クォン・サンウ&チョ・インソン&カン・ジファン…ドラマで“別人の人生を生きる”男性主人公たち
SBSドラマの男性主人公は皆別人の人生を生きる?
最近SBSで放送されているドラマからは興味深い共通点が一つ見られる。それは、男性主人公の身分が自分の意志によるものであれ、他意によるものであれ、別人に変わったということだ。マーク・トウェインの古典「王子と乞食」から最近人気を得た映画「王になった男」まで、実は別人の人生を生きるという題材は、文化の全般に渡って幅広く使われてきた。それでは、SBSドラマの中の男性主人公はどのような事情でこの題材の主人公になったのだろうか。復讐しようとする男:「野王」のハリュ(クォン・サンウ)

だが、「野王」が重点を置いているのは“別人の人生を生きる”ことよりはチュ・ダヘに対するハリュの復讐であると思われる。14話でハリュは自らチュ・ダヘに自分が誰なのかを明かした。これによりチュ・ダヘは自身に圧力をかけてくるハリュにより気を尖らせることになった。このような装置は変わった身分を明かす過程からくるドラマの緊張感よりは、そこまでしてでもチュ・ダヘに復讐しようとするハリュの切実な気持ちに焦点を合わせていると言える。
もう一つ、「野王」で欠かせないのは様々な支援者の存在だ。最初からハリュの事情を全部知っていたヤン・テクべ(クォン・ヒョンサン)、ホン・アンシム(イ・イルファ)をはじめ、刑務所で知り合ったオム・サムド(ソン・ジル)がハリュを全力で助けている。また、ハリュに恋心を抱くペク・ドギョン(キム・ソンリョン)と死んだチャ・ジェウンの婚約者だったソク・スジョン(コ・ジュニ)までも、彼の復讐を助けると見られる。
生き残ろうとする男:「その冬、風が吹く」のオ・ス(チョ・インソン)
写真=(株)風が吹くこのように幼いときに木の下に捨てられ、保育園で育ったチンピラのオ・スは、大手企業であるPLグループの後継者になった。「朝、目が覚めるから生きる、息をするから生きる」という彼の話のように、オ・スは特別な目的のない生活を送っていた。だが、なぜか人生への愛着だけは強いようだ。そしてその愛着は、彼が身分を変えることになった動因になると同時にオ・ヨン(ソン・ヘギョ)との運命的な愛に導くきっかけになった。
このように「その冬、風が吹く」では変わった身分というモチーフが恋愛ドラマでどういうふうに活用されるのかを見せてくれる。また、オ・スの正体を明かそうとするワン・へジ(ペ・ジョンオク)、イ・ミョンホ(キム・ヨンフン)とオ・スの正体を隠そうとするパク・ジンソン(キム・ボム)とムン・ヒソン(Apinkチョン・ウンジ)の見えない対立は、オ・スとオ・ヨンの恋愛をよりドラマチックにすることに大きな役割を果たしている。通俗的に見える可能性のあるモチーフが「その冬、風が吹く」をより面白くする要素になっている。
まだ分かっていない男:「お金の化身」のイ・チャドン
写真=SBS前述した2本のドラマとは違ってイ・チャドンは自分の意志ではなく、他人の意志で身分が変わる運命に置かれた。そのため彼は“まだ何か分からない男”だ。従って「お金の化身」の第2ラウンドが始まる地点はイ・チャドンが自分が本当は誰なのかに気づく時点と一致する。前の2本のドラマが男性主人公が自身の身分を隠し、これを維持する過程を描いたとしたら「お金の化身」はこれとは逆にイ・チャドンが自身の身分に気づくまでの過程を描くと見られる。
面白いのは、イ・チャドンの身分が変わったことは1度だけではなかったということだ。“明洞不動産財閥の一人息子、イ・ガンソク”という身分は事故で記憶を失ってイ・チャドンとして生きていくことで一度変わった。そして内部監察を避けるためイ・チャドンが使った方法は、チョン・ジフ(チェ・ヨジン)に自分の偽りの家を見せることだった。これは“汚職検事”という正体を隠すため、みすぼらしい偽りの家と豪華マンションを行き来することで“孤児出身の貧しい検事”にもう一度身分を変えたことだと解釈できる。
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- イ・ミナ 写真 : イ・ジョンミン
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