ソン・ジュンギ、映画「ボゴタ」で10代から30代までを熱演!少年らしいという言葉に“気分がいい”

6日午前、ソウル江南(カンナム)区メガボックスCOEXにて、映画「ボゴタ」の制作報告会が行われ、俳優のソン・ジュンギ、イ・ヒジュン、クォン・ヘヒョ、パク・ジファン、チョ・ヒョンチョル、キム・ジョンス、キム・ソンジェ監督が出席した。
同作は国際金融危機の直後、新しい希望を抱いて地球の反対にあるコロンビアのボゴタに向かったグッキ(ソン・ジュンギ)が、韓国社会の実力者スヨン(イ・ヒジュン)、パク兵長(クォン・ヘヒョ)と出会ったことで繰り広げられるストーリーを描く。
この日、キム・ソンジェ監督は同作について「遠くへ行った人々の物語」とし、「ボゴタは僕たちにとって見慣れなく新しい、ソウルから一番遠い都市の一つだ。そこで暮らしている韓国移民の物語が魅力的に感じられた。僕は、あまりにも早く大人になってしまった若者のストーリーだと考える。家が破綻して遠くまで行った少年の、12年間の旅程を込めた。その中で友情と裏切りを描いた」と説明した。
続けて「現代社会の中で非常に多くの人々が、生まれた地域から遠い場所で暮らしていると思う。時間が経ってそこに戻ってみると、すべてが変わっている。時間の流れ、物理的なもの、何かから離れた人々の物語だ。遠い場所へ行ったにもかかわらず、小さい利権争いが起こり、失敗しようが成功しようが、その先には虚しさと胸がいっぱいな気持ちが残る。誰もが共感できる感情だと思った」と付け加えた。


同作を通じて10代から30代までを描いた彼は、「相変わらず少年らしい」という発言に「そんなことに執着する性格ではないけれど、気分がいい。公開されたスチールは約4年前の僕の顔なので、今より若く見えるようだ」と答えた。
そして「コロナ禍の状況でプレッシャーは当たり前に感じたけれど、俳優としてできることに集中した。与えられた力量の中で、観客たちにいい作品を見せたかった。今日、この場で制作報告会の象徴と言えるパク・キョンリム先輩に会うと、ついに観客の皆さんに会えるんだという実感がわいて感無量だ」と伝えた。
イ・ヒジュンは劇中の役柄スヨンについて「エリートで大手企業の駐在員としてボゴタに滞在していたけれど、会社が潰れてブローカーになった人物だ。韓国人商人会で密輸するとき、必ず必要なブローカーとして定着する。僕の心の中のリファレンスは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットだったのに、現場ではスーパーマリオ、あるいはフレディ・マーキュリーと呼ばれていた。グッキのことが好きで彼に好意的な人物だが、僕が何の理由もなくジュンギのことが好きであるように、グッキに理由もなく惹かれたようだ」と説明した。

パク・ジファンはパク兵長の甥チャバギ役を、チョ・ヒョンチョルはスヨンを追いかけグッキに嫉妬する後輩のジェウン役に扮する。キム・ジョンスは国際金融危機以降、韓国社会に失望してボゴタへ移住した、グッキの父親グンテ役を演じる。
最後にキム監督は「一部では5年前に撮影した映画と言及されているが、公の場で修正する必要があると思う」とし、「2019年12月に俳優たちをキャスティングし、2020年から撮影に突入した。4年前から2年半をかけて撮影し、僕が1年半の間、ポストプロダクションを行った。実は悔しかった。5年前に撮影した作品ではなく、先月まで作品を確認しつづけ、寝かしておいたわけではなかった。コロナ禍でしばらく修行する時間はあったけれど、作品にふさわしい表現と呼吸を見つける時間だった。出来上がったばかりの映画をお見せするために準備中なので、楽しみにしていただきたい」と伝えた。
「ボゴタ」は、韓国で今月31日に公開される。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ジウ
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