ロウン、入隊前最後の作品で新境地!シン・イェウン、パク・ソハムと混沌の時代を生き抜く…『濁流』独占配信スタート

朝鮮中の金と物資が集まる京江(キョンガン)を舞台に、無法地帯と化した世の中で人間らしく生きようともがく3人の男女の運命を描いた激動の物語。男の哀愁漂う荒くれ者を熱演するロウンのこれまでとはまったく違う新たな魅力に、押し流されるようにハマるファンが続出しそうだ。
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“人気絶頂”ロウン、入隊前最後のドラマで大変身!

過去には『偶然見つけたハル』で漫画から抜け出たようなイケメンと絶賛され、『先輩、その口紅塗らないで』では“国民の年下男子”と呼ばれるなど、甘くロマンチックなイメージが強かったロウン。持ち前の愛らしさが爆発した『恋慕』やコミカルな顔も見せた『婚礼大捷<こんれいたいしょう>』で時代劇も経験済みだが、韓服をスタイリッシュに着こなしていたこれら2作と『濁流』で見せる姿は別人のようだ。

だが、周りから頭ひとつ半飛び出た高身長と隠し切れない品格は殺伐とした渡し場でよく目立ち、まさに“掃き溜めに鶴”状態。うらぶれた背中からは男の哀愁が漂い、退廃的な色気さえ感じさせる。

名前を呼んでくれる人もなく、過去を隠し、帰るところのない人間特有の寂しさを色濃く身にまとった主人公。来る10月27日に入隊が決まっているロウンにとって、『濁流』で魅せた演技はファンへの大きなプレゼントであり、彼自身も表現者として大きなターニングポイントを迎えた作品になったといえそうだ。
シン・イェウンからパク・ソハムまで…注目俳優たちが勢ぞろい

ウンを演じるのは『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』でヒロインをいじめるヨンジンの高校時代を演じ、時代劇『コッソンビ熱愛史』でしっかり者の宿の女主を好演、ディズニープラスの『ジョンニョン:スター誕生』では、エリート練習生に扮したシン・イェウン。女であるというだけで見下してくる男たちに一歩も引かないタフな眼差しが魅力だ。

もともとロウンに負けない長身と愛嬌が売りのパク・ソハムだが、今回は真面目で堅物な捕盗庁(ポドチョン)の役人を熱演。科挙の試験を優秀な成績で通過し、念願の官吏になれたものの、腐敗した捕盜庁の醜悪な現実と闘うはめになる若き理想主義者を志高く演じる。

また、そんなムドクの下に家族のように集まった“ならず者集団”を演じるのは、パク・ジョンピョをはじめとする名脇役陣。世の中の最下層で虐げられながらも、したたかにたくましく生き抜かんとする彼らのあくなきエネルギー、ペーソス溢れるコミカルな描写は物語のアクセントになっている。
混沌とした時代をどう生きるか…夢を追う若者たちの物語

かつて国軍将校になることを夢見ていた幼なじみのシユルとチョンは、ある事件がもとで離ればなれになってしまう。その後、正反対の道を歩んだ2人は、荒くれ者とエリート官吏という立場で奇跡的に再会。やがて3人の運命は絡み合い、混沌とした時代のうねりに翻弄されていく……。

権力者から「その反抗的で生意気な目が気にいらん!」と理不尽に殴られても堂々としているシユルの静かなかっこよさ! あらゆる物に細かく税が課せられて、民衆の血と汗が税を名目にごっそり絞り取られていく、その痛みや憤りは現代社会を生きる我々が抱える問題と繋がるような一面も。

死んだようだったシユルの目に蘇ってくる人間らしい感情……彼にどんな過去があったのか? チョンとウンはシユルにどう絡んでいくのか。先に期待せずにはいられない。
時代劇ファンの信頼もバツグン!『王になった男』『推奴』制作陣がタッグ

同作を通じてドラマ作品の演出に初挑戦したのは、映画『王になった男』を大ヒットさせ、最近日本で公開された『大統領暗殺裁判 16日間の真実』でも注目を集めているチュ・チャンミン監督。

撮影に8ヶ月かけ、丁寧に作られた映画並みの映像と見応えあるストーリーから構築された全9話。ドラマ『濁流』は観る者の心に怒涛のように押し寄せる感動を約束する。
(執筆:望月美寿)
■作品概要
『濁流』
Disney+(ディズニープラス)で独占配信中
全9話/初回3話、以降毎週金曜2話ずつ配信
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【ストーリー】
時は、青く澄んでいた京江が濁流に変わり果てた無法地帯の朝鮮。かつて国軍将校になることを夢見るふたりの幼なじみは、その夢を実現する前に離ればなれになってしまった。まったく異なる道を歩んだふたりが数年後、ある争いの最中に再会する――。
過去を隠してならず者として生きるシユルと、朝鮮一の商人を夢見るウン、清廉な官吏を志すチョン。混沌とした時代に、揺るぎない信念で己の世界を築き上げようとする3人の運命が交錯する。
【キャスト】
チャン・シユル:ロウン『この恋は不可抗力』『明日』『恋慕』
チェ・ウン:シン・イェウン『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』『ジョンニョン: スター誕生』
チョン・チョン:パク・ソハム『セマンティックエラー』『2度目のファースト・ラブ』
ムドク:パク・ジファン『ソウル・バスターズ』『私たちのブルース』
【スタッフ】
演出:チュ・チャンミン『王になった男』『拝啓、愛しています』
脚本:チョン・ソンイル『今、私たちの学校は…』『推奴~チュノ~』
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- 記者 :
- Kstyle編集部
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