藁にもすがる獣たち
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「藁にもすがる獣たち」チョン・ウソン“厳しい時期もあった…いつも感謝しながら受け入れた”
チョン・ウソンが、新作「藁にもすがる獣たち」と相手役のチョン・ドヨン、10代の頃に高校を中退した話まで、さまざまな話を打ち明けた。ソウル三清洞(サムチョンドン)スローパークでは、映画「藁にもすがる獣たち」主演俳優チョン・ウソンのインタビューが行われた。「第49回ロッテルダム国際映画祭」で審査員賞を受賞した「藁にもすがる獣たち」は、現地で行われた特別上映GVの全席が完売するなど、注目を集めた。関係者によると、ロッテルダム映画祭で映画を観覧した海外有数の映画祭のプログラマーたちから招待の問い合わせが相次いでいるという。また、「第34回スイス・フリブール国際映画祭」の長編コンペティション部門にも公式出品され、注目を集めている。チョン・ウソンは劇中で、消えた恋人のため借金に苦しみ、一発儲けようとするテヨン役を務めた。膨大な借金を残して消えてしまった恋人のため、最後の一発を計画する出入国管理所の公務員テヨンは、借金と利子にかこつけて高利貸しのドゥマンからあらゆる脅迫を受け、不安な生活を続けていく。そんな中、人生を変えられるような巨額のお金を発見するという人物である。これに先立ち、「藁にもすがる獣たち」は新型コロナウイルス感染症拡散の影響で、公開日を延期した。2月12日公開する予定だったが、制作陣は「拡散による被害をなるべく防止し、改善を願う気持ちで決断を下した。安全を優先にするために、このような決定をした」と了解を求めた。マスクを持参してきたチョン・ウソンは、「多くの人々と公の場での出会うのは重要なことだが、まずはそれ(新型コロナウイルス感染拡大)を乗り越える方が大切なので、早く安定してほしい。我々が安定した日常を取り戻すことを望んでいるし、そうなるべきだと思う。今は、映画のヒットよりは、完成した映画に対する評価と理解に満足感を感じ、心を落ち着かせてなだめるべきではないかと思う」と改善を願う気持ちを表した。映画を選択した理由について、「まずシナリオを読んで、チョン・ドヨンさんが出演するという話を聞いた。その中でヨニの存在感が良いと思った。俳優が作品を選択するとき、女優の方が中心となり存在感が大きい映画が多くないので、そんな欲も大きく影響した。俳優としての欲よりは、隣でテヨンという役を合わせていったら、良いバランスと見ごたえのある映画になると思った」と明らかにした。チョン・ウソンは「僕が、役に立つか迷惑になるかは分からない。結果が出たら分かるだろう。ヨニの存在感もあるけれど、お金の入ったバッグが流れることによる、人々の密度がある。流れて過ぎていくのではなく、密度があるから、その人の選択がなぜここに及んだかを理解をすることができるストーリー構成である。そのような構成もよかった」と話した。「テヨンのキャラクターが原作小説よりもずっと軽快になったのではないか」との質問に、「先入観がうまれると思い、わざと小説を読まなかった。そして、シナリオを読んだが、抜け穴が見えた。テヨンが持っている人間的な一面を強調したら、暗い話だが軽快な哀れみの対象になれると思った」と答えた。前作の「ザ・キング」「鋼鉄の雨」「人狼 JIN-ROH」「無垢なる証人」などと比較すると、180度違う演技を見せたチョン・ウソンは、特にイメージチェンジやどんでん返しを計画したわけではないと話した。抜けているところが多いいいカモキャラクターについて「イメージチェンジやどんでん返しを意図したわけではない。シナリオを読んでキャラクターをデザインする時、真剣にアプローチせざるをえなかった。もちろん、テヨンが間抜けで手抜きでいいカモだけど、彼自身で完璧だし、危機を乗り越えようとする人だ。本編が完成して、人々に違和感を与えていないと感じた。悪くない選択だったと思う」と話した。チョン・ウソンは、今回の映画でデビュー後初めてチョン・ドヨンと共演した。これは「藁にもすがる獣たち」が、観客の関心をさらに集めている理由でもある。2人は恋人として登場し、ストーリーを引っ張っていく。 「会う場面が少なくて残念ではなかったか」という質問に、チョン・ウソンは「ドヨンさんもそうだが、少し残念だった。長い間会うストーリーだったら、もっと楽しく撮影できたんじゃないかという話をした。その映画が持つ残念さなのかもしれないが、美徳でもある。観客には2人の俳優のケミ(ケミストリー、相手との相性)に対する期待を伝えることができたし、次の作品ではここで見せられなかったケミを期待してもらえるようにする」とし、2作目に対する期待を高めた。チョン・ドヨンに対しては「女優の方が中心となり、長い期間で大役を背負うというキャラクターを与えられる機会は多くない。そういう状況で自身の場を守ることができたというのは、それほど映画に対する愛情と責任、愛があったからこそ今のチョン・ドヨンになることができたと思う。現場でそれを確認することができて嬉しかった。なので、もっと愛情が持てる役者になった」と称賛した。俳優をはじめ、映画監督デビュー、俳優マネジメント会社の設立など、さまざまな分野で影響力を見せているチョン・ウソンは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使としても活動している。彼は「UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)親善大使は、自然に声を出したし、自分のことだからしている。人類が存続する限り、絶えず一緒に考えなければならない戦争と平和に対する物語である。(悪質な書き込みや否定的なコメントなど)そのコメントに対する負担はない。このようなコメントをする人々にあえて悪口を言いたくはない。ある意味でそれは理解の差である。時間がかかるし、おそらく世代が変わっても残念ながらそんな理解の差はずっと存在し続けるのが人間社会だから」と話した。チョン・ウソンは、昨年「百想(ペクサン)芸術大賞」の映画部門大賞と「青龍(チョンリョン)映画賞」の主演男優賞を受賞し、俳優キャリアの頂点を飾った。今年は「ザ・ガーディアン/守護者」を通じて、初の長編映画の監督としてデビューを控えている。チョン・ウソンはクランクインを控えた2月10日、「現場の雰囲気は良いんじゃないかと思う(笑)。数ヶ月間、毎日準備しているが、早く撮影に入りたい。あるロケーションが入ったら、『これは良い選択なのか? 変えたほうがいいかな?』と毎回悩む。そのようにバタバタと時間が過ぎても、今のところは楽しんでいる」とし、笑顔を見せた。「チョン・ウソンにも、映画のタイトルのように壮絶で切羽詰まった瞬間があったか」という質問に、「高1の時に高校を中退して学校を出たけれど、母親が罪人かのように教員室で頭を下げていた。そして方背洞(パンベドン)のカフェ通りに出て、泣き出す母親を見た。その時から、数年間は『どこに行って寝たらいいんだろう』とうろうろしながらさまよった。幸い、デビューした後は救命ボートの上に乗ったかのように救われ、いつも感謝の気持ちを忘れなかった。もちろん厳しい時期もあったけれど、それが絶望的な状況だと考えたことはない。いつも感謝しながら受け入れた」とし、肯定的に生きてきたと付け加えた。R指定(青少年観覧不可)である「藁にもすがる獣たち」(監督:キム・ヨンフン、提供・配給:MEGABOX中央(株)PLUS M、制作:(株)BAエンターテインメント、MEGABOX中央(株)PLUS M)は、人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。日本の作家曽根圭介が執筆した同名の小説を原作としており、韓国で2月19日に公開された。
「藁にもすがる獣たち」ペ・ソンウ“強いインパクトのあるキャラクターでなくても演じる面白さがある”
俳優ペ・ソンウが、映画 「藁にもすがる獣たち」出演について語った。ペ・ソンウは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のカフェにて、マイデイリーとのインタビューを進行した。「藁にもすがる獣たち」は、人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするため、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇だ。チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、ユン・ヨジョン、ジンギョン、チョン・ガラム、シン・ヒョンビンなどが出演した。俳優たちの好演と優れた作品性で、「第49回ロッテルダム国際映画祭」で審査員賞を受賞し、海外の映画祭で大きな注目を集めた。この中でペ・ソンウは劇中、ジュンマン役を引き受けて印象深い熱演を繰り広げた。ジュンマンは事業に失敗した後、夜間サウナのアルバイトで生計を立てている家長のキャラクターだ。ペ・ソンウは生活苦に悩まされている生活の中で、巨額の金が入ったバッグを発見して揺れる家長の姿を繊細に表現し、涙を誘う共感できるキャラクターを誕生させて、楽しさを倍増させた。この日ペ・ソンウは、「『藁にもすがる獣たち』は、試写会の後に映画界の関係者の方々から直接連絡を受けるほどたくさん好評された作品でしたが、私も映画を楽しく見ました。派手な見どころをお見せする映画ではありませんが、物語が細かくてリズム感が生きていて、没入度が高いです。私も内容を既に知っている立場で映画を見ましたが、この映画ならではの快感が感じられました」と、高い満足感を表した。引き続き彼は、「実は初めて台本を見た時は、出演を決定するまでに悩む部分がありました。ジュンマンは目立ってはいけないキャラクターなので、バランスをとるのが難しかったです。現場でいつもキム・ヨンフン監督に確認しながら人物を作っていきました。作品は面白かったですが、慎重に撮りました」と伝えた。ペ・ソンウは今回の演技による変身に「強烈でエッジのあるキャラクターが面白いですが、このように突出しない人物も、演技をする面白さがあったりします」と明らかにした。またペ・ソンウは、「ジュンマンのように偶然札束の入ったバッグを発見したらどのような選択をしますか?」という質問に、「数日前にラジオに出演した時は、『通報する』 と答えましたが、尾を引くと思います。『藁にもすがる獣たち』を撮ったからそうなのか、気楽に生きるのが一番良いのではと思います。しかし実際には、ジュンマンの選択に共感できます。もしかして私だったら、一束ぐらいは持って行きはしないかと思ったりします」と打ち明けて笑いを誘った。続いて「藁にもすがりたかった瞬間はありましたか?」という問いには、「私が消費者金融からお金を借りたり、ギャンブルをしたりしたことはありませんが、私も生活の中で瞬間ごとに危機感や絶望感を感じたことは多かったです。小さいものも大きいものも」と答えた。ペ・ソンウは「ですが、よそ見をするスタイルではありません」とし、続けて「鶴のように生きるスタイルです」と、ウイットに富んだ答えを返してくれた。
チョン・ウソン&チョン・ドヨン主演、映画「藁にもすがる獣たち」ビハインド映像を公開…真剣な表情から笑顔まで
チョン・ドヨンとチョン・ウソンが阿吽の呼吸を披露した。「藁にもすがる獣たち」は、人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇だ。韓国で2月19日の公開を控え、韓国を代表する演技派俳優らの好演と洗練された演出力が評価され、観客の期待が高まっている。豪華なキャストで話題になった「藁にもすがる獣たち」は、韓国最高の俳優たちが阿吽の呼吸を発揮する姿が盛り込まれた「ビハインドコメンタリー」映像を公開し、注目を浴びた。予測できない展開で緊張感に満ちていた現場でも、和気藹々とした雰囲気を作り出したベテラン俳優らと情熱あふれる新人俳優らが繰り広げる演技は、まるで一編のオーケストラの会場を連想させ、好奇心を刺激する。特に、完璧なシーンのため何度も繰り返される撮影にも持ち前の明るい雰囲気で現場に活気を吹き込んだチョン・ドヨンから、映画の中ではなかなか見たことのない茶目っ気溢れる姿のチョン・ウソン、どんな人物とも阿吽の呼吸を見せるペ・ソンウまで、お互いへの尊重や配慮に満ちた雰囲気が映像にそのまま盛り込まれている。「藁にもすがる獣たち」は、ひとつのバッグを追う人間たちの獣のような本能をくすぐる姿で緊張感を高める俳優たちが発揮する相乗効果はもちろん、観客がストーリーをパズルのように合わせ、一気に作品に入り込ませる驚くべき展開を届けると見られる。「藁にもすがる獣たち」は韓国で2月19日に公開される。
チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演映画「藁にもすがる獣たち」照明から音楽まで優れた制作陣の参加で期待大
緻密なストーリーと一瞬も油断できない展開で韓国国内外のメディアや評論家から好評を博している2020年最もユニークで賢い犯罪映画「藁にもすがる獣たち」が、映画の雰囲気を左右する撮影、照明、美術からキャラクターの魅力をより一層際立たせる衣装、音楽まで優れた制作陣の合流で目を引く。人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く映画「藁にもすがる獣たち」が、韓国を代表する演技派俳優らの熱演による強烈な人物と洗練された演出力によるスムーズな展開で韓国のメディアと評論家から好評を博し、公開前から話題になっている。このような個性の強い人物とできのよいストーリーを映画にそのまま具現するため、それぞれの人物に合う光、色と音楽の活用など、制作陣の様々な努力が加わり、関心が高まっている。まず、映画「藁にもすがる獣たち」は人生の崖っぷちからお金の入ったバッグに向かう欲望で、次第に獣のように変わっていく人間の姿をリアルかつ立体的に表現するためそれぞれの人物ごとに異なる照明を使った。映画「最後まで行く」「提報者」を通じて「大鐘賞映画祭」「黄金撮影賞」授賞式で照明賞を受賞したキム・ギョンソク照明監督は、今作でも繊細で感覚的な表現力を基に8人の登場人物のそれぞれの照明と色でキャラクターの心理を表現した。出入国管理所の公務員で旅行客の滞在を審査するテヨン(チョン・ウソン扮)の色は港町が放つ光と彼のオフィステル(事務所としても住居としても使える施設)の窓を照らす歓楽街の光で出来上がった。青い色とネオンサインの強烈かつ大胆な色は、テヨンの獣のような成金主義を目覚めさせ、劇中人物の魅力を最大化した。また、事業に失敗した後、夜にサウナでバイトをしながら生計を立てているジュンマン(ペ・ソンウ扮)の家は、庶民的であたたかいブラウン系の色と色褪せた雰囲気で毎日厳しい現実を乗り切るため最善を尽くすキャラクターを作り出した。詐欺によって生じた借金のため家庭が崩壊したミラン(シン・ヒョンビン扮)は、光の入らない灰色と陰の照明を使い、最悪の状況から抜け出すため奮闘する人物の雰囲気をそのまま描いた。また、ジャンルを問わずカメラの視線でキャラクターの感情を伝えることに優れた能力を見せたキム・テソン撮影監督は、軽快でリズミカルなカメラワークを通じて俳優の演技に躍動感を与えた。このように「藁にもすがる獣たち」は様々な人物が登場するにもかかわらず、話が展開される過程の中でそれぞれ人物の多彩な色が自然に調和し、さらに興味をそそる。また、カン・ネネ音楽監督は、それぞれ登場人物に合わせて音楽をデザインし、人物が持つ情緒的な雰囲気を十分に生かし、キャラクターの魅力をより一層高める。過去を消して新しい人生を夢見るヨニ(チョン・ドヨン扮)が登場するシーンにはワルツがミックスされたような妙な雰囲気の音楽が流れ、韓国映画の中でも特に強烈な登場シーンを完成させると同時に、劇の緊張感を高める。それだけでなく、テヨンは軽快でリズミカルなギター、ジュンマンは管楽器とクラリネットの調和を通じて危険な選択の前で揺れる感情を盛り込み、ミランは重くて希望的な感じの弦楽器を使って人物の複雑な心境を最大化して表現した。ここに、「男と女」「無頼漢 渇いた罪」などで衣装を通じて劇中人物の事情と心理を豊かに表現したチョ・ヒラン衣装室長をはじめ、一つのシーンを時代の中の空間に変えてきた「1987、ある闘いの真実」のハン・アルム美術監督まで意気投合し、映画の完成度への期待を高める。「藁にもすがる獣たち」は映画の雰囲気と人物の魅力を立体的に描いた色や音楽、撮影、照明、衣装などを通して観客を魅了し、多彩な楽しさを届ける予定だ。韓国を代表する俳優たちの好演と、予測できない展開が与える映画の面白さで期待を高める映画「藁にもすがる獣たち」は韓国国内外のメディアと評論家、観客からの好評が続く中、韓国で2月19日に公開される予定だ。
チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演映画「藁にもすがる獣たち」日本を含む80ヶ国に先行販売…公開前から大注目
「藁にもすがる獣たち」が5ヶ国の海外有数の映画祭に招待を受けたのはもちろんのこと、80ヶ国で先行販売された。「藁にもすがる獣たち」は韓国での公開前から「第49回ロッテルダム国際映画祭」の審査員賞(Special Jury Award)の受賞に続き、5ヶ国の国際映画祭に招待されるなど、海外から熱いラブコールを受けている。「藁にもすがる獣たち」は、人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。映画について「ロッテルダム国際映画祭」審査員は、「柔軟な映画の構造、優れたシナリオと演技など、すべてを見事に演出し遂げた、素晴らしい初の作品」と絶賛を送った。作品が持つメッセージに対して、「今の社会の階層間の不平等の問題をよく描写している」と述べた。「藁にもすがる獣たち」はこのような国際的な好評をもとに、世界の映画祭のラブコールを受けており、映画ファンたちの注目を集めている。「第34回フリブール国際映画祭」「第42回モスクワ国際映画祭」「第22回ウーディネ極東映画祭」「第1回紅海国際映画祭」などに公式招待され、映画に対する期待を高めている。それだけでなく「藁にもすがる獣たち」は、韓国での公開前から80ヶ国に先行販売を達成する快挙を遂げた。香港、マカオ、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、ベトナム、日本、タイ、フィリピン、ミャンマー、カンボジア、スリランカなどのアジア地域だけでなく、アメリカとフランスまで、様々な国に先行販売された。また「第49回ロッテルダム国際映画祭」のメインコンペティションセクションに出品される唯一の韓国映画「藁にもすがる獣たち」に対する熱い関心のために、スペインとドイツなどのヨーロッパ地域のバイヤーの購入の問い合わせが殺到しており、これからの海外配給においても青信号が灯った。「藁にもすがる獣たち」は当初、2月12日に韓国で公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、公開日の延期を発表し、19日に公開される予定だ。
映画「藁にもすがる獣たち」助演4人の強烈な存在感…緊張感高まるスチールカットを公開
映画「藁にもすがる獣たち」のパク・ジファン、キム・ジュンハン、ホ・ドンウォン、ペ・ジヌンが強烈な存在感と並外れたキャラクター表現で、映画の楽しさと緊張感を倍増させている。「藁にもすがる獣たち」は人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。「藁にもすがる獣たち」でそれぞれの個性で、映画を通して強烈な存在感を見せつける最強のシーンスティラー(scene stealer:映画やドラマで素晴らしい演技力や独特の個性でシーンを圧倒する役者を意味する)パク・ジファン、キム・ジュンハン、ホ・ドンウォン、ペ・ジヌンが目を引く。まず映画「犯罪都市」、映画「鳳梧洞戦闘(ポンオドンセントウ)」で鋭い眼差しと幅広いキャラクター表現で人々に印象を残した俳優パク・ジファンは、劇中でテヨン(チョン・ウソン扮)と共に映画にウィットを加えるフナ役を務める。フナは人生で一発を計画するテヨンの助力者で、自身を誘惑する大きな犯罪に足を踏み入れ、自身の分け前を手に入れようとする現実的なキャラクターだ。強烈で鋭利なキャラクターの中でも、観客を笑わせる柔軟なコメディ演技を披露して、俳優チョン・ウソンとのティキタカ(相性がよく、ポンポンとやり取りする様子)を通じてストーリーを盛り上げる。また、パク・ジファンはチョン・ウソンの突発的なアドリブも上手に切り返し、映画の中の名場面を誕生させたという。そこに作品ごとに完全に異なるキャラクターに変身して印象的な演技を披露した俳優キム・ジュンハンは、映画「サンセット・イン・マイ・ホームタウン」ですでに共演したことのある女優シン・ヒョンビンと、今回の作品を通じてもう一度共演を果たした。彼は詐欺で背負った借金のため家庭が崩壊した主婦ミラン(シン・ヒョンビン扮)の夫役を務めて、莫大な借金の前で自制力を失っていく獣のような姿で、これまでになかった一風変った演技変身を見せる予定だ。また、安定した演技力をもとに並外れた存在感を見せてきた俳優ホ・ドンウォンは、ジュンマン(ペ・ソンウ扮)が家族の生計のためにアルバイトとして働くホテルサウナの支配人役を務めた。強い者には弱く、弱い者には限りなく強いキャラクターとして、ジュンマンの些細な行動にもブレーキをかけて無視する人物で、ストーリーの展開に好奇心をくすぐる。最後に一度獲物に噛み付いたら離さない最上位の捕食者ドゥマン(チョン・マンシク扮)の右腕ナマズ役に扮した俳優ペ・ジヌンが圧倒的な存在感を見せ、一瞬も油断できない緊張感を与える。全身に刻まれた鱗模様の強烈な入れ墨から、本音が分からない無表情まで、見た目の存在感だけでもスクリーンをいっぱいに埋め尽くす人物ナマズは、ドゥマンの一言で極悪非道な行動を実行に移す本能だけが残っているキャラクターだ。とくに、ナマズ役を務めたペ・ジヌンは、セリフなしでも眼差しや行動で一座を圧倒し、強烈な存在感を表す。ペ・ジヌンはナマズ役の役作りのため、約1ヶ月半にわたって刃物の使い方を練習するなど、多くの努力をしたという。このように韓国を代表する俳優たちと共に完璧な調和を成して、名場面を誕生させたパク・ジファン、キム・ジュンハン、ホ・ドンウォン、ペ・ジヌンは並外れた存在感を見せて映画の中の集中度を高めた。「藁にもすがる獣たち」は当初、2月12日に韓国で公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、公開日の延期を発表した。
チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演、映画「藁にもすがる獣たち」韓国公開日が延期に…新型コロナウイルス拡散防止のため
「藁にもすがる獣たち」側が、新型コロナウイルスの改善を願い公開日を延期した。映画「藁にもすがる獣たち」が公開日の延期を決定した。新型コロナウイルス感染症の拡散による被害防止と改善のための決定である。本日(4日)午後「藁にもすがる獣たち」の制作陣は「新型コロナウイルスの状況が改善することを願っている。安全を優先するために、このような決定をすることになった」とし、公開日の延期についてコメントした。当初、2月12日に公開する予定だったが、延期となった。また「藁にもすがる獣たち」は、万が一あるかもしれない被害を防ぐために、すでに観客と約束されているイベントを縮小して行う予定だ。映画「藁にもすがる獣たち」は人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。日本の作家曽根圭介が執筆した同名の小説を原作としている。「第49回ロッテルダム国際映画祭」で審査員賞を受賞した「藁にもすがる獣たち」は、現地で開かれた特別上映GVの全席が完売となるなど、注目を集めた。関係者によると、ロッテルダム映画祭で映画を観覧した海外有数の映画祭のプログラマーたちから出品の問い合わせが殺到しているという。また「第34回スイス・フリブール国際映画祭」長編コンペティション部門にも公式出品されて注目を集めている。
【PHOTO】チョン・ウソン&チョン・ドヨンら、映画「藁にもすがる獣たち」マスコミ試写会に出席
3日午後、ソウル三成洞(サムソンドン)メガボックスCOEX店で開かれた映画「藁にもすがる獣たち」のマスコミ試写会にチョン・ウソン、チョン・ドヨン、ペ・ソンウ、ユン・ヨジョン、シン・ヒョンビン、チョン・ガラムらが出席した。映画「藁にもすがる獣」は人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。韓国で2月12日に公開される。・チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演映画「藁にもすがる獣たち」スイスのフリブール国際映画祭にノミネート・チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演、映画「藁にもすがる獣たち」メインポスター&予告編を公開8人の相反する表情に注目
大ヒットの予感?ソン・ジュンギ&ヒョンビン&パク・ソジュンも…今年公開を控えた映画の注目ポイントは
中小配給会社のヒットの時代が開かれるだろうか。大規模な制作費とスクリーンの確保に優位な立場にいる大型配給会社に対抗して、中小および新生配給会社が多彩なラインナップを披露、挑戦状を叩きつけている。勝負のカギは多様性である。ストーリーに魅了されたトップスターたちも喜んで参加した、しっかりとした映画が2020年のスクリーンを飾る見通しだ。◆なんと10本新生配給会社Acemaker Movie Worksの作品に注目昨年映画「悪人伝」(監督:イ・ウォンテ)、「権力に告ぐ」(監督:チョン・ジヨン)などを公開して損益分岐点を突破、安定的に映画市場に定着した新生配給会社Acemaker Movie Worksは、今年なんと10本の映画を準備中だ。一番最初に観客に披露された映画は俳優アン・ジェホン&カン・ソラ主演の「シークレット・ジョブ」(監督:ソン・ジェゴン)である。倒産寸前の動物園に満を持して園長として赴任した弁護士テス(アン・ジェホン)と、売られた動物の代わりに動物として勤務することになった従業員たちの奇想天外な「動物園立て直しプロジェクト」を描いた物語だ。奇想天外な設定が際立つ異色のコメディジャンルで、1月15日に韓国で公開された。続いて俳優キム・ムヨル&ソン・ジヒョ主演の「ドーター」(仮題、監督:ソン・ウォンピョン)が出撃する。韓国で3月公開予定とされているこの映画は、行方不明になった後、25年ぶりに家に戻ってきた妹ユジン(ソン・ジヒョ)、慣れない彼女を不審に思いながら見守る兄のソジン(キム・ムヨル)とその家族の間で繰り広げられるストーリーを描いたミステリースリラーで、親しみやすいイメージのソン・ジヒョの新たな姿を見ることができると期待が高まっている。昨年7月末にクランクインした「音もなしに」(監督:ホン・ウィジョン)も期待作だ。俳優ユ・アイン&ユ・ジェミョン主演の「音もなしに」は、犯罪組織の尻拭いをしながら生きていくテイン(ユ・アイン)とチャンボク(ユ・ジェミョン)が、予期せぬ依頼を受けて事件の渦に巻き込まれる物語を描く。昨年「釜山国際映画祭」で披露したSF短編「生息地」を通じて好評を得た新鋭ホン・ウィジョン監督がメガホンを取った。この他にもチョ・ジヌン&ペ・スビン主演の「クローズ・トゥ・ユー」(監督:チョン・ジニョン)、ペ・ソンウ&チョン・ガラム主演の「出張捜査」(監督:パク・チョルファン)、キム・ユンソク&ペ・ドゥナ主演の「ウイルス」(監督:カン・イグァン)、チョ・ジヌン&チェ・ウシク主演の「警官の血」(監督:イ・ギュマン)、キム・ガンウ&ユ・インナ&ユ・ヨンソク&イ・ヨニ&イ・ドンフィなどが出演する「ニューイヤー・ブルース」(監督:ホン・ジヨン)、チョンウ&キム・デミョンの「汚れた金に手を触れるな」(監督:キム・ミンス)、チョン・ウヒ&シン・ハギュンの「死を告げる女」(監督:チョン・ジヨン)など、今年の公開が計画されている作品がある。コメディ、犯罪物、スリラー、サスペンス、ロマンス、様々なジャンルを披露する。◆ソン・ジュンギ&ヒョンビン&ソル・ギョングもMEGABOX PLUS Mにヒット保証スターが総出動MEGABOX PLUS M(以下MEGABOX)は、開始から強烈だ。2月に韓国で公開予定の「藁にもすがる獣たち」(監督:キム・ヨンフン)には、女優チョン・ドヨンをはじめ、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、チン・ギョン、ユン・ヨジョン、シン・ヒョンビン、チョン・ガラム、パク・ジファン、キム・ジュンハン、ハ・ドンウォン、ペ・ジヌンなどの有名俳優たちと映画界が注目する新鋭が集まった。映画は人生最後のチャンスであるお金が入ったかばんを自分のものにするために、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの物語を描いて、実験的な犯罪劇の誕生を予告した。先立って「工作 黒金星と呼ばれた男」「悪女/AKUJO」などが招待されたことがある「第49回ロッテルダム国際映画祭」のタイガー競争部門に招待され、いち早く作品性が認められた。2017年に「名もなき野良犬の輪舞」(監督:ピョン・ソンヒョン)で歴代級の全盛期を享受した俳優ソル・ギョングは、再びピョン・ソンヒョン監督と手を組んだ。彼が出演する「キングメーカー:選挙戦のキツネ」(監督:ピョン・ソンヒョン)は、大統領を夢見る政治家キム・ウンボム(ソル・ギョング)と、彼の後ろで優れた選挙戦略を繰り広げたソ・チャンデ(イ・ソンギュン)の熾烈な選挙戦を描いた映画で、「名もなき野良犬の輪舞」の神話を再び書きおろすことができるのか、注目される。スター監督たちも陣を取った。イ・ジュンイク監督は、映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)でソル・ギョング、ピョン・ヨハンと一緒に今年映画界に出撃する。イム・スルレ監督は俳優ファン・ジョンミン&ヒョンビンと「極限境界線 救出までの18日間」(監督:イム・スルレ)を準備しており、イ・ビョンホン監督も「ミッドナイト・ランナー」のパク・ソジュンと「ドリーム」のプリプロダクション(撮影前の作業)を進めている。俳優ソン・ジュンギとイ・ヒジュンは映画「ボゴタ」(監督:キム・ソンジェ)のプリプロダクションを進めている。他にもユン・ゲサン&パク・ヨンウ主演の「スピリットウォーカー」(監督:ユン・ジェグン)、シン・ミナ&イ・ユヨン&イ・キュヒョン主演の「ディーバ」(監督:チョ・スルイェ)などが用意されている。◆新鮮さ・若さで勝負5本の作品を披露するリトルビッグピクチャーズリトルビッグピクチャーズの2020年の幕開けを知らせる作品は、1月22日に公開された「MR.ZOO:消えたVIP」(監督:キム・テユン)である。「SP 国家情報局:Mr.ZOO」は、国家情報局のエース要員テジュ(イ・ソンミン)が突然の事故で、あらゆる動物の言葉が聞こえるようになり、繰り広げられる事件を描いたコメディで、俳優イ・ソンミンとキム・ソヒョン、ペ・ジョンナムが団結した。劇中登場する軍犬アリの声はシン・ハギュンが演じ、見たことのない新鮮な笑いを予告していた。2018年7月にクランクアップした「狩りの時間」(監督:ユン・ソンヒョン)は2月についにやってくる。「狩りの時間」は新しい希望を見つけるために危険な作戦を計画した4人のメンバーと彼らの後を追う正体不明の男が命をかけて繰り広げる、手に汗握る追撃戦を描いたストーリーで、「Bleak Night」のユン・ソンヒョン監督がメガホンをつかんだ。特に「Bleak Night」を通じて可能性が認められたイ・ジェフンとパク・ジョンミンがユン監督と再会して期待が大きく、チェ・ウシクとアン・ジェホンなどの忠武路(チュンムロ、韓国映画界の代名詞)の人気俳優たちが合流して、注目を集めている。ドラマ「ナイショの恋していいですか!?」で共演したソ・イングクとイ・スヒョクは、「パイプライン」(監督:ユ・ハ)で再会した。「パイプライン」は、韓国の数十メートル地下に隠されている黒いダイヤモンド原油を盗んで人生逆転を夢見る盗油犯たちが命をかけて繰り広げる犯罪娯楽映画だ。「マルチュク青春通り」「卑劣な街」「江南ブルース」を演出したユ・ハ監督が、4年間のプリプロダクションを経て誕生させた自信作だ。それだけでなく、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ユジョンという特別な主演のミステリースリラー「第8日の夜」(監督:キム・テヒョン)とアニメ「テイル」(監督:ホン・ジュンピョ)、「劇場版ミニ特攻隊:恐竜キング ディノ」も観客を待っている。◆ソン・ジュンギ&キム・テリの大作に注目が集まるメリークリスマス昨年設立されたメリークリスマスは、最初の配給映画「僕の中のあいつ」(監督:カン・ヒョジン)で損益分岐点は超えたが、その後公開した「ロマン」(監督:イ・チャングン)、「量子物理学」(監督:イ・ソンテ)は大きなヒットにはならなかった。2020年は大作映画「スペース・スウィーパーズ」(監督:チョ・ソンヒ)でヒットを狙う。「スペース・スウィーパーズ」は、韓国映画初の宇宙を背景にしたブロックバスター映画だ。ソン・ジュンギとチョ・ソンヒ監督が「私のオオカミ少年」以来7年ぶりに再会し、俳優キム・テリとチン・ソンギュ 、ユ・ヘジンなどが総出動して、2020年の韓国映画界最大の期待作の一つになっている。「軍艦島」以来3年ぶりにスクリーンにカムバックするソン・ジュンギは、お金になることは何でもするが、いつもお金のない勝利号のパイロット、テホ役を演じる。昨年離婚のニュースで芸能界に大きな衝撃を与えた彼の復帰作であるだけに、人々の関心が高い。映画「お嬢さん」「1987、ある闘いの真実」「リトル・フォレスト」、ドラマ「ミスター・サンシャイン」などで、着実にフィルモグラフィーを積み上げているキム・テリは、勝利号を導く船長を演じる。チョ・ソンヒ監督によると、「スペース・スウィーパーズ」の構想には約10年かかったという。制作陣は「果てしなく広がる宇宙を背景に、これまでになかった見どころとストーリーで一風変わったSF大作を披露する予定だ」と明らかにして、韓国映画界に新たな境地を開くことができるのか、期待されている。・ソン・ジュンギ&キム・テリ&チン・ソンギュ&ユ・ヘジン、映画「スペース・スウィーパーズ」出演が確定7月クランクイン・パク・ソジュン、イ・ビョンホン監督の新作「ドリーム」の主演に抜擢危機に直面したサッカー選手を演じる
チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演映画「藁にもすがる獣たち」スイスのフリブール国際映画祭にノミネート
映画「藁にもすがる獣たち」が、第34回フリブール国際映画祭にノミネートされた。チョン・ドヨンとチョン・ウソン主演の「藁にもすがる獣たち」は、第34回フリブール国際映画祭の長編コンペティション部門にノミネートされた。「藁にもすがる獣たち」は、第49回ロッテルダム国際映画祭のタイガー競争部門にノミネートされたことに続き、スイスのフリブール国際映画祭にもノミネートされ、世界の高い関心を証明した。ロカルノ国際映画祭と共にスイスを代表する映画祭とされるフリブール国際映画祭は、面白い題材と予測不可能なストーリー展開を特徴とする、世界の映画界が注目する様々な作品を招待し、上映する。フリブール国際映画祭のアーティスティックディレクターThierry Jobinは「藁にもすがる獣たち」に対し、「ロッカーの中から見つかった巨額が入ったかばんは、映画の中の登場人物の人間性を失わせ、結局お互いが信頼できない獣のような人間の姿を見せてくれる。まるで螺旋状のストーリーを描いた1冊の小説のような作品だ」と、絶賛した。「キム・ヨンフン監督の初作品であることが、信じられないほど印象的な作品だ」語った。「藁にもすがる獣たち」は、制作段階から話題を集めた緻密なストーリーと、スピードの速い展開で劇に入り込ませる脚本はもちろん、素晴らしい演出力で期待されている作品だ。ここにチョン・ドヨン、チョン・ウソン、ベ・ソンウ、ユン・ヨジョン、チョン・マンシク、チンギョン、シン・ヒョンビン、チョン・ガラムまで、一つの作品では見ることのできなかった韓国最高峰の俳優たちが、素晴らしいエネルギーを基に今までになかった、多彩で魅力的なキャラクターの誕生を予告した。映画「藁にもすがる獣たち」は、韓国で2月12日に公開される。
チョン・ドヨン&チョン・ウソン主演、映画「藁にもすがる獣たち」メインポスター&予告編を公開…8人の相反する表情に注目
「藁にもすがる獣たち」のメインポスターと予告編が公開された。映画「藁にもすがる獣たち」(監督:キム・ヨンフン)は、人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするため、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。公開されたメインポスターは、集まった8人のキャラクターが目を引く。まず、強烈なレッドドレスを身にまとってソファに腰掛けてカメラを見つめているヨニ(チョン・ドヨン)と、その隣に焦っているような様子で座っているテヨン(チョン・ウソン)の相反する表情で好奇心を刺激する。また、家族の生計を立てることだけがすべてであるジュンマン(ペ・ソンウ)と、ヨンソン(チン・ギョン)の何を考えているか分からない表情、過去の記憶にとらわれている老人スンジャ(ユン・ヨジョン)、おぼろげな眼差しのミラン(シン・ヒョンビン)、何かにおびえているようなジンテ(チョン・ガラム)、そして隠すことができないオーラを放つドゥマン(チョン・マンシク)まで、偶然出くわした巨額のお金が入ったバックの前で、お互いのことを決して信頼できないキャラクター同士の張り詰めた緊張感を完璧に表現し、期待を高める。特に映画の中の人物たちの意味深ながらもそれぞれ異なる表情は、人生の崖っぷち、最後のチャンスである最悪の一発を控えて、恋人も、友達も、家族も信頼できない人間たちの、獣のような生存本能を垣間見ることができ、映画に対する好奇心をくすぐる。また「お金の前では、誰も信じるな」というフレーズは、誰も信用できない平凡な人物たちの直接的な状況を表すと同時に、彼らの切羽詰まった心境を表す。CGVのFacebookを通じて初公開されたメイン予告編は、金が入ったバックをめぐる予測不可能な展開と立体感あふれる現実キャラクターたちの爆発的なエネルギーで視線を集める。5万ウォン札(約5千円)がたくさん入った大きなバックは、ヨニ(チョン・ドヨン)をはじめ、テヨン(チョン・ウソン)、ジュンマン(ペ・ソンウ)など、何人ものキャラクターの手から手に移り、一瞬も目を離すことができない緊張感を与える。続いて、映画の中で家族の生計を支えなければならない大黒柱、港湾公務員、主婦など、ごく普通の人間たちとは全く関係がなさそうな殺人事件に対するニュースが流れ、彼らの前に繰り広げられる一寸先も予測できない展開が好奇心を刺激する。借金漬けで、人生を逆転させる一発を夢見るテヨンの「だから僕たちがもらっちゃっても通報できないんだよ」というセリフと、犯罪の大枠を作った人物ヨニの「これから人生やり直すのよ」というセリフは、休む暇なく吹き荒れるストーリーの中、油断した瞬間何もかもが逆転しかねない、新鮮な刺激と楽しさを予告する。映画「藁にもすがる獣たち」2月12日、韓国で公開される予定だ。
チョン・ウソンからチャン・ドヨンまで「藁にもすがる獣たち」予測できない展開を予告するスチールカット公開
チョン・ドヨン、チョン・ウソンらが優れた演技を披露した。映画「藁にもすがる獣たち」は15日、切迫した状況から抜け出すために変わっていく平凡な人物たちの姿が収められたスチールカットを公開した。「藁にもすがる獣」は人生最後のチャンスであるお金の入ったバッグを自分のものにするため、最悪の一発を計画する平凡な人間たちの犯罪劇を描く作品だ。この映画でテヨン役を演じるチョン・ウソンは「それぞれの人物がお金が入った一つのバッグを狙っているが、それぞれ異なる事情で欲望を追うため、俳優たちの解釈もそれぞれ異なる」と、鑑賞のポイントを伝えた。彼の言葉通り、今回公開されたスチールカットはお金を追う人物たちの予測できない展開を予告するカットで視線を奪う。まず、眼差し一つで相手を制圧するカリスマ性を持つヨニ(チョン・ドヨン)と、しわくちゃになったワイシャツ、乱れた髪で人間的な魅力を見せるテヨン(チョン・ウソン)の姿で好奇心を刺激する。消えた恋人のせいで借金に苦しむテヨンは、自分と一発を計画するブンオ(パク・ジファン)をはじめ、一度狙った獲物は逃がさないサラ金業者ドゥマン(チョン・マンシク)、単純だが殺伐としたドゥマンの右手メギ(ペ・ジヌン)に追われる切迫した状況を披露し、関心を高める。ここに人生を変える最悪の選択の前で揺れる弱気な家長ジュンマン(ペ・ソンウ)、家族の生計が先である国際旅客ターミナルの清掃担当ヨンソン(ジンギョン)の不安そうな目は、これからの展開への期待を高める。また、一生守ってきた自身の全てを失った後、深い悔恨に陥る老人スンジャ(ユン・ヨジョン)から、不幸の沼から抜け出せる危険な機会に遭遇したミラン(シン・ヒョンビン)、欲しいもののため盲目的に飛びかかる不法滞在者ジンテ(チョン・ガラム)まで、それぞれ異なる事情を持った人物たちが緊張感を与える。「藁にもすがる獣」の演出を務めるキム・ヨンフン監督は「映画は野球で言えば、最初の試合からオールスター戦を行う感じだった。一緒に作業する全ての瞬間が驚きの連続だった」と伝えた。「藁にもすがる獣たち」は韓国で2月12日に公開される。