ビッグ
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コン・ユ&イ・ミンジョン主演「ビッグ」日本武道館でイベント開催
韓国ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」のライブファンミーティングが3日、東京の日本武道館で開催され、出演者のコン・ユやイ・ミンジョン、アイドルグループmiss Aのスジらが出演した。主役を演じたコン・ユは「ファンミーティングではいつも1人だが、今日はかわいい女優さんが2人いて頼もしい」と、あいさつした。ドラマの印象的なシーンを問われたイ・ミンジョンは、恋の相手のことを忘れられない高校の臨時教師、キル・ダランの揺れる心情を表現するシーンを挙げた。スジは病院に運ばれたカン・キョンジュン(CROSS GENE SHIN)が生きていることを確認するためにほおをたたく場面でNGを出したことについて、「申し訳ないが、20回以上撮り直した」と振り返った。ほかに出演陣はソロステージで歌を披露したほか、自らが描いた絵にサインを挿入してファンにプレゼントした。ライブファンミーティングは16日に神戸市のワールド記念ホールでも開かれる。
miss A スジ、ファンに感謝「来てくれた皆さん、ありがとうございます」
ガールズグループmiss Aのメンバースジが感謝の気持ちを伝えた。スジは3日、自身のTwitterに「来てくれたファンの皆さん、ありがとうございます」というコメントと共に1枚の写真を掲載した。スジは3日、日本武道館で開かれたKBS 2TV「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」のプロモーションに参加した。写真のスジはファンから贈られたフラワーバスケットの後ろでキュートなポーズを取っている。Y字の形をしているピンク色の風船に顔をかけ、可愛い魅力をアピールした。写真を見たネットユーザーは「愛おしい」「顔が本当に小さいね」「華やかなフラワーバスケット」「スジ、幸せだっただろうね」「認証ショットもキュートですね」「ポーズも可愛い」「誠意が見える」などの反応を見せた。
「会いたい」から「ファッション王」まで…2012年「10asia」アワード“今年のNo Thank you!”
よく見るほど美しく、長く見るほど愛らしいものも、もちろんある。しかし、よく見れば見るほど恥ずかしくなり、長く見れば見るほど残念な気持ちになるものも確かにある。一つの作品を作るため、汗水を流して働いた関係者たちの苦労を認めながらも、「10asia」が2012年のドラマ界のNo Thank youを選んだ。今年、楽しくドラマを見ている時に、起承転崩(起承転結+メンタル崩壊の合成語)なエンディングから強制童顔(実年齢よりもはるかに若い役を演じること)まで、向き合わなければならなかった恥ずかしかった瞬間にGo!Go!Go!◆今年の未熟クラブ◆SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」チャ・ウンギョルのどんぐり頭ファッションは顔で完成するとよく言う。しかし、顔自体が愛嬌の塊である「花ざかりの君たちへ」のチャ・ウンギョル(イ・ヒョヌ)でさえも、ヘアスタイルをどんぐり頭にしたことで可愛くなくなってしまった。風の方向を無視したまま、ただ上下に動くチャ・ウンギョルのどんぐり頭のせいで、転校生ジェヒ(f(x) ソルリ)の面倒を見てくれる優しい心や、SNSにセルフショットを頻繁にアップロードするファンサービスも、その魅力を失った。だが、18歳のチャ・ウンギョルのムチャぶりは、若いという理由でまだ見逃すことができるが、KBS「チョンウチ」に出演する2人の30代の俳優がおでこを出したことは、何となく切なくなる。2:8で分けた髪の間からおでこがそっと出ているチョン・ウチ(チャ・テヒョン)のヘアスタイルはもちろん、長い髪の毛をオールバックにしたガンニム(イ・ヒジュン)は、まるでM字のおでこから出てくる強烈なエネルギーで道術を披露しているようだ。やはり、見せていいものは、腹筋だけだと思う。◆今年の無理の一手のパロディー◆MBC「馬医」ペク・クァンヒョンの女性の口説き方タイムスリップでもしたのかと気になる。MBC「馬医」のペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)は、朝鮮時代の人なのに、ユーモアだけは時間を遥かに越えて2012年のものを持っているようだ。恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)の医女カン・ジニョン(イ・ヨウォン)に「やはり、昼には貞淑で、夜にはよく遊ぶ女性」という「江南(カンナム)スタイル」の歌詞を言って彼女を怒らせたり、特別に針の刺し方を教えてあげるとKBS「ギャグコンサート」の「乞食の品格」のホ・ギョンファンの流行語を利用し「気になりますか? 気になったら5プン(昔のお金の単位)」と言って叩かれる。それでも、まだ足りなかったのか、「叩くんだったら、7プン。でも、僕がどうして5プン、7プンと言っているのか本当に分からないんですか? 気になりますか? 気になったら、5プン」と最後まで言い切る根性まで見せる。こうしても、グァンヒョンが女性たちに人気を博しているところを見たら、時代の最先端をいったユーモアこそ、彼の隠れた魅力だと思う。◆今年の青少年◆MBC「会いたい」のトラウマドラマ序盤の子役の影響力が以後の視聴率を左右するほど大きくなったとはいえ、彼らに大人も耐えられないほどの苦痛を与えるのは困る。SBS「蒼のピアニスト」のユ・イナ(キム・ジフン)が、母親が違う兄弟ジホ(カン・イソク)に「お前は僕の父親のY染色体を盗んで、間違えて生まれた不良品だ」「歩き始めたら、次はヒマラヤに登るということなのか?」と言ったように、いくら生物学的な知識と文学的な比喩を使って大人っぽい言葉を使っても、子どもは子どもに過ぎないからだ。MBC「メイクイーン」で13歳のヘジュ(キム・ユジョン)が追いかけてくる闇金業者たちから逃げようと海の中に飛び込むことも驚くべき話であるのに、ジョンウ(ヨ・ジング)の目の前で15歳のスヨン(キム・ソヒョン)が暴行されたことを暗示するMBC「会いたい」は、子役たちにとって残酷過ぎる。「大丈夫ではない」という言葉が聞こえてくるようだ。◆今年の「音楽を止めてください、DJ」◆SBS「ファントム」ファントムの登場いくらいい音楽でも何度も聞いたら飽きてしまう。よくあるOST(劇中歌)用のバラード曲なので、新鮮に感じられたのも少しの間だけで、ドラマの中で何度も繰り返されるBGMは緊張感を無くし、視聴者の失笑まで買うようになる。SBS「ファントム」ではそのタイトル通り、ファントムチョ・ヒョンミン(オム・ギジュン)が登場するたびに、ミュージカル「オペラ座の怪人」OSTである「The Phantom of the Opera」を流し、彼が自殺するシーンでも例外なくこの曲を使った。また、KBS「赤道の男」ではギラギラする太陽と共に、第1話の冒頭シーンから登場したメインテーマ「赤道の男 main theme forman from equator」が第1話の中で何度も流れた。また、JTBC「妻の資格」では70~80年代にヒットしたジェーン・バーキンの「Yesterday Yes A Day」を何度も聞かせ、ターゲット視聴者層を強く攻略した。この結果、作品の内容よりもBGMの方が先に頭の中に浮かぶという結果となったが、果たしてこれは繰り返して聞いた学習の成果なのか、それとも弊害なのか。◆今年のXマンの中のXマンはCG◆SBS「ファッション王」の不自然な海私たちは知っている。CG作業は決して簡単ではなく、複雑でお金がたくさんかかるということを。しかし、俳優をディスるレベルのCGの場合は話が違う。SBS「ファッション王」の船上で謀反を起こすシーンは、カン・ヨンゴル(ユ・アイン)の目つきより、うねる波の上にカン・ヨンゴルだけを置いたような不自然さで視聴者たちを驚かせ、イ・ガヨン(シン・セギョン)の後ろに見えるニューヨークの背景もおもちゃのビルのように見えた。時間を遡ってみても、あまり変わらない。平凡なセットをただ霞めただけで空の世界だと主張するMBC「アラン使道伝」は、ただの愛嬌に過ぎなかったのかもしれない。攻撃を受けて凍ってしまった「チョンウチ」のチョン・ウチ(チャ・テヒョン)は視聴者を凍らせ、高麗に行くSBS「シンイ-信義-」の空の門が粗末に開いた時は、かなり不安になった。もしかしたら、ドラマを見る時は、このように叫んだ方がいいかもしれない。CGは技術ではありません。信じる力です。◆今年の無法者 The Outlaw◆SBS「ドラマの帝王」アンソニー・キムフィクションの世界は現実の基準だけで評価してはいけない。しかし、ドラマの中の主人公たちが無理やり行う破壊的な行動は、時に共感を失うことはもちろん、キャラクターの蓋然性を低下させ、ストーリーの意味まで変化させる。KBS「ビッグ~愛は奇跡~」(以下「ビッグ」)で行方不明になったギョンジュンを探していたチャン・マリ(miss A スジ)は、ギョンジュンにそっくりな言葉遣い、癖を持つユンジェ(コン・ユ)を疑った末、躊躇せず窓を椅子で壊してギョンジュンの家に入る。4次元(人並み外れて風変わり)少女マリの突発的な行動ではあるが、これはスジだから可愛く見えるだけで、確実に不法侵入だ。SBS「ドラマの帝王」アンソニー・キム(キム・ミョンミン)は撮影テープを早く届けるため、バイク便の配達者に命を懸けて配達することを頼み、彼が事故に遭ったらテープだけ持ってその場から離れる。結局、配達者が亡くなった後で申し訳ないと思ったアンソニー・キムは、遺族に1億ウォン(約785万円)の慰労金を渡し、会社の代表の座から下ろされるなど、それなりの罪を償わせるが、命の重さは現実でもドラマでも決して軽く扱われてはいけない。◆今年の「だったら、触れないで」◆SBS「花ざかりの君たちへ」、MBC「Dr.JIN」もう新しいものがなかなかないコンテンツ過剰の時代に、苦労をかけて書いた新しいストーリーだけがいいとは言えない。いい原作をもとにジャンルの転換の妙味をいかしたり、原作を壊さずそのまま描くだけでもいいドラマを作ることができるからだ。しかし、日本の漫画を原作にしたSBS「花ざかりの君たちへ」とMBC「Dr.JIN」の場合、前者は野心がなさ過ぎて、後者は野望を捕らえ過ぎた。原作「花ざかりの君たちへ」は男装女子が男子校の寮に入って経験するストーリーを純情漫画のA to Zに従って細かくさっぱりと描いていたとしたら、その感受性を失ってしまったドラマはソルリとSHINee ミンホの高画質な画像を提供しただけにとどまり残念だった。一方、日本の歴史と時代背景に最適化された原作を、韓国の歴史に移入するという最初の段階から無理な一手でしかないと思えた「Dr.JIN」は、原作の再解釈どころか、エピソードを機械的に並べることで終わり、平行宇宙という宇宙的な結末に到達するといった寡欲の寂しさを残した。◆今年の起承転崩◆KBS「ビッグ」の自己否定メンブン(メンタルが崩壊するほど慌てること)という単語がなかったら、この気持ちを何と表現したらいいのか分からないような結末を描いたドラマがたくさんあったのは、気のせいであろうか。「ファッション王」のエンディングはヨンゴルがどうして、どのようにして、誰の手で死んだのかを説明せず、溺死説と白熊誤解説(白い毛皮のジャケットを着ていたため、シロクマだと誤認されて撃たれたという説)など、様々推測を生んだ。また、KBS「優しい男」のカン・マル(ソン・ジュンギ)は、生存率20%という脳の手術を受け、運よく生きることができたとしても、ナイフに刺されたまま、寒い街の中にしばらく放置されたにも関わらず、世界のどこにもいない人間の回復力で生き返った。「ビッグ」がドラマのストーリー上、ソ・ユンジェ(コン・ユ)が出てはいけないエンディングシーンに背中だけでも見せたことは、沈没したドラマの唯一の柱だったコン・ユに向けた視聴者の愛に恩返ししようとして試みたことであったのだろうか。さらに、夫婦の魂を変えてまでも結婚の虚像を描こうとしたKBS「ウララ・カップル」は、長い騒動が嘘であったかのようによりを戻して終わった。私が見たことを誰にも知らせないでと叫びたくなるように作られた起承転崩のドラマたちであった。◆今年の抱き合わせ◆KBS「優しい男」「優しい男」でカン・マルは、裸足で家から脱出して自分の家に来て一緒に海に行こうと言うソ・ウンギ(ムン・チェウォン)に、THE NORTH FACEの登山服と靴をプレゼントした。それを着用して海に行ったソ・ウンギは、GALAXY S IIIのスマートフォンを持って8枚の写真を連続で撮影した。まるで、広告の一部を取り入れたような無理なPPL(Product Placement:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)の抱き合わせは、ドラマの感情線を無視し、視聴者からは没入どころか失笑を買い、ドラマの完成度を低下させた。MBC「キング~Two Hearts」の主人公たちがあえてサムスンのZipelt冷蔵庫の前でキスをし、「ファントム」のユ・ガンミ(イ・ヨ二)がなぜかSK-IIの化粧品をプレゼントされ、「メイクイーン」に登場するロボット掃除機が、突然防犯機能をアピールするシーンも同じだ。制作費の流れをよくする役割を果たすという面で、PPLが作品の外部的な潤滑油であることは否定できないが、視聴者はドラマを見ているわけで、通販を見ているわけではない。◆今年の強制童顔◆KBS「大王の夢」キム・チュンチュ弾力のない肌と言葉づかい、整っていない歯の状態だけで誤解してはいけない。信じがたいだろうが、「チョンウチ」の司僕寺(サボクシ:朝鮮時代に宮中の輿や馬に関することを司る官署)の奴婢ポング(ソン・ドンイル、45歳)は20代半ばであり、20代後半である内禁衛(ネグミ:王室の親衛部隊)の下士官ソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン、22歳)より若い。「アラン使道伝」の閻魔大王(パク・ジュンギュ、48歳)は、目の周辺にしわが多いけれど、花のような美貌を持つ天帝(ユ・スンホ、19歳)と双子の兄弟だ。KBS「大王の夢」の青年キム・チュンチュ(チェ・スジョン、50歳)は、サッカーをしている途中、空中に飛び上がってボールを蹴ったり、お酒をたくさん飲みながら若いということを証明するが、やせている頬や疲れて見える目元だけは隠すことができない。どうして、歳月は彼らにだけ直撃弾を打ったのだろうか。その悔しさに視聴者たちも涙をこらえるほどで、ボングの頭を拳骨でごつんと叩いたり、キム・チュンチュにタメ口で話した人々は、今からでも頭を下げて謝るべきだ。
「棚ぼたのあなた」「優しい男」「ギャグコンサート」など…ドラマ、バラエティの天下が完成した2012年KBS総まとめ
KBSは今年1年間、ドラマとバラエティで全般的に高い人気を得た。ドラマは水木と週末ドラマで他の放送局を圧倒し、バラエティは特に、日曜日の「ギャグコンサート」の活躍が目立った。今年のKBSドラマとバラエティを振り返ってみる。◆ドラマ―水木・週末は晴れ、月火・毎日は曇りKBS 2TV水木ドラマ、スタートダッシュはあまり良くなかった。1月4日から競争が始まったMBCのフュージョン時代劇「太陽を抱く月」に「乱暴なロマンス」は打ち勝つことができなかった。「太陽を抱く月」が40%を越える視聴率を記録し、国民的ドラマの座に着く間、「乱暴なロマンス」は5%の低い視聴率で静かに幕を下ろした。視聴率は低かったものの、評価は良かった。競争相手が悪かったのだ。しかし、「太陽を抱く月」の放送が終わると、水木ドラマの王座はKBSが手に入れた。「赤道の男」「カクシタル」「優しい男」まで、視聴率と話題性はすべてKBSのものだった。現在第6話まで放送されている「チョンウチ」も、水木ドラマ視聴率1位の座を守っている。週末ドラマもKBSの年と言っても過言ではないほど、良い成績を挙げた。特に40%を超える視聴率で国民的週末ドラマとなった「棚ぼたのあなた」は、シーワールド(夫の実家)という流行語まで生んだ。主・助演問わずすべての出演者が注目を浴びた。「棚ぼたのあなた」が成功したことでプレッシャーを抱えながらもスタートした「いとしのソヨン」も、女性視聴者の共感を得て善戦している。KBSはこれまで、週末ドラマで絶対的な強者だったキム・スヒョン、ムン・ヨンナムからイ・ジョンソン、パク・ジウン、ソ・ヒョンギョン脚本家たちの年齢層を大幅に下げる試みを通して、週末ドラマの脚本家の世代交代とともに若い週末ドラマを作るという目標を達成した。一方、月火ドラマは華麗なキャストとスタッフにも関わらず、低い成績で苦い後味を残した。人気アイドルのキャスティングでも低迷しているKBS 2TV月火ドラマの雰囲気を逆転させることはできなかった。月火ドラマ「ブレイン 愛と野望」の束の間の1位以降、「ドリームハイ2」「ラブレイン」「ビッグ~愛は奇跡~」「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」「ウララ・カップル」まで、人気監督と脚本家、トップスターがKBS 2TV月火ドラマに流れ込んだが、暗雲に覆われてしまった。「ウララ・カップル」に続いて放送されている「ゆれながら咲く花」が、10年前の「学校」シリーズの栄光を再現し、月火ドラマの呪いを解く救世主になれるかに関心が高まっている。同じ時間帯に競争作がないKBS 1TVの夕方毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)でもあまりいい反応が得られず、心残りとなった。「あなただけよ」「星も月もあなたへ」は、両方ともスタートは良かったが、後半に行くに連れて、方向性を失ったストーリー展開と無理な設定、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる)などで視聴者の機嫌を損ねた。そんな中、「星も月もあなたへ」の後番組として放送されている「がんばれ、ミスターキム!」は、温かい題材と感動的なエピソードで毎回視聴者の気持ちを温かくしている。夕方の毎日ドラマに背を向けた視聴者までも戻ってきている。現在30%近い視聴率で善戦し、かつてKBS 1TVの夕方毎日ドラマの栄光を再現できるか、視聴者の期待が大きい。◆バラエティ―新旧が満遍なく人気、バラエティ王国へ2012年KBSバラエティは言葉の通り黄金期だった。毎週視聴率1位はもちろん、様々な流行語とパロディーが登場し、その人気を証明した。バラエティのパワーを証明するかのように、お笑いタレントのものだったコメディのステージに、今や俳優や歌手が顔を出し始めた。何よりもKBSバラエティは、古くからの番組も新しい番組も全般的に人気を得て、バラエティ王国となった。流行語を作り出す番組の代表は、断然「ギャグコンサート」だ。放送13年のバラエティ番組の威厳を誇示するかのように、「ギャグコンサート」は現在20%を越える視聴率を記録し、10週連続視聴率1位の座を守っている。今年も無数の流行語が作られた。「ギャグコンサート」のコーナー「非常対策委員会」のそう~?、だめ!ならびに、「コッキド」の~ダラムジュイ(~ダで終わる言葉の後ろにつけるダジャレ)、~カブリ(~カで終わる言葉の後ろにつけるダジャレ)、「メンブン(メンタルが崩壊するほど慌てること)スクール」の人間じゃありません、いやいや、それじゃなくて、「乞食の品格」の知りたい?知りたかったら500ウォンなどの流行語が相次いで誕生した。また、現実を反映する風刺ギャグが大きな人気を得た。「ネガジ」は外見至上主義社会を批判し、「甲乙カンパニー」は階級社会に置かれている会社員の苦渋を反映している。また、「勇敢な奴ら」は世の中に叫ぶ勇敢さと、しっかりとした考えのある発言で視聴者の大きな反響を得た。シーズン2の制作が知られ、期待と懸念を一身に受けた「ハッピーサンデー-1泊2日」シーズン2も放送から9ヶ月が過ぎた今、新メンバーと旧メンバーの調和がシーズン1とは違う面白さがあるという評価を受け、人気を得ている。しかし一方で、新しい番組の明暗は極端に分かれた。最近100回の特集として国民的トークショーの座を作った「国民トークショー アンニョンハセヨ」と、番組廃止となった「青春不敗2」がそうだ。2010年11月、パイロット番組(レギュラー化される前に制作されたテレビ番組)として放送された「国民トークショー アンニョンハセヨ」は、豪華出演者が売りのSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」との視聴率競争でも決して負けず、一般人の強いパワーを見せている。昨年11月、大阜島(テブド)に根拠地を決め、G5(miss A スジ、Jewelry キム・イェウォン、少女時代 ヒョヨン、KARA ジヨン、SISTAR ボラ)が軸となり、青春民宿を前面に出した「青春不敗2」。しかし、先月17日、ガールズグループの涙の中で1年間の放送を終えた。低い視聴率のためだった。もはやアイドルが視聴率を保障することはないということを気づかせてくれた。◆シットコム―復活の成績表とその可能性KBSシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)が4年ぶりに復活した。スタートを切った「天女がいなきゃ?!」は少しだけ地上に降りてきた変わった天女の親子チェファ(ファン・ウスレ)とワンモ(シム・へジン)が天の羽衣を無くしたため、地上で暮らすことになったことで経験するハプニングを描いた。チャ・インピョが初めてコミカル演技に挑戦し、関心が高まったが、反応は微々たるものだった。「天女がいなきゃ?!」の後番組として放送されている「ファミリー」(旧「黙ってファミリー」)も初めは苦戦を強いられた。しかし、回を重ねるごとに自己最高視聴率を更新し、凄まじい底力を発揮している。最近、メインキャストはもちろん、年寄りと子供、周辺人物まで自分の居場所を見つけ、ヨル・ヒボン(パク・ヒボン)、チャ・ジホ(シム・ジホ)、ウ・ジユン(パク・ジユン)、アル(ミン・チャンギ)のラブラインが本格化し、面白さが高まっている。KBSシットコムの華麗なる復活になるかは「ファミリー」の活躍にかかっている。また、「ファミリー」後番組として知られている「一抹の純情」にも注目が集まっている。2組の夫婦と子供たちの愛と友情を描いたこの作品は、シットコム「オールドミスダイアリー」のチェ・スヨン脚本家とJTBC「清潭洞(チョンダムドン)に住んでいます」、映画「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」のイ・ナムギュ脚本家が執筆を担当したということだけでも視聴者の反応が熱い。
コン・ユ&イ・ミンジョン主演「ビッグ~愛は奇跡~」が11月下旬~TBS地上波放送決定
コン・ユ&イ・ミンジョン主演ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」が11月下旬からTBS地上波「韓流セレクト」にて放送されることが決定した。「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」は「美男<イケメン>ですね」「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」など次々と大ヒットドラマを送り出している脚本家ホン姉妹の最新作で、ある日突然、自分の婚約者である30才のエリート医師が、18才の高校生になったら!?という驚きの展開で繰り広げられるドタバタラブコメディ。「コーヒープリンス1号店」以来、5年ぶりのドラマ主演を果たしたコン・ユが18才の高校生役を演じ、話題を集めた。タイトル:ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~発売日:DVD&Blu-ray BOX1 11月16日(金)発売 DVD&Blu-ray BOX2 12月5日(水)発売DVD:各15,960円(税込) Blu-ray:各19,320円(税込)※11月22日(木)レンタル開始発売元:TBS/TC エンターテインメント販売元:TC エンターテインメントLicensed by KBS Media Ltd. (c) 2012 KBS. All Rights reserved./「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」日本語版製作委員会(TBS/TCエンターテインメント/MBS/博報堂DYメディアパートナーズ)
miss A スジ、19歳の本音「私はいつもポジティブな人でいたいんです」
こんなに可愛い4次元(人並み外れて風変わりな魅力の意)があるだろうか?miss A スジは2ヶ月間、強く片思いをするカン・キョンジュン(シン・ウォンホ/CROSS GENEのSHIN)を見守るためにアメリカから来たストーカーのチャン・マリとして過ごしていた。KBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」(以下「ビッグ」)を通じて。「ビッグ」は終了したが、スジはまだチャン・マリ役から抜け出せていない。「劇中のマリと実際の私は正反対の性格です。マリはハツラツとしていて、しゃべるときも早口ですが、私はまったく違います。マリは誰かに執着するし、恋にも積極的なタイプだけど、私は全然そんなタイプではありません。恋をしても片思いをする性格だし、本音で話すこともできないし。だから最初はテンポの速いマリを演じるのが大変だったのも事実です」「でも、マリとして過ごしたことで面白いことがたくさんありました。15歳年上のコン・ユさんと友達みたいに親しくなれたのも、マリだったから可能なことでした。勿論、コン・ユさんが私の目線に合わせてくださったので、年の差を感じなかったのも事実です。そのおかげで撮影の間ずっと幸せでした」「ビッグ」は放送前までヒットメーカーの脚本家ホン姉妹の作品であるということで注目されたが、期待に及ばない成績だった。「当然、残念な気持ちはありますね。視聴者からもっと愛されたら、チャン・マリというキャラクターをもっと分かってもらえたら、と思いました。でも視聴率をそこまで大きく気にしたくはありません。残念だけど、とても良いキャラクターに出会うことができたし良い経験をしたと思います」しかしスジは、「ビッグ」を通じて女優スジというタイトルに一歩近づくことができた。また、演技力への批判をきれいに吹き飛ばした。昨年、「ドリームハイ」の序盤までは演技力に対して強い批判を受けていたが、「ビッグ」のスジは自分自身にぴったり合う服を着たかのように、跳ねるような魅力で男性たちの心を虜にすることができたのだ。それでもスジは自身の演技に対して謙虚な態度を見せた。「とても名残惜しいですね。『ビッグ』に出演するだけで自分が成長するとかそのようなことは思ってもいなかったけど、一歩踏み出すことができたし、何かを終えたような気がします。それだけでも得たものがあると思います。今回のマリのキャラクターが面白かったのでその部分も良かったし、これからもより多くの作品に出演して成長していかなければならないから、もっと頑張るつもりです」スジは演技で有名になったが、彼女の本業は歌手小学校4年生のときから歌手を夢見てきた。お小遣いを全部使って友達とカラオケに通っていた。「歌うのが好きで、いつもカラオケで歌っていました。恥ずかしいからダンスはドアを閉じたまま部屋の中で踊っていました。ダンスのサークルには必ず加入したし、学園祭のときはいつもリーダーとして振付と動線を全部私が考えました。学園祭に出ることが私にとっては一番大事なことでした」そうして偶然にもMnetの「SUPER STAR K」を通じてJYPエンターテインメントの練習生になり、miss Aのメンバーになった。「初めて出会ったときから、フェイさんとジアさんの実力はレベルが違いました。特にミンさんのダンスを見たとき『この人何なんだろう』と思うほど本気ですごかったんです。鳥肌が立つくらいダンスにすごい力がありました」しかし彼女は、もともと個人的に好きな音楽とmiss Aの音楽には少しギャップがあると説明した。「私は自分を落ちつかせてくれる音楽、リラックスさせてくれる音楽が好きです。騒がしい歌はあまり好きではありません。私が一番好きなのは車の中で音楽を聴くことだけど、息をする音まで聞こえるほど静かな音楽を聴くのが大好きです」そういう理由からか、「涙が多くて」「それでも愛している」など、彼女が歌ったOST(劇中歌)はほとんどが悲しいバラードだ。また、OSTの他にも他の歌手とバラードのデュエットで活動をしてみたいという意欲もそっと覗かせた。スジは自分流のファッションで流行をリードしていく新ファッショニスタ特に「ビッグ」で彼女が着けていたヘアバンドは、ドラマの中の役名からネーミングされたマリティという名前で話題になった。実はマリティはスジが直接つけた名前であり、「ビッグ」のマリファッションはスジの意見が反映されたものだった。「私の意見が多く取り入れられました。マリはハツラツとした人だから、印象に残るポイントが必要でした。だからスタイリストさんと相談して、マリらしさの出るポイントを作ったのです」では19歳のスジの普段のスタイルはどうだろう?普段は化粧をしないタイプなのか、メイクはどのようにしているか、知りたくなった。「メイクをするのは好きです。友達にフルメイクをしてあげるのが好きだし、友達からも実力を認めてもらっています。だから出かけるときはよくフルメイクをします。それかまったくしないか。中間はありません。服はシンプルなスタイルを好みます。派手なものが嫌いなので、スタイリッシュな印象を与える服を選びます」では忙しいアイドルの代表ともいえるスジは、休みのときに何をするのか。やっぱり歌手らしく、彼女は殆どの休みの時間を歌うことに使う。周りの人からは、そんなにステージで歌って、また歌うためにカラオケに行くのか、と言われるが、カラオケに行って色々な曲を思う存分歌うことが彼女のストレス解消法の一つだという。「私は家の中だけにいるのが嫌いです。夜明けが近い時間でもジムには必ず行くし、練習室にも行きます。だから時間さえあれば、夜でも昼でも関係なく練習室に行って歌を聴いて歌います。ただ寝るだけだと時間がもったいないじゃないですか」19歳らしくないスジは、自らを自己管理していた充分な睡眠をとれないほど忙しいスケジュールでも、家よりも練習室に行くという意志が今のスジを作ったのだ。「私は自分に厳しいほうです。いつも自分に言い聞かせてますね。例えば休みたかったり、眠りたいときには休んだら遅れをとると思ったり、『ドリームハイ』のときに夜遅くまで撮影した後でも、時間を見つけて練習室に行って練習をしました。そういった部分で自分に厳しいんです」反面、暖かい親孝行の話は有名だ。全羅道(チョルラド)光州(クァンジュ)で、昔から粉食店(ブンシッチプ:韓国式の軽食堂)を運営していた親のために、スジは店をカフェに変えてあげた。しかし親孝行という言葉に彼女は手を振って否定した。「母とよく電話で話しています。以前は母が心配するから、つらい話はしなかったけど、そうするとかえってもっと心配するので最近は適当に甘えたり、その日にあったことを話したりそうするととても喜んでくれるんです」最後にスジは、今後も人々から「一緒にいたい人、エネルギーをくれる人、一緒に働きたい人」として記憶に残りたいという思いを話してくれた。「そんな人いますよね?一緒にいるのが気持ちいい人。私はいつもポジティブな人でいたいんです」シルキーなベージュ色のドレスはモスキーノ チープ&シック、ウィットのあるワッペンをパッチワークしたツイード素材のチェーンバッグはBRHAS PATI、フラワーモチーフのクリスタルヘアバンドはBlackMuse、レイヤードのブレスレットはいずれもTOUS。
コン・ユ主演「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」Blu-ray&DVDリリース決定!
コン・ユ主演「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」のBlu-ray&DVDが11月16日にリリースされる。「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」は、18歳の少年の魂が乗り移った30代の医師と、少しドジだが純粋でお茶目な女教師のラブコメディ。「美男ですね」や「僕の彼女は九尾狐」をはじめ、「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」など次々と大ヒットドラマを世に送り出している脚本家ホン姉妹の最新作だ。本作では、兵役を終えてより一層男らしくなったコン・ユが、なんと18才の高校生役を演じる。「コーヒープリンス1号店」以来5年ぶりのドラマ主演となった。ヒロインには「マイダス」や「花より男子~Boys Over Flowers」で実力を見せつけたイ・ミンジョン。さらにシン・ウォンホ(CROSS GENE シン)やペ・スジ(miss A スジ)など次世代スター候補が出演する。本作でホン姉妹に大抜擢された18才の高校生役のシン・ウォンホは、日韓中6人組ユニットCROSS GENEでデビュー。今後、歌手としても大注目されている。また、チャン・マリ役のペ・スジは人気ガールズグループのmiss Aのメンバーであり、韓国恋愛映画史上、最高観客動員数を記録した「建築学概論」での演技が評価され、女優としても高い評価を得ている。「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」発売元:TBS/TCエンタテインメント販売元:TCエンタテインメント発売日:BOX1 2012年11月16日(金) BOX2 2012年12月5日(水)
コン・ユ、記憶に残る俳優になった理由は?
俳優のコン・ユがKBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)終了後、広告や次回作のオファーが殺到し、依然として忙しい日々を送っている。ドラマは、平均的に一桁の視聴率で期待に及ばない成績で幕を下ろしたが、コン・ユは相変わらずの人気ぶり。1本のドラマによってイメージが左右される厳しい芸能界でコン・ユは「ビッグ」の興行成績とは関係なく、すでに2本の広告を新しく契約し、殺到する次回作へのラブコールを断っている。考えてみると「ビッグ」は大ヒットを記録したわけではないが、前作「ラブレイン」の平均視聴率(5%台)に比べればそこまで悪くもない成績だ。もちろん、ホン姉妹の脚本やコン・ユ、イ・ミンジョン、miss Aのスジなどの豪華キャストを考えると残念な結果だが、それでも「ビッグ」の視聴率が最後まで8~9%台を守れたのは、ラブコメディキングコン・ユの力だった。コン・ユは、昨年映画「トガニ 幼き瞳の告発」で見せた真摯な演技を忘れさせるほど、甘くて繊細な演技でお茶の間を魅了した。「ビッグ」のストーリー上、19歳の少年と31歳の成人男性のキャラクターを行き来する演技をこなしただけに、感情の変化を繊細に表現することが求められた。その中でも女心を掴むラブコメディならではの切り札も必要だった。視聴者が時には笑ったり、時には涙を流したりすることのできるようなスキルがきちんと調和しなければならない状況だった。コン・ユは、5年ぶりに復帰したドラマで特有のラブコメディ演技の絶頂を見せ、最高の演技力を披露した。そして、ドラマが終わった今、一番脳裏に残っているのは俳優のコン・ユだ。コン・ユは、意気込んで選んだ復帰作が他のドラマとの競争で振るわない状況でも、プロらしい精神力や情熱で作品の中核を担った。業界や関係者に自身の底力を確認させる機会となった。作品は忘れても俳優は記憶に残る良き例になるだろう。また、依然として彼の人気は高まっている。広告界の関係者によると、コン・ユは「ビッグ」の出演以降も広告の再契約はもちろん、新たな契約も数本した。また、最終的に出演を検討している映画「サスペクト 哀しき容疑者」以外にも多様なジャンルのシナリオが彼の選択を待っている。
コン・ユ「視聴率は意識しなかった…可愛く見てくださって感謝する」
お茶の間を「コン・ユアリ(コン・ユに夢中になる現象)」で虜にしていた俳優コン・ユが、KBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)の最終回の放送後、終了の感想を伝えた。コン・ユは24日午後、蒸し暑さの中で行われたロケ撮影を最後に、約3ヶ月間のドラマ撮影を終えた。撮影が終わるやいなや、苦楽を共にしたスタッフ、俳優たちと挨拶を交わしたコン・ユは、撮影が終わった後も、長らくおしゃべりしながら現場に残っていた。5年ぶりにドラマ「ビッグ」でお茶の間に復帰したコン・ユは、甘いロマンスを披露して毎晩、女性ファンを眠れなくするほど、多くの話題を残した。コン・ユは30歳と18歳を行き来する一人二役に初挑戦し、コミカルな姿、ロマンティックな姿は勿論のこと、思春期少年の純粋ながらも尖った姿まで、多彩な魅力で演じた。コン・ユは女性ファンの母性愛を刺激し、ロマンティックコメディキングの真価を発揮しながら、無条件に信じることのできる俳優としての彼の底力を見せた。全ての撮影を終えたコン・ユは「久しぶりにドラマに復帰したけど、30代の僕が10代を演じる姿を可愛く見てくださった視聴者の方々に感謝する。5年ぶりだったので負担もあったが、今はすっきりした。厳しいときもあったし、残念なときもあったけど、最善を尽くしたので後悔はない」と話した。続いて彼は「実は最初から視聴率を意識してドラマを始めていないので、視聴率が高くないことで残念だったり、悔しかったりする思いは、個人的にはない。小数の視聴者でも、『ビッグ』に愛情を持って最後まで見ていただき、本当に感謝する。そのような方々に励まされて、第16話まで無事に終了できた。ドラマ復帰を待ってくださって、応援してくれたファンたちにより良い姿を見せることができなかったのは申し訳ない。これまで僕のキャラクターを愛してくださって感謝する。近いうちに、また『ビッグ』のように良い作品で戻ってくる」と感想を伝えた。
「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」はなぜ「最高の愛」になれなかったのか
一大ブームとはならなかった。飛躍も逆転もなかった。KBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)が全16話の短いシリーズを終えた。多数のヒット作を生み出し、テレビドラマのトレンドをリードしているホン姉妹と、映画やドラマを問わず順調に力をつけてきた俳優コン・ユとイ・ミンジョン。その組み合わせだけで抜群のラブコメディの誕生が予想されたが、それは誤算だった。第1話の放送以降、8%台にとどまった視聴率は、上昇の兆しすら見せることはなく「光と影」「追跡者 THE CHASER」の攻勢に力なく崩れてしまった。先にスタートした競合作の機先を制するには、ジャンルも視聴者層もかけ離れていたが、それは言い訳にはならない。成績のほかに、評価に目を向けても半分は成功という形容が通じないほど、このドラマは成績と評価の両方を逃してしまった。設定に負けた「ビッグ」残ったものは?このドラマの軸は二人の男性の魂が入れ変わるという設定だ。放送前、視聴者たちはドラマや映画などで何度も目にしてきたこの設定がホン姉妹の手によってどのように展開されるのか楽しみにしていた。しかし全16話という短いシリーズを終えたこのドラマには、特別なものはなかった。味を付けるために刺激的な調味料がたくさん加えられたものの、設定に引きずられてしまい、うまく料理することはできなかった。ひたすらファンタジーに集中したドラマの展開は回を重ねるごとに増えていき、可能性を失っていった。連続ドラマに定番の出生の秘密が加わり、人物関係は絡み合い、キャラクターの魅力さえ半減した。コン・ユが演じる30歳のソ・ユンジェというキャラクターは初めから行方がわからなくなってしまった。「ファンタスティック・カップル」や「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」で力を発揮したホン姉妹ならではのユーモアも消えた。ラブコメディのはずだが、ラブもコメディもなかった。これは設定に負けた結果であり、明確な答えのない結末に視聴者の怒りが集中した理由でもあった。ホン姉妹流のユーモアとこじつけの違い前述したとおり、これまでのホン姉妹のドラマにはホン姉妹ならではのユーモアとセクシーさがあった。多少大げさな設定を巧みに描くホン姉妹の手腕は、ホン姉妹をドラマ界の一つのブランドに位置づけた。しかし、これはしっかりしたストーリーがドラマを支えているときにこそ力を発揮する、まさにドラマ的な装置の一つであって、「ビッグ」のように人物関係がぞんざいでキャラクターさえ安定していない状態ではユーモアではなく、こじつけに過ぎなかった。魂が入れ変わる前の大人っぽい姿に比べて精神年齢が9歳の子供に退化した、と評価されている19歳の少年コン・ユがポロロ(韓国の人気アニメ)の主題歌を歌い、イ・ミンジョンの不倫に怒ったアン・ソクファンがコン・ユとイ・ミンジョンを留置場に収容するという設定は、一回きりの注目を集めたに過ぎなかった。登場人物を月に行かせるCGやでたらめな想像シーンも同じだ。魂が入れ変わり、出生の秘密などで感情的にこじれていたキャラクターたちに、ユーモアをユーモアとして消化させるのは明らかに力不足だった。「ビッグ」にはチョ・アンナ(ドラマ「ファンタスティック・カップル」の登場人物)もトッコ・ジン(ドラマ「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」の登場人物)もいなかった。
「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」ダランが愛したのは…外見なのか、内面なのか
※この記事にはドラマ「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」の結末に関する内容が含まれています。KBSドラマ「ビッグ」カフカの「変身」を思い出すある日突然、ある人の外見が変わったら、その人のアイデンティティは変わった外見と見るべきか、それともその人の中身なのか。このような質問に多くの人は当たり前のように、その人の内面が重要であって、変わった外見は副次的なものだと答えるかもしれない。だが、本当にそうなのだろうか。カフカの「変身」はその質問に対する正解に近い小説である。小説の主人公、グレーゴル・ザムザは、ある朝目覚めると虫になっていた。グレーゴルの内面は依然として彼自身だが、家族は彼を虫と見なし、彼を家族として認めない。内面は変わっていないが、外見が虫に変わったからだ。「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」(以下「ビッグ」)も同じ質問を投げかける。ユンジェ(コン・ユ)とキョンジュン(シン・ウォンホ/CROSS GENE シン)の魂が入れ替わるという設定の「ビッグ」は、ダラン(イ・ミンジョン)が愛する男のアイデンティティが、ユンジェという外見なのか、それとも生意気な高校生のキョンジュンという内面なのか、視聴者に問いかける。ユンジェの肉体とその中にいるキョンジュン、その中でダランが愛する男は果たして誰なんだろうかと。そして「ビッグ」はカフカの「変身」とは正反対の答えを視聴者からもらおうとした。ダランが惚れたのは外見(ユンジェ)ではなく、内面の高校生キョンジュンであるという結論にたどり着くように。これは序盤の生意気でわがままだったキョンジュンがダランに恋をして、徐々に大人になっていく、成長物語とも合う。クーガー女の恋、それはそれでいいがそれではダランは、不意にクーガー女(若い男性を好む30歳以上で金銭的にも人間的にも余裕のある女性の事を指す)になるわけだ。ダランがユンジェ(外見)を愛するのではなく、キョンジュン(内面)を愛するのであれば、キョンジュンとダランカップルは経済力のある年上女と年下男の恋になる。しかも幼い新郎と結婚する風習のあった昔でもないから、ダランは未成年者と恋に落ちる大人になってしまう。しかしクーガー女の恋もトレンドになった昨今、ダランとキョンジュンの恋そのものが大した問題ではないかもしれない。それよりも記憶喪失のほうがもっと大きな問題になるだろう。キョンジュンの魂が元の体に戻るのはいいが、記憶がなくなるのは問題だ。これまでのダランとの甘い恋を何一つ覚えていることができないなら、その記憶をどうやってよみがえらせるか。ところで、最終回をじっくり見ていると、ダランが本当にキョンジュン(内面)だけを愛していたのかと、疑問が生じる。1年後、ダランの傘の中に駆け込むキョンジュンの外見は、シン・ウォンホではなく、コン・ユのままだった。ユンジェ(コン・ユ)は元彼であって、ダランが現在好きな人はキョンジュン(シン・ウォンホ)のはずだ。しかしダランはコン・ユの姿を見て喜ぶ。彼がユンジェなのか、自分が愛するキョンジュンなのかもまだ分かってないのに。こうなると、「ビッグ」は最後のシーンでダランがこれまで貫いてきた、カフカの「変身」とは違って内面のキョンジュンを愛しているということを、否定してしまうことになる。ダランがキョンジュンだけを愛していたとすれば、自分の傘の中に駆け込んだ人がユンジェなのか、キョンジュンなのかちゃんと見分ける必要があった。しかし彼女はただコン・ユの外面だけを見て素直に喜んだ。彼が本当にユンジェなのかキョンジュンなのかも知らずに。「ビッグ」のテーマは内面への愛のはずラストシーンのコン・ユが全ての記憶を失くしたキョンジュンなのか、それとも普段肌身離さず身につけていた腕時計をつけているから、ユンジェの体の中にいるキョンジュンが記憶を失くしていないのか、その判断は視聴者に任された。結末が謎のままに終わる、リドル・ストーリー的にドラマが幕を閉じたからである。ただしコン・ユが誰なのかも確認せず、ダランが喜んだのは、最終回までの「ビッグ」のテーマを自ら壊してしまうことになる。全ての記憶をなくしたキョンジュンと再び恋をするのではなく、元彼のユンジェとよりを戻すかもしれない。ダランの嬉しそうな表情を見ると、映画「春の日は過ぎゆく」でユ・ジテがイ・ヨンエに言ったセリフ、「どうして愛は変わるんだ」が思い浮かぶ。結末を視聴者の想像にまかせるのも、視聴者としては嬉しくないが、キョンジュンかユンジェか確認もせず、喜ぶダランの表情で、これまでの「ビッグ」のテーマ、内面への愛を覆すことになり、よりわけが分からなくなってしまった。
「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」恋人たちのキスを誘った名シーンBEST3
最終回を迎えたKBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」(脚本:ホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出:チ・ビョンヒョン、キム・ソンユン)のこれまでの名シーンをまとめてみた。1. 「するな。確認するな」イ・ミンジョンを抱きしめながらドアを押さえていたコン・ユのパワー溢れるラブシーン「ビッグ~愛は奇跡~」第4話のエンディングで見せたカン・キョンジュン(コン・ユ)とキル・ダラン(イ・ミンジョン)のハグシーンは、未だに視聴者が選んだ最高のシーンのうちの一つとなっている。ソ・ユンジェ(コン・ユ)が持っていた鍵がイ・セヨン(チャン・ヒジン)のアパートの合鍵であることに気付いたダランは、悲惨な気持ちでセヨンのアパートに向う。ダランが鍵の真実を知ったことに気付いたギョンジュンは、セヨンのアパートに駆けつける。ギョンジュンはセヨンのアパートのドアを鍵で開けようとするダランを抱きしめ、ドアが開かないように手で押さえながら傷ついたダランに「確認するな」と切ない口調で言う。息を切らしているギョンジュンと茫然とへたり込むダランの姿を描いたこのシーンは視聴者をときめかせ、コン・ユの名声を再確認させた。コン・ユも「ギルティーチャー(ダラン)を守らなければならないというギョンジュンの気持ちがよく表れていて、個人的にも好きなシーンだ。熱心に走った覚えがある」とこのシーンに対する愛情を表した。2. 「ギョンジュンが来てくれたことが何でこんなに嬉しいの?」イ・ミンジョンの愛の告白「ビッグ~愛は奇跡~」第9話で描かれたギョンジュンとダランの映画館デート。両耳にイヤホンをつけてMP3プレーヤーを聴いているギョンジュンに向かって「ギョンジュン、私ってどうしたのかな。ギョンジュンが来てくれたことが、なんでこんなに嬉しいの?」と突然愛の告白をしたダラン。そんな彼女の告白を聞いたのか、聞こえなかったのか分からないコン・ユの熱い眼差しは女性視聴者を虜にすること間違いなしだった。さらに胸の奥に隠していた気持ちを密かに告白し、コン・ユを見つめていたイ・ミンジョンのしっとりとした瞳は男性視聴者の心をくすぐった。視聴者は「コン・ユとイ・ミンジョンの眼差しがすごい」「キスシーンよりロマンチックな見つめ合うシーンとして記憶に残ると思う」「眼差しだけで心臓がドキドキする」と「ビッグ~愛は奇跡~」最高の名シーンとしてダランの告白シーンを選んだ。3. 「さあ、どうする?」互いの気持ちを確認したコン・ユとイ・ミンジョンのキス「ビッグ~愛は奇跡~」第12話で描かれたキスシーンは短かったにもかかわらず話題となった。ダランの好きな人がユンジェではなく、KKJ、つまり自分であったことに気付いたギョンジュンは、ダランが婚約指輪をしている時は自分の気持ちを表せないという約束を破ってダランの指に自分の指を組み合わせて指輪を落としてしまう。キスを交わしながら愛を確認する二人。婚約者の体に入った学生の魂を愛してしまったダランと、唯一自分の傷を知っている彼女との恋に落ちてしまった18歳の思春期の少年は、このシーンで年齢と状況を越えた強い愛を確認する。制作陣は「コン・ユは全ての人をときめかせる不思議な能力を持っている。彼がラブコメディのキングと呼ばれる理由に納得できたシーンだった」としスタッフが選ぶ最高のシーンとして同シーンを選んだ。「ビッグ~愛は奇跡~」は、これまで先生と学生の関係から恋人に、また婚約した女性と婚約相手の弟へと悲しいすれ違いを繰り返してきたコン・ユとイ・ミンジョンカップルの愛が叶えられるのか気になる中、24日の最終回でその結末が公開された。偶然の事故でダランの婚約者と魂が変わってしまったギョンジュンと婚約者の体に入ってきたギョンジュンの魂に恋をしてしまった先生、ダランの恋愛を描いた「ビッグ~愛は奇跡~」は24日に韓国で最終回を迎えた。