【REPORT】キム・ゴウン&ノ・サンヒョンが来日!自前の“日本語カンペ”に客席ほっこり(動画あり)

今作は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠し孤独に生きるフンス。正反対の二人が出会い、同居したことから始まる、「自分らしい生き方」を見つける物語だ。
本日行われた舞台挨拶では、上白石萌音がMCとして登壇。「実は皆さまより一足お先に映画を拝見し、いたく感銘を受けた観客の1人です。いろいろなご縁が重なって、今日司会というお役目を仰せつかりました」と同作のファンであることをアピールした。

キム・ゴウンは、「こんにちは。昨年に引き続き、今年も私の映画を皆さんに紹介させていただけて、本当に光栄に思います」と感想を伝え、「貴重な時間を割いて来てくださってありがとうございます。今日は皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と笑顔を見せた。
ノ・サンヒョンはおもむろにスマートフォンを取り出すと、事前にメモしていたであろう内容を読み上げながら「こんばんは。はじめまして。フンス役のノ・サンヒョンです。お会いできて嬉しいです」と日本語で挨拶。会場からは微笑ましい笑い声が上がると共に、改めて大きな拍手が巻き起こった。

MCの上白石萌音から出演の決め手を問われると、キム・ゴウンは「初めて台本を読んだ時、その場ですぐに読み切ってしまいました。こんなに面白い作品なのだから、早く制作が始まってほしいと思ったことを覚えています」とコメント。「台本を読んでから2年半ほどで撮影が始まって……紆余曲折あって制作までに時間がかかってしまいました。だけど、それだけ私にとってより大切な作品になりました」と心境を語った。
ノ・サンヒョンもまた「僕もシナリオを楽しく読ませていただきました」と同意し、「今日ここにいらっしゃるお2人を信じていましたし、お2人がご一緒だという話を事前に聞いていました。まさにそれが出演の決め手になったと感じています」と、2人を称賛した。

どのような20代を過ごしたのかと問われたキム・ゴウンは、「一生懸命大学に通う、誠実で模範的な学生でした」と一言。「22歳で役者としてデビューしてからは、皆さんにも作品を通して観ていただいておりますが……良い姿をお見せしようと頑張っていました」と振り返った。
自身の演じたジェヒとの比較に関しては「彼女ほどたくさん遊べなかったので、そういった点は残念に思います」と明らかにしながらも、「その代わり劇中では、皆さんはまだご覧になられていないかと思うのですが……クラブのシーンで思いっきり体を揺らしながら楽しみました」と笑いを誘った。

彼もまた、劇中で演じたフンスと自身の20代を比較して「僕自身も似たような混乱を抱えていたことがありました。アメリカで長い間暮らしていたことで、自身のアイデンティティについて悩む時期がありました。そういった経験のおかげで、フンスの抱える悩みも理解できたような気がします」と伝えた。
イ・オニ監督は、「失敗を恐れながら過ごした記憶があります」と振り返り、「この作品を、そしてジェヒとフンスを通じて自分の心残りだった20代を取り戻そうとしていた部分もあると思います」と説明した。

ノ・サンヒョンは、劇中の2人について「大親友だからこそ、時にはぶつかることもあるんです。中盤あたりで激しく争うシーンがあるのですが、本当に2人の関係をうまく表現している部分だと思います」と満足げな様子を見せた。
上白石萌音は、2人がお気に入りのシーンを挙げるごとに「私もそう思います」と深く頷き、その様子には観客席のあちこちから笑い声が上がった。

監督は最後に、「この映画をどのように観ていただけるのか、どのようにご自身の人生を繋げていただけるのかとても楽しみです」と笑顔を見せた。
ノ・サンヒョンは、「今日はお越しいただきありがとうございます。映画、楽しんでください。そして、心が温かくなる1日になれば嬉しいです。ありがとうございます」と再び日本語でメッセージを伝えた。

彼女はさらに、「皆さんがどんな反応をしてくれるのかなと、ドキドキワクワクしています。難しいことは考えず、気楽に観ていただいて、気を付けて帰っていただければ幸いです。ありがとうございました」と伝え、会場に駆けつけた観客たちへの気遣いも忘れなかった。
「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」は、6月13日(金)より全国の映画館で上映をスタートする。
【PHOTO】キム・ゴウン&ノ・サンヒョン、日本の観客との出会いに感激!上白石萌音もファン心あらわ
■作品情報
「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」
6月13日(金) 全国ロードショー
出演:キム・ゴウン、ノ・サンヒョン
監督:イ・オニ
【ストーリー】
自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、繊細で寡黙なフンス。正反対の二人が出会い、ある出来事をきっかけに特別な契約を結び、一緒に暮らし始める。ジェヒは世間のルールに縛られず、恋愛と夜遊びを全力で楽しみながら生きている。一方、フンスはゲイであることを周囲に隠しながら、孤独と向き合う日々を送っていたが、ジェヒに刺激され徐々に外の世界へと踏み出していく。そして二人は互いの「自分らしさ」を励まし合い、次第にかけがえのない存在となっていった。大学を卒業し、それぞれの道に進んでも、二人の関係は変わらないはずだった。だが、社会に出た二人に人生の大きな転機が突き付けられ、大切な友情に思いがけない危機が降りかかる……。
2024年 / 韓国映画 / 韓国語 / 原題:대도시의 사랑법(英題:Love in the Big City) / 1時間58分 / カラー /1.85:1 / 5.1ch / 字幕翻訳:本田恵子
原作:小説「大都会の愛し方」 より「ジェヒ」(パク・サンヨン著 / オ・ヨンア訳 / 亜紀書房)
提供:KDDI
配給:日活 / KDDI
(C) 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.
■関連サイト
映画「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」公式HP
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
topics