表で本番の衣装に身を包んだキャストが、意気込みや見どころなどを語った。

――まずご自身の役柄について教えてください。

古谷大和「アキラ」役:アキラは義理の娘を“オネエ手”一つで一生懸命育てていますが、アキラが望むような親子関係にはなかなかなれず、その関係をしっかり築くためにママさんコーラスに参加します。

瀬下尚人「ママ」役:吾輩はママである、名前はまだない……「ママ」です(笑)。従業員に愛情をかけ、彼らの幸せのために日々葛藤しています。自分勝手な考え方なのかもですが、それを自分の幸せだと思っている、とにかく優しい人物です。

グァンス(超新星)「アンジェ」役:この店のメンバーの中で、アンジェは一番ツンツンしていて近寄りがたいイメージがあります。それは過去のトラウマで心が強く傷つき閉ざしてしまったからで、実はとても優しい人です。最初は尖った部分が前面に出ていますが、仲間に出会い徐々に心を開き、アキラちゃんを通じて自分が叶えられなかった夢を見ながら成長していきます。

チャン・ユジュン(TRITOPS*)「レパード玉鹿」役:玉鹿はとてもエネルギッシュで明るくてテンションも高いのですが、たまに空気が読めないところがあります。でも天然で、この中では一番可愛いキャラだと思うので、それをうまく見せられるようチカラを入れていきたいと思います。

谷田部俊(我が家)「ひろりん」役:ひろりんは普通のサラリーマンですが、いろいろ隠しごとがあります。その隠しごとのうちの1つ、趣味嗜好から「とある姿」をお見せします(笑)。「我が家」のコントでもそのような格好をしたこともあるので僕自身免疫はあります!

栗原大河「コッペ」役:コッペは借金を抱えていて、その返済のためにこのバーに来て面接をしてもらいます。でもバーのみなさんの人柄の温かさに感銘を受けて、ずっと一緒にいたいと思って頑張ろうとする少年です。

田淵累生「ジュリー」役:何個もバイトをかけもちしながらこの店でも働いているのですが、それはこの店が自分のことを素直に出せるいい環境、いい関係性だからだと思います。ママやアキラさんたちと一緒に働くのが楽しくてこの店にいるのだと思いますが、実は、ジュリーにも1つ大きな秘密があります。

moca「西島千秋」役:千秋はアキラさんの義理の娘なのですが、繊細で大事にしてもらっているのはわかっているのに100%は受け入れられないもどかしさがあるのだと思います。その中でアキラさんと千秋が紡いでいく成長をこの作品を通して伝えられたらいいなと思っています。

――今回の舞台はなかなか個性の強いストーリーですが、オファーを受けた時どのように思いましたか?

古谷大和:台本を読ませていただいてとても面白かったので是非出させてほしいとお願いしました。出演が決まって嬉しかったです。実は今までも女装や女性の役、ストリッパーも演じたことがあります。なので女装には抵抗もないですし、役者ならいろんなことに挑戦してみるべきだと考えています。この作品はなんといっても物語が素敵だったので是非出演したいと思いました。

瀬下尚人:まず台本がすごく面白かったというのが大きいです。オファーをいただいたのは去年だったのですが、ちょうどその時、今回の主催でもあるRISEさんの別作品で“ゲイをカミングアウトするお父さん”という役を演じていました。で、今回は女装だと言われ(笑)、台本を読んだところとにかく面白くて、是非やらせていただきたい、自分のハマリ役にしたいと思いました。

グァンス:毎回お芝居をさせていただく度に、すべての役が僕にとっては挑戦です。そんな中でも今回は一番の挑戦になるのではないかと思っています。去年上演された時の映像を拝見したのですが、演出家の安藤さんや脚本の田中さんが求めていらっしゃるプランを邪魔しない範囲内で、僕自身の闘いとしてアンジェをこわしてみたいと思っています。

チャン・ユジュン:前回の上演では僕と同じグループ(TRITOPS*)のウゴン兄さんがアンジェ役をやっていたので、オファーをいただいた時すぐに連絡をしました。何役かを聞かれレパード玉鹿だと言ったら「めちゃ似合う! 性格も似てるしお前のまんまだよ」と大オススメされたんです。それで出演を決めたのですが、そのあとウゴンさんから「実はユジュンのドレス姿が見たかった」と言われました(笑)。でも本当にいい作品に出演できたと思っています。

谷田部俊:初めて台本を読ませてもらった時、設定や会話のテンポなど、かなりコントに近いなと思いました。でも逆にそれで出演を辞めようかなとも思ったんです。コントって僕の土俵(我が家)でもあるので、もしうまくできなかったら負けたような感じになって立ち直れないなって思ったんです(笑)。実際に参加してみたらみなさんテンポのとりかたとかめちゃくちゃ上手くて、真剣に芝居に取り組むってこういうことなんだなって痛感しました。本当に尊敬のまなざしで日々勉強させてもらっています。

栗原大河:この作品は今まで何回か上演されていたのでSNSなどで雰囲気とかを見たのですが、ちょっと尖った部分や攻めた部分もあってこんな華やかで面白い作品はなかなかないと感じ、是非参加させていただきたいと思いました。

田淵累生:僕も台本を読ませていただいてとても面白かったですし、これまでやったことのないような訳ありの人物役だったのでやってみたいと思いました。あと、主演が古谷大和さんだと聞き、僕は大和さんのお芝居が大好きなので、大和さんが演じるアキラが楽しみでもあり是非出演したいと言いました。

moca:今回3回目の上演ということで長く愛されている作品に出演できるのが嬉しかったですし、キャストのみなさんのお名前を見た時、私もこの中で一緒にお芝居ができることにワクワクしました。

――古谷さん、グァンスさん、ユジュンさん、瀬下さんに伺います。ここは他のおネエさんたちには負けないと思うことや美人度をアピールしてください。

古谷大和:ありませんっ!(笑)。もうみなさん全員素敵で! 今日はここにいないですがボイストレーナーの杏西先生とかも本当に強烈なキャラなんです。オネエだけでなく、出演者全員キャラが立っていて、素敵なところ、プリティなところ、チャーミングなところとかたくさんあります。今回僕は主役でいわば真ん中に立たせていただきますが、みなさんの存在で自然に輝かせていただいてると感じ、本当に感謝しています。このままずっとみなさんが素敵に輝けるように、僕も真ん中に立っていられるようなアキラでいたいといつも思っています。

グァンス:韓国語です(笑)。ユジュンにも負けないですよ(笑)。あとは……パフォーマンスのシーンがあるのですが、そこは負けないかな。アンジェのクールさを出しながらお届けしたいと思っています。

チャン・ユジュン:玉鹿がめっちゃ焦るシーンがあるのですが、そういう部分は本来得意なので(笑)。上手にできると思います! 子犬みたいな自分を見せるなら負けないと思います(笑)。

瀬下尚人:人生の歴史……ですね!(笑)。みなさんは本当に綺麗なので、そのへんバランスとりながら(笑)。大和くんが主演で、軸がしっかりしている中で本当に自由にやらせてもらっています。負けないのは歴史、年齢ですね。

――古谷さんとグァンスさんは以前、レストランのオーナー役とシェフ役という関係で共演し、今回は二人ともオネエさんに変身して共演します。まったくタイプの違う姿で久しぶりに再会して、お互いいかがでしたか?

古谷大和:びっくりしました! 前回ご一緒した芝居では クールでかっこいい部分もあるけれど結構面白おかしく演じる部分が多く、かなり笑わせてくださったので、その時とのギャップにびっくりでした。その時も今回も、稽古場でグァンスさんは本当にストイックで、空いている時間はずっと台本を見ていろいろ書き込んでいらっしゃるんです。その姿を見て、ストイックな方だからこそ面白いことをここまで追求するんだって感じました。あの時の舞台では毎日アドリブのネタを変えたりもしていらっしゃいました。なので今回はまた違う姿を見ることができて、本当に素敵な方だと改めて感じました。

グァンス:前回の共演作では相棒みたいな関係だったんですが、あの時は古谷さんが演じる役がいるからこそ自分の役は存在するんだって思って演じていました。それぐらい大切な存在だった古谷さんなのに、今回はアンジェからケンカを売るようなシーンがあったり、キツキツな関係性になったり。前回の相棒のイメージがあったので、正直なところ最初は少しだけやりづらさを感じたのですが、この作品でもアンジェにとって一番大切な存在はアキラちゃんなんです! この作品でも古谷さんとは素敵な関係でいることができました!

――古谷さんに伺います。「ろくでなしコーラス」は一見、陽気で元気なドタバタ劇にみえますが、実は「どんなに心は完全なLadyでも子供が産めないという現実への苦しみ」や「家族や周りの人たちになかなか自分の気持ちを理解してもらえない寂しさ」などがしっかりと描かれています。この作品からどのようなことを感じ、どのようなことを伝えたいですか?

古谷大和:みんなそれぞれ抱えているものがいろいろありますが、この作品には何か心に刺さるようなものが散りばめられていると思っています。誰かのキャラクターの中に共感する部分があったり、境遇は違うけれど気持ちを理解できたり。例えばお店に入って店員さんと話すのが苦手とか、本当に些細なことでも人って生きづらくなってしまうことがありますよね。大小にかかわらず悩みを抱えている人が何かに向かって一生懸命頑張っている姿って、心打たれるものだと思っています。演劇は人生においてマストな存在ではないのですが、演劇を観たことがきっかけで苦手なことや新しいことにチャレンジしてみようという勇気をもらえたりすることもあると思うんです。演劇を観て雨が降らない街に雨を降らすことは出来ないけれど、誰かの人生がほんの少しでも豊かになる可能性があるから、僕は演劇が好きなんです。この作品はその可能性を大いに秘めていると思っているので、ご覧になったあと少し温かい気持ちになって少し笑って帰っていただければと思っています。

――アンジェは「強気な部分」と「とても繊細な部分」が混在していますが、グァンスさんはアンジェをどのような人物だと理解していますか?

グァンス:まさにその通りです。とても不器用な人だなっていうのが一番の印象です。その不器用な部分や自分の中で一生懸命闘っていることを、アンジェは一切人前では出さないんです。でも、店の仲間や常連たちと出逢って「もうこんなに悩まなくていいんだ。闘わなくていいんだ。失敗する中にも夢はあるんだ」っていうことに少しずつ気づいていく姿を描きたいと思っています。少しでも自分の思ったその気持がご覧になるみなさんに届くよう、頑張って本番に臨みたいと思います。

――ユジュンさんが演じるレパード玉鹿のセリフには、普段のユジュンさんのイメージとはだいぶ違うなかなか強烈な言葉がたくさん出てきますが、ユジュンさん的にいかがでしたか?

チャン・ユジュン:セリフの意味がよくわからないこともあったので、どんな意味かを教えてもらって、その言葉をキチンと理解してお稽古しています。今回は言葉づかいも違うのでちょっと難しかったです。でも面白くて楽しいシーン、キャラクターなのでそれを少しでもうまく表現したいと思い、周りのみなさんにいろいろ相談したり教えてもらったりしています。

――引き続きユジュンさんに伺います。「ろくでなしコーラス」は同じグループのTRITOPS*のウゴンさんが前回アンジェ役で出演しています。ウゴンさんから何かメッセージやアドバイスはありましたか?

チャン・ユジュン:歩き方とかに気を付けるようにとアドバイスをもらいました。あとはメンタル面ですね(笑)。まずビジュアル撮影で一回メンタル崩壊しかけるからって言われました(笑)。それを聞いていたので撮影では崩壊しないように心がけました!

――瀬下さんというと、別の作品で涼風せいらママとして長く愛されてきました。せいらママと今回のママ役をどのように演じ分けようと思っていますか?

瀬下尚人:せいらママを演じた作品では周りがみんな若かったので、周りの速いテンポをせいらが崩してほしいと言われていました。なのでみんなが勢いよくセリフを言う中、一人ゆっくりと話すようにしたりしていました。笑いをとるキャラではないのですが、真面目にやればやるほど面白い、そんな役でした。今回はまずそれを引きずらないということを一番意識しました。実は僕、まだ若かった役者下積み時代にオネエと呼ばれるママにお世話になって助けていたいたり一緒に働いていたことがありました。あの時、彼女たちの姿をずっと見て来たので、昔こういう人がいたなとママたちの姿をなぞってヒントにして演じています。

――瀬下さんは沢田研二さんに似てることからJURIさんというニックネームをお持ちですが、この劇には沢田さんモチーフの、ジュリー役があります。どのように思いましたか?

瀬下尚人:JURIは学生の頃ついたニックネームなんですが、ジュリーのできそこないなんでJURIって短いんです(笑)。僕の名前、瀬下(せしも)ってあまり呼んでいただけず、よく瀬下(せした)さんって呼ばれたりしたのでJURIで覚えていただいています。田淵くんはジュリーをまったく知らない世代なので、どんな人だったのか、どんな格好をしていたのかとか聞かれ、いろいろお話ししました。

――そんなジュリー役の田淵さんは今回の役を演じるにあたり、沢田さんの過去のVTRなど、何かご覧になったり参考になさったりしたものはありますか?

田淵累生:YouTubeで調べたのですが、歌っている姿くらいしか見当たらなくて。JURIさん(瀬下)に伺ってポーズとか教えていただきました。なので僕が演じるジュリーはすべてJURIさん仕込みです!!

――YouTubeで沢田さんを観たり瀬下さんにいろいろ教わったりして、何か演技の中に取り入れたことはありますか?

田淵累生:演技に取りいれたというか、台本に「モノマネで」って書いてあるくらいなので、教えていただいたそのまま、沢田さんのマネで演じている感じです。

――栗原大河さんが演じるコッペちゃんはとてもかわいい愛されキャラですが、実は大きな悩みを抱えています。栗原さんはコッペちゃんをどのように演じようと思っていますか?

栗原大河:人によって感じ方とか捉え方とか重さって違うと思うのですが、コッペは借金を抱えて「どうしよう……」という悩みがストレスになっている人物です。でも、他のキャラクターたちがもっと重い悩みを抱えているので、逆にコッペの悩みを重たいとは感じずに悩みの1つ、きっかけ程度だと捉えています。僕としてはこの作品では他の人の大きな悩みの部分をしっかり見せることが大事だと思っているので、コッペの行動や発言で感動を与えようとかは意識せず、コッペがアキラさんたちと一緒にいることができるきっかけの1つが借金なのだと考えています。

――コッペちゃんは 途中、闇金の島袋と二人で、ちょっとあらわな姿で登場します。このシーンを知った時はいかがでしたか?

栗原大河:あのシーン、ちょっと不思議なんですよね。なぜか歌ってるし(笑)。でも台本を読んだ時、思わず「この恰好はNGですよ~!」って言いました(笑)。実際どうするかはこれからの話し合いです(笑)

――ひろりんは、人に言えない趣味嗜好や仕事、家庭など悩み多き人物ですが、谷田部さんはひろりんをどのように演じようと思いますか?

谷田部俊:僕自身、わりとすぐに悩むタイプなので、あまり演技ということを意識せず、そのまま演じればいいかなって思っています。

――谷田部さんもまた、途中でちょっとセクシーな姿で登場しますが、台本を見た時どのように感じましたか?

谷田部俊:今まではこの台本のままのセクシーな姿で舞台に立つつもりだったのですが、今日みなさんの姿を見たらあまりに綺麗なので、せめて……スネ毛は剃ったほうがいいかなって思いました(笑)。僕のセクシーなシーンの姿がビジュアル的にこの舞台のマイナスになってしまうといけないので、もしかしたらちょっと綺麗にしてくるかもしれません(笑)。せっかくなら綺麗に見られたいですからね(笑)

――mocaさんに伺います。先日惜しまれながら解散したlolのグループ名の意味は「laugh out loud」(大声で笑う)で、そんな素敵なグループ出身のmocaさんは今回の舞台にピッタリだと感じました。mocaさんは今回の舞台の魅力はどのようなところだと思いますか?

moca:みなさんの個性豊かなところです。そして物語の中でひとりひとりフューチャーされる部分があるので、ストーリー全体を通して共感できるところがみなさんそれぞれ違うだろうなと思いますし、そこがポイントになるのではと思っています。

――mocaさんが演じる千秋はアキラを「お母さん」として認めたい反面、心の葛藤で素直になれない部分があります。この心情をどのように演じて伝えたいと思いますか?

moca:本当に難しいです。100%受け入れないということではなく、アキラさんがかけてくれていた愛情や優しさに気づいていながらも素直になれないもどかしさを丁寧に感じ取りながら、しっかり演じられたらいいなと思っています。

――古谷さん、グァンスさん、ユジュンさん、瀬下さんは、お稽古場以外の場で ついついお姉さん言葉や仕草が出てしまったエピソードなどはありますか?

グァンス:座っている時とかにありました! いつもだと脚を広げて椅子に座ったりしているのに、この前、家の食卓でごはんを食べようとした時、綺麗に脚をそろえていて(笑)。気づいたら家で何回かやっていました(笑)。お稽古場では意識してそんな仕草をしていますが、今のところ外では出ていないですね(笑)

古谷大和:もしかして気がつかないうちに自然に出てしまっているのかもですが、今のところは意識下でだけだと思います。セリフの量とテンポ感とが本当にすごいので、今はまだ余白を埋める作業とか自分たちで遊びを作っていけるような段階ではなく土台を固める作業中です。この先、なんでもないところにアドリブで「ちょっとアンタ!」とかやれることを目指しています。そのために稽古じゃない時、例えばコンビニに一緒にいったり飲み物を飲んだりしている時、意識して言葉や仕草を取り入れるようにしています。なので出てしまうのではなく、意識して普段からやるようにしています。物の触り方とかにマニキュアしてることを意識したり。

ユジュン:僕はセリフを覚えることでいっぱいいっぱいで、まだそこまではいってないですね。

瀬下尚人:僕も今のところは無いですが、以前ママ役をやっていた時は常に「InにInに」なっていましたね。脚とか「クロス、クロス」みたいな(笑)。それが今もしみついている部分はありますね。マニキュアとかしていているのを忘れて、電車のつり革につかまったり、コンビニでお金を出した時に相手に二度見されてドキっとしたり(笑)。そういう経験はあります。

――最後にみなさんを代表して古谷さんからメッセージをお願いします。

古谷大和:素敵な物語の元に素敵な人たちが集まった素敵な機会だなと思っています。この作品に携わることができて僕自身本当に幸せだと感じています。この幸せな気持ちが少しでも観劇してくださるみなさんに届くよう精一杯頑張りますので、楽しみと期待を持って是非何度でも劇場に足をお運びください。ありがとうございます! よろしくお願いします。

抱腹絶倒間違い無しなのに、涙もありで最後には温かい気持ちになれるまさにエンターテインメントな舞台! インタビューでも話されていた誰もが悩みをもって生きているけど、この作品が観てくださる皆様の心に少しでも響いて観た後に心が軽くなる作品です。一人でも多くの方に観ていただきたい、この舞台「ろくでなしコーラス2025」はいよいよ18日(水)から22日(日)まで浅草花劇場にて上演されます。ご期待ください。

取材・文/Chizuru Otsuka
元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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