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「暴君のシェフ」オ・ウィシク、3年ぶりに再会した少女時代 ユナを絶賛“一度も愚痴をこぼさなかった”

Newsen
写真=HighZiumStudio
俳優オ・ウィシクが「暴君のシェフ」をリードしたユナの努力と演技を絶賛した。

韓国で最近放送終了したtvN土日ドラマ「暴君のシェフ」は、人気ウェブ小説「燕山君のシェフとして生き残る」を原作とする。最高の瞬間に過去へタイムスリップしたシェフが、最悪の暴君であり絶対味覚の持ち主である王と出会うことから繰り広げられるサバイバル・ファンタジー・ロマンス。

オ・ウィシクは劇中、イ・ホン(イ・チェミン)と兄弟のように育った陪童(3~5歳の頃に選抜され宮に入り、世子と一緒に教育を受け、遊ぶ友達)イム・ソンジェ役を演じ、自身の利益のためにイ・ホンとヨン・ジヨン(ユナ)をつなげるキャラクターを演じた。オ・ウィシクは「ヨン・ジヨンのことを利用しましたが、シェフとしてヨン・ジヨンの心を見ながら、イム・ソンジェにも変化があったと思います。劇中の全ての人物が、ヨン・ジヨンによって少しずつ変化するストーリーが盛り込まれています」と明かした。

今作でオ・ウィシクは、ユナとMBC「ビッグマウス」以降、3年ぶりに共演。彼は「芸能界のトップを長い間走っているので、深みが感じられました。簡単には揺るがないと思いました。僕は半日だけ撮影したら終わることも多かったのですが、ユナさんはほぼ終日でした。一度ぐらいは休みましょうと言いたくなりそうなのに。冷房もない猛暑の中で撮影したのですが、一度も顔をしかめたり、辛いと言ったり、疲れた様子を見せたことがありませんでした」と説明した。

続いて「いつも笑顔でチームをリードしようとし、多くの人に気を配っていました。体調が良くないのではないかと思い、制作陣が配慮しようとしても、自分だけ配慮されていると感じたら断っていました。『ビッグマウス』の時は、単純に性格が良く、サバサバしていると思ったのですが、今回もっと長く見て、これまで活動してきて素晴らしいものをたくさん身につけていると思いました。このような話ができる立場ではありませんが、後輩の中で心配になる人もいるんです。しかし、ユナさんはこれからがさらに楽しみだと思いました」とつけ加えた。

オ・ウィシクはtvN「ああ、私の幽霊さま」を含め、多数の作品で料理を披露した。諮問シェフの店で1ヶ月以上一緒に過ごすなど努力を傾けただけに、シェフ役に対するユナの努力も一目で分かった。

彼は「現場で見ると、どれほど練習したのか分かるんです。ユナさんだけでなく、他の料理人たちも同じです。明のチームは特別出演ですが、中国語と料理の練習までやりました。一つの作品をしっかりやった以上の努力をしてくださったのです。そういった努力が集まって、良い反応を得られたのではないでしょうか」とし、「ユナさんは練習を長くやったのが目に見えて分かりました。明確な動きが書かれていない部分がある時、調理台の前での細かい動きから、シェフとしてどれほど勉強したのかが見えました」と回想した。

ユナとのティキタカ(相性が良く、ポンポンとやりとりする様子)を見る楽しさも大きかった。作品に自身のアドリブもたくさん反映させたというオ・ウィシクは、「“サム(野菜に巻いて食べること)を巻け”は僕のアイデアでした。練習過程でやってみたのですが、脚本家さんと監督がシーンそのものをすごく面白いものにしてくれたので、使えるアドリブとアイデアでした。とても良いアイデアが生まれた時、快くそれを受け入れてくれて、すぐに台本に加えてくれました」とし、「多くの方が喜んでくれた“カバンが”も、すでに面白かったのですが、ユナさんと練習していた時、この人には“カバンイ”と聞こえたかもしれないと話してみたら、良さそうだということで採用してくださいました」と裏話を伝えた。

指で“大韓民国”の拍子を表現するシーンについても、「ジヨンの所持品を見て驚くと書かれてあったのですが、現場で本当に初めて目にした人の気持ちで見ようと思って、演技をしました。監督の方向性を知っているため、恐れずたくさんのことにトライしました。口紅で屏風に絵を描こうとしたり、カーラーを観察して、ヒゲにつけたら面白そうだと思いました」とし、「制作会社の理事が、“大韓民国”の文字を見て、特有の応援リズムにするのはどうかと話したのですが、監督が悩んで、再び撮影しました。コメディは真剣にやってこそもっと面白くなると思って、そこに合う感情を込めましたが、それをとても面白く見えるように編集してくれました」と満足感を示した。

実際には17歳の年の差のあるイ・チェミンと陪童という設定も話題を集めた。これについは「同い年の設定ではなく、5、6歳差の兄と弟のように育った仲です。年齢が同じでなければベストフレンドになれないわけではないですから。それが一度話題になって、これに関する内容の動画がものすごく作られていました。少し心配する気持ちでいくつか見たのですが、ありがたいことに力になる反応が多かったです。イム・ソンジェというキャラクターもたくさん愛してくれました」と感謝を伝えた。

イ・チェミンとの相性も良かったという。オ・ウィシクは「僕が全部知っているわけではないので勝手に話すのもよくないですが、プレッシャーがなかったと言ったら嘘じゃないでしょうか。本当に堂々としていて成熟した人なので、そういったことを表に出さず、初日からものすごい誠実さと積極性を見せてくれました。プレッシャーは払いのけてうまくやるだろうと思いました。現場ではあまり早く仲良くなれない方なのですが、今回の作品では役割の関係性もあって、イ・チェミンさんと早いうちに仲良くなろうと努力しました」と明かした。

そのため、「お互い時間を作って一緒に過ごそうとしていましたし、地方撮影の時はなるべく宿舎も同じところに合わせました。毎回ご飯も一緒に食べて、休憩時間を共有しながら作品の話もたくさんして、シーンに関する悩み、個人的な人生の話も分かちあっていたら、一気に仲良くなりました」とし、「僕が努力したと言いたいところですが、考えてみれば後輩である彼の方が苦労したと思います。最近は会うと“ベストフレンド”と挨拶しています」と話した。

作品に登場した漫画のようなCGも、「暴君のシェフ」の面白い要素の一つだった。オ・ウィシクは「監督の前作のスタイルを見た時は、全く予想できませんでした。CGによって漫画のように表現すると言われましたが、正確にどのようになるのか分からないので、疑問がありました。食べ物を食べて感嘆する過程が繰り返されれば、退屈する可能性もありますが、初週の放送を見たら僕が期待していたものよりずっと良かったです」と話した。

元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ハナ

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