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【REPORT】ヒョンビンはプライベートも紳士!リリー・フランキーが語った“メロすぎる”裏話に大歓声の嵐

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ドラマ「愛の不時着」でお馴染みのヒョンビンが緊急来日! 映画「ハルビン」の公開を記念し、本日(27日)ジャパンプレミアが開催され、ヒョンビン、リリー・フランキー、ウ・ミンホ監督が登壇した。

映画での来日イベントとしては、今回のジャパンプレミアが19年ぶりとなったヒョンビン。彼は「こうして久しぶりに皆さんと日本でお会いできて、とても嬉しく思っています。今日が皆さんにとって素敵な思い出になれば嬉しいです」と笑った。

「ハルビン」の日本公開について、ウ・ミンホ監督は「皆さんがご覧いただいた通り、日韓の歴史に関する話です。日本での公開はとても大きな意味を持つと思っていますし、皆さんにどのように感じていただけるのか気になっています」とコメント。

劇中でアン・ジュングン(安重根)を演じたヒョンビンもこれに同意し、「日韓の歴史的事件を描いているので、観客の皆さんとこの作品を通じてお会いするということを感慨深く思っています。日本の皆さんにどのように見ていただけるのか、気になると同時に緊張しています」と伝えた。

伊藤博文を演じたリリーフランキーもまた、「2人がおっしゃったように昔の歴史を題材とした映画。何よりもお互いの国で上映されることが平和の象徴だと思っています。歴史というより、映画として皆さんに楽しんでいただけることが、この作品が1番良い姿で皆さんの目に映るのではないかなと思います」と説明した。

「ハルビン」の制作を決めた経緯について、ウ・ミンホ監督は「アン・ジュングンに対する関心が常にありました」と一言。

そのうえで、「韓国では、ドラマや映画、ミュージカルといった彼に関するコンテンツがたくさん作られていますが、偶然書店で彼の自叙伝を目にした時、世に出ているコンテンツでは見られなかった……自分がこれまで知らなかった彼の苦悩や人間的な姿を知ることになりました」と明らかにし、「例えば、戦闘の過程で日本軍の捕虜を助けた話ですとか……そんな彼が、なぜハルビンに行ってこんなにも大きなことを果たそうとしたのか、好奇心をくすぐられたんです。僕たちが知る英雄としての彼の、人間的な姿を描きたいと思ってこの映画を作ろうと思いました」と振り返った。

ヒョンビンもまた、「韓国ではアン・ジュングンに対する象徴的な考え方や存在感が大きいのですが、彼も1人の人間としてたくさんの感情や思いを抱えていたのだと思いました。そんな彼の姿を、この映画を観た多くの方々に知ってほしいです」とコメントした。彼はさらに、「監督との話を通じて、監督自身が伝えたいことに対する誠意を感じ、心を動かされました。監督は常に『意味のある映画を作ろう』とおっしゃってくれて、監督を信じて良い作品を作りたいと思ったことが出演を決めた理由です」と固い信頼を強調した。

「素晴らしい脚本だなと思いました」とオファー当時の心境を語ったリリー・フランキーは、「歴史云々よりも、この映画が面白いと思いました。ウ・ミンホ監督の作品の大ファンで、監督の長編はほとんど観ていたので……そして、僕に限らず皆さんそうでしょうけど、ヒョンビンの作品はほとんど見ていたので。僕に限らず皆さんもこのオファーを受けたら断らなかったはず」と語り、笑いを誘った。

ヒョンビンは、ラトビアやモンゴルでロケを行ったという過酷な撮影について「僕にとっては良い環境、良いロケでした」とコメント。

「この映画の撮影が始まる前に監督から宣戦布告がありました。『国を解放するために苦しんだ人たちの物語なので、自分たちは簡単に撮影をしてはいけない。覚悟をしてきてほしい』と、俳優だけでなくスタッフの皆さんにもおっしゃっていました。ラトビアやモンゴルのロケでは大変だという気持ちよりも、その時代の人々の経験や感情に思いを馳せることができて、演技をするうえで助けになりました」と振り返った。

日本から1人で韓国の撮影に参加したというリリー・フランキーからは、ヒョンビンに関する“胸キュン”エピソードも。

「共演者とスタッフ合わせて何百人もいる中で、日本人は僕だけ」と切り出した彼は、「だけど本当にスタッフの人もみんな本当に優しくて、(もちろん)ヒョンビンも監督も。ヒョンビンは皆さんご存じのように、すごくジェントルで優しくて、本当に一緒にいる時間が楽しかった」と韓国での思い出を語った。

さらに、「マスコミの皆さんいらっしゃるから話すんですけど」と前置きし、「ヒョンビンの優しいエピソードとしましては……」と彼との裏話を語り始め、再び笑いを誘った。

リリー・フランキーは改めて「ちょっと前に10人ぐらいでご飯を食べていて、日本人は僕だけだから、撮影中に仲良くなったヒョンビンは横に座ってくれました。みんな韓国語で話してるから黙っていると、隣のヒョンビンがテーブルの下で僕の手に上から自分の手を乗せて、『Are you OK?』って。あなたたち、そんなことされてみなさいよ!」と客席に同意を求め、爆笑を巻き起こした。

MCから当時のことを覚えているのかと問われると、ヒョンビンは「僕は元々リリーさんのファンでしたので、ちょっと下心がありました」と一言。これを聞いたリリー・フランキーは水を得た魚のように「ほらぁ~!」と強調し、再び観客席を沸かせた。

その後も“リリー・フランキー節”はとどまることを知らず、「韓国でスタッフがスーパー銭湯みたいなところに連れて行ってくれて、おじさんがアカスリをしてくれるんだけどそのおじさんも全裸なんですよね……」と、本編とは関係ない韓国での思い出を茶目っ気たっぷりに語るなど、ユーモアあふれるトークに終始会場は盛り上がっていた。

また、彼は監督の「ご飯が美味しくなければならない。そして、ご飯の時間は絶対に守る」という撮影現場での持論について激しく同意し、報道陣に向けて「今の部分、絶対に書いてくださいね。日本の撮影現場はご飯の時間守らないから」と切実そうに語った。

ジャパンプレミアの最後では、3人がお互いを褒め合う場面も。

リリー・フランキーは「僕が撮影に入った時はヒョンビンが髭を伸ばしていたので、その後プライベートで髭を剃って綺麗な顔をしたヒョンビンを見て『ヒョンビンじゃん!』となった」と伝え、「(現場では)いつもぼろぼろの服を着ている姿を見ていたので、プライベートで会った時は本当にヒョンビンだ、と思いました。本当にナイスガイですし、物凄く才能にあふれる人なので、また一緒にいろんな仕事をしていきたいです」と愛情たっぷりに語った。

「僕も一言付け加えたいと思います」と切り出したヒョンビンは、「今回このように日本に来てジャパンプレミアを開催するうえで、大きな役割を果たしてくれたのがリリーさんです。韓国で『ハルビン』が公開された時はリリーさんが韓国に来てくれて、プレミア上映や舞台挨拶をしました。その時に、もし日本でイベントや舞台挨拶がある時にはぜひ一緒に行きましょうと約束をしました。今日ついに、その約束を果たすことができました」と満足げに語った。

ウ・ミンホ監督も「私も一言伝えないわけにはいかないですよね」と張り切り、「僕自身リリーさんの大ファンで、ほとんどの作品を観ました。ですので、現場で間近でリリーさんの演技を見るということが貴重な経験になりましたし、『ハルビン』におけるリリーさんは伊藤博文さん以上と言えるほどの存在感を放っています。実物以上の表現をしてくれて、この場で改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います」と明らかにした。

『ハルビン』は、アジアを震撼させた歴史的事件を現代の視点から再解釈した、極上のサスペンス・アクション・エンターテイメント。1909年、祖国独立という使命を胸に命をかけて、中国・ハルビンへ向かった大韓義軍アン・ジュングン(安重根)と同志たちの物語を描く。

今回のジャパンプレミアで和気あいあいとした現場の様子が明らかになっただけに、ヒョンビンとリリー・フランキーが劇中で見せる迫力の演技にも一層の注目が集まる。

■作品情報
映画「ハルビン」
7月4日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

【出演】
ヒョンビン(「コンフィデンシャル:国際共助捜査」「愛の不時着」)
パク・ジョンミン(「密輸 1970」)
チョ・ウジン(「インサイダーズ/内部者たち」)
チョン・ヨビン(「ヴィンチェンツォ」)
パク・フン(「ソウルの春」)
ユ・ジェミョン(「梨泰院クラス」)
イ・ドンウク(「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」「殺し屋たちの店」)
リリー・フランキー(「万引き家族」「コットンテール」)
特別出演:チョン・ウソン(「ソウルの春」)

製作:HIVE MEDIA CORP(「ソウルの春」)
監督:ウ・ミンホ(「KCIA 南山の部長たち」「インサイダーズ/内部者たち」)
脚本:キム・キョンチャン、ウ・ミンホ
撮影:ホン・ギョンピョ(「ベイビー・ブローカー」「パラサイト 半地下の家族」)

2024年 / 韓国 / 114分 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / 映倫G / 字幕翻訳:根本理恵
原題 / 하얼빈 HARBIN
(C)2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED
提供:KADOKAWA Kプラス MOVIE WALKER PRESS KOREA
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

<ストーリー>
1909年10月、アン・ジュングン(安重根)と同志たちは伊藤博文を追ってある使命を果たすため中国・ハルビンへ向かった。そしてハルビン駅に銃声が鳴り響いた……。1908年、咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山で、アン・ジュングン(ヒョンビン)率いる大韓義軍は劣勢にもかかわらず勇敢に戦い、日本軍に勝利を収める。万国公法に従って戦争捕虜たちを解放すると主張するアン・ジュングンに対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論。結局、自らの兵を率いてその場を去ってしまう。その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、部下たちを失ってしまったアン・ジュングンは、なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着く。しかし、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、日本の政治家である伊藤博文(リリー・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得たアン・ジュングン。祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺することこそが、亡くなった同志たちのために自分ができることだと確信した彼は、ウ・ドクスン(パク・ジョンミン)、キム・サンヒョン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗るが、日本軍に察知されてしまう。

■関連リンク
「ハルビン」公式サイト

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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