放送終了「かかし」パク・ヘス&イ・ヒジュンら巡る事件、30年越しの真実が明らかに【ネタバレあり】
写真=ENA「かかし」放送画面キャプチャー「かかし」は、実際に過去に起きた連続殺人事件をモチーフに、真犯人が明らかになったその後の物語を描いた初のドラマだ。
「復讐代行人~模範タクシー~」を通じて圧倒的な演出力を認められたパク・ジュヌ監督とイ・ジヒョン脚本家は、今回もジャンル的な快感の中に鋭い社会的メッセージを溶け込ませ、口コミによるヒットを牽引した。真っ直ぐでありながらも崩れ落ちていくカン・テジュ役を繊細に描いたパク・ヘス、2つの顔を持つチャ・シヨンを鳥肌が立つほどに見事に演じきったイ・ヒジュン、信念のある記者ソ・ジウォン役で人生キャラクターを更新したクァク・ソニョンのシナジー(相乗効果)が輝いた。ここに、一人二役で熱演したソン・ゴニと、圧倒的な存在感を放ったチョン・ムンソンら俳優たちの好演が、1988年のカンソンという架空の空間を現実よりもリアルに創り上げた。

この日の最終回では、30年の歳月をさかのぼり、ついに明らかになる残酷な真実と、生き残った者たちの切ない闘いが描かれた。
イム・ソクマン(チョン・ソクチャン)の再審裁判で、過去に高圧的な捜査を行った刑事たちは容疑を頑なに否認した。しかし、カン・テジュ(パク・ヘス)は、過去の自身の捜査ミスを率直に認め、もう1人の被害者であるイ・ソンジン(パク・サンフン)を証人として立たせ、当時の担当検事であったチャ・シヨン(イ・ヒジュン)が虚偽の自白を強要したことを暴露した。チャ・シヨンは最後まで法廷で嘘の証言をして醜い素顔をさらしたが、どんでん返しは別の場所で起きた。

真実は明らかになったが、現実はほろ苦かった。カン・テジュは無罪判決の後も「あいにく、まだ終わってはいない」と虚しさを隠せなかった。犠牲となったユン・ヘジン(イ・アリン)の遺体は未だに家族の元へ帰っておらず、公訴時効の満了により、連続殺人犯のイ・ヨンウをはじめとする加害者たちの誰一人として法的処罰を下すことができなかったためだ。
カン・テジュがイ・ヨンウに向かって「このすべての悲劇の始まりはお前だった」と一喝して投げかけたメッセージは、公訴時効という制度的な限界と、今なお悲劇の中で生きる被害者家族の現実を再照明し、視聴者に深く重い響きを残した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チェ・イジョン
topics







