ランニングマン(映画)
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映画「ランニングマン」チョ・ウンジ“デビューしてから初めての歓声かも”
適材適所に登場し、潤滑油の役割を果たす俳優を、韓国では甘草と言う。男優の中ではこの甘草俳優が多い。あなたがすぐ思い出す、才能が溢れている男優がそれに当たる。しかし、女優の中で甘草と呼ばれる人は極少数だ。そのような俳優になるためには、自分を壊す大胆な変身は避けられず、観客の心を動かせる演技力も欠かせない。観客の心をつかむカリスマ性は基本要素の一つだ。ところが、こうした方面で最高の魅力を発散している女優がいる。その女優がチョ・ウンジだ。甘草俳優という言葉だけではチョ・ウンジを十分に表現できないが、甘草俳優という言葉は、甘草演技が上手い彼女にうってつけの言葉だ。映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)でも同じだ。映画の中で社会部の記者のパク・ソニョン役を演じた彼女は、自身の能力を存分に発揮している。そのため、映画の楽しみが倍増する。チョ・ウンジは「映画が終わった後、舞台挨拶をしたのですが、反応が良くてびっくりしました。『本当に私たちに?』という感じでした。デビューしてから初めてこのような歓声をいただきました」と語った。特に、誠信女子大学で行われた女子大訪問の公約は、俳優たちにとっても特別な経験だった。シン・ハギュンは、映画「ランニグマン」の公式Facebookで4万のいいね!を獲得すれば、女子大を訪れるという公約を掲げており、チョ・ウンジを始めとする俳優たちと誠信女子大学を訪問して公約を実現した。チョ・ウンジは、「女子大だから、『女性にはあまり興味がないんじゃない?』と思っていたのですが、驚きでした。舞台に上がる前、他の方に観客の反応を聞きました。本当に喜んでくれていました。控え室にも聞こえたんです。皆で『私たちの映画を観てそうなったんだよね?』と話しました」と、当時のエピソードを伝えた。今回の映画でチョ・ウンジは、アクション演技を披露するシン・ハギュンとは違い、体よりは頭を使うキャラクターを演じた。また、記者役を演じきるため、自ら記者に会うなどして役作りをしていった。映画で登場する言葉は、実際に記者たちが使う用語だ。また、彼女は「シナリオに書き込まれたキャラクターがはっきりしていました。記者という職業だから、ここにプラスになる何かがあるのではないかと思いました。記者たちがよく使う言葉が表現できれば良いと考えました」と付け加えた。それぞれ工夫をして作り上げたキャラクターは、意外なシーンで観客を爆笑の渦に巻き込んだ。髪をほどいたまま事件を追いかけるシーンは、「ランニングマン」の見どころの一つだ。また、彼女の演技力はもちろん、スクリーンに釘付けにする才能や、甘草俳優としての存在感などが確認できる。完璧な役作りをしたチョ・ウンジだが、様々なジャンルを通じて俳優としての能力を発揮したいという希望も持っている。これまで恋愛、アクションなど様々な演技を披露してきたが、さらに様々な作品で自身を表現したいためだ。この過程で、もしかすると結婚に縛られるのではないかと考え、聞いてみた。チョ・ウンジは所属事務所の代表と3年間交際している。チョ・ウンジは「まだ、結婚の話は出ていません。ただ、結婚適齢期かなと思ってるだけで、時期については話していないです。ですが、当分は結婚しないと思います」と、忙しい日々を送っている二人の今後の計画を伝えた。チョ・ウンジが社会部の記者として出演し、映画に活力を吹き込んだ「ランニングマン」は、ソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が、濡れ衣を着せられ、容疑者となって追われるストーリーを描いた映画だ。韓国で4日から公開されている。
映画「ランニングマン」公開11日で100万人突破!シン・ハギュンの体当たりアクションが通じた
リアル逃走アクション映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ、制作:クリピクチャーズ)が、公開から11日で観客動員数100万人を突破した。15日、映画振興委員会の映画入場券統合ネットワーク集計によると、「ランニングマン」は今月14日、9万7286人の観客を動員し、興行成績3位を記録した。「ランニングマン」の累積観客動員数は103万9137人と集計された。「ランニングマン」はソウルの真ん中で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が、一瞬にして全国民が注目する容疑者となって追われるようになったことから始まる物語を描いた。シン・ハギュンの他にイ・ミノ、キム・サンホ、チョ・ウンジが出演し、「レストレス~中天~」を演出したチョ・ドンオ監督がメガホンをとった。ハリウッドスタジオ20世紀フォックスの子会社FIP(Fox International Productions)がメイン投資を行う初めての韓国映画である「ランニングマン」は、「伝説の拳」(監督:カン・ウソク)、「オブリビオン」(監督:ジョセフ・コシンスキー)など相次ぐ新作の攻勢にも着実に観客を集め、公開から11日で100万人を突破する人気ぶりを見せた。特に、人生初の体当たりアクションに挑戦したシン・ハギュンとキム・サンホ、チョ・ウンジの熱演が好評を得た。彼らの活躍で観客を集めることに成功したという評価だ。果たして、ハリウッド資本で作られた「ランニングマン」が、損益分岐点である180万人を超えることができるかに関心が集まっている。また、同日「オブリビオン」は20万1537人(累積62万423人)で1位を、続いて「伝説の拳」が18万9110人(累積67万6850人)で2位となった。
映画「ランニングマン」見逃すと後悔するエンドロール“最後まで面白い”
映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ、制作:クリピクチャーズ)が特別なエンドロール映像で観客の足を止めている。「ランニングマン」で18歳の年の差のある親子を演じたシン・ハギュンとイ・ミノは、劇中、終始ごたごたした姿で、親子が逆転したかのような妙な関係を見せる。しかし、危機的状況の中で、心の奥では息子を心配し、父の愛を見せるシン・ハギュンと、事件の実態を把握するために自ら乗り出すイ・ミノの姿は、映画への集中力をさらに高めてくれる。このように完璧な親子演技で反響を得ているシン・ハギュンとイ・ミノは、エンドロールが流れる瞬間まで観客に逃せない面白さと笑いを提供する。映画の前半とは異なり、事件以降少し近くなったシン・ハギュンとイ・ミノの姿がエンドロールと共に流れて、小さな楽しみをプレゼントしてくれる。特に、一層仲良くなった親子の姿で、お互いにいたずらをしあう二人の姿は、映画館を出る観客に心地良い笑いを与えてくれる。「ランニングマン」を見た観客たちは「最後の瞬間まで逃せない」「最後の最後まで面白い」「見逃すと後悔するエンドロール」などの爆発的な反応を示している。「ランニングマン」は、公開から2週間がたった今も、高い座席占有率を維持しながら上映されている。
シン・ハギュン主演「ランニングマン」が好評“家族で楽しめる映画”
映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)が家族で楽しめる映画として脚光を浴びている。映画「ランニングマン」は、ソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男の息の詰まるような逃走や、真実を明かす過程で見せてくれる緊迫感などで好評を得ている。公開2週目の平日ボックスオフィスで1位を記録し、好調な興行成績を見せている「ランニングマン」は家族皆で楽しむことができる映画として、様々な年齢層の観客から愛されている。実際「ランニングマン」は、ポータルサイトNAVERの年齢別評点で10代から40代の観客など、あらゆる年齢層の観客から10点満点中8点以上の評点を獲得した。「ランニングマン」の関係者は「『ランニングマン』のリアルなアクションと俳優たちのコミカルな演技による快感とユニークな笑いで10代の観客を魅了したならば、女心を揺さぶる俳優シン・ハギュンの体当たりのアクション演技と韓国映画界を代表する演技派俳優たちの演技力が20代の観客に面白さを与えて、春の劇場街の人気を導いている」と説明した。続いて「劇中親子を演じるシン・ハギュンとイ・ミノの姿や、どんでん返しを繰り返す緊迫感溢れるストーリーは中年層の観客に熱い支持を得ている」と付け加えた。
「ランニングマン」公開初週末に興行収入1位に!
映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)が、公開初週の週末に1位を記録した。韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「ランニングマン」は公開1週目の週末(5日~7日)に全国で50万1908人の観客を動員し、興行収入1位となった。「ランニングマン」は韓国で4日に封切られ、トップの座を維持してきた。しかし6日の土曜日に「G.I.ジョー バック2リベンジ」(以下「G.I.ジョー2」)に1位を譲り、7日の日曜日に首位を奪還した。ハリウッドの映画スタジオ20世紀フォックスの子会社のFIP(Fox International Productions)が主な投資を行った初の韓国映画である「ランニングマン」は、ソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が、一瞬で全国民の注目する容疑者となり、人々に追われるようになるというストーリーを描いたリアル逃走アクション映画だ。同期間の2位は46万4619人の観客を動員した「G.I.ジョー2」である。続いて「恋愛の温度」が3位(20万6164人)を、「パパロッティ」が4位(14万6450人)を、「新しき世界」が5位(6万2591人)を記録した。
シン・ハギュン、鏡王子に変身?「鏡を持ってかわいこぶる」とイ・ミノが明かす
俳優のシン・ハギュンが鏡王子となった。俳優イ・ミノは6日、自身のTwitterに「映画『ランニングマン』舞台挨拶、移動中のバスの中で。キュートな鏡を持ってかわいこぶる(シン・)ハギュンパパと隣で見守る息子(後ろにチョ・ドンオ監督もこっそり出演(笑))」という書き込みと共に、1枚の写真を掲載した。公開された写真には、黒いネズミの形をした鏡を手に持ち、可愛い表情を見せるシン・ハギュンの姿が写っている。イ・ミノはこれを面白そうに見つめており、笑いを誘っている。ネットユーザーは公開された写真を見た後、「シン・ハギュン、鏡王子(鏡をたくさん見る男性)になったね」「シン・ハギュンとイ・ミノ、本当に親子みたい」「シン・ハギュンにこんな一面があったなんて」などの反応を示した。シン・ハギュンとイ・ミノは映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)で、親子役で共演した。「ランニングマン」はソウル都心で起きた殺人事件を目撃したチャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が濡れ衣を着せられ、容疑者となり追われる物語を描いた作品だ。
シン・ハギュン「普段の自分とカメラの前の自分をきちんと分けている」
シン・ハギュンは、「ランニングマン」が初めてのアクション映画だと紹介した。デビューして15年目になる俳優から聞く初めてという単語に、それほど違和感がなかった理由は、彼がシン・ハギュンだったからだ。シン・ハギュンは常に挑戦している。ジャンルとキャラクターどちらにもとらわれずに、前進してきた彼に初めてのことは、まだたくさん残っている。ならば、私たちが注目すべきことは、初めてという事実ではない。むしろ、彼が初めてを受け入れる方法の変化に注目する必要がある。昔のシン・ハギュンは、現実とかけ離れたキャラクターの中で、才気あふれた姿を披露した。宇宙人に執着していた「地球を守れ!」のビョング、姉の手術費のため誘拐を犯す「復讐者に憐れみを」のリュウ、そして短い舌を手術するために殺人を犯す「礼儀なき者たち」のキラーなど、一言でシン・ハギュンはまともではない人物の演技をする時、光を放つ稀な才能を持つ俳優だった。しかしこのような認識は、彼が主流の映画に出演するうえで、悪影響となった時もあった。実際に「サプライズ」や「天国からの手紙」のように少し平凡なキャラクターで、シン・ハギュンは輝いていなかった。そのような彼に変化の動きが感じられたのは「高地戦 THE FRONT LINE」(以下「高地戦」)からだった。戦争を黙々と観察するカン・ウンビョ中尉を演じることで、シン・ハギュンは平凡なキャラクターでも楽しんでいる印象を与えた。それ以降に演じた「ブレイン 愛と野望」(以下「ブレイン」)のイ・ガンフンを通して、典型的なキャラクターを新しく生み出す技を披露した。早い断定かもしれないが、シン・ハギュンは平凡の中から、独特さを引き出す方法を探し出したに違いない。公開を間近に控えた映画「ランニングマン」とテレビ放送が予定されているラブコメディドラマ「私の恋愛のすべて」は、そのようなシン・ハギュンの変化を評価できる場となるだろう。―「高地戦」の時、「シナリオを読んだだけで、大変な撮影になるだろうと思って、最初は出演を迷った」と聞いたが、「ランニングマン」はどうだったのか? タイトルから俳優を苦労させる映画ということを予告しているが。シン・ハギュン:新しいこと、やったことのないことに魅了される。アクションジャンルである「ランニングマン」を選んだのは、挑戦したことないものに対する好奇心があったからだ。新たなジャンルに挑戦してみたかった。歳をとって体力が衰える前に、アクション映画をやってみなければという思いもあった(笑) ソウル市内の馴染みのある空間を舞台にアクションを繰り広げることがとても新鮮に思えた。一般的に人通りの激しい大混雑する空間は、人々の統制が難しいので、撮影現場としてあまり使われない。だが「ランニングマン」では、ソウルワールドカップ競技場と鍾路(チョンノ)の路地裏、銅雀(ドンジャク)大橋など、人々がよく行く空間でアクションを繰り広げるということが斬新だった。韓国的な父性が溶け込んでいる点もとても良かったが、僕たちの映画らしく、良いものが撮れたようだ。―僕たちの映画らしいということは、どんな意味なのか?シン・ハギュン:観客たちが気楽に見て、気持ちよく劇場を出ることができる映画。「私の貴重な時間を、つまらないもので無駄にしてない」という楽しさを与える映画だ。シナリオを読みながら「ランニングマン」がそのような映画だと思った。「平行線を描くことが、ひとつ屋根の下に暮らす男 vs 男の関係だ」―演じたチャ・ジョンウは、まさに休まず走る男だ。意外だった。体に風船をつけたかのように素早くよく走っていた。運動神経は良い方なのか?シン・ハギュン:全然良くない。そんなに運動が好きではない。それだけではなく、高所恐怖症でもある。だが、俳優はカメラが回ると、本能的に映画の人物になりきれる集中力があるようだ。不可能だと思ったアクションを知らないうちにこなしたり、高いところにさっさと上がったりすることもできる(笑) 一種の麻酔効果かな? 僕の場合は、普段の僕と演技をしている時の僕を厳密に分ける方なので、そのような効果をより大きく発揮できると思う。―それでも負傷の危険が伴うアクション映画なので、体を十分に温めておく必要があったと思う。シン・ハギュン:もちろん武術チームと体力トレーニングをした。みんな、心配してくれた。暑い夏の撮影で力が尽きて倒れたらどうしようか、と。そのため、撮影に入る2ヶ月前から訓練して基礎体力をつけた。食事にも気を遣い、規則正しい生活をした。―シン・ハギュンさんにとって映画は一種のサプリメントのようだ。「高地戦」の時、山で一生懸命走ったおかげで体脂肪率が0%の元気な身体を得ることができたと思うが、今回の映画を通じても、さらに元気になった感じがする。シン・ハギュン:そうかもしれない。今回映画を撮影しながら、アクションのプレッシャーのせいでお酒もあまり飲めなかった。ハハハ(シン・ハギュンは、芸能界で有名な愛酒家である)。撮影自体が人生の活力になることもある。普段の僕は結構怠け者なので。人はちょうどいい緊張感がある時、かえって活力が沸くと言うではないか。そのような点から、撮影している時、より生きている感じがする。―先ほど本能という言葉を使ったが、一般的にシン・ハギュンというと、本能的に演技をする俳優というイメージが強いが、そのことにはどれくらい同意するのか?シン・ハギュン:台本の読み合せはしないが、たくさんのことを考える。ひとまず撮影現場に行く時は、いろんなケースを考えて行く。それを監督の指導と刻一刻と浮かび上がる考えとコラボして新たなものを作り上げる。その後はただ身を任せるだけだ。撮影の後、モニタリングして、満足できない部分があったら、また違うケースを考える。その程度の計算をしている。―それならば、その日の現場の雰囲気や体のコンディションによって演技が変わると思う。シン・ハギュン:ガラッとは変わらないが、微妙な違いはあるかもしれない。相手役の女優がどう反応するかによって、変わるのが演技だから。血気盛んな若い頃は、何でも一生懸命頑張った。情熱に包まれてキャラクターに没頭したこともある(笑) だが、映画という媒体は、情熱に負けないくらい、キャラクターを客観的に把握する目も必要だった。自分ひとりの感情で演じても、100%伝わるのではないことを自然に悟るようになった。―演劇から始めたが、演劇で基礎を築き上げた俳優たちを見ていると、台詞のタイミングの取り方で、状況をうまく乗り切る時が多い。特にその威力を発揮できるジャンルがコメディだ。「ランニングマン」はコミカルな要素が多いので、そのような面がよく生きたようだ。シン・ハギュン:「もっと上手くできたのに」と心残りがある。コメディは本当に難しいジャンルだ。俳優個人にも感覚があって、相手役との息も合わなければならない。それに素早い判断力も必要だ。難しいから魅力的でもある。皮肉に溢れた風刺コメディ映画を、いつか一度演じてみたい。「普段は気楽に過ごすが、仕事の時は気を引き締める」―父親の役も「ランニングマン」が初めてだった。シン・ハギュンが父親になったなんて!(笑)シン・ハギュン:ただの父親ではない。高校生の時に子供ができて、今は高校生の父親なのだ(笑) 「ランニングマン」が表面的にはアクションを前面に出しているが、映画の中心には修復できなかった親子関係が描かれている。未婚なので、実際の経験を引き出すことはできなかったが、逆に僕と父の関係を振り返りながら演じた。韓国の社会で父と息子の関係はたいてい似ている。平行線を描くしかない、ひとつ屋根の下の男 vs 男の関係だと思う。僕が父から感じた繊細な感情を思い出しながら演技に臨んだ。みんなと同じのようにぎこちない親子関係だった。多情多感な親子関係かと? お互いの心を開く親子が韓国ではかえって稀だと思う。僕たちの映画のようにある事件をきっかけに親子関係が少しの間、修復するだろう。しかし、いつまたその関係がすれ違うか分からない時限爆弾なのだ。―父と息子の関係が平行線を描く理由は何だと思うのか?シン・ハギュン:そうだな、どうしてだろう。僕の場合は、父との会話が非常に少なかった。当時は今のように父子が一緒にできるレジャー活動もなかった。私たちが幼かった頃は、父は仕事で忙しかったし、子供たちは子供たちなりに勉強で忙しかったので、お互いに顔を合わせる時間があまりなかった。そうやって一度、途切れた関係を修復するには長い時間が必要だが、子供が思春期になり、その隙間を縮める時間もなく、さらに広がってしまう。たぶん、今も多くの親子たちがそのようにお互いから遠ざかっているだろう。もし僕が子供を育てたら、またそのようになるだろう(笑)―映画の中で、チャ・ジョンウは18歳でに子供を持つほど成熟していた。もちろん、性的に(笑) 実際の18歳のシン・ハギュンはどうだったのか?シン・ハギュン:その頃は非常に内気な性格だった。静かでシャイな子、一人でラジオを聞くことが好きな子。様々な想像と空想をする子だった。考えが多くて独創的な面があるものに惹かれるところもあったと思う。映画も個性の強い作品をよく探して見たので。感性的だったのかな? いや、それよりも勉強があまり好きじゃない子だった(笑) 僕が学生だった頃は、勉強を一生懸命やるか、もしくは完全に悪い道に入るかどちらかだった。その間はなかった。―いやいや待ってください。今の話から推測すると、ちょうどその真ん中だったのか?シン・ハギュン:あれ?そうなるのかな?そうかも。僕はそんなに悪い子ではなかったから。ハハハ。―(笑) もし、18歳に戻ることができたら?シン・ハギュン:戻りたくない。受験勉強はもうやりたくない(笑) 朝早く登校するのも嫌だし。まあ、大学(ソウル芸術大学)に入学してからも、生活があまり大きく変わってはいなかった。先輩、後輩の関係が非常に厳しかったから。それに、早く軍隊に行ったので、大学生活も思ったほど楽しんでいない。入学してからマンナムシド(出会いの試み)というマダン劇(韓国の伝統的な大衆演劇)のサークルに入ったが、芸大のサークルは単に趣味でやっているわけではなく、非常に専門化されていた。それで、サークルの先輩たちとお酒を飲んだり、タバコを吸ったり、公演の練習をすることに大学生活の大半の時間を費やした(その時、一緒のサークルの先輩が、除隊したばかりのチャン・ジンさんとファン・ジョンミンさん、そして除隊を控えていて頻繁に休みをとっていたチョン・ジェヨンさんだ)。そうしているうちに軍隊に入り、除隊と同時に仕事を始めた。このような理由で、大学での思い出をたくさん作ることができなかった。―純粋さと敏感さが共存しているように見える。でも、以前は敏感な面がもう少し強く見えたが、いつからか、その両面が逆転したような感じがする。何となく柔らかくなったように見えるが。シン・ハギュン:歳をとったからかな、本当に。ハハハ。経験を積み重ね、余裕ができたからだとも思う。今は冗談を言ったりもするが、以前は先に僕から話をかけることがなかった。人見知りが激しくて人になかなか話をかけられなかった。それで、一人で没頭して、一人で仕事をするタイプだった。でも、先輩たちからはたくさん愛された。どうしてなのか分からないが、とりわけそうだった。その力で今まで来ることができたのかもしれない。―自分一人だけの時間が好きな人のようだ。でも、俳優という職業は、共同作業が要求される。食い違う面があると思うが。シン・ハギュン:だから、普段は僕自身を放置し、放っておく。普段は気楽に時間を過ごしているが、仕事の時は気を引き締める。映画というものは、ある意味、僕たちの人生とあまり変わらない。その中で色んな関係が形成され、メンバーそれぞれが自分の役割を果たすことで、一つの共同体が作られる。そこから生じる大変な部分があるので、作品を休む時はさらに自分だけの世界に閉じこもってしまうのかもしれない。―ドラマ「ブレイン」で大きな人気を得た。そのようなことが一人だけの時間を妨げることはなかったのか?シン・ハギュン:それはない。たくさんの人々が僕に気づくわけでもないし。まず、僕という人間は人が多い所にあまり行かない。「キャラクターとはストーリーの中にいなければならない」―以前は「シン・ハギュンはノーマルではない人物を演じる時、より魅力的だ」と信じていたが、そのような考えが徐々に消えている。今は平凡なキャラクターも楽しんでいる感じがするというか。例えば、「高地戦」のカン・ウンビョは戦争を黙々と見つめる観察者の役で、「ブレイン」のイ・ガンフンはやや典型的な人物だった。「ランニングマン」のチャ・ジョンウもこれまでのキャラクターに比べたら平凡な感じがするが、それにもかかわらず、つまらなく見えたり掌握力が足りなく見えたりしない点がすごいと思う。シン・ハギュン:キャラクターをわざと薄くしようとしたことはない。それから、キャラクターだけで作品を選んだこともない。キャラクターに左右されてストーリーが壊れたらいけないと思っているからだ。重要なのは、キャラクターはストーリーの中に、作品の中にいなければならないということだ。多くの観客たちが覚えている「地球を守れ!」の場合も、作品が抱いている独特さや映画的なメッセージ、表現の仕方に魅力を感じて作品を選択した。キャラクターだけが気に入って選んだわけではない。―最近、個性の強い映画より、観客との接点が多い作品を主にやっているが、それはどう説明できるのか?シン・ハギュン:独特な映画があまり出てこなくなっているということなのかもしれない。―ああ!シン・ハギュン:「地球を守れ!」は、その当時の制作環境だったから、撮影に入ることができた映画だ。今だと、たぶん、制作自体が難しかったと思う。その作品はかなりの制作費がかかる作品だったが、今は大きな資本をそのような実験的な映画に投資しないじゃないか。制作の環境自体が変わったと思う。―話しているうちに、自身の様々な面を披露できた映画制作の環境が、今は資本に崩されてしまったという気がする。残念に思っているのでは?シン・ハギュン:多様性という面では残念だ。今、多くの方々が韓国映画を愛してくれているが、その愛がある方向だけに偏っていると思う。それが色んな方向に向かってほしい。―チャ・ジョンウは生きるため、絶えず、逃げ続ける。少し違う意味で、シン・ハギュンも何かから逃げ出したことがあるのか?シン・ハギュン:もちろん、ある。かなり多い(笑) 演技をするということは非常に幸せなことだが、いざ現場に行ったら逃げ出したくなる時がある。特に、難しいシーンを撮ったり、なかなかうまくできないシーンを撮る時は気が狂いそうだ。多くのスタッフたちの前で、僕がとても小さく見えて自信もなくなる。そういう時は本当に逃げたいと思う。これからもそのような感情と戦いながら、作品をやっていくだろう。―デビュー15年間、様々な作品に出会ったと思う。時間が流れた後、もう一度見た時に以前と違う感じでぐっとくる作品はあるのだろうか?シン・ハギュン:見ていないから分からない。実は、僕は出演した映画をあまり見ていない。観客との対話や特別なイベントがある場合を除くと、試写会で一度見てそれで終わりだ。自分の作品を見ることがただ嫌いだ。恥ずかしい。「感情が過剰だったのではないのか?」「どうしてあんなことを見逃したのだろう?」など、しなくてもいい後悔が残るだけだ。だから、わざわざ探して見ることはない。―俳優なら、自分の若い頃の姿が気になるはず(だと思うが)シン・ハギュン:あれ? それって今、僕が老けたということかな?(全員爆笑) 後で、みんなの記憶から消えた時、その時は、以前撮った作品を見ながら、過去の時間を振り返ると思う。―では、質問を変えてみよう。いつか昔の作品を見る日が来るとしたら、どの作品を一番先に見たいのか?シン・ハギュン:さあ何を見るのだろう? 簡単に答えられる質問ではないと思う。その時までに僕がまたどんな映画に出会えるか、まだ分からないし。もう少し様子を見ながら考えてみたい。僕も知りたい。果たして、どんな映画になるのかを。
シン・ハギュンがイ・ビョンホンをおさえた!映画「ランニングマン」公開初日の興行成績1位に
映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)が興行成績1位に輝いた。4日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワーク集計によると、「ランニングマン」は6万3504人を動員し、興行成績1位となった。「ランニングマン」の累積観客数は試写会を含めて7万3537人と集計され、「ランニングマン」は韓国で3月28日に公開し、興行成績1位をキープしていたイ・ビョンホンの出演作「G.I.ジョー2」(監督:ジョン・チュウ)をおさえた。同日「G.I.ジョー2」は5万4160人(累積110万540人)を動員し、2位となった。「恋愛の温度」(監督:ノ・ドク)は3万2675人(累積144万7335人)を動員し、3位をキープした。映画「ランニングマン」はハリウッドのスタジオで20世紀フォックスの子会社のFIP(Fox International Productions)が主な投資を行った初の韓国映画だ。ソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が、一瞬で全国民の注目する容疑者となり、人々に追われるようになるというストーリーを描いたリアル逃走アクション映画だ。
シン・ハギュン主演映画「ランニングマン」女心を掴んで前売り1位に!
映画「ランニングマン」が、封切りを控えて前売り率1位を記録した。映画前売りサイトのMAX MOVIEの3日午前10時の集計結果によると、「ランニングマン」が前売り率1位にランクインした。MAX MOVIEの関係者は、「『ランニングマン』の1位での出発は、春の映画市場で女性客をとらえたという点で意味がある」と明らかにした。続けて「最近男性が好む映画や青少年観覧不可等級の映画の公開が続いたが、その反動でアクションとコメディーがミックスされたソフトなアクション映画である『ランニングマン』に女性客が目を向けたものと分析できる。今後の競争作まで考慮すると、男性好みの市場の雰囲気が続いているため、むしろ『ランニングマン』の立場からは観客の評価さえ維持できれば女性客が集中するものと見られる」と分析した。MAX MOVIEによれば、「ランニングマン」の前売りデータを分析した結果、女性客が前売り1位になった要因だという。女性客の割合が57%を記録し、アクション映画にもかかわらず、女性から好まれる作品という結果が表れた。このような「ランニングマン」が女性に好まれる傾向は、最近のヒット作が男性の勢いを見せた雰囲気とは異なる。「ランニングマン」の女性の割合は、先週の興行成績1位だった「G.I.ジョー バック2リベンジ」の42%、「新しき世界」の47%より10~15%高く、今年最高のヒット作である「7番房の奇跡」と比べた場合もさらに3%高い。また「ランニングマン」が女性客に好まれる傾向は、週末上映回数の弱みを克服させた。3日に「ランニングマン」は週末上映回数の順位で2位となったが、男性客が分散した中で女性客が集中し、前売り率1位になった。「ランニングマン」は、ハリウッドの有名映画スタジオである20世紀フォックスが初めてメイン投資する韓国映画であり、シン・ハギュンの本格アクションへの挑戦作でもある。同作はソウルの都心のど真ん中で起こった殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が濡れ衣を着せられ、全国民が注目する容疑者になって追い回されるストーリーを描いた。韓国では4日に封切られる。
【PHOTO】イ・ミノら、映画「ランニングマン」ムービーデートに出席“可愛いポーズに大歓声”
俳優イ・ミノが、シン・ハギュン、キム・サンホと一緒に28日の午後、ソウル江北(カンブク)区弥阿洞(ミアドン)にある誠信女子大学ウンジョングリーンキャンパス大講堂で開かれた映画「ランニングマン」ムービーデートに出席した。この日、異例的に女子大学で特別試写会を開いた。女子大生たちの声援に力を得てハートポーズをしたイ・ミノ、大胆に大きなハートを描いたシン・ハギュン、キヨミ(可愛い人)ソングでキュートな一面を見せたキム・サンホまで、女子大生の声援によって大胆にキュートなポーズを披露し、さらに大きな歓声を浴びた。映画「ランニングマン」はソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウが容疑者として誤解され、追われることになったことで繰り広げられる物語を描いたアクション映画で、韓国で4月4日に公開される。
映画「ランニングマン」イ・ミノ、撮影中に肋膜炎にかかり“撮影中断”
俳優イ・ミノが、映画「ランニングマン」の撮影途中に肋膜炎により撮影を中断した事実を明らかにした。イ・ミノは26日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで行われた映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)のマスコミ試写会及び記者懇談会で、「撮影中に苦労が絶えなかったと聞いた。大変ではなかったのか?」という質問を受けた。すると彼は、「撮影途中に疲れの症状があった。風邪かと思って薬を飲んでそのままにしておいたが、一週間経っても治らなかった。変だと思って病院に行ったら、肋膜炎だと言われた」と語った。続けて「自分のせいで撮影が中断した。体の調子が良くない状況で撮影を強行することもあった。でも、(肋骨に怪我を負った)シン・ハギュン先輩に比べれば何でもなかった」と付け加えた。イ・ミノは劇中、天才的な推理力で父親を追って疑いを晴らすために努力する冷徹な息子チャ・ギヒョク役を引き受けた。映画「ランニングマン」は、殺人の濡れ衣を着せられ逃亡者になったチャ・ジョンウが、警察だけではなく正体不明の人々にまで追われながら起こる話を盛り込んだ作品だ。韓国で4月4日に封切りを迎える。
映画「ランニングマン」シン・ハギュン“観客動員数300万人を超えたらお酒をおごる”
俳優シン・ハギュンが観客動員数についての公約を掲げた。シン・ハギュンは26日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで行われた映画「ランニングマン」(監督:チョ・ドンオ)のマスコミ試写会及び記者懇談会で「予想観客動員数はどれくらいか」との質問を受けた。これに対し彼は「本当に沢山の方々に観てもらいたい。とても苦労して撮った。家族と一緒に観ることができる映画なので、多くの観客が訪れると思う」と語った。続いて「多くの観客に来てもらえたら、観客にお酒をおごりたい」と伝えた。司会者が「具体的な数を決めてほしい」と求めるとシン・ハギュンは、「僕は、3が好きだから300万人の観客に来てもらったらというのはどう?」と答えた。シン・ハギュンは劇中、全国民が注目する逃亡者チャ・ジョンウに扮する。17歳の息子にも認められない35歳の無知な父親だが、殺人事件の容疑者となり、逃亡せざるをえなくなる。映画「ランニングマン」は、殺人の濡れ衣を着せられたチャ・ジョンウが、警察だけではなく正体不明の人々にまで追われるストーリーを描いた作品。韓国で4月4日に公開される。※この動画はPCサイトのみの対応となります。