火の女神ジョンイ
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【アデュー2013】このドラマ、まさか成功するとは vs 失敗するとは
放送業界には俗説がある。ドラマは蓋を開けて見ない限り分からないということだ。成功すると思った期待作が惨敗するケースもあり、手ごわいライバルドラマのために放送するということに意義があるのではないかと言われたドラマが、大きな人気を集めるケースもある。有名トップスターが出演しても、いわゆる国歌視聴率(1日の放送開始と終了の際に流れる国歌ほどの視聴率という意味で、極めて低い視聴率のときに使う)を記録したり、人気とは距離のある俳優たちが大事故を起こしたりもする。それだけドラマには、いくら専門家と名乗る人でも予測できないファクターが存在する。到底予測できないためさらに面白いドラマの世界が、今年も3つの地上波放送局を笑わせ、泣かせた。◆成功するとは!# MBC「金よ出てこい☆コンコン」マクチャンは死んだ時間帯も生かす前作「せがれたち」の低い視聴率と関心により早期終了説が出回るほど、スタートから多難だった。ここに主要キャスティングがなかったことになり、出演俳優たちも豪華とは距離があった。「金よ出てこい☆コンコン」は、あまり期待されない状態でスタートを切ってから、貧しい家の女性がお金持ちの女性の身代わりになる過程がくれる刺激的な楽しさ、毎回拡大する姑との確執による緊張感、家同士の対立などが有機的に展開され、上昇し始めた。その後、どこに弾くか分からない刺激的な展開で、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマのこと)ドラマというレッテルが貼られたが、視聴率20%を超え成功し続けた。MBCは同ドラマが放送された時期に、週末の午後10時に放送される「百年の遺産」まで成功させ、週末ドラマを席巻する形となった。# KBS 2TV「ゆれながら咲く花」やはりスター登竜門じゃないか「ゆれながら咲く花」が再び制作されると報じられた時、反応はひとつだった。「いったい、いつの学校なのか?」との反応だ。1999年に初めて放送され旋風的な人気を集めた「学校」シリーズだが、その後様々な学園物語が人気を集めた中「ゆれながら咲く花」の成功を予想するのは難しかった。また、月火ドラマの強者MBC「馬医」がライバルとなっている状況で、誰も「学校」の善戦を予想できなかった。しかし、大きなどんでん返しだった。学校の苛め問題、成績至上主義など、実際教育の現場で起きている問題をリアルに描き、学生をはじめとする視聴者から好評を得たのだ。特にイ・ジョンソクとキム・ウビンは、彷徨って揺れる思春期の高校生の悩みと涙、また、青春であるからこそ可能な彼らの熱い友情まで見せ、どの男男カップルよりも人気を集めた。イ・ジョンソクとキム・ウビンを主演俳優の位置に格上げし、強力な口コミで上昇し始めた「ゆれながら咲く花」は、放送スタートの時に8.0%の視聴率を記録したが、最終回でその2倍に達する視聴率を記録するなど、MBCの時代劇不敗神話を食い止める快挙を成し遂げた。# KBS 2TV「グッド・ドクター」何故だか分からない温かい気持ち視聴者に愛される医学ジャンルではあるが、チュウォンとチュ・サンウク、ムン・チェウォンを前面に出し、ムン・グニョンが主演を務めたMBCの時代劇「火の女神ジョンイ」と正面から勝負するとした時、不安だったのは事実だった。また、童話のような医療ドラマを掲げた「グッド・ドクター」が障害のある主人公チュウォンを通じてどのような感動を与えるかも十分予想が可能で、興味を引くことは出来なかった。しかし「グッド・ドクター」は「火の女神ジョンイ」の安易な展開というチャンスを逃さず、医局で発生する緊迫さと、子供の患者との共感を温かい視線で描き、主人公シオンの成長を通じて多くのメッセージを伝えた。「グッド・ドクター」はあらゆる流行語を生み出し、人気ドラマの公式を踏み始め、放送される10週の間一度も同時間帯1位を逃さず退場する大記録を立てた。# KBS 2TV「秘密」演出と台本、そしてファン・ジョンウムの再発見ドラマにおける台本と演出のパワーとはなにかを見せてくれた作品だった。ユ・ボラ、チェ・ホチョルなど、新人作家が執筆した「秘密」は、「ゆれながら咲く花」の演出で映像美を認められたイ・ウンボクプロデューサーが演出を務め、緊迫した展開を続けた。特に、毎回のように起こる事件の連続の中でも視聴者を引き寄せる控え目な映像美と、ファン・ジョンウム、チソン、ペ・スビンなどの俳優の熱演など、台本、演出、俳優の三拍子が揃ったこの作品は、口コミで広まった。「秘密」は愛する女性を殺した女と恋に落ちる苦いロマンスで、わがままな財閥2世、権力の味を知ってしまった貧しい検事、貧しいが生活力の強いしっかり者の女など、定型化されたキャラクターで陳腐な印象を残した。しかし息つく暇もなく展開される事件や事故の中で、キャラクターは再び蘇り、毎回涙を誘う激情的なストーリーの展開は、人物が隠した秘密に視聴者たちを入り込ませた。これに5%の低い視聴率でスタートを切った「秘密」は、毎回視聴率がうなぎ上りし、イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビンなど、トップ俳優を大勢キャスティングし、激しく攻めて来たSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)を牽制することに成功、視聴率1位の座を守りながら余裕の姿で退場し最後まで好評を得た。# SBS「君の声が聞こえる」スタートは微弱だったが終わりは盛大だった「私の恋愛のすべて」の後番組として放送された「君の声が聞こえる」は、意外と業界から注目されなかった。振るわなかった前作の影響があったうえに、イ・ボヨン、ユン・サンヒョン、イ・ジョンソク、イ・ダヒで構成された主演俳優たちが、ライバル作品に比べ弱いとの評価もあった。自ずと「君の声が聞こえる」は初回で1桁の視聴率を記録し、水木ドラマ3位でスタートを切った。しかし、第11話からは20%を超える視聴率を維持し、大きな人気を集めた。結局2話延長された第18話で放送終了した。「君の声が聞こえる」の人気の要因としては、法廷スリラーとロマンスの適切な組み合わせと、イ・ボヨン、イ・ジョンソク、ユン・サンヒョン、チョン・ウンインなど、主演・助演俳優の好演、しっかりとしたストーリーが挙げられた。三拍子を揃えたウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)との分析だ。◆失敗するとは!# MBC「火の女神ジョンイ」時代劇不敗の神話を壊すとは今年MBCは月火ドラマを全部、視聴率が保証される時代劇に編成した。しかし「火の女神ジョンイ」は「馬医」「九家の書」「奇皇后」のような成功作にはなれなかった。同ドラマは「風の絵師」で時代劇ブームを巻き起こしたムン・グニョンの時代劇復帰作という点で期待を集めた。ここにイ・サンユン、キム・ボム、チョン・グァンリョル、イ・グァンス、パク・コニョンなどの豪華出演者と、視聴者が好きな主人公の成功ストーリーを描いたという点で、当然1位の座を受け継ぐと予想された。中盤以降、確執構造が退屈に展開され視聴者を引き寄せることに失敗し、視聴率が3位まで下落する屈辱を味わった。# MBC「7級公務員」興行保証でも何とかできない、困ったドラマロマンススパイドラマを掲げた水木ドラマ「7級公務員」は、序盤までは雰囲気が良かった。チュウォンとチェ・ガンヒの甘く可愛いロマンスが視聴者たちを微笑ませ、国家情報院を背景にし興味を刺激した。「チュノ~推奴~」「逃亡者 PLAN B」を執筆したチョン・ソンイル作家の作品ということも期待を集める理由だった。しかし、このドラマは、回を重ねるごとに現実性のない展開と、統一性のないキャラクター設定でお茶の間から背を向けられた。特に悪戯のようなアクションシーンと、ロマンスとスパイ両方とも興味を引けない構成で、お茶の間の注目を浴びるには不十分だった。チュウォンとチェ・ガンヒのロマンスは良かったが、俳優がもったいないドラマの一つだった。# MBC「男が愛する時」完璧な調和も無駄となった正統派ロマンスドラマ「男が愛する時」は、ソン・スンホンとシン・セギョンがドラマで破格的な歳の差を乗り越えて繰り広げるロマンスという点で期待を集めた。ドラマで2人は40代と20代を演じ、べたべたする痴情ロマンスを描くことが当初の計画だった。更にこのドラマは昨年視聴率3位から1位になる底力を見せてくれた「赤道の男」を執筆したキム・イニョン作家の次期作という点と、トップスターが大勢出演した点で、簡単に1位になると予測された。しかし、いざ蓋を開けてみると状況は違った。同ドラマは中盤以降、シン・セギョンとヨン・ウジンが演じた人物たちが、到底理解できないキャラクターに表現され、視聴者を失望させた。# MBC「女王の教室」コ・ヒョンジョンパワーはどこに?「女王の教室」は女優コ・ヒョンジョンが出演すること、そして「オフィスの女王」に続き日本原作のドラマが存在することで期待を集めた。キム・ヒャンギ、チョン・ボグン、キム・セロン、ソ・シネなど、子役の熱演もあったが、視聴者の共感を得ることには失敗した。コ・ヒョンジョンの繊細な演技は常に好評だったが、日本ドラマならではの刺激的な設定と、演劇を見ているかのような非現実的な台詞は、大きな注目を浴びるには無理があった。しかし、子供たちの成長を手伝うマ・ヨジン教師の教育の価値観が、固定視聴層から愛された面はある。それにしてもコ・ヒョンジョンという俳優の名前の価値に比べれば、残念な成績表と言えよう。# MBC「メディカルトップチーム」医療ドラマも失敗することがある今までのお茶の間で医療ドラマは不敗神話だった。特にMBCは「総合病院」をはじめ「白い巨塔」「ニューハート」「ゴールデンタイム」まで、医療ドラマを放送するたびに成功した。出演俳優の力もかなり強かった。クォン・サンウ、チョン・リョウォン、チュ・ジフン、オ・ヨンソなどが出演したが、結果は惨敗だった。このドラマはライバルドラマのKBS 2TV「秘密」と、SBS「相続者たち」に押され、一時期視聴率が3%まで落ちる屈辱を味わった。最高の医者たちが協診チームのトップチームを結成するという設定を非現実的に扱い、医者同士の確執に集中したため、ロマンスと命を救う感動的な物語を疎かにしたことが問題だった。キャラクターが蓋然性を失い、作品の完成度は自ずと落ちた。# KBS 2TV「サメ」雄大に、重く、泳いだだけキム・ナムギルとソン・イェジンの出会いだけでも熱かった。「サメ」は家族の復讐のために愛する女にさえ矛先を向ける男と、致命的な愛の前で揺れる女のストーリーを描いたミステリーロマンスドラマで、鋭い眼差しで女性の心をつかむキム・ナムギルと、ロマンスの女王ソン・イェジンが3年ぶりに出演するドラマとしても大きな期待を集めた。特に「サメ」は「復活」「魔王」など、ウェルメイド復讐劇シリーズの終結版。緊迫した事件の連続と、人物の繊細な心理描写、感覚的な演出で名高いパク・チャンホンプロデューサーとキム・ジウ作家が6年ぶりに披露する復讐劇の完結版で、寝かせていた作品であるだけに、より良い作品に仕上げるとの覚悟を伝え期待感を集めた。しかし、蓋を開けてみると期待以下だった。オールドな感じを拭えない演出と、ミステリーに集中され主人公のロマンスは後回しになった。特に、キム・ナムギルの復讐劇に重点が置かれ、ソン・イェジンの分量が次第に少なくなり、どんでん返しを繰り返すストーリーは、視聴者を引き寄せることに失敗し、ライバル作品に押されてしまった。「サメ」は同時間帯2位の成績で、視聴率は10%前後に止まった。# KBS 2TV「IRIS 2」続編はしないことにしましょう韓国型ブロックバスターの典型だったシーズン1の光栄を再び再現できるかに関心が寄せられた。チャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムスなどの人気俳優が大勢キャスティングされ、シーズン1より大きくなったスケールの中で派手なアクション演技を披露する彼らの姿は、視線を引くに十分だった。しかし、あまりにも強力な相手に出会ったのだろうか。正統派スパイアクション「IRIS 2」は、IRISとNSSの対決と同じように、チョ・インソンとソン・ヘギョの共演で注目を浴びた正統派ロマンス、SBSの新しい水木ドラマ「その冬、風が吹く」との全面戦で惨敗した。シーズン1とスピンオフでたくさん見てきたシーンが続き、新鮮さを欠けていた「IRIS 2」は、終わっていない戦いと、残っている核などで次のシーズンに対する余地を残し、なんとか2桁の視聴率を維持し面子を立てた。# KBS 2TV「剣と花」360度回転シーンがすべてだった「赤道の男」を通じて映像美の面で好評を得たキム・ヨンスプロデューサーと、見事な演技力を見せたオム・テウンの出会いで話題となった。キムプロデューサーとオム・テウンが再び「赤道の男」の神話を続けるかが関心を浴びたのだ。また、些細な小道具一つにも心血を注いだ美術チームの努力と強烈な色彩は、ウェルメイドドラマに生まれ変わるものと期待された。しかし、初回から同時間帯最下位という不安なスタートを切った「剣と花」は、360度回転シーンなど、破格的な演出で視聴者の間で好き嫌いが分かれた。また、爽やかではつらつとし、ミステリーな事件とファンタジーの要素まで溶け込ませ、大きな人気を集めたSBS「君の声が聞こえる」の独走で、重い感じの「剣と花」から視聴者たちは更に遠ざかることになった。「剣と花」はチェ・ミンス、オム・テウン、キム・オクビンなど実力派俳優が高句麗版ロミオとジュリエットを描いたにもかかわらず、低迷する視聴率の中、静かに退場した。# SBS「チャン・オクチョン」再解釈が過ぎたのかキム・テヒとユ・アインの出会いということだけでも期待が大きかった。リメイクされるたびに成功した「チャン・オクチョン」をテーマにしている上に、ラブストーリーに焦点を合わせ、ロマンスに熱狂する視聴層を攻略できると期待を集めた。張禧嬪(チャン・ヒビン)を再解釈するということは新しかったが、やり過ぎた感じだ。悪辣で毒々しいチャン・ヒビンではなく優しいチャン・ヒビンは、視聴者に違和感を与えた。視聴率でも苦戦し、歴史を歪曲したとの非難も浴びた。スタンディングパーティー、マネキン、ハイヒールから過度な間接広告(PPL:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)まで問題となった。中盤以降からはファッションデザイナーよりは妖婦のチャン・ヒビンの姿にだけ集中することで企画意図から外れ更に残念だった。# SBS「私の恋愛のすべて」まだ重かった政治ドラマ政治とロマンスの組み合わせは新鮮だった。ドラマでなかなか見れなかったシン・ハギュンがイ・ミンジョンと共演するとの事実は更に興味深かった。同ドラマはイ・ウンジュン作家の同名のベストセラー小説を原作にした作品で、政治的な色が完全に違う2人の国会議員が展開する緊張感のあるロマンスを描いた。至る所に現実の政治を批判する装置を置いたりもした。新鮮な企画のお陰で大きな関心を集めた「私の恋愛の全て」は放送期間の間ずっと4%代の低調な視聴率にとどまった。政治とロマンスを軽く楽しめる接点を探すことに失敗し、残念な思いの中で放送終了した。新鮮な企画意図、健全なメッセージを長所として掲げたが、視聴者には結果的に負担だけを与えたことになった。
ムン・グニョン主演「火の女神ジョンイ」制作会社、出演料未払い論議について“海外販売料が振り込まれ次第支払うつもり”
MBCドラマ「火の女神ジョンイ」の出演料の精算が遅れていることと関連して、制作会社側が立場を明かした。18日午後、「火の女神のジョンイ」の制作会社であるケイパックス側は報道発表資料を通じて「弊社が制作したドラマ『火の女神ジョンイ』の出演料未払いの問題について申し上げます。『火の女神ジョンイ』の主演俳優たちがスタッフ及び助演、脇役に先に出演料を払うことに同意及び了承していただいたので、助演、脇役及び補助出演会社、スタッフに先に出演料を支払った」と説明した。続いて制作会社側は「『火の女神ジョンイ』の海外販売の契約が当初予想していたのとは違い、ドラマが放送終了となった時点で契約を締結するなど遅延してしまい、海外販売料の振込みが遅れている。主要演技者たちの出演料を遅れて払うことになり遺憾に思っている。海外販売料が振り込まれ次第、全ての出演料を支払う予定だ」と伝えた。最後に制作会社側は「既存のドラマのように出演料未払いについては心配する必要がないことを改めて申し上げる」と付け加えた。「火の女神のジョンイ」は10月に全32話で放送終了となった。しかし制作会社のケイパックスは放送終了2ヶ月が経った現在まで俳優及び一部スタッフへの出演料が未だ精算されていない状態である。
ムン・グニョン側「火の女神ジョンイ」出演料未払い問題について“制作会社と協議中“
ムン・グニョン側が10月に放送終了したMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」の出演料未払い問題について「制作会社と協議中」との立場を伝えた。ムン・グニョン側の関係者は18日午後、OSENとの取材で「出演料をまだ貰ってないのは事実だ。しかし、これは時期が遅れているもので、制作会社と協議している事項だ」と説明した。関係者によると、ムン・グニョンに支払うべき出演料は32部作ドラマであるため、億ウォン台だという。これに先立ちマスコミは、「火の女神ジョンイ」の主人公であるムン・グニョン、キム・ボムをはじめとする主演や助演俳優、スタッフたちの出演料がまだ精算されていないと報じた。制作会社のケイパックス側は、出演料未払い事態を解決するためにMBCと協議しているという。これに先立ち6月にも、MBC週末ドラマ「せがれたち」が出演未払い事態で話題となったことがある。当時の制作会社は一部の出演者に出演料を支払わず、これにMBCは高額出演者の出演料10%を削減し、低額出演者の出演料は全額保障するという公式立場を示したことがある。
“熱愛”ムン・グニョン&キム・ボム「火の女神ジョンイ」撮影現場での姿が話題“隠せない恋人のオーラ”
ムン・グニョン(26)とキム・ボム(24)が熱愛を公式に認めた中、二人の仲睦まじい過去の写真が話題となっている。ムン・グニョンとキム・ボムは10月に放送終了となったMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」の撮影を通じて出会い、お互いに好感を持つようになった。放送当時、二人は仲の良い同僚以上の姿を見せてくれた。最近、所属事務所側と制作会社が公開したスチールカットでも二人は既に恋愛感情を抱いていたことが分かる。ムン・グニョンとキム・ボムは撮影の合間に頭を突き合わせて写真を撮るなど、恋人のオーラを放った。また、撮影が始まると切ないスキンシップで視聴者に緊張感を与えた。1日午後、ムン・グニョンの所属事務所であるNAMOO ACTORS側はマイデイリーに「ムン・グニョンとキム・ボムの熱愛は事実だ。MBC月火ドラマ『火の女神ジョンイ』の撮影過程でお互いに好感を持つようになり、1ヶ月前から交際を始めた」と熱愛を認めた。キム・ボムの所属事務所であるキングコングエンターテインメント側も「10月初めから付き合い始めた。ヨーロッパ旅行は知人たちと共に行ってきたと聞いた」と伝えた。ドラマの放送終了後も二人は知人たちと共にヨーロッパ旅行を楽しむなど、仲の良い恋人であることを誇示した。
Vol.2 ― 放送終了「火の女神ジョンイ」作品性&視聴率を乗り越えた俳優たちの熱演
※この記事にはドラマ「火の女神ジョンイ」の結末に関する内容が含まれています。「火の女神ジョンイ」のもどかしい展開と低い視聴率にも、俳優たちの熱演は最後まで輝いた。ムン・グニョンの悲しい嗚咽演技は依然として印象に残るものだったし、イ・サンユンの切ない純愛の演技は女心をくすぐるのに十分だった。22日に韓国で放送されたMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」(脚本:クォン・スンギュ、イ・ソユン、演出:パク・ソンス、チョン・デユン)の結末は、ユ・ジョン(ムン・グニョン)が日本へ渡ることで中途半端なハッピーエンドに終わった。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)が勃発した中、不安定な権力を握った光海(クァンヘ、イ・サンユン)は17年後も依然としてユ・ジョンを思い続ける一途な姿を見せた。「火の女神ジョンイ」は、朝鮮時代初の女性沙器匠(陶磁器を制作する名匠)である百婆仙(ペク・パソン)の波瀾万丈な人生と愛を描くという企画意図で始めたが、試練の克服というお決まりの展開で視聴者たちを落胆させた。特に、女性初の沙器匠であるユ・ジョンが陶磁器を作るシーンよりも宮中暗闘と復讐劇の割合が多くなり、ドラマはアイデンティティを失った。以降制作陣はユ・ジョンとイ・ガンチョン(チョン・グァンリョル)の出生の秘密を持ち出して視聴率の引き上げに注力したが、視聴者の関心を取り戻すには力不足だった。反対に最後まで反省しないイ・ガンチョンの図々しい態度は、ユ・ジョンをより一層痛ましいものにして企画意図からは遠ざかった。ここに歴史とは異なり、キム・テド(キム・ボム)が突然死を迎えるシーンは、ドラマの完成度と説得力を大いに落として視聴者からの反感を受けた。ジョンイのせいで勃発したように描かれた文禄・慶長の役が、ユ・ジョンの日本行きにより締めくくられるような強引な結末も、低い視聴率の要因となった。ただ、作品の惜しい完成度にもかかわらず、ムン・グニョンとイ・サンユンを始めとする俳優たちの熱演は輝くものだった。ムン・グニョンは、朝鮮最高の沙器匠であるユ・ウルダム(イ・ジョンウォン)の養女であり陶磁器作りに天才的な能力を持つユ・ジョン役を演じ、あらゆる困難にも初の女性沙器匠として成長する凛々しい姿を披露した。ムン・グニョンは、徹底して復讐する冷静な姿を演じながらも、出生の秘密が明かされた後は胸を打つ嗚咽演技でお茶の間を涙で濡らした。それこそ、ムン・グニョンの真価が発揮された瞬間だった。イ・サンユンとキム・ボムは、ムン・グニョンの助力者として切ない純愛を演じて女心をくすぐった。イ・サンユンが演じた役柄は王である光海で、聡明さと暖かさを併せ持った君主であり、文化に人一倍の見識を持つだけに、ヒロインのムン・グニョンと甘い雰囲気を演出した。王子の身分にも愛の前では積極的なイ・サンユンの姿は、女性たちの心を掴むに十分だった。ここにキム・ボムが影のようにユ・ジョンのそばを守りながら恋心を抱くキム・テドを演じ、初めて挑戦する時代劇の演技にも安定した武術演技と切ない片思いを披露して存在感を見せた。またイ・グァンスは、バラエティでの姿とは正反対の姿を見せて視聴者を楽しませた。作中で品行が荒く卑劣な王子臨海君(イムへグン)役を演じたイ・グァンスは、卑しい口調と卑劣な表情で悪役を見事に演じ、ドラマの緊張感に貢献しながらシーン・スティーラー(主演よりも注目される脇役)としての立場を固めた。このように、蓋然性のないストーリー展開で視聴者からそっぽを向かれた「火の女神ジョンイ」だが、黙々と自分の役割を演じこなした俳優たちの演技は、十分拍手に値するものだった。
Vol.1 ― 放送終了「火の女神ジョンイ」はなぜ「宮廷女官チャングムの誓い」や「太陽を抱く月」になれなかったのか
※この記事にはドラマ「火の女神ジョンイ」の結末に関する内容が含まれています。MBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」が、MBC時代劇不敗の神話を続けられず、残念な形で終了した。このドラマは、身分の限界を克服し、爽快なサクセスストーリーを取り上げた第2の「宮廷女官チャングムの誓い」にも、甘いロマンスを盛り込んだ第2の「太陽を抱く月」にもなれなかった。中盤以降はアイデンティティを失い、宮中の権力暗闘に集中してしまったため、あれでもこれでもない曖昧な時代劇として終わってしまった。「火の女神ジョンイ」は、22日の第32話を最後に放送終了した。7月1日の放送開始以降、16世紀末の東アジア最高水準の科学と芸術の結合体である朝鮮時代陶磁器製作所「分院」を舞台に、沙器匠(陶磁器を制作する名匠)ユ・ジョンの燃え上がる芸術魂と愛を描くという企画意図は、早くから失われた。放送されている間ずっと、ムン・グニョン、イ・サンユン、キム・ボム、イ・グァンス、チョン・グァンリョル、ソ・ヒョンジン、パク・コニョンなど出演俳優の熱演が完成度の低さに埋もれているという不満の声が上がるほど、ドラマは非常に惜しい出来だった。お茶の間が好む人間の勝利を掲げた時代劇だったが、結果は芳しくなかった。同ドラマは、朝鮮時代を舞台に女性として生まれた限界を乗り越え成長する物語を描く点で、第2の「宮廷女官チャングムの誓い」として期待を集めた。ここに、ユ・ジョン(ムン・グニョン)をめぐって二人の男、光海(クァンヘ、イ・サンユン)とキム・テド(キム・ボム)が三角関係をなし、「太陽を抱く月」のブームを引き継ぐのではないかとも期待された。しかし、「火の女神ジョンイ」は結果として「宮廷女官チャングムの誓い」でもなく、「太陽を抱く月」でもない正体不明の時代劇となった。他の時代劇と同じく勧善懲悪的な構図に焦点を合わせたが、善と悪の対立があまりにもつまらなさすぎた。中盤以降繰り返されるユ・ジョンの危機と克服、葛藤とその解決が退屈な形で描かれたためだ。あまりにも簡単に葛藤が形成され、容易に解決し、それがまた繰り返されるという過程は視聴者をハラハラさせられなかった。ユ・ジョンの沙器匠としての芸術魂を繊細に描けなかったのも問題だった。光海とテドは、常に危機にさらされたユ・ジョンを救わなければならなかった。ユ・ジョンはありきたりなシンデレラになった。光海とテド、二人の男性の愛を詳細に描けなかったことも、視聴者が遠ざかっていった理由だった。ドラマはロマンスが失われ、権力内部での理解しがたい暗闘だけが繰り返された。この暗闘もやはり、おろそか極まりなく、終盤に至っての壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の勃発と締めくくりの過程は、失笑を買うしかないずさんなものだった。ユ・ジョンは愛らしい人物というよりは、常に守らなければならない迷惑女として描かれた。そのため、時代的には一歩進んだ女性だったユ・ジョンの芸術魂が上手く表現されることはなかった。これは、ユ・ジョンが沙器匠として成功する過程の面白さを半減させる理由となった。ある瞬間ユ・ジョンが周りの人物に依存する受動的な性格になり、ユ・ジョンを苦しめるイ・ガンチョン(チョン・グァンリョル)は名分もなく暴れる極悪人として限定したのが、大きな敗因となった。爽快なサクセスストーリーも、切なく甘ったるいロマンスもなかった「火の女神ジョンイ」。第2の「宮廷女官チャングムの誓い」や「太陽を抱く月」を期待し放送されたが、一時、視聴率が3位まで落ちるという屈辱も味わった。MBCが2年間守ってきた月火ドラマ不敗の神話も、「火の女神ジョンイ」により破られた。視聴率1位でスタートした同ドラマは、思う存分羽ばたくこともできないまま、時代劇としては低い視聴率で幕を下ろした。「火の女神ジョンイ」の後番組としては、大元帝国の支配者として君臨する高麗女性の愛と闘争を描く全50話の大作「奇皇后」が、28日午後10時から放送される。
「火の女神ジョンイ」分院の人々を守るためムン・グニョンが取った行動とは?
※この記事にはドラマ「火の女神ジョンイ」の結末に関する内容が含まれています。 ムン・グニョンが分院の人たちを守るため、イ・サンユンとの別れを選んだ。 韓国で22日に放送されたMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」(脚本:クォン・スンギュ、イ・ソユン、演出:パク・ソンス、チョン・デユン)では、ジョンイ(ムン・グニョン)が日本の敵から分院の人々を助けるため日本へ発つと宣言する場面が描かれた。ジョンイはケンゾウに「私を脅かそうとするなら、命を絶ちます」とし、分院の沙器匠(陶磁器を制作する名匠)たちを全員放してくれたら自ら日本へ向かうと提案した。これに先立ち、ジョンイは分院を日本の兵隊が掌握したという事実を知らせるために危険な状況であったにもかかわらず光海(クァンヘ、イ・サンユン)に会いに行き、二人はお互いへの恋心を確認していた。また、ジョンイは光海が分院に戻るまで器を作りながら彼を待つと約束したが、結局はその約束を守ることができず、朝鮮を去った。戦乱を収拾して戻ってきた光海は、朝鮮を去るジョンイの姿を見ながら落ち込んだ。その後、光海は宣祖(ソンジョ)を継いで王となった。光海はジョンイと初めて出会った頃を思い出し、彼女を懐かしがり視聴者の心を痛ませた。「火の女神ジョンイ」の後番組としては中国元の支配者として君臨した高麗出身女性の愛と闘争を描いた「奇皇后」が放送される予定だ。
新人イ・ユジン「火の女神ジョンイ」出演の感想を語る“晴らしい先輩方と共演できて幸せだった”
新人俳優イ・ユジン(21)がMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」が終了した感想を伝えた。23日、「火の女神ジョンイ」で工抄軍(コンチョグン)の3人のうち一人であるイルナム役でドラマの面白さを加えたイ・ユジンが、初出演のドラマを終えた感想を所属事務所NAMOO ACTORSを通じて明かした。イ・ユジンは「初めての作品だが普段から尊敬しているムン・グニョン、イ・グァンス、キム・ボム、イ・サンユンなどの先輩とたくさんの素晴らしい方々と共演でき、非常に光栄だった。このように同じ場所でいるだけでも幸せだった」と伝えた。さらに「今後、何を直さなければならないかも分かるようになり、何が不足しているかも分かるようになって感謝している。今後さらに努力し良い姿をお見せする。感謝している」と伝えた。ムン・グニョン、イ・サンユン、キム・ボムなどが出演したドラマ「火の女神ジョンイ」は22日に第32話を最後に放送終了した。
“放送終了”「火の女神ジョンイ」視聴率9.6%で月火ドラマの2位を記録
※この記事にはドラマ「火の女神ジョンイ」の結末に関する内容が含まれています。MBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」が月火ドラマの視聴率2位で放送終了となった。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、22日に韓国で放送された「火の女神ジョンイ」の最終回は、視聴率9.6%(以下、全国規準)を記録した。これは21日の9.3%より0.3%上昇した数値である。この日の放送で壬辰倭乱(文禄・慶長の役)分院の人たちを守るために日本へ向かうジョンイ(ムン・グニョン)と戦争によって悪化した人々の信頼を取り戻し、王権を拡大していく主君光海(クァンヘ、イ・サンユン)の姿が描かれた。月火ドラマの1位はSBS「怪しい家政婦」だった。この日「怪しい家政婦」は視聴率10.5%を記録し、月火ドラマのうち唯一2桁の視聴率を記録した。一方、同じ時間帯に放送されたKBS 2TV「未来の選択」は7.3%を記録して下落した。
「火の女神ジョンイ」ムン・グニョンを救ったキム・ボムの運命は?“この心臓を動かしたのは君だった”
ムン・グニョンを救おうとしたキム・ボムが命を落とした。21日に韓国で放送されたMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」(脚本:クォン・スンギュ、イ・ソユン、演出:パク・ソンス、チョン・デユン)で、テド(キム・ボム)がファリョン(ソ・ヒョンジン)の部下の後を追ってジョンイ(ムン・グニョン)を拉致したケンゾ一行を見つけるシーンが描かれた。テドは少しのためらいもなくジョンイ(ムン・グニョン)を救うために身を投げ出したが、ジョンイを連れて逃げる途中に手裏剣に打たれた。ジョンイはテドの傷に黄土を塗って止血したが、ケンゾたちに再び発見されてしまった。ジョンイを守るために戦ったテドは、重傷を負って命を落とした。彼は死ぬ直前、ジョンイに「今までこの心臓を動かしたのは君だった」と切ない告白をし、視聴者を悲しませた。ジョンイは自身の愛した人がすべて死ぬと、このすべてがカンチョン(チョン・グァンリョル)のせいだ、彼を絶対に許せないと叫んだ。
「火の女神ジョンイ」イ・サンユン、本日(22日)最終回を控えた感想を語る“光海は寂しい王だと思う”
俳優イ・サンユンがMBC月火ドラマ「火の女神ジョンイ」の最終回を控えた感想を明かした。イ・サンユンは本日(22日)、所属事務所であるJWIDEカンパニーを通じて公開した放送終了への感想で「光海(クァンヘ)は本当に寂しかった王だと思う。様々な状況が彼を苦しめたが、その状況で光海はどんな思いで、どのように行動しようとしたのかを考えながら劇に没入しようと努力した」と語りながら「火の女神ジョンイ」の撮影過程を回想した。続いてイ・サンユンは、「一緒に出演した俳優たちとの呼吸も良くて、いつも明るい雰囲気の中で撮影をした。一緒に面白い写真も撮ったし、たくさんの思い出がある作品だ」と放送終了への寂しさを伝えた。最後にイ・サンユンは「本当に暑かった今年の夏、地方での撮影が多くて大変で、俳優、そしてスタッフたちも本当に苦労したと思う。無事にドラマが終われるように努力してくださった方々に感謝する」と感謝の気持ちを伝えた。イ・サンユンと俳優ムン・グニョン、キム・ボム、ソ・ヒョンジンなどが熱演した「火の女神ジョンイ」は本日、第32話を最後に韓国で放送を終了する。
「未来の選択」放送再開した「火の女神ジョンイ」に抑えられ月火ドラマ最下位
KBS 2TV新月火ドラマ「未来の選択」が月火ドラマの視聴率最下位を記録した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、15日に韓国で放送された「未来の選択」は視聴率8.6%(以下、全国基準)を記録した。これは14日(第1話)の視聴率9.7%より1.1%下落した数値である。初回放送で順調なスタートを切った「未来の選択」は放送を再開したMBC「火の女神ジョンイ」に押さえられ、月火ドラマの最下位となった。主演俳優ムン・グニョンの負傷とプロ野球の準プレーオフ中継により放送休止となっていた「火の女神ジョンイ」はこの日2話連続で放送され、9.0%と8.0%を記録して月火ドラマの2位となった。一方、同時間帯に放送されたSBS「怪しい家政婦」(原作:「家政婦のミタ」)は11.1%を記録し、2日間自己最高視聴率を更新して月火ドラマの1位をキープした。