私は歌手だ2
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「太陽を抱く月」「ゴールデンタイム」「日曜の夜」など…ドラマは笑い、バラエティは泣いた2012年MBC総まとめ
今年のMBCドラマは大きな成果を挙げた。「太陽を抱く月」は他のテレビ局を圧倒する視聴率でブームとも言える人気を博した。特にMBCが自ら制作したドラマが反響を得た。「ゴールデンタイム」をはじめ、「アラン使道伝」「メイクイーン」などが高い視聴率を記録し、MBCドラマ局のプライドを守ってくれた。韓国で昨年11月から今年7月に渡って9ヶ月間も放送された「光と影」も欠かせない作品だ。アン・ジェウク、ナム・サンミ主演の「光と影」は、最高視聴率が24.1%を記録し、MBCが長期間月火ドラマの視聴率1位をキープすることを牽引した。「太陽を抱く月」「ゴールデンタイム」ドラマは豊作「太陽を抱く月」は新記録の連続だった。毎話ごとに番組史上最高視聴率を塗り替え、最終話は42.2%と40%を超える驚異的な視聴率を記録、有終の美を飾った。週末ドラマや毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)ではない水木ドラマで40%を超える視聴率を記録したのは約10年ぶりのことだ。MBCは「太陽を抱く月」で当分は越えられそうもない記録を手にした。視聴率はもちろん、作品性まで兼ね備えた作品が続々と登場したのも、今年のMBCドラマの特徴だ。「光と影」は政治的なメッセージを盛り込んだにも関わらず、大衆性の確保にも成功した。MBCが自ら制作したドラマ「ゴールデンタイム」はシーズン制が積極的に議論されるほど大きな成功を収めた。イ・ソンギュン、イ・ソンミン主演の「ゴールデンタイム」は救命外科の現実をリアルに描いたという評価を受けた。月火ドラマの視聴率最下位からスタートした同ドラマは、話が進むにつれ人気を集め、最終話では15.5%と番組史上最高視聴率を記録して同時間帯の視聴率1位を守り抜いた。「ゴールデンタイム」はテレビ局が自ら制作するドラマの全盛期を知らせるシグナルとなった。テレビ局が制作するドラマが活性化「ホ・ジュン」で再び?「ゴールデンタイム」で力を得たMBCは、イ・ジュンギ、シン・ミナを主演に掲げたドラマ「アラン使道伝」を水木ドラマに編成した。同作品の後半はKBS 2TV「優しい男」に押され、視聴率2位を記録したが、歴代ドラマの中では最高価格で日本へ輸出された。収益を分ける会社がないので、収益はそのままMBCのものとなる。現在放送中の週末ドラマ「メイクイーン」も底力を発揮しており、今後テレビ局が自ら制作するドラマはさらに勢いが増すと予想されている。来年3月に毎日時代劇として復活する「ホジュン~伝説の心医~」もMBCが制作するドラマだ。チョ・スンウとイ・ビョンフン監督がタッグを組んだ月火ドラマ「馬医」もヒット中だ。第1話は月火ドラマの視聴率最下位を記録し、イ・ビョンフン監督初の失敗作になるのではないかという懸念もあったが、いらぬ心配であったようだ。時代劇「武神」も平均10%を超える視聴率を記録し、人気を得た。ソン・スンホン主演の「Dr.JIN」の失敗を除くと、今年のMBC時代劇の成績はかなり良いほうだ。寂しく退場した作品毎日ドラマの視聴率は半減しかし、すべての作品がヒットしたわけではない。低い視聴率を記録し、寂しく退場したドラマもあった。水木ドラマは「太陽を抱く月」の後光を浴びることができなかった。後番組だったハ・ジウォン&イ・スンギ主演の「キング~Two Hearts」は第1話の視聴率が16.2%と高く、期待を高めたが、最終話は11.8%に止まった。後番組の「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」も9%未満の視聴率に止まった。特に毎日ドラマは、今年悪夢のような時間を送った。11月初旬、42年の歴史を持つMBCのニュース番組「ニュースデスク」は午後9時から8時に時間帯を変更した。その影響で放送時間が1時間早くなった「あなたなしでは生きられない」は視聴率が半減した。放送終了間近で発生した悪材料だった。後番組の「オ・ジャリョンが行く」も時間帯変更の副作用から逃れられずにいる。「日曜の夜」シリーズだけで3コーナーが廃止バラエティ番組は凶作ドラマが全般的に豊作だったとしたら、MBCバラエティ番組は厳しい一年を過ごした。1ヶ月に5つのバラエティコーナーが廃止されるという、未だかつてない事態となった。今年廃止されたバラエティコーナーは計16個に達する。水面下で議論されている一部のコーナーが廃止と決まれば、その数はさらに多くなると予想されている。「日曜の夜」は最も多くのコーナーが廃止された番組だ。「日曜の夜」のコーナーであった「僕らの日曜の夜-勝負の神」は11月に平均4%未満の視聴率を記録し、放送開始4ヶ月で廃止となった。「日曜の夜」で今年廃止されたコーナーは計3つで、それぞれ4ヶ月を周期に消えていった。「僕らの日曜の夜-ルルララ」「僕らの日曜の夜-男心女心」「僕らの日曜の夜-勝負の神」の順で現在は視聴者があまり覚えてもいないコーナーが「日曜の夜」シリーズから去っていった。事実上「日曜の夜」シリーズの危機は代表コーナーである「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)が業績不振に陥ったことから始まった。「私は歌手だ2」は視聴率と話題性の両方を手にしたシーズン1とは違い、全ての面から番組の質が低下した。歌手との出演の交渉が難航し、出演者の公開募集をするほど名声が落ちた。そのため、実力派歌手が一堂に集まり、世紀の対決を繰り広げるという「私は歌手だ」のフォーマットは顔なき歌手を発掘するフォーマットに変更されたも同然な状況に至った。視聴率がふるわず、「私は歌手だ2」も廃止に関する議論が出ている。廃止説が広がるとキム・ヨンヒプロデューサーは来年春に、「私は歌手だ3」を始めると明かしたが、事実上MBCはシーズン3を制作する予定はないというのが関係者たちの話だ。過剰な1位主義プライドだけが傷ついたMBCが成果主義に執着すればするほど、視聴者はMBCから離れていった。ストライキで主要な人材が業務から離れ、斬新な番組を作ることに失敗した。8月に放送された「ジャングルラブ」は今年のMBCバラエティ番組が持っている問題をそのまま見せてくれた番組だった。若い男女が奥地で互いの職業や年齢を知らないまま恋に落ちるというコンセプトを持つ「ジャングルラブ」は、制作の段階からSBS「チャクペ~相棒~」と比べられた。その懸念は、現実のものとなった。「ジャングルラブ」は「チャクペ~相棒~」と比べどのような相違点も持ち合わせていなかった。視聴率のためにプライドも捨てたが、得たのは非難だけだった。たった一日だけ放送され、その後廃止となったパイロット番組「スターロードトーク 明沙十里(ミョンサシプリ)」もSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」と似ていると指摘された。今年のMBCバラエティ番組は他社の人気番組だけを追いかけ、独自のコンテンツを発掘することに失敗した。蔓延した成果主義の影響で、斬新なアイデアは見えなかった。廃止パレード「無限に挑戦」は大丈夫?相次ぐコーナーの廃止でMBCに対する視聴者の信頼度は大きく下落した。9年間もMBCトークショーの看板を背負っていた「ユ&キムの遊びにおいで」が廃止されたのは、制作陣にも視聴者にも大きな衝撃であった。時間帯の変更から番組の廃止まで、すべての過程がテレビ局の決定に左右されていた「お母さんが何だって」も同じだ。水曜日の看板バラエティ番組「ラジオスター」や「無限に挑戦」がプライドを守ってくれているが、今年のMBCバラエティ番組は酷い凶作であったと言っても過言ではない。カン・ホドンが野心を持って復帰した「黄金漁場-ヒザ打ち導師」も第1回は同時間帯の視聴率1位を記録したが、第2回は視聴率が下落し、懸念も出ている。廃止とは無関係だと言われている「無限に挑戦」も安心して笑えない一年を送った。毎回二桁の視聴率を記録し、依然と高い人気を博しているが、ストライキで6ヶ月も放送休止となり、危機を経験した。その影響で「SUPER7 コンサート」問題などメンバーたちのチームワークが試されるハプニングも発生した。
イム・ジェボム側「『私は歌手だ2』の再出演、ラブコールを受けたが断った」
歌手イム・ジェボムがMBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)の出演のラブコールを受けたが、断ったことが分かった。イム・ジェボムの所属事務所Yedangエンターテインメント側は14日このような内容を公開した。所属事務所側は「当初『私は歌手だ』シーズン2をスタートする際、制作陣から数回再出演の要請があったが、イム・ジェボムは実力ある多くの歌手の場だと丁寧に断った」と過去のビハインドストーリを伝えた。また、「イム・ジェボムは最近『私は歌手だ』で後輩が自分の歌を歌ってくれたことだけでもありがたいのに、皆よい結果まで収めて、さらに嬉しく感じている」と付け加えた。「私は歌手だ2」でイ・ウンミは「君のために」、ソヒャンは「あなたはどこに」、The Oneは「飛翔」などイム・ジェボムの歌をそれぞれ編曲して歌い、好評を受けた。これと関連し、所属事務所側は「イム・ジェボムはThe Oneの「飛翔」では飛翔を完璧に再解釈したという感想を、また「あなたはどこに」を歌ったソヒャンには深みのある声を賞賛し、「君のために」を歌ったイ・ウンミには熱い熱情をそのまま感じることができ、いつかは同じステージで会いたいという気持ちも表した」と述べた。イム・ジェボムは現在、全国ツアーのため、公演準備に力を入れており、25日富川(プチョン)、30日と31日の2日間ソウル世宗(セジョン)大学・大洋(テヤン)ホールで単独コンサートを開く予定だ。
イ・ジョン、第2の全盛期?生涯初のスポットライト
歌手としてデビューして以来、ひたすらステージに立ってきた。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)に顔を出したこともあるが、一瞬もマイクを手放したことはなかった。今年10月にMBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)に出演して、デビュー以来もっとも熱い声援を受けた。活動10年目にして起きた出来事だった。私は歌手だ。そう、イ・ジョンだ。「茉莉花」の爆発的な反応クレイジー「私は歌手だ2」の効果がこれほどあるとは思わなかった。波及力が本当にすごかった。僕を歌手だと知らなかった若い人々にまで、「茉莉花」と歌手イ・ジョンに対する関心が高まった。他の候補曲も多かったが、「茉莉花」を選択していなければ、どんな結果になっていたのだろうか。すべてのことがクレイジーな状況だった。「私は歌手だ2」の出演後、僕に注がれた関心は今も相当高い。海外のファンもたくさんできた。10年間も活動してきたのに、「私は歌手だ2」のたった4回の出演が生涯初のスポットライトをもたらした。イ・ジョンの再スポットライトという記事を見た。正直、僕はスポットライトを当てられたことがない。今が僕にとって一番大切な時期だと思う。今からが本当のスタートだ。シットコム専門俳優?「私は歌手だ2」過去10年の間に、3本のシットコムに出演した。タレントやコメディアンと誤解されるかも知れないが、当時の状況に応じた選択だった。演技の魅力は確かにある。しかし、これ以上のシットコムはプレッシャーになる。ただ正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)への意欲はあるので、キャラクターが似合っていて、チャンスがあれば挑戦してみたい。「ノンストップ」への出演で、俳優チン・グという良き友達を得た。二人とも成功して、お互い助け合おうと約束した。この前、「愛してみたの」のミュージックビデオにチン・グが出演した。チン・グは俳優として、僕は歌手としてそれぞれの領域で真価を発揮できることを願っている。5年以内にヒット曲3つへの挑戦飢えている10年ぶりに所属事務所との契約が終了し、一人立ちすることになった。意欲と責任感をより持つようになった。これまで確かに多くの出来事があったが、いざ振り返ってみると何をしたのかと思う。自分の思い通りに進まずモヤモヤしていた。「私は歌手だ2」を通して、本当の自分を見せることができた気がする。ミニアムバム、シングル、デジタル音源など、ジャンルを区分することなく、アルバムを発表していく予定だ。「茉莉花」の前までは「ため息だけ」がヒット曲だった。どこに言ってもイ・ジョン=ため息だけで通じた。もちろん、感謝すべきことだ。しかし、まだ僕は飢えている。夢があるとしたら、5年以内にヒット曲を3つ作ることだ。歌手としてそれぐらいできれば十分だ。見せたいプロジェクトが本当に多い。2013年が期待できる理由だ。
「私は歌手だ」キム・ヨンヒプロデューサー、廃止説を否定“来春にシーズン3”
MBC「日曜の夜-私は歌手だ」(以下「私は歌手だ」)のキム・ヨンヒプロデューサーが、10日浮上した廃止説を否定した。キム・ヨンヒプロデューサーは10日、OhmyStarとの電話取材で「報道が出てからたくさん電話を受けている。『私は歌手だ』シーズン3は、来春に放送する予定だ」と強調した。「廃止については議論されたことがない」というのがキムプロデューサーの説明だ。また、他のMBC関係者も「『お母さんが何だって』と『ユ&キムの遊びにおいで』の廃止のため、あいにくにも「私は歌手だ」も噂に巻き込まれたようだ」と述べた。これに先立って、あるメディアは「『私は歌手だ』がシーズン2歌王戦を最後に廃止される」と報じていた。「私は歌手だ2」は、現在シーズン2歌王戦を行なっている。韓国で9日の放送では、ライオネル・リッチーの「Hello」を歌ったパク・ワンギュが脱落し、イ・ウンミがイム・ジェボムの「君のために」で2週間連続1位となった。これからイ・ウンミ、GUCKKASTEN、ソヒャン、The Oneが「2012年を輝かせた今年の歌手」の座をめぐり、競争することになる。
The One「私は歌手だ2」決勝に進出できたら“ヒョンビンを招待?”
歌手The Oneが、俳優ヒョンビンがMBC「私は歌手だ2」に出演するかもしれないと明かした。9日午後に韓国で放送された「私は歌手だ2」では、ソヒャン、パク・ワンギュ、The One、イ・ウンミ、GUCKKASTENが参加した2012歌王戦ベスト5戦が行われた。ヒョンビンと親友のThe Oneは、MCパク・ミョンスが「決勝にThe Oneが進出したら、ヒョンビンは来ますか?」と質問すると、「招待したら来ると思います。土下座してでも頼みます」と明かした。パク・ミョンスは、「The Oneが約束したわけではありませんが、ヒョンビンやペ・ヨンジュンが来るかもしれないらしい。期待している」と話した。
イ・ジョン「私は歌手だ2」降板の感想“よりいい音楽で恩返しします”
歌手イ・ジョンが、MBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)の番組降板の感想を明かした。イ・ジョンは12日午後、自身のTwitterに「皆さんの永遠の1位歌手、イ・ジョンです。今まで4回の『私は歌手だ2』の舞台で、私が学んだことと皆さんの関心と愛。永遠に忘れず、よりいい音楽で恩返ししながら生きて生きます。アイラブユー」という文章と共に、1枚の写真を掲載した。公開された写真には、「私は歌手だ2」の控え室で「7」の形のトロフィーを持ってカメラを見つめるイ・ジョンの姿が写っている。イ・ジョンは11日午後に韓国で放送された「私は歌手だ2-11月の歌手戦」で、歌手イ・スンファンの「君は知らない」を選曲して熱唱したが、残念ながら脱落してしまい、「私は歌手だ2」を降板することになった。この日の「私は歌手だ2」では、グループカーニバルの「ガチョウの夢」を選曲した歌手ソ・ムンタクが1位を獲得した。
ユンナ「私は歌手だ2」降板への感想“振り返ってみると感謝の気持ちだけ”
歌手ユンナがMBC「私は歌手だ2」の最後のステージを終えた感想を述べた。ユンナは12日午前、自身のTwitterに「『私は歌手だ2』を共にして下さった皆さん、ありがとうございました。私、ステージの上で本当に幸せでした。歌の練習などで辛くて、疲れてしまい愚図ったりもしましたが、振り返ってみると感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントを掲載した。またユンナは「これからも、今のこの気持ちを忘れずに、ステージで全力を尽くします。ありがとうございました」とし、「私は歌手だ2」を共にやってきた人々への感謝の気持ちを伝えた。ユンナは韓国で11日午後放送された「私は歌手だ2-11月の歌手戦」で、歌手イ・スンチョルの「ただ君だけの僕を」を選曲してステージに上がったが、歌王戦に進出することに失敗し、「私は歌手だ2」を降りることになった。
「僕らの日曜の夜」30年の歴史の墜落“派手な復活を期待する”
危機にある「僕らの日曜の夜」視聴率低迷いつまで続くだろうか?MBCバラエティ番組の象徴である「僕らの日曜の夜」が揺れている。「私は歌手だ2」と「勝負の神」の放送の順番を変えるなど、それなりに努力はしたが、視聴率はさらに低下した。最近同番組の視聴率は、3~5%にとどまっている状態だ。10%半ばから後半の安定した視聴率を記録しているKBS「ハッピーサンデー」、SBS「ニュー!日曜日は楽しい」などと比べれば、残念な成績だ。30年の歴史を誇る「僕らの日曜の夜」としては、屈辱と言わざるを得ない。韓国のバラエティ番組の歴史を塗り替えた「僕らの日曜の夜」30年の歴史MBC「僕らの日曜の夜」は、1981年「日曜日の夜の大行進」というタイトルで放送をスタートしてから数多くのヒットコーナーとスターを輩出したMBCのバラエティを象徴する番組だ。コントコメディショーで第一歩を踏み出した「日曜日の夜の大行進」は、1984年に「日曜日の夜のニュース大行進」にタイトルを変え、ニュースとコントを組み合わせて高い人気を得た。特に、同番組で「地球を離れなさい」「先に人間になれ」などの流行語をヒットさせ、全国的なスターになったハクサイ頭キム・ビョンジョは、約3年間番組の人気を牽引した一番の功労者だった。しかし1987年、民正党事件でキム・ビョンジョが降板してから「日曜日の夜のニュース大行進」の視聴率は日増しに低迷していった。この間KBSは、シム・ヒョンレ、キム・ミファなどを前面に出した「ユーモア1番地」「ショー!ビデオジョッキー」を制作し、視聴率を逆転させた。結局、「日曜日の夜のニュース大行進」は視聴率奪還のため、1988年に「僕らの日曜の夜」と番組名を変更し、新しい顔ぶれを大勢迎え入れるなど、電撃的な変身を図った。パク・ミソンの「変わった女」、イ・ギョンシルの「トルムク少女」(自転車に乗ってスターを追いかけるコーナー)などで徐々に雰囲気を盛り上げた「僕らの日曜の夜」は、1990年代に入り、名実ともに最高の人気番組に生まれ変わることになる。主流だったコントコメディを大胆に諦め、「習ってみよう」「隠しカメラ」などのバラエティショーを初めて披露し、爆発的な反応を得た。「僕らの日曜の夜」の成功後、韓国芸能界の流れはコントコメディからバラエティショーに完全に変わることになる。それだけでなく、「僕らの日曜の夜」はチュ・ビョンジンをメインMCに起用するというチャレンジもした。同番組を皮切りに、専門のMCとキャスターの専有物だった番組のMCをコメディアンが担当することになったのだ。現在、様々な番組で活躍している多くのコメディアンMCは、皆「僕らの日曜の夜」の恩恵を受けたと言っても過言ではない。このような実験的な精神をもとに「僕らの日曜の夜」は、1990~2000年代まで約20年間安定した人気を博してきた。「習ってみよう」「やるならやる」「人生劇場」「シネマ天国」「緊急救助もしもし?」「良心冷蔵庫」「イ・ギョンギュが行く」「新装開業」「健康宝鑑」「ラブハウス」「ゲリラ・コンサート」「すごい挑戦」「ブレーン・サバイバル」「経済よ、遊ぼう」など、数え切れないほどのヒットコーナーが生まれ、イ・ギョンギュをはじめイ・ホンリョル、キム・グクチン、キム・ヨンマン、シン・ドンヨプ、イ・フィジェ、パク・スホン、パク・ミョンス、イ・ユンソク、キム・ジンス、キム・グラ、イ・ギョンシル、パク・ミソン、イ・ヨンジャ、チョ・ヘリョン、パク・ギョンニムなど、当代の名MCがそれぞれのコーナーを担当した。特に、イ・ギョンギュは1988年から2008年まで20年間「僕らの日曜の夜」のメインMCとして活躍しながら100余りのコーナーを披露し、MBC芸能大賞を6回も受賞するなど、MBCのバラエティを代表する大物になった。「僕らの日曜の夜」の翼のない墜落、その理由は?このようにきらびやかな歴史を誇った「僕らの日曜の夜」にブレーキがかかり始めた時期は、2008年中盤だった。メインMCのイ・ギョンギュが降板し、「おにぎりコンサート」「オッパバンド」「クイズ・プリンス」「うちのお父さん」「ハンターズ」「恵みの雨」「熱い兄弟たち」「今日を楽しめ」「新入社員」「家をあげます」「風に乗って」「ルルルラルラ」「夢にも」など、数多くのコーナーが1~2ヶ月おきに始まったり、なくなったりする混乱した状況が展開されたのだ。これに比べライバル番組であるKBS「ハッピーサンデー」、SBS「ニュー!日曜日は楽しい」は目を見張るほど成長した。「1泊2日」「男子の資格」を前面に出した「ハッピーサンデー」と、「ファミリーがやってきた」「ランニングマン」「K-POPスター」「ジャングルの法則」などを次々とヒットさせた「ニュー!日曜日は楽しい」は、「僕らの日曜の夜」の牙城を切り崩し、各放送局を代表するバラエティ番組として注目を集めた。日曜の夜に「僕らの日曜の夜」の影響力はさらに縮小するしかなかった。では「僕らの日曜の夜」はなぜこのように翼のない墜落を続けているのだろうか?一番目の理由は、スタープレーヤーの不在である。KBSとSBSが、それぞれカン・ホドンとユ・ジェソクで注目を集めたことに対し、「僕らの日曜の夜」には中心となるメインMCがいない。イ・ギョンギュだけがカン・ホドンとユ・ジェソクに対抗できる唯一の存在だったにも関わらず、「僕らの日曜の夜」は旧体制の清算という名目で逆に彼と決別した。これは、「僕らの日曜の夜」には取り返しのつかない悪材料になった。イ・ギョンギュは「僕らの日曜の夜」が好むか好まざるかに関わらず、最後まで一緒に行かなければならない人物だった。「僕らの日曜の夜=イ・ギョンギュ」という法則が自然に感じられるほど、彼は「僕らの日曜の夜」の象徴的な存在だった。このような人物と決別することは、同番組の最大の強みである30年の歴史という伝統を諦めることを意味する。イ・ギョンギュの存在感と底力を信じず、冷酷に降板を通知したことは、あまりにも性急な決定だった。結局イ・ギョンギュは、20年間出演した「僕らの日曜の夜」を離れ、KBS「ハッピーサンデー-男子の資格」で大ヒットした。危機論を一蹴し、ネームバリューを最大限に高めただけでなく、人生初のKBS芸能大賞を受賞し、華麗に復活した。「僕らの日曜の夜」としては、後味が悪いだろう。二番目の理由は、トレンドに遅れたことだ。「無限に挑戦」の登場以来、韓国バラエティの大きな流れはリアルバラエティショーに移った。だが、「僕らの日曜の夜」は、このような流れに素早く対応できなかった。KBSが「1泊2日」「男子の資格」で、SBSが「ファミリーがやってきた」「ランニングマン」を通じて積極的にトレンドに乗ったことと対比される。目まぐるしく変わるバラエティ番組で、トレンドに遅れることは致命的な欠点である。過去の「僕らの日曜の夜」は、芸能界のトレンドをリードする先駆者の役割だけでなく、あらゆる世代に合わせた番組だった。だが、今の「僕らの日曜の夜」はヒットコーナーがなく、陳腐なフォーマットの繰り返しでトレンドに乗れず、視聴者の関心から遠ざかっている。このようなマンネリを克服できないなら、「僕らの日曜の夜」の視聴率不振は続くしかない。危機にある「僕らの日曜の夜」解決策はないのか?「僕らの日曜の夜」が作り出した30年の歴史は、韓国のバラエティショーの流れとそのつながりと同じであり、それだけ韓国芸能の歴史に残した足跡も大きい。「僕らの日曜の夜」のように長い時間、同じブランドであらゆる世代から人気を得ながら時代を風靡したバラエティ番組もなかなかない。だが、現在「僕らの日曜の夜」が直面している危機的な状況は、過去の栄光が色あせるほど致命的だ。根本的な解決策を見つけることが重要だ。まず、出演者の全面的な交代が必要だ。KBS、SBSにそれぞれイ・ギョンギュ、ユ・ジェソクを奪われた状況であり、残っているビッグカードカン・ホドンは、一番有力な候補だ。ユ・ジェソク、カン・ホドンと縁のなかった「僕らの日曜の夜」だが、今回だけは状況が違う。11月、放送に復帰する予定のカン・ホドンに「僕らの日曜の夜」のMCは、十分おいしい話だ。「僕らの日曜の夜」とカン・ホドンの利害が一致しているわけだ。もし、「僕らの日曜の夜」がカン・ホドンを中心に新しく再編されるなら、現在の固定化した構図を十分に揺るがすことができる。カン・ホドンはリアルバラエティだけでなく、キャラクターショーにも長けたMCだ。トレンドの最前線に立っている彼が導く「僕らの日曜の夜」なら、以前とは確かに差別化できる性格を持つようになるだろう。さらに彼はイ・ギョンギュの直系弟子の象徴まで持っている。「僕らの日曜の夜」が彼にオファーしない理由がない。出演者の交代とともに、コーナーの改編も重要だ。すでに人々の関心から遠くなった「私は歌手だ2」と「無限に挑戦」のノ・ホンチョルとハハをそのままコピーしてきた「勝負の神」だけではライバル番組に勝てない。芸能界の流れを変えるような画期的なアイテムを開発することが難しいならば、少なくともトレンドに乗るという誠意は見せなければならない。「1泊2日」「男子の資格」「ランニングマン」などは、すべて「無限に挑戦」が作ったリアルバラエティの大きな流れから出た番組だが、今はそれぞれ自活力を持って独自の領域と個性を確保している。「僕らの日曜の夜」もトレンドであるリアルバラエティを拒否せず受け入れるとともに、それなりの枠内で変形、変奏する努力をしなければならない。ときには、トレンドに積極的に乗り差別化を図る柔軟な態度が求められる瞬間もある。最後に、忍耐心を持って待たなければならない。一つのコーナーが定着し、頂上に上がるまでは少なくとも1年以上の時間がかかる。「1泊2日」「男子の資格」「ランニングマン」も最初からうまくいったわけではなく、一段一段とゆっくり上がってきたコーナーだ。「僕らの日曜の夜」も同じである。毎週出てくる視聴率に一喜一憂せず、長い目で見て充実した企画に集中してほしい。1~2ヶ月おきにコーナーが変わる番組は、視聴者の信頼を得られない。「僕らの日曜の夜」名誉を守れ!1981年から2012年までここ30年間、「僕らの日曜の夜」は数多くの危機を克服しながら成長してきた。そして、今「僕らの日曜の夜」はもう一度成長するため、ひどい成長痛を経験している。果たして「僕らの日曜の夜」は、今回も危機をうまく乗り越え、名誉を守ることができるのだろうか。MBCバラエティの象徴で、韓国バラエティの歴史の生き証人である「僕らの日曜の夜」の派手な復活を心より期待してみる。
“10月の歌手”GUCKKASTEN、年末コンサートのチケット販売にアクセスが殺到“2次販売も”
MBC「私は歌手だ2」で「10月の歌手」に選ばれたGUCKKASTENの年末コンサート「Time After Time」のチケット販売にアクセスが殺到し、現在ホームページにつながらない状態となっている。コンサートのチケット関係者は28日午後「『私は歌手だ2』で優勝して以来、予約のためのアクセスが急増し、現在非常時に備えて職員が待機している」とし「29日に2次販売されるチケットにもアクセスが殺到するだろう。完売が予想される」と伝えた。28日の午後2時に開始された1次チケット販売は販売開始後15分でホームページへのアクセスが不可能になり、「私は歌手だ2」の放送後チケットの予約率はさらに高まった。所属事務所のYEDANGエンターテインメントは「ハ・ヒョヌが編曲に心血を注いだ。3時間しか睡眠をとらず、練習と編曲を並行した。今回のことはGUCKKASTENの努力とファンの愛情が成し遂げた成果だ」と伝えた。今回の優勝で、GUCKKASTENのコンサートチケットの2次販売は29日午後2時からインターパークで開始される。チケットは、熾烈な争奪戦が展開されると予想されている。GUCKKASTENは「私は歌手だ2」でハン・ヨンエの「誰かいませんか」を選曲し、映画「007」シリーズのテーマ曲をサンプリングするという新しい挑戦をした。また、ハ・ヒョヌの金髪とサングラスは女心を揺さぶった。放送後、視聴者は「編曲がよかったし、GUCKKASTENにぴったりな曲だった。インディーズバンドのプライドを守ってくれた韓国代表」「ハ・ヒョヌのスタイルと最後の銃を撃つ仕草にドキドキしちゃった。最高」「GUCKKASTENが『10月の歌手』になると予想していた。早く2ndアルバムが出てほしい」「伝説を生み出した奇跡のグループ」「GUCKKASTENがついに優勝、大好き」などのコメントを残し、GUCKKASTENの優勝に賞賛の声が続いている。
「私は歌手だ2」時間帯変更も視聴率下落…3.8%記録
MBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)の視聴率が、時間帯を変更したにも関わらず、視聴率が下落した。視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチによると、韓国で21日に放送された「私は歌手だ2」は、視聴率3.8%(以下、全国基準)を記録したという。これは、17日放送分の5.2%より1.4%下落した数値である。「僕らの日曜の夜」第2部のコーナーとして放送されていた「私は歌手だ2」は、21日から第1部のコーナーの時間帯へと移動し、午後5時10分から放送された。これにより、競争番組も当初SBS「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」(以下「ランニングマン」)とKBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」(以下「1泊2日」)から、「ニュー!日曜日は楽しい-キム・ビョンマンのジャングルの法則 in マダガスカル」(以下「ジャングルの法則3」)と「ハッピーサンデー-男子の資格」(以下「男子の資格」)へと変ったものの、期待とは違い視聴率はさらに下落した。「私は歌手だ2」と同時間帯に放送された「ジャングルの法則3」は16.5%を、「男子の資格」は9.6%の視聴率を記録した。「ジャングルの法則3」は、14日の放送分より2.4%下落し、「男子の資格」は先週より0.8%視聴率が上昇した。また、「1泊2日」は視聴率18.9%を記録し、視聴率18.4%に留まった「ランニングマン」を押さえ、同時間帯視聴率1位に上がった。14日の放送分では、「1泊2日」が16.8%の視聴率を記録し、18.8%を記録した「ランニングマン」に負けていた。「1泊2日」「ランニングマン」と同時間帯に放送されたMBC「僕らの日曜の夜-勝負の神」は、2.5%の低調な視聴率を記録した。
イ・ジョン、K.willやEPIK HIGHを抜いて音楽配信チャート1位“人気を証明”
歌手イ・ジョンが歌った「茉莉花」が大きな人気を博している。イ・ジョンは韓国で14日に放送されたMBC「日曜の夜-私は歌手だ2」(以下「私は歌手だ2」)の10月B組競演でイ・スンチョル(RUI)の「茉莉花」を熱唱した。この曲は、ケーブルチャンネルMnet「SUPER STAR K4」でヨン・ギュソンとホン・デグァンが歌って話題になった曲でもある。 イ・ジョンが歌った「茉莉花」は15日現在(午前3時基準)、ポータルサイトDaumのリアルタイム歌謡チャートで1位となっている。これは新曲を発表したK.will、EPIK HIGH、Brown Eyed Girls ガイン、10CMを抜いた記録であるため、大きな意味を持つ。 また「茉莉花」はDaumをはじめ、各種音楽配信チャートでも大きな人気を博しており、イ・ジョンのパワーを証明している。これについてネットユーザーは「歌がすごくいい」「すぐにダウンロードしなくちゃ」「本当に甘い歌声」などの反応を見せた。
「私は歌手だ2」イ・ジョン、目をつぶって歌う“泣きそうで…”
歌手イ・ジョンが、MBC「私は歌手だ2」で初めてのステージに対する感想を語った。14日午後に韓国で放送された「私は歌手だ2」は、10月の歌手戦Bグループの歌手ピョン・ジンソプ、イ・ジョン、ユンナ、ソ・ムンタク、ソ・チャンフィ、パク・サンミンの対決が繰り広げられた。2番目に登場したイ・ジョンは、イ・スンチョル(RUI)の「茉莉花」を選曲した。編曲を直接手がけたイ・ジョンは、特有のリズム感を発揮しながら歌い、オリジナル顔負けの「茉莉花」のステージを披露した。歌っている間中ずっと目をつぶっていたイ・ジョンは、「目を開けたら泣きそうだった。考えていたタイミングで目を開いたが、またすぐに目をつぶった。涙ぐんだ。ステージが与える感動が『ヒーリングステージ』だった」と告白した。