Kstyle
Kstyle 12th

武神

記事一覧

  • 「太陽を抱く月」に「ゴールデンタイム」まで、すでに熾烈な戦いの“MBCドラマ大賞”

    「太陽を抱く月」に「ゴールデンタイム」まで、すでに熾烈な戦いの“MBCドラマ大賞”

    ドラマ王国の名声を再び取り戻したMBCで、どの俳優と作品が年末の授賞式の主人公になるのか、今から期待が集まっている。MBCは昨年から大賞を俳優に贈らず、作品に与えるドラマ大賞に変更した。俳優たちの演技力以外に演出、脚本など作品の全体的な完成度が重要視されたことで、ドラマ大賞を受賞するための戦いはさらに熾烈になった。◆ドラマ「太陽を抱く月」&「ゴールデンタイム」 ― 「光と影」&「キング~Two Hearts」今年のMBC最高の人気ドラマは、国民ドラマとして大ヒットした「太陽を抱く月」だ。朝鮮時代の仮想の王イ・フォンと秘密に包まれた巫女ウォルの切ない愛を描いた作品で、俳優キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン・イルが絡み合う愛を表現した。主人公たちの子役を演じた俳優ヨ・ジング、キム・ユジョン、イ・ミノは、若い年齢にも関わらず抜群の演技力を見せ、序盤の視聴者たちの関心を集めるのに一躍買った。40%を超える視聴率を記録し、ドラマの人気効果で原作小説もベストセラーになった。「ゴールデンタイム」は、医療ドラマの歴史を新たに作り上げたと評価される名ドラマだ。今までの医療ドラマが主人公たちのラブラインに集中するのに比べ、「ゴールデンタイム」は海雲台(ヘウンデ)のセジュン病院の外傷外科を背景に、韓国の医療システムの問題点を暴くことに集中した。クォン・ソクチャンPDを筆頭にした制作陣の感覚的な演出力に、俳優イ・ソンミン、イ・ソンギュン、ファン・ジョンウム、ソン・ソンミなどの俳優たちが繰り広げるリアルな演技が加わり、ドラマのバランスを完璧に見せた。視聴者たちがよく知らない医療界の現実を、ドラマを通じて問題提起したという点で、また別の意味を与えたドラマだ。その他、「光と影」は、カン・ギテ役の俳優アン・ジェウクとチャン・チョルファン役のチョン・グァンリョル、この二人の俳優が見せた演技対決が視線を奪ったドラマだ。韓国エンターテインメント産業の歴史に政治的な要素を加え、70~80年代を覚えている視聴者たちの哀愁を呼び起こした。「キング~Two Hearts」は、北朝鮮の特殊部隊の女性将校と韓国の王子の愛という特殊なテーマを扱った作品で、女優ハ・ジウォン、イ・スンギのカップル演技と、ユン・ジェムン、イ・ユンジなどの俳優たちが繰り広げた個性溢れる演技が絶妙な調和を見せた。敏感な問題を愛という大きなテーマを通じて描き、重すぎずに表現して視聴者の共感を得た。◆最優秀賞は誰の手に?MBCが大賞を作品に与えるようになったことで、俳優たちにとって最優秀賞が受賞できる最高の賞になった。最優秀賞はミニシリーズ部門と連続ドラマ部門に分かれ、男性俳優と女優にそれぞれ授賞される。男性俳優は、ミニシリーズ部門では「太陽を抱く月」のキム・スヒョン、「ゴールデンタイム」のイ・ソンミンとイ・ソンギュン、「光と影」のアン・ジェウクなどの対決が見られると予想される。キム・スヒョンは「太陽を抱く月」で悲劇的な運命の王を演じて視聴者の心を奪う涙のシーンを見せ、「ゴールデンタイム」のイ・ソンミンとイ・ソンギュンは師匠と弟子の関係で出会った医師という以前に一人の人間である、主人公たちの挫折と苦悩をリアルに表現した。「光と影」のアン・ジェウクは、全64作という大作を引っ張り、愛やアクションなど分野を問わずに体当たりの演技を見せたと絶賛された。連続ドラマ部門では、「Dr.JIN」のイ・ボムス、「武神」のキム・ジュヒョクが注目の俳優だ。イ・ボムスにとって「Dr.JIN」は、ドラマでは初挑戦となる時代劇だったが、抜群の演技力と高いキャラクター解釈力をベースに興宣大院君を今までの歴史的な解釈とはまた違った雰囲気に表現するのに成功した。「武神」のキム・ジュヒョクは、奴隷から最高権力者の座に就いたキム・ジュンというキャラクターを強烈なカリスマを持つ人物に表現し、自身の演技力を世間に再認識させた。女優は、ミニシリーズ部門では「キング~Two Hearts」のハ・ジウォンが、受賞する可能性が高いとして一歩前に出ている。ハ・ジウォンは「キング~Two Hearts」で北朝鮮の特殊部隊教官キム・ハンアを演じ、北朝鮮語の家庭教師までつけるほどの努力で、違和感のない北朝鮮語の演技を見せた。また、アクション演技に関して自他共に認める最高のアクション女優らしく、今回の作品でも期待以上のアクション演技を見せ、ハ・ジウォンの価値をさらに高めた。連続ドラマ部門では「Dr.JIN」のパク・ミニョンがイ・ボムスやソン・スンホンなどの俳優の間で自身だけの魅力を見失わず、ドラマの色を際立たせるのに一躍を買った。また、現在放送中のドラマ「メイクイーン」のハン・ジヘも、味のある全羅道(チョルラド)の方言をベースに、紆余曲折の人生を生きるチョン・ヘジュを切なく描いている。

    マイデイリー
  • 「武神」ペク・ドビン“チェ・ハンの存在感がこれほど大きいとは”

    「武神」ペク・ドビン“チェ・ハンの存在感がこれほど大きいとは”

    「作品でこれほどたくさんの台詞を言ったことはあまりなかったですが」MBC週末ドラマ「武神」で暴君チェ・ハン役を演じた俳優ペク・ドビン(34)は、後半に入り、出番が増えたことはありがたいがプレッシャーだったという。「武神」は30年間の対蒙抗争史の中で、高麗最高の権力者となるキム・ジュン(キム・ジュヒョク)の波乱万丈の一代記を描いている。幕府の第3代主君であるチェ・ハンは、キム・ジュンが最高権力者の座に就くために欠かせない人物だ。暴政でキム・ジュンと対立していたチェ・ハンは、韓国で1日に放送された第52話でついに死を迎えた。「長い間出演した作品なので、からっぽになったようで寂しいです。急行列車に乗った気分と言いましょうか。チェ・ハンが最初は酒に溺れたならず者だったじゃないですか。主君になってからは暴君になりましたし。声を荒げるシーンが多く、精神的にも肉体的にも大変でした」ペク・ドビンは次第に権力に狂い、執着するチェ・ハンを演じた。ドラマの展開上、しばらく登場していなかった彼は、流れを把握するために絶えず台本を読み、放送を見ながら9ヶ月間、チェ・ハンとして暮らした。そうして磨き上げたペク・ドビンが見せた凶悪な演技は、視聴者を戦慄させた。彼は「最初はこれだけ存在感があって、台詞が多いと思わなかった。ありがたかったが、プレッシャーだった」と率直に語った。ドラマは、最初の企画意図とは違う方向に進み、役の比重が変わる場合が多い。チェ・ハンは、主人公のキム・ジュンが最高権力者になるために欠かせない人物ではあるが、自分が思い切り演技を見せられる展開になるとは思わなかったとのこと。俳優ペク・ドビンの本当の価値を見せる機会が訪れ、黙々と準備してきた彼は、極悪非道なチェ・ハンという人物を期待以上に表現して見せた。「ネットの視聴者掲示板をこまめにチェックします(笑) これだけポジティブな反応が多いとは思いませんでした。褒め言葉にも、演技に対する指摘にも本当に感謝しました」芸能人一家として暮らすということペク・ドビンは、すでに知られているように、父のペク・ユンシク(65)から妻のチョン・シア(29)、弟のペク・ソビン(28)まで、家族全員が役者だ。芸能人に公人としての責任感を求める韓国社会の特性上、芸能人一家として暮らすということは簡単なことではない。彼は「我々は一人ではなく家族なので、人々とコミュニケーションをとるときも責任が伴う。ご声援に感謝し、それに応えるためにボランティアをすることなどを考えている」と語った。ペク・ユンシクは、一般的な韓国の父親同様、感情をあまり表に出さないほうだ。自分と同じ道を歩んでいる息子に多くの助言をするほうではないが、短い一言が息子のペク・ドビンにとっては重みがある。「今まで僕の演技を見て直接コメントをしたことはありませんでした。しかし今回は楽しかったとか大変だっただろうと言われ、多くの意味を含んでいる言葉だということが伝わりました」ペク・ドビンには息子ジュヌと娘のソウがいる。最近では忙しい中、ソウの誕生100日記念写真を撮影した。ドラマが終わったので、ペク・ドビンはこれから父親に戻らなければならない。妻のチョン・シアが子供の世話で大変だったと心配する素敵な夫であり、優しい父親だ。「子どもたちと遊べる時間が本当に大事だと思います。もう少し大きくなると、遊んでくれないと思うので(笑) 今、子どもたちと遊べる幸せな時間を楽しみたいと思います」ペク・ドビン本人も父と同じ俳優の道を歩んでいる。もし子どもたちが俳優になりたいと言ったら、引き止める気はないという。彼は「子どもたちがしっかりした信念や意志を持っているのであれば、あえて反対するつもりはありません。子どもたちの人生なので、子どもたちが選択しなければならないことです」と思いを語った。ペク・ドビンは2004年に映画「スーパースター☆カム・サヨン」でデビューしてから、10年近く役者として活動している。彼は今まで休むことなく演技を続けてこられたことに感謝していると言った。「演じる上で試行錯誤もありましたし、悩みも多かったですが、演技をすることができて感謝しています。存在感の大きさを問わず、役者として使ってもらえるということが嬉しいです。これからも、使ってもらえる役者になりたいと思います」また、彼は今回の作品で強烈な役を演じたので、次の作品では普通の人物を表現してみたいという希望も示した。「今まで極端な人物をたくさん演じてきましたが、チャンスがあれば平凡な人物を表現してみたいです。まだ次の作品は決まっていませんが、様々な役に挑戦してみたいです」と語った。

    OSEN
  • “熱愛発覚”キム・ギュリ&キム・ジュヒョク、過去のスキンシップ写真が話題に

    “熱愛発覚”キム・ギュリ&キム・ジュヒョク、過去のスキンシップ写真が話題に

    熱愛を公開した俳優キム・ギュリとキム・ジュヒョクの過去写真が改めて話題になっている。MBCドラマ「武神」で共演したキム・ギュリとキム・ジュヒョクは、最近事務所を通じて熱愛を認めた。付き合ってから3ヶ月目になるという二人は、すでに今年初めに親しげにスキンシップしている写真を公開したことがある。キム・ギュリは1月、自身のTwitterに「ソンイ(キム・ギュリ)の悪い手。私のことを見てよ、キム・ジュン(キム・ジュヒョク)~」という書き込みと写真を掲載した。写真でキム・ギュリはキム・ジュヒョクの胸や顔を撫でながらいたずらな表情を見せている。キム・ジュヒョクは昨年、公式の場で「早く恋愛と結婚をしたいが、恋愛の感覚をかなり失った。俳優は恋愛しにくい職業だ」とし、理想のタイプを聞く質問には「僕のことを好きになってくれる女性」と答えていた。

    TVレポート
  • 「武神」キム・ジュヒョク、処罰プロジェクトを開始…“手に汗握る緊張感”

    「武神」キム・ジュヒョク、処罰プロジェクトを開始…“手に汗握る緊張感”

    キム・ジュン(キム・ジュヒョク)が、チェ・ハン(ペク・ドビン)を追い出すための行動に入った。25日に韓国で放送されるMBC週末ドラマ「武神」(脚本:イ・ファンギョン、演出:キム・ジンミン、キム・フンドン)の第50話で、キム・ジュンはチェ・ハンに対する不平の声が高まると、結局チェ・ハンを処罰するという決断を下す。劇中チェ・ハンは、義理の弟と継母のみならず、自分を庇護してきた叔父のチョンアン大督(イ・ギョンヨン)までも全て殺害し、最高潮に達した暴政を見せている。そしてモンゴルの5度目の侵入が発生し、高麗はまさに四面楚歌の状況に陷った。人肉を食べたり親を捨てたりするなど、歴史上最も惨めな暮らしを営む民と凶悪なチェ・ハンの行動に怒りを感じたキム・ジュンがいよいよチェ・ハンの処罰という決断を下して、手に汗握る緊張感を視聴者に提供する見込みだ。19日に放送された第49話でも、イ・チャンヨン(イ・ソクジュン)がキム・ジュンにチェ・ハンを殺すことを協力するという意志を伝え、チェ・ハンの処罰がすぐそこまで迫ったことを暗示した。イ・チャンヨンの提案をきっぱりと断ったキム・ジュンは、テシ夫人(キム・ユミ)の死で饌間(王宮の調理室)に戻ってきたカンナム(チョ・ウンスク)との密かな話し合いを通じて、静かにチェ・ハン処罰プロジェクトを進めている。制御不能な狂気で都房(武神が率いる私兵集団)を血で染めるチェ・ハンを止めるために活動を開始するキム・ジュンの計画が展開される「武神」第50話は、25日の午後8時40分から放送される。

    マイデイリー
  • 「武神」キム・ジュヒョク、スタッフたちに登山用にシューズ100足を“大胆プレゼント”

    「武神」キム・ジュヒョク、スタッフたちに登山用にシューズ100足を“大胆プレゼント”

    俳優キム・ジュヒョクが、スタッフたちに100足の登山用にシューズをプレゼントした。23日、MBCドラマ「武神」の制作関係者によると、最近キム・ジュヒョクは、9ヶ月間ともにがんばってきたスタッフたちに感謝の気持ちを込めて登山用シューズを100足プレゼントした。キム・ジュヒョクは時代劇ドラマで野外撮影が多いということを考慮し、登山用シューズを選んだという。キム・ジュヒョク側の関係者は「キム・ジュヒョクは、普段撮影現場で苦労しているスタッフたちをすごく心配している。小さなプレゼントではあるが、長い時間立って作業しているスタッフたちへ感謝の気持ちが届くことを願っている」と伝えた。「武神」はチェ・ヒャン(ペク・ドビン)の悪行を極めている中、モンゴルの再攻略を控え闇に陥った高麗を救うためのキム・ジュン(キム・ジュヒョク)の活躍が予告された。「武神」は韓国で毎週土、日曜日の午後8時40分に放送されている。

    マイデイリー
  • 「武神」キム・ギュリ、最後の撮影を終え“今日だけ泣きます”

    「武神」キム・ギュリ、最後の撮影を終え“今日だけ泣きます”

    1日、MBC週末ドラマ「武神」の最後の撮影を行った女優キム・ギュリが「今日だけわぁわぁ泣きます」と切ない胸の内を述べた。キム・ギュリは1日午後、自身のTwitterに「こんな気分になるとは思わなかったです。最後の撮影が終わって車に乗ったけど私は泣かないと思っていました。せいせいして明るい気分になるだろうと思ったのに作品の途中で自分だけ先に作品を離れるのは嫌ですね」と書き込んだ。続いて「この悲しさは何でしょう。胸が心臓が痛すぎます。これで終わりなんですね。私、今日だけはわぁわぁ泣きます」と付け加えてコメントを締めくくった。コメントを見たネットユーザーは「役にハマりすぎたようですね」「次はもっといい作品に会えるよ」「泣かないで頑張って」などのコメントを寄せた。韓国で1日に放送された「武神」では、ソンイ(キム・ギュリ)が父チェウ(チョン・ボソク)から薬殺刑を下されるという状況を迎え、ソンイの悲劇的な死を予告した。「武神」は凄まじい武臣政権が存在した高麗を背景に、60年間皇帝に代わって統治していたチェ氏政権を覆し、トップの座に登る奴隷出身の一人の男の話を描いている。キム・ギュリは、高麗時代最高権力者のチェ・チュンホン(チュ・ヒョン)を祖父に、そしてチェウを父に持ち、偶然見かけた奴隷出身のキム・ジュン(キム・ジュヒョク)に想いを寄せるソンイ役を演じた。

    OSEN
  • 「武神」キム・ジュヒョク“公開恋愛はしない”

    「武神」キム・ジュヒョク“公開恋愛はしない”

    俳優キム・ジュヒョクが、公開恋愛に対する否定的な立場を明かした。25日午後、慶南(キョンナム)昌原(チャンウォン)海洋(ヘヤン)ドラマセット場で行われた、MBC週末ドラマ「武神」の撮影現場公開および記者懇談会に、キム・ジュヒョクと女優ホン・アルムが参加した。キム・ジュヒョクは、結婚と恋愛に対する質問を受け「恋愛をする時間的な余裕がない。休まずドラマと映画に出演しているので、女性と出会えない」と残念な気持ちを伝えた。さらにキム・ジュヒョクは、公開恋愛についての考えを聞かれると「公開恋愛はしない。私が公開をするわけではなく、ばれてしまうだけ。ばれてしまうと隠す方法がない。最近はみんな寛大な気がする」と話した。この日の撮影現場公開では、ソンイ(キム・ギュリ)のすべての計略を知ったキム・ジュン(キム・ジュヒョク)が自決を決心し、江華島(カンファド)にいるアンシムのところを訪れ、お互いの気持ちを確認するシーンが撮影された。「武神」は韓国で、毎週土日午後8時40分に放送されている。

    マイデイリー
  • 「武神」キム・ジュンの涙にもらい泣きする理由

    「武神」キム・ジュンの涙にもらい泣きする理由

    童話のような純粋な愛は、悲劇に終わる「和尚様、ウォラが戻りました。ウォラが戻りました」4月8日の日曜日、MBCの時代劇「武神」でのキム・ジュン(キム・ジュヒョク)の悲痛な叫びに、視聴者は涙を禁じ得なかった。恋人のウォラ(ホン・アルム)の遺体を抱いて叫ぶキム・ジュンのセリフは、痛ましい愛を一人で受け止めるしかない男の、悲劇の叫びだった。8日に放送された「武神」では、幸せを夢見ていた恋人同士、キム・ジュンとウォラの愛が悲劇的な結末を迎えた。ウォラはキム・ジュンとの結婚を前に、彼らを妬むチュンシム(キム・ハウン)とキョンガ(ペク・ウォンギル)の罠にはめられ、マンジョン(キム・ヒョク)に陵辱されてしまう。その屈辱に耐えられなかったウォラは劇薬を飲んで自ら命を絶つ。キム・ジュンは訳もなく不安にかられ、ウォラを探し出すが、やっと出会ったウォラはすでに劇薬を飲んで死にかけていた。キム・ジュンは愛する人の死を見守りながら嗚咽した。「幸せだった」というウォラの短い言葉が彼らの痛ましい愛を物語った。キム・ジュンは、ウォラの遺体を馬に乗せて師匠のいる興王寺に向かう。明け方になって到着した興王寺でキム・ジュンは叫ぶ。「和尚様、ウォラが戻りました」と。響き渡るその叫びは、時代劇「武神」を悲しみに浸すエレジーとなった。残酷な運命、キム・ジュンの涙に視聴者も泣いたキム・ジュンとウォラ、ドラマ「武神」で繰り広げられた彼らの愛は、童話のように純粋で美しいものであった。ニ人にとって互いの存在は自身のすべてだった。一夜にして奴隷の身分に転落し、運命の崖から突き落とされたキム・ジュンとウォラ。ニ人には子供の頃から一緒に育った、互いの存在だけが頼りであった。撃球(馬に乗って棒で球を打つ競技)大会を機に一発逆転を図ろうと、キム・ジュンは命をかけてそれに参加する。彼の目標はただひとつ。撃球大会で最後まで生き残り、皇帝にひとつの願いを告げること。そのひとつの願いを叶えるために、キム・ジュンは身を投げ打って、全身に怪我を負っても耐え続けた。死の危機を何度も乗り越えたキム・ジュンは、ついに目標だった撃球大会で、最後まで生き残ることとなる。しかし皇帝に告げたキム・ジュンの願いは、金や権力のようなものではなかった。自身の欲を満たすためのものではなく、ただウォラの平凡な幸せのためのものであった。「ウォラという女の召使いを、興王寺の僧スボプに送ってほしい」子供の時から一緒に育ったウォラの幸せを願うこと。それがキム・ジュンにできる愛のすべてだった。しかし、キム・ジュンの願いは叶わない。ウォラが興王寺へ行かないと決めたためであった。キム・ジュンがウォラの幸せを願うのと同じで、ウォラもキム・ジュンを残して一人で行くことは出来なかったのである。結局、ウォラはキム・ジュンと一緒にいるために、キム・ジュンの願いを拒んで都房(武神が率いる私兵集団)に残る。そんな紆余曲折の中で、ニ人は互いの気持ちを確認する。たとえ、奴隷の身分であっても、何ひとつ他を羨むことはなかったはずのニ人であった。しかし、悲劇は彼らをあまりにも残酷に引き裂いた。悲劇の始まりは他の者たちの妬みや欲からであった。幸せだった彼らを、見過ごすことができなかった者たちの謀略により、彼らは不幸のどん底に突き落とされてしまう。キム・ジュンとウォラの幸せは、無残にも、最も悲しい形で崩れてしまった。希望の見えない奴隷という身分。もがいてあがいて幸せへの脱出口を見出そうとしていたキム・ジュンにとって、愛する人の不幸は、何よりも耐え難いものであった。恋人の冷たくなった体を抱いて嗚咽するキム・ジュンを見て、視聴者も彼が負わなければならない計り知れない悲しみを思わずにはいられなかったことだろう。残酷な運命、キム・ジュンの涙に視聴者がもらい泣きするのも何ら不思議ではない。劇中の武神政権の最高権力者となるキム・ジュン。この深い傷をどうすれば癒せるのだろうか心配でならない。愛する人を失ったこの哀れな男から、しばらく目が離せそうにない。

    oh!my star
  • SUPER JUNIOR キュヒョンが歌った「武神」OST、16日に電撃公開!

    SUPER JUNIOR キュヒョンが歌った「武神」OST、16日に電撃公開!

    MBC週末時代劇「武神」(脚本:イ・ファンギョン、演出:キム・ジンミン)が、アイドルグループSUPER JUNIORのキュヒョンをはじめ、映画「ダンシング・クィーン」のファン・サンジュン音楽監督、映画「義兄弟~SECRETREUNION~」のノ・ヒョンウ音楽監督が参加した「武神OST(オリジナル・サウンドトラック) Part.1」の「刃雨(インウ)」を16日に電撃公開した。8話の放送でエンディングテーマとして流れていた「武神OST Part.1」の「刃雨」は公開直後、熱い反響があった。切ないメロディに魅了された視聴者の感嘆の声が、心に響くこの歌声の主人公は誰かという関心を巻き起こし、ネット上を沸かせた。これを受けSUPER JUNIORのキュヒョンは自身のTwitterに「MBC文化放送の週末ドラマ『武神』で、これからも僕キュヒョンが歌ったOSTが流されます。ぜひ見てください!」と書き込んでネットユーザーを驚かせた。「武神」の公式Twitterには「エンディング曲がとてもいいです! 流れた瞬間、耳を傾けちゃいました!」「心に響きました! 好きすぎて心臓麻痺になっちゃうかも! 早く音楽配信してください」「OST良いです! いつ発売されるんでしょうか? 演奏も楽曲も最高です」など音楽配信を求めるコメントが殺到した。予想せぬ熱い反響に「武神」の制作陣も驚いたという。そこでネットユーザーの熱い反響に応えようと、予定よりも一日前倒ししてOSTを公開した。16日、あらゆる音楽配信サイトを通じて電撃的に発売された「武神OST Part.1」は同ドラマの演出を担当しているキム・ジンミン監督の前作ドラマ「犬とオオカミの時間」で印象的な音楽を披露したファン・サンジュン、ノ・ヒョンウ音楽監督と新人作曲家のマ・サンウの3人がタッグを組んで作られた楽曲。これまでのドラマOSTでは聴けなかった壮大なオーケストラサウンドで構成され、より高い評価を得ている。特にネットユーザーから熱い反響を得ているエンディングテーマの「刃雨」はファン・サンジュン音楽監督と作曲家のシン・ヒョン、SUPER JUNIORのキュヒョンが届ける絶妙なコラボレーション。ドラマのエンディングで視線を引き付ける映像とともに流されるこの曲は、成熟した切ない気持ちを届け、視聴者を魅了している。撃毬大会の最終第3回戦で勝利した奴隷身分のキム・ジュン(キム・ジュヒョク)が武士として生まれ変わるストーリーを描いた「武神」は、ウォラ(ホン・アルム)のキム・ジュンへの切ない気持ちを確かめたソンイ(キム・ギュリ)の心理の変化を描いて、ドラマの緊張感を高めるという。第9話は韓国で17日の午後8時40分から放送される。

    TVレポート
  • チョ・ウンスク、3児の母の完璧なボディライン

    チョ・ウンスク、3児の母の完璧なボディライン

    女優のチョ・ウンスクが完璧なプロポーションを披露した。MBCの週末ドラマ「武神」(脚本:イ・ファンギョン、演出:キム・ジンミン)で久しぶりにテレビドラマに復帰したチョ・ウンスクは、今回演じる役のために、涙ぐましい努力をした。チョ・ウンスクの関係者によると、3人の子を持つ母であるチョ・ウンスクは、主婦として過ごした時間が長かったため、ドラマ復帰を前に毎日食事制限とエクササイズを並行したという。今回の作品でチョ・ウンスクが演じるのはチェ・ウ(チョン・ボソク)の奴婢役で、露出をしたり、身体のラインを見せる場面はあまりないが、ドラマ復帰にあたって生まれ変わろうとしたチョ・ウンスクの意気込みが反映されているとのことだ。実際、今回公開された写真でチョ・ウンスクはガッチリと鍛えられた腹筋を見せ、努力の結果をはっきりと証明した。

    TVレポート
  • 「武神」フュージョン時代劇ブームに逆らい正統派時代劇で挑戦

    「武神」フュージョン時代劇ブームに逆らい正統派時代劇で挑戦

    正統派時代劇を公言したMBC週末ドラマ「武神」が11日の初回放送を控えている。「王女の男」から「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」まで、昨年から続くフュージョン時代劇ブームの中、「武神」は徹底した歴史的考証と豪快な男らしさで武装し、正統派時代劇の魅力で勝負に出る計画をしている。脚本家イ・ファンギョン「ひとつひとつ過去を再現する」「武神」は高麗時代、モンゴルに立ち向かって抗争したチェ氏武臣政権時代を舞台に、最高権力者となったキム・ジュンの一生を描くドラマだ。キム・ジュンは高麗王朝実録に記録されている実在の人物で、奴隷の身分から門下侍中(高麗時代の最高の官職)の座までのし上がり、国権を握った立志伝的な主人公。「武神」は彼を全面に押し出す。これに先立ち、慶尚南道(キョンサンナムド)の合川(ハプチョン)で開かれた「武神」の制作発表会で、脚本家のイ・ファンギョン氏は「全体的に歴史に基づいて、忠実に書いている」と武臣政権記を再現する意志を見せた。続いて「『武神』では男とは何かについて、そして国家とは何かについて問いかける。対モンゴル抗戦で国中が火の海となり、木の皮を食べながらも一団となって戦う。それはフィクションではない。全国民が疲弊したのがこの時期だが、それらの事実が与えてくれる力がある」と時代劇の長所について述べた。今回の「武神」では、劇的にならざるを得ない対モンゴル抗争期という時代を全力で駆け抜けた人物たちの生き様や悲劇的なストーリーがお茶の間に届けられる。そのため、制作スタッフは約250億ウォン(約17億円)の制作費を投入し「武神」の時代を再現する。また、対モンゴル抗争期の民たちの精神的な柱となった八萬大蔵経(高麗時代に仏教の三蔵を漢訳したもの)がドラマで初めて登場する。制作スタッフは昨年12月、合川の海印寺(へインサ)の協力を得て、撮影に成功した。高麗時代、武臣たちが武術を鍛える方法として好んで行なっていた撃毬(馬に乗って走りながら棒で球をうつ競技)というスポーツもドラマに登場し、時代を再現するツールとして使われる。権力を争う男たちの話は女心を掴むか?男たちの時代である高麗武臣政権期、時代の第一人者チェ・チュンホンと反対勢力、そして公然の敵であるモンゴルと戦う武人たちの壮絶な戦いが「武神」を彩る。8日に公開された試写会の映像では、権力を維持するために子息たちの闘争を当然視し、姻戚の命まで奪う当時の第一人者チェ・チュンホン(チュ・ヒョン)の荒々しい姿が印象深く再演された。また、撃毬大会に無理やり出場させられ、殺生を禁じていた僧侶から人を殺さなければならない孤独な奴隷となったキム・ジュンの姿や、高麗時代の特権層僧侶と武臣たちの命をかけた闘争が殺伐と描かれ、生と死を行き来する男たちの物語が力強いタッチで描かれている。奴隷となったキム・ジュンが足を火であぶる残虐な刑罰を受け追放されるシーン、また、都城の修築過程で事故が起こり、大勢の奴隷が死ぬシーンなどに注目が集まった。「武神」は週末夜9時、ホームドラマに見慣れた視聴者の元に届けられる。MBCは夜9時に正統派時代劇を初めて編成し、勝負に出ると明かしたこともある。フュージョン時代劇ブームの中、正統派時代劇の魅力で武装した「武神」の今後に、期待が高まる。

    TVレポート
  • 「武神」高麗を満たす猛々しい男の魅力 ― 見る?見ない?

    「武神」高麗を満たす猛々しい男の魅力 ― 見る?見ない?

    主な出演者キム・ジュヒョク(キム・ジュン役)、キム・ギュリ(ソンイ役)、チョン・ボソク(チェウ役)、パク・サンミン(チェ・ヤンベク役)、チュ・ヒョン(チェ・チュンホン役)、ホン・アルム(ウォラ役)ストーリー高麗の武臣政権時代、すさまじい権力を振るっていたチェ・チュンホン(チュ・ヒョン)に反発した僧侶らは反乱を起こすが、都房(ドバン)へ連れて行かれる。そんな中、チェ・チュンホン家から逃げ出した奴隷の息子であることがバレてしまったキム・ジュン(キム・ジュヒョク)は斬首刑を科せられる。だが、刑が執行される瞬間、チェウ(チョン・ボソク)の娘ソンイ(キム・ギュリ)に助けられ、労働場に行くことになる。生死が保障されないその場から抜け出すために、そして初恋の人ウォラ(ホン・アルム)を助けるために、キム・ジュンは他の人々を殺して最後まで生き残らなければならない撃毬大会に出場する。プレビュー高麗時代の武人たちの熾烈な人生を描いたMBC「武神」(脚本:イ・ファンギョン、演出:キム・ジンミン)は、KBS「龍の涙」とSBS「野人時代」などを執筆した脚本家のイ・ファンギョンと、MBC「犬とオオカミの時間」を演出したキム・ジンミン監督が力を合わせた作品だ。キム・ジンミン監督が映画「グラディエーター」と米ドラマ「スパルタカス」を多く参考にしたと明かしたように「武神」の柱となるのは男性の魅力があふれ出すような激しいアクションシーンだ。8日に開かれた映画館試写会及び記者発表会で、キム・ジュヒョクは「男の荒々しい気性をさらけ出す作品」と説明し、チュ・ヒョンは「たったひと言で首を切られた時代だから、カッコつけた男たちの物語ではなく、できるだけ真剣にやってみようという覚悟で演じた。少しでも緊張を解いたり、目つきが変わったりすることにも気をつけなければならなかった」と明かした。しかし、武人たちの話だからといって、血生臭いにおいばかりではない。キム・ジンミン監督は「恋愛の要素が意外にたくさん含まれている。これであんなに険しかった時代にも、人々は生きていたという事実を見せたい」と述べた。11日(土)夜8時40分の初回放送から、武人たちの戦いと愛を確かめられる。見る?見ない?見る?主人公のキム・ジュンだけでなく、チェウとチェ・ヤンベク、チェ・チュンホンなど、明確な個性を持つ武人たちこそ「武神」の最大の強みだ。チェウは歴史的な評価が分かれる人物だが、作品ではモンゴル抗争や大蔵経の再建などの業績に焦点を合わせる予定だ。これに対してチョン・ボソクは「モンゴルを相手に30年余りを持ちこたえるなど、韓国民族のプライドを育んでくれた先祖であることに重点を置いている」とも伝えた。チュ・ヒョンも「チェ・チュンホンは普通の宰相とは次元が違う。自分の弟や甥、姻戚を殺したり、子供たちの間で起こる軋轢を予想して備えたりするなど、とてもカリスマ性あふれる人物」と述べた。このように「ほとんどの登場人物が主人公のように感じられる」(チョン・ボソク)という「武神」は、どれほど多彩な話題を投げてくれるのだろうか。見ない?SBS「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」やMBC「太陽を抱く月」のように、昨年から人気を集めているフュージョン時代劇(過去と現代を融合させた時代劇)とは違い「武神」は正統派時代劇を掲げている。一時は僧侶や奴隷だったが、高麗朝廷の最高の席である門下侍中に就いたキム・ジュンは実在の人物で、また他の配役も「高麗史」と「高麗史節要」の「人物列伝」をもとに作られた。ただ、ソンイとキム・ジュンの関係はドラマ的なおもしろさのために追加された部分だ。キム・ジンミン監督は、「フュージョン時代劇より雰囲気が重くて人気が出ないとは思わない。時代にそぐわなければ、大河ドラマでもフュージョン時代劇でも効果がないが、『武神』は現在の視聴者たちと目線を合わせる作品になるはず」と述べた。

    10Asia