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パク・ジス

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  • 神話 ドンワン出演「視線の間」3人の監督が描き出す人権とは?(総合)

    神話 ドンワン出演「視線の間」3人の監督が描き出す人権とは?(総合)

    「視線の間」チェ・イクファン、シン・ヨンシク、イ・グァングク監督が人権についてトークを繰り広げた。30日午後、ソウル明洞(ミョンドン)ロッテシネマ・アヴェニュエルでは映画「視線の間」(監督:チェ・イクファン、シン・ヨンシク、イ・グァングク)のマスコミ試写会が開催された。試写会にはチェ・イクファン監督、シン・ヨンシク監督、イ・グァングク監督、神話(SHINHWA)のドンワン、パク・ジス、チョン・イェノク、パク・ジンス、オ・グァンロク、パク・ジュヒ、ユン・ヨンミンが出席した。「視線の間」はチェ・イクファン監督の「私たちにはトッポギ(韓国風もちの唐辛子煮)を食べる権利がある」、シン・ヨンシク監督の「誇大妄想者たち」、イ・グァングク監督の「焼酎とアイスクリーム」の計3作の短編映画で構成された作品だ。国家人権委員会が企画及び制作を務め、3人の監督がオムニバス形式で作った。本作はオムニバス映画だが、人権について語っている。「私たちにはトッポギを食べる権利がある」は多少お茶目で理解しにくところがあるかもしれないが、学校の正門の外にあるトッポギ屋のトッポギを食べたがる子供たちの無邪気で純粋なストーリーを描いており、「誇大妄想者たち」は誇大妄想に陥った人々が結成した集まりについて、「焼酎とアイスクリーム」の孤独死について描いている。「私たちにはトッポギを食べる権利がある」を演出したチェ・イクファン監督は「人権委員会から提案を受けてからずっと悩んだ。自分の権利をどこまで描けばいいか考え、それと関係のないトッポギとともに描いた」と話した。続いてチェ監督は「トッポギが大好きな子供から見ると、禁じられたとき、禁止という事実事態が子供にとって刺激になったと思ったので、そういうふうに表現した」と言い、子供たちには大変なことかもしれないトッポギ禁止を通じて人権について愉快に描いたと明かした。ドンワン、オ・グァンロク主演の「誇大妄想者たち」を手がけたシン・ヨンシク監督は「普段僕の権利についてはよく考えたりするけど、人間の権利についてはあまり考えたことがないようだ。国家人権委員会で進めてきたシリーズはかなりあるけれど、僕たちの基本的な欲望が抑止されていることについて描きたかった」と語った。劇中ドンワンは誇大妄想に夢中になる男性役を熱演し、注目を集めた。また「焼酎とアイスクリーム」を演出したイ・グァングク監督は「孤独死について描いた。普段一人でどこかに行ったりするときに、寂しく死んだらどうしようという想像をした。最近家庭崩壊や、家族がいるのに、一人で死んでいく方々がいると聞いたので、このようなストーリーで映画を作ることになった」と言い、重い題材を独特かつ軽快に描いたと伝えた。「視線の間」は13年間人権への関心度を高めるために多様な映画を企画、制作してきた国家人権委員会の13番目の作品だ。国家人権委員会の12番目の作品「4等」がスポーツ界の人権問題を描き、好評を得た。「視線の間」は6月9日に韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 【PHOTO】神話 ドンワン&オ・グァンロクら、映画「視線の間」マスコミ試写会に出席

    【PHOTO】神話 ドンワン&オ・グァンロクら、映画「視線の間」マスコミ試写会に出席

    30日午後、ソウル明洞(ミョンドン) ロッテシネマ・アヴェニュエルでは映画「視線の間」(監督:チェ・イクファン、シン・ヨンシク、イ・グァングク) のマスコミ向け試写会に神話(SHINHWA) ドンワン、オ・グァンロク、パクジュヒ、パク・ジス、チェ・イクファン、シン・ヨンシク、イ・グァングク監督らが出席した。

    マイデイリー
  • ディディム531、1月に廃業…「大谷亮平らと再出発するため、再契約の話を進めている」事務所代表が明かす

    ディディム531、1月に廃業…「大谷亮平らと再出発するため、再契約の話を進めている」事務所代表が明かす

    芸能マネジメント会社ディディム531が1月に廃業した。同会社の代表は新しい会社を設立する予定だ。ディディム531のチェ・ユンベ代表は9日、OSENの電話取材に対し「1月、ディディム531が廃業することになった。新しい名前のエンターテインメント会社をもう一度立ち上げる計画だ」と明らかにした。続けて「ディディム531に所属している大谷亮平や女優パク・ジス、キム・ソラなどと新しい企画会社との契約について話している」と付け加えた。俳優ナムグン・ミンとパク・シヨンは最近ディディム531との契約が終了し、事務所を離れた。ディディム531は2013年5月、社名をEYAGIエンターテインメントからディディム531に変更した。

    OSEN
  • 【PHOTO】ファン・ジョンミンからハン・ヒョジュまで「青龍映画賞」ハンドプリントイベントに出席“栄光の主役たち”

    【PHOTO】ファン・ジョンミンからハン・ヒョジュまで「青龍映画賞」ハンドプリントイベントに出席“栄光の主役たち”

    俳優ファン・ジョンミン、ハン・ヒョジュ、イ・ジョンジェ、ラ・ミラン、ヨ・ジング、パク・ジスが20日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島洞(ヨイドドン)CGV汝矣島店で開催された「第35回青龍映画賞」ハンドプリントイベントに出席し、写真撮影に応じている。今年で35回目を迎えた青龍映画賞は、韓国映画の質的向上と韓国映画産業の振興・発展をサポートするために1963年に制定された歴史深く権威のある映画賞であり、来月12日にソウル鐘路(チョンノ)区世宗路(セジョンロ)の世宗(セジョン)文化会館で開催される。

    TVレポート
  • 【PHOTO】クォン・サンウからT-ARA ウンジョンまで「愛のタリオ」VIP試写会に出席“期待しています!”

    【PHOTO】クォン・サンウからT-ARA ウンジョンまで「愛のタリオ」VIP試写会に出席“期待しています!”

    クォン・サンウ、コ・ス、アン・ソンギ、T-ARAのウンジョン、クララ、パク・ジスが先月30日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開催された映画「愛のタリオ」(監督:イム・ピルソン)のVIP試写会に出席し、フォトセッションを行っている。チョン・ウソン、イ・ソムらが出演する「愛のタリオ」は、古典「沈清伝(シムチョンジョン)」を現代版にアレンジし、一人の男性と彼を愛した女性、そしてその娘に執拗に付きまとう愛と欲望、執着の痴情ラブストーリーで再誕生させた作品だ。10月2日に韓国で公開される。

    TVレポート
  • 【PHOTO】ソン・ジェリム&チョ・ボア&オン・ジュワンら「インヨ姫」制作発表会に出席

    【PHOTO】ソン・ジェリム&チョ・ボア&オン・ジュワンら「インヨ姫」制作発表会に出席

    ソン・ジェリム、チョ・ボア、オン・ジュワン、パク・ジス(左から)ら出演陣が30日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島洞(ヨイドドン)にある63コンベンションセンターにて行われたtvNの新しい水木ドラマ「インヨ姫」の制作発表会に参加してポーズをとっている。チョ・ボアとオン・ジュワン主演のtvN「インヨ姫」は、真の愛を求めて人間になり、ソウルでの生活を始めた人魚姫の物語を描いたドラマで、韓国で8月7日から放送される。

    マイデイリー
  • チョ・ボア&オン・ジュワンなど、ドラマ「インヨ姫」台本読み合わせ練習に参加…“元気いっぱい”

    チョ・ボア&オン・ジュワンなど、ドラマ「インヨ姫」台本読み合わせ練習に参加…“元気いっぱい”

    ケーブルチャンネルtvNドラマ「インヨ姫」が愉快な雰囲気の中、初の台本読み合わせ練習を行った。「ブッとび!ヨンエさん」の後番組として韓国で8月7日からスタートする「インヨ姫」は20日、初の台本読み合わせ練習を行った。練習現場で制作スタッフや出演俳優たちは和気藹々とした雰囲気を醸し出し、ドラマの成功への期待を高めた。「インヨ姫」は愛を求めて人間になり、ソウルで生活を始めた人魚姫の物語を描くドラマである。就活生たちが集まって暮らす「インヨハウス」を舞台に、100日でインヨ(余計な者)ではなく人間になるための人魚姫の奮闘記が描かれる。チ・ウンイ、パク・ラン、キム・ジス脚本家が脚本を、「SNL KOREA」や「ブッとび!ヨンエさん」のペク・スンリョンプロデューサーが演出を担当し、童話のような物語に突拍子もない想像力を加えた斬新なドラマを誕生させる予定だ。同日、本格的な台本読み合わせ練習に先立ち、ペク・スンリョンプロデューサーは自身が書いた手紙を差し込んだ台本を俳優全員に渡し、現場の雰囲気を和ませた。これに元気づけられ、俳優たちは初めての台本読み合わせ練習とは信じられないほど各々のキャラクターに入り込み、熱演した。映画「愛の棘」やドラマ「美男バンド~キミに届けるピュアビート」などでの活躍で注目されたチョ・ボアは、読み合わせ練習の間ずっと元気溢れる姿で恋に命をかける元気ハツラツな人魚姫ハニ役に集中した。特にキャラクターの率直ながらも予想できない台詞を巧みに演じぬき、現場を笑わせ続けたという。最近映画「情愛中毒」で深い印象を残した男性主人公オン・ジュワンの異色のキャラクターも視線を引いた。生まれて初めての善良な役で、美大出身のインヨ就活生ヒョンミョン役を愉快に演じた。ドラマ「太陽を抱く月」「感激時代」でライジング・スターとして浮上したソン・ジェリムは、強がりなエリートシェフシギョンになりきり、完璧なようで抜けている魅了的なキャラクターを演じた。2013年、青龍映画賞の新人女優賞を受賞したパク・ジスは、自分を余裕のある人生へ導いてくれる王子様を探すジナ役を熱演し、現場でも火花の散る四角関係の前兆を十分味わうことができた。この他にも、インヨハウスのメンバーであるナム・ジュヒョク(ビッグ役)、キム・ミンギョ(ジヨン役)、キム・スルギ(ヘヨン役)、イ・ソンギュ(ソンギュ役)もスパイスの役割を十分果たした。アン・ギルガン(アン・マニョ役)、チン・ヒギョン(チン代表役)、キム・ジェファ(キムチーム長役)も、ユニークなキャラクターを生かした演技を披露し、ドラマへの期待を高めた。台本読み合わせ練習を終えて俳優全員が集まって撮った団体写真では、初めて会ったとは思えない和気藹々とした温かい雰囲気が感じられる。特にインヨハウスメンバーたちの団体ショットでは、俳優たちのコミカルな表情が抜群の相性を誇ることを期待させる。ペク・スンリョンプロデューサーは、「俳優全員が情熱的に参加し、それぞれのキャラクターに生命力を吹き込んだ。個性豊かなキャラクターたちを集めてみると、今後の撮影がさらに期待される」と伝えた。「インヨ姫」は韓国で8月7日から毎週木曜日の午後11時に放送される。

    OSEN
  • パク・ジス「インヨ姫」でドラマデビュー!新人女優賞を受賞後の初作品

    パク・ジス「インヨ姫」でドラマデビュー!新人女優賞を受賞後の初作品

    忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)の期待の新人パク・ジスが、tvNの新ドラマ「インヨ姫」で主演にキャスティングされ、ドラマデビューする。パク・ジスはチョ・ボア、オン・ジュワン、ソン・ジェリムなどが出演を確定した「インヨ姫」に最後の主人公ユン・ジナ役にキャスティングされた。特に、映画「マイ・ラティマ」(監督:ユ・ジテ)でタイから移住した女性役を演じ、2013年第34回青龍映画賞で新人女優賞を受賞した後、初めて挑戦するドラマということで期待を集めている。「インヨ姫」は、人間の世界で暮らす人魚姫の行き当たりばったりの物語を描いた作品で、「SNL KOREA」「ブッとび!ヨンエさん」を演出したペク・スンリョンプロデューサーが演出を務める。「インヨ姫」でパク・ジスは、余裕のある人生を生きることが目標で、良い男に出会うために更に良い女になろうと努力する猫をかぶった可愛い女性、ユン・ジナ役を演じる。ユン・ジナは良い男の前ではあらゆる愛嬌で猫をかぶり、完璧なように見えても突然ホダン(しっかりしているように見えて抜けている人)の部分を見せる憎めないキャラクターで、パク・ジスは今回の作品を通じて、映画「マイ・ラティマ」とは180度違う姿で視聴者に深い印象を与えるという覚悟だ。パク・ジスは所属事務所のディディム531を通じて「人生初のドラマを、このように素敵な作品でご一緒することになり光栄だ。特に、私が担当するユン・ジナは、普段から是非挑戦してみたかった我たち20代の個性的で率直な姿をそのまま盛り込んでいる非常に魅力的なキャラクターだ。まだまだ足りない新人だが、これだけ素敵な役割を信じて任せてくださった監督と脚本家の先生、ならびにスタッフの方々に感謝申し上げ、良い演技をお見せできるよう最善を尽くして努力する。楽しみに見守って頂きたい」と伝えた。「インヨ姫」は主役のキャスティングを終え、本格的な撮影の準備に入る。

    OSEN
  • パク・ジス「My name is...」

    パク・ジス「My name is...」

    MY Name isパク・ジス。父がつけてくれた名前。私と妹、そして母方のいとこまで、全員の名前を私の父親がつけてくれた。私の名前は漢字で芝生という意味のジ(芝)に優れるス(秀)と書く。人を芝生や草に喩え、その中でも優れた人になりなさいという意味を持っている。1988年生まれで今年で26歳になる(数え年)。辰年生まれだ。そして、辰年だった2012年に初めて映画「マイ・ラティマ」の主演を手に入れた。でも、その一年を振り返ってみると、正直思ったほど上手く行かなかった。そんな中、昨年末に第34回青龍映画賞で新人女優賞を受賞し、報酬を受けたような気がした。実は大鐘賞映画祭にもノミネートされなかったので、青龍映画賞にノミネートされたという話を聞いた時も受賞は期待していなかった。青龍映画祭の新人賞を受賞するまでに2年という時間がかかった。映画の作業を通じて、一つの映画が公開されるまでの様々な現実的な困難を知るようになった。だから、受賞は本当に期待していなかった。審査員も観客も、私を記憶していないだろうと思っていた。新人賞が発表される直前プレゼンターとして舞台に立っていた(キム)ゴウン(映画「ウンギョ」でデビューした女優キム・ゴウンとパク・ジスは韓国芸術総合大学の先輩と後輩の関係)が笑いながら、もう1人のプレゼンターだったチョ・ジョンソクさんが持っていた名前が書かれたカードを奪って自分が発表すると話す姿を見て、「もしかして!」と思った。それでも、実際に発表された瞬間は本当に驚いた。大変だったことや感謝していたことが走馬灯のように駆け巡った。ベールに隠されていなければならなかった時期は他の映画のオーディションも一切受けずに1年という時間をただひたすら待った。「マイ・ラティマ」の場合、知名度が全くない新人女優をキャスティングして映画のプロモーションの段階で公開したいという監督(ユ・ジテ)の意志があったのでそれに同意したけれど、1年という時間は思ったより長かった。でも、私を選んでくれた映画への礼儀を尽くしたかった。ユ・ジテ監督と初めての出会ったのはオーディションだった。すぐにカメラテストを受けたけれど、画面に映った私の姿を見て「美人ですね」と言われた。ユ・ジテ監督は、女優は画面上できれいに見えなければならないという哲学を持っているようだった。新人賞を受賞した後、監督に電話して少し話した。また、「マイ・ラティマ」の多くの先輩方が「みんなすごく大変だったけれど、その最後を君が飾ってくれたようで嬉しい」と話してくれた。胸がいっぱいになった。幼い頃私は理由も分からずいじめにあうような子供だった。そのせいか、物静かな性格に中の上くらいの成績で、女の子よりも男の子たちと仲良くしていた。でも、中学校2年生から外見が変わった。その時から友達のように仲良く遊んていだ男の子たちが私を女の子として見始めたんだと思う。実は、それ以前のことはあまり覚えていない。たぶん記憶しておきたくないからかな? そして、自由な校風のアニメーション専門高校に進学することになった。創作活動を支えてくれる学校なので、髪も自由に染められた。幼い頃にそんなことをすべてやってみたからか、20歳になるとむしろ大人しくなった。幼い頃の夢は何度も変わった。歌手になりたいと思ったことはあるけれど、女優は一度も夢みたことはなかった。他にはピアニストや画家、漫画家、そして映画監督や美術監督だった。このような夢を見てきたのは、家庭環境の影響が大きかったと思う。法学部卒の父親は、大学時代に写真に興味があって写真部で活動し、ギターも弾いていた。妹も平凡な銀行員だけど、いろんな才能がある。ダンスが上手くてダンスサークルで活動したこともある。母親だけ音痴でテンポも取れない(笑) いつもギターの音が聞こえる家で育ったため、女優になったんだと思う。大学では舞台美術を専攻した。でも、空間を飾るよりも人間に対する関心がより大きい自分を発見した。モデルの活動をしているうち独立映画に出演するようになるなど、人間への関心は自然に演技にまで広がった。とにかく演技とは人をキャラクター化して表現することだと思うので、私の関心分野であり、面白かった。初主演映画「マイ・ラティマ」にキャスティングされた時、これからは真剣にやらなければならないと気を引き締めた。非常にプロフェッショナルな人たちと仕事をするようになったからだ。休みの間は会いたい人全員と会う。以前はお酒を飲めないからと飲み会などにはあまり参加しなかったけれど、今は心の向くまま、やりたいようにやってみようと心を広げて行動している。だから、ワイン、カクテル、ジントニックぐらいは飲めるようになった。ただ、ソメク(韓国焼酎をビールで割ったお酒)はまだたくさん飲める自信がない。それから、静かなバーで音楽を聞きながら一人でよく楽しめるようになった。

    10Asia
  • 「マイ・ラティマ」パク・ジス、私の物語は今ようやく始まった

    「マイ・ラティマ」パク・ジス、私の物語は今ようやく始まった

    映画「マイ・ラティマ」は俳優ユ・ジテが手掛けた初の長編映画演出作としてより広く知られた映画である。しかし、移民女性の厳しい現実を淡いトーンで描いたこの映画は、徹底的にパク・ジス1人の映画でもある。この映画は2012年の釜山(プサン)国際映画祭で初めて公開される前まで、主人公マイ・ラティマ役を演じた新人女優の正体は徹底的に隠された。そのため、ついに公開された映画で、観客はマイ・ラティマというキャラクターを違和感なく受け入れることができた。そして、舞台挨拶の時にパク・ジスがタイ人女性のマイ・ラティマではなく、韓国人パク・ジスだということを知った客席がざわめくこともあった。それだけ、新人パク・ジスはキャラクターと渾然一体となった演技を披露した。そして、パク・ジスは2013年の第34回青龍映画賞で切実に望んでいた新人女優賞のトロフィーを胸に抱いて号泣した。「人々に認められるということがこんなにも嬉しいことだと初めて分かった」という受賞の感想には、本当に多くの意味が込められていた。人々の目に映った彼女の歩みは幸運に満ちているように見えるかもしれない。客観的に見ても、それは明白な事実である。パク・ジスは大学を卒業してすぐに映画「マイ・ラティマ」にキャスティングされたからだ。それに、俳優ユ・ジテが演出する映画という点でマスコミの注目を集め、名前を知らせることに大きく役立ったのも事実である。しかし、毎日ただ流れていく時間が惜しく感じる新人女優にとって、観客の前に「マイ・ラティマ」として出るまでの1年間という長い時間の間、息を殺していなければならなかったことは決して簡単なことではなかったはずだ。それでも、パク・ジスはその1年間を焦って過ごす代わりに、バリスタの勉強やヨガを習いながら自分を磨いた。そして、ついに観客の前に姿を現した2012年の釜山国際映画祭の舞台に上がる直前、パク・ジスの胸はときめいていた。当時、まだ所属事務所がなかった彼女は知人が運営するウェディングショップや東大門(トンデムン)市場などを回りながら、自分でお気に入りのドレスを選ばなければならなかったが、今振り返ってみると、そんな記憶さえも幸せな思い出となった。「釜山国際映画祭に作品を持って参加すること自体、胸がときめいて誇らしかったです。パク・ジスという女優がまだ世間に公開されていなかった状態で参加したので、私を知っている人は誰もいませんでしたが、それでもすごく幸せでした。そして、その時に一人で準備した経験があるため、今の所属事務所のスタッフたちが細かい部分まで気を遣ってくれることにとても感謝しています。それがどれほど大変なことなのかをよく知っていますから」映画以外の苦労だけでなく、劇中のマイ・ラティマという人物も演じるのが非常に難しいキャラクターだった。「マイ・ラティマは話したいことがとても多いけど、異国で生きているので全ての気持ちを打ち明けることができない人物じゃないですか。実は、私自身何も知らない新人なので、撮影現場でぽつんと残された時は寂しさを感じることもありましたが、それが演技において役に立ちました」一番大変だったシーンは、やはりレイプされるシーンだった。リアルに描くために何回も撮り直し、彼女はそのたびに極限の状況に身を投じなければならなかった。「その日は本当に大変でした。でも、そんなことを気にするよりも、学校を卒業した後、すぐに仕事ができることに感謝しました。撮影現場では私が一番年下なので、私の意見を示すよりも学ぶ立場から考えようとしました」その苦労の後にはご褒美が待っていた。デビュー作で映画祭の新人賞を獲得する幸運なんて滅多にないのだから。「この勢いのまま、今年は必ず良い作品と出会いたいです。有難いことに時代劇や現代劇など様々な作品の出演オファーが入っています。少なくとも映画とドラマを1本ずつ撮影したいと思っています」まだ話したいことがたくさんあるというような眼差しを持った新人女優パク・ジス。そんな彼女が描く2014年はどんなカラーを持つだろうか?また、それは「マイ・ラティマ」の淡いトーンとはどんな違いがあるのだろうか?

    10Asia
  • “新人女優賞受賞”パク・ジス「私にとってのユ・ジテ?忘れるべきで忘れてはならない存在」

    “新人女優賞受賞”パク・ジス「私にとってのユ・ジテ?忘れるべきで忘れてはならない存在」

    第34回青龍映画賞で新人女優賞を発表する瞬間、「ヘウォンの恋愛日記」のチョン・ウンチェと「マイ・ラティマ」のパク・ジス、「パパをお貸しします」のナム・ボラ、「メビウス」のイ・ウヌ、そして「ファイ:怪物を飲み込んだ子」のナム・ジヒョン、この5人の女優の顔がスクリーンいっぱいに捉えられた。それぞれの表情で受賞者の発表を待っていた5人のうち、結局明るい笑顔の主人公は「マイ・ラティマ」のパク・ジスになった。彗星のように登場したパク・ジスは、自身の最初の作品で新人賞を受賞する嬉しさを味わった。そしてパク・ジスと同じくらい彼女の受賞を喜ぶ人がいた。自身の最初の長編映画デビュー作で新人女優賞を出した俳優で監督、ユ・ジテだった。新人女優賞を受賞した後、ユ・ジテはパク・ジスに「お疲れだった。おめでとう」というメールを送ったという。そして授賞式の前日にもパク・ジスに「ノミネートおめでとう」というメールを送ったという。ユ・ジテ監督に可愛がられているようだと話したら、嬉しそうに笑いながら、ユ・ジテ監督に感謝していると話していた。そしてユ・ジテ監督と自身について「ちょっと離れて愛情を持っている関係だ」と説明した。「12歳も歳が離れています。馴れ馴れしくはできませんが、だからといって遠い関係でもありません。うむ。ちょっと離れて愛情を持っている関係だと思います。実は『マイ・ラティマ』の撮影をしながら軽く愛情表現をしてはいけないと思っていました。そうしたら監督から「女優がこれだけシックなのは初めて見た」と言われました(笑) 監督と俳優の関係で会ったので私にとっては『監督』としての存在感が大きかったようです。撮影当時、「私は別の所から来た人だからまずここでもどかしく感じることがあっても、勉強する姿勢でいこう」と一人で約束していました。それでいつも聞く側だったと思います。話す側というより」このように互いに愛情を持っている二人だが、パク・ジスにユ・ジテという存在はプレッシャーになったのではないだろうか。「マイ・ラティマ」の公開当時、パク・ジスにはいつも「ユ・ジテが発掘した」「ユ・ジテのミューズ」という修飾語がついていた。これに対して聞いたら、思ったよりもあんまり言われなかったと話し大きく笑った。一部ではまだそのような修飾語を使っていると言ったら、自分が背負うべきことだと答える。そしてユ・ジテは忘れるべきで、忘れてはならない存在だと話す。「ユ・ジテ監督に関連する修飾語は思ったよりあんまり言われませんよ(笑) 思ったよりも言われなくてよかったと思います。しかし、もしそうだとしたら、それは自身が背負うべきことだと思います。私はこれから私が『マイ・ラティマ』に出演したことを忘れてはならないと思いますが、一方でそれは終わったことで、私の手を離れたことですから、別の形の作業をしなければいけないと思います。忘れるべきで、忘れてはならない部分です。だからユ・ジテ監督と私は見えない糸でつながっていると思います(笑)」「ユ・ジテ」というプレッシャーを振り切ったら「新人賞」というプレッシャーができた。プレッシャーというよりは2014年が楽しくなりそうだという感想を述べた彼女だが、新人賞を受賞した新人女優のこれからに関心が集まるのは当然のようなことだ。彼女は自身がこのような女優だということを知らせたいそうだ。「マイ・ラティマ」で受賞したが、興行にはあまり成功できなかったため多くの人が自分について知らないだろうという。新人賞まで受賞したので2014年の覚悟が格別ではないかと聞いたら、難しいと言ってしばらく考えていた彼女は一文字一文字慎重に、しかし確実に述べ始めた。「実はプレッシャーというよりは楽しくて、新年が楽しくなりそうだと思います。もちろん、受賞したからといって自分の位置が完全に変わることはないと思います。順風満帆だとは思っていません。その代わり、もう少し良い方々に会うチャンスは作れるとは思います。『マイ・ラティマ』がたくさんの方に見てもらっていないので。でも思ってもいなかった、目には見えないけど期待と関心を送ってくださる方々がきっといると思っているし、その力をもらって2014年により良い姿をお見せしたいです。実は受賞はしましたが、この人が何の演技をしたか分からない方もたくさんいると思います。『私はこんな女優です』とお見せしたいです」

    OSEN
  • パク・ジス「トラをひっかく猫のように挑戦的に」 ― 午年に輝く4人の女優

    パク・ジス「トラをひっかく猫のように挑戦的に」 ― 午年に輝く4人の女優

    20代女優の飢饉現象これは数年前から韓国のテレビ業界と映画業界のキャスティング担当者たちがしばしば訴えるように話題にしていることだ。ずば抜けた演技力を持つ優秀な20代の女優が全く現れないという意味である。しかし、まだ発見されていない宝石のような新人たちは、自分の居場所を守りながら熱心に実力を磨いている。今年は躍動感を意味する甲午(きのえうま)の青馬の年だ。汗を流しながら誰よりも力強く走ろうと準備をしている4人の20代の女優たちにこの一年の計画と抱負を聞いてみた。パク・ジスは、昨年の映画「マイ・ラティマ」で印象的なデビューを果たした。「マイ・ラティマ」は俳優としてもよく知られているユ・ジテ監督の長編映画デビュー作だ。有名俳優の演出作で主演を務めるようになったのは、完全にパク・ジスが一人でやり遂げたことだった。韓国芸術総合学校で舞台美術を勉強した彼女は、繰り返し起きた偶然の力により独立映画に出演し演技を始めるようになった。そしてモデルとして、女優として経歴を積み重ねた彼女は「マイ・ラティマ」のオーディションに合格しプロの世界に入門した。鋭い眼差しと頑固そうに見える口元のせいなのか。立派な男性気質が感じられるパク・ジスは、2013年青龍映画祭で待望の新人賞のトロフィーを手に入れた。彼女の人生において、長い間はっきりと記憶に残る瞬間がもう一つ追加された。青馬の年に、若さと躍動感を象徴する青い馬に乗りジャングルの中をダイナミックに走り続ける新人女優パク・ジスを紹介する。―「マイ・ラティマ」のタイから移住した女性マイ・ラティマという人物の感性を受け入れることは、想像するだけで難しかっただろうと思う。パク・ジス:マイ・ラティマという人物は、言いたいことがたくさんあるけど、他国に住み仕方なくきちんと話せなくなったので寂しさを感じるキャラクターだった。私は当時、所属事務所もなく一人で撮影に臨んだけれど、何もかも一人でやり遂げたことが、キャラクターを理解するために役に立った。初めて経験する撮影現場に違和感があったけど、私の意見を話すより、学ぶ立場で受け入れようと思った。―自ら作り出した結果であるだけに、胸がいっぱいになる瞬間があったと思う。パク・ジス:彼女はたどたどしい韓国語を使う。頭の中でゆっくり考えて口に出したけど、ある瞬間気に入った時があった。その時は胸がいっぱいになった。―今回の作品でベテラン俳優とともに現場で初めて撮影をした。このような撮影を終えて家に帰る時は、どんなことを思ったのか。パク・ジス:これまでずっと学生の身分であり、卒業してすぐ撮影に入った。卒業してすぐやれることがあって良かったなと思った。―「ウンギョ」のオーディションを受けたというエピソードは有名だ。その映画でデビューしたキム・ゴウンとは韓国芸術総合学校の先輩後輩の間柄と聞いた。パク・ジス:私の方から申し込んだわけではなく、「ウンギョ」側が新人女優を探しており、私にメールが届いた。私がモデル活動をしていたので、プロフィールが出回っていたからだ。それでオーディションを受けることになった。「マイラティア」も同じ過程でオーディションを受けることになった。―「ウンギョ」のウンギョ、「マイ・ラティマ」のマイ・ラティマいずれも悲しい物語のキャラクターだ。そのような雰囲気がパク・ジスさんから感じられたようだ。パク・ジス:眼差しがそのような雰囲気だと言われた。個人的には憂愁に満ちた眼差しは俳優にとって必要なものだと思う。でも私は、憂鬱な人ではない。―「マイ・ラティマ」のオーディションで会ったユ・ジテ監督はどのような印象だったのか。パク・ジス:実は私が電話でオーディションの話を聞いた時、ユ・ジテ監督と聞いて、「まさか私が知っているユ・ジテさんなのかな?」と思ったけど、本当にユ・ジテさんだった。それでさらに作品が気になった。後でシナリオを読んだ時は、とても悲しい物語だったけど、愛らしかった。だけど、正式に演技を学んだことがないので心配だった。そのような面で、監督がたくさん力になってくれた。直接教えてくださるわけではないけど、自由に演じるように放っておいてアドバイスをしてくれる。序盤に一番力になったアドバイスは「演技をする時に自分の演技だけをするのではなく、相手の台詞を聞いて、その言葉を考えた後に反応をすること」だった。それに、演技をしている方なので、どのようにディレクションをしたら相手が理解するのか見事に分かっていた。―この映画に対して意欲を持っていたと聞いた。オーディションを受けた後、すぐに帰らずにその場で待ち、監督、スタッフと一緒に食事をしたと聞いた。パク・ジス:「マイ・ラティマ」の場合、たくさんの俳優がオーディションを受けるわけではなく、出来る限り絞り込まれた少人数でオーディションが行われた。当時、私はお昼の時間にオーディションを受けたので、監督から「一緒に食事しましょう」と誘われた。「私が行ってもいいのかな」と戸惑ったけど、一緒に食事に行った。後になって「残っていて良かった」と思ったのは、その時ユ・ジテ監督が私の映画の趣向を聞いてくださり、ある程度話ができた。―どのような映画が好きだと話したのか。パク・ジス:「エターナル・サンシャイン」と「クロッシング」。―もともと韓国芸術総合学校では舞台美術を専攻した。役者に転向したきっかけは?パク・ジス:好奇心が芽生えたら挑戦する性格だ。モデルの場合、私の方からやりたくて申し込んだけど、その後、写真やポートフォリオを見て連絡が来た。そのような流れで独立映画にまで出演することになり、今に至った。だけど、その当時は女優を職業にするとは考えていなかった。ただ、空間より人間に関心が多かった。関心事が人間だったので、役者まで続いたと思う。プロフェッショナルな方たちが私を選んでくれた「マイ・ラティマ」は、「演技とは簡単なことではない。真面目に挑もう」と決心するきっかけを与えてくれた。―気さくな性格ではないようだ。主演女優ではあるが、おそらく一番年下の女優で、慣れない現場でも、気さくに話しかける必要があったと思うが。パク・ジス:周りの人から「静かだ」や「大雑把だ」とも言われる。一番親しい友達は「私が知っている人の中であなたが一番女性らしい」と言ってくれた。雰囲気に弱いタイプでもある。だから、私の方から話しかける必要がある時は、先に話しかける。だけど、今回の現場では気さくに接することができなかった。演技を学ぶ立場だったので、静かに話を聞かなければならないと思ったからだ。だけど、監督から「みんなに気に入られるためにわざと愛嬌を振る舞う人もいるのに、君は愛想がなさすぎる」と言われたことがある(笑)―初めて接した芸能界という世界で、どのようなことを感じたのか。パク・ジス:正直まだよく分からない。でも、私がどうマインドコントロールをするかにかかっている。また、自分自身を客観的に見れる人が成功できると思う。大衆、観客に自分を見せる仕事なのでそうなのかもしれない。だけど、そのような点は演技を専攻した人よりも専攻してない人の方が客観的に見ることができる。人間はみんなそうだ。経営を専攻したり、美術を勉強した人は、自分の専攻基準で判断するから。―それならば、俳優という人はどんな存在なのか考えたことはあるのか。パク・ジス:みんな同じ人間だ。だけど、まだ何もしてない私が新人賞を受賞してから、周りの反応や態度が少しずつ変わった。私はまったく変わってないのに。そのようなことから、私たちが知っている有名な俳優たちもみんな同じ人間で、私と同じことを考えていると思う。だから、ただみんな平凡な職業人だと思う。―新人女優たちに「自分を動物に例えるなら」という質問をしている。パク・ジス:あ、私は猫に似てるとよく言われる。猫は時にはトラにもなれるので良い。トラと一緒にいてもたまに猫が爪でひっかく時もある。自分の中に内在している挑戦精神がそのような点で似ている。―今回の旧正月連休の計画は?パク・ジス:いつものように、家族と一緒にソウルで過ごす予定だ。祝日にソウルは空いている。―最後に今年の夢は?パク・ジス:昨年の気運を受け継ぎ、素晴らしい作品に出会いたい。今年は少なくとも映画1本、ドラマ1本に出演したい。今、次の作品を検討中だけど、多様な作品があって幸せだ。時代劇、現代物、web漫画など。

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