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殺されたミンジュ

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  • 「殺されたミンジュ」ベネチア・デイズの開幕作に選定“ベネチアが愛したキム・ギドク監督”

    「殺されたミンジュ」ベネチア・デイズの開幕作に選定“ベネチアが愛したキム・ギドク監督”

    キム・ギドク監督の20作目の映画「殺されたミンジュ」(制作:キム・ギドクフィルム)が第11回ベネチア・デイズに招待された。海外配給会社ファインカットによると「殺されたミンジュ」は第11回ベネチア・デイズの開幕作に選定されたという。2004年に誕生し、今年で11回目を迎えるベネチア・デイズはベネチア国際映画祭の期間中にイタリア映画監督協会と制作者協会の主管で開催される映画祭であり、カンヌ国際映画祭の監督週間にあたる。ベネチア・デイズは毎年12本の長編映画を招待しており、今回の「殺されたミンジュ」の招待はこれまでヨーロッパの作家主義映画が強みを見せていたベネチア・デイズで遂げた成果という点からその意味が大きい。ベネチア・デイズの公式授賞はヨーロッパで制作及び共同制作された映画を対象にした「エウロパ・シネマ・レーベル賞(Europa Cinemas Label)」が唯一であるが、ここ10年間ベネチア国際映画祭が監督デビュー作に授賞する最高賞「未来の獅子賞(Lion of the Future - Luigi De Laurentiis Award)」の受賞者を4回も生み出した映画祭であるだけに世界の映画関係者の視線が集まっている。これでキム・ギドク監督は第69回ベネチア国際映画祭の金獅子賞授賞の栄誉を手にした「嘆きのピエタ」(2012)、第70回ベネチア国際映画祭の非競争部門招待作の中で最も大きな話題となった「メビウス」(2013)に続き、「殺されたミンジュ」が第11回ベネチア・デイズに招待され、3年連続でベネチアを訪れることとなった。「殺されたミンジュ」は殺人容疑者7人と、テロ団体クリムジャ(影)7人の緊張感走る対決を描いた映画であり、ある女子高生が残忍に殺害された後繰り広げられる物語を描いた。マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジへ、チョ・ジェリョン、キム・ジュンギが出演し、「メビウス」「嘆きのピエタ」のキム・ギドク監督がメガホンをとった。29日よりIPTV、デジタルケーブル、オンライン、モバイル、ウェブハードでのVODサービスを開始し、映画館でも上映中だ。

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  • 「殺されたミンジュ」キム・ヨンミン“キム・ギドク監督は昔と変わらず現場でいつも動いていた”

    「殺されたミンジュ」キム・ヨンミン“キム・ギドク監督は昔と変わらず現場でいつも動いていた”

    映画「春夏秋冬そして春」(2003)以来11年ぶりだ。22日に公開される映画「殺されたミンジュ」(制作:キム・ギドクフィルム)を通じて久々にキム・ギドク監督と再会した俳優キム・ヨンミン(42)は今回の映画で前代未聞の1人8役でスクリーンを圧倒する。キム・ヨンミンはキム・ギドク監督の映画「受取人不明」(2001)を通じて大学路(テハンノ)から忠武路(チュンムロ:韓国の映画業界の代名詞)に活動の範囲を広げた。当時としては異例の公開オーディションを通じて1000分の1の競争率を勝ち抜き、傷を抱える少女を守ろうとするジフム役で映画界にデビューした。その後、キム・ギドク監督と2度目の呼吸を合わせた「春夏秋冬そして春」で世界の映画市場に自身の顔を知らせた。映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」「パーフェクト・ゲーム」、MBCドラマ「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」など、映画とテレビで演技の実力を鍛えたキム・ヨンミンは、昨年は創作劇「鞘の中の父」で全回全席が完売となる勢いを見せた。ここ11年間キム・ヨンミンのフィルモグラフィーも、キム・ギドク監督の作品世界も深くなった。 彼が11年ぶりにキム・ギドク監督と呼吸を合わせた「殺されたミンジュ」は、殺人容疑者7人と彼らにテロを敢行する影7人の姿を通じて上下関係による人間群像の矛盾を見せる作品だ。彼は「殺されたミンジュ」で1人8役を務め、キム・ギドクの元祖ペルソナという修飾語に応える熱演を披露した。キム・ヨンミンをはじめ、マ・ドンソク、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジヘ、キム・ジュンギ、チョ・ジェリョンなどが出演した。「最初の撮影に入る2日前、いきなり1人8役をすることが決まった。シナリオも全部変わり、似て非なる苦痛と罪悪感をどう表現しようかと悩んだ。撮影が終わるまで悩んだ部分である。監督から1人8役を提案された時、『大変だ』と思いながらも俳優としての欲が生じた。それぞれの人物を演じながら僕の中でうごめく感じを信じた。ある意味、1人8役は映画の中で重たいテーマを楽しめる通路にもなれると思った。途方に暮れたが、楽しみながらした」キム・ギドク監督は「殺されたミンジュ」について「故ノ・ムヒョン元大統領に捧げる告白であり、自白である。誰よりも人間と人間が尊重される水平社会を夢見た方で、最も人間的な大統領だった。あの方の大きな志を実践することができず、個人的な欲であの方を寂しく送った国民としての罪悪感を持って作った映画だ」と説明した。「監督がマスコミ向け試写会で初めて故ノ・ムヒョン元大統領に言及したじゃないか。正直、僕たちも驚いた(笑) 一方では、自由に話ができない社会の雰囲気を残念に思った。大事なのは、キム・ギドク監督が社会的にも権力的にも自己検閲をしないアーティストだということだ。『殺されたミンジュ』には様々な人間模様が出てくるので観客の皆は自分の姿に置き換えながら楽しめると思う」以下はキム・ヨンミンとの一問一答である。―キム・ギドク監督と久しぶりに一緒に仕事をした感想は?キム・ヨンミン:本当にちょうど10回で撮影を終えた。最後の日はらはらしたけど、本当に終わった。撮影現場ではほとんど監督だけが動いていた。照明や俳優のセッティングをやり直すためはに基本30分かかる。監督が自分でカメラを持って動けば30秒で終わる(笑) 俳優として演技やディテールが残念なところもあるが、監督は整えられていない感じを大事にする。よほどのシーンじゃなければ3テイク以上撮らない。―キム・ギドク監督と11年ぶりの再会だ。これまで一緒に仕事をしなかった理由があるのか? キム・ヨンミン:監督の作業スタイルは特定の時期にスケジュールが空いていないと参加することが難しい。監督は「春夏秋冬そして春」以来何度か出演のオファーをしてくれたが、そのたびにスケジュールが合わなかった。ありがたく今回また連絡をくださったので「やらせていただきます!」と答えた。―キム・ギドク監督について「相変わらずだ」と話したが、どういう意味なのか?キム・ヨンミン:ハハ。良い意味だ。監督は現場で片時もじっとしない。「受取人不明」のときも現場でいつも動いていた。「僕は映画をしないと体が痛い」と言うほどだった。「春夏秋冬そして春」の撮影の時、ドイツの映画記者が撮影現場に来て驚いていた。「キム監督はどうして監督の椅子には座らず、あんなに歩き回るのか」と。ハハ―それでも変わったところはあるか?キム・ヨンミン:はっきりと言うのは難しいけど、映画的にも、哲学的にも明確になっていた。濃度が濃くなったというか。僕が監督を判断する立場ではないげど、表現したいことがより明確になった感じがした。その理由を聞いたら「年を取ったからだ」と言われた(笑)―すべてのキャラクターが憎いながらも哀れな感じがする。キム・ヨンミン:そうだ。「殺されたミンジュ」がよかったのは、単なる善悪の問題でアプローチしないというところだった。「殺されたミンジュ」だけが持つ詩的なパワーがある。叙情的にじんとくるところもあるし。映画を見ながら「自分は一体どう生きていけばいいのか」と悩むところもある。心を開いて見れば見るほど多くのものが見える映画だ。―1人8役であるだけに、セリフも非常に多かった。特に「殺されたミンジュ」はセリフでメッセージを伝える性格が強い。 キム・ヨンミン:監督が現場でセリフを変える日は本当に大変だった(笑) 「受取人不明」に出演した時、チョ・ジェヒョン先輩が「ヨンミン、すべての映画がこんなわけじゃないよ」と慰めてくれた(一同爆笑) 今回の映画ではセリフに対する監督の愛着が強かった。映画的なリズムを考慮すればぎこちないかもしれないセリフだが、監督は最後までこだわった。―アン・ジヘにデートDVを加えるシーンが映画的に非常に強烈に描かれた。 キム・ヨンミン:ベッドシーンは実は男性俳優も恥ずかしいし、大変なシーンだ。できれば女優に配慮しようと努力するタイプだけど、「殺されたミンジュ」ではリハーサルなしで撮影に入った。セリフを1回合わせただけなのに監督に「さあ、もうやれ!」と言われた。(アン)ジヘとイメージだけで演技をした。―キム・ギドク監督との作業で感じる喜悦があるか?キム・ヨンミン:恵まれた撮影環境ではないが、苦痛の末に感じられるカタルシス(解放感)がある。キム・ギドク監督は映画の中で一人の人間を崖っぷちに立たせるじゃないか。その危うい感情を維持し、最後まで行った後に感じる喜びがある。キム・ギドク監督の映画の最大の魅力であり、最大の特徴の一つでもある。―キャラクターから簡単に抜け出せないタイプなのか?キム・ヨンミン:以前はそうだった。「ハムレット」に出演した時は本当に憂うつだった。海外では「ハムレット」に出演したせいで自ら命を断つ俳優が何人もいると聞いたけど、その理由が分かった。俳優は演技をする自我とそれを見守る自我が別々じゃなければならない。僕自身もまだ2つの自我を区別する境地までは至っていないが。―キム・ヨンミンにとってキム・ギドク監督とはどのような意味があるのか?キム・ヨンミン:僕に映画界を初めて紹介してくれた人。僕を選んでくれたから、僕もいつも監督を応援するしかない。何と表現すればいいのか。兄貴、師匠はあまりにも老けてみえるからとてもいい先輩くらいがいいと思う。―「殺されたミンジュ」はキム・ヨンミンのフィルモグラフィにどのような意味を持つのか?キム・ヨンミン:やはり1人8役への挑戦が大きいと思う。プレッシャーもあり、難しかったけどやりこなしたという達成感が長く残るような気がする。「殺されたミンジュ」は権力と矛盾を問う映画だ。キム・ギドク監督が長い間胸にしまっていた物語をやっと外に出した。多くの観客に「殺されたミンジュ」を見てその質問に対する答えを見つけてほしい。

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  • キム・ギドク監督の「殺されたミンジュ」29日に国会で特別試写会を開催

    キム・ギドク監督の「殺されたミンジュ」29日に国会で特別試写会を開催

    キム・ギドク監督の映画「殺されたミンジュ」の国会での特別試写会の開催が確定した。「殺されたミンジュ」は29日午後6時30分に国会議員会館の第2小会議室で国会特別試写会を開く。今回の試写会はソン・ホチャン議員室とキム・ギドクフィルムの共同主催で設けられた。映画のメガホンを取ったキム・ギドク監督が参加し、観客と一緒に映画を観覧した後、約10分間舞台挨拶を行う予定だ。座席表は午後6時から先着順で無料で配布する。ソン・ホチャン議員は「『力無き死の前で誰も責任を取ろうとしない』映画の中で今の社会の裏側、隠しておきたかった姿を見た。今も依然として多くのことを考えさせる映画だ。より多くの方にこの映画に関心を持って見ていただきたいという気持ちで特別試写会を設けた」とし、今回の特別試写会の主催の理由を明かした。一方、キム・ギドク監督の20番目の映画「殺されたミンジュ」は殺そうとする者、そして殺される者、その上下関係による人間群像の矛盾を描き、今本当に一対一で人間の価値が尊重されているのかへの疑問を投げかける作品だ。

    マイデイリー
  • キム・ギドク監督「『殺されたミンジュ』ガラガラの劇場…出演者たちに申し訳ない」

    キム・ギドク監督「『殺されたミンジュ』ガラガラの劇場…出演者たちに申し訳ない」

    映画「殺されたミンジュ」のキム・ギドク監督が、成績低迷などを理由に、今週2次版権(VODなど)を販売することを直接伝えた。キム・ギドク監督は、26日にキム・ギドクフィルムを通じて、直接書いた文章を公開した。キム・ギドク監督は「映画『殺されたミンジュ』が今週2次版権を販売する」とし「22日に公開した映画『殺されたミンジュ』は、昨日まで約7000人の観客が観覧してくださった。このままでは、今週の水曜日までに1万人も難しいと判断され、それを機に上映終了になるだろう」と話を始めた。彼は「週末8ヶ所の映画館を訪れ舞台挨拶をしながらガラガラの客席を見て、やっとの思いで約50個のスクリーンを割り当ててくれた劇場側に本当に申し訳なく、私を信じて参加した俳優、スタッフたちに本当に申し訳なかった」とし「このような状況で私がスタッフと出演者たちに最後に出来ることは、観客数10万人を達成するまでは2時版権を販売しないとの方針を変え、お茶の間でも『殺されたミンジュ』を見られるようにし、俳優たちに次の演技のチャンスを与え、スタッフには他の映画に参加するチャンスを作ること」と説明した。また「既存の俳優、スタッフを参加させ、映画を作るたびに国際映画祭への招待と良い興行成績を望む期待に対する脅迫があった」としたキム・ギドク監督は「これを機に、そのような脅迫から逃れられる新しい映画作業を考える時が来たと思う」と伝えた。最後に彼は「『殺されたミンジュ』は不正や汚職も成功すれば能力になる国になってしまった悲惨なお金の世の中で、皆が自分自身を診断してみるために作った映画」とし「それでも多少は希望的に思っていたが、やっとの思いで確保した映画館がガラガラになっているのを見ながら、大きな絶望感と共に出演者たちにも本当に申し訳なく、これからどこに行くべきか分からない。観客数10万人を達成するまで2時版権を販売しないとの宣言を覆すことにお詫び申し上げ、私の映画に対する不信の根を痛く省み、反省する」と伝えた。「殺されたミンジュ」は女子高生が残酷に殺害された後、容疑者7人にテロを試みる7人の影のストーリーを盛り込んだ。マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョンなどが出演した。

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  • 「殺されたミンジュ」イ・イギョン“キム・ギドク監督は怖い人ではなかった…天才という修飾語に納得”

    「殺されたミンジュ」イ・イギョン“キム・ギドク監督は怖い人ではなかった…天才という修飾語に納得”

    俳優イ・イギョンがキム・ギドク監督とタッグを組んだ。キム・ギドク監督の20作目の映画「殺されたミンジュ」に出演したイ・イギョンは、なぜキム・ギドク監督が彼に注目したのか納得がいく俳優だ。新人らしからぬ演技力と俳優としての底力、それに実力を裏付ける情熱まで兼ね備えている。そのためか、2012年にイソン・ヒイル監督の映画「白夜」でデビューしたイ・イギョンは、デビューからわずか3年目でその実力が認められ、人々の記憶に残る代表作を残し、キム・ギドクという巨匠から声をかけられた。イ・イギョンは、「『殺されたミンジュ』は経験したことのなかった現場だったので得たものも多かった。キム・ギドク監督がおっしゃった通り、常に時間に追われた状況で撮影していた。そんな状況だったので本能的にする演技がほとんどだった。新人としての瞬発力を得て、それを育むことのできる現場だった」と語り、「監督のディレクションの中には明確な一つの要点があるので、それを逃さないようにした。僕がリラックスして現場で遊べるように環境を整えてくれて、遊ぶことのできる良い現場だった」と回想した。さらに、「キム・ギドク監督について知りたいと思っていた。神秘的な感じがした。でも冗談もよく言うし、俳優だけでなく、現場にいる人たち一人一人にまで気を配ってくださった。監督は怖い人だと思っていたのに、全くそんなことはなかった。冗談を言っていてもその中にちゃんと要旨があり、冗談の中にぱっと入り込んでくる何かがある。天才という修飾語はむやみにつくものではないのだなと思った」と語った。とは言っても、キム・ギドク監督だけに俳優としての自分を任せていたわけではない。彼の話によると、森全体を見る人は監督で、その中にある木などを見る役割が自分だったという。そのため自分が理解できない部分があれば、キム・ギドク監督に聞いて意見を求めることも躊躇わなかった。複合的な感情を感じさせるマ・ドンソクに頬を殴られるシーンも、イ・イギョンの提案によって撮影されたシーンだった。現場で躊躇わずに俳優として自分の実力を発揮する彼に、キム・ギドク監督が「イ・イギョンは役者として自分が何をすべきか、直感的に正確に分かっている俳優」と絶賛したほどである。しかし、イ・イギョンは自身について「作品を選択する運が良かった」と評価した。また、本人の表現を借りれば、「イケメンではない容姿」と「監督によって違うように見られる印象」のおかげで良い機会を得られたのだという。このようにイ・イギョンは、「小さな役はあっても、小さな俳優ではない」と話し、年輪と経験が積み重なって俳優としてさらに開花するであろう自身の30代、40代に期待する姿を見せた。また、「映画『哀しき獣』のハ・ジョンウ先輩のように、本能に翻弄される演技をしてみたい」という希望も明かした。 最後にイ・イギョンは、「今回の映画には監督が伝えたい小さな事がたくさんあり、映画祭も手放して自分のカラーも少し押さえた。ワンシーンを逃すと次のシーンがよく理解できない部分もある。監督の意図や意味をしっかり持ち帰ったり、また何か別の刺激を受けて帰りたい方にお勧めしたい映画だ。私たちは映画を一度ご覧になってもらい、その帰りに監督が伝えたかった意味を持ち帰ってもらいたいと思っている。面白くて笑えるブロックバスター映画も多いけれど、監督の意図を確実に知って、その意味を持ち帰ってもらいたい」という願いを語った。キム・ギドク監督の「殺されたミンジュ」は、殺人容疑者7人とテロ団体クリムジャ(影)の対決を描いた映画で、マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジヘ、キム・ジュンギ、チョ・ジェリョンなどが出演した。女子高生が残忍に殺害された後に発生したストーリーを描いており、上下関係による人間群像の矛盾を見せることでこの映画の中で「私は誰なのか?」と質問を投げかける作品だ。韓国で22日に公開された。

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  • 「殺されたミンジュ」マ・ドンソク“キム・ギドク監督が好きな理由?簡単には説明できません”

    「殺されたミンジュ」マ・ドンソク“キム・ギドク監督が好きな理由?簡単には説明できません”

    1人8役の影のリーダーマ・ドンソク「アドリブ無しで100%セリフ通りです」謎の死を遂げた女子高生オ・ミンジュを殺害した犯人を追う影たち。映画「殺されたミンジュ」の設定はシンプルだ。名を明かさない影たちが容疑者を一人一人捕まえている中、彼らのリーダー(マ・ドンソク)もまた、別の暴力の狂気に囚われ、影たちを困惑させる。俳優マ・ドンソクは今回の作品で8種類の服を着替えた。これまで連続殺人犯、コミカルな元ヤクザなど、ユニークで強烈なキャラクターを演じて知名度を上げてきた彼だが、「殺されたミンジュ」では8つの職業を演じた。それぞれの容疑者を捕まえる度に影の集団は空挺部隊、ヤクザ、警察特殊部隊、米特殊部隊、保安司令部、国家情報院、清掃作業員などに変装した。本当の権力を捕まえるための偽装権力の登場である。8つの職業を演じるとなると混乱しそうであるが、マ・ドンソクは黙々とキム・ギドク監督が考えるキャラクターを全身で受け入れた。「今回の映画は自分の考えるレベルで役を規定せず、なるべく開けておこうと努めました。キム・ギドク監督は役に合っていなかったり関係のないセリフを入れたりするので、それが(状況と)合わないと思う時もよくありました。僕は普段から『セリフを変えましょう』とアイディアを積極的に出す方ですが、今回はとりあえず一度演じてみようと心がけました。それでこそ監督の映画になるからです。だから『殺されたミンジュ』はアドリブ無しで100%セリフ通りです」キム・ギドク監督が好きな理由?「簡単には説明できません」これに先立ち、マ・ドンソクは記者懇談会で「『殺されたミンジュ』に出演した理由は、キム・ギドク監督の映画だったから」と明かした。偶然試写会場で会ったマ・ドンソクに「休んでいるのなら次の作品に出演しないか?」と直接彼に提案したというキム・ギドク監督。マ・ドンソクはそんな監督の話をする時、「僕は監督のファンだ」と強調する。「群盗:民乱の時代」「尚衣院(仮題)」などの撮影や、これから撮影しなければならない作品が立て込んでいる中で「殺されたミンジュ」への出演を快諾した理由は、彼を尊敬する気持ちが強かったためだ。「監督のことが好きな理由は?と聞かれても、何とも表現しようがありません。自分の彼女のことが好きな理由について『手が綺麗だから』『腕が長いから』とだけ答えることはできませんよね。1人の人間のことが好きなのと同じように、監督のユニークな感じが好きです。映画的な文法も独特で、本当に芸術家としての姿を持っていると思います」だからと言って、映画で演じる役について全く考えないわけではない。キャラクターとシナリオがマ・ドンソクの心を動かす一つの鍵でもあるからだ。マ・ドンソクは「作品のジャンルや規模よりも、シナリオに惹かれる何かがあれば深く考えず、すぐ出演を決める」と話し「今回の影のリーダーも心にしっくり来る何かを感じた」と強調した。「影のリーダーは私たちの視点から見ると一種の革命家であり、テロリストでもあります。権力の無分別な暴力を罰するために、彼もまた歪んだ方法で容疑者に暴力を振るうからです。『殺されたミンジュ』に登場する全ての人物は、加害者でもありますが被害者でもあります。日常で抑圧された部分を暴力で解消する影たちも同じです。ある意味ファンタジーのような人物設定ですが、心に響きました。シナリオに隠された意味もたくさんあったので勉強になる作品でした」キャラクターに込められた意味は深かったが、実際の撮影はわずか10日で終わった。展開が速かったことから、俳優たちは感情の流れや演技のトーンを乱されるリスクも甘んじて受け入れるしかなかった。マ・ドンソクもまた、キム・ギドク監督との仕事を「100メートル走を走る感じ」と表現した。「実際に監督の作品に置いて、演技のトーンを語ることはできないと思います。まず、監督の作品に登場する言葉が日常会話とは違うからです。特に、今回の作品は影たちが作品の中で複数の職業を演じるじゃないですか。容疑者に暴力を振るいながら怒鳴りますが、観客にはまた別の表現を見せる必要がありました。僕は今まで現実的なパターンの演技を好んでいましたが、今回はそれに合わせて演じなければなりませんでした。演技に見えないように演じながら、影のリーダーが持つ悲しみや怒りも伝えることを念頭に置いて撮影しました」「俳優である前に映画人、バラエティへの出演はまだ考えていない」休む暇もなく持続的に観客の前に姿を見せる俳優マ・ドンソク。しかし、テレビでは中々彼の姿を見ることが出来ない。たくさんの俳優たちが映画の公開にあたりバラエティ番組に登場するが、マ・ドンソクだけは例外だった。マ・ドンソクは「出演しても、特に話すことがない」とさらっと言った。商業映画でも、低予算や独立映画でも区別せず、作品さえ良ければ出演するマ・ドンソクは、それだけ映画に対する情熱が大きい。アメリカで体育及びトレーニングを勉強しながら格闘技選手たちのトレーナーとして活動し、2002年に韓国に来てからは映画だけに集中した。マ・ドンソクは「俳優として仕事を始めましたが、映画そのものが目的でした」と明かした。「以前、SBS『ジャングルの法則』から出演オファーを受けたことがありました。でも僕にとっては映画の仕事自体がジャングルです。仕事をする中でストレスを受けたりもしますが、捨てるものは捨てて行かなければなりません。映画に携わっている方ならお分かりになると思いますが、本当に何一つ簡単なことがありません。一つのシーンを撮る時も、たくさんの人の努力が必要です。人は僕に映画を続ける原動力について尋ねますが、好きだからしているのです。あえて理由を言うのであれば、家族のためかもしれませんし、他の人が何かを大切に思うことと同じように、僕も映画を大切にしながら仕事をしています。ますますシナリオが面白くなり、良い作品が出てくるので、僕も切実に出演したいと思います。企画もやってみたいですし、もっと面白い作品にも挑戦したいです」

    oh!my star
  • 【PHOTO】SISTAR ダソム&シン・ジス&ホン・イジュ「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“真似したくなるブラック&ホワイトルック”

    【PHOTO】SISTAR ダソム&シン・ジス&ホン・イジュ「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“真似したくなるブラック&ホワイトルック”

    ガールズグループSISTARのダソム、女優シン・ジス、ホン・イジュが21日午後、ソウル江南(カンナム)区三星洞(サムソンドン)MEGABOX COEXで開かれた映画「殺されたミンジュ」(監督:キム・ギドク)のVIP試写会に出席した。マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョンなどが出演した映画「殺されたミンジュ」は、女子高生殺人事件の容疑者7人と彼らにテロを敢行する影7人の物語を描いた映画で、本日(22日)韓国で公開される。

    TVレポート
  • 【PHOTO】BEAST ヨン・ジュンヒョン「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“ポイントは赤いキャップ”

    【PHOTO】BEAST ヨン・ジュンヒョン「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“ポイントは赤いキャップ”

    グループBEASTのメンバーヨン・ジュンヒョンが21日午後、ソウル江南(カンナム)区三星洞(サムソンドン)MEGABOX COEXで開かれた映画「殺されたミンジュ」(監督:キム・ギドク)のVIP試写会に出席し、ポーズを取っている。マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョンなどが出演した映画「殺されたミンジュ」は、女子高生殺人事件の容疑者7人と彼らにテロを敢行する影7人の物語を描いた映画で、本日(22日)韓国で公開される。

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  • 【PHOTO】ノ・ミヌ 「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“柔らかな眼差し”

    【PHOTO】ノ・ミヌ 「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“柔らかな眼差し”

    俳優ノ・ミヌが21日午後、ソウル江南(カンナム)区三星洞(サムソンドン)MEGABOX COEXで開かれた映画「殺されたミンジュ」(監督:キム・ギドク)のVIP試写会に出席し、ポーズを取っている。マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョンなどが出演した映画「殺されたミンジュ」は、女子高生殺人事件の容疑者7人と彼らにテロを敢行する影7人の物語を描いた映画で、本日(22日)韓国で公開される。

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  • 【PHOTO】キム・ギドク監督&マ・ドンソク&アン・ジヘら「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“本日(22日)公開”

    【PHOTO】キム・ギドク監督&マ・ドンソク&アン・ジヘら「殺されたミンジュ」VIP試写会に出席“本日(22日)公開”

    キム・ギドク監督、出演俳優のマ・ドンソク、アン・ジヘらが21日午後、ソウル三星洞(サムソンドン) MEGABOX COEX店で開かれた映画「殺されたミンジュ」のVIP試写会に出席した。キム・ギドク監督の20作目の映画「殺されたミンジュ」は殺人容疑者7人とクリムジャ(影)7人の対決を描いている。ある女子高生が残酷に殺害されてから繰り広げられる物語で、上下関係による人間群像の矛盾を見せることで同映画の中で「私は誰なのか?」という質問を投げかける作品だ。本日(22日)韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 「殺されたミンジュ」キム・ギドク監督“韓国で今を生きるということは…”

    「殺されたミンジュ」キム・ギドク監督“韓国で今を生きるということは…”

    キム・ギドク監督が所信のある発言をした。本日(12日)午前、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「殺されたミンジュ」(監督:キム・ギドク)のマスコミ試写会に制作、脚本、演出を務めたキム・ギドク監督と出演俳優マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テオ、アン・ジヘ、チョ・ジェリョンが出席した。この日キム・ギドク監督は「故ノ・ムヒョン元大統領に捧げる告白であり、自白の映画だ」とし、映画の紹介をして注目を集めた。以後より詳しく説明して欲しいとの要請に「具体的に付け加えることはない」と話したキム・ギドク監督は記者懇談会の終了後、心の奥の話を打ち明けた。キム・ギドク監督は「韓国で今を生きるということは食あたりになった感じだと思う。ある事件を例える必要もなく、衝撃を与える社会だと思う。その中で『私は誰なのか』『どんな役割を果たして生きていくのか』という自問自答が先だ。故ノ・ムヒョン元大統領に捧げる告白であり、自白だといった理由がそれだ」と説明した。続いて「映画を通じて質問を投げかける時期になったと思った。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に進出した韓国映画がないという記事も見たが、『殺されたミンジュ』は映画祭とは関係なく作りたかった映画だ。映画祭がこの映画を理解するには限界があると思った。僕は映画祭の進出への欲はあまりなかった。他の監督に映画祭に進出してもらいたかったけど、結局進出作がなくて残念に思っているようだ」と付け加えた。映画「殺されたミンジュ」はキム・ギドク監督の20番目の作品で、殺人容疑者7人と影7人の対決を描いている。ある女子高生が残酷に殺害されてから繰り広げられる物語で、上下関係による人間群像の矛盾を見せることで同映画の中で「私は誰なのか?」という質問を投げかける。22日に韓国で公開される。

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  • 【PHOTO】キム・ギドク監督&マ・ドンソクら「殺されたミンジュ」マスコミ試写会に出席

    【PHOTO】キム・ギドク監督&マ・ドンソクら「殺されたミンジュ」マスコミ試写会に出席

    テオ、チョ・ドンイン、キム・ギドク監督、マ・ドンソク、キム・ヨンミン、アン・ジヘ、チョ・ジェリョンらが本日(12日)午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「殺されたミンジュ」のマスコミ試写会に出席してフォトタイムを行っている。

    マイデイリー