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  • キム・ユンソク&ヨ・ジング主演映画「ファイ」4月に日本公開

    キム・ユンソク&ヨ・ジング主演映画「ファイ」4月に日本公開

    映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」が4月19日に日本で公開される。日本公式サイトでは、「5人の犯罪者を父に持ち、過去の秘密を知らずに生きてきた少年ファイ」と紹介されている。日本でも放送されたドラマ「ペク・ドンス」や「太陽を抱く月」に出演し注目を集めたヨ・ジングが少年ファイを、大ヒット映画「10人の泥棒たち」で主演を務めたキム・ユンソクがファイの人生を根こそぎ奪いとった犯罪集団のリーダー、ソクテを演じる。

    聯合ニュース
  • 「第33回映画評論家協会賞」授賞式開催…「スノーピアサー」「観相師」が3冠に!イ・ジョンジェが最高人気賞を受賞(総合)

    「第33回映画評論家協会賞」授賞式開催…「スノーピアサー」「観相師」が3冠に!イ・ジョンジェが最高人気賞を受賞(総合)

    第33回映画評論家協会賞の授賞式が開催された。29日午後6時、ソウル中(チュン)区韓国プレスセンターでは俳優アン・ソンギ、女優オム・ジウォンの司会で第33回映画評論家協会賞の授賞式が行われた。この日の授賞式にはシン・ソンイル、ソン・ガンホ、チョン・ウンチェ、パク・シネ、イ・ジョンジェなどの受賞者と映画界の関係者が参加し、会場を盛り上げた。 「スノーピアサー」が最優秀作品賞と監督賞、撮影賞(ホン・ギョンピョ)で3冠に、「観相師」が主演男優賞と助演男優賞(チョ・ジョンソク)、音楽賞(イ・ビョンウ)で3冠に輝いた。最高人気賞に当たるCJ CGVスター賞はイ・ジョンジェが手にした。「ソウォン 願い」のオム・ジウォンが自身初の主演女優賞を、「7番房の奇跡」のパク・シネが助演女優賞を、「ヘウォンの恋愛日記」のチョン・ウンチェが新人女優賞を受賞した。また、「ファイ 悪魔に育てられた少年」のヨ・ジングと「かくれんぼ」のホ・ジョンがそれぞれ新人男優賞と新人監督賞を、俳優シン・ソンイルと故パク・チョルス監督は韓国映画に貢献した功績を認められ、それぞれ功労映画人賞と特別賞を受賞した。国際映画批評家連盟韓国本部賞は「ジスル(Jiseul)」のオ・ミョル監督が手にした。新人評論賞はソン・ジンス、イ・スヒャンの二人が共同受賞した。映画評論家協会賞は韓国映画評論家協会会員全員によるオンライン予備審査投票を通じて部門別に5倍の候補が選ばれ、11月15日の本審査審査会議で投票によって各部門の受賞者が決定され、メディアを通して事前公表された。映画評論家協会の会員たちは他にも作品の美学に注目し、今年抜きん出た10作品を「映画評論家協会10選」として決定した。毎年の「映画評論家協会10選」は映像資料院の「韓国映画100選」選定の参考基準となり、重要なデータとなる。今年は同点の作品が2作品あり、計11作が選定された。「映画評論家協会10選」には「スノーピアサー」「ベルリンファイル」「観相師」「新しき世界」「テロ,ライブ」「ジスル(Jiseul)」「監視者たち」「7番房の奇跡」「ファイ 悪魔に育てられた少年」「ソニはご機嫌ななめ」「かくれんぼ」が選定された。以下は受賞作(受賞者)名である。◆最優秀作品賞:「スノーピアサー」◆CJ CGV スター賞:「新しき世界」「観相師」イ・ジョンジェ◆功労映画人賞:シン・ソンイル◆監督賞:「スノーピアサー」ポン・ジュノ◆主演男優賞:「観相師」ソン・ガンホ◆主演女優賞:「ソウォン 願い」オム・ジウォン◆脚本賞:「ロシアン小説」シン・ヨンシク◆助演男優賞:「観相師」チョ・ジョンソク◆助演女優賞:「7番房の奇跡」パク・シネ◆撮影賞:「スノーピアサー」ホン・ギョンピョ◆音楽賞:「観相師」イ・ビョンウ◆技術賞(視覚効果):「ミスターGO!」チョン・ソンジン◆国際映画批評家連盟 韓国本部賞:「ジスル(Jiseul)」◆特別賞:故パク・チョルス監督◆新人評論賞:ソン・ジンス、イ・スヒャン◆新人監督賞:「かくれんぼ」ホ・ジョン◆新人男優賞:「ファイ 悪魔に育てられた少年」ヨ・ジング◆新人女優賞:「ヘウォンの恋愛日記」チョン・ウンチェ◆映画評論家協会10選:「スノーピアサー」「ベルリンファイル」「観相師」「新しき世界」「テロ,ライブ」「ジスル(Jiseul)」「監視者たち」「7番房の奇跡」「ファイ 悪魔に育てられた少年」「ソニはご機嫌ななめ」「かくれんぼ」

    TVレポート
  • 【映画初主演 Vol.1】「ファイ」ヨ・ジング“初めてのアクション、自分で見てもドキドキしてカッコイイ”

    【映画初主演 Vol.1】「ファイ」ヨ・ジング“初めてのアクション、自分で見てもドキドキしてカッコイイ”

    これで自分の映画が出来た!生まれて初めて「これは自分の映画だ」と言える作品に出会えた人たちがいる。子役の衣を脱ぎ成人俳優へのエリートコースを進んでいるヨ・ジング、音楽からスクリーンへと舞台を移したMBLAQのイ・ジュン、ソ・イングク、2PMのテギョンがその主人公だ。期待と懸念、関心と心配が集中している彼らに会った。今年の下半期、スクリーンで羽ばたく彼らの真価が気になる。「ファイ 悪魔に育てられた少年」ヨ・ジング監督チャン・ジュンファンジャンル/韓国での公開日アクションサスペンス/10月9日Movie5人の犯罪者の父親を持つ少年ファイと彼の人生を根こそぎ変えてしまった犯罪集団の残酷なリーダーソクテを中心に、一発の銃声で何もかもが変わってしまった人々の対立や復讐を描いた作品。Character犯罪者たちに誘拐され育てられた17歳の少年ファイ。自身の出生をめぐる真実を知ってから、極限まで感情を爆発させる人物だ。少年と大人の男の間にある俳優ヨ・ジングの魅力が際立つ。―映画に初めて出演した感想は?ヨ・ジング:本当に感謝している。監督はもうろん、普段から尊敬していた先輩方と共演できて、非常にドキドキして緊張した。でも現場の雰囲気など色々と気を使っていただいて、楽しく撮影することができ、ファイという役に集中できた。―キャラクターのために準備したり、努力した部分を挙げるとすれば?ヨ・ジング:監督さんとたくさん話をした。ファイという人物は、最初は単純で純粋な感情を持っている人物だと思っていたが、台本を何度も見て研究してみると、非常に複雑で難しい人物であることが分かった。そのため、1週間に3~4回ほど監督の元を訪れ、気になることを質問した。ファイというキャラクターを作る上で、監督からたくさん助けてもらった。―今回の作品を通じて学んだことは?ヨ・ジング:愛嬌もなく無愛想な性格なので、劇中のお父さんたちや監督に質問するのも難しく思えた(笑) 話もできないまま撮影を始めるのではないかと心配していたが、現場に来てお父さんたちや監督の方から先に声をかけてくれた。言わなくても互いの眼差しだけでも多くのことを学んだ。―記憶に残る特別なエピソードは?ヨ・ジング:最後の撮影だったが、非常に強烈で濃い雰囲気の撮影だった。そのため、撮影現場の雰囲気も少し上気して何かにのめり込んでいるような不思議なものになっていた。雰囲気に流され、ぼーっとしてだるくなるというか。撮影が終わって、キム・ユンソク先輩だけではなく現場にいたスタッフまで同じような感覚だったという。みんな映画に集中している感じだったので、妙な気分がして、それが良かった。―最も期待しているシーンは?ヨ・ジング:たくさんのシーンがあるが、特にアクションシーンが楽しみだ。たくさんの人にきちんとしたアクションを披露するのは初めてなのでドキドキしている。もちろん、心残りもあるが、アフレコの時に少し見せてもらったが、非常にカッコよく撮ってくださったと思う(笑)―「ファイ 悪魔に育てられた少年」は自分にとってどのような映画?ヨ・ジング:僕にとってダイヤモンドのように貴重な経験をさせてくれた映画だ。まだ磨かれていないダイヤモンドの原石を、監督と尊敬するお父さんたち、たくさんのスタッフによって輝くダイヤモンドに変えてもらった。―【リレー】普段から自分が思う、俳優イ・ジュンは?ヨ・ジング:普段テレビで見る姿はカッコよく、時には面白い様々な面を持っている歌手だと思っている。そのため、今回の映画「俳優は俳優だ」を通じて見せてくれる新しい姿にもとても期待している。

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  • 「ファイ」ヨ・ジング“子役と成人の境に立つ、時をかける少年”

    「ファイ」ヨ・ジング“子役と成人の境に立つ、時をかける少年”

    8歳の時に「サッド・ムービー」でデビューしたヨ・ジングは、その後長い間誰かの子役だった。「ファイ 悪魔に育てられた少年」(以下「ファイ」)でヨ・ジングは誰かの子供ではなく、そのままのヨ・ジングを演じる。ドラマの序盤ではなく映画全体を引っ張り、少女たちに捧げる花束の代わりに拳銃を握った。そして、キム・ユンソクという大先輩と肩を並べた。17歳になったヨ・ジングにとって「ファイ」は、甘くて苦い成人式のように見える。しかし、ヨ・ジングは水が流れるように柔らかく、無理をして年齢に合わせたくないと話した。わざと大人のふりをしない姿からはむしろ奥深さを感じた。「ファイ」の広報活動とtvNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ジャガイモ星2013QR3」の撮影で、ヨ・ジングは手に負えないほど忙しい日々を送っている。三清洞(サムチョンドン)で約束していたインタビューの時間になったが、ヨ・ジングは坡州(パジュ)で足留めされていた。広告会社からヨ・ジングがようやく今、坡州を出発したと連絡をもらった。それから45分ぐらい経った頃だろうか。坡州から飛んできたヨ・ジングは前髪をピンで留めたままインタビューに現れた。乱れた前髪の下から申し訳なさそうな表情をしていたヨ・ジングの姿が可笑しかった。「どうしよう。可愛すぎる!」と心の声がつい漏れてしまった。だが、そのような可愛らしさは一瞬だった。口から出てくるヨ・ジングの低い声が予想していたものよりもはるかに重たい。今度は「どうしよう。声が甘美すぎる」と心の中で何度も呟いた。大人になる道の途中に立っている時をかける少年、ヨ・ジングとの対談を公開する。―本当に殺人的なスケジュールだ。ヨ・ジング:こんなに忙しいのは、デビュー以来初めてです。―ほとんど寝れていないと聞いた。たくさん寝ないと身長が伸びないのに。ヨ・ジング:一息つく暇さえありません。昨日、舞台挨拶をしましたが、父さんたち(キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュン)が今日の僕のスケジュールを知って、早く行けるように配慮してくれました。周りの方たちが本当によく世話をしてくれるので、それほど大変ではありません。―体力がある方なのでは?ヨ・ジング:はい、体力はありますね(笑)―封切りから1週間で観客を100万人動員したがどんな気分なのか?テレビの視聴率を確認することと映画の観客数を確認することは違うと思う。ヨ・ジング:ドラマは何度か出演したことがあるので、今は視聴率で人気の尺度を計れるようになりました。だけど、映画はまだ分かりません。ぴんとこないんです。ドラマと映画はかなり違うと思います。特に映画は舞台挨拶があり、「ファイ」に対して期待を抱いて見に来てくださった方たちに挨拶をすると思ったら、凄く緊張しました。様々な挨拶の言葉を準備していても、いざ舞台に上がると緊張して上手く話せませんでした。そのような理由で初日の舞台挨拶には、最初から最後まで「ありがとうございます」しか言えず、父さんたちは少しずつコメントを変えていましたが、僕はずっと同じことを言っていたので、後になって恥ずかしかったです(笑)―突然のアクシデントなどはなかったのか?ヨ・ジング:父さんたちが、即興で歌わせたり踊らせる時があります。最初は僕だけでしたが、後になってくるとお互いにやり合うようになりました。舞台挨拶の経験が多いので、観客たちとどのように疎通すれば良いのかよく知っているようでした。そうしたことがとても面白かったです。先輩たちと一緒にいて色々なことを学びました。―映画が青少年観覧不可判定を受けたので、まだ完成した映画を見ていないと聞いた。本当に見れなかったのか。ヨ・ジング:本当に見れませんでした。僕も内心期待していました。堂々とではなくても裏口からこっそりと入れてくれるのではないかと思いました。でもダメでした。VIP試写会の時、父さんたちはみんな一緒に映画館に入って行ったのに、僕だけ警護員が待機室へ連れて行ってくれました。―チョ・インソンの子役で出演した「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」(以下「霜花店」)もまだ見れていないそうだ。ヨ・ジング:はい。「霜花店」もまだ見ていません。―こっそり見たかと思った。同じ年頃の男子学生たちは、19禁の映像をダウンロードして見たりしている(笑)ヨ・ジング:ハハハハ。恐らくそうでしょうね。だけど、僕は家ではほとんどパソコンを使いません。家にいる時はテレビを見たり寝ていますが、家にいることもほとんどありません。外に出ることが好きなので、休みの日にも友達に会いに出かけます。―「ファイ」を撮影しながらチャン・ジュンファン監督と一緒に日記を書いたと聞いた。どんな内容を書いたのか教えてほしい。ヨ・ジング:様々なことが書いてありました。ファイが日記を書き始めた年齢が小学校1、2年生の時という仮定のもとに、ファイが書きそうなことを書きました。「今日も父さんたちが血まみれで帰ってきた」のような色んな設定を想像しながら日記を書き、このことがファイを理解するのに役立ちました。距離感を感じていたファイを身近に感じられるようになりました。―普段も実際に日記を書くのか?ヨ・ジング:いいえ!書きません!(笑) 記憶は残したいのですが、それを文章で書きたくありません。思い浮かぶイメージとして残しておきたいのが僕のロマンです。―どうしてそれがロマンなのか?ヨ・ジング:よく分かりません。過去を思い出した時に、重要なイメージだけが頭を通り過ぎた方がよりかっこいいと思います。―良い思い出として変えたいのかもしれない。ヨ・ジング:ハハハハ。そうかもしれませんね。悪い記憶は忘れたいから。―撮影した時に書いた日記はちゃんと保管してあるのか?ヨ・ジング:はい。持ってはいるんですが、読む勇気が出ません。その時はファイに没頭していたから真面目に書いていたのですが、今読むと「どうして、こんなことを書いたのだろう」と思えるかもしれないので。何か大げさに書いていたような気がするんです。例えば「父さんたちが今日、悲しそうに見える。僕が理解してあげないと」という日記。あ~恥ずかしい!本当に読む勇気が出ません(笑)―男性だらけの撮影現場の雰囲気はどうだった?ヨ・ジング:面白かったです。父さんたちが冗談で「俺たちには女性はいらない。ヨ・ジングがいるから!」と言い、たくさん可愛がってくれました。「ファイ」自体が暗くて、もしかすると撮影現場までもが暗くて重たい雰囲気になる可能性もありました。でも、父たちが終始和気藹々とした雰囲気を作ってくれたので、楽しく撮影できました。驚いたのは、父さんたちが演技をする時は怖いほど没頭しているのですが、監督のカットサインが出ると突然元に戻って笑っていました「あ~やっぱり先輩なんだな」と思いました。―父親たちがお酒を飲んでいた時には、良い子にして寝ていたそうだ。ヨ・ジング:はい。父さんたちが「今日はみんな集合だ!」と言うと、僕は「ファイは寝ます」と返事をします。そうしたら父さんたちが「(父親たちの声を真似しながら)当たり前だ。お前は寝ないと!」と言います。―普段、友達といる時は何をして遊ぶのか?ヨ・ジング:僕はお酒は飲まないので(笑) 普通の17歳の男子と同じです。インターネットカフェに行ったり、映画を見たり、運動もして、友達の家に遊びに行っておしゃべりもします。―最近は学校に行けてないのでは?ヨ・ジング:残念ながら、仕事でよく学校を休んでます。―勉強について行くことに対してプレッシャーを感じないのか?差が開きすぎると、「どうにかなるだろう」と諦めてしまうこともある。ヨ・ジング:今どうすれば良いか悩んでいます先々週に試験を受けました。高校に入ってから3度目の試験でしたが、一番ダメでした。中学生の時は、勉強が出来る学生ですかという質問に「出来るわけではないが、上位には入ります」と答えられました。でも高校に進学してからは、成績のことは話せません。奈落に落ちているので。中学生の時は、土壇場になって慌てて勉強していました。それが可能でしたが、高校生になってからは、どれだけ時間をかけて勉強したかによって成績が確実に違いました。努力が必要です。―夫婦喧嘩の原因の一つが子供の教育問題だそうだ。自身の芸能活動について両親との意見は一致しているのか?ヨ・ジング:うちの両親はやりたいことは存分にやりなさいというタイプです。その代わり、「積極的に応援するから、一生懸命に頑張りなさい。もし適当にやるつもりなら今すぐに辞めて勉強しなさい!」という感じなので、僕は自分を信じて応援してくれる両親を失望させたくありません。立派に成長していく姿を両親に見せたいです。―時間が経つにつれて、変わっていく自分の顔をどう思う?ヨ・ジング:実はMBCドラマ「太陽を抱く月」の後から僕の顔は変わっていないと思っていました。その時も童顔ではなかったので(笑) 幼い頃から老顔である人は顔が変わらずにそのまま年を取っていくとよく言うじゃないですか。それで、僕の顔は変わっていないと信じていました。だが、この前「太陽を抱く月」の再放送を見た時に、僕の顔がすごく幼く見えて驚きました。それで、鏡を見たらその時より顔が大人っぽく成長していると思いました。―成長している今の姿が気に入っている?ヨ・ジング:これ以上、成長してほしくありません。老顔だと言われたくないので(笑)―顔よりも声が低いために大人っぽく感じられるようだ。実際にこうして耳にすると、とても低音である。ヨ・ジング:「太陽を抱く月」の時より声がさらに低くなったと思います。あの時は声変わりの終わりの頃で、今は声のトーンが完全に定着した状態です。―ヨ・ジングさんの長所として声を挙げる人も多い。映画を見れないのが残念だが、「ファイ」では特に声が素敵だった。ヨ・ジング:僕は声がもう少し高かったらいいなと思います。かなり低音なので、ぶつぶつ言っているような感じがして、台詞の伝達力が弱いんです。「太陽を抱く月」の時が特に酷かったです。声変わりの時期だったので声を上手く調整することができず、いつも通りに台詞を言いました。それで、音響監督さんと「ジング、台詞が上手く伝わってこない」「それでは、どうしたらいいでしょうか?」「トーンを少し上げて台詞を言っても十分に感情を伝えられると思う」のような話を交わし、その後から声のトーンを高めて演技をしました。―声で観客の信頼を得た男性俳優が何人かいるが、ヨ・ジングさんにとっても声が良い武器になると思う。ヨ・ジング:実は僕は声がコンプレックスでした。声を出したくなくて無口になったほどです。それなのに、良い声を持っていると言われて、衝撃を受けました。その時、「僕が?」と驚いた覚えがあります。―同世代の子役出身の俳優の中で親しい人がいますか?ヨ・ジング:たくさんいます。(パク)ジミンさんとも親しく、今は大人になったけど(イ)ヒョヌ兄さんとも仲が良いです。子役出身の男性の中では僕が一番若い方です。―最近、映画「未熟な犯罪者」「メビウス」に出演したソ・ヨンジュと共に名前がよく挙げられる。ソ・ヨンジュが最近のインタビューで「『ファイ』のオーディションを受けたが、最終段階で落ちた」と伝えたが、知っていたのか?ヨ・ジング:え、そうなんですか?知らなかったです。ソ・ヨンジュは僕より1歳年下ですよね?ソ・ヨンジュの写真を見たことがありますが、不思議な感じがする顔だと思いました。何と言えばいいんですかね。悪くも、善良でもない妙な雰囲気が漂う顔が素敵だと思いました。「メビウス」は青少年観覧不可だったので見れなかったのですが、ポスターに写っている顔もすごく良かったです。特に首を上げている姿が印象的でした。―では、ヨ・ジングさんは自分が人の目にどのように映っていると思うのか?ヨ・ジング:最近は俳優の中で美男子が多いじゃないですか。でも、僕はファンから「あなたは花ではなく、石のようだ。硬い石」と言われたことがあります。その時はファンに「ありがとう」と言いましたが、正直、それがどんな意味だったのかよく分かりません(笑)―美男子でありたいか?ヨ・ジング:いいえ。石男子でも良さそうです(笑)―キム・ユンソクさんが「ヨ・ジングが美男子ではないのでとても愛している。僕たちの系譜を継がせたい」と言っていた。その系譜というのは、素晴らしい演技派俳優のことだと思うが?ヨ・ジング:ある意味、容姿ではなく演技で勝負しなさいという意味(笑) そんな話をしてくれたなんて、凄く嬉しいし褒め言葉ですね。本当にありがとうございます。―どんな男性がかっこいいと思うのか?ヨ・ジング:僕は本物の男のようなタイプが好きです。身長が高くて健康的で、皆を守れるような感じがする男性。―キャラクターで例えると?ヨ・ジング:ウルヴァリン?―本当に男の中の男だ!(笑) 「太陽を抱く月」の劇中で、「忘れてほしいと言ったのか。忘れてほしいのか。すまない。忘れようとしたが、君を忘れられなかった」という告白シーンを演じて、年上のお姉さんファンたちの眠っていた恋愛細胞を再び呼び起こした。16歳でイ・フォンを演じたが、「君を忘れられない」というのがどんな感情なのか理解していたのか?ヨ・ジング:理解できていませんでした。正直、今もよく分かりません。監督が感情を説明してくれてやっと撮影をしましたが、本当に大変でした。正直、僕では話にならないと思います。あんなことがあり得るのでしょうか?そのシーンを振り返るだけでも鳥肌が立ちます。男の友達にも冗談でそんなことを言ったら大変なことになりますよ。好きな女の子にもたぶん言えないと思います。想像することすらできません。―あまりロマンチックな面がないのか?ヨ・ジング:僕はいたずらが好きなので、ロマンチックなムードを作り出すことは苦手です。恥ずかしいじゃないですか。それでMBCドラマ「会いたい」を演じる時もすごく大変でした。表では甘い感じの台詞を言いながらも、心の中では自分の口を切りたくなりました。でも、先輩たちは僕に向かって「ジングは女を振り回すタイプだ」と言うんです。―私もそう思う。ヨ・ジング:いや、違います!!!(笑)―今通っている学校は男子高か?ヨ・ジング:そうです。だから、とても気楽です。気を遣うこともないし、変な噂が流れる心配もありません。―変な噂とは?ヨ・ジング:女の子にいたずらをしたら「あの二人、お互いに好きみたい」という噂が流れるんです。異性に関心が多い年頃なので、そういったことに敏感なようです。―男女が友達になれると思う?ヨ・ジング:はい!可能だと思います。―もう少し大きくなったら、その考えが変わるかもしれない。ヨ・ジング:ハハ。先輩たちと同じことを言いますね。みんなそう言いました。大きくなったらもう一度話しましょう(笑)―非常に幼い頃から演技を始めたが、「僕は同世代の子たちと違う道を歩んでいる」と自覚した時はどんな感じだった?優越感を感じたのか?ヨ・ジング:優越感のような感情は感じませんでした。友達といる時の僕は、ただのヨ・ジングに戻ります。友達と距離を置くことはあまり好きじゃないからです。例えば、美術をやっている友達がいて、その友達がとても優れた才能を持ち、多くの人々から認められているとしても、僕の目にはその友達がとても特別に見えたりはしません。ただ、「上手いんだね」のようなことを考える程度で、優越をつけて見ることはないと思います。―ヨ・ジングさんにはアンチファンがほとんどいない。アンチファンで苦しむ子役も多い。ヨ・ジング:え、そうなんですか?(笑) アンチファンはこんなことを言っていいのか分かりませんですが、もしアンチファンができてもそんなに悪くはないと思います。ある意味、冷静に見てくれる人がいるという意味じゃないですか。例えば、ある方が「ヨ・ジング、太りすぎ!」と言ったとしたら、その言葉にも耳を傾ける必要があると思います。それも一つの意見ですから。それから、自分の短所を客観的に見るのは難しいことじゃないですか。だから、自分の短所を探すのに効果的だと思います。―まだ酷いアンチファンに出会ったことがないので、そんなことを言えるのかもしれない(笑) ヨ・ジングさんは客観的な評価が聞きたいようだ。ヨ・ジング:はい。褒め言葉は嬉しいですが、たまには苦い言葉も聞く必要があると思います。僕は両親以外、演技について指摘をしてくれる人がほとんどいないんです。両親はそれを知っているから、より冷静になって耳の痛い話をしてくれます。それで撮影が終わった後、家に帰ると両親は今日どんな点が不足していたとか、演技の練習をもっと頑張る必要があるといった指摘を褒め言葉よりも多くするのです。幼い時はそれが寂しく感じました。撮影で大変だったのに、悪い点をより多く指摘されて悔しいとも思いました。でも、今考えてみると、とてもありがたいことです。両親もそんな話をするのは辛かったでしょうね。アドバイスというのは関心がないと出来ないことだと思います。―多くの子役俳優たちの悩みの一つに「果たして自分が子役のイメージから抜け出せるのだろうか」というのがある。自分が大人っぽく見えるのが気に入らないというヨ・ジングさんはどうなのか?そういった悩みは同世代の子役たちよりも少ないのか?ヨ・ジング:すべてのものには最適の時期があると思います。僕がどんなに大人っぽいとしても、未成年者なので成人俳優のように正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)のラブストーリーを演じることはできません。もし僕がやるとしても、見る人が違和感を感じるだろうし、僕もプレッシャーを感じるはずだからです。逆に、成人になっても子役の演技をしていると、そんな僕に対して反感を感じると思います。結局、すべてのものは自然に流れるように置いておくのが一番良いんだと思います。だから、「早く子役から抜け出そう」とは考えていません。多くの人々が「今回『ファイ』で子役から抜け出せるね」と言ってくれましたが、僕はこれがチャンスだとは思っておらず、今後の成人演技を目的に「ファイ」に出演したわけでもありません。キャラクターさえ良ければ、子役の演技を続けていくつもりです。―誰かの子役を演じられる日ももうあまり残っていないだろう。ヨ・ジング:そうなんです。それが少し寂しいです。そして、子役の演技はとても面白いんです。ドラマ序盤の視聴率は重要なので、監督たちもすごく気を遣います。緊張と期待が入り混じった撮影現場にはいつも興味をかきたてられます。―いつかヨ・ジングさんの子役も現れるでしょう。それも本当に面白そうです。ヨ・ジング:もう今回の「ファイ」に出てきました。―あ!そうですね!ヨ・ジング:僕にとっては本当に新たな感覚でした。子役が嬉しく思うかどうか分かりませんが、僕の目には子役が僕と似ているように見えました。僕もまだ幼いのに、僕の子役を見ていると妙な感じがしました。―これまでに映画「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」のチュ・ジフン、「霜花店」のチョ・インソン、「礼儀なき者たち」のシン・ハギュン、ドラマ「イルジメ【一枝梅】」のイ・ジュンギ、「いかさま師~タチャ」のチャン・ヒョク、「ジャイアント」のイ・ボムス、「会いたい」のJYJのユチョン、「太陽を抱く月」のキム・スヒョンの子役を演じてきた。キャラクターの良し悪しは関係なく、ヨ・ジングが見習いたいと思う俳優のイメージはどれか?ヨ・ジング:とても多いです。僕は様々なキャラクターを演じられる俳優になりたいです。それで、常に新しい感じを与えたいです。それが可能でしょうかね?(笑)

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  • 「ファイ」ヨ・ジング、怪物の声まで演じていた!

    「ファイ」ヨ・ジング、怪物の声まで演じていた!

    俳優ヨ・ジングが映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(監督:チャン・ジュンファン、以下「ファイ」)の中に登場する怪物の声まで演じていたことが分かった。劇中、ファイだけに見える恐ろしい存在で観客に余韻を残す怪物を、ヨ・ジングが実際に演技していたのだ。関係者によると、ヨ・ジングは怪物の声を演じることは初めてで最初は慣れない様子だったが、最終的には完璧に演じきり、チャン・ジュンファン監督と現場のスタッフを感心させたという。特有の深い演技をもとに特別な怪物の声を作り上げたヨ・ジングについてチャン・ジュンファン監督は「ファイだけに見える怪物で、ファイの内面にある怪物という意味でヨ・ジングが実際に声の演技をしてみたらどうかと思い、試みることにした」とし、「少し難解で難しいと思ったが、ヨ・ジングが怪物の声の演技までこれほど完璧にこなせるとは思わなかった。本当に驚いたし不思議な感じがする」と伝えた。ヨ・ジングが「初めは声の演技をすると聞いて心配もしたが、『ファイ』だけの怪物の声を見つけ出したような気がして気持ち良かったし、遣り甲斐を感じた」と怪物の声を演じた感想を明かした。「ファイ」は9日に韓国で公開され、大ヒット上映中である。

    OSEN
  • 「ファイ」ヨ・ジング“ハ・ジョンウ先輩のような悪人を演じて人間のダークサイドを見せたい”

    「ファイ」ヨ・ジング“ハ・ジョンウ先輩のような悪人を演じて人間のダークサイドを見せたい”

    チャン・ジュンファン監督、キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュンそしてヨ・ジング。2013年最高の期待作の一つである映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」で子役としてヨ・ジングをキャスティングしたことを一言で表せば画竜点睛(最後の大事な仕上げ)のような選択だった。そして、ヨ・ジングは誰もが予想した通り、まだ年齢が若いにも関わらず自身に向けられた期待の重圧に潰されることもなく、堂々たる完璧な演技を披露した。映画が公開された翌日、ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェでインタビューのために会ったヨ・ジングは「本当に映画を見せてもらえなかった」と話し、青少年観覧不可判定により映画を見ることが出来ずに残念だと年齢に対する不満を漏らした。「内心期待はしていた。インタビューや公の場では『見ることは出来ない』と言ってはいるが、もしかすると監督が僕を呼び出して『お疲れさま。ちょっとこっちに来い』と言ってこっそり映画を見せてくれるのではないかと思っていた。そして試写会の日、舞台挨拶が終わってすぐに僕は控え室に行ったので本当に映画を見ることが出来なかった」映画の中でヨ・ジングは驚くべき演技を披露している。アクション演技をはじめ、深い感情の演技まで、共演した五人の父親役の俳優キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュンにも劣らないカリスマ性を見せてくれた。ヨ・ジングが怪物のような子ファイ役に初めて出会った時の心境はどんなものだったのだろうか。「とても魅力的だった。理解できそうで理解できない感じで終わりの見えない子供だと思った。シナリオを読みながら演じてみて、研究すればするほど役に没頭していった。演技に正確な答えを導き出せずに息苦しい感じもしたが、それが更に魅力的で新鮮だった。ファイを定義してみようとしたが、すでに映画が公開された今でも的確に定義することは出来ない。ファイは僕が演技をすることで解き放ちたいと思わせてくれた役だった」それは間違いなく俳優の答えだった。自分を育ててくれた父親に裏切られたと感じ、復讐するという複雑な感情を表現することは容易ではない挑戦だった。チャン・ジュンファン監督と沢山話し合い、自らも十分に準備して挑んだ。実際に撮影が始まってからは、まるで役に取り付かれたかのような感じも見られた。ヨ・ジングは、そんな風に演技に集中出来たことは共演した先輩たちのお陰であると強調した。「実際に演技を始めると、役に上手く入り込むことが出来た。先輩方と一緒に演技をしていると本当にそんな感情が湧き上がってくるような、瞬間的にカッとなる感覚があった。悪い感じではなく新鮮で貴重な経験だったと思う」そんな臨場感があったからか、ヨ・ジングは撮影現場で撮影がない時、常に眠気に襲われるという妙な現象を経験し、眠気を抑えられなかったという。五人の父親たちのおかげで撮影現場の雰囲気はいつも和気藹々としていた。大先輩の俳優たちと共演することで緊張感が生まれるのではないかと思われたが、本当の父親のように優しく接してくれたことはヨ・ジングにとっても有り難いことだった。「一番仲の良かった父親はチョ・ジヌン先輩だ。パク・ヘジュン、キム・ソンギュン先輩と一緒によく撮影現場で遊んだ。ソクテお父さん(キム・ユンソク)は典型的な韓国の父親で、とても無愛想だが可愛い一面もあり、意外な魅力の持ち主だ。ジンソンお父さん(チャン・ヒョンソン)は気の利く本当に面白い方で、チョ・ジヌン先輩は一緒にスポーツの話をしたり、いたずらをして冗談を言い合いながら親しみを感じた。キム・ソンギュン先輩とはお互いにいたずら好きなので時々悩むほどだ(笑) パク・ヘジュン先輩とは共通の話題があり、一番友達のような父親だった」父親たちは皆カリスマ性溢れる俳優だが、ずっと年下であるヨ・ジングといたずらをして楽しく遊べるほどいたずら好きだ。最近行われた舞台挨拶ではじゃんけんで負けた人の顔に紙コップを投げる遊びをしたと話し、想像するだけで楽しいのかヨ・ジングは笑顔を見せた。「舞台挨拶を回っているが、今は沢山時間に余裕があるので野球を見た。そして野球も終わって暇になり、時間もまだ少しあったので楽しく時間を潰せる遊びを考えている時にパク・ヘジュン先輩が思い付いた遊びだ。紙コップを投げられること自体は痛くないが、とても屈辱的だ。チャン・ヒョンソン、キム・ユンソク先輩が審判をし、残りの四人で遊んだがとても楽しかった。緊張もしたし」ところで、息子が出演するR19指定の映画を見た両親の反応はどうだったのだろうか?若くして有名になった息子のためを思い、両親は常に褒めるよりも冷静に客観的な評価をしてくれるという。「僕の両親は普段から少し冷静に話をしてくれる方だ。今回の映画を見て『悪くはないが、まだ修正点や学ぶべきところが多いと思う』と言ってくれた。両親は『多くの方がヨ・ジングを称賛して下さることにただ感謝します』と言い、自信過剰にはなるなと言ってくれる。今回の映画は酷評されると思ったが、そうじゃなくて良かった」ヨ・ジングは現在tvNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ジャガイモ星2013QR3」に出演中だ。シットコムの巨匠であるキム・ビョンウク軍団に合流した感想を尋ねると「キム・ビョンウク監督のファンだった」という答えが返ってきた。それと同時に演技模範生らしく新しいスタイルの演技に対する関心も示した。「普段からシットコムジャンルに一度挑戦してみたかった。非常に好きなジャンルだし憧れの監督と一緒に仕事をすることが出来て嬉しかった。尊敬する先輩方と素敵な役者仲間たちと一緒に仕事が出来るし、シットコムはその瞬間ごとに対処する能力が重要なので演技の瞬発力を高めたくて挑戦した。ロマンスや重い役柄ではない僕の新たな姿も見せたかった」ヨ・ジングの今後挑戦してみたい役は固まっている。俳優ハ・ジョンウのように極端な悪役に挑戦してみたいという。子役ではない俳優ヨ・ジングの今後の活動が期待される。「悪役を演じてみたい、本当に理由もなく悪い役だ。連続殺人犯やサイコパスのように人間のダークサイドを見せるような役を体験してみたい。僕がどこまで極悪非道なことをして悪人になれるのか興味がある。映画の中でハ・ジョンウ先輩の演技を見て、感じてはいけない魅力を感じてしまったようだ。自分でも知らないうちに悪役に憧れるようになった」

    OSEN
  • 「ファイ」公開14日で観客動員数200万人を突破!

    「ファイ」公開14日で観客動員数200万人を突破!

    映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(以下「ファイ」)が公開から14日で観客動員数200万人を突破した。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると22日に「ファイ」は4万4957人の観客を動員して興行成績2位をキープし、この日までの累積観客数は201万2991人を記録した。10月のオフシーズンという不利な条件の中で公開した「ファイ」は、青少年観覧不可判定映画であるにもかかわらず、着実に観客たちから愛されて公開から14日で観客動員数200万人を突破した。「ファイ」は5人の犯罪者を父として持つ少年ファイ(ヨ・ジング)と冷酷な父ソクテ(キム・ユンソク)を中心に、一発の銃声からすべてが変わってしまった彼らの葛藤と復讐を描いた映画である。興行成績1位はハリウッドの大作映画「ゼロ・グラビティ」だった。この日「ゼロ・グラビティ」は8万4330人の観客を動員し、累積観客数は99万9781人で、観客動員数100万人突破を目前にしている。「ソウォン 願い」が3万2698人の観客を動員して3位を記録し、「夜の女王」「ローラーコースター」が後に続いた。

    マイデイリー
  • Vol.2 ― 「ファイ」チャン・ジュンファン監督“ヨ・ジングは深海を遊泳するサメの子”

    Vol.2 ― 「ファイ」チャン・ジュンファン監督“ヨ・ジングは深海を遊泳するサメの子”

    子役と呼ぶにはどこか成熟して、だからと言って成人俳優と見るにはまだ初々しさが残るヨ・ジング(16歳)。10年ぶりにカムバックしたチャン・ジュンファン監督(43歳)は、そんな妙な雰囲気を持つヨ・ジングにファイを預けた。神話の一場面から飛び出してきたかのような凄まじい重さのファイを、恐れを知らないヨ・ジングに何でもないかのように着せるチャン・ジュンファン監督のチャレンジ精神には再び感嘆せざるを得ない。映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(監督:チャン・ジュンファン、制作:ナウフィルム、以下「ファイ」)はタイトル通り、ファイのための映画だ。もちろん、ファイの後ろを頼れる犯罪者である5人の父親たちが守っているが、とりあえず何といってもファイのファイによるファイのための126分だ。チャン・ジュンファン監督のカムバック作として話題になった「ファイ」は、制作段階から果たして誰がファイを演じるのかについて様々な議論が起こった。17歳の少年を青少年の子役俳優が演じるのか、または新鮮な俳優が演じるのかに関心が集まった。韓国で演技力に定評のある子役たちがファイの前に列を作ったが、結局チャン・ジュンファン監督はヨ・ジングを選んだ。ファイの父親であり犯罪組織の冷酷なリーダー、ソクテ役を演じたキム・ユンソクも、ファイ役にヨ・ジングを選んだことに対する懸念が大きかった。重く、暗く、深く、難しいファイを10代の俳優では絶対に演じられないと思っていたためだ。しかし、その心配は杞憂だった。ヨ・ジングは違ったと口を開いては賞賛を並べた。キム・ユンソクはヨ・ジングをスポンジのように凄まじい吸収力を持っていると表現した。チャン・ジュンファン監督もキム・ユンソクの反応に満足した。まるでこうなることを予想していたかのように、余裕たっぷりの笑顔で頭を縦に振った。彼はヨ・ジングとの初対面の印象について「子供でもないし、大人でもないし」とかみ締めた。チャン・ジュンファン監督もヨ・ジングの妙な魅力にはまっていた。「不思議です。みんなヨ・ジングを見て子役と呼ぶべきか、成人俳優と呼ぶべきか分からないと言います。僕もそうでした。撮影に入る前はわんぱくな10代の少年なのに、撮影に入ればいつからそうしていたのかとぞっとするくらい一変します。そしてクリスタルのように変わる瞬間があります。様々な不思議な光を放つその瞬間、モニターを見ていて鳥肌が立ちます。そんなクリスタルのような子が素晴らしい俳優に出会って、素晴らしい養分を吸い上げるのが僕の目に見えて、すごくじーんときました。今でも鮮明に覚えています(笑)」 ヨ・ジングを思い出すチャン・ジュンファン監督の目がきらきらと輝いた。自分の作品に出演した俳優を可愛がらない監督はいないと思うが、ヨ・ジングを思うチャン・ジュンファン監督は喜びでいっぱいだった。このようにヨ・ジングを絶賛する理由は誰にもマネできない彼の内面の純粋さのためだった。「ヨ・ジングはほかの子役とは違います。子役を見ると小さいころから演技をしてきたので、映画やドラマで特有のテクニックを使います。もちろん、上手な人が多いです。ですが、人為的に作られた演技が見えます。ヨ・ジングはかなり小さなころから演技を始めたのに、それがありませんでした。ファイにはものすごい演技領域があり、強い力で物語を引っ張っていく主人公ですが、すべての瞬間、本当に演技が上手でした。真正性を損なわないところが良かったです。僕たちの映画は真正性がないとそのまま壊れてしまいます。ヨ・ジングは深い深海を遊泳するサメの子みたいです」このようにヨ・ジングを絶賛していたチャン・ジュンファン監督だがこれまで打ち明けられなかった心配も多かったそうだ。ヨ・ジングが険しいファイを演じながら、もしかして悪い色に染まってしまうのではないかという父親のような気持ちで慎重になったそうだ。「キャスティングをしながらかなり心配しました。ヨ・ジングだけでなく、ファイを演じることになるであろう俳優に対する心配でした。ファイを演じるとき、若い子たちにはプレッシャーが相当大きいと思います。オーディションを受ける俳優としては欲が出ると思いますが、いざ演じることで迫ってくるプレッシャーはものすごいものです。それに負けてしまった子役たちが変わることを超えて、変質してしまうケースもかなり見ました。僕が一人の少年の未来を変えてしまうのではないかと怖かったです。しかし、ヨ・ジングは不思議にも、そして幸いにもうまく乗り越えてくれました。体力的にも精神的にも非常に健全な少年です。本当に、しっかりと育ってくれてありがたいです。ハハ」

    TVレポート
  • Vol.1 ― 「ファイ」チャン・ジュンファン監督“案外淡白でシンプルな映画なんです”

    Vol.1 ― 「ファイ」チャン・ジュンファン監督“案外淡白でシンプルな映画なんです”

    奇才な監督チャン・ジュンファン(43)は10年前に「地球を守れ!」を持って突然現れ、映画界を騒がせた後に忽然と消えた。液状パス(液状の湿布薬)の匂いが無くなりそうな2013年、彼は再びとんでもないモノを持って突然姿を現した。今回は液体パスを手に持ったビョング(シン・ハギュン)よりもっとひどい。怪物を飲み込んだファイ(ヨ・ジング)の手をつないだ彼が、恥ずかしそうに微笑みながらスクリーンの戸を叩いた。「地球を守れ!」以来、10年ぶりに復帰したチャン・ジュンファン監督は、久々の映画公開で非常にわくわくしていた。一方、あごの無精ひげはおそらく公開前日まで緊張を緩めることができない彼の心理を表しているようだった。それだけ、チャン・ジュンファン監督にとって「ファイ 悪魔に育てられた少年」(以下「ファイ」、制作:ナウフィルム)は歓喜であると同時に彼を緊張させる存在だ。10年も待たせたファンの代わりに愚痴をこぼしてみたが、彼は満面に余裕のある微笑みを浮かべて恥ずかしそうに笑うだけだった。自身なりに様々な試みをし、結婚して父親になりこの10年間忙しく生きてきたというチャン・ジュンファン監督。言われてみれば彼は休まずずっと走ってきた。わずか1作品だが、彼が見せてくれた前作のカラーは非常に強烈で、センセーションを巻き起こすのに十分だった。しかし前作のオーラが強すぎて、「ファイ」もその延長線にある作品として考えようとする観客が多い。多くの人々が懸念する部分の一つだ。「『地球を守れ!』はユーモアのある楽しい映画で、『ファイ』は重みがあって古典的な、真正性が際立っている映画です。自分のスタイルがどちらであるかと選ぶのは難しいです。二つとも私の作品なんです。確かに、『ファイ』は『地球を守れ!』とは異なる演出法でアプローチしました。映画ごとに文法的にも美学的にも異なるアプローチが必要じゃないですか。観客のみなさんに隠されている私の洗練された(笑) スタイルを見つけてほしいです。私は時にはティム・バートン監督のように、時にはフランシス・フォード・コッポラ監督のようになりたいです」もしかすると我々はチャン・ジュンファン監督に「地球を守れ!」のような映画を望んでいたのではないだろうか。だから彼が異なるジャンルに挑戦するまで10年という歳月がかかったのかもしれない。ファンタジーを除いたチャン・ジュンファン監督はどこか不自然な感じがして「より商業的に変わった」と言うと、「『地球を守れ!』もとても商業的に作った映画なんですが?」という意外な答えで笑いを誘ったチャン・ジュンファン監督だ。「『地球を守れ!』も商業的に作った映画なんですが?観客がすごく喜ぶと思いました。その時は新鮮で変わっていたので。楽しんで見ることができるジャンルとしてアプローチしましたが、思ったほどではありませんでしたね(笑) 『ファイ』は正統スタイルでアプローチしたため、たぶん商業的に見えたと思います。『地球を守れ!』を見て作家主義的だと評価されるけれども、個人的に私は芸術映画があまり好きではありません。ハハ。どんな芸術であっても観客と交感できないのは芸術じゃないと思いますので。もちろん『ファイ』が資本的に優れていて、それによる最小限の責任感もあります」チャン・ジュンファン監督は観客の、観客による、観客のための映画を作るのが真のコミュニケーションだと話した。観客が目を逸らせば、映画として、監督として力を出しにくいというのだ。だからなのか。チャン・ジュンファン監督は1年間「ファイ」を脚色した。もっと観客の目で映画を見ようと努力し、ファイの心を伝えようと努力した。「非常に魅力的で、強烈だった『ファイ』のシナリオをもらって、とても嬉しかったです。観客が好む要素がいっぱいだったからです。ところが、一方ではあまりにも洗練されているのではないかと疑ったりもしました。人間の深い内面に触る映画なのに、このような部分で真正性を損なう気がしました。観客がもっと楽に見られる映画にするために、脚色にすべての力を注ぎました。最初は簡単だと思いました。まずジャンル的にかっこいい映画ですから。ところがストーリーがあまりにも深いものでした。脚色が大変で諦めようかとも思いました。でも無事に終え、今の『ファイ』が生まれましたね。私たちの映画、思ったより難しくありません。案外淡白でシンプルなんです(笑)」

    TVレポート
  • 「ファイ」公開からわずか9日で観客数150万人突破…お姉さんファンの力?

    「ファイ」公開からわずか9日で観客数150万人突破…お姉さんファンの力?

    ヨ・ジング、キム・ユンソク主演の映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(監督:チャン・ジュンファン、以下「ファイ」)が興行ランキング1位をキープした。映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークによると「ファイ」は16日の1日間、全国732個のスクリーンで全8万6874人の観客を動員し、デイリー興行ランキング1位となった。累積観客数は148万7180人だ。これで8日に公開した「ファイ」は9日目の本日(17日)観客数150万人を突破することになる。青少年観覧不可判定を受けた上に、オフシーズンという不利な条件の中でも善戦している。「ファイ」は5人の犯罪者の父を持つ少年ファイ(ヨ・ジング)が、彼の人生を根こそぎ変える事件を目の当たりにしてから展開されるエピソードを描いた映画だ。この突風の中心には、女性観客を中心としたジングアリ(ヨ・ジングに夢中になること)があるとの分析だ。映画を見た女性観客は、ヨ・ジングの新しい演技を絶賛している。実際「ファイ」は、映画専門サイトマックスムービーで女性観客のチケット予約占有率が55%を記録したことはもちろん、NAVER映画評点で男性観客より女性観客から高い点数を受けていることが印象的だ。「ソウォン 願い」は同期間6万6547人の観客を動員し、興行ランキング2位となった。累積観客数は191万2962人。「カンチョリ」は1万8290人を追加し、累積観客117万3714人で3位を記録した。

    OSEN
  • ブームを巻き起こしている映画「ファイ」…“ヨ・ジング兄さんと呼んでもいいですか?”

    ブームを巻き起こしている映画「ファイ」…“ヨ・ジング兄さんと呼んでもいいですか?”

    映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(監督:チャン・ジュンファン、以下「ファイ」)が青少年観覧不可の映画で映画館のオフシーズンにもかかわらず、興行成績1位で高い人気を得ているのにはジングアリ(ヨ・ジングに夢中になること)の女性観客たちの支持も一因となっていることが分かった。「ファイ」は映画専門サイトMAX MOVIEで女性観客の前売り予約率が55%になったことはもちろん、NAVER映画評点で男性より女性から高い点数を得ている。これまで「タチャ イカサマ師」「アジョシ」「チェイサー」「新しき世界」など、R19映画は女性よりは男性から高い点数を得たが、「ファイ」は男性はもちろん、女性の心を掴んだことで注目される。映画を見た女性観客は、ドラマを通じてすでにジングアリブームを巻き起こしたヨ・ジングの新しい演技変身によい反応を見せている。ドラマを通じて純愛はもちろん、茶目っ気溢れる少年の姿まで多彩な魅力を披露してきたヨ・ジングは、これでドラマに続き、初の映画主演も見事に成功させた。ヨ・ジングが子役(青少年)俳優であるにもかかわらず、兄と呼びたいという反応が相次ぎ、笑いを誘う。また、このようなブームにはヨ・ジングの他にもキム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュンなど、それぞれ違う個性と魅力を持つ演技派俳優たちとの相乗効果も大きかった。韓国で今月9日に公開された「ファイ」は、14日までの累積観客数130万9109人(映画振興委員会)を記録した。

    OSEN
  • 「ファイ」青少年観覧不可&オフシーズンにも関わらず観客数130万人突破

    「ファイ」青少年観覧不可&オフシーズンにも関わらず観客数130万人突破

    ヨ・ジング、キム・ユンソク主演の映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」」(監督:チャン・ジュンファン、以下「ファイ」)が興行成績1位を守り、観客動員数130万人を突破した。映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークの集計結果によると「ファイ」は14日、全国738ヶ所のスクリーンで9万5204人の観客を集め、デイリー興行成績1位を記録した。累積観客数は130万9109人。「ファイ」は、青少年観覧不可判定という制約に加えて10月のオフシーズンという不利な条件の中でも口コミで人気を集め、第2週目の興行成績でも多くの観客を動員して、韓国映画のプライドを守っている。問題はハリウッド大作だ。17日に公開される話題作「ゼロ・グラビティ」は「ファイ」の手ごわいライバルになると見られる。一方「ソウォン 願い」は同日、592ヶ所のスクリーンで5万8321人の観客を動員し、累積観客数177万8211人で2位となり、「カンチョリ」は1万6579人の観客を動員し、累積観客数113万6139人で3位となった。

    OSEN