メビウス
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キム・ギドク監督を暴行容疑で告訴…俳優A側「演出ではなく暴力、徹底的に捜査してほしい」(総合)
女優A氏側がキム・ギドク監督の事件に対し「俳優の感情演技のために暴行を振るう事が演出という名目で合理化することはできない。これは演出ではなく暴力だ」と指摘した。「映画監督キム・ギドク事件共同対策委員会」は8日の午前、ソウル瑞草(ソチョ) 区ソウル地方弁護士会館で記者会見を開き「徹底して聖域なき捜査を望む」と要求。共同対策員会は、記者会見で「演出という名目で俳優たちに振るう暴力、強要などの問題解決のため、映画界の自助努力を促す」と伝え、政府に向かっても「映画界の人権侵害、待遇改善のための定期的な実態調査の実施、及び関連予算を積極的に編成してほしい」と述べた。記者会見に女優A氏は出席せず、ソ・ヘジン弁護士、アン・ビョンホ全国映画産業労働組合委員長、チェ・ユニ女性映画人会代表、パク・ジェスン「撮るフェミニスト」代表、イ・ミョンスク韓国女性児童人権センター代表などが出席した。共同対策委員会は、該当事件が「単純に、一人の映画監督と一人の女優の間で起こった事件ではない。映画監督という優越した地位と、自身が絶対的に掌握している映画撮影現場を利用した事件だ」と主張。そして「多くの映画スタッフの前で頬を殴り、暴言と侮辱、事前に合意していない『共演俳優の性器を直接手で握る行為』を強要した」と主張し「事実とは異なるデマをまき散らし、被害を受けた女性俳優の名誉を棄損した事件である」と指摘した。メディアに対しても「事件に対する憶測報道と、被害女性俳優の個人情報を暴く行動を今すぐ中断してほしい」と要請した。これに先立って、俳優A氏は2013年、映画「メビウス」の撮影当時、キム・ギドク監督から暴行を受け、シナリオにはなかったベッドシーン強いられたと主張し、先月キム・ギドク監督を強要・暴行・侮辱・名誉棄損の嫌疑で告訴。キム・ギドク監督は告訴された後、暴行部分に対して「演出者の立場で映画のリアリティを高めるために集中し、その中で発生した事件であり、多くのスタッフが見守る中で起こった事なので、個人的な感情は全くなかった」と解明した。また「暴力問題の他、シナリオにはないシーンを強要したという主張は、演出者の立場として最善を尽くしている経緯で発生した誤解だと思う。傷を受けてしまったその俳優には申し訳ない」と謝罪のコメントを出した。映画「メビウス」は、夫の浮気で憎悪の感情が生まれた妻が、復讐のため息子に致命的な傷を与えるという内容の作品だ。

キム・ギドク監督、女優暴力疑惑について釈明“演出している中で起きたこと”(全文)
キム・ギドク監督が、女優A氏を暴行してベッドシーンを強要したという疑惑で訴えられたことに対し、立場を明かした。キム・ギドク監督は3日キム・ギドクフィルム報道資料を通して「4年前の事なので正確には思い出せないが、映画の事実性を高めるために集中していたことで生まれた状況だ。個人的な感情は全くなかったので切なく、また申し訳ない。過ちの責任を負う」と伝えた。ソウル中央地検は、この事件をソウル中央地検刑事6部(部長検事ペ・ヨンウォン) に割り当てて捜査に着手。検察は近い将来、A氏を告訴人として調査した後、キム監督を召還する方針だ。・キム・ギドク監督、ベッドシーン強要で暴行か女優が告訴【キム・ギドクフィルム 全文】キム・ギドクフィルムです。去る2013年「メビウス」の撮影中に起きたことで、簡単な解明が必要だと思います。ある俳優と、1996年から一緒に映画を作り始めて永らく友達のように過ごし、私が海外の賞を受賞後に幾度も丁寧な出演要請を私にされて、2004年「ベルリン国際映画祭 銀熊賞」受賞後にもう一度出演をお願いされ、2005年「絶対の愛」の時に2人の女優の内の1人としてキャスティング提案をしたが役が気に入らないと断わられ、2012年に「ベネチア国際映画祭 金獅子賞」受賞後に再び出演をお願いされ「メビウス」に出演してもらうことになりました。約2回の撮影を行いましたが、一方的に出演を諦めて連絡を絶ちました。3次撮影の際、午前10時まで待っても来ず、ディレクターも自宅近くで数回現場に出てくることを要請しましたが遂に撮影現場に顔を出さず、製作費用がない関係で出演中の他の俳優を一人二役として急いでシナリオを修正し撮影を終わらせました。それから4年が過ぎて、この状況になりました。他の部分は理解し難いのですが、暴力の部分は解明しようと思います。撮影初日、最初のシーンが夫の携帯電話により殴り合い、酷い夫婦喧嘩をするシーンでした。4年前なのでおぼろげになってしまった私の記憶では、私が直に撮影をしながら相手の視線カットとして俳優を殴ったり、もしくは私の頬を私が殴りながら「この程度やってくれれば良い」と実演しながら演出をしていた経緯で起きたことと認識しています。しかし、これも約4年前の事なので正確な記憶ではありません。どのような場合でも、演出家の立場で映画の事実性を高める為に集中してしまった上で起きた状況であり、また多数のスタッフが見ている中でした。個人的な感情は全くなかったです。しかしながら、スタッフの中で当時の状況を正確に証言する者がいれば、映画的演出家の立場をもう一度考え直す契機にすると同時に、私の過ちに対して責任を負いたいと思います。暴力の部分以外には、シナリオ上にある場面を演出家の立場で最善を尽くす中、生まれた誤解だと考えています。どちらにしても、そのことで傷を受けたその俳優に心より申し訳なく思います。しかしどんな役割でも最善を尽くすと出演を幾度となく願い出て、2度も厳しい中で出演を決め共に良い映画を作りたかったのですが、今このような状況になってしまい残念でなりません。最後に、今回のことで本当に水準の高い映画を作る韓国映画スタッフらと俳優に対して、誤解のないように望み、私を信じて今回の「人間の時間」に参加してくれたスタッフと俳優にとても申し訳なく思っています。

キム・ギドク監督、韓国で上映制限を受けた「メビウス」を作った理由は?“国によって反応は様々…最も深刻にとらえたのが韓国”
「嘆きのピエタ」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した韓国映画界の鬼才キム・ギドク監督の最新作は、性と家族と人間を真正面からみすえた「メビウス」。浮気した夫、怒りのあまり息子に刃を向けた母、性器を切り取られてしまった息子。この3人を中心に、全編セリフなしの衝撃のドラマが展開していく。来日した監督に話を聞いた。「ユニークな作品と言ってくださって嬉しい」―「メビウス」はとてもユニークな作品ですが、この奇抜な発想はどこからきたのでしょう?キム・ギドク:まず最初に、「メビウス」をユニークな作品と言ってくださって嬉しいです、ありがとうございます。韓国ではこの映画をシリアスにとらえ、自分の痛み、苦しみのように感じる人が多かったのですが、ユニークだと思えたということは、客観的にしっかりと観てくださったのでしょう。「メビウス」はヨーロッパ、日本、アメリカでも上映されましたが、国によって反応はさまざまでしたが、もっとも深刻にとらえたのが韓国で、倫理的観点、道徳的観点から観る傾向は、韓国が一番でした。もともと韓国社会と韓国の人たちは、映画で描かれる性的なもの性器やセックス、近親相姦を必要以上に深刻なものとしてとらえすぎている気がします。そういったものをいったんつきぬけ、超えたところに行ってみたい、という思いがありました。性的なモチーフを、とことん赤裸々に、露骨に、率直に描いてみたかったのです。「みなさんがとらわれていることは、すべて観念でしかないんですよ」ということを伝えたいと思いました。―「メビウス」というタイトルは最初から決まっていましたか? 物語のシナリオはどこが始まりなのでしょうか?キム・ギドク:映画のタイトルはとても大事ですが、より大事なのがモチーフ、題材です。私の場合、まずは何にもとらわれずに自分が作りたい物語のシナリオを書き、映画が完成する頃にタイトルが決まっていることが多いのですが、今回もそうでした。「メビウス」はひとつの円でありながら、よじれた部分がある。でも結局は繋がっていく。家族、性というものはすべて繋がっているんだという意味が含まれていて、具象と抽象が混在しているイメージ。母親も自分であり、父親も自分なんだ、ということもできるでしょう。映画の内容とよくマッチしたタイトルだと思いました。2つ目の質問の答えは、結局、最初の地点、スタートもすなわち終わりだということです。卵が先かニワトリが先か、みたいな感じですね。家族の構成を考えたときも、家族の始まりは何だろう、となります。父親が先か息子が先か、それとも母親なのか。どこがスタートかわからないのです。―「メビウス」は韓国で上映制限を受けたため、監督は何度も編集をされています。日本でもR18+になりました。映画という文化で観客に年齢制限があることについてはどう思われますか?キム・ギドク:韓国でも日本でも年齢制限をする理由は、そういった映画を観た未成年が誤った判断をし、それが記憶となって長く残ることへの懸念でしょう。そこから自由になるのは難しいでしょうね。ほとんどの人は誰かの親になるものですから。法は守らないといけないと思います。ですが、まったく別の「映画とは何か」という観点を、作り手の立場から考えると、伝えたい内容を最大限ありのままに伝えることが監督の役割だと思います。たとえば今回、15歳の少年が出てくるんですが、シナリオを書きながらこの作品には15歳の少年が必要だと思ったら、そのまま表現すべきなのです。私は実際に15歳の俳優にオファーをしました。もし20歳以上の俳優が演じたら、観客も「あ、これはウソだな」と思ってしまい、本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。「この俳優は20歳を超えていますが、映画の中では15歳だと思って観てください」と偽ることになるのです。そう考えると世の中の年齢制限の問題と、映画を作るということは、切り離して考えるしかないのかなと思いますね。社会の制度として存在するのはわかりますが、映画における表現という側面から考えると、私は表現する側にしかいられない人間なので、その両者を繋げてくれるのが大衆の役割なのだ思います。作り手に徹し、検閲で切られることは考えずに、自分がリアルに伝えたいものを伝えたいままに作っていくことが、監督の本質だと思います。最初からセリフなしでスタートセリフがなくても状況を伝えられる―主演の3人は監督の思いどおりのキャスティングでしたか?キム・ギドク:はい、思い通りでした。女優は妻と愛人の一人二役を演じていますが、もともとのシナリオでは別々の設定でした。もうひとり女優がいたんですが、途中で降板することになってしまい、一人二役になったんです。あとの2人は最初から決めていました。ソ・ヨンジェ君は「未熟な犯罪者」という映画に出ている伸び盛りの俳優です。チョ・ジェヒョンは私と「悪い男」でも一緒に仕事をしましたが、エネルギーに溢れた俳優です。イ・ウヌは新人女優ですが、片や強烈、片や弱めという難しい2つのキャラクターを、絶妙な塩梅で演じ分けてくれました。3人の俳優にはとても満足しています。―「メビウス」はセリフがない映画でしたが、シナリオはどうなっていましたか?キム・ギドク:セリフがない分、ト書きと説明がかなり多いシナリオになりました。特に説明の部分では、内面の感情をたくさん書き加えましたね。それを俳優に渡したあと、理解しているかどうかを見極めながら、たくさん話しあいました。その後の俳優を集めてのリーディングでは、すべてのシーンについてひとつひとつ、どんな意味があるのかを説明しました。2~3時間かかったと思います。それらをすべて終えてから撮影の日程を決めて撮影に入りました。―セリフがない映画のよさも伝わってきましたが、最初からセリフなしの予定でしたか?キム・ギドク:私は以前にもセリフのない作品をよく撮ってきました。「魚と寝る女」「悪い男」「うつせみ」がそうです。セリフなしでも意味が伝わる映画のトレーニングをずっと重ねてきたわけです(笑) 「メビウス」はセリフがなくても状況を伝えるのが可能だと思ったので、最初からセリフなしでスタートしました。いままでにもいろんな映画が作られていますが、ここまでセリフのない映画を撮ったのは私が初めてかもしれません。助演、端役にいたるまですべてのセリフがありませんでした。これは映画を作る上での、ひとつの興味深い表現方法です。また、このことが長所になると感じたことも多々ありました。実は俳優さんの中には、セリフを言うと演技がダメになる人がいるんです。しゃべらないほうがうまく見える俳優がいるんですよ(笑) 「この俳優、しゃべらせなくてよかった。もしもセリフを言わせていたら大変なことになっていただろう」と思う俳優さんもいました。どの作品の誰とは言いませんが(笑)―ペニスのある、なしという観点から「メビウス」を観たときの男女の感じ方の違いはあったのでしょうか?キム・ギドク:男女の反応の違いはたしかにありました。私は「メビウス」を作るときに女は家、男は旅人、と言う位置づけをしました。男は旅の途中でたまに家に立ち寄る旅人なんです。あと、この映画を表現する際にペニス・ツアー、すなわち生殖器の旅、という言葉も考えてみました(笑) 実際、ヨーロッパでは男性の観客が笑いながら観ていたんですが、韓国の男性は自分の性器が危険にさらされていると感じたり、怖いと思った人が多かったようです。股間に手を添えながら映画を観たり、観終わったあと自分の性器が股間にちゃんとついているか、確認した人もいたそうです(笑)―自分の作品を監督するほかにプロデュースもされていますが、モチベーションの違いはありますか?キム・ギドク:これまでにアシスタント・ディレクター的な立場で「映画は映画だ」「プンサンケ」「レッド・ファミリー」を手がけましたが、やはりプロデューサー業は難しいと思いました。私の頭の中にどんなプロジェクトがあっても、実際に演出するのは新人の監督なので、やはり新人は新人なんだ、と思うことが多々ありました。思っていたのとは違う演出をされたり、水準に満たない部分があったり、自分が監督として撮るのとは、こんなにも違うものかと思いました。それでも幸い、新人監督の中には次回作を撮れた人もいますし、水準は上がってきていると思います。「メビウス」に込めた意味歪んだ繋がりで結ばれているからこそ家族―日本でも女性が男性の性器を切り取った「阿部定」という事件がありました。この実話はご存知でしたか?キム・ギドク:はい。聞いたことがあります。切ったものを持ち歩いていたようですね。この事件を題材にした大島渚監督の『愛のコリーダ』も、以前、韓国でビデオが出回っていました。ですが、韓国では、このような実際の事件があったということは聞いていません。「メビウス」を撮るにあたって「性器切断事件」を調べてみたら、世界各国にありました。理由もさまざまなんですが、嫉妬から愛する人に対してそうした、という例が多かったです。男女の間にはどうしてもこの問題がつきまとい、別の人とセックスしたとかで嫉妬に駆られるとそのような極端な行動に出るんですね。でも「メビウス」は「性器切断」というモチーフを借りてはいますが、違う意味も含まれています。結局、みんながひとつの構造のなかに組み込まれている、その中で自分が自分に嫉妬しているそんなメッセージが込められています。「メビウス」では、妻が夫の不貞を許せず、怒りにまかせて夫を去勢しようとしたが失敗し、息子の性器を切りとることで夫を苦しめようとします。この物語を通して、性器を巡るいろんな矛盾について語りたいと思いました。人間として生きる以上、男女が存在している以上、こういった問題は不可避で、自分が自分を苦しめることもあります。家族という繋がりをみるとき、父親は私であり、母親も私だといえるのではないでしょうか。家族って少し居心地が悪いものかもしれないけれど、そういった歪んだ繋がりで結ばれているからこそ家族なんだ、という意味も込めて「メビウス」を作りました。ライター:望月美寿映画「メビウス」監督・脚本・撮影・編集:キム・ギドク 製作:キム・ギドク、キム・ウテク、キム・スンモキャスト:チョ・ジェヒョン(父)、ソ・ヨンジュ(息子)、イ・ウヌ(母/女)2013年/韓国/83分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題:Moebius/R18+ 配給:武蔵野エンタテインメント 提供:キングレコード12月6日(土) より新宿シネマカリテほか全国公開「メビウス」オフィシャルサイト:http://moebius-movie.jp/

ソ・ヨンジュ、キム・ギドク監督映画「メビウス」PRのためイギリスの映画祭に出席
俳優ソ・ヨンジュがキム・ギドク監督の「メビウス」のプロモーションのため、イギリスのロンドンを訪れる。27日、ファインカット(FINECUT)によると、第6回テラコッタ・ファー・イースト映画祭(TERRACOTTA FAR EAST FILM FESTIVAL)にソ・ヨンジュが「メビウス」のプロモーションのために参加する。同映画祭は2009年に始まり、毎年開催されているロンドンの最大の極東アジア映画祭だ。イギリスのテラコッタ・エンターテインメント・グループが主催し、クエンティン・タランティーノがインディーズ映画劇場の手本であり、ウェルメイド映画のメッカと評価したプリンス・チャールズ・シネマで開催される。「メビウス」はカレント・アジア・シネマ部門で「同窓生」「観相師」などと共に上映される予定だ。「メビウス」で主演を務めたソ・ヨンジュは今月29日から来月2日まで他のアジアの監督及び俳優と共に参加し、舞台挨拶及び観客との質疑応答の時間を持つ。第70回ベネチア国際映画祭で「メビウス」を観覧したイギリスの日刊紙「ガーディアン(The Guardian)」の映画評論家であるデイモン・ワイズが特別に「メビウス」のプレミア上映会に出席し、ソ・ヨンジュと観客との対話を進行するモデレーターを申し出た。映画祭の主催側でありイギリスの配給会社であるテラコッタ側は今年開催された第67回カンヌ国際映画祭のマーケットで「メビウス」のイギリスでの配給権を獲得し、今年の秋に計画されたプロモーション活動のために映画祭の期間中イギリスの複数のメディアとソ・ヨンジュのインタビューを行う予定だ。一方、テラコッタ・ファー・イースト映画祭はこれまで「息もできない」「アリラン」「マイウェイ 12,000キロの真実」など、多様な韓国映画をイギリスに紹介してきた。昨年は映画「ベルリンファイル」のリュ・スンワン監督が参加し、「私のオオカミ少年」のソン・ジュンギがカレント・アジアン・シネマ観客賞を受賞した。

「メビウス」トロント国際映画祭でも好評“映画史に残る作品!”
キム・ギドク監督の「メビウス」(制作:キム・ギドクフィルム、配給:NEW)に対する好評が続いている。「メビウス」は今年ベネチア国際映画祭の話題作となったが、第38回トロント国際映画祭にも招待され、大盛況のうちに上映を終えた。「メビウス」は全世界の巨匠監督の最新作を披露する部門であるマスターズ部門に招待され、12日の夜9時(現地時間)に、北米プレミアで初上映された後、13日と15日に相次いで上映された。映画の上映後、世界的有力紙と現地メディアは「メビウス」と巨匠キム・ギドク監督を絶賛した。「Indiewire」誌の評論家エリック・コーンは「『メビウス』は映画史に長らく残る刺激的な作品!」という絶賛を、世界的な評論家マイク・ディ・アンジェルロは「完全な沈黙の中の悲鳴に満ちた驚くべき残酷劇!」という印象的な評価をした。映画俳優兼作家のマシュー・ホフマンも「決して見逃せない最高の作品!作品性だけではなく、ユーモアまで際立つ!」とし、「メビウス」に魅了された姿を示した。また、アメリカの映画専門誌「FANGORIA」は「観客は『メビウス』を見た後、決してこの作品を忘れることはできないだろう!良いという表現以上に尊敬という言葉を言わざるを得ない!」とし、より強烈な新作とともに帰ってきたキム・ギドク監督へ熱い賛辞を送った。「メビウス」は数多くの海外映画祭に相次いで招待されている。ベネチア国際映画祭やトロント国際映画祭に続き、米国最高とされるジャンル映画祭「Fantastic Fest in Austin」にも公式招待された。

ヨ・ジング&ソ・ヨンジュ、10代俳優たちの目覚しい活躍に注目!
10代の俳優たちが目覚しい活躍を見せている。その年齢からは信じられないほど彼らのカリスマ性は抜群だ。キム・ギドク監督の映画「メビウス」で主演として印象深い演技を披露した俳優ソ・ヨンジュと公開を控えた映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(以下「ファイ」)で主演を務める俳優ヨ・ジングがその主人公である。19禁で議論になった「メビウス」は、親の過ちで自身の息子を去勢した女と罪滅ぼしのため去勢した男の話を盛り込んだ作品である。ソ・ヨンジュは、劇中で母によって去勢される息子に扮し、熱演した。一言の台詞もない「メビウス」で、彼は繊細な感情演技で息子の気持ちをそのまま伝え、観客の目を魅了する。突然の去勢に彷徨い、そして父の内縁の妻に対する性欲など、やや複雑な息子のキャラクターを表情だけで表現し、見る人の感嘆を誘う。彼の演技力はすでにお墨付きを得ている。映画「犯罪少年」で第25回東京国際映画祭の最優秀男優賞を受賞したのだ。特に同映画祭史上最年少の最優秀男優賞の受賞者となり、話題を集めた。キム・ギドク監督はソ・ヨンジュの演技力について「最初にソ・ヨンジュ、そしてソ・ヨンジュの母と台本の読み合わせをした。しかし、現場でそれを表現できるのかと思ったが、むしろイ・ウヌをリードしながら撮影を引っ張っていった。まるで人生をニ度生きている人のようだった。一度人生を生きた人の生まれ変わりだと思った」と称賛を惜しまなかった。「ファイ」で映画ファンと出会うヨ・ジングもスクリーンで強烈な存在感をアピールすると見られる。5人の犯罪者の父に育てられた少年ファイと少年の人生を丸ごと変える冷酷な犯罪集団のリーダーである父のソクテ(キム・ユンソク)の話を描いた同映画で、ヨ・ジングは主人公ファイ役に扮し、熱演する予定だ。先日公開された予告映像を通じ、これまで見せてきた優しくて純粋な少年のイメージから脱し、怒りを帯びた目と嗚咽する演技で視線を引き付けた彼は、最近行われた「ファイ」の制作報告会でキャラクター映像を通じ悲しみと怒りが共存する深みのある表情と男性的な魅力をアピールした。これに「ファイ」でヨ・ジングと共演した俳優キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、キム・ソンギュン、パク・ヘジュンは「小さな巨人だ」「鳥肌が立った」「男性が望む男らしさ、女性が望む男らしさを併せ持っている」などと評価し、ヨ・ジングを絶賛した。

キム・ギドク監督の問題作「メビウス」公開初日に4千人の観客を動員
キム・ギドク監督の「メビウス」が、公開初日に4千人余りの観客を動員した。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「メビウス」は公開初日である5日に4959人の観客を動員して、興行成績8位にランクインした。「メビウス」は、欲望を去勢された家族の熾烈なあがきを描いた作品で、チョ・ジェヒョン、ソ・ヨンジュ、イ・ウヌなどが出演している。当初「メビウス」は、映像物等級委員会から制限上映可の等級判定を受けたが、自主編集を敢行して、三度目の審議の末に青少年観覧不可判定で公開されることになった。この日の興行成績1位には、同日公開された映画「スパイ」がランクインした。「スパイ」はこの日、13万3148人を動員して興行成績に青信号を灯した。「エリジウム」「かくれんぼ」「グランド・イリュージョン」「風立ちぬ」「スノーピアサー」がその後に続いている。

キム・ギドク監督「メビウス」海外メディアの反応分かれる“立派だ vs 残念だ”
キム・ギドク監督の映画「メビウス」に海外メディアの間でも評価が分かれている。「メビウス」が3日(現地時間)、第70回ベネチア国際映画祭で海外のメディアに初公開された。The Hollywood Reporter、Variety、Twitch Filmなど海外のメディアが一斉に「メビウス」に関する記事を掲載し、様々な反応を見せている。The Hollywood Reporterは「昨年『ピエタ』でベネチア映画祭で金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督が、去勢と近親相姦でずたずたになった中流階級の家庭の話を台詞なしで描いた作品で戻ってきた。強姦、去勢、サディズムおよびマゾヒズム的な行為を台詞を入れずハンドヘルドカメラで表現した。キム・ギドクは韓国で上映されるバージョンではいくつかの流血シーンや近親相姦シーンを削除したが、ベネチアでは元のバージョンを見ることができた」と伝えた。続けて「しかし、昨年『ピエタ』で受けた批判的歓呼(critical acclaim)は受けにくいと見られる」と明かした。また「『メビウス』からは『春夏秋冬そして春』で見せたキム・ギドクの精神的基盤が見えてこない」と残念な気持ちを綴った。Varietyは「メビウス」に台詞が登場しないことを集中的に扱った。Varietyは「台詞が登場しないことが最初にはおかしく見えるが、段々慣れていく。これはまるで古代の劇場公演の不安な品質を連想させる」と伝えた。Twitch Filmは「今年一番パワフルな経験を与える映画。強烈で賢明だ」と「メビウス」を高く評価した。「メビウス」は5日に韓国で公開される。

キム・ギドク監督の新作「メビウス」9月5日に韓国公開確定
紆余曲折の末、青少年観覧不可判定で公開韓国での公開を巡り、論争の中心となった映画「メビウス」の公開日が確定した。制作会社キム・ギドクフィルムは「メビウス」(監督:キム・ギドク)が9月5日に韓国で公開されると20日に伝えた。「メビウス」は公開に先立ち第70回ベネチア国際映画祭に公式招待されたことがある。「メビウス」はキム・ギドク監督が「ピエタ」に次ぎ1年ぶりにリリースする新作で、欲望を去勢された家族の熾烈なもがきを盛り込んだ映画だ。チョ・ジェヒョンが息子に赦しを乞う父役を演じ、親の過ちで障がい者となった息子役はソ・ヨンジュが演じる。イ・ウヌは夫への愛憎を抱いている妻、父と息子の周りを付きまとうもう1人の女の役を演じた。

キム・ギドク監督の新作「メビウス」韓国で初めて上映賛否投票実施
韓国で近親相姦(そうかん)シーンなどが問題視され、キム・ギドク監督の新作映画「メビウス」(原題)が2回にわたり一般映画館での上映が認められない「制限上映可」の判定を受けた問題で、映画界の関係者に公開の是非を問う投票が26日、ソウル市内の映画振興委員会で行われた。キム監督側によると、同映画の試写会後に記者や評論家による投票を行った結果、投票者107人のうち93人(86.9%)が上映に賛成したという。反対は11人(10.2%)、棄権は3人(2.8%)だった。反対が30%未満だったことから、キム監督は予定通り公開を推進する見通しだ。「メビウス」は6月初め、息子と母親の性交渉シーンなどを理由に映像物等級委員会から制限上映可の判定を受け、映像を編集し直した上で今月16日に行われた2回目の審議でも同様の判定を受けた。キム監督は再度編集して3回目の審議を要請するとともに、試写会後に公開の賛否投票を行い、反対が30%以上なら審議の結果にかかわらず公開を見合わせると表明していた。映画の公開をめぐる投票の実施は韓国で初めて。一方、「メビウス」は第70回ベネチア国際映画祭の非コンペティション部門に招待された。キム監督は昨年、「嘆きのピエタ」で同映画祭の最高賞、金獅子賞を受賞している。

韓国では上映できない「メビウス」…ベネチア国際映画祭に招待される
キム・ギドク監督の19番目の作品「メビウス」が、第70回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に招待された。ベネチア国際映画祭の関係者は25日(現地時間)に記者会見を開き、「メビウス」を公式に招待することを発表した。キム・ギドク監督は、2000年に「魚と寝る女」でベネチア国際映画祭に初めて招待された。以後、2004年に「うつせみ」で監督賞、若手批評家賞、国際批評家協会賞などの計4つの賞を席巻し、昨年「嘆きのピエタ」で最高賞である金獅子賞を獲得したことがある。キム・ギドク監督が新作「メビウス」でベネチア国際映画祭を再び訪れても、韓国での状況は容易ではない。先立つ15日、映像物等級委員会は「メビウス」に対する再審議を通じて、2度目の制限上映可等級判定を下した。キム・ギドク監督は、問題のシーンを削除して再審議を申請したにも関わらず再び制限上映可判定を受けたため、賛否を問う試写会を開き、その投票結果に従うという意思を明らかにした。韓国では制限上映可等級が下った映画専用の劇場がなく、事実上韓国での封切りが不可能であるためだ。キム・ギドク監督は、7月26日に記者や映画界の関係者などを対象に、「メビウス」の制限上映可等級判定に関する賛否を問う試写会を開き、公開するかどうかを判断する予定だ。

キム・ギドク監督の「メビウス」問題シーンを自主削除したにもかかわらず、再び制限上映可
キム・ギドク監督の映画「メビウス」が、問題のシーンを削除して再審議を申請したにもかかわらず、再び制限上映可判定を受けた。映像物等級委員会は15日、「メビウス」に対する再審議で制限上映可等級判定を下した。映像物等級委員会は、「映像の表現において、主題と暴力性、恐怖、模倣リスクの部分で、青少年に有害な内容を含んでおり、直系間の性関係を描写する非倫理的、反社会的な表現があり、制限上映館でのみ上映が可能な映画」だと明らかにした。これに先立ち映像物等級委員会は、先月も同じ理由で「メビウス」に制限上映可判定を下している。これを受けキム・ギドク監督は、「再分類でも制限上映可判定を受けると、3ヶ月後に再審の資格が与えられるため、配給予定の9月に公開できなくなる可能性がある。そのため、再分類審査を放棄し、韓国公開版は映像物等級委員会(映像物等級委員会)の指摘を受けた場面を削除した後、再審議を申請することにした」と明らかにしていた。続いて、「演出者としては残念だが、メジャー映画が劇場を掌握している現在の配給市場において、苦労の末に決定した配給を諦められないのは、韓国の劇場で公開されることだけを切望している私を信じて演技してくれた俳優とスタッフたちの気持ちを無視できないためだ」と語り、再分類ではなく再審議を選んだ理由を説明した。しかし、自ら映画にハサミを入れたキム・ギドク監督の努力にも「メビウス」が再び制限上映可判定を受けたことに伴い、韓国での公開は困難になった。韓国には制限上映可専用の映画館がないためだ。これまで映画人らは、映像物等級委員会の評価判定に不満を提起し続けてきた。「メビウス」が再審議を申請する前、制限上映可等級判定を受けた時も「制限上映館が存在しないことを知りながらも判定を下すという、この決定は、その映画に対する死刑宣告も同然だ」と等級の撤回を求めてきただけに、今回の判定によって映画人と映像物等級委員会の対立も再燃する見通しだ。キム・ギドク監督の「メビウス」は、父の浮気によって破綻した家庭で育った男が、俗世を去る過程を描いた映画だ。チョ・ジェヒョン、ソ・ヨンジュ、イ・ウンジュらが出演した。




