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イ・ジュニョクの痛快演技にハマる!『俺はもう我慢しない~宝くじ当たったけど会社辞めません~』すべての働く人に贈る傑作ドラマ

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もしも宝くじが当たったら、何に使うか? 誰もが一度は想像したことがあるだろう「お金さえあれば……」の夢物語。つい使うことばかりに妄想が膨らむが、一夜にして口座残高13億ウォン(約1億3,800万円)となった宝くじ長者(本作の主人公)の選択は、なんと「使わない」こと!

>>『俺はもう我慢しない〜宝くじ当たったけど会社辞めません〜』視聴はこちら

この選択によって大きく変わっていく彼の会社員ライフを、痛快かつ胸アツに描いたドラマ『俺はもう我慢しない~宝くじ当たったけど会社辞めません~』が、ディズニープラス スターで見放題で独占配信中だ。

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本作、先に言ってしまうと、やめられない止まらない面白い。そして、なにより温かい。毎話ハラハラで終わるが、共感と胸を打つ瞬間がそこかしこに散りばめられ、観ている間ずっと心がワクワクするのだ。

その理由とは? ひとつは「宝くじが当たったにもかかわらず使わない選択をした主人公」の等身大の魅力だろう。


宝くじ1等に当選!意外な選択のきっかけは…

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大手商社の営業部で最年少チーム長として働くコン・ウンテは、真面目で有能だが、自分より年上の部下に手を焼き、上司からは難しい仕事を回され、他チームには妬まれる板挟みの中間管理職。私生活では、不甲斐ない兄にたびたび金を無心され怒り沸騰寸前ながらも、兄を案じる母を思い黙って金を送っている。

世間的には「会社員=安定」と見られがちだが、内側はなかなかに厳しいもの。言いたいのに言えない。不満を心に溜めながら、毎日同じ時間に起きて出社するウンテに、知らぬ間に自分を重ねてしまう人も少なくないだろう。

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そんな彼がある日、なりゆきで買うことになった宝くじで1等に当選してしまうのだから、さぁ大変だ。高級車で会社に乗り込み、上司の顔に退職届を叩きつける、リムジンに乗ってクラブで豪遊する……。いろいろと妄想してみるものの、どれも自分らしくない。

使い道に迷うウンテが出会ったのは、自分と同様に宝くじで当たった“幸運な”老婆。彼女は、ウンテの耳元でそっと告げる。「怒ろうと思う」と。

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今まで周りに気遣い、ちゃんと怒ったことがなかった老婆は、大金を手にし、「これからはちゃんと怒って生きていこうと思う」と、決意を語るのだ。この言葉でウンテは目覚める。

当選金は、今まで怒ることすらできなかった自分が変わるための「保険」だ、と。そして、ウンテは会社に戻るなり、就業時間中にもかかわらず勝手に休憩に出ていた年上の部下、ヤン代理を鬼の形相で怒鳴りつける。そう、怒るべきところだから、ちゃんと怒る。ここから面白いように、ウンテが変わっていくのだ。


『ミセン』の再来!?当時新入社員だった若者にこそ見てほしい

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さて、ウンテが変わっていくとどうなるか。その答えは、周りまで変わり始める、だ。

1人目が、互いに「合わない」と感じていたヤン代理である。ウンテが初めて「怒った」ことを機に、互いに抱えていた本音を吐き出す2人。そして、辞表を手にしていたヤン代理にウンテはこう言う。「一緒に仕事を、ひと暴れしましょう」。熱い! 思い切りぶつかりあったからこそ互いを理解し、認め合う2人の姿は、まるで少年漫画のよう。自分とはまったく異なるタイプのヤン代理を片腕に、ウンテは無理難題だと思われていたブランドの取引を成功させる。

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ヤン代理だけではない。ウンテ率いる営業第5チームには、知らないことだらけの新入社員ギテ、正社員を夢見る契約社員のジヘ、ワケアリで中国支社から戻ってきたヒャンウンがいる。

それまではすべて1人で抱え込んできたウンテは、部下を頼ることを知り、部下たちもまたウンテの期待に応えようと自発的に動き、チームが1つになっていく。その真っ直ぐな情熱にこちらまで胸が躍る。さらにはチームとして業績まで上げ、上層部を唸らせる展開は痛快このうえなし。

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サラリーマンの応援歌と称された『未生‐ミセン‐』と重なる部分もある本作だが、『未生』が社会人一年生の新入社員の視点から描かれた物語だったのに対し、本作は誰かの上司で、誰かの部下でもある中間管理職が主人公である点がポイントだ。

最年少チーム長となったものの、部下に心開けず、いつも1人ぼっちだったウンテが、上司として成長する物語なのだ。


イ・ジュニョクの痛快演技!韓ドラファン歓喜の絶妙キャスティング

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そんなウンテを魅力的に演じたのは、『私の完璧な秘書』や『秘密の森〜深い闇の向こうに〜』などで人気のイ・ジュニョク。

女性心をくすぐる紳士キャラから冷徹な検察官、憎々しい悪役まで幅広いジャンルで活躍し続ける“カメレオン俳優”が、本作では真面目で堅実な会社員に変身。どんな理不尽なことを言われても理性を保ち、粛々と対応する“抑制”の演技、宝くじに当たった際に繰り広げる妄想劇で見せるコミカルな芝居、たびたび降りかかるピンチにピシャリと決断を下していくカッコよさ、と硬軟自在の演技で、観る者をぐいぐいと惹き込んでいく。さらに、スーツをびしっと着こなし、背筋をすっと伸ばして歩くザ・ビジネスマンな姿も素敵。家ではダラけ気味で、恋愛には鈍そうな一面も人間的で愛おしく、イ・ジュニョクの当たり役更新!と言えよう。

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犬猿の仲から、ウンテの最強の右腕となっていくヤン代理役には、『殺し屋たちの店』や『悪の花』などで知られる名バイプレイヤー、ソ・ヒョヌ。最初はひどくムカつくが(失礼!)、2話以降、やればできる万年代理キャラの複雑な心理と頑張りを巧妙に演じ、知れば知るほど応援したくなる。

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ほかにも、ウンテの先輩で営業第4チームのチーム長、チョン・ソンヒョクに、『赤い袖先』の護衛武士カン・デホもといオ・デファンが扮し、会社員という生き方の悲哀と野心を体現。長きにわたるウンテとの関係にも注目してほしい。


華やかな人生逆転劇ではない、すべての働く人に捧ぐ物語

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そして、毎話、心の琴線に触れてくるのが、会社員なら経験したことがあるだろう細やかなエピソードの数々だ。

たとえば、ウンテが大きな交渉の場に新入社員のギテを連れていき、経験を積ませる場面。緊張するギテにかける言葉は、かつて自分が同じ状況で先輩からかけてもらった言葉でもある。先輩にしてもらったことを、今度は自分が後輩や部下に返していく。その連鎖に胸が熱くなる。担当案件のローンチ前にチーム全員で準備に取り組む、あの妙な団結力と高揚感、発注ミスをめぐるてんやわんやと「報・連・相」、彼らの姿に「わかる!」と激しく頷くばかりだ。

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ストーリーの本筋ではないが、思わずハッとさせられた場面がある。

それは、営業第2チームのチーム長の家族に不幸があった際のエピソードだ。普段はライバル関係で何かといがみ合う他チームの社員も、営業部総出で葬儀を取り仕切り、率先して弔問客の対応に動く。会社とはいいものだと、その光景を見てしみじみ思う。

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会社員に限らない。家族でも学校でも地域のグループでも、その中に属しているときは思い通りにならないことに目が向き、「お金さえあればこんなところ!」と思う。

だが、ウンテを見てみよう。その不満だらけの会社にいながらにして、自分が変わることで状況は変えることができると証明した。最高のメッセージじゃないか!

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つまり、このドラマは、宝くじで当たったお金で自分の人生や世の中を大胆に変える、いわゆる人生逆転ものではない。当選金という「絶対的な保険」により、自分の意思で選び、怒り、動く勇気を得た主人公が、人生を、周囲を、そして会社を、少しずつ確実に変えていく、実に真っ当で健全な、だからこその多幸感にあふれる成長ストーリー、オフィスストーリーなのだ。

私たちの多くは1日の大半を会社で過ごす。だが、会社員も悪くない。そう思わせてくれる本作、推せる。

(執筆=高橋尚子)



■配信情報
『俺はもう我慢しない〜宝くじ当たったけど会社辞めません〜』
Disney+(ディズニープラス)で見放題・独占配信中
全10話/毎週木曜日に2話ずつ配信

『俺はもう我慢しない〜宝くじ当たったけど会社辞めません〜』を配信で見る | Disney+(ディズニープラス)

【ストーリー】
平凡な会社員コン・ウンテは、ある日宝くじで1等に当選する。しかし会社を辞めることなく、再び出勤。 もはやお金のためではなく、人や仕事そのものに目を向け始めた彼は、同僚たちと様々な危機を乗り越える中で、 仕事と人生の本当の意味を見出していく。

【キャスト】
イ・ジュニョク 『わたしの完璧な秘書』『秘密の森~深い闇の向こうに~』『良いが悪い、ドンジェ』
ソ・ヒョヌ 『サムシクおじさん』『ソンサン -弔いの丘-』『弱いヒーロー Class 1』
オ・デファン 『ムービング』『搜査班長 1958』『ヴィンチェンツォ』

【スタッフ】
脚本・監督:ユン・ヨンビン 『狼たちの墓標』

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元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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