岩瀬亮
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岩瀬亮「韓国映画は対象を自国民に限定していない…もっと色々な国の人と映画を撮りたい」
日本人俳優・岩瀬亮が、昨年の夏に映画「ひと夏のファンタジア」を通じて忠武路(チュンムロ:韓国の映画界)に上陸し、韓国進出と同時に韓国の観客を魅了した。今年も同様に夏のロマンスムービーを引っさげて韓国のファンたちのもとを訪れた。「最悪の一日」を通じて、もう一度韓国映画界にファンタジアをプレゼントする予定だ。「昨年『ひと夏のファンタジア』のプロモーションのために韓国に滞在している時、チャン・ゴンジェ監督からキム・ジョングァン監督を紹介されました。その時『最悪の一日』のシナリオを初めていただき、非常に楽しく読みました。前向きに出演を考えていましたが、その後キム監督が直接日本までいらっしゃって、正式に出演依頼をして下さいました。当時、キム監督と話を交わし、誠実で信頼できる方だという印象を受けて、快く出演を決めました」「最悪の一日」はウニ(ハン・イェリ)が一日で3人の男たちと出会うことから繰り広げられる物語を描いたロマンスムービーだ。ウニは最初に出会ったリョウヘイ(岩瀬亮)、今付き合っているヒョノ(クォン・ユル)、以前付き合っていたウンチョル(イ・ヒジュン)まで、彼らと出会って最悪の状況に陥ってしまう。穏やかだが感性を刺激する作品で、「第38回モスクワ国際映画祭」で国際批評家連盟賞を受賞する快挙を収めた。「私は日本人の小説家リョウヘイの役を引き受けました。性格が良さそうに見える設定なのに、表と裏が別の人間に感じられます。韓国で本が一冊発売された、人気のない小説家です。私も過去に映画の舞台挨拶に出席した時、ファンがあまり集まらない経験をしたことがあって、共感を抱きながら演じました(笑) 映画が思っていたよりも観客の方々に見やすく作られたようです。色々な所に笑いのポイントがあって、私も非常に楽しく鑑賞しました」岩瀬亮は劇中ハン・イェリを最悪の状況に追い込むクォン・ユルやイ・ヒジュンとは違い、その日初めて会った外部の人間として、ときめく旅行ロマンスを期待させる。拙い英語力を総動員してコミュニケーションを続けさせる様子から、どこか初々しいカップルを連想させた。また純朴な実際の姿と高いシンクロ率を誇り、ハン・イェリの辛い一日を少しだけだが癒やしてくれる。映画は美男美女が総動員した単純な恋愛物のように見えるが、常に嘘をついているウニの姿を通じて、人間関係について新たに考えさせる。必死に並べた嘘が人と人との間の一つのコミュニケーション手段として映し出される。「私は劇中のウニのように、嘘は誰でも皆ついているのではないかと考えます。相手によって違う嘘をつくので、本当の自分の姿がどういうものかよく分からないほどです。ですが、私は個人的に嘘をあまりつけない方です(笑) 顔にすぐ出るので、よくバレてしまいます。もし誰かがウニのように私に嘘をつくならば、私はそれを見破ることはできないでしょう。あるいは私が感づいても、その相手にどんな思いを持っているかによって、対応が変わるようです」岩瀬亮の言う通り「最悪の一日」でウニの本当の姿を予測するのは難しい。3人の男性との関係ごとに性格を変えるためだ。岩瀬亮はこれを観覧ポイントとして挙げた。「人は誰かを傷つけたいと思って傷つけたり、わざわざ嘘をつきたくてついたりするわけではないのに、やむを得ずそのような状況に直面することになると思います。このような点で、映画の中のそれぞれのキャラクターが熱心に、必死に生きているという感じを受けることができるでしょう。ここで自分と似た人を探したり、共通点を探して見れば、すごく共感できるのではないかと思います」たとえ、大きな役でなくても「最悪の一日」に対する愛情だけは格別だった。自身が演じた役どころだけでなく、キャラクター一つ一つの魅力にどっぷりハマっていた様子だった。物静かな声で他の役にも意欲を見せ、笑いを誘った。「正直、残りの2人の男性キャラクターであるヒョノ(クォン・ユル)とウンチョル(イ・ヒジュン)もとても魅力的です。可能ならば、私が全員演じたかったくらいです。もしくは、私がウニの役を演じて、彼らと息を合わせても良かったと思います。ですが、もしウニになってこの3人の男から1人を選ばなければならないとしたら、3人ともイヤです(笑)」岩瀬亮は今月10日、4泊5日の訪韓スケジュールを消化した後、日本に戻った。しかし、18日に予定になかったマスコミ試写会にサプライズ登場し、驚きを誘った。彼は日本での仕事を前日の夜までに終わらせ、急いで韓国行きの飛行機に乗ったという。「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェ監督との縁で、偶然のきっかけで韓国映画界に進出したが、自らハードスケジュールに乗り出すほど、韓国での活動に熱意を尽くした。「韓国映画は対象を自国民だけに限定して作っていないようです。色々な国の人々の共感を引き出す力を持っているというのが非常に魅力的でした。二作目の韓国映画でしたが、改めて私はあえて日本だけで演技しなければならないのか、という思いが頭に浮かびました」彼は今後も日本を越えて韓国など幅広い作品で歩んでいくことを予告した。遠からず彼が夢見るイ・チャンドン、ポン・ジュノ、ホン・サンス監督の作品に出演する日を見られることを期待してみたい。「今、もっと色々な国の人と映画を撮りたいという思いがあります。同時に視野を広げ、経験も積みたいです。目標にした憧れの監督たちと必ずご一緒できるように、さらに努力しなければならないようです」今年、韓国では「最悪の一日」を披露し、当分は日本での活動に専念する計画だ。岩瀬亮は日本で10月1日から始まる「星回帰線」の舞台に立つ予定であり、映画「一週間フレンズ。」など多数の作品の公開も控えている。「今までは日本でも韓国でも、主に善良な役ばかり演じてきました。これからは誰が見ても手放しに悪い、ヤクザのようなキャラクターに挑戦してみたいです。一つの役どころにしばられないで、出演する作品一つ一つに生きているキャラクターを演じる俳優として観客の皆さんに記憶していただけたら嬉しいです」
ハン・イェリ&岩瀬亮&クォン・ユル出演、映画「最悪の一日」3人の男性から愛されるヒロインに“注目”(総合)
女優ハン・イェリが3人の男性から同時に愛されるヒロインに扮した。独特なキャラクターと感性的ながらも静的な演出を披露したキム・ジョングァン監督の演出が出会い、興味深いラブストーリーに仕上がった。キム・ジョングァン監督は18日、ソウル龍山(ヨンサン) 区CGV龍山店で開催された映画「最悪の一日」のマスコミ配給試写会及び記者懇談会で、ハン・イェリをヒロインにキャスティングした理由について「(ヒロインのウニは) 関係によって性格が変わる。明るいメージを持つ女優がやると、キャラクターが一次元的に見える。ハン・イェリは個人的に考えて、穏やかな口調と落ち着いた雰囲気があるので、そのような印象の女優が演技をすると、キャラクターが深みが出て面白いんじゃないかと思った」と説明した。「最悪の一日」は今日初めて出会った男、今付き合っている男、そして以前付き合っていた男まで、1日に3人の男に会ったウニの1日を描く作品だ。女優ハン・イェリが主人公のウニ役を担当し、岩瀬亮が今日初めて出会った男のリョウヘイ、クォン・ユルが今付き合っている彼氏ヒョノ、イ・ヒジュンが元彼氏であるウンチョル役を担当した。映画の興味深い部分は、それぞれ異なる3人の男のキャラクターと、彼らの前で微妙に態度が変わるウニの姿だ。イ・ヒジュンは、別れた後もウニに付きまとう結婚した男ウンチョルのキャラクターに対して「(この役を) 本当にやりたかった。しかし、僕が事務所に話したらダメだと言われた。その時、映画を2本撮影していた。しかし、3日だけ時間を作れば、撮影に参加できると思った。何としてでも3日間、時間を作ろうと思い、最終的に3日間の時間を作って参加することになった。おそらく恋愛映画史上稀代の悪役だと思う。本当に男が考えても格好悪い」と表現して笑いを誘った。また、有名俳優でありウニの現在の彼氏ヒョノ役で登場するクォン・ユルは、自身のキャラクターについて「薄っぺらな、手に負えない紙1枚の魅力だ」と説明した。また、韓国を訪問した日本の作家役を担当した岩瀬亮は、「最初にシナリオを読んだ時、すべてのキャラクターが魅力的で、どのキャラクターを担当しても楽しそうだったので参加した。他の2人の男とポジションが異なるので、やりがいを感じた」とし、自身の配役への愛情を表した。やはり映画の最も重要な部分を担当した人物はハン・イェリだった。彼女は「シナリオを読んだ時、ウニが魅力的だったし、嘘という題材を持って、複雑に入り組んだ事件を作るのが面白かった。また、3人の男の中で変化するウニの姿も面白かった。私がやると、楽しくとぼけた人物になると監督に言われたが、映画を観て、あえて私を選択した理由が分かった」と話した。また、JTBC「青春時代」の中のキャラクターとは正反対のキャラクターを演じたことについて「差が大きい。ウニはとぼけていて、魅力が多い人だ。ジンミョンも魅力が多いけれど、現実の圧迫を大きく感じる人なのでウニとは違う部分が多い」と話した。「最悪の一日」は、韓国で25日公開される。
【PHOTO】岩瀬亮からハン・イェリまで、映画「最悪の一日」制作発表会に出席
18日午後、ソウル龍山(ヨンサン) 区漢江路(ハンガンロ) CGV龍山で開催された映画「最悪の一日」(監督:キム・ジョングァン)の制作発表会に岩瀬亮、ハン・イェリ、クォン・ユル、イ・ヒジュンが出席した。 ひとりの女と3人の男が繰り広げる晩夏の1日間の物語を盛り込んだ作品「最悪の一日」は、韓国で25日に公開される予定だ。
「最悪の一日」岩瀬亮、共演のハン・イェリの演技に“吸い込まれていく感じだった”
岩瀬亮がハン・イェリの演技を賞賛した。岩瀬亮は18日ソウル龍山(ヨンサン) 区CGV龍山店で開催された映画「最悪の一日」(監督:キム・ジョングァン) のマスコミ向け配給試写会及び記者懇談会に出席した。彼は記憶に残るシーンについて「一緒に演技したシーンではないけれど、ハン・イェリさん一人で台詞を言うシーンがあった。吸引力があって吸い込まれていく感じだった。鳥肌が立つ現場だった」と賞賛し、視線を引きつけた。
「最悪の一日」クォン・ユル&イ・ヒジュン&岩瀬亮、キャラクター予告編を公開(動画あり)
映画「最悪の一日」(監督:キム・ジョングァン、制作:インディストーリー、配給:CGVアートハウス)がキャラクター予告編を通じて、主人公ウニ(ハン・イェリ) が一日間で出会った三人の男の正体を公開した。「最悪の一日」のキャラクター予告編は「Late Summer in 西村(ソチョン)」「Last Summer in 南山(ナムサン)」というコメントと共に、西村と南山の叙情的な風景たちの公開で始まる。夏の空気を盛り込んだ空間が与える爽やかな瞬間たちに続き、ウニの三人の男たちが順次に登場する。まずウニの最初の男であり、元彼氏であるウンチョル(イ・ヒジュン) は「僕たちが一緒に家で過ごした時間が多いから、ベッドを見るのも、トイレに行くのも気になったんです」という意味深長なコメントで、ウニとウンチョルの関係に対する好奇心を刺激する。そしてウニの二番目の男であり、現在の彼氏ヒョノ(クォン・ユル) は「嘘ばかり言ってるから僕が君のことを信じられないんだ」というセリフと共に、何か正体を隠そうとするようなサングラスをかけた姿で登場、ウニとヒョノの関係はもちろん、ヒョノというキャラクターに対する好奇心をくすぐる。最後にウニの三番目の男であり、今日初めて出会った男リョウヘイ(岩瀬亮) が、ツタに覆われた壁の前でウニに道を問う姿で登場する。「エクスキューズミー」と話しかけてくる知らない男の柔らかい声は、俳優の岩瀬亮ならではの穏やかな魅力と共に目と耳を捉える。ひとりの女と三人の男が繰り広げる晩夏の一日間の物語を盛り込んだ作品「最悪の一日」は、韓国で25日に公開される予定だ。
岩瀬亮&ハン・イェリ、真夏のヒットの奇跡を起こすか…映画「最悪の一日」8月25日公開
日本の俳優岩瀬亮が2年連続で韓国の夏の劇場街を訪れる。昨年夏に公開され、全国50館以下の上映館で約3万6000人の観客を動員したチャン・ゴンジェ監督の「ひと夏のファンタジア」は叙情的な映像とキム・セビョク、岩瀬亮など俳優たちの特別な魅力で観客を魅了した作品だ。 「ひと夏のファンタジア」で五條市で柿を栽培する青年ユウスケを演じた岩瀬亮は、特有の温和なルックスが与える穏やかな魅力と落ち着きのある温かい音声が与える信頼感で韓国の観客にも大きく愛された。今年はキム・ジョングァン監督の映画「最悪の一日」で戻ってくる。「最悪の一日」は最善を尽くしたが最悪の状況に陥ってしまったヒロインのウニと彼女を巡る3人の男たちの1日間の物語を描いた映画。岩瀬亮はウニがその日初めて会ったリョウヘイを演じた。韓国の読者に会いにきた小説家であるリョウヘイはウニの一日、その始まりと終わりを一緒にする人物で、日常で出会う魔法のような瞬間を与えるシークレットなキャラクターでもある。岩瀬亮をリョウヘイ役にキャスティングしたキム・ジョングァン監督は「『ひと夏のファンタジア』公開日程のため、来韓している岩瀬亮に会った。彼に会った瞬間恋に落ちた。温和な品性が表れる顔と眼差しがよかった」と俳優岩瀬亮に対する深い好感を伝えた。「最悪の一日」は韓国で8月25日に公開される。
6/25日本公開の映画「ひと夏のファンタジア」岩瀬亮が体現した“リアル”とは
※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。2015年6月11日に韓国で公開され、少ないスクリーン数にもかかわらず、3万6000人の観客を動員したインディーズ映画「ひと夏のファンタジア」(監督:チャン・ゴンジェ、制作:NPO法人なら国際映画祭実行委員会・MOCUSHURA) が6月25日に日本で公開される。現在韓国・サンサンマダンシネマでは、日本公開を記念して「ひと夏のファンタジア」を再上映するほど高い支持を受け、今もなお根強い人気を誇っている作品だ。奈良県五條市を舞台に、韓国からシナリオハンティングにやってきた映画監督のテフンと助手のミジョンが、街を訪ね歩く姿をモノクロで映し出す第一部。そして観光案内所で、偶然知り合った韓国人女性のへジョンと柿農家の青年友助が、街を歩きながら少しずつ心を近づけていく様子をカラーで追うのが第二部だ。チャン・ゴンジェ監督自身が、シナリオハンティングをした経験が色濃く反映されているだけに、作品は五條という街がリアルに切り取られている。それと同時に、タイトルが示す通りのファンタスティックな風合いも備えているという、稀有な映画である。主演の岩瀬亮は、第一部では五條市の観光課職員の武田友助を、第二部では五條市で柿農家を営む武田友助を演じている。その演技は、まさにこの映画の「リアル」を体現している。―真夏の撮影は大変ではなかったですか?岩瀬亮(以下、岩瀬):めちゃめちゃ大変でした。二部でTシャツがびっちょびちょになってますけど、あれ本当の汗ですからね。カラーになった時に、やっとそれが伝わりました。白黒だと涼しげに見えますね、すごく静かな感じというか。でも、本当にすっごく暑かったです。一部と二部の撮影の間に3日間休みがあったので、吉野川の堤防のところで、ほぼ全裸で日焼けをしたんですけど、死ぬかと思いました(笑)。―撮影がどのように行われていたのかをお伺いします。二部はシナリオがなかったそうですが、一部はどうだったんですか?岩瀬:僕はほぼセリフがありました。飲み屋で(キム・) セビョクさんとイム・ヒョングクさんが二人で話すところは、自由にやったみたいです。―では設定もしっかり決まっていたんですね。岩瀬:裏設定のようなことは、結構ちゃんと決まっていました。―では二部は、どのように撮影されたのでしょうか。岩瀬:撮影の前日にプロットを渡されて「明日はこういうシーンを撮ります」とか「こういう内容の会話がされます」という説明をされて、当日は現場に行って1回テストで実際やってみて、いいところは残して、悪いところは改善してみたいなことをやって撮影していきました。その場での話し合いが結構多かったですね。「日本の彼氏はどうですか」というバーのシーンでは、撮影の前に「このシーンをどうするか」ということをずっと話していて、事前のコミュニケーションはすごく多い現場だったなという気はします。―「夢の奴隷」という言葉を入れてください、と言われていたと聞きました。岩瀬:そうそう、すごく難しかった。「夢の奴隷」なんて表現、使わないですよね(笑)。どう入れようかと。とにかく単語が決まっていたのは、すごく覚えてます。―「友助はこういう人」というキャラクター設定は、二部にはなかったんですか?岩瀬:なんとなくはありました。最初の案内所のシーンで、外国の女の子がいて、その人に声をかけるわけじゃないですか。ということは、少なくともそういう時に声をかけられるぐらいの人間(性格) であるという、そのくらいの設定はありました。だけど、事細かなものはなかったです。ただ、アウトサイドの設定は結構ありました。柿農家をやっていてとか。それならということで日焼けして、髪も切りました。―私、最初見た時に「うわ、こういう人いる! 超恥ずかしい」って思ったんですよ。すごくリアルじゃないですか、本人目の前にして言うのもなんですけど。岩瀬:あんな人間じゃないですよ、僕は(笑)。―でも、ああいう人にしか見えないです。岩瀬:ああ、ありがとうございます。二部の友助も、恥ずかしがりながら話している瞬間も絶対あったと思うので、それが伝わってるんだろうなと、僕は今、良い方に解釈しました。そんな危険人物じゃないんだよというのは、できるだけ出そうとしたんですけど。とにかく体目当て、外国人とそういうことしたい、という人ではないんだということは意識したというか、そうはなりたくないなと思ったので。見る人が見たらそう見えるかもしれないですけどね。ただ、日本人は、もしかしたら最後にキスしない方がもっと受け入れたかもしれないですね。―でも逆の立場なら、シチュエーションが韓国で、女の子が日本人だったらキスぐらいしないとねって思うのかもしれないです。岩瀬:でもあれ、そんな嫌な思い出にはならないと思うんですよ。あの後韓国に帰って、自分の仕事が待っていて、いろいろあるだろうけど「本当に最悪だったな」とは思わないんじゃないかな。なんかふと、思い出しちゃうんじゃないかという気がしますけどね。―この作品の後、岩瀬さんは韓国映画「最悪の一日」に出演されました。韓国では夏公開で、主演はハン・イェリさんですが、このタイトルは彼女が最悪な女という意味ですか?岩瀬:監督は「彼女の最悪の1日」という意味合いだって話してました。彼女自体が最悪というよりも。―岩瀬さんはどんな役ですか?岩瀬:日本人の設定で、売れない小説家です。1冊書いた本が韓国語訳されて韓国で発売された出版記念的なことで韓国に訪れるという役なんですけど。どこまで話していいのかな(笑)。―説明を読んだら難しい映画なのかと思ったんですが。全然難しくないですよ、ラブコメです。全州映画祭でお客さんがものすごく笑ってて、意外でした。脚本を読んだ時は、正直そんな笑えるような映画ではないと思ったから(笑)。それこそ、岩井俊二さんとかに影響を受けたような映画なのかなと思っていたので。―クォン・ユルさんと共演されていますね。岩瀬:クォン・ユルさんは少し日本語が話せるんですよね。ただ撮影は同じ日がなかったので、撮影中は1、2回しか会ってなくて。この間、全州でようやくお話しました。彼、すごくイケメンじゃないですか。だけど全然飾っていなくて、割とざっくばらんに個人的なことを話してくれるから、とても好青年という印象です。「なんかいいやつ」でした(笑)。劇中でもすごく格好良い役なんですけど、でもコメディとしてきちんと成立していて、情けない瞬間とかもちゃんと見せられていて。あの格好良さで、そういう演技もできるというのは、すごく素敵な俳優さんだなと思いました。
韓国人女性×日本人男性の特別な恋…映画「ひと夏のファンタジア」6月25日(土)より日本公開が決定!
昨年韓国の夏を盛り上げた映画「ひと夏のファンタジア」が今年は日本の夏を熱く盛り上げる。2015年6月11日、韓国で公開され、少ないスクリーン数にもかかわらず、3万6000人の観客を動員したインディーズ映画「ひと夏のファンタジア」が来月25日に日本で公開される。「ひと夏のファンタジア」は、奈良県五條市で偶然出会った韓国人女性と日本人男性、彼らの神秘的な縁と花火のように広がる心の波動を描いた映画だ。次世代シネアスト(映画人)と呼ばれるチャン・ゴンジェ監督が演出を担当し、カンヌが愛する巨匠の河瀨直美監督が共同プロデュースを務め、公開前から話題を呼んだ本作は洋画の勢いが強かった韓国の多様性映画市場で興行成績1位を記録し、注目を集めた。また海外の映画祭からの招待が相次ぎ、第16回Asiatica Film Medialeで最優秀劇映画賞を受賞し、話題となった。日本では、2014年9月に奈良国際映画祭、2015年9月にぴあフィルムフェスティバル(PFF)、2016年4月には高崎映画祭など、各地の映画祭を通じて紹介された。日本公開の決定後、チャン・ゴンジェ監督は自ら新しいバージョンの予告編を制作し、本編の字幕を監修した。日本では監督版が上映される。ポスターも、韓国とは異なるものとして制作され、日本版と韓国版の違いを比較してみるのも、もう一つの面白さのポイントになりそうだ。日本公開を控えて各界の有名人たちのおすすめコメントも続いている。映画評論家の相田冬二は「時間を蘇らせ、時間を生み出す。『ひと夏のファンタジア』は、天使と出逢う映画である」と高く評価した。音楽家の梁邦彦は「偶然と必然が交差するロマンスを淡いトーンで描いた秀作。奈良五條市の映像美、そして、ひと夏の出会いを演じる岩瀬亮、キム・セビョクの透明な演技から目を離せない」と評価した。また女優ハン・ヒョジュは「夏の音、緑の木、夏の空気、古い教室の匂い、花火、ひと夏の夜に夢のような。久々に静かにときめく感情を感じさせてくれた映画」と絶賛した。日韓合作映画「ひと夏のファンタジア」は6月25日より東京・ユーロスペース、7月2日より大阪・シネ・ヌーヴォで上映される。A MIDSUMMER'S FANTASIA Trailer(JP) from mocushura on Vimeo.
ハン・イェリ&岩瀬亮、映画「最悪の一日」に出演確定…本日(10日)クランクイン
俳優ハン・イェリ、クォン・ユル、岩瀬亮、イ・ヒジュンが映画「最悪の一日」(監督:キム・ジョングァン、制作:インディストーリー)に出演する。ハン・イェリとクォン・ユルが所属しているSaramエンターテインメントの関係者は10日午前、TVレポートの電話取材で「ハン・イェリ、クォン・ユルが本日(10日)『最悪の一日』初の撮影に入った」と明かした。「最悪の一日」は会う男ごとにキャラクターを変える女が半日間3人の男に会いながら繰り広げられる物語を描いた映画だ。短編映画「ポラロイド作動法」、長編「もう少し近く」で繊細な演出力を見せたキム・ジョングァン監督の次期作だ。ハン・イェリはこの映画で、まるで俳優のように会う男ごとにキャラクターを変えながら恋愛する女ウニを演じる。相手役のイケメン小説家リョウヘイ役は「ひと夏のファンタジア」で独立映画の興行ブームを巻き起こした日本俳優岩瀬亮が務める。岩瀬亮は来週訪韓し、10月初めまで撮影する見通しだ。映画「海霧」でハン・イェリと息を合わせたイ・ヒジュンはカフェを運営する離婚男性として特別出演し、クォン・ユルも共演する。「最悪の一日」は韓国で来年公開される。
「ひと夏のファンタジア」岩瀬亮、あの男女は再び出会ったのでしょうか?
刹那が重なって日常となり、再びこの日常が重なって人生になる。人生が美しいのは、こうして重なった瞬間をまた手に入れることが出来ないからではないだろうか。「ひと夏のファンタジア」(監督:チャン・ゴンジェ、制作:モクシュラ・奈良国際映画祭)はまさに人生でたった一度だけの人生のワンページをスクリーンに素朴に描いた魔法のような映画だ。「今年最高の映画」という評壇からの絶賛を受けたこの映画は、観客動員数1万人を突破し、多様性映画ブームを巻き起こしている。映画は、奈良県五條市で偶然出会った韓国人女性と日本人男性、彼らの神秘的な縁と花火のように広がる心の波動を描く。短編映画「夢の中で」(2007年)と長編映画「つむじ風」(2009年)、「眠れない夜」(2012年)で繊細な演出力が認められたチャン・ゴンジェ監督がメガホンを取り、カンヌが愛する巨匠、河瀬直美がプロデューサーとして参加した。「啐啄同時(Stateless Things)」(2011年)、「これが僕たちの最後だ」(2013年)で繊細で強さのある演技を披露したキム・セビョクと「8月の日曜日たち」(2005年)、「毒」(2008年)など独立映画界で重みのある演技力で認められてきたイム・ヒョングク、そして俳優の岩瀬亮がリアルな演技で映画の魔法のような瞬間に力を添えた。映画は1部と2部に分かれる。モノクロで撮影した1部は映画監督テフン(イム・ヒョングク)と助監督ミジョン(キム・セビョク)が五条市の公務員(岩瀬亮)の案内で村のあちらこちらを歩きながら、そこに暮らす人々をインタビューする過程を描いた。実際に五条市の住民たちが出演した。大きな事件などなく、静かに展開されるため退屈になりかねないが、素朴な村の人々の話に自然と耳を傾けるようになる。カメラの前で交わす彼らの会話が白い紙の上のインクのように広がっていく。2部は韓国から一人で旅行に来たヘジョン(キム・セビョク)が、柿を栽培する青年ユウスケ(岩瀬亮)に出会ったことで繰り広げられる妙なロマンスを描いた。特別なシナリオ無しで撮影されたおかげで、見慣れない二人の男女が作り出す空気の振動が余すところなくスクリーンに盛り込まれた。1部と2部で一人二役を演じたキム・セビョクと岩瀬亮は、旅行地で出会った男女のトキメキ、切なさをリアルに表現した。おかげで夏の夜が持つ甘くもほろ苦い香りが、スクリーン越しの観客にそのまま伝わる。1回の撮影で完成されたエンディングのキスシーンは、韓国映画界の歴史に残る最高のキスシーンだ。「ひと夏のファンタジア」で韓国を訪れた岩瀬亮に会い、映画に関する様々な話を交わした。次は映画と同じく素朴で愉快だった岩瀬亮との一問一答。―映画に参加したきっかけは?岩瀬亮:元々チャン・ゴンジェ監督と親交があった。何年前だっただろう。全州(チョンジュ)国際映画祭で初めて会った。全州国際映画祭をきっかけに、チャン・ゴンジェ監督が日本に来るたびにうちで寝泊りした。僕がいなければ一人で留守番するほど仲良くなった(笑)―現場でのコミュニケーションはどのようにしたのか。岩瀬亮:通訳の方がいたが、主に映画で会話した。監督と僕の英語の実力が似ているから。面白いのは、合宿をしているとある程度の重要な韓国語は分かるようになった。例えば「シクロ(うるさい)」「チョヨンイへ(静かにして)!」みたいなもの(笑) 撮影後半になると、監督が韓国語で演技の指示をするのを、僕も分かるようになって。通訳してくれた方が驚いた(笑)―1部はシナリオがあり、2部にはシナリオがなかった。2部で与えられた状況、設定はどれぐらいだったのか。岩瀬亮:こんな風に話して欲しいくらいの設定だけ決まっていた。リハーサルのとき(キム)セビョクさんと一度合わせてから撮影に入った。状況や動線は言葉の通り、流れるがままの感じで撮影した。―台詞は監督が与えた大きな枠の中で俳優同士のアドリブで作ったのか。岩瀬亮:ある程度は。全部ではないが、これだけは必要という台詞だけ与えられた。セビョクさんが少し日本語を話せるが、僕があまり難しい言葉を使ってはならないので、カメラが回る前に少し合わせてみた。―韓国ではホン・サンス監督が当日に台本を渡すことで有名だ。岩瀬亮:ハハハ。そうなのか。チャン・ゴンジェ監督は大きな枠の台詞だけ与えてくれたが、頭の中で構想した絵が確かだった。例えば二人の間隔が広すぎるという風に。それでも俳優たちが積極的に、自由に台詞を作っていく余地があって楽しかった。―2部でユウスケが図々しく、露骨にヘジョンにアプローチする姿に観客は終始笑っていた。岩瀬亮:アハハ。そうだったのか。ユウスケがヘジョンと観光案内所で出会う場面で、干し柿を食べてみてと勧めるじゃないか。そこは元々、映画よりももっと積極的にアプローチした(笑) 監督が「あ、あれ。これは積極的過ぎる」と止めた(笑)―2部でユウスケがヘジョンにフナにまつわる伝説を話すときはみんな爆笑した。誰が見ても嘘なのに、図々しく演じるのが面白くも可愛らしかった。もしかして、あの台詞はアドリブだったのか?岩瀬亮:実は、監督が「ここで面白い冗談を言ってみて」と話したが、急にプレッシャーを感じた。面白いことが何か悩んで、でたらめな話を作って演技をしたが、監督が全然面白くないと「カット!カット!」と叫んだ。結局、監督が書いた台詞通りに読み上げた(笑)―岩瀬亮が即興で作った物語は何だったのか?どれほど面白くないものだったのか?(笑)岩瀬亮:ハハハ。面白くなければというプレッシャーのため、なかなか物語が思い浮かばなかった。そうだな、僕が何を話したのかまったく思い出せないが?(笑)―1部がモノクロだからか、一人二役ということに気付かない観客がかなり多かった。岩瀬亮:ヘアスタイルの違いがかなり大きいだろう。2部ではもう少し日焼けしたのもあるし。―1部と2部でどんな違いを気にして演技をしたのか。外見だけでなく歩き方、座っている姿、話し方まで違うように感じられたが。岩瀬亮:2部はやはり積極的なキャラクターになろうと思った。監督と相談して髪も切って、日焼けもした。―この映画の全体において、最も魔法のような瞬間はやはり2部のキスシーンだと思うが。岩瀬亮:実は、セビョクさんは僕がキスをすることを知らなかった。僕と監督だけが事前に知っていた。監督が撮影に入る前に、スタッフたちに「このシーン、1回しか撮れないからちゃんと撮るんだぞ」と念を押した。―キム・セビョクの反応はどうだったのか。岩瀬亮:僕の前では特別な反応を見せなかったが、撮影が終わって監督にどういうことなのかと聞いたそうだ(笑)―あの時、ヘジョンがユウスケの腕になんと書いたのだろうか。連絡先だけを書いたと思うには、かなり長い間何かを書いていたが。岩瀬亮:あはは。いきなりボールペンのインクが出なかった。セビョクさんも緊張したし、僕も暑くて腕に汗をかいていたので、さらに書けなくなって。セビョクさんが何か書くふりをしただけだ。―キム・セビョクは観客との会話で、同じ質問に皆さんの想像にお任せしますと答えた。岩瀬亮:あ、本当?では僕もそういうことにする(座中爆笑) 先ほどの話は内緒にして欲しい(笑)―キスシーンと共にビールを飲むシーンも印象的だった。男女の間の妙な空気やドキドキ、切なさのようなものがちゃんと表現されていた。もしかして、本当にお酒を飲みながら撮影をしたのか?岩瀬亮:いや、ビールは飲まなかった。口をつけたぐらい?そのシーンでユウスケがヘジョンに「日本人の彼氏はどうですか?」という台詞はアドリブだった(笑)。セビョクさんが非常にリアルな演技をする方で、僕も現場でたくさん刺激を受け、それが映画にそのまま反映されたようだ。セビョクさんが出演した他の映画をまだ見ていないが、元々あんなリアルな演技をする女優なのか?―「啐啄同時」で朝鮮族を演じたが、当時もとても繊細な演技を披露した。岩瀬亮:本当?すごい、すごい!―ビールのシーンで、ヘジョンが(無名)俳優としての悩みを打ち明ける。岩瀬亮も俳優としての悩みがあるのか?岩瀬亮:そうだなないと思うが。―早稲田大学の心理学専攻だ。俳優になった理由は。岩瀬亮:元々監督になりたかった。大学で友達と映画を作るサークルを作ったが、演技をする人がいなかった。周りから「あなたがしなさい!」と言われ、思わず演技をしてみたが、面白かった。それで関心を持つようになり、本当にたくさん努力した。―俳優としての自身の武器は何だと思うのか。岩瀬亮:(長い間悩んだ後)演技をする瞬間、瞬間を大切に思う姿勢ではないだろうか。嘘を演じないように努力する方だ。―監督を目指すようになった映画があるとしたら?岩瀬亮:子どものころからビデオを本当にたくさん見た。スティーヴン・スピルバーグ監督の映画や、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「ターミネーター」シリーズみたいなもの(笑)―人生の映画を選ぶとしたら?岩瀬亮:エミール・クストリッツァ監督の「アンダーグランド」(1995年)。これは毎年1回は必ず見る映画だ。クエンティン・タランティーノ監督が好きで、彼の作品の中で「パルプ・フィクション」(1994年)が一番好きだ。スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」(1986年)も僕の人生の映画の中の一つだ。―好きな韓国映画は?岩瀬亮:ポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」、イ・チャンドン監督の「シークレット・サンシャイン」、イム・サンス監督の「浮気な家族」が好きだが、やはり韓国の映画監督の中で最高はチャン・ゴンジェ!(座中爆笑)―韓国映画を見て感じた日本映画との違いは?岩瀬亮:パワフルでたくましいようだ。日本映画とはかなり異なる強烈な雰囲気がある。―韓国訪問はこれで3回目だ。全州、釜山(プサン)、ソウルとそれぞれ異なる都市を訪れたが、印象も違うと思う。岩瀬亮:全州は小さくてこじんまりとした印象があった。可愛らしいというか。釜山は海が本当に綺麗で、釜山国際映画祭の期間中、一人で海辺をよく歩いた。ソウルはやはり都会という感じだ。東京と似ていると思う。―ヘジョンとユウスケはまた会ったのだろうか。岩瀬亮:会わないほうがもう少し美しいと思うが、観客の想像に任せたい。―キム・セビョクの答えを意識した答えのようだが。岩瀬亮:アハハ。そうだ。―残りの期間中、ソウルでやりたいことがあるとしたら?岩瀬亮:登山!ちょうどセビョクさんとヒョングクさんが北韓山(プッカンサン)を散策しているが、僕も近く行ってみようと思う。
岩瀬亮、映画「ひと夏のファンタジア」のイベントのため韓国へ
日本の俳優・岩瀬亮が韓国を訪問する。「ひと夏のファンタジア」側は9日、「岩瀬亮が12日から21日まで訪韓する。GV(観客との対話)をはじめ、すべてのイベントに参加する予定だ」と伝えた。岩瀬亮は12日、16日~20日に行われるGVに参加し、韓国のファンたちと交流する。「ひと夏のファンタジア」は奈良県五條市で出会った日本人男性と韓国人女性の神秘的な縁と、真夏の花火のように広がる心の波動を描いた作品だ。映画「イエローキッド」(2010)、ドラマ「深夜食堂」シーズン1(2009)などに出演した岩瀬亮が日本人男性ユウスケ役を、映画「Stateless Things」(2011)、「Hard to Say」(2012)などに出演したキム・セビョクが韓国人女性ヘジョン役を演じ、世界が注目している次世代映画人チャン・ゴンジェ監督が演出を担当した。今月11日に韓国で公開される。
奈良県五條市舞台の「ひと夏のファンタジア」韓国版ポスター第2弾&メイン予告編公開
奈良県五條市で出会った韓国人女性と日本人男性、二人の神秘的な縁と真夏の花火のように広がる心の波動を描いた映画「ひと夏のファンタジア」の韓国版ポスター第2弾とメイン予告編が公開された。「ひと夏のファンタジア」は海外の映画祭や評論家から絶賛された作品。「リチャード・リンクレイターの『恋人までの距離』シリーズに匹敵するロマンス」(ロッテルダム国際映画祭)、「あなたの心に長く残る、忘れられない映画」(ヨーテボリ国際映画祭)、「韓国現代映画史に残る傑作の誕生」(トゥイッチフィルム(TwitchFilm))など、好評が続いた。釜山(プサン)国際映画祭のプログラマーナム・ドンチョルは「男女の会話だけで場所と時間を包み込むロマンティックな雰囲気を見事に表現した作品だ」と評価した。今回公開された3種類のポスターは、真夏の爽やかな空気が感じられるイメージを表現した。青く澄んだ空と眩しい日差しの中で一緒に歩くヘジョン(キム・セビョク)とユウスケ(岩瀬亮)の心ときめく瞬間をキャッチした。メイン予告編はクラシカルな趣きのあるモノクロとロマンティックなカラーが調和をなしている。「花火大会やってるから、行かない?」と慎重に自分の気持ちを伝えたユウスケ、そしてそんな彼をじっと見つめながら考え込むヘジョンの姿が、二人の出会いがどのように展開されるのか好奇心を刺激する。心ときめくラブストーリーをプレゼントする「ひと夏のファンタジア」は6月11日に韓国で公開される。