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後宮の秘密

記事一覧

  • ベッドシーンの秘密“女性はパンティライナー、男性はストッキングを使って隠す”

    ベッドシーンの秘密“女性はパンティライナー、男性はストッキングを使って隠す”

    総合編成チャンネルTV朝鮮の「芸能 in TV」が、集中取材コーナーである「芸能界X-File」で今年の映画界でセンセーションを巻き起こしたベッドシーンの秘密を取材した。今年は映画「ウンギョ」「後宮の秘密」「容疑者S(不倫を待つ男)」などが衝撃的なベッドシーンで話題となった。お茶の間でも「愛と戦争2」「愛の贈り物」「ロマンスが必要2」「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」がリアルなベッドシーンと果敢な露出で視聴者の注目を集め、また、時には非難の的となった。「芸能界X-File」はこのようなベッドシーンの撮影に関するエピソードや撮影の過程を集中取材した。特に、ベッドシーンには必ず必要だが、視聴者にはあまり知らされていないベッドシーン撮影現場の仕組みについて公開する予定だ。同番組ではベッドシーンを撮影したことのあるスターたちをはじめ、女優が自らベッドシーンの現場の状況をリアルに語る。同女優は「女優はパンティライナーで隠すが、かなり大変だ。男性俳優はストッキングを使う」と明かした。また映画「Garoojigi(カルジギ)」での女優ユン・ヨジョンの露出とベッドシーン、「マリンボーイ」で女優パク・シヨンの全裸露出の代役を演じた女優に会い、彼女たちのエピソードを取材する。ベッドシーンの秘密を取材した「芸能 in TV」は韓国で16日の午後9時から放送される。

    TVレポート
  • 「後宮の秘密」日本やシンガポールなどの8ヶ国に販売決定

    「後宮の秘密」日本やシンガポールなどの8ヶ国に販売決定

    キム・デスン監督の映画「後宮の秘密」(制作:ファン・ギソン社団、配給:ロッテエンターテインメント)が、8ヶ国に販売された。「後宮の秘密」は、7月に日本、シンガポール、香港、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、ブルネイなどに販売された。日本の場合は、映画「高地戦」「チョン・ウチ 時空道士」「超能力者」など、話題となった韓国映画を配給したツインが日本での配給を担当することになった。ツインの関係者は「長い間、キム・デスン監督のファンだった。『後宮』を配給することになり、とても嬉しい。このように素敵な映画に日本の観客も興味を示してくれたら嬉しい」と期待を見せた。「後宮の秘密」が海外市場から高い関心を受けるようになった理由は、韓国の古典美を感じることが出来る時代劇の流麗な美しさが異国的な趣を感じさせるためである。また、狂わずにはいられない残酷な宮中で繰り広げられる権力の紛争など、全世界で共感を得やすいテーマが、海外マーケットでの高い関心を集めたと見られる。「後宮の秘密」は韓国で先月6日に公開された。公開当日に27万1319人の観客を集め、今年公開された韓国映画、歴代の青少年観覧不可の韓国映画のうち、最高のオープニング記録を誇った。韓国の映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計結果によると、11日に259万5062人の累積観客数を記録し、ロングヒットしている。

    マイデイリー
  • Vol.2 ― 映画「後宮の秘密」扮装チーム“心を扮装する扮装師”

    Vol.2 ― 映画「後宮の秘密」扮装チーム“心を扮装する扮装師”

    「後宮の秘密」ファン・ヒョンギュ室長、キム・ジョンジャチーム長が扮装の哲学について語る映画「後宮の秘密」のヒットは、皆が喜ぶことだったが、その分スタッフたちにとっては新たな課題を残すものでもあった。特に、映画に直接表れる俳優たちのビジュアルを担当した扮装チームにとっては、新たな課題ができたという。ファン・ヒョンギュ扮装室長とキム・ジョンジャ扮装チーム長は「後宮の秘密」を担当した後、もう一度時代劇をしっかりやってみたいという決心をしたという。「後宮の秘密」のスタッフの中で一番最後に合流し、時代考証にこだわるよりは、多くの部分をオープンにして作業していただけに、心残りや補完すべき部分も見えたためである。「心残りも多く、今度もう一度挑戦して頑張ってみたいとは思っています。一方で、タイトなスケジュールの中では最善を尽くせたという気もします。監督がたくさん(扮装チームの役割について)話をしてくれて、その中で頑張りましたが、今後、特定の王と特定の時期の時代劇で本当に細かいところまで完璧に具現化してみようという気持ちもあります」(ファン・ヒョンギュ室長)心残りや不足した点を述べたが、実は「後宮の秘密」の扮装チームは、忠武路(チュンムロ、韓国の映画業界を表す言葉)でもっとも長く一緒に仕事をしてきたチーム長が集まったチームである。そのため忠武路最高齢の扮装チームとも言われている。ファン・ヒョンギュ室長は、1995年に扮装の仕事を始め、今年で17年目である。「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」「殺人の追憶」「坡州(パジュ)」「ポエトリー アグネスの詩」「アジョシ」など、各時期を代表した映画に関わってきた。「後宮の秘密」扮装には俳優への配慮と合理的な思考があった経験豊富なファン・ヒョンギュ室長は、仕事において合理的なやり方を求める。扮装そのものに力を入れることも大切だが、俳優の状態や特徴を把握し、効率的な方法を探すことを重視する。今回の「後宮の秘密」でもそうだった。時代劇というジャンルの特性上、扮装に長い時間がかかるのは当然だが、タイトな撮影スケジュールと集中力を要する俳優たちのためにも、事前制作方式を利用し、特殊メイクにかかる時間を短く収めた。「早くできる方法や合理的な方法について悩みました。キム・ドンウクさんには火傷の特殊メイクがありましたが、手や背に同じ火傷を維持するのは、時間的にも状況的にも難しくて、カラーでカバーしたりもしました。扮装チームとして力を入れたい部分と全体の撮影進行で重なってしまう部分があれば、譲るようにしています。また、俳優たちが演技に集中できるように、ストレスを受けない方向で作業をしようとしています。金属アレルギーの俳優もいますし、宮中の女性たちのカチェ(朝鮮時代に女性の髪を豊富に見せるために被ったかつら)は非常に重いです。木のピンを作って使いました。実際に当時木のピンを使ったという記録があったので、助かりました。軽いし、丈夫なので。大妃(パク・ジヨン)のブーメランヘアーも、予めカチェに針金で穴を制作して、撮影に入る時に、木のピンで固定する形でした」(ファン・ヒョンギュ室長)「いざ撮影の時に扮装をするよりは、扮装のために準備して制作する時間のほうが長かったです。現場で時間がかからないようにするためでした。ソンウォン大君の即位式の時、大妃のかつらも2日間徹夜で作って、最大限軽くしようとしましたが、もともととても重いものだったので、帽子のように簡単に被ったり脱いだりすることができるようにしました。パク・ジヨンさんに撮影をしない時は脱がせて、撮影が始まると被せるんです(笑)」(キム・ジョンジャチーム長)忠武路最高齢扮装チームの精神心も扮装できたら気持ちは通じるもの。このような扮装チームの苦労を俳優たちも分かってくれるという。扮装室が俳優たちの楽屋になる場合はよくあり、特に「後宮の秘密」の扮装室は撮影中にすべての俳優がシナリオや本を読んだりおやつを食べながらおしゃべりをする場所になったという。「『後宮』の俳優たちがとても良い方々でした。私たちの気持ちを汲んで、食べ物やプレゼントをしてくれたりもしました。うちのチームは忠武路最高齢の扮装チームと言われています(笑) どの作品もほとんど雰囲気は良かったのですが、今回はセットでの撮影のためか、さらに仲良く過ごしました。また豊かな気持ちになることができました。扮装チームは、俳優が映画の人物になる通路の役割をします。扮装室でも俳優の名前ではなく、役の名前で統一して呼んでいました。『今日はソンウォン大君(キム・ドンウク)が大変な日だけど、大丈夫?』というふうにです。以前、ソル・ギョングさんが心を扮装する扮装師という表現をしていましたが、本当に心まで扮装できればいいなと思います。扮装室が俳優の外見と心となり、作品の人物になるものであればと思います。外見も重要ですけど、その役柄になる心の準備のほうがもっと重要だと考えています。そのため、扮装チームとして外見に力を入れるべきなのに、どうすれば俳優が快適なのかを考えて譲る場合があります。俳優の内面の演技を妨げたくないですから。扮装チームとしては悔いが残るかもしれませんが、私はそんなスタイルだと思います」(ファン・ヒョンギュ室長)「扮装は大変?」「好きなことをしながら食べていけることを証明したい」ファン・ヒョンギュ室長以下、チームメンバーの作業方法は、扮装に限らない。キム・ジョンジャチーム長は「映画に出演する俳優たちが室長をお母さん先生と呼んでいる」ということからも分かる。作業をしながらも、俳優たちと良い関係を築くことを優先するのもこのチームの個性である。このチームには3チームあった。しかし、特に体系はないように見える。ファン・ヒョンギュ室長の話によると、各チーム長は室長となって別々に作品をやったり、また集まって一緒に仕事をしたりもするという。緩い組織だが、互いへの仲間意識は強い。それが10年以上もチームが解散されず維持される秘訣とも思えた。「楽しく仕事ができることは幸せなことだと思います。自分でも今までこの仕事をしてきたということに驚いています。映画スタッフは寿命が短いじゃないですか。でも、このように現場で最高齢で働いていることが楽しいです」(ファン・ヒョンギュ室長)55歳にはとても見えなかった。それほど体力の面と気持ちの面で若く見えたためだ。好きな仕事を楽しくやってきたことが秘訣だろうか。そして、たくさんのノウハウを持っていると同時に、人材の育成も考えているのではないだろうか。「以前とは違って、最近はメンバーを探すのが大変です。基本的に一つを長い目で見る世代ではないので、どんどん変わっています。我慢して投資する時間を減らし、その分早く判断をしますが、それが長所にも短所にもなると思います。また仕事をする態度も違ってきました。映画の作業をする時は、この作業室で徹夜をする場合が多いですが、仕事への限界をある線までと決めている人に強制はできません。新人を採用するために質問をしますが、『扮装が本当に好きか、そして最後までやりたいか』この二つを聞きます。才能のある人が辞めるのを見ると残念です。もちろん、この仕事は保証が不確かな部分もあります。だからこそ私は好きなことを長くしながらも十分食べていけることを証明して、そのような環境を作りたいと思います」(ファン・ヒョンギュ室長)

    oh!my star
  • Vol.1 ― 映画「後宮の秘密」ファン・ヒョンギュ室長が語る扮装の秘密

    Vol.1 ― 映画「後宮の秘密」ファン・ヒョンギュ室長が語る扮装の秘密

    映画「後宮の秘密」のビジュアルは、この人々から生まれた!以前、女優ハ・ジウォンが「その服を着て、剣を手にした瞬間、本当に戦士になったように森を飛び回った」と言ったことがある。それだけに俳優がキャラクターになりきるとき、観客もそのキャラクターに入り込めるようにするのが扮装の役割である。最近公開されて、大ヒット上映中の「後宮の秘密」はかなり強烈だった。俳優たちの演技と監督の演出力も素晴らしかったが、ビジュアルも強烈だったためだ。ファヨン(チョ・ヨジョン)の姿が優雅に見えて、ソンウォン大君(キム・ドンウク)がそれだけ哀れに感じられたのは、身に付けている装飾品やヘアスタイルのビジュアルと調和を成して、彼らの感情が最大限に表現されたためだろう。映画「後宮の秘密」の扮装を担当したファン・ヒョンギュ室長とキム・ジョンジャチーム長に会ってみた。韓国の映画界で最も長い経歴を持つ扮装チームだという。特に、17年間扮装の分野で実力を積んできたファン・ヒョンギュ室長は、映画界では知る人ぞ知るベテランだ。キム・ジョンジャチーム長も扮装実務を担当し、ノウハウを蓄積してきた。監督や俳優ではなく、映画に携わるスタッフから聞く話は新鮮だ。「後宮の秘密」の立役者であるファン・ヒョンギュ室長とキム・ジョンジャチーム長の話は、2回にわたって掲載する。彼らが伝える映画の話、そして扮装に対する哲学と価値観の話だ。映画を輝かせる彼らの話から、映画への別の観点を得られる。「後宮の秘密」シナリオ、最初は断ったけど挑戦なぜ?ファン・ヒョンギュ室長は、ぺ・チャンホ、クァク・ジギュン、イ・ミョンセ、イ・チャンドン監督など、韓国の巨匠と仕事をしてきた。それだけ実力のあるチームであったため、正統の宮中時代劇を掲げた「後宮の秘密」が彼らを必要としたのは、ある意味必然のことだった。「『後宮』台本を昨年6月に頂いたのですが、最初は断りました。正統派の古典がやりたくて、きちんと考証を行いたいと常に思っていたのですが、(この作品では)完璧にできないと思ったからです。宮中時代劇であり、単調さもあるようでした。やってもやらなくても悩みの種だと思いました(笑)ところが10月にまた連絡が来ました。そして『後宮』に合流することになり、そのあとすぐ2週間後にクランクインしました。時間がとても足りなかったですね。1週間は資料収集だけをしました。プレゼンする際に2つの案を提示しました。考証に従う方向と、自由にする方向でした」映画「後宮の秘密」に登場する主要人物は、設定ではあるが、時代的背景は高麗末から朝鮮時代初期だった。これによって扮装も高麗、朝鮮、また中国の元まで範囲が広まった。ファン・ヒョンギュ室長は当時、キム・デスン監督に徹底した考証をすると自信ありげに話したが、現実的な問題が立ちはだかっていた。時間がなく、当時の装飾品や物品を入手するのが容易ではなかったためだ。「まず当時、テストをするために、小道具への考証が問題でした。朝鮮王の即位式の際、中国から『7翟冠』を贈ったと言いますが、それを入手するのも大変でした。放送局で作ったとも言われていましたが、それも問題なのは、私が資料で見たものと『7翟冠』の模様が全然違ったんです。私たちに与えられた時間も足りない状況で、当時感じたのは古典はぴんとこない。オープンマインドでいこうということでした」人物を生かすのが重要「考証への偏見に解明したかった」ファン・ヒョンギュ室長は「時間がなかったため、かえって悩む時間が短く、果敢な決定をした」と当時を振り返った。当時の扮装チームとしては、登場人物を自然に表現しながら、人物のキャラクターを生かす考えだった。宮中時代劇で、当時の悲劇を集約する映画であるだけに、主要人物以外は目立たないようにしようと思いました。大臣とか、尚宮、内人まで、色を帯びないようにし、装飾品もなくしました。その代わり、主助演だけを目立つようにする方向性でした。映画を見ながら、人物図が自然に形成されたらいいなと思ったんです」斬新な発想だったが、これによる批判も映画公開後に受けた。考証そのものが不足しているという指摘だった。時代背景がはっきりせず、仮想の人物だとしても、男性の服を大妃(パク・ジヨン)が着たなど、些細な指摘があった。「考証に対する批判はあるはずなので、釈明したい気持ちもありました。監督には申し訳ないけど、私の判断で、道はこれしかなかったんです。完璧な考証が100なら普通80程度まで実現すると無理がないと言われています。でも、私たちは30程度で考証を行ったと言えます。だからフュージョンだというけど、正統派でいくよりは、オープンにしていってもいいと思いました。それが正解かどうか私も分かりません。だから、映画への残念な気持ちがあるので、今後、正統派の時代劇できちんと徹底的な考証をしてみたいですね」考証に想像力をつけたということだろう。例えば、大妃の扮装は男性がよく着る服飾ではあるが、垂簾聴政(スリョムチョンジョン:幼い王に代わって大妃や大王大妃が摂政を執ること)して、大臣たちや王を超える威厳を見せるためには、十分にそのような謹厳な衣装を着ることもあり得るのではないか?と、各人物の小道具やヘアスタイルも、このような想像をベースにして、多くの部分をオープンマインドで適用したのだった。「解釈の差ですね。当時の宮中の人々が髪を必ずちゃんと縛ったと思いますか?辛いときなどは、ゆるくしていたかも知れません。そこから生じる空きスペースがあると思って、自由に活用したんです」「後宮の秘密」主要キャストに盛り込んだことは?ファヨンとソンウォン大君には痛みがあったファン・ヒョンギュ室長は人物別に例を挙げて、それぞれのキャラクターにおいて強調した部分を説明した。特に主人公のファヨンは、軽く見えず、優雅に美しい感じを与えようとした。それと同時にチョ・ヨジョンが持っている優雅さを生かそうとした。「ヨジョンさんは『春香秘伝 The Servant 房子伝』に出演していた時、本当に美しかったんです。色合いをなくして、シンプルにいこうと思いました。人物の緩さと端然さを同時に表現したかったんです。髪をなぜ縛っていないのかとおっしゃる方もいたけど、その部分が緩さからくる優雅さでした。中殿(王妃)になった後は髪の毛をキレイにアップしているから。アクセサリーも色を使わず、パールだけにしました。 ヨジョンさんも『春香秘伝 The Servant 房子伝』の後に成熟しましたし、撮影の間、いつも優雅さがありました。一緒に働く人々まで楽しくするほどでした。露出シーンでも品がある感じっていうか。韓国語で『アルムダプタ(美しい)』は『アップダ(痛む)』からきたと言われています。ファヨンが痛みを経験して、それを乗り越えていくキャラクターですが、その感じを生かしたかったんです。 ソンウォン大君はまず童顔ですね。劇中ではファヨンのことが大好きなマザコンだけど、身体は筋肉質で男らしいです。ソンウォン大君は他の人に比べて、髪のまげが高い位置にあります。テレビドラマの時代劇を見ると、考証に忠実なのはわかるけど、まげをいつも同じ位置にしなければならないということはないと思います。朝鮮時代の絵を見ると、高い位置にある場合もあるし(笑)」ソンウォン大君のまげの模様はあえて正しく表現せず、子供と男性の感じを同時に表現した。半分くらい出されている彼の額は、混乱を感じるキャラクターをより忠実に表現することに役立った。ファン・ヒョンギュ室長の表現を借りると、空きスペースの感じだった。大妃は想像力そのものクォン・ユ、クムオクは瞬間のインパクト!クォン・ユ(キム・ミンジュン)は、「男性的内官」だった。男らしさが生きている人物で、元々ひげがよく似合う俳優からひげを無くすだけで、内官を表現できると思った。また顎に傷跡を入れて、足りなく見える感じを埋めたという。また、後宮になるクムオク(チョ・ウンジ)は、ファヨンとの入浴シーンが会心の瞬間だった。「普段はお手伝いをする人物が、その瞬間だけは美しく見えるようにしたかった」というのがファン・ヒョンギュ室長の説明だった。大妃は制作チームの想像力が最も多く働いた人物だった。ファン・ヒョンギュ室長は「大妃は末期のファヨンの姿でもある」と話し、「ヘアスタイルを通じて、紗帽(サモ:昔の官服を着る時にかぶる、黒い紗で作った管理職の帽子)の角を表現したかった」と意図を伝えた。「エジプトの女王や、ペルシャでも、女性がひげを付けていた時期があったそうです。女性ですけど、権威を表すためです。『後宮』を通じて、そんな髪型をすることは過剰な感じもありましたが、諦めたくなかったんです。一つの象徴を表現したい気持ちでした」

    oh!my star
  • 2012年上半期の韓国映画界…ヒットを支えるのは“30~40代”

    2012年上半期の韓国映画界…ヒットを支えるのは“30~40代”

    シニア層が韓国映画界で新たな観客として話題となっている。映画振興委員会が発表した報告書「2012年上半期の韓国映画産業」によると、2012年上半期に劇場を訪れた観客数は8279万人で、昨年上半期の6842人に比べて12%上昇した。これは2000年代に低下した観客動員数上昇率を引っくり返した結果である。この上昇率には30~40代の観客の力が大きかった。2012年上半期は韓国映画の大ブレイクが目立つ。興行成績のトップを記録した10作品のうち、7作品が韓国映画である。上半期に「アベンジャーズ」のようなハリウッド映画が韓国映画界で大人気を集めたものの、映画「悪いやつら」「僕の妻のすべて」「建築学概論」「ダンシング・クィーン」「折れた矢」「火車」「後宮の秘密」などが大ブレイクし、2012年上半期の歴代最高の観客動員数(4417万8714人)を記録した。映画振興委員会は、2012年上半期の韓国映画の観客動員数と売り上げ増加の要因として「30~40代の観客層の確保に成功したことによる観客層の拡大と、完成度の高い映画の成功がある」と見ている。30代のほのかな初恋の思い出、主婦のアイデンティティ、司法の定義と資本主義に対する批判、エロティックな要素を通じて人間の欲望を描くなど、若い世代には理解しがたい映画が大ブレイクした。実際にロッテシネマの会員を対象とした映画の年齢別・男女別による分布を見てみると、30代に切ない初恋の思い出を回想させた映画「建築学概論」は恋愛映画であるにも関わらず、30代男性が32.45%を占めている。これは20代男性の31.56%を上回る結果であり、恋愛映画の主な観客層である20代女性35.66%と同じような結果でもある。特に、R指定を受けた映画「後宮の秘密」は、男性観客のうち30代が29.97%を記録し、40代が25.51%を記録するなど、20代の23.41%を上回るシェアで注目を集めている。2012年上半期の興行成績TOP10に入っている韓国映画も同様である。30代は主な観客層ではないが、映画の主な観客層である20代に続き、映画の大ブレイクを牽引した。このような傾向は当分続くものと見られている。7月はある一家の大黒柱として災害を乗り越える過程を描いた災害映画「ヨンガシ 変種増殖」が韓国で5日に公開されており、30~40代の観客の若き頃に人気を集めた「バットマン」のプリクエル(前章)であり、「ダークナイト」の最終章「ダークナイト ライジング」が韓国で19日に、日本では27日に公開される。

    マイデイリー
  • 2012年上半期の韓国映画、観客&興行成績で歴代最高を記録

    2012年上半期の韓国映画、観客&興行成績で歴代最高を記録

    2012年上半期の韓国映画が、観客動員数と興行成績で歴代最高を記録した。3日、映画振興委員会が発表した「2012年上半期の韓国映画産業」によると、2012年上半期に劇場を訪れた観客数は8279万人で、昨年上半期の観客数6842人に比べて21%も上昇したという。特に韓国映画の観客動員数だけを比較してみても、2012年はこれまで韓国映画の観客動員数がもっとも多かった2006年以上に、韓国映画を見た観客が多いことが分かる。成長率の持続的な低下傾向が見られた2000年代の劇場の観客動員数上昇率は、今年上半期に去年の同じ期間に比べて21%の上昇をみせた。このように大幅の成長を見せたことには、2月~3月のオフシーズンを正面突破し、良い興行記録を見せた韓国映画の力が大きかった。上半期の映画全体に占める韓国映画の占有率は、53.4%に上った。今年第1四半期の60.8%に比べるとやや減少したが、昨年上半期の48.0%と比較すれば、50%を超えたことは明るい兆しである。映画振興委員会は、30~40代の観客層と、上半期の映画市場の拡大を主導した韓国映画のおかげで観客動員数と売り上げが増えたと見ている。なぜなら、「悪いやつら」(2位)、「僕の妻のすべて」(3位)、「建築学概論」(4位)、「ダンシング・クィーン」(5位)、「折れた矢」(6位)、「火車」(9位)、「後宮:王の妾」(10位)など、上半期のヒット映画トップ10に入った韓国映画がすべて30代~40代の観客層を狙った映画であるためだ。また、ハリウッド映画「アベンジャーズ」が上半期の最高興行作として選ばれたが、7本の韓国映画が興行成績でトップ10にランクインしたことから、韓国映画が映画産業の成長に大きく貢献したといえる。

    マイデイリー
  • Can ペ・ギソン「後宮の秘密」のチョ・ヨジョンをパロディー“爆笑”

    Can ペ・ギソン「後宮の秘密」のチョ・ヨジョンをパロディー“爆笑”

    男性デュオCanのペ・ギソンが、映画「後宮:王の妾」のチョ・ヨジョンに完壁に憑依された。最近映画「後宮の秘密」のポスターの様々なパロディーが出回っている中、Canのペ・ギソンもパロディーに参加した。チョ・ヨジョンの悲しい目つきが印象的だった「後宮の秘密」の2番目ポスターをパロディーしたペ・ギソンは、チョ・ヨジョンのセクシーで儚い目つきをそっくりそのまま再現し、「Canを自分のものに出来なかった龍宮」という奇抜なタイトルとともに、Canの新曲を面白くPRした。ペ・ギソンは普段から仲のいいカメラマンと意気投合して誕生したこのポスターを、「1人で見るにはもったいない」というカメラマンの言葉に従って、彼のTwitterに公開することになったという。ペ・ギソンは3日、自身のTwitterに「映画『後宮』パロディー龍宮やっぱりプロが撮ってくれたから雰囲気が出てるね皆さんどんでん返しがあるからどんでん返し期待してください。あ、それからコンドン、ありがとう。あ、そしてチョ・ヨジョンさん、ファイト」とコメントを掲載した。これを見たネットユーザーは、「ペ・ギソンさん、大きな笑いをありがとう」「まだ忘れられない」「笑いが爆発した」「これ何て言ったらいいか。面白すぎ」などの反応を見せた。ペ・ギソンは、先月18日にCanの新シングル「すべてをかけた」を発表し、新曲の活動と共にミュージカル「アリランファンタジー」の主演として、縦横無尽に活動中だ。

    マイデイリー
  • 韓国の観客を掴む鍵は…物語の“ドラマ性”

    韓国の観客を掴む鍵は…物語の“ドラマ性”

    韓国でヒットした映画、みんなコレを持っていた!韓国でヒットした映画は、大半がその中に新しいドラマを盛り込んでいた。「友へ チング」での男同士の感情に満ちあふれた友情、「TSUNAMI-ツナミ-」での人と人との関係から発生するドラマ(津波が押し寄せるシーンばかりであったら、この映画はヒットしなかっただろう)、「グエムル-漢江の怪物-」でも「王の男」でも、最近のヒット作「僕の妻のすべて」でも、映画の中の登場人物の人生の物語が観られたのが、韓国の観客には好評のようだ。韓国映画に限った話ではない。ハリウッド映画の中でも、ヒットした映画の場合、キャラクターたちの人生が見る者の共感を呼んでいた。一般的な人の人生ではなかったが、「アバター」には人間に迫害される宇宙人の話があった。「アベンジャーズ」はスーパーヒーローたちの人生を物語り、「トランスフォーマー」では変身ロボットの物語がまるで人の人生のように物語の基軸をしっかり支えていた。ヒット映画に根付く、このような人の物語的な性質、これをドラマ性と命名してみる。その名の通り、ドラマ、つまり観客に共感される、人の匂いがする話を面白く感動的に繰り広げることができたという意味だ。韓国映画は、ハリウッド映画風のスケールだけ追いかけては困る韓国映画の中にはハリウッドの大型映画やスーパーヒーロー物を追随する、韓国版ハリウッド映画を作ろうとする雰囲気がある。新しい作品が出る度に、ハリウッドのヒット作との類似性を取り上げたりもする。今夏公開予定の「リターン・トゥ・ベース」と「10人の泥棒たち」を見てみよう。「リターン・トゥ・ベース」の場合、韓国版ブロックバスターと広報しており、「10人の泥棒たち」は韓国版オーシャンズ11と噂されている。しかし、これは正しい方向性ではない。いくら韓国版という修飾語を付けるとしても、観客に共感される物語が形成されていない状態では、ただハリウッド映画の亜流にしか見えず、韓国版オーシャンズ11という話が出るのも、ハリウッド映画を基準に韓国映画を期待しているという解釈にしかならないためだ。韓国映画は、韓国の観客が見る世界を描くべきだ。どれだけ派手な見どころと膨大なスケールを誇り、スター俳優たちが出演するとしても、その中に本当の人間の物語、つまりドラマ性がない限り、韓国では無視されがちになる。韓国の観客がドラマ性を持つ映画を好むのは、海外の映画が韓国に輸入される時も考慮されているように見える。韓国に公開され、必ずしも数百万の観客が入ってはいなくても、良い評価を受けた海外の映画は、一つ残らずドラマ性を備え持っていた。韓国の観客はドラマ性を求める今年韓国で公開された海外映画を見てみよう。「Barney's Version」は紆余曲折の末に結婚にゴールインしたある男の物語を観客にアピールした。反面、アクションはよかったが特にドラマ性らしきところがなかった「バトルシップ」と「スノーホワイト」は、観客動員数はさて置き、内容への批判は免れなかった。韓国の観客は、新しいドラマ性を感じ取れる映画、ドラマ性に満ちた映画を求めている。「メン・イン・ブラック3」が俳優たちの歳が感じられ悲しかったと言われながらもヒットした理由は、感動的なヒューマンストーリーが結末の部分に存在していたからである。「後宮の秘密」や「ウンギョ」は、露出と濡れ場シーンのみが注目されヒットし、好評価を博したのだろうか。とんでもない話だ。二つの映画に盛り込まれた人物たちの物語と心境を、観客がよく理解できるように仕上げていたので、「後宮の秘密」と「ウンギョ」は好まれたのだ。どの国の映画であれ、今後韓国で映画を公開する場合は、この点を念頭におくといいと思われる。「oh!my star」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「oh!my star」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント

    oh!my star
  • イ・テソン「後宮の秘密」へのリアルな感想“鈍器に殴られたかのような目眩がする”

    イ・テソン「後宮の秘密」へのリアルな感想“鈍器に殴られたかのような目眩がする”

    俳優イ・テソンが、映画「後宮の秘密」への感想を述べた。イ・テソンは26日午後、自身のTwitterに「生まれて初めて一人で見た映画が『後宮』だ」と書き込んだ。また「映画が終わってから、逃げるように非常口に向かい、1階まで歩いて降りてきた。鈍器で殴られたかのような目眩がする。飛行機でも酔わないのに、今は吐き気がする。俳優たちに拍手を送る」と生々しい感想を付け加えた。イ・テソンは映画を見たという証拠として映画館のチケットの写真を共に掲載した。書き込みを読んだネットユーザーは「衝撃的な映画だということ?」「今見に行きます」「リアルな感想」「同じ役者として、素直に感想を述べるのはいいことだ」「早く一緒に映画を見る彼女を作ってね~」などのコメントを残した。「後宮の秘密」は27日、韓国の映画進行委員会の映画館入場券統合ネットワークによる集計結果によると、累積観客数が226万3597人となっている。

    TVレポート
  • 19禁「後宮の秘密」再び興行成績のトップに返り咲き!

    19禁「後宮の秘密」再び興行成績のトップに返り咲き!

    映画「後宮の秘密」が、興行成績のトップの座を取り戻した。27日の午前、韓国の映画進行委員会の映画館入場券統合ネットワークによる集計結果によると、「後宮の秘密」は26日にもっとも多くの観客を動員して、1位の座に輝いたという。この日「後宮の秘密」は3万8582人の観客を動員し、現在までの累積観客数は226万3597人である。チョ・ヨジョン、キム・ミンジュン、キム・ドンウク主演の時代劇映画「後宮の秘密」は、青少年観覧不可という観客動員に不利な条件にも関わらず、公開から興行成績の1~2位の上位を維持しながら、200万人を超える観客を動員した。1位であった「ミスGO」は、「後宮の秘密」の追撃によって、公開から1週間も経たないうちに2位にランクダウンした。「ミスGO」は同期間に3万8036人を動員した。3位は3万5657人を動員した「僕の妻のすべて」である。先月17日に公開し、1ヶ月が経った今でも変わらぬ人気を維持している「僕の妻のすべて」は、1~2位の作品とわずか3000人の差で、興行成績の上位圏に名を挙げている。その他にも、「ミスGO」と同じく先月21日に公開された「追従の王」は、2万6746人を動員し、興行成績の4位に入った。

    マイデイリー
  • 映画「後宮の秘密」観客動員数200万人目前!スペシャルポスターを公開

    映画「後宮の秘密」観客動員数200万人目前!スペシャルポスターを公開

    キム・デスン監督の映画「後宮の秘密」のスペシャルポスターが公開された。映画「後宮の秘密」は、韓国で6日に公開された後、興行ランキングの上位をキープし、大ヒットしている。公開第3週目に入った平日にも6万人以上の観客を集め、20日に累積観客数190万人を突破した。このまま行くと公開17日目の22日には観客動員数200万人突破が確実とされ、これは410万人の観客を動員した「建築学概論」と同じスピードの成果だ。「後宮の秘密」は、ヒットを記念してスペシャルポスターを公開した。ポスターには、絶対的な権力の象徴である日月五岳圖が描かれた絵画を背景に、金の糸で刺繍された韓国伝統衣装を着て豪華な金の装飾が施された椅子に座っているチョ・ヨジョンの堂々とした姿が写っている。欲せよ、されば与えられんというフレーズで欲望で占められた映画の内容が一言で表されており、チョ・ヨジョンは、これまで公開されてきたポスターのイメージとは異なる雰囲気の堂々とした魅惑的な魅力をアピールしている。映画「後宮の秘密」は、狂わずにはいられない残酷な宮殿の中で繰り広げられる愛欲の情事、狂気に満ちた政治を描いた映画で、チョ・ヨジョン、キム・ドンウク、キム・ミンジュンが出演している。

    マイデイリー
  • 「後宮の秘密」ドラマを越えて映画でも“王シンドローム”は続く

    「後宮の秘密」ドラマを越えて映画でも“王シンドローム”は続く

    当分王シンドロームは続くと見られる。ドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)「太陽を抱く月」「The King 2hearts」「屋根部屋のプリンス」など、最近のドラマでは王が主人公を独占したと言っても過言ではないほどだったが、映画でも王の人気が続いている。上半期時代劇の興行の主役だった「後宮の秘密」が、2週連続でボックスオフィス1位を占め、200万人の観客突破を控えている。映画の主演には、「春香秘伝 The Servant 房子伝」以降、もう一度型破りな演技に挑戦したチョ・ヨジョンがいるが、映画をより目立たせたのは、ソンウォン大君を演じたキム・ドンウクだった。キム・ドンウクは、同映画で1人の女性に対する執着と母の歪んだ愛への怒り、王という重荷を背負って生きていくしかない1人の男の狂気を表現し、観客の好評を得ている。時代が特定されてない時代劇の中で、血生臭い暗闘が絶えない宮殿で徐々に狂って死んでいく王の姿をリアルに演じたという反応だ。美少年のイメージと反抗的なイメージを併せ持ったキム・ドンウクは、同作品で俳優としての領域をより広げたと言える。映画が興行に成功しただけでなく、評論家からも高い評価を得たことで、キム・ドンウクは軍隊に入隊する前、世間の脳裏に確実な印象を残すことになった。それぞれ40%、30%台の視聴率を記録した「太陽を抱く月」と「根の深い木」のような時代劇の中で、王たちが尊敬心を抱かせたり(「根の深い木」)、あるいは恋に陥った若くて魅力的な人物(「太陽を抱く月」)だったりすることに対し、「後宮の秘密」でのソン・ウォン大君は、手に入れられない愛を渇望する一番人間的ながらも同情心をくすぐる王で、女性観客の母性本能を刺激したとも見られる。それなら、なぜ韓国中が時代劇の王に熱狂するのだろうか?多くの大衆文化評論家は、このような現象を昨今の時代像と比較して考えている。過去を背景に現実問題を語るには、時代劇より効果的なジャンルはないということだ。時代劇、その中でも王の話は不条理な政治の現実を一番正確に反映する。実際に「後宮の秘密」のキム・デスン監督は、時代劇を選んだ理由を聞くメディアの質問に「今の時代の言葉で、現実を直接的に表現するよりは、過去の話に例えて表現すればもっと深みがあり、面白いはず」と語った。「後宮の秘密」を始め、今年の下半期には「私は王である!」から「王になった男」まで、映画で王の話が続く予定だ。下半期の映画の中の王たちは、女心を越え民心まで惹き付けるキャラクターという共通点がある。チュ・ジフン、イ・ビョンホンが王に扮する。

    OSEN