折れた矢
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「ネバーエンディングストーリー」福岡アジア映画祭でグランプリ受賞
オム・テウン、チョン・リョウォン主演の映画「ネバーエンディングストーリー」(チョン・ヨンジュ監督、アイランドピクチャーズ制作)が、福岡アジア映画祭で最高の栄誉を手にした。「ネバーエンディングストーリー」は、先月6日から15日まで福岡県で開催された「2012 福岡アジア映画祭」で最優秀作品賞であるグランプリを受賞した。福岡アジア映画祭は、「アジアにあるが、日本には無い新しいものを共有しよう」という目的で、1987年に映画運動の主役である今村昌平監督によって基盤が作られ、招待作の選定から上映にいたるまでを市民ボランティアの人々によって企画・運営される日本の代表的な映画祭のひとつだ。主に、将来有望な新人映画監督や作品を発掘してアジア映画の動向を見守ると同時に、映画交流の手助けになるという評価を得て、映画界の大衆的な道を切り開く国際的権威のある映画祭として位置づけられてきた。今年は韓国内で300万人の観客数を突破し、長期興行作である映画「折れた矢」が開幕作として選定された。また、1994年から導入されたコンペティション部門には、台湾の林育賢監督の作品「ジャンプ!アシン」と、ソン・イェジンとイ・ミンギ主演のファン・イノ監督作品「恋は命がけ」、そしてキム・ミョンミン主演のキム・ダルジュン監督作品「ペースメーカー」などの作品が、公式に招待されて上映された。
2012年上半期の韓国映画、観客&興行成績で歴代最高を記録
2012年上半期の韓国映画が、観客動員数と興行成績で歴代最高を記録した。3日、映画振興委員会が発表した「2012年上半期の韓国映画産業」によると、2012年上半期に劇場を訪れた観客数は8279万人で、昨年上半期の観客数6842人に比べて21%も上昇したという。特に韓国映画の観客動員数だけを比較してみても、2012年はこれまで韓国映画の観客動員数がもっとも多かった2006年以上に、韓国映画を見た観客が多いことが分かる。成長率の持続的な低下傾向が見られた2000年代の劇場の観客動員数上昇率は、今年上半期に去年の同じ期間に比べて21%の上昇をみせた。このように大幅の成長を見せたことには、2月~3月のオフシーズンを正面突破し、良い興行記録を見せた韓国映画の力が大きかった。上半期の映画全体に占める韓国映画の占有率は、53.4%に上った。今年第1四半期の60.8%に比べるとやや減少したが、昨年上半期の48.0%と比較すれば、50%を超えたことは明るい兆しである。映画振興委員会は、30~40代の観客層と、上半期の映画市場の拡大を主導した韓国映画のおかげで観客動員数と売り上げが増えたと見ている。なぜなら、「悪いやつら」(2位)、「僕の妻のすべて」(3位)、「建築学概論」(4位)、「ダンシング・クィーン」(5位)、「折れた矢」(6位)、「火車」(9位)、「後宮:王の妾」(10位)など、上半期のヒット映画トップ10に入った韓国映画がすべて30代~40代の観客層を狙った映画であるためだ。また、ハリウッド映画「アベンジャーズ」が上半期の最高興行作として選ばれたが、7本の韓国映画が興行成績でトップ10にランクインしたことから、韓国映画が映画産業の成長に大きく貢献したといえる。
2012年、韓国映画 vs ハリウッド映画の戦いはまだまだ続く
2011年下半期にトム・クルーズが出演した映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」が大ヒットし、韓国映画「マイウェイ 12,000キロの真実」と「パーフェクト・ゲーム」など、期待されていた作品が大ヒットに失敗した一方、2012年頭からは韓国映画が大ヒットを続けた。しかしハリウッド映画「アベンジャーズ」の勢いは凄まじかった。韓国映画の大ヒットは、旧正月の連休に公開された映画「ダンシング・クィーン」と「折れた矢」から始まった。ファン・ジョンミンとオム・ジョンファが主演を務めた映画「ダンシング・クィーン」は、主婦たちの熱い支持を受け、一気に興行成績1位となった。配給会社のCJエンターテインメントは、昨年観客700万人以上を動員した映画「サニー 永遠の仲間たち」の成績を上回ると期待していたが、期待以下の観客400万人を動員した。ありふれたストーリーだったにも関わらず、多くの観客に面白さと感動を与えた作品だった。映画「折れた矢」は、予想を見事にひっくり返した映画である。メディア配給試写会の当時、高く評価された作品だったが、大手配給会社と組めなかったため、この映画は失敗してしまうとの意見が多かった。しかし、公開されて興行成績1位を記録し、観客341万人を動員した。石弓事件をモチーフにした映画「折れた矢」は、これまで大ヒットしてきた映画とは程遠い内容の作品だったが、国民的俳優アン・ソンギと助演俳優の好演と安定したストーリー展開、実話を映画化しただけに緊張感溢れるストーリーで観客から高く評価され始めた。ついに映画は大ヒットし、司法府に非難が集中した。そのおかげで忘れられていた石弓テロ事件は再び世間の注目を集めた。さらに13年ぶりに復帰したチョン・ジヨン監督への関心も高まった。チョン・ジヨン監督は、民主統合党常任顧問だった故キム・グンテを題材にした映画「野蛮な時代」の撮影を最近終えた。「野蛮な時代」も実話を元にした映画である。「折れた矢」が大ヒットした後、映画「悪いやつら」が大ヒットに続いた。チェ・ミンシクとハ・ジョンウの出演だけで期待を集めたこの作品は、R指定映画のブームにさらに火を付けた映画でもある。ハ・ジョンウはこの作品で、誰からも認められる30代の人気俳優となり、「サラインネ(生きていたんだな)」という釜山(プサン)訛りのセリフも流行させた。さらにキム・ソンギュンとクァク・ドウォンなど、名助演俳優は「犯罪の戦争」で存在感を放つことができた。釜山を背景に政治界、司法府そして暴力団の癒着を描いたこの映画は468万人の観客を魅了した。映画「アベンジャーズ」に次ぐ2012年上半期の興行成績2位となった。「折れた矢」の大ヒット後、キム・ミニの好演が話題となった映画「火車」(観客242万人動員)が破竹の勢いで動員を続けた。その後、映画「建築学概論」はまさに大ブレイク作となった。観客410万人を動員し、韓国恋愛映画史上で最大の観客を動員したこの映画は、初恋ブームを巻き起こした。70年代に大学に通っていた観客は、大学時代の思い出をもう一度思い出し、街中には展覧会の「記憶の習作」が流れた。ヒロインのソヨンの子役を演じたスジ(miss A)は、映画「建築学概論」で特に30代の男性の熱い支持を受け初恋の象徴となった。また、ナプトゥクというコミカルなキャラクターを見事に演じたチョ・ジョンソクも一躍スターとなった。映画「建築学概論」の後は、ハリウッド映画「アベンジャーズ」である。長期間海外映画が興行成績のトップを維持することになった「アベンジャーズ」の勢いは凄まじかった。観客705万人を動員し、2012年上半期の最高記録を打ち立て大ヒットとなった。「アベンジャーズ」の次にランクインしたのは再び韓国映画である。ロマンチックコメディ「僕の妻のすべて」は、観客の口コミで1ヶ月以上人気を維持し、6月末である現在も興行成績上位3位にランクインしている。現在、累積観客数421万人である映画「僕の妻のすべて」は、映画「アベンジャーズ」と「悪いやつら」に次ぎ、2012年に公開された大ヒット作ランキング3位となった。このように2012年上半期の韓国映画界は、韓国映画が凄まじい勢いを見せた。それにも関わらず、ハリウッド映画「アベンジャーズ」は依然として強かった。上半期にはまだ多くの映画が公開を控えているため、7月も韓国映画と海外映画との競争は激しいと見られる。6月28日には「アメイジング・スパイダーマン」が公開された。続いて7月5日にキム・ミョンミンが主演を務めたパニック映画「ヨンガシ 変種増殖」が、19日には「ダークナイト ライジング」が公開され、日には「10人の泥棒たち」が公開される。7月も韓国映画は大ヒットを続けられるのか、それとも「アベンジャーズ」を超える海外作品と競争することになるのか。韓国映画業界に対して高い関心が集まっている。
2012年上半期公開映画“勝手に”授賞式
2012年も、早いもので上半期の最後の月となりました。今年はいつにも増して公開された映画が多かったのですが、ここで過去6ヶ月間に公開された映画のうち、話題作を振り返る企画を設けました。名付けて「2012年上半期公開映画勝手に授賞式」。この授賞式はスピーディーです。候補作なしにすぐ受賞作を発表します。それでは、授賞式を始めます。(受賞作は2012年1~6月の間、劇場で公開し、6月6日現在までに公開された、または公開中の映画を基準にしました)「2012年上半期公開映画勝手に授賞式」◆主演女優賞今年、女優たちの活躍は実に目覚しいものでした。数多くの女優たちが素敵な演技を披露しましたが、悩んだ末、そのうち2人の受賞者に絞りました。受賞者は以下の通りです。イム・スジョン「僕の妻のすべて」キム・ゴウン「ウンギョ」2人の女優には共通点があります。前作よりも発展的に変化した点です。イム・スジョンは、もはや神秘的な魅力を持つ少女のような女優ではありません。「僕の妻のすべて」で確実に成長した彼女の魅力は、誰が見ても分かるようになりました。潜在していたもう一つのキャラクターを引き出したのです。キム・ゴウンも今年の新人女優の中で、断然目立つ女優です。「建築学概論」のナプトゥクことチョ・ジョンソクとともに映画のキャスティング優先順位が1位だという噂もあります。それもそのはず、初の長編映画デビュー作の「ウンギョ」で観客たちは口を揃えて、彼女はウンギョそのものだったと褒めました。年齢も経歴も多くない彼女が、容易ではない感情的な演技をこなしたことに惜しまぬ拍手を送りたいと思います。彼女の前作の短編「ヨンア」も話題を集めましたが、彼女も前作より成長した演技を見せたと言わざるを得ません。◆監督賞映画は監督の芸術と言います。今年は、新人監督と前作の成功によって注目された監督の作品がたくさん公開されましたが、前作の名声に及ばず、観客たちをがっかりさせた作品を出した中堅監督もいました。しかし、前作を凌駕する新作を出し、さらに注目を集めた監督がいます。受賞者は次のとおりです。チョン・ジヨン「折れた矢」チョン・ジェウン「語る建築家」ジャン=ピエール・ジュネ「ミックマック」まずは、チョン・ジヨン監督です。今年で65歳。「南部軍」「ホワイト・バッジ」「ハリウッド・キッズの生涯」などで1990年代韓国映画界の人気監督だった彼は、1998年「カ」以降、演出をしませんでした。そして約14年ぶりに復帰した彼の作品は、裁判官に石弓を打った教授の実話を描いた映画「折れた矢」でした。この映画のしっかりとした脚本と演出は、実話の話題性と相まって、観客から大きな反響を得ました。アン・ソンギとムン・ソングンの演技も、非の打ち所がありませんでした。韓国映画ではあまり成功例の多くない裁判映画スタイルを無理なく追求し、この映画の興行により、実際の石弓事件も論争を巻き起こしました。何より、長いブランクの末に出した演出作が成功したことは嬉しいことです。彼の成功は、他の中堅監督の復帰にも追い風になるものと見られます。続いて、「語る建築家」のチョン・ジェウン監督です。チョン監督は「子猫をお願い」という作品で映画界に波乱を巻き起こしました。2001年「子猫をお願い」は、同じ年に公開したクァク・キョンテクの「友へ チング」とともに同じ映画を何度も見るという1つのトレンドをリードしました。その後、人権を題材としたオムニバス映画「もし、あなたなら~6つの視線」(2003年)と、キム・ガンウ主演の「台風太陽~君がいた夏~」(2005年)を演出した後は、しばらく新作の知らせがありませんでした。そして7年ぶりに出した作品が「語る建築家」です。「語る建築家」は、ある建築家の人生を通して、人のための建築とは何かを語るドキュメンタリー映画です。チョン・ジェウン監督がドキュメンタリー映画で戻ってきたのが新鮮でもあり、何よりこの映画を見ると、主人公の建築家を慕うようになり、彼の哲学と人生に感動する映画だというのが観客の主な反応です。公開後、上映館も少なく、広報も幅広く行われていなかったにもかかわらず、長期間静かに興行している作品でもあります。最後に、この賞の唯一の外国人受賞者「ミックマック」(フランスでは2009年公開)のジャン=ピエール・ジュネ監督です。ジュネ監督は、前作の「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」「アメリ」で世界中にたくさんのファンがいます。前作の評価が高かったこともあり、久しぶりの新作でがっかりさせられたらという不安もありましたが、蓋を開けてみれば、それは杞憂でした。「デリカテッセン」の奇怪な人々は正義感があって愛らしい人々に姿を変えました。また、「ロスト・チルドレン」「アメリ」の可愛らしさ日常を楽しくする想像力童話のような暖かさなどのキーワードを盛り込んでいます。俳優たちの好演とともに、政治的にも弱者同士で力を合わせて強者を打ち破るという正しいメッセージを愉快・爽快・痛快に描きました。彼のこのような驚きの復帰に、監督賞を与えざるを得ません。◆作品賞通常の授賞式では、作品賞を一番最後に発表しますが、思い切って真ん中で発表します。「建築学概論」そうです。今年上半期最高の興行作は、やはり「建築学概論」でした。この映画に対してはあまりにもたくさんの話題があったので、詳しくは省略させていただきます。興行からみても、観客や評論家の反応からみても、最高の話題作であると言わざるを得ません。一言だけ付け加えますと、この映画にハン・ガインの父とオム・テウンの母がいなかったら、ナプトゥクがどんなに面白くても、ここまで良い反応は得られなかったでしょう。なぜかというと、私たち観客は、みんな両親思いで親孝行な人だからです。本当です。◆ネットユーザー人気賞最近公開する映画は、ネットユーザーの間で口コミがあります。面白い映画は大絶賛しますが、面白くない映画は容赦なく非難するのがネットユーザーの特性です。その中でも今年上半期の映画のうち、特に注目を集めた映画がありました。それでは受賞作を発表します。「最強のふたり」この映画が「ネットユーザー人気賞」を受賞した理由は簡単です。上映されている間、ネットユーザーから大好評を博したためです。私は今までこのような賞賛一辺倒の評価を見た記憶がありません。この映画を非難するネットユーザーを一人も見たことがないといえば、嘘になるでしょうか。しかし、それくらいこの映画に対するネットユーザーの愛情は熱いものでした。おそらくこの映画がここまで人気を得たのは、映画のアイデア自体が暖かかったためでしょう。お金持ちで体が不自由なお年寄りと、貧乏だけど体が健康な若者が、友情を分かち合うという設定で、この社会に置かれている様々な階層の対立や断絶感を払拭する感じを受けます。そんな設定でありながらなぜか愉快で、無理に面白さや感動を与えようとしなかった点がネットユーザーから支持を得た理由でした。それでは最後に残り3部門の授賞作品を発表します。◆興行賞「アベンジャーズ」◆脚本賞「悪いやつら」◆余韻賞「ウンギョ」興行賞は、今年上半期最大の観客動員数を記録した「アベンジャーズ」です。脚本賞は「悪いやつら」となりました。興行成功の理由は、俳優たちの好演のおかげですが、それは自信から出たものです。シナリオが読みやすく面白かったので、俳優たちがシナリオを見て自信を持てたのではないかと思います。実際にシナリオを読んでみたら、最初からすらすらと物語に入り込むことができました。「生きてるな」というセリフを始めとして、簡潔なセリフも面白いものでした。一方、この授賞式でもう一つ重要な部門の1つが「余韻賞」です。余韻賞は、見た後、一番長く余韻が残る映画に与える賞ですが、主演女優賞ぐらい受賞作を決め難かったのです。結局、歳を取っていくことへの深い省察のある映画「ウンギョ」に決まりました。「ウンギョ」で多くの観客が歳を取るにつれて感じる寂しさに共感し、まだ若い自身の姿に感謝の気持ちを感じるようになったという話も聞きました。とにかく、観客動員数やセンセーショナルなマーケティングへの賛否両論とは関係なく、長く記憶に残る秀作です。また、小説の原作をうまく映画に移した良い例にもなりました。(このような賞賛は原作のパク・ボムシン作家がSNSを通して話しています)そうです。褒めること。この授賞式は褒めるために企画されたものです。褒めると気分が良くなりますから。残りの2012年も褒め合う時間になればと思います。これからもたくさんの映画が公開されますが、一本ずつ見て、良い映画は惜しまなく褒めてあげましょう。以上で「2012年上半期公開映画勝手に授賞式」を終わります。
「折れた矢」福岡アジア映画祭開幕作に選定“大賞狙う”
今年1月に公開され、350万観客を動員した映画「折れた矢」(監督:チョン・ジヨン、制作:アウラピクチャーズ)が日本で開催される福岡アジア映画祭の開幕作に選ばれた。映画祭は7月6日から15日まで開かれ「折れた矢」は長編部門の開幕作に選定され、13日の午後、明治安田生命ホールで上映される。また、主演俳優のアン・ソンギがゲストとして参加する予定だ。福岡アジア映画祭は1987年今村昌平監督によって創設された映画祭。日本の代表的な国際映画祭のひとつで、日本で一度も上映されたことのないアジア各国の作品を商業映画と芸術映画の区分なく、紹介してきた。そしてコンペティション部門は1994年以降、導入された。映画祭は6日から8日まで短編映画とドキュメンタリーを、13日から15日まで長編映画を上映する。福岡アジア映画祭でこれまで大賞を受賞した韓国映画としては「ハロー!?ゴースト」「甘い嘘」があり、今年は「折れた矢」ならびに「恋は命がけ」「ペースメーカー」「ネバーエンディングストーリー」などの韓国映画が公式招待された。今年1月に公開され350万人の観客を動員し、話題となった「折れた矢」は2012年第48回百想芸術対象映画部門作品賞を受賞した。
映画「折れた矢」346万人を動員し上映終了
映画「折れた矢」が、観客動員数346万6,199人を記録し、上映を終了した。配給会社NEWによると、20日の時点で「折れた矢」が上映されている劇場は1ヶ所のみで、事実上劇場上映が終了している状態だという。1月18日の旧正月連休に公開された「折れた矢」は、約250スクリーンという比較的少ない上映館数で封切られた。「ダンシング・クィーン」「ペースメーカー」「ネバーエンディングストーリー」など、旧正月連休の話題作と立ち向かった。以降、予想を裏切り公開8日目にして100万人を突破、公開2週目にして興行成績第1位、公開4週目にして300万人を突破した。2007年の石弓テロ事件をモチーフにした映画「折れた矢」は、司法府という巨大勢力に一撃を与える物語。そのため、連日メディアの政治・社会面を熱くし、社会的な話題となった。2011年に公開された「トガニ 幼き瞳の告発」とともに社会問題について提起した映画としての機能とその役割への多様なテーマを作り出した。テンポ良く迫力のある映画的な面白さで、作品の完成度が高く評価されている「折れた矢」は、60代中盤とは思えない切り口で迫るチョン・ジヨン監督の鋭い問題意識と演出力により、アン・ソンギの存在感を再確認させた作品となった。また、5億ウォン(約3700万円)という低予算で制作された小規模映画の商業的な成功の可能性を証明する成果を成し遂げた。劇場上映を終了した「折れた矢」は、29日からIPTVとオンライン有料映画ダウンロードなどのサービスを開始する予定。
「折れた矢」「凍える牙」…韓国映画の独走はいつまで?
旧正月連休に公開された「ダンシング・クィーン」と「折れた矢」を皮切りに「悪いやつら」「凍える牙」まで韓国映画の独走が一ヶ月以上続いている。20日午前、映画振興委員会である映画館入場券統合ネットワークによれば、18日の週末の興行成績1位はソン・ガンホ&イ・ナヨン主演の「凍える牙」、2位はチェ・ミンシク&ハ・ジョンウ主演の「悪いやつら」3位はファン・ジョンミン&オム・ジョンファ主演の「ダンシング・クィーン」が占めた。4位と5位はそれぞれ「ソール―ヴァルハラの伝説」と「サグレー」で、アイスランドの3Dアニメーションとハリウッドのアクション映画が占めているが、韓国映画「折れた矢」と「チョムバキ:韓半島の恐竜」が6位と7位にランクインしている。10位の「パパ」まで加えれば、興行成績トップ10に入った韓国映画は全6作品。その中の3作品(「ダンシング・クィーン」「折れた矢」「悪いやつら」)は300万人以上の観客を動員したロングヒット作という点も興味深い。韓国映画の強勢は旧正月連休から始まった。正月連休に公開された「ダンシング・クィーン」と「折れた矢」は今も興行成績上位を占め、上々といえる観客を動員している。その後公開された「悪いやつら」は青少年観覧不可という条件にもかかわらず、約2週間1位を守り、300万人以上の観客を動員した。そして16日公開された「凍える牙」がその勢いを引き受け、観客を集めている。その他に、2月末にはハ・ジョンウ&コン・ヒョジン主演の映画「ラブフィクション」が公開を控えており、3月には恋愛映画「建築学概論」、歴史映画「GABI / ガビ-国境の愛-」、ミステリー映画「火車」など、様々なジャンルの韓国映画が公開される予定で、韓国映画の独走がいつまで続くかが注目されている。
ダークホースとなった映画「折れた矢」人々の心を掴んだ3つの秘訣
「なんで片付けにこんな時間かかるんだ?」今月21日、ソウル広津区(クァンジング)ロッテシネマ建大入口のスクリーン4の前で「折れた矢」のチケットを手にした30代の男性観客が、閉じたドアに向かって吐き出した。隣では「ねえ、これが石弓らしいよ」という20代女性の声も聞こえる。中年の観客が多いだろうという予想は外れ、この日満席となった「折れた矢」の映画館には20代の観客が70%超えた。アーリーアダプター、SNSがヒットを呼ぶ問題作「折れた矢」(監督:チョン・ジヨン、制作:アウラピクチャーズ)が正月連休に公開される映画のうち、ダークホースとして浮上し、映画界が再び揺れている。「昨年の『神弓 KAMIYUMI』に続き、今度は『(折れた)矢』か」という冗談交じりの話や「最近、映画がヒットする基準がまったく分からなくなった」という嘆きすら出ている。「JSA」「その時、その人々」など敏感な政治ネタの映画を数本製作してきたミョンフィルムのマーケティングノウハウと、憎らしいほどヒット作に対する勘が鋭い配給会社NEWの高い戦略が今回も功を奏したという評価もある。今月18日に公開された「折れた矢」は、23日の一日だけで19万4367人(映画振興委員会集計)を動員し、累積観客数67万2207人を記録した。1位の「ダンシング・クィーン」と比べても引けをとらない数字だ。損益分岐点(50万人)をはるかに越え、このままの勢いで行けば100万人に届くのも時間の問題だ。昨年10月、釜山国際映画祭で初めて公開されたときも、これほどのブームは誰も予想することができなかった。「折れた矢」はどのようにして、人々の心を掴んだのだろうか。「折れた矢」は、それらしい嘘よりも、信じがたい実際の事件に関心を持つ20~30代の観客をすぐとりこにした。誰もが終わった事件だと思っていた成均館(ソンギュングァン)大学教授の裁判長テロ事件。しかし、事件記録はねつ造され、裁判所が結託して司法の権威に挑戦した大学教授を懲戒した。「折れた矢」はその告発に注目した。急いで映画を見たアーリーアダプターのSNSも「折れた矢」のヒットの起爆剤としての役割を果たした。特に、権威主義と腐敗した既得権を告発する映画とSNSは火と油のように、燃え上がる傾向がある。昨年秋、光州(クァンジュ)のある障がい児特殊学校で起きた人面獣心な犯罪を描いた「トガニ 幼き瞳の告発」もそうだった。「私たちはこの事件を、世に知らせようとしている」という「トガニ 幼き瞳の告発」のキャッチコピーと「この男の憤りに注目せよ」という「折れた矢」のキャッチコピーには悲壮さと背筋が寒くなるようなオーラを上手く表現したという共通点がある。裁判所をあざ笑う、骨のある笑い「折れた矢」がシリアスな内容だけで埋め尽くされていれば、これほど多くの人に口コミで広がらなかったかもしれない。しかし、映画は賢く、ところどころに笑いを用意して観客を待ち受けた。大部分の司法を嘲弄し、世の中を批判する骨のある笑いだった。パク弁護士(パク・ウォンサン)が専門家である自分を信じてほしいというと、キム教授(アン・ソンギ)が呆れたような表情で「韓国に専門家なんてどこにいますか? 詐欺師以外に」と話したり、裁判中、裁判長に「話を切らないでください」と話す部分も笑いが起きた。家でカッピング(背中などに真空状態になったカップをつけて吸引し、滞った血液やリンパ液の流れをスムーズにさせる東洋医学療法)をしていたパク弁護士が妻から浮気を疑われると、カッピングをベランダーの外に放り投げた。下で悲鳴が上がり「早く電気消して。証拠隠滅!」と叫ぶシーンでも爆笑が起きた。「折れた矢」はこのように、法廷映画の最大の弱点ともいえる退屈さを絶妙に避ける。ベテラン監督の貫禄が輝く瞬間だ。アン・ソンギの演技は言うまでもなく、パク・ウォンサンやキム・ジホの演技も平均以上だった。もっとも圧倒的だったのは裁判長役を演じたイ・ギョンヨンとムン・ソングンだった。イ・ギョンヨンは温厚かつ権威的な裁判長を演じ、キム教授と鋭くにらみ合って緊張感を高めた。極めて保守的に描かれたムン・ソングンも被告と弁護士が主張する証人申請やワイシャツの血痕鑑定申請をすべて棄却し、冷たく神経質な裁判長の姿を完璧に演じた。2人は主人公と対立する敵役の演技がどれほど大事で、劇を生かすかを示す教科書のような名演技を披露し、映画の雰囲気を盛り上げた。彼らの演技力のおかげで、「イ裁判長、正直言って、裁判したくないんでしょ?」「なんで話をそらすんですか」「検事、裁判長を職務遺棄で告発します」と挑発的に発言するキム教授の台詞が胸に刺さったのだ。味方だと思ったマスコミがいつの間にかこっそり逃げ出す様子や、キム教授が刑務所で性的な暴行を受けるという信じがたいシーンも、リアリティを生かし観客の共感を引き出した。「折れた矢」は劇中の台詞のように、「純真なダビデと野蛮なゴリアテの戦い」を冷静な視線で告発し、観客をキム教授の味方にした。
“犯罪・矢・ダンシング・クイーン”口コミで広がるその人気
大ヒットの鍵はミドルエイジにあり昨年公開の映画「サニー 永遠の仲間たち」は一大革命を起こした。動員100万人を越えればいいという評価を受けていたが、実際は737万5110人の観客を動員し、大成功をおさめた。「サニー 永遠の仲間たち」がこれだけの興行成績を残すことができたのは、中壮年層(ミドルエイジ)の観客のおかげだった。80年代の学生時代を舞台に、観客たちの哀愁を刺激したこの映画は、出演俳優たちを一躍スターダムに押し上げただけではなく、興行的な成功までも手に入れた。このような興行公式は2012年にも続いている。中壮年層の感性を刺激する「悪いやつら」「折れた矢」「ダンシング・クィーン」がチケット販売の1位~3位を占めており、ロングランを予感させている。「悪いやつら」、ミドルエイジの回想録「悪いやつら」(ユン・ジョンビン監督)の主演チェ・ミンシクは、先月19日に開かれたマスコミ試写会で、チェ・イキョン役について「昔見たことがあるおじさんの姿のような気もするし、よく考えたら自分の父の姿のような気もする。そして自分の兄の姿のような気もする」と明かした。彼の言葉どおり「悪いやつら」は、80~90年代の釜山(プサン)の姿をそっくり再現している。「悪いやつら」の舞台となった90年代、劇中の人物たちはそのサブタイトル通り悪い奴らの道を歩み、その時代の父親たちが家族を食べさせるために一生懸命になっている姿が映し出される。チェ・ミンシクの姿を見た中壮年層は、当時の時代的背景と彼の姿に共感するとともにカタルシス(開放)を感じ、20~30代は自分の父を思い出して切ない気持ちになる。生き残っていくために、仕方なくその道を選ばなければならなかった人々を見て、胸の奥底から切なさが込み上げてこないはずがなかった。映画を見た多くの観客たちは、製作側が何も仕掛けずとも、自らが広告塔となり口コミを広げた。その結果、若者だけではなく中壮年層を映画館に呼び込み、チケット販売1位という組織の栄光を成し遂げた。「折れた矢」、ミドルエイジの関心を刺激「折れた矢」(チョン・ジヨン監督)は昨年の興行に加え、社会的に大きな関心や反響を呼んだ告発映画「トガニ 幼き瞳の告発」と同じ道筋をたどっている。事実をベースにしたノンフィクション映画という点は、公開前から話題になり、社会問題にまで発展し、再び映画への関心を誘った。この映画は、2007年にキム・ミョンホ前教授が自分の事件を担当した判事に弓を撃った「石弓事件」をモチーフにしている。「石弓事件」とはキム教授が自分の教授地位の確認訴訟に敗訴し、控訴審までも棄却され、公定な裁判を要求して矢で脅した事件だ。この事件をそのまま再現した「折れた矢」は、特に中壮年層の男性の注目を集めた。女性をターゲットにしたラブストーリーでもなく、若者たちの好きなハリウッド映画のような大作でもない。社会問題を取り上げている凄まじい法廷ストーリーが、多くの観客の関心をそそった。中壮年層からの絶大な人気を誇るアン・ソンギが主人公として熱演している点はもちろん、原則主義者に扮する彼の気難しく徹底した演技を見ることができたという二つの要因が新鮮な魅力として作用し、興行成績を後押しした。「ダンシング・クィーン」、ミドルエイジの夢のギフトセット「ダンシング・クィーン」(イ・ソクフン監督)は、特に中壮年層の共感を呼ぶ作品だ。中壮年層の夢探しを題材にした設定は、同世代である彼らの心をときめかせるのに十分である。この映画には見たい、なりたい人物たちがすべて登場する。劇中のファン・ジョンミンは貧乏な人権派の弁護士で、市長選に出馬した後、心から市民たちのためを思う政治家としての姿を見せ、観客たちから愛された。このような政治家は常にたくさんの人たちが見たいと思う人物でもある。オム・ジョンファは映画の冒頭に、エアロビクスの講師として働きながら家事までこなす、どこにでもいる主婦として登場する。しかしその立場に留まるのではなく、自分の夢を追いかけ、華麗なダンシング・クイーンに変身していく。普通の主婦が自分の夢を叶えていく姿は、中壮年層の女性たちに「私も1度くらいはオム・ジョンファのように夢に向かって走っていきたい」と、希望を抱かせた。何より、夫婦役で出演しているファン・ジョンミンとオム・ジュンファの回想シーンでは、中壮年層の共感をさらなるものにした。ジーンズにGジャンを合わせたファン・ジョンミンのスタイルや、ビビットカラーのレギンスを履いたオム・ジョンファのレトロなファッションは、彼らの思い出を刺激した。また、1990年代のクラブを盛り上げたロンドン・ボーイズの「Harlem Desire」は、タイムマシンに乗ってその時代に戻ったかのように錯覚させた。そのような要素が、思い出に浸り、再び夢を見る中壮年層の心を掴み、今年の公開作の中で初めて200万人突破という記録を打ち立てたのだ。
「折れた矢」興行的成功を収めた、意義のある他の理由?
映画「折れた矢」は公開前から尋常ではなかった。マスコミ試写会当時、「隠れた大作映画だった」という評価が蔓延していたからだ。素材の敏感な部分はともかく、それなりに面白いからだ。しかし、制作費5億ウォンという低予算の映画だったため、配給に困難が予想されたのと、正月の連休を迎える前に公開を控えていた「折れた矢」の興行は楽観的に考えるのは厳しかった。しかし、観客の口コミのおかげで今回ヒットとなった。当初200ヵ所の映画館で公開された「折れた矢」は公開されてすぐに損益分岐点である50万人の観客を突破し、400ヶ所を超える映画館で公開されることになった。公開8日目で100万人突破、9日目でボックスオフィス1位を逆転、そして14日目の31日に200万人の観客動員を控えている。「折れた矢」の興行は映画関係者の大多数が予想したというよりは、指折り数えて願ったことであった。実話をベースにし、公開以後に関連事件が再び点火されるという点で、マスコミはこの映画を第二の「トガニ 幼き瞳の告発」として呼んでいるが、多数の映画評論家たちにとって「折れた矢」は問題の監督であるチョン・ジヨン監督の13年振りの復帰作であるためである。彼は1990年代のハリウッド直売に反対し劇場に危険をばら撒いた人だ。60代のチョン・ジヨン監督は90年代の韓国映画を代表する名監督であった。「折れた矢」からも分かるように、彼は社会的な問題、特に既得権と非既得権との葛藤に関心が高い。映画の前半に流れ出るかのごとく社会的メッセージを投げかけたが、キャラクターも逃さなかった。強大国の欲で起こったベトナム戦争を背景に、弱小国の青年が経験した精神的混乱を収めた「白い戦争」を見ても分かることだ。そんな彼が13年振りにメガホンを取り、またその作品が興行を収めたことは映画界に暗示している部分が大きい。来月の2日に公開を控えている「悪いやつら」のユン・ジョンビン監督は自身の作品と「折れた矢」がすぐに競争するという点は少しも気にしていないと語った。「韓国で実力のある先輩監督たちがずっと活動して頂ければと思います。今、映画はとても若い監督たちが中心だが、実力ある先輩監督たちが中心となり、そこから中堅は中堅の、新人は新人のルールをこなさなければ成長することができないと思います。『折れた矢』の場合、最近企画映画ばかりが大量生産される市場となった映画界で先輩監督が何か一つ大きいものを見せることができたと誇りに思っているところです。また何よりも、良い作品がうまくいって私たちの映画界が豊かになっていくことを願っています。『折れた矢』のような映画がうまくいけば映画を主導する大手投資配給会社が映画の興行は公式通りだけではだめだという認識を持つようになるだろうし、いい作品を観客と分かち合えることにもう一度気づくことになるでしょう」
「折れた矢」実存するキム・ミョンホ教授は今…
映画「折れた矢」の勢いは旧正月連休以降も続いている。そんな中、実存の人物である主人公のキム・ミョンホ教授についての関心が高まっている。「折れた矢」は2007年に成均館大の数学科キム・ミョンホ助教授が教授の職位確認訴訟で敗訴し、控訴審まで棄却され、当の判事を尋ね石弓で脅した事件を題材にした。当時、キム教授は判事を石弓で打った疑いで4年の懲役を受け、2011年1月に出所した。映画はキム・ミョンホ教授と事件の弁護を担当したパク・フン弁護士の視点から描かれた。劇中キム・ミョンホ教授は頑固な原理原則主義者であると同時に、論理的な人物として描かれている。証拠を捏造しようとする裁判官に向かって、法を根拠に手も足も出させない人物でもある。実在のキム・ミョンホ教授は4年の懲役を受け出所し、現在は関連の事件について書籍を執筆中であると知られている。映画の演出を担当するチョン・ジヨン監督はキム教授の近況について、「刑務所で経験したことと、この事件についてを詳細に執筆しているところで、すぐにでも出版される予定だ」と伝えた。また、チョン・ジヨン監督は映画の撮影当時にも、取材のためにキム教授と会い、撮影後にもお酒を飲んだと明かし、「映画の中でも面白く描いたが、実際に会っても面白い人だ。特に酒に酔うと、さらに芸術家みたいになる」と彼の実際の性格を説明した。そんな「折れた矢」は旧正月連休の間、豪華な競争作を破り興行成績2位をキープしている。25日には公開8日で100万人の観客動員突破に成功した。多少危うい実話を題材にした映画という点で第2のトガニというあだ名までつけられた。署名運動が起こり、関連法が制定された「トガニ 幼き瞳の告発」ほど爆発的な反応ではないが、「折れた矢」に対する観客の反応が、権力層に対しての激怒という点は同じだ。またこの映画は公開後、フィクションかノンフィクションかをめぐり、時事評論家のチン・ジュングォンと実際映画の中の事件を担当したパク弁護士の間で、Twitter上で口論が起きるなど、ごたごたしている。
映画「折れた矢」、「ダンシング・クィーン」を抜いてボックスオフィス1位“凄まじい勢い”
18日に公開されたアン・ソンギ主演の映画「折れた矢」(監督:チョン・ジヨン、制作:AURA PICTURES)がわずか9日で「ダンシング・クィーン」を追い抜いてトップとなった。27日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によると、「折れた矢」は26日のたった1日だけで11万3,339人の観客を動員し、ボックスオフィス1位となった。累積観客数は115万5,071人である。同映画は、5年前に韓国社会を大きく揺さぶった石弓テロ事件を背景に、登場人物とエピソードを映画に合わせて再創造した作品である。被疑者キム・ギョンホ(アン・ソンギ)教授と彼の弁護士パク・ジュン(パク・ウォンサン)が不合理な社会に立ち向かう姿を描いた。ファン・ジョンミン、オム・ジョンファ主演の映画「ダンシング・クィーン」(監督 イ・ソクフン、製作 JK FILM)は10万9,353人の観客を動員して2位となった。累積観客数は150万1,677人。アニメーションの「長靴をはいた猫」は3万8,534人を動員し、3位となった。 26日に公開された韓国の3Dアニメーション「チョムバキ(斑入り):韓半島の恐竜」(監督 ハン・サンホ)は3万5,098人を動員して4位、ドウェイン・ジョンスン、マイケル・ケイン主演の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」(原題:Journey 2:The Mysterious Island)(監督ブラッド・ペイトン)は3万3,801人を動員して5位となった。 続いて「ミッション・インポッシブル:ゴーストプロトコル」「ペースメーカー」「ネバーエンディングストーリー」「私たちは動物園を買った」「ミレニアム1:女を憎悪する男たち」の順だった。