密会
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韓国中の女性を虜にした美しく危ういラブストーリー「密会」CS衛星劇場で10月15日より日本初放送!
2014年の上半期に韓国中の女性たちを虜にし、社会現象となった話題作「密会」がCSチャンネル「衛星劇場」にて10月15日(水)より日本初放送される。「衛星劇場」は、スカパー!や全国のケーブルテレビ局などで視聴可能なチャンネルで、9月30日(火) には、「密会」第1話を先行放送する。20歳の年の差愛を描き、社会現象にもなった話題作本作は20歳の天才ピアニストと40歳の人妻の愛を描き、その衝撃的な設定から韓国では放送前から話題を集めた。主人公ソンジェを演じるのは若手演技派俳優の中でもずば抜けた存在感を持つユ・アイン。まだウブな一面を持つ20歳の青年役を見事に演じ、また彼のピアノを弾く姿に韓国中の年上女性たちが熱狂!ユ・アイン シンドロームを巻き起こした。またキム・ヒエ扮する40歳の主人公が感じる若さへの未練や社会生活の孤独さなどが、現代を生きる女性たちの共感を呼んだ。JTBCの歴代ドラマ最高視聴率を記録2014年3月17日より韓国の総合編成チャンネルJTBCで放送がスタートした本作は、JTBCの歴代ドラマの中で最高視聴率を記録。1%を超えれば成功といわれるケーブルテレビにあって、最高視聴率6.6%という数字を叩き出した。ドラマのセリフが流行語になるなど、社会現象を巻き起こした。「妻の資格」の演出・脚本コンビ×原案は江國香織のベストセラー小説本作では「妻の資格」のアン・パンソク監督とチョン・ソンジュ作家のコンビが3度目のタッグを組んだ。まるでドキュメンタリー映画のようなリアリティ溢れる演出と、絶妙なセリフ回しが話題を集めた。そしてドラマの原案となったのが、韓国でも人気の高い江國香織のベストセラー小説「東京タワー」。決して不倫美化の作品ではない、大人の作品に仕上がっている。視聴者を魅了したクラシック音楽の数々主人公の二人をつなぐのはピアノという共通項だが、劇中には数多くのクラシック音楽の名曲が登場する。普段クラシック音楽に馴染みのない視聴者からも多くの反響を得て、劇中に登場する曲が収録されたクラシックアルバムも制作され、こちらも大人気となった。「密会」CSチャンネル 衛星劇場にて10月15日(水)より放送スタート!毎週(水) 夜11:00~ほか1話先行放送決定!9月30日(火)夜11:30~※夜10:00~「田代親世のどっぷり衛星劇場。『密会』日本上陸SP」を放送(C)JTBC co.,Ltd all rights reserved. 原案 東京タワー (C) Kaori Ekuni詳細はこちらから:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen
キム・テヒ&パク・ヘジン&ユ・アイン、中国の巨大市場に挑戦!ポスト韓流ブームを引っ張って行けるか?
キム・テヒ、パク・ヘジン、ユ・アインが中国のポスト韓流スターとして関心を集めている。昨年、韓国で放送終了したSBS時代劇「チャン・オクチョン」以来、次回作を検討しているキム・テヒは、中国の時代劇「書聖王羲之」への出演を検討していることが知られていたが、先月29日、中国・北京で開かれた時代劇「書聖王羲之」の制作発表会に参加して出演決定を伝えた。キム・テヒは「書聖王羲之」の出演のために現地の関係者と接触しながら前向きに検討を続け、出演を確定したことで「書聖王羲之」が彼女の中国初の進出作となる。特に、「書聖王羲之」は100億ウォン(約10億円)以上の制作費が投入される大作として知られ、キム・テヒにとって中国大陸を虜にする次世代韓流女神になるチャンスと見られる。これに先立って、キム・テヒは26日に中国の江蘇衛星テレビの韓流バラエティ番組「帯你看星星」に出演し、料理の腕前や才気あふれる話術を披露するなど魅力を発散し、中国進出に青信号を灯した。キム・テヒと「チャン・オクチョン」で共演したユ・アインは、総合編成チャンネルJTBCドラマ「密会」のプロモーションのために中国を訪問し、中国マスコミの熱い関心を受けた。「密会」は中国の総合メディアであるSOHU(捜狐)ドットコムを通じて中国で独占放送され、韓国ドラマファンたちの耳目を集中させた。劇中、19歳年上の女性と恋に落ちる天才ピアニスト役を演じたユ・アインは、ドラマの人気と共に新しい韓流スターとして浮上している。型破りな題材で新鮮な突風を巻き起こした「密会」の主人公ユ・アインに向けた関心が高まっているためだ。「密会」でユ・アインは40代のオ・ヘウォン(キム・ヒエ)と運命的な恋に落ちる20代の天才ピアニストイ・ソンジェ役を演じた。ユ・アインは愛に対する純粋な情熱と繊細な感情の変化を見せ、韓国を越えて中国の女性ファンの心をくすぐっている。中国で確固たる地位を積み重ねているパク・ヘジンは、最近中国で空前のヒットを記録した「男人帮」のシーズン2に出演を確定し、話題を集めた。「男人帮」は高校の同級生である3人の男性の仕事と恋愛、友情を題材にし、多くの共感を得て人気を博したドラマだ。それぞれ異なる背景と価値観を持った3人の男性の人生を興味深く描き、中国では男性版の「セックス・アンド・ザ・シティ」と呼ばれている。特に、パク・ヘジンは韓国と中国の制作会社を繋ぐ架け橋の役割を果たしたと知られ、話題を集めている。パク・ヘジンが「男人帮」シーズン2の制作会社である聚合娱乐と韓国のCJ E&Mとの出会いを提案し、両社が共同制作契約を締結するのに一役買ったという。また、今回の契約と共に「男人帮2」の一部の撮影が韓国で行われるというニュースが報じられ、関係者の耳目を集中させている。パク・ヘジンを通じて韓国により大きな関心を持つようになった聚合娱乐側は、韓国の美しさに魅了されて「男人帮2」の撮影分量のうち、10%ほどを計画していた韓国ロケを30%以上に増やしたうえに、CJ E&M側に韓国の脚本家と監督の渉外を要請した。これは韓国が持つドラマ制作のノウハウに、中国最高のプロダクションの資本が結合し、中国という巨大な市場に挑戦、高付加価値を生み出す良い先例になるものと見られる。
SBS側 「『密会』アン・パンソクPD&チョン・ソンジュ脚本家と作品相談中」
SBS側が、ドラマ「密会」のコンビであるアン・パンソクプロデューサーとチョン・ソンジュ脚本家と作品について協議していると公開した。SBSドラマ局の関係者は、13日OSENとの取材で「まだ具体的な話までは議論していないが、アン・パンソクプロデューサーとチョン・ソンジュ脚本家が、SBSドラマ局と接触して作品について協議している」と説明した。アン・パンソクプロデューサーとチョン・ソンジュ脚本家は、最近JTBCドラマ「密会」を通じてその能力を再び認められ、次の作品でも意気投合することにした。今回は前回とはジャンルを変えて、時代劇を準備するという。2人は、「密会」以前にもMBC「薔薇と豆もやし」、JTBC「妻の資格」などを通じて抜群の相性を誇ったことがある。
「密会」キム・ヘウン“台本をもらった瞬間から、ドラマが終わってしまうことを心配した”
JTBCドラマ「密会」の初回で主人公オ・へウォン(キム・ヒエ)の頬を強く殴ったキム・ヘウンは、それだけ強烈な印象を残すことに成功した。彼女が演じたソ・ヨンウはすべてを持った女性だ。美貌を持った財閥2世にとって羨むものなどないだろうと思うが、「密会」を通じて世間にあらわになったソ・ヨンウという女性の人生は非常に不運で、不幸だった。そして、キム・ヘウンはその女性の悲劇を演じた。おそらく今後、彼女の演技人生において「密会」とソ・ヨンウは代表作、そして代表キャラクターとして記憶されるだろう。依然として「密会」を不倫ドラマとみなす視聴者もいるが、多くの視聴者が人生について語ったドラマと語る「密会」が放送終了してすでに2週間が過ぎた。放送終了後に会ったキム・ヘウンは「密会」のシーンを思い浮かべると、今でも胸がジーンとしているように見えた。そんな彼女と会って、まだ胸に残っている「密会」の話を交わしてみた。―まず、「密会」に合流するようになった過程を聞かせてほしい。キム・ヘウン:アン・パンソクPD(プロデューサー)からオファーされて出演することになった。アン・パンソクPDは映画「悪いやつら」で私の演技を見て一緒に作業してみたかったとおっしゃった。でも、最初にオファーされた時はソ・ヨンウ役ではなかった。その時は私がこんなに大きなキャラクターを演じることになるとは思わなかった。ただ、アン・パンソクPDと初めて会った時に6時間ほど話を交わした。プロデューサーとの会話は非常に面白かったし、このドラマに出演すべきだと刺激された。―最終的に、ソ・ヨンウを演じることになったのは、アン・パンソクPDが自身からソ・ヨンウのどのような姿を発見したからだと思うのか?キム・ヘウン:もし私に彼女のようなイメージがなかったら、キャスティング自体成立しなかっただろう。だけど、私はアン・パンソクPDがどんなことを考えたのかは分からない。ただ、演じる時は台本に忠実にしたし、想像力や私が持っているクリエイティブな考えをできるだけ使ってソ・ヨンウを表現した。でも、人間的にはソ・ヨンウとの接点はあまりないと思う。―自身と全く違うソ・ヨンウを表現するためにどんなことを想像したのか?キム・ヘウン:ソ・ヨンウの寂しさと傷について考えた。ソ・ヨンウはソンスク(シム・ヘジン)に会う時とジュンヒョン(パク・ヒョクグォン)に会う時の姿が違うが、共通するのは愛情が欠乏しているキャラクターということだった。すべてを持っているにも関わらず、最も重要なものを失った女性なので、愛情を乞う姿まで見せるほどだった。最終回でウソン(キム・グォン)と肉弾戦を繰り広げるシーンでは、愚かにもお金を払って愛を買ったが裏切られる女性の虚しさと、感情的欠乏をリアルに描かれなければならないと思った。ソ・ヨンウが完全に崩れる瞬間だった。だから、そのシーンでは私も完全に理性を失った状態でウソンと喧嘩した。後で見たら、私は本当にふらふらしながら演技をしていた。他にも、オ・ヘウォンとの関係においてオ・ヘウォンよりも多くのものを持っているにも関わらず、いつも父親(キム・ヨンゴン)から認められないというコンプレックスを持っている女性だと思った。―その肉弾戦シーンの後、夫(チャン・ヒョンソン)の言葉に傷つく姿もかわいそうだった。キム・ヘウン:そうだ。もし夫がソ・ヨンウに少しでも関心を見せていたら、たぶんソ・ヨンウは夫にもっと優しくしたと思う。愛情不足の人は少しでも優しくされると、その人にすっかり夢中になってしまうからだ。でも、ソ・ヨンウの世界には温かい心を持った人がたった1人も存在しなかった。皆が自分の利益のためだけに頭を使いながら生きていく人だったからだ。しかも、夫はそんな人間の中でも最悪の人間だった。―第1話の便器のシーンは非常に強烈だった。トイレでの喧嘩なので便器を使うのはおかしくないが、改めて考えると、どうして便器だったんだろうという気もする。おそらく上流世界の非常に醜い裏側を象徴していたのだろう。キム・ヘウン:私はそこまでは考えなかったが、麻雀をしている状況で喧嘩できる隠れた空間がトイレで、その中で見せられる醜さが便器を使った肉弾戦だったと思う。とてもドラマチックでありながらも現実的な設定だ。現実的かつドラマチックであることは非常に難しいのに、そのシーンはいずれの要素も持っていた。だから、多くの視聴者がそのシーンについて話すんだと思う。―特に記憶に残っているソ・ヨンウの台詞は、お互いを抱きしめるイ・ソンジェ(ユ・アイン)とオ・ヘウォンを見て「本当に好きなのね」と話すシーンだった。キム・ヘウン:ソ・ヨンウのアイデンティティを示すシーンだった。その短い一言の台詞に、誰かを本当に愛する姿を見てただ羨むソ・ヨンウの気持ちが込められていた。その台本を見ながらソ・ヨンウの結末が本当に悲しくなった。結局、ソ・ヨンウは本当に愛することができなかったからだ。とにかくソ・ヨンウの虚しい人生全体がその台詞に溶け込んでいる。改めて考えてみても、チョン・ソンジュ脚本家の台本は本当に素晴らしい。―その言葉に100%同意する。表現があまりにも現実的で、「ひょっとしたらチョン・ソンジュ脚本家は本当にこのような愛を経験したのかもしれない」と思ったほどだった。キム・ヘウン:脚本家がどんな人生を生きてきたのか分からないが、それだけの凄絶さが脚本家の人生にあったから、あのような凄絶な台詞が書けたと思う。チョン・ソンジュ脚本家の短いがインパクトのある台詞は本当に素晴らしかった。それは人文学的な素養を持っていても、普段それを乗り越える自己省察をしていなかったり、関連のある経験がなかったり、もしくは後悔や反省などで人生を振り返った経験がなかったら、決して書けない台詞だと個人的に思った。―チョン・ソンジュ脚本家に実際に会った時、どんな印象を受けたのか。キム・へウン:台本読み合わせの時と放送終了の打ち上げの時にお会いした以外は作品を通じてお会いしたのが全部だ。台本を渡された時、具体的に人間の内面を省察された作品だったので驚いた。それだけではなく、視聴者を惹きつける音楽も素晴らしかった。「音楽が一番だ」という台詞があるように、音楽の偉大な力を知らないと決して書けないドラマだった。また、人間の汚さの限界を知らないと書けない台詞だった。実際にはか弱い外見にも関わらず、その中に内在されたエネルギーと人生に対する洞察力とより人間らしく生きる欲望が誰よりも強い方のようだった。―アン・パンソクPDとは初めての作業だった。一緒に撮影した俳優たちがみんなアン・パンソクPDのファンになったと言っているが?キム・へウン:アン・パンソクPDのリーダーシップはとても素晴らしい。アン・パンソクPDはスタッフたちに気を配り、配慮し尊敬してくださった。なので、すべてのスタッフのプロ意識が高かった。撮影現場でみんな積極的に仕事に取り掛かっていた。すべてのスタッフと俳優たちが一つになった感じだった。私だけちゃんとすれば良いと思うほどだった。短い時間だったけれど、たくさんのことを学び経験することができた。忘れられない作品であり、素晴らしいチームワークだった。―キム・ヒエさんは、学生時代の純粋に作業した瞬間を思い出すと言っていた。キム・へウン:そう。まるで演技の練習をしているようだった。それだけではなく、「密会」は端役の人もある日突然、主人公を務めてもおかしくないほど、みんな素晴らしい役者だった。いつか強烈な光を放つ俳優になれると思う。演技が下手な人がいなかったから。本当に私だけしっかりしていれば良いドラマだった。監督はいつ、こんなに多くの素晴らしい俳優を見つけたのだろうか。―クラシック音楽界を描いたこのドラマに出演して、ソウル大学声楽学科出身という点が特に話題になった。専攻した者として制作陣が描いたクラシック音楽の世界はどうだったか。キム・へウン:まず、これだけの立派な脚本家の先生と監督なら、芸術家気質も多いと思う。特に監督は音楽について造詣が深い。だからクラシック音楽が好きという点が不思議ではなかった。また2人が音楽についてどんな考えを持っているのかは、ドラマを通じてすでに明らかになったと思う。―「ソル戦」に出演して学生時代に実際に直面したクラシック音楽界の不正についても言及した。本当にそれが音楽を諦めた理由なのか。キム・へウン:そうではない。私が音楽を諦めた理由をどうして言わなければならないのか分からないけど、率直に言うと自分の才能の問題だった。マスコミがそのことを歪曲して伝えた。当然のことだと思う。自分の限界で辞めたのであって、才能がありながら周りの影響で辞めたということはあり得ない。ただ、自分の限界を知る過程の中で、学生であった自分が合理的ではなく、正しくもなかった部分を見たのは事実だ。でも、それはクラシック音楽界の人なら誰でも感じていることだと思う。―愚かな質問かもしれないが、もう一度聞きたい。本当に音楽が一番なのか。キム・へウン:音楽が一番だ。そして今私にとって演技も一番である。それは事実だ。他人に感動を与えるから。そして今回のドラマで「音楽が一番だ」という台詞は心が傷つき、大変な状況でも堂々と自分を立たせることができる勇気を与えるようなものだった。私も同じ意味で自分を励ますことができた。私の演技はまだ最高ではないが、演技が一番であることを知り、そのことを知ることができて前進できるから。多くの音楽家たちも同じことを感じたはずだ。―続けて質問したい。「密会」を通じて人々は自分の人生の中で一番重要なことは何なのかを振り返るようになった。あなたの人生で一番重要なことは何なのか。キム・へウン:「密会」に出演しながら、私を幸せにしてくれる条件は何なのかを自分の力で見つけ出さなければならないと思った。「私はお金が一番重要だ」と考える人なのかもしれない。そのような答えを出した人にそれは違うと説得できるだろうか。その人が下した結論がそれだから。でも、私が生きてきた人生の中でお金も名誉も社会的な地位も答えではなかった。私を幸せにしてくれたものは演技だった。その価値を早くから発見したからここまで来れたし、誰も私に気づいてくれなかったけど、今まで演技を続けることができた。「密会」に出演しながら、自分と密会することになったが、演技をすることになって良かったと思った。またこのような素晴らしいドラマに出演できるチャンスが私に回ってきたことが大きな慰めになった。私にとって「密会」は、一種のバイブルのようなものだった。人間の内面にある罪と欲望に関する話、そして欲望にとりつかれた人々改めてこんなに素晴らしいドラマに出演することができて、胸がいっぱいで感謝している。―正直に打ち明けるが、最終回を見て感激の涙を流しながらアン・パンソクPDにメールを送った。キム・へウン:私も!涙が止まらなかった。アン・パンソクPDとキム・ヒエ先輩にメールを送った。(―実は、メールを送った翌日、自分が送ったメールを見て少し恥ずかしく思えた) 私は、今この瞬間を忘れたくなかった。こんなに感動的な瞬間を我慢せずに感謝の気持ちを、自分の気持ちを表現しようとした。時間が経つにつれ、感情は歪曲されるから。表現することを我慢すると、感情が希釈されるから。そのことが残念に思えて、メールを送った。―あ、そうだ。パク・ヒョクグォンさんもアン・パンソクPDと一緒に作業した「白い巨塔」以後、しばらくの間、ドラマの後遺症があったと言っていた。そのような症状はないのか。キム・へウン:「密会」の台本をもらった瞬間、すぐ「このドラマが終わったらどうしよう」と不安になった。撮影する前からドラマが終わった後のことを心配したのだ。だから自分から先に自己防衛をしたけど、ドラマが終わってとても寂しい。こんなに素晴らしいドラマにまた出会うことができるだろうか。だけど、パク・ヒョクグォンさんが話してくれた。彼もやはり「白い巨塔」が終わって「密会」に出会うことができたと。
江國香織「『密会』のシナリオを読んで、韓国の作品も是非見てみたいと思った」
「作家は職業というよりも一つの性質であると思います」日本を代表する感性的な作家江國香織(50歳)が韓国を訪問した。22日、ソウル東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)で開かれた「ソウルデジタルフォーラム2014」(SDF2014)に出席するため訪韓した江國香織は、韓国の放送作家たちと交流するプログラム「韓国放送作家マスタークラス」で30年間の作家人生について語ってくれた。自らを運が良い作家と評し、「保守的な性格だけれど、常に新しい試みにチャレンジしようと努めている」と話す彼女は、小説の中の繊細な筆致のように少女らしい感性がにじみ出ていた。―韓国で大きな人気を博しているが、韓国と日本の読者を虜にした理由は何だと思うのか。江國香織:実は読者がどのように受けとめているのか考えたことがない。おそらく、読者のターゲットを設定せずに小説を書いているからだと思う。日本人や韓国人、女性、全世界の人など、特に読者のターゲットを設定していない。小説を書く時はその作品のことだけを考えているので愛されているのではないでしょうか。―あなたの小説は特に映画化される作品が多い。特別な理由があるのだろうか?江國香織:理由があるとしたら、おそらくその作品がたくさん売れたからではないでしょうか。私は作家なので言語でしか表現できないものを作っているけれど、映像を作る人たちは彼らなりに映像でしか表現できないものに変換しようとしているからだと思う。―社会的マイノリティや疎外されている人たちに焦点を当てた作品が多いが、特別な理由はあるのか?今後もそのような視点で創作活動を続けるのか?江國香織:普段からよくそのような指摘を受ける。私はそのことを意識していないし、そうやって意識せずに小説を書いているので今後もそのような小説を書くと思う。小説を書く時、社会的マイノリティは意識していないけれど、子供の視点で世界を見ていると考え、その観点で見ているのでマイノリティに偏る傾向があるようだ。私が子供の視点で社会を見たいと思うのは子供は多くの情報に振り回されないからだ。子供たちは世の中に溢れている情報を持っていないのでぶれることがない。そのためこのような観点を持って小説を書いている。以上のような理由から社会的マイノリティが登場することが多いのだと思う。―作品が映画化される時、シナリオ制作にも関与する方なのか?江國香織:映画化する時は全く関与しないし、何も意見を言わない。先ほど話したように私は言語でしか表現できないので、映像も映画を作る専門家たちが映像でしか表現できないものを作る。だから原作を変えても問題ないと思っている。原作を変える方が良い場合は全く関与しない。制作に直接介入することもない。―作家としての社会的役割について聞きたい。日本も社会的に多くの問題を抱えていて、芸術家や作家たちが社会問題について声をあげることもあるが、自身はどう思っているのか?江國香織:おっしゃる通り、色んな作家がいると思う。それに、色んなタイプの作家がいることが正しいと思っている。私は詩、エッセイ、小説などを書いているけれど、文章を書くこと以外は発言したくない。書いた文章だけを通してのみ反応を得たいだけで、直接はメッセージを伝えたくない。メッセージを直接発信することで、そのメッセージの正否とは関係なく、それが一つの情報になる。情報というのはその時には価値があるけれど、時間が経つとその価値を失われてしまうので、ストーリーに加工して自分の考えを伝えたい。―韓国では2000年代の初めに「冷静と情熱のあいだ」、2004年「間宮兄弟」が映画化された。映画を見たことはあるのか。見た後、手が加えられた原作に対して反応する方なのか?江國香織:韓国映画は見ていないけれど、日本で映画化された作品を見て驚いたことがある。失望する時もある。失望と言うより、どの部分で失望したかを言及することは難しい。嬉しかったことは「スイートリトルライズ」という作品で、小説で描こうとしたことを小説で表現した以上に美しく映像化してくれてとても嬉しかった。「きらきらひかる」も同じ感じだった。韓国映画を見たことはないけれど、韓国でドラマ化されるところだった「東京タワー」を原作にした「密会」のシナリオを見て読んでみた。原作とは全く異なる設定、ピアノ教師と生徒という設定だったけれど、設定を変えたことは全く問題ないと思う。読んでいるうちに次のストーリーが気になり、韓国で作られた作品も是非見てみたいと思った。―共同作業で小説を書いたりもする江國さんは、基本的に保守的な作品を書いているように見えるが、新しいことも追求しているようだ。創作家、芸術家として創作のアイディアやインスピレーションを受けるものはあるのか?江國香織:難しい質問だ。保守的でありながら新たな試みをしているという評価は嬉しい。私の性格は保守的で臆病なところがある。だから、できるだけ消極的にならずに新しい試みをしようと努めている。共同で作品を作ったり子供が書いた文体で恋愛小説を書くなど、まだ他の人が試していない方法にも挑戦した。原動力は自分自身の性質にあると思う。作家とクリエーターは職業でもあるけれど、一つの性質でもある。それが私が作家として成功することができた理由だ。
「密会」キョン・スジン“綺麗なふりをすることが苦手です”
女優キョン・スジン。「その冬、風が吹く」「サメ~愛の黙示録~」「ウンヒの涙」での切ない初恋や純情で可憐な女性のイメージから完全に抜け出した。深い眼差しで相手を見つめ続けていた女性ではなく、「オンニ(お姉さん)」という呼び方が似合いそうな不良で唐突なさばさばした性格の女性に生まれ変わったのだ。キョン・スジンは最近放送を終了したJTBCドラマ「密会」(脚本:チョン・ソンジュ、演出:アン・パンソク)で過去不良女子高生だったが、ソンジェ(ユ・アイン)に片思いしてから真面目になるダミ役に扮し熱演した。ダミはソンジェへ自身の気持ちをストレートに伝え、感情を正直に表現する人物だ。ダミはこれまでキョン・スジンが演じてきたキャラクターとは確かに違った。「これまで演じてきたキャラクターは限られていましたが、ダミを演じることを通じて様々な役柄をこなせる女優であること、また私の違う姿をお見せできたようで嬉しいです」キョン・スジンが予想外のカリスマ性を見せた瞬間が何度かあった。自身を挑発してきたユラ(チン・ボラ)に対し頭からヘアピンを取り「お前のせいで不良だった時を思い出した」と脅迫して謝罪までさせた。また、ヘウォン(キム・ヒエ)に警告した後、唾を吐くなど清純な顔で予想外の表情を見せた。さらに驚くべきことは、実際のキョン・スジンが清純というよりは、さばさばした性格に近いということだ。「ユラに強い一言を言ってからヘウォンを見るやいなや明るい表情で挨拶するシーンを、視聴者の方々はどう思われるのか心配しました。ですが、ダミを演じることは本当に楽でした。前作では純情で可憐な役でしたが、私は元々さばさばした性格なので気楽に演じました。私は本当に綺麗なふりをすることが苦手です。周りの人に優雅に笑ってほしいと言われましたが、できませんでした(笑)」キョン・スジンの本当の姿を見抜き、彼女をダミ役にキャスティングしたのはアン・パンソク監督だった。アン・パンソク監督はダミの自由奔放で時には堂々とした姿をキョン・スジンから見つけて彼女にダミ役を任せた。「アン・パンソク監督が私を信じてくださったことに一番感謝しています。前作をご覧になったにもかかわらず、ダミというキャラクターにキャスティングしてくださったことは、本当にありがたいことです。撮影しながら演技についてアドバイスもして頂き、最大限に感情をうまくリードして頂きました。撮影が終わって『ありがとうございました』というメールを送ったら『最高の女優になれ』という返事が来ました。『あ、本当にうまくしなきゃ。頑張らなきゃ』と思いました」俳優なら誰もがアン・パンソク監督、チョン・ソンジュ脚本家の作品に出演することを夢見ているはずだ。アン・パンソク監督のリアルな演出とチョン・ソンジュ脚本家の繊細ながらも強い筆力は視聴者を引き付ける力があり、キャラクターをさらに輝かせるためである。キョン・スジンは「密会」に出演したことについて、「幸せ」という言葉を何度も繰り返した。「キャスティングされた時、その気分は言葉では説明できませんでした。本当に幸せでしたし、ファンだったアン・パンソク監督、チョン・ソンジュ脚本家の作品に参加できることだけで感謝しました。そして共演する俳優がユ・アイン、キム・ヒエ先輩でさらに幸せでした。撮影する時も幸せでしたし、たくさん学びました」すでに最高の演技力で認められているユ・アイン、キム・ヒエとの共演はキョン・スジンという女優をよりグレードアップさせた。特に、先輩女優であるキム・ヒエの演技に対する態度や自己管理について感じたことも多くあったと告白した。「キム・ヒエ先輩の演技や自己管理能力を見て学びました。本当に輝いていました。後輩としてああいうふうになりたいと切実に思ったほどです(笑) キム・ヒエ先輩は完璧です。あえて何とも言えないほとです。台詞も助詞一つ間違えることもありませんでしたし、相手に非常に配慮してくださいました。私は新人であるにもかかわらず、私の感情を壊さないため言葉も控えてくださいました。『密会』を通じて尊敬するようになりました」キョン・スジンが撮影した最初のシーンは、ソンジェが留置場に勾留され、助けてほしいとへウォンに涙を流しながら願うシーンだった。大先輩との初共演は簡単ではなかったはずだ。しかし、キム・ヒエはキョン・スジンの緊張をほぐし、配慮してくれた。「先輩が間違ってもいいから感情をよく持っていきなさいとおっしゃいました。初めて撮るシーンでしたが、配慮してくださって本当に感謝しました。そして先輩は出番も多いのに迷惑をかけるような気がして足りないところをたくさん聞いてみましたが、よくやったと褒めてくださいました。先輩の演技を見ながら焦るより、相手のリアクションを見ながら自分のもにする方法を学びました」「密会」を通じて明らかに一段階成長した女優キョン・スジン。彼女は「その冬、風が吹く」「サメ~愛の黙示録~」「ウンヒの涙」など、自分の目標に比べ良い役に恵まれたと謙遜したが、昨年KBS演技大賞で新人賞を受賞するなど、少しずつ演技力を認められ、着実に成長している。女優としての目標は、人々に認めてもらうことだ。「誰からも愛され、認められる女優になりたいです。信頼して見られる女優になることが目標です。そうするためには、私の特徴に合う演技をすることも必要ですし、何より地道にしていくことが重要です」
「密会」制作陣&出演陣、打ち上げパーティーでヒットを祝う“幸せだった”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。総合編成チャンネルJTBC月火ドラマ「密会」が俳優たちと共にした打ち上げパーティーでヒットを祝った。「密会」の制作陣とスタッフたちが参加した打ち上げは14日午後、ソウル麻浦(マポ)区上水洞(サンスドン)にある食堂で行われた。この日打ち上げにはアン・パンソクPDとチョン・ソンジュ脚本家などの制作陣をはじめ、女優キム・ヒエ、キム・ヨンゴン、キョン・スジン、パク・ヒョクグォン、キム・ヘウン、チン・ボラなどのキャスト陣が参加して4ヶ月間の撮影を振り返った。韓国で3月17日に放送をスタートした「密会」は5月13日に放送された第16話を最後に放送終了となった。最終回では、自身の魂を縛っていた優雅な奴隷の人生の代わりにいつかは戻ってくるイ・ソンジェ(ユ・アイン)と共にする未来を選択するオ・へウォン(キム・ヒエ)のストーリーが描かれた。放送後、キム・ヒエは「密会」側を通じて「相手役だったユ・アインさんも劇中のソンジェのように思慮深く素晴らしい俳優なので、共に演じる間本当に幸せでした。私の演じたへウォンというキャラクターがあまりにも魅力的だったので、撮影中大きな幸せとやりがいを感じることができました。ドラマが終わった今、へウォンと別れるのは残念ですが、『密会』の最後、全てを捨てて青い空、風になびく草を見つめながら人生の美しさを感じていたへウォンのように私の周りの小さいけれど、大切で美しいものを探してみたいです」と放送終了の感想を明かした。ユ・アインも自身のFacebookを通じて「不倫は破局を向かえ、愛は花を咲かせ、へウォンはリラックスして眠りました。ソンジェの最後の台詞『行ってきます』は最高のハッピーエンドだと思って演じました。最高のパートナーであるキム・ヒエ先輩、ありがとうございました。頬をつねられ、きつく怒られても嬉しかったです」と放送終了の感想を伝えた。「密会」の後番組としては俳優イ・ヒジュン、キム・オクビンが主演を務めた「ユナの街」が19日から韓国で放送をスタートする。
「密会」ユ・アイン、イ・ソンジェ役に別れを告げる“最後の台詞は最高のハッピーエンド”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優ユ・アインはイ・ソンジェに別れを告げようとしている。その最初の一歩を踏み出す瞬間の感情を言葉にした。ユ・アインはJTBC月火ドラマ「密会」(脚本:チョン・ソンジュ、演出:アン・パンソク、制作:ドラマハウス、(株)フューチャーワン)の放送が終了した翌日14日、自身のFacebookに長文の文章を掲載し、イ・ソンジェに別れを告げた。彼は「ドラマで熱かった月曜日と火曜日が過ぎ、水曜日になりました。『密会』の撮影現場ではない違う撮影現場に向かっています。時間が経つと、春の季節のように『密会』に対する感覚が日常生活に消えてしまうのではないかと心配で、余韻が消える前に少し早いですが、ドラマ終了の感想を残します」とドラマが終了した残念さとイ・ソンジェとの別れの挨拶を文章に残した。これに続き「『上流社会の人間になりたい』という思いで生きてきたオ・ヘウォン。『自分を可愛そうな人間に仕立て、虐待をしたのは自分自身でした。それだけではなく、そのように生きてきた私が、想像できないほど多くの人を傷つけ、絶望を与えてきたと思います。だから、私は裁判の結果に承服しようとしています』と告白したオ・ヘウォン。罪を犯しながらも自分を欺いて生きてきたオ・ヘウォンが自分の罪を償い、自分が自分の人生の主人として生きる、はじめの一歩を踏み出そうとする中で、もしかしたらイ・ソンジェは天才というより、天使に近い人物ではないかと思いました。オ・ヘウォンの魂を照らし、救いの鏡のような存在です」とイ・ソンジェに対する感想を述べた。ユ・アインは「テレビドラマは疲れた日常を慰めてくれる、人々に最も身近に馴染んでいる娯楽であり、人生と人間関係が盛り込まれています。そして、私たちを照らす鏡が世の中を眺める通路にもなります」と述べ、「イ・ソンジェ役を演じながら、何も隠さない正直な鏡になり、通路になって視聴者の前に立つことができたのは、俳優として享受できる最高の光栄でした」と伝えた。彼は自分もテレビの前で緊張しながらドラマを見ていた視聴者だったと話し、「ある面ではイ・ソンジェになり鏡の前に立ち、真の人間と人生とは何なのかを質問できた大切な時間でもありました」と、ドラマを通じて人生観を新たに書き直した一人のファンだったことを打ち明けた。「自分の欲望や手にしているものから自分を奴隷にしたのではないだろうか。自分の人生の真の主人として価値のある人生を生きたいのか?」という質問を投げたユ・アイン。「あまりにも重くて真面目過ぎる質問で違和感がありますが、撮影をしていた2014年の春は一生に一度の、毎瞬間を見直し没頭して解決すべき課題を確認し、曖昧に考えていた答えに確信を持てる大切な時間になりました」という言葉から彼がアン・パンソク監督とチョン・ソンジュ脚本家が作り上げた「密会」の世界の中で、最後の希望に至る道の中で同じく悩み、同じ結論を出したことを知ることができた。ユ・アインはまた、「最終的に不倫は破局を迎え、愛は花を咲かせた。オ・ヘウォンは今になってやっと、両足を伸ばしてゆっくり眠ることができます。イ・ソンジェの最後の台詞『行ってきます』は、最高のハッピーエンドだと思い演技に臨みました」とドラマの結末に関する自身の感想を伝えた。ユ・アインは「密会」が大盛況のうちに幕を閉じた栄光を周りの人々に譲った。「通俗的な芸術だとしても、ドラマという現実的なシステムの中でそれを解き明かすことは難しいことです」と述べ、「公にして解決したり、突然問題点として指摘するには簡単ではない物語でした。それだけではなく、その境地を見せることはより難しいことでした。システムの中に埋もれることなく、ドラマの技法でこのすべての過程を興味深く描き出し、『密会』の世界を創造したアン・パンソク監督と脚本家のチョン・ソンジュ先生。余裕と真正性を見せてくれたお二人に敬意と深い尊敬の念を持ち、感謝の気持ちを伝えたいです。お二人が作り上げた世界で機敏に動くことができなかった瞬間が思い出され、残念であり申し訳なく思っております」と述べた。先輩俳優への挨拶も忘れなかった。「キム・ヨンゴン先輩をはじめ、先輩や後輩の俳優とスタッフの皆様、同じ空の下で生きていることがとても幸せです。そして、最高のパートナーキム・ヒエ先輩、本当にありがとうございました。頬をつねられ、厳しく怒られても嬉しかったです」と伝えた。最後に視聴者にも挨拶を伝えた。「ドラマ『密会』最後まで見てくださり、最高の愛を送ってくださった視聴者の皆様、今日からはゆっくり寛いでください。次回作でまたお会いしましょう」と最後を締めくくった。ユ・アインは現在、リュ・スンワン監督の映画「ベテラン」を撮影している。ハードなスケジュールの中で彼はイ・ソンジェ役から抜け出せていないにもかかわらず、また違う人物を演じているが、まだ彼の心の隅にはイ・ソンジェの思い出が残っているようだ。
「密会」パク・ヒョクグォン、放送終了の感想を伝える“最後の撮影…残念でならない”
俳優パク・ヒョクグォンが「密会」放送終了の感想を伝えた。パク・ヒョクグォンは12日、4ヶ月間共にしてきたJTBCの月火ドラマ「密会」の最後の撮影現場で、後輩俳優チェ・テファン、キョン・スジンと共に撮った写真で最後の撮影の感想を述べた。この日、最後のシーンの撮影を終えたパク・ヒョクグォンは、スタッフとファン、そして視聴者に対し「最後であることが残念でならない。そして感謝している」と「密会」に対する愛情と名残惜しい気持ちを伝えた。パク・ヒョクグォンは今まで数多くの作品を通じて積み上げてきた役者としての実力を「密会」のカン・ジュニョン役により発揮することで存在感をアピールし、主演俳優としての力を見せてくれた。ドラマでオ・ヘウォン(キム・ヒエ)の夫であり、イ・ソンジェ(ユ・アイン)の師匠カン・ジュンヒョン役としてリアルで繊細な演技を披露し、わがままな夫、中2病の夫、オラフ・カン、クァラフなど、数多くのあだ名で注目を浴びた。それだけでなく、パク・ヒョクグォンはアン・パンソクプロデューサー、チョン・ソンジュ脚本家と複数の作品で一緒に仕事をしたことがあり、「密会」の現場のスタッフたちと4回も共に仕事をし、現場もまた家族のように楽しい雰囲気の中で撮影に臨み、多く助けられたという。「密会」第16話は13日に放送終了した。
「密会」純情男ユ・アイン、最後の青春ラブソング…本日(13日)最終回
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「楽器というのは君が音を出すまでなんでもないものだろう。人間同士もそうだ。僕もかつてはいい楽器がほしくて病気にまでなった。しかし、心を込めていないと、どれほどいい楽器もただのモノに過ぎない。同じく、安物でも自分を表現して盛り込む余地はある。今君が持つものに真心を込めて大切にして愛してほしい」お金や背景がなくても青春は美しかった。20歳年下の男性の純粋で情熱的な愛は、最初から最後まで物質的な欲望にとりつかれた上流社会と対比され、お茶の間を魅了した。音楽を媒介に、キム・ヒエと恋の感情を共有したユ・アインの青春ラブソング。残念ながら本日で幕を閉じる。12日放送されたJTBC月火ドラマ「密会」(脚本:チョン・ソンジュ、演出:アン・パンソク)の第15話では、ソ・ピルウォン(キム・ヨンゴン)会長一家の圧迫にも揺れないイ・ソンジェ(ユ・アイン)とオ・ヘウォン(キム・ヒエ)の姿が描かれた。この日、ソ・ピルウォン一家は、検察の捜索差押状を使って、裏金問題の責任を取るようヘウォンを圧迫した。しかし、ヘウォンはこれみよがしにソンジェと街頭デートを楽しみ、芸術財団の副会長職を解任された瞬間にもソンジェの学校を訪れる大胆さを見せた。恐れないのはソンジェも一緒だった。彼は、自身を心配するヘウォンに「どうにでもなっていい。ただ、僕の女になってください」と言って、窮地に立たされたヘウォンのそばを守った。ヘウォンの夫カン・ジュンヒョン(パク・ヒョクグォン)が自分たちを姦通罪で告訴し、姦通の証拠を探すために自宅を襲撃された瞬間にも、ソンジェはヘウォンを守るために必死だった。しかし、ヘウォンは20歳も年下のソンジェに世話されるほど、純粋でも弱くもなかった。自身が握っている証拠を利用して野望に満ちたキム・インギョム(チャン・ヒョンソン)と手を組み、グループの不正の身代わりを作り、自身の地位と名誉を誇らしげに守った。ソンジェは悲しくなった。ソンジェは、チョ・インソ(パク・ジョンフン)教授に「それは僕が長い間望んでいたことでした。昨日のああいう形ではありませんでしたけれど。それでも良かったと思いました。でも、嬉しくありません。以前、教授がオ・ヘウォンを何があっても理解するとおっしゃったことを思い出しながら、僕もそうしようと努力していますが、それがうまく行きません」と話し、涙を流した。これに対してチョ・インソ教授は、青春を搾取された人々に、厳しい環境でも成功した同僚たちのメッセージを伝えて慰めた。青春を慰める彼のメッセージは、ソンジェのピアノの旋律と調和し、重い余韻を残した。切ない恋に落ちたソンジェの青春ラブソングは、果たしてどんな結論を迎えるのか注目される。「密会」は、優雅で洗練されたキャリアウーマンとして生きてきたオ・ヘウォン(キム・ヒエ)と、自身の才能を知らないまま平凡に生きていた天才ピアニストイ・ソンジェ(ユ・アイン)の恋を描いた感性的な恋愛ドラマで、ヘウォンが急激に落ちた恋によって感じるときめきと、絵に描いたような人生が引き裂かれそうな不吉さの岐路に立たされて繰り広げられるストーリーを描く。本日終了する「密会」の後番組としては「ユナの街」が放送される。「ユナの街」は、職業、性別、年齢、性格まで千差万別の個性溢れる人々と、元スリ犯である女性が住む集合住宅に、世界中のどこを探してもいないほど善良な男性がやってきて、傷を癒しながら一緒に生きていくストーリーを描く。キム・オクビン、イ・ヒジュン、イ・ムンシク等が出演する。
「密会」ユ・アイン、キム・ヒエのキスを拒む…“隠れて号泣”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「密会」のキム・ヒエとユ・アインがパク・ヒョクグォンの視線を浴びる中、ぎりぎりの愛を続けた。6日に韓国で放送されたJTBC月火ドラマ「密会」の第14話では、オ・へウォン(キム・ヒエ)、イ・ソンジェ(ユ・アイン)、カン・ジュニョン(パク・ヒョクグォン)の3人が対面するシーンが描かれた。カン・ジュニョンは夫婦の仲良さをアピールするために奮闘し、それを見守るイ・ソンジェは苦しんだ。メンタル崩壊に陥ったイ・ソンジェはどうすることもできず、酒に酔ったカン・ジュニョンがピアノ演奏を求めると、オ・へウォンとの思い出の曲を演奏した。それを聞いたオ・へウォンは隠れて号泣した。そんな中、酔っ払ったカン・ジュニョンはイ・ソンジェを家まで送ろうと意地を張って「送ろう。そうしないと完璧じゃないだろう」と話した。イ・ソンジェが大丈夫かと聞くと、カン・ジュニョンは「君が僕に大丈夫かって聞いてんのか」と怒った。結局イ・ソンジェは酔っ払って倒れたカン・ジュニョンを家まで連れて行き、ソファに寝かせた。その後、駐車場で二人っきりになったイ・ソンジェとオ・へウォンはお互いを見つめながら胸を痛めた。オ・へウォンは「ごめんね。君に恥ずかしいことをさせてしまったよ。私が間違っていた。傲慢だった。そうしちゃいけなかった」と話し、イ・ソンジェに抱きしめられて涙をこぼした。またイ・ソンジェはオ・へウォンとのキスを拒み、「自分自身を可哀想な人にしないでください。僕は哀れな女性とはキスできません」と言い、家に帰ってこっそり号泣した。一方、ハン・ソンスク(シム・ヘジン)はオ・へウォンの汚職に関する書類を公開し、彼女を中傷しはじめた。全ての罪を背負って検察に出頭することを望んでいるが、へウォンがそう簡単に応じなかったためだった。さらにソ・ヨンウ(キム・ヘウン)とインギョム(チャン・ヒョンソン)までが手を組み、今後難局が予想される。
最終回まで残り2話「密会」視聴率4%突破…自己最高視聴率を再度更新
最終回まで残り2話となった総合編成チャンネルJTBC月火ドラマ「密会」が自己最高視聴率を更新した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、6日に韓国で放送された「密会」第14話は視聴率4.196%(以下、全国有料メディア加入世帯基準)を記録した。これは第13話の3.844%より0.352%上昇した数値であり、自己最高視聴率だった第4話の4.062%の記録を塗り替えた視聴率である。「密会」の第14話では、ジュニョン(パク・ヒョクグォン)が妻へウォン(キム・ヒエ)にソ会長(キム・ヨンゴン)の代わりに検察に出頭することを求めるシーンが描かれ、さらに緊張感を与えた。「密会」は13日、第16話を最後に放送終了となる。