天命
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Vol.1 ― 「天命」放送終了…ロマンチックなカップルたちのラブストーリー“愛を叶えた”
※この記事にはドラマ「天命」の結末に関する内容が含まれています。韓国で4月24日にスタートしたKBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)が、2ヶ月間の長い旅路を終え、27日に幕を下ろした。第1話から素晴らしい演出と企画の調和で注目を浴びたが、メインキャストの演技力と緊張感の落ちる展開で視聴者の関心を集めることができず、平均視聴率9.1%(全国基準、ニールセン・コリア提供)という残念な記録を残した。しかし、メインキャストたちのロマンチックなラブストーリーは視聴者の心をときめかせ、愛する人への切ない眼差しや思いは、心に響くには十分であった。最終話では主人公たちの愛が叶い、幸せな結末となった。「天命」の中のロマンチックで初々しかったカップルたちをまとめてみた。病に冒された民の治療を天命と受け止めイ・ドンウク&ソン・ジヒョお互いへの感情を表に出すことができず、胸を焦がしていたチェ・ウォン(イ・ドンウク)とホン・ダイン(ソン・ジヒョ)が、愛の実を結んだ。二人はウォンの娘であるラン(キム・ユビン)と温かい家庭を作った。二人は宮殿から離れ、病気の民を治療することを天命として受け止め、暮らすようになった。ダインは自分を育ててくれた養父(イ・ヒド)が皇太子イ・ホ(2AM スロン)を廃位させようとする勳舊波(フングパ:朝鮮時代の官僚勢力の一つ)と文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)の計略に加担しいていたということで、簡単にはウォンを選べない状況だった。ダインは父親を見捨てたという罪悪感から涙を流したが、正義、そして愛を選んだ。悪縁から必然へソン・ジョンホ&カン・ビョル義禁府(ウィグムブ:大罪人の取り調べを行った官庁)都事のイ・ジョンファン(ソン・ジョンホ)とチェ・ウヨン(カン・ビョル)は悪縁で始まったが、必然で終わった。ウヨンはミン・ドセン(チェ・フィリップ)を殺害したと誤解され、義禁府に追われていたウォンの実妹であったために、ジョンファンの監視を受けた。しかし、ジョンファンはウォンが真犯人ではないという真実を知り、彼の逃走を手伝い、拷問を受けていたウヨンを助けた。その後二人は急速に親しくなり、お互いへの愛を育んだ。ウヨンは鴆鳥の毒をつけたムミョン(ZE:A ドンジュン)の刀に切られ、生死の岐路に立たされたジョンファンを見ながら苦しんだ。涙を流していたウヨンはジョンファンに近づき、突然キスをした。ウォンの医術で完治したジョンファンはウヨンと結婚し、子供を授かり、幸せな家庭を作った。心痛む片思いクォン・ヒョンサン&ユン・ジニイム・コクジョン(クォン・ヒョンサン)は最初からソベクだけを一途に見つめていた。フクソク村の盗賊団の頭の右腕を務め、愛する女性ソベクの隣で彼女を献身的に守った。しかし、ソベクがウォンに恋心を抱いてから、コクジョンは胸を焦がし始めた。ウォンに告白するソベクを見たコクジョンは、ソベクを連れ出し「これ以上我慢できない。僕たちも結ばれよう」と迫力のある告白をした。しかし、ソベクは受け止めてくれなかった。その後ムミョンの襲撃を受けたソベクは後遺症でウォンに関する記憶を失った。そんな彼女を見ながら人々は残念がったが、むしろソベクとコクジョンの恋の成就には一役買った。父コチル(イ・ウォンジョン)とソベク、コクジョンはウォンの元を離れた。記憶を失うユン・ジニ、イ・ドンウクソベク(ユン・ジニ)は短期記憶喪失症となり、ウォンの存在を忘れることになった。ムミョンの攻撃を受けたソベクは、頭に岩がぶつかり、生死の堺に立たされた。それを残念だと思ったウォンは、彼女を助けるために誠意を持って治療した。その後目を覚ましたが、ウォンやランに関する記憶はすべて失っていた。ウォンに片思いをしていたソベクは、彼に心を告白したが、断られた。それが衝撃となり、忘れたい記憶となったのだ。特にこの日、ソベクは告白するまで市場で髪飾りを買ったり、化粧品で化粧をするなど、好きな人に美しく見せたいという女性の心を表し、見る者の心を切なくされた。「天命」の後番組として、7月3日より新水木ドラマ「剣と花」が韓国で放送開始となる。
「天命」パク・ジヨン&2AM スロン、敵との出会い:SPECIAL INTERVIEW
KBS 2TV「天命:朝鮮版逃亡者物語」(以下「天命」)は、歪んだ母性と強い父性の激しい対立を描いている。自分の生んだ慶原大君(キョンウォンテグン、ソ・ドンヒョン)の将来のために、皇太子イ・ホ(2AM スロン)を害そうとする文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)、そして命が危うい娘ラン(キム・ユビン)を救おうと皇太子を見殺しにしようとする内医院の医官チェ・ウォン(イ・ドンウク)。その狭間で皇太子は、まさに孤立無援の立場に置かれている。全20話のうちの12話、半分を過ぎたこれまで心置きなく笑う姿を見せたことのない皇太子と、カリスマ性を備えた王妃に会った。参加者:パク・ジヨン、スロン、コラムニストチョン・ソクヒ(約束の時間より早く到着したパク・ジヨンさんと先に話を始めることに)チョン・ソクヒ:MBCベスト劇場「沼」のときの演技が印象的だったので、SBSトークショー「話神(ファシン)-心を支配する者」(以下「話神」)での愉快な姿が少し意外でした。そこでまたまもなく文定王妃に扮して冷たいオーラを見せていますね。パク・ジヨン:私ってもともと愉快な人なんです(笑) 主人には仕事が入らなかったらお笑い芸人になってもいいんじゃないと言われるくらいです。キム・ユンチョル監督の「沼」は、一緒に作り上げる感じが強かった作品です。だから、それ以来映画を撮りたいと思うようになりました。ドラマは、特に助演の場合、与えられた役割だけ繰り返すことになるので。役者としては少し悔しい部分です。文定王妃には、おそらく他の姿もあったでしょうに(笑)チョン・ソクヒ:中堅であるにもかかわらず迷惑をかける俳優も多いのに、休む間も演技の勉強を続けていたんですね。パク・ジヨン:映画を見るのが非常に好きなんです。一日に連続して2本も見たりするんですけれど、そうして見た後は眠れないんです。演じたくて。本も結構読む方ですし。チョン・ソクヒ:新人のスロンさんと多くのシーンを共演しているんですが、どうですか。パク・ジヨン:新人と共演すると典型的でない演技が出てくるので、そこがいいです。何より、スロンさんは非常に頑張っています。また、顔立ちが与えるメリットがあるじゃないですか。優しい顔なので、情が移ります(笑)(スロンさんが到着)チョン・ソクヒ:昨日山塞に行って来ましたが、和気藹々とした雰囲気でした。宮中ではそうなることがまったくないので。皇太子が笑う姿を、これまで一度も見たことがないですね。パク・ジヨン:そうなんです。私たちが笑えばこんなに可愛いのに、この笑顔をお見せすることができないので残念です(笑) 皇太子、これから私、文定を踏みにじって成功したとき大きく笑いなさい!チョン・ソクヒ:ドラマ史上、これだけ長身の皇太子は初めてですよね?パク・ジヨン:そのうえ、ひげをつけるじゃないですか。でも、それが案外似合うんです。いつも座って演じるので気づかなかったんですが、ある日立っていたらものすごく大きかったです(笑)スロン:でも、他の方たちも皆長身なのでよかったです。イ・ドンウクさんもそうですし、ソン・ジョンホさんは僕より高いです。チョン・ソクヒ:初めての時代劇なのでプレッシャーも感じるでしょうが、特に準備したことは?スロン:時代劇の練習を始めたタイミングで「天命」に巡り会えました。何も分からないので、時代背景を含めて色々勉強しました。演じながらパク・ジヨン先輩に隣で色々アドバイスしていただきましたし。パク・ジヨン:アドバイスも何も(笑) 私は水が流れるようにするスタイルなんで、勉強をしないんです。私の想像力のせいで、後でがっかりするケースがしばしばあるので。それで、台本に忠実に、役に集中します。でも、イ・ホは本当にたくさん勉強して来ていました。実は、新人のときはそれが必要なんです。私も以前はそうでしたし(笑)チョン・ソクヒ:イ・ドンウクさんがスロンさんのこと褒めていましたが。スロン:ミュージカル形式のCMでパートナーをやったことがあります。当時の縁がドラマに繋がりました。パク・ジヨン:縁というのがね。ソン・ジヒョさんと私は釜山(プサン)国際映画祭で会いました。ソン・ジヒョさんに「先輩のファンです。一緒に演技したいです」と言われたんですが、しばらくして本当にそうなったんです。チョン・ソクヒ:山塞ではキム・ユビンちゃんが可愛がられていましたが、宮中では慶原大君役のソ・ドンヒョン君が可愛がられているでしょうね。スロン:僕のことを、兄さんと呼ばないで、先生と呼ぶんです(笑) 先日は果物を包んで手紙も書いてくれました。パク・ジヨン:私にも、スロンさんが深夜バラエティの「SNL KOREA」に出演したけど、見たか聞いてきて、自分は見られない番組だと残念がっていました。チョン・ソクヒ:「SNL KOREA」に出演したときはどうでしたか?アイドルなのに、プレッシャーはなかったですか?スロン:僕たちはもうすでに成人ドルなんで。それに、度を超えないながらも新鮮な姿を見せられるのが「SNL KOREA」です。あれくらいなら、おかしく可愛く見てくださると思いました。パク・ジヨン:私にもオファーは来たんですが、影響があまりにも大きくなりそうで辞退しました。私はうまくやりすぎそうなので(笑) ある瞬間、どきっと怖気づいたんです。変でした。他の服を着て、また演技に戻る自信がないんです。「SNL KOREA」は、壊れるというよりは、あんな演技も可能な人に見えるようにする番組なんですね。スロン:そこで一生懸命しないと、かえって馬鹿みたいになるんです。せっかく出演したので。パク・ジヨン:私も「話神」でそうでした(笑)スロン:僕はデビューして結構変わりました。2~3年前まではバラエティが人気だったので。どうにかして個性をアピールして生き残らなければならなかったんです。バラエティで人気を集めると、音楽配信ランキングも上がっていました。チョン・ソクヒ:それはそうとして、ドラマで皇太子があまりにも可哀想です。頼るところがない立場なので。パク・ジヨン:そうです。でも、私も台本を読んでいて気づいたんですが、時間が経つにつれて感情が着実に蓄積されるキャラクターは、皇太子しかいないんです。スロン:そうです。柔弱で前向きだったのが、冷静になる姿もありますし。積み重なって変わっていくことが感じられるので、僕もこの役柄が好きです。でも、時代的な事実があるので、王位に就くとしても悲しいことだと皆に言われます。8ヶ月後にはこの世を去る人物なので。パク・ジヨン:それを意識したらおしまいよ(笑) だから時代背景を予習するのが、必ずしも正解ではないと言ったんです。同情に陥る可能性があるので。役者の人生というのは、容易いものではないんです。文定王妃として出演して、台本を見て読んで練習していると、幸せな気持ちがしないんです。こんなことを言ったりやったりしている配役なので、幸せになるはずがないんです(笑)チョン・ソクヒ:それでは、スロンさんは今ものすごく不幸なはずですが。パク・ジヨン:そんな感情に、まだ振り回されてはいけませんよ(笑)スロン:僕はまだそうなる段階ではないです。映画「26年」のときもそうでしたし、今回も憂鬱な役柄ですが、イ・ホという役は、知れば知るほど、見れば見るほど悲しいキャラクターじゃないですか。でもまだ若いからか、このようにストレスが溜まるときは感情的に快感を覚えました。チョン・ソクヒ:東宮殿(トングンジョン、皇太子の住居)の火災のシーンのときはどうでしたか?炎の中にしばらくいたようでしたけれど。パク・ジヨン:台詞も非常に多かったんです。それで、台詞が少しずつ早くなりました(笑) 産毛が全部燃えたほどでした。脚本家の方たちは、そんなことになろうとは思わなかったのでしょう(笑)スロン:それでも僕は序盤にそんなシーンがあってよかったです。劇的なシーンのおかげで、一層表現しやすくなったので。「次の歩みに期待しています」チョン・ソクヒ:子供の母親として、王妃の心情も分からなくはないですけれど、皇太子が激しく刃向かったりするとすっきりします。パク・ジヨン:今も寂しいのに、だんだんさらに寂しくなっています。友達が一人もいなくて。スロン:王妃も実は皇太子とまったく同じ立場なんです。いくら強くても、人間的に近づいてくる人はいない。パク・ジヨン:いつであれ、力を持つ人よりその周りの人たちが得をするようです。現実もそうじゃないですか。お金を稼ぐ人と使う人は別であるように。スロンさんはこれから日進月歩すると思います。悪い役というのはないので。全部積み重なるので、次の歩みに期待しています。「僕は主人公じゃないとやらない。イメージの良い配役じゃないとやらない」と振る舞うことさえなければ(笑) 私は、声が低いのも気に入りました。チョン・ソクヒ:今ツーショットを見ますと、カップルも可能ではないかと思います。パク・ジヨン:まさか。以前はそんな役も結構やりました。KBS 2TV「コッチ」(2000年)のウォン・ビンさんから、最近はMBCドラマ「恋愛マニュアル ~まだ結婚したい女」のイ・ピルモさんまで(笑) それでもスロンさんは若すぎます。大人っぽくはありますけれど。正直心配も多かったです。「スロンさんのファンたちがどう思うだろう」と。でも最近は皆、文定王妃が生かされて初めてイ・ホも生かされることが分かってらっしゃるんですって?(笑)スロン:僕たちのファンの年齢層って、そう若くはありませんので(笑) 20代後半から30代前半が一番多いですが、母くらいの年配の方がサイン会に来られることもあります。チョン・ソクヒ:2AMのメンバーたちも、もうそれぞれの分野での位置づけに成功していますよね?スロン:はい。最初デビューしたときは、成功するためにお互いに合わせていく部分があったんですが、今は自分で自分を上手く作って表現していかないとと思うようになりました。「僕たちは苦労だなんて、差し出がましくて言えません」チョン・ソクヒ:苦労に比べて、視聴率は少し残念ですね。パク・ジヨン:そうなんです。私は大丈夫です。でも、監督や脚本家の方たち、スタッフたちのことを思うと、残念です。7日間ずっと撮影なので。スロン:イ・ドンウクさんと山塞のメンバーたちは、全国を周リながら数えきれないほど移動しているので、大変極まりないですね。僕たちは苦労だなんて、差し出がましくて言えません(笑)パク・ジヨン:1週間に4日を撮影しても、大変だなんて言えません(笑)チョン・ソクヒ:是非、充実した仕上がりになることをお祈りします。エピローグドラマでは継母と継息子。互いを殺しかねないほど牙を向いている仲だが、ドラマの外では誰よりも和やかな仲だ。互いに感銘を受けた映画の話を交わし、写真も撮りながらおしゃべり三昧だった。良くない関係にある相手役であるほど親しく、理解しあって初めて良い演技ができるというパク・ジヨンさんの言葉が思い浮かぶ。スロンさんが、本当に心強い味方に出会ったようだ。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
ZE:A ドンジュン、放送終了の感想「『天命』が最終回を迎えるなんて…たくさんの経験をした」
KBS 2TV水木ドラマ「天命」に出演したアイドルグループZE:Aのドンジュンが放送終了の感想を述べた。ドンジュンは27日、「天命」の最終回が放送される前に放送終了の感想を伝えた。ドンジュンはZE:Aの公式me2day(韓国のマイクロブログサービス)に「『天命』が最終回を迎えるなんて。気持ちがドジョウのようにのたうちまわっています。後で合流しましたが、たくさんの経験をしました。そして再び僕は恵まれた人だと思いました」という感想を掲載した。続いてドンジュンは「日に日に撮影現場はステージとはまた違う、僕の学びの庭になっていきました。僕の演技を整えてくれた先輩俳優の方々、苦労したスタッフの皆さんに感謝します。僕はやっぱり小僧っ子でした!!-釜山(プサン)で家族と一緒に本放送を見るドンジュン‐」と付け加えた。「天命」は27日に長程の幕を下ろす。美少年刺客ムミョン役を演じたドンジュンは第14話から登場し、カリスマ性溢れる眼差しで視聴者を虜にした。ドンジュンは劇中で小伊(ソユン)派の刺客ムミョンを演じた。あどけない美少年の姿と一寸の誤差もない鋭いカリスマ性を同時に発揮し、二重の魅力を披露した。端正な外見とは異なり、表情と目つきから尋常ではないオーラを放ったドンジュンは花のような刺客というニックネームを得た。さらにドンジュンは一生懸命に練習した武術の実力で登場人物の命を脅かす刺客のキャラクターを完璧にこなした。また、自身の役割に没頭して劇の緊張感を高め、激しいアクションシーンまでやりこなした。ZE:Aは各自のソロ活動が終わり次第、8月初旬の全員でのカムバックのための準備に専念する予定だ。
「天命」イ・ドンウク、自筆で放送終了の感想を伝える“本当に良い経験をしました”
イ・ドンウクが、KBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)の放送終了の感想を明かした。28日、イ・ドンウクは所属事務所であるキングコングエンターテインメントを通じて撮影を終えた名残惜しさを伝えた。写真のイ・ドンウクは逃亡者の姿から抜け出し、カッコいい医官の姿を見せている。彼は今まで関心と応援を送ってくれた視聴者に感謝の気持ちを伝えるため、サインと感想を書いている。イ・ドンウクは「初めて挑戦する時代劇が難しかったが、チェ・ウォンという忘れられないキャラクターを演じることができて、演技人生において良い経験となりました。最後まで応援してくださり、愛してくださった視聴者の皆様に感謝します。さらに良い姿でお目にかかりたいと思います」とドラマ終了の感想と感謝の気持ちを伝えた。特に、彼は直筆サインの片隅に「幸福!健康!」という言葉を書き、自身を応援してくれたファンの安否を気遣っていた。イ・ドンウクは「天命」で病気を患う娘の治療にしか興味がなく、出世には興味を持たない内医院の医官チェ・ウォン役を熱演した。
「天命」最終回、視聴率9.6%を記録し静かに放送終了
※この記事にはドラマ「天命」の結末に関する内容が含まれています。KBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)が視聴率10%を超えられず、静かに放送終了した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、27日に韓国で放送された「天命」は視聴率9.6%(以下、全国基準)を記録した。これは前回の8.8%より0.8%上昇した数値である。この日の放送では、皇太子イ・ホ(2AM スロン)、チェ・ウォン(イ・ドンウク)、ホン・ダイン(ソン・ジヒョ)が意気投合し文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)を追い出し、それぞれ幸せな結末を迎え幕を下ろした。同時間帯に放送されたSBS「君の声が聞こえる」は16.4%、MBC「女王の教室」は8.2%を記録した。
「天命」パク・ジヨン、またも2AM スロン毒殺計画を企む“イ・ドンウクも衝撃”
パク・ジヨンの悪行は現在進行形であった。韓国で26日に放送されたKBS 2TV水木ドラマ「天命」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン)第19話では、秘密結社シムゴク支社のリーダーであるチョンボン(イ・ジェヨン)と手を組み、小伊(ソユン)派の復活を狙う文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)の姿が描かれた。軽薄なチョンボンを叱咤するも、イ・ホ(2AM スロン)は彼の提案を受け入れた。ウォンヒョン(キム・ジョンギュン)の官職を奪い、チヨン(チョン・グクファン)を流刑に処した。文定王妃を罰するべきだという大臣たちの上訴は、そのまま無視された。このような状況に笑い、復讐を決心した文定王妃は、イ・ホに香蝋燭を贈った。気持ちだけ受け取るというイ・ホの断りにも、文定王妃は「どうされましたか? 私がこれで王に害を及ぼすのではないかと、心配なさっているんですか? しかし、心配なさらないでください。私はこの香蝋燭がいいと聞いて、すでに大君の部屋でも使っていたのです」と伝えた。文定王妃の思惑が分からない慶原大君(キョンウォンテグン、ソ・ドンヒョン)も頷いた。一方、政治に関するイ・ホの決定に、冤罪が晴れたウォン(イ・ドンウク)は怒りを隠せなかった。民のためには、チヨンだけは受け入れてはならなかったと憤った。そんなウォンにイ・ホは「僕が受け入れたのはチヨンではない。それによって僕が得られる力、一国の王として持つべき力、それだ」と訴えたが、ウォンを説得することはできなかった。これはジョンファン(ソン・ジョンホ)も同じであった。チヨンの護送を務めたジョンファンは露骨な敵対心を表した。しかし、このまま崩れる文定王妃ではなかった。刺客たちはウヨン(カン・ビョル)を人質にとらえ、結局ジョンファンはチヨンの前で跪いた。幸い、ウォンと盗賊の群れが登場し、刺客と立ち向かったが、ムミョン(ZE:A ドンジュン)の毒の攻撃を受けた。最後まで「天命」の結末は濃い霧の中に隠されている。
「天命」ソン・ジヒョ、放送終了の感想を語る“有意義で素晴らしい経験をした”
女優ソン・ジヒョがKBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)放送終了の感想を述べた。放送終了まで残すところ2話となっている「天命」についてソン・ジヒョは26日、所属事務所のC-JeSエンターテインメントを通じて「冬から夏まで山の中で撮影し、寒さや暑さ、虫など、俳優及びスタッフの皆さんの苦労が多かったです。和気藹々とした雰囲気の中で楽しく撮影できました」と伝えた。ソン・ジヒョは続いて「温かい父性愛と正しい道を歩もうとする人物たちのストーリーを演じ、5ヶ月間、有意義で素晴らしい経験をすることができました。何よりもこれまで応援し、見守ってくださった視聴者の皆さんに感謝します」と放送終了の感想を述べた。ソン・ジヒョは「天命」で内医院の医女ホン・ダイン役を務め、危機に陥った恩人を助けるために積極的にサポートする、体を張っての熱演を披露した。
「天命」2AM スロン、爆睡している姿をキャッチ“王様でも睡魔には勝てない”
ボーカルグループ2AMのスロンの眠っている姿がキャッチされた。26日、スロンは自身のTwitterに「僕、王なのに眠くて眠くてたまりません」という書き込みとともに1枚の写真を掲載した。スロンが掲載した写真は、現在放送中のKBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(以下「天命」)撮影中の自身の姿である。写真のスロンは「天命」の撮影衣装のまま、椅子に座って眠っている。劇中、王のイ・ホ役を熱演しているが、王の威厳などどこにもない姿が笑いを誘う。写真を見たネットユーザーたちは「王の威厳なんて」「眠っている姿も可愛いね」「いくら王様でも眠気には勝てないね」などのコメントを残した。
「九家の書」から「君の声が聞こえる」まで…これからの視聴率公約は20%に?
ドラマの視聴率が20%の壁をまったく越えられない状況だ。現在、水木ドラマの1位はSBS「君の声が聞こえる」である。27日、視聴率調査会社ニールセン・コリアの集計結果によると、韓国で26日に放送された「君の声が聞こえる」第7話は、視聴率16.1%(全国基準)だった。これは第6話の17.8%より1.7%下がった数字である。裏番組であるMBC「女王の教室」は7.0%、KBS 2TVの「天命」は8.8%をそれぞれ記録し、10%台を下回っている。これは、水木ドラマだけのことではない。最近、大きな話題を集めたMBC月火ドラマ「九家の書」も、20%の壁を突破できないまま放送を終了した。韓国で25日に放送された「九家の書」の最終回は19.5%だったが、これが自己最高視聴率だった。同時間帯に放送されたSBS「チャン・オクチョン」は10.3%、KBS 2TV「サメ ~愛の黙示録~」は7%と、2位の座を巡って争う形となった。このように平日夜10時枠のドラマの視聴率が全体的に低く推移しており、これらのドラマに出演する俳優たちも「これからは視聴率公約を20%にしたほうがよいだろう」と口をそろえている。週末ドラマはさすがに状況は違うものの、平日ドラマの人気は弱まっているものと関係者たちは見ている。このような現象の背景には、本放死守(再放送ではなく、本放送を必ず見るという意味の新造語)の意味が弱まってきていることが原因であるとの見方が大きい。
「天命」2AM スロン&イ・ドンウク、皇太子殺害を企むパク・ジヨンを襲撃!
イ・ドンウクと2AMのスロンが皇太子殺害を企むパク・ジヨンを襲撃した。韓国で20日に放送されたKBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)第18話では、ウォン(イ・ドンウク)と皇太子イ・ホ(スロン)が文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)に正面から対抗した。イ・ホを秘密結社シムゴク支社と絡ませ、謀反罪を被せようとした文定王妃の計略が水の泡となった中、結局彼女は直接魔手を伸ばした。右議政チヨン(チョン・グクファン)など、勳舊波(フングパ:朝鮮時代の官僚勢力の一つ)の手を借りて皇太子殺害を企んだのだ。しかし、慶原大君(キョンウォンテグン、ソ・ドンヒョン)と共にいたラン(キム・ユビン)を通じてこの計略はウォンに伝わった。するとチヨンは実行日を変えるべきだと主張した。イ・ホがこの事実を知ることは時間の問題だとし、文定王妃を催促した。文定王妃が悩んでいたのもつかの間だった。皇太子を殺害できる確実な手があると、文定王妃を誘惑していた音声の主人公が姿を現したのだ。その主人公とは、ウォンだった。ウォンの手招きでイ・ホも現れた。困惑する文定王妃にイ・ホは「殺害したいと思っていた皇太子がここにいます。さあ、殺害したらいいでしょう」と強い口調で語った。イ・ホが王位につくまでに残っている時間はたったの2日だけ。イ・ホと文定王妃の対立が激しくなる中、結末への関心も高まっている。
「天命」朝鮮にも“親バカ”がいる:SPECIAL INTERVIEW
時代劇、特に朝鮮時代を背景に他の時代劇ではなかなか見受けられなかった人物が登場した。KBS 2TV「天命:朝鮮版逃亡者物語」(以下「天命」)の主人公チェ・ウォン(イ・ドンウク)の職業は内医院の医官だが、国の仕事や、儀式などお構いなしに、ただ娘のチェ・ラン(キム・ユビン)が健やかに生きることだけに興味のある人物だ。そうして付けられたあだ名が朝鮮版親バカだ。下手に実力を見せつけ、権力争いの真っ最中の王室に絡まれることを警戒し、わざと身分を低くし、静かに暮らしていた彼。にもかかわらず、運が悪かったのか運命の悪戯なのか、殺人の濡れ衣を着せられ逃げる逃亡者の身となってしまったのだ。日々追われる生活の中でも自身や窮地に追い込まれた皇太子イ・ホ(2AM スロン)よりは、ただひたすら娘の事が心配で胸を痛めるチェ・ウォン。彼は果たしてこの絶体絶命の危機から逃れられるのか?2人の親子が隠れている山砦を訪れ、色々な話を聞いてみた。参加者:イ・ジンソ監督、イ・ドンウク、コラムニスト チョン・ソクヒ―山砦の景色はなかなか雰囲気がありますね。イ・ジンソ監督:「快刀ホン・ギルドン」の時に立てられたセットです。私が参加した「必殺!最強チル」もここで撮影しました。前向きな価値観を持つキャラクターを視聴者と共有したかった―先ほどチェ・ウォン親子の切ないお別れシーンを目撃しました。国より子供、それも娘が優先の時代劇の主人公は初めてです。イ・ジンソ監督:脚本家が物凄く悩んだ部分です。千篇一律ではない、新しいキャラクターを要求したということもありますし。チェ・ミンギ脚本家とは短編ドラマの時から長く一緒に作業をしてきましたが、面白さと感動はもちろん、前向きな価値観を持つキャラクターを視聴者と共有したかったんです。―実在する人物と仮想の人物が混ざっていて、そこに推理と追撃戦まで加わりました。「亀」の秘密もそうですし、至る所で悩んだ痕跡が見られます。イ・ジンソ監督:企画段階から何度も会議を開きながら精巧に作り上げていきました。逃亡者のプロット(作品の枠組み、構成部分)を持つドラマを企画しましたが、現代を背景にしたものは既にたくさん出たじゃないですか。実は時代劇の演出は初めてで、既存の時代劇のドラマや映画をたくさん見ましたし、資料の取材もかなり行いました。フィクションとノンフィクションの調和が重要だと思いましたが、既存の時代劇に答えがありました。―イ・ドンウクさんは時代劇も父の役も初めてなので、悩まれたかと思います。イ・ドンウク:全然悩みませんでした。どちらもいつかはするであろう役だと思ったからです。シノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)と台本が好きで、出演したいと思いました。イ・ジンソ監督:チェ・ウォン役は気難しい面と明るく前向きな面、また父性愛とロマンスを同時に表現しなければならない役で、簡単ではありませんでした。―その上毎日のように追撃シーンを撮影し、危険な瞬間が多かったですよね。崖っぷちだったり、森の中だったり、場所の移動も頻繁ですし。イ・ドンウク:そうですよね?(笑) でも、台本を全部読んだうえで始めたことですから。僕は大丈夫ですが、ランを抱きかかえて屋根を飛び越えるシーンでは心配しました。父の気持ちとはこういうものかと、その時に思いました(笑) 後でランに聞いてみたらちっとも痛くなかったそうです。良かったです。―東宮殿の放火事件のシーンは特に危険にみえましたが、CGがたくさん用いられたんですか?イ・ジンソ監督:80%ほどが本当だと思っていただいていいです。イ・ドンウク:大変でした。服に火がつくところでしたから。それでも、監督とカメラ監督が徹底して準備してくださったお陰で、意外と早く撮り終えました。イ・ジンソ監督:心配はスタッフや、特に私が一番しますよ。主演俳優が怪我するのではないかと。イ・ドンウク:本当ですか?イ・ジンソ監督:もちろんですよ(笑) ご覧になる方は心配されたと思いますが、安全装置も設置したので、統制が不可能なほど危険な撮影ではありませんでした。できるだけ実録年代記に合わせて進行するため努力しています―中盤を過ぎましたが、まだ解決しなければならない課題が多いですよね。しかし、仁宗(インジョン)は即位から僅か8ヶ月でこの世を去った方じゃないですか。それでか、見ている間ずっと複雑な気持ちです。イ・ドンウク:そうですよね。結果が歴史に残っていますから。もし僕が仁宗の御医となり、宮殿に残れば、僕も危険になるわけですし。仁宗がいきなり逝去すると、僕の命も亡くなりますから(笑)―宮殿にはチャングム(キム・ミギョン)がいらっしゃるじゃないですか?あ、でもチャングムは中宗(チュンジョン)がどこかに行かせますよね?MBC「宮廷女官チャングムの誓い」ではそうだったと思いますが。それでは、チェ・ウォンが御医になりますね。イ・ジンソ監督:中宗が亡くなられたとき、チャングムが見守っていたと、実録には書いてあります。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」は、その部分を実録とは違う形で解釈したものです。―歴史はできるだけいじってほしくはありません。ドラマを見てそのまま歴史を認識する人が多いんです。イ・ジンソ監督:結末はまだ決まっていませんが、できるだけ幸せに暮らせるようにしてあげたいです(笑) やはり、チェ・ウォンとダイン(ソン・ジヒョ)、ランが一緒に旅立ったほうが良いですよね?―「天命」は些細な役でも皆さん生き生きしていて好きです。でも、そのせいか話が分散してしまい、当の主人公は残念かも知れませんね。イ・ドンウク:相対的に僕の分量が減り、その分楽なので幸いですが(笑) 演技する立場からは、キャラクターが生きていたほうが良いです。僕がそのキャラクターに合わせれば良いわけですから。おっしゃったように、他のキャラクターを生かしたことで、結果的にはチェ・ウォンの所に集まり、突破する力になると信じています。そうしないと視聴者の皆さんがスッキリしませんよね?まあ、とにかく、このドラマは僕さえ頑張れば上手くいきます。皆さんお上手ですから(笑)イ・ジンソ監督:所々脚本家たちが愛情を注いでいるキャラクターの話を少しずつしているせいで、主人公に集中できない面があるのは事実です(笑) イ・ドンウクさんが最も得意とする演技がロマンスの演技じゃないですか。ロマンスが早く燃え上がらなければならないのですが、私たちはまだ餌を撒いただけです。ちゃんと後半部分にストーリーが用意されていますので、楽しみにしていてください。イ・ドンウク:このように髭をつけては僕もそれほど(笑) それでも娘とはたくさんしています(笑) 僕は子供が好きという事もありますが、精神年齢も似ていますから。―このドラマがイ・ドンウクさんの役者人生において大きな意味を持つと思いますが。イ・ドンウク:はい、そうですね。大変な分だけ、学んだことも多く、感じたことも多いので、ここでしっかりと経験することで良い栄養になって積み重なると思います。実際視聴率が全てではありませんが、がっかりしたりもします。無理やりこの作品をしようと欲張ったのかなとも思ったり、他の役者さんだったらもっと上手くできていたのではと思ったりしました。でも、重要なのは最後まで最善を尽くして終えることだと思います。見た目は最初から諦めた状態で撮影しています―今は他の俳優が演じるチェ・ウォンは想像できません。イ・ドンウク:10話を越えれば殆どそうです(笑)―時代劇で、男1人で娘を育てる役ですが、背も高くイケメンで、帰化した朝鮮人のようだという話もありました(笑) すらりとした男が子供を抱えて走るので、父のような感じは正直ありませんでした。もちろん序盤のところでですよ。イ・ドンウク:お兄さんのようでしたか?(笑) 見た目は最初から諦めた状態で撮影していますよ。―お兄さんの話が出たからなんですが、妹ウヨン役のカン・ビョルさんとは本当の兄妹のように仲良く見えます。イ・ドンウク:このドラマの女性キャラクターは皆可愛いじゃないですか。ランやウヨン、ダインもソベク(ユン・ジニ)も皆可愛いです(笑) ソベクは先ほど会われましたよね?まだ新人ですが、とても熱心で準備もしっかりしてきます。そしてイ・ホ役の2AM スロンは、キャスティングの時、監督から意見を求められました。上手だと僕がお勧めしたんです。以前一緒に仕事をしたことがありますが、本当にいい人でした。スロンさんも僕も時代劇は初めてで、色々と指摘を受けましたが、乗り越えるべき過程だと思います。スロンさんの場合、色眼鏡で見ているような気もしますし。―山砦は和気藹々な反面、宮殿はいつも笑いがなく、殺伐としているじゃないですか。現場の雰囲気とはかなり違いますか?イ・ジンソ監督:違いませんよ。どちらも同じく楽しいです(笑) ビジュアルのコンセプトを暗く設定したのでそう見えるようです。意図した部分もありますが、暗く深刻な宮殿の雰囲気を和らげてくれる、人間的かつ庶民的で明るい世界が山砦です。皆さん演技もお上手で、撮影現場の雰囲気はベテラン俳優のお陰でいつも良いですよ(笑)―宮殿の雰囲気をリードするのはやはり文定(ムンジョン)王后(パク・ジヨン)ですよね?パク・ジヨンさんの演技は好きです。イ・ジンソ監督:映画「後宮の秘密」であまりにも強い印象を与えたため、イメージが重なるのではないかと心配しましたが、周りの意見によると、映画は映画でドラマはドラマだから問題ないということでした。パク・ジヨンさん本人も暫く休んでから快く受諾してくれました。相当な実力の持ち主です。―ランがいない「天命」は想像できません。ここへ来て見るとユビンちゃんは本当に演技が好きなんだというのが伝わります。まだ幼いにも関わらず、疲れた様子も見せず、ずっと笑っていました。そして撮影が始まるとウソのように涙がぽろぽろ。イ・ドンウク:(本当の父のように嬉しくて)そうでしょう?このドラマの宝物です。イ・ジンソ監督:実は編成が確定する前に連絡を取りました。他の俳優は代替できそうでしたが、チェ・ランだけはユビンちゃんでないといけないような気がして、前もってキャスティングしました。―そしてもう一つ欠かせない人物がミン・ドセン(チェ・フィリップ)です。最初は情けない人物だと思いましたが、所々隠された彼の足跡を見ると、本当に素敵な方です。イ・ジンソ監督:脚本家も彼を生かしたがっていました。私たちは皆彼の死を惜しんでいます。―疫病神イ・ジョンファン(ソン・ジョンホ)も魅力的な人物ですが、何故そんなに融通が利かないのですか。これからは反撃に乗り出すんですか。イ・ジンソ監督:もちろんです。これからはやられるばかりではありませんよ。長く待ってくださった視聴者の皆さんにカタルシス(解放感)を提供しなければ。―ところで、監督の演出を褒め称えるファンが多いのですが、それについてはどう思われますか?イ・ジンソ監督:何故いきなり(笑) 良いスタッフが集まり頑張っているので、演出も一緒に褒められるんだと思います。ドラマは総合芸術、監督一人でするものではないじゃないですか。―また時代劇にチャレンジしたいと思いますか?イ・ジンソ監督:それは状況を見てからにします(笑)エピローグランとチェ・ウォンのツーショットを撮るときもコチル(イ・ウォンジョン)やイム・コクジョン(クォン・ヒョンサン)をはじめとする山砦の友達は、ユビンちゃんとの感情を維持させるために、ずっとその場に残っていた。そのうち綺麗な目をした女性が目に入ったが、それはドクパル(チョ・ダルファン)の妻(パク・グリナ)だった。チェ・ウォンに問題解決への決定的な手掛かりを提供してくれた彼女。「夫がこのようなことを言っていました。どうやらミン・ジュブという人が残した『亀』の字が自身を指しているものではないような気がすると。ミン・ジュブという方は、夫をからかう人々のことをとても嫌っていたそうです。夫の背の形をからかうのは、人としてやってはいけないことだと。そのような方がどうやって自分のことを指して『亀』という字を残せるのかと」。この台詞のお陰で「天命」が更に好きになった。そんな彼女がtvN「ナイン~9回の時間旅行~」でパク・ソヌ(イ・ジヌク)と一緒にニュースを進行していたイ・ジュヒアナウンサーだということはご存知でしたか。文:チョン・ソクヒ コラムニスト「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
「天命」ソン・ジヒョ、衝撃的な事実を知る…“イ・ドンウクのもとを離れるのか”
KBS 2TVの水木ドラマ「天命」のホン・ダイン(ソン・ジヒョ)が衝撃的な事実を聞き、胸を痛めた。韓国で19日に放送された「天命」の第17話で、チェ・ウォン(イ・ドンウク)親子と一緒にいたホン・ダインは、文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)が送った刺客から襲われるが、死んだと思っていたドムン(ファン・ソンウン)のおかげで危機から逃れた。その後ダインは、ウォンとドムンとの会話の中から、チャン・ホンダル(イ・ヒド)の指示でウォンの父が殺されたことを知り、衝撃を受けた。第16話の放送でウォンの告白を受け入れ、お互いの気持ちを確認したダインは「これから貴方をどのような顔をして見たらいいか、貴方のそばにいられない」と言いながら涙を流した。続いてダインがウォンから離れる決心をし、再び二人の恋が新たな局面を迎えるのではないかと、注目を集めた。しかし、ダインが離れると言おうとした瞬間、反対にウォンからしばらくの間ランの面倒を頼まれ、何も言えないもどかしい姿で視線を集めた。またこの日ソベク(ユン・ジニ)は、自身の母が病で死亡したのではなく、キム・チヨン(チョン・グクファン)に殺されたことを知り、衝撃を受ける。ソベクはコクチョンに「私の母がキム・チヨンに殺されたの」と聞き返し、母の死に関して今まで知っていたこととはあまりにも異なる真実に混乱しながら憤る姿を見せた。一方、宮に入ったダインが王妃とキム・チヨンの勢力の間で無事に過ごすことができるか、視聴者の好奇心をくすぐっている。「天命」の第18話は、韓国で20日の午後10時に放送される。