ウンギョ
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「悪戯」「ウンギョ」拒めない破滅的な愛…“観客を魅了”
拒めない破滅的な愛を取り扱った映画が、観客の心をつかんでいる。昨年公開し観客を魅了した映画「ウンギョ」から2013年の映画界に旋風を巻き起こしている映画「チッ(ふるまい)」まで、破滅的で危険な愛を描く映画が脚光を浴びている。まず、作家パク・ボムシンの同名小説を原作にセンセーションを引き起こした「ウンギョ」は、70歳の老人と17歳の少女との恋物語を大胆な題材と露出シーンで描き、注目を集めた。70歳の老人イ・ジョクヨを演じた俳優パク・ヘイルの細かな扮装と演技は、公開前から多くの話題を集め、またストーリーの中で70歳の老人イ・ジョクヨの心をつかんだウンギョ役の女優キム・ゴウンの大胆な露出も熱い話題となった。同映画は単に老人と少女の型破りで官能的な愛だけにとどまらず、若さと愛情、権力の欠乏に縛られた3人の男女の行き違う欲望を題材とし、次第に陥っていく破滅的で危険な愛で多くの観客から好評を得た。「ウンギョ」に続いて2013年を盛り上げる映画として、サスペンスロマンス「悪戯」がヒットを確実なものとし映画界をリードしている。現在上映されている「悪戯」は、愛、裏切り、愛憎という感情で絡み合った3人の男女が破滅へと向かうサスペンスロマンスを描く作品で、公開前からショッキングな題材で熱い関心を集めて話題となった。特に、演技歴23年目にして初めてスクリーンで主役を演じる女優キム・ヒジョン、そして料理をする優しい男性のイメージで愛されている俳優ソ・テファの恥知らずな不倫男へのイメージチェンジはもちろん、第2のキム・ゴウンを連想させる新人女優ソ・ウナの大胆な露出ときめ細かな演技で、映画への期待を一層高めている。映画は、学歴、家庭など全てが完璧に見える女性教授ジュヒと、彼女を真似したがる若い教え子のヨンミ、そしてその若い教え子と不倫するジュヒの夫ドンヒョクの交錯する欲望を取り上げ、破局に向かっていく3人の関係を細密に描写している。
4Minute キム・ヒョナ「SNL KOREA」で「ウンギョ」のパロディ…セクシーな演技に“ドキドキ”
4Minuteのキム・ヒョナが「SNL KOREA」で映画「ウンギョ」をパロディし、シン・ドンヨプを緊張させた。27日、韓国で放送されたケーブルチャンネルtvN「SNL KOREA」でキム・ヒョナは、映画「ウンギョ」をパロディし、シン・ドンヨプ、チョン・ミンギョと共演した。特に、映画のパク・ヘイルとキム・ゴウンの揺り椅子シーンや掃除シーン、タトゥーを入れるシーンなどをシン・ドンヨプとキム・ヒョナがリアルに再現し、注目を浴びた。キム・ヒョナは実際の「ウンギョ」を超えるほどの演技を見せ、シン・ドンヨプはそんなキム・ヒョナの動きをずっと目で追い、終始一貫として笑いを誘った。またシン・ドンヨプが座っていた揺り椅子が激しい動きによって壊れる放送事故(?)にもかかわらず、ナチュラルなアドリブで危機を乗り越えるプロ根性を発揮した。この日、4Minuteの5人のメンバーであるナム・ジヨン、チョン・ジユン、ホ・ガユン、キム・ヒョナ、クォン・ソヒョンは、ホストを務めた「SNL KOREA」で「覇王色姫 ヒョナ」などのコントに参加し、19禁の大胆な演技を視聴者に披露した。
「ウンギョ」キム・ゴウンが香港を訪問“パンツスタイルも似合うでしょう?”
映画「ウンギョ」のヒロインキム・ゴウンが、「第7回 アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)に参加するために香港を訪れた。18日に行われる授賞式の前に開かれた17日の前夜祭に登場したキム・ゴウンは、他の女優とは違った。韓国と中華圏の女優たちが集まっている中、新人のキム・ゴウンはドレスではなく、差別化されたファッションで視線を引き付けた。キム・ゴウンは華麗なドレスの代わりにユニークなパンツスーツを選んだ。綺麗に髪の毛を結い、メイクでもカラーを最小限に抑えたキム・ゴウンはブラックの幾何学な模様が入ったルーズなパンツスーツにホワイトブラウスを着て、黒のハイヒールをマッチさせた。さらにリングとイヤリングをポイントとして取り入れ、シックなファッションを完成させた。キム・ゴウンは香港国際映画祭の一環として開催されるAFAに公式招待された。今年のAFAには「悪いやつら」「嘆きのピエタ」「10人の泥棒たち」「人類滅亡計画書」「私のオオカミ少年」(原題:私のオオカミ少年)など韓国映画が多数候補に名前を挙げ、期待を集めている。授賞式は18日午後7時(現地時刻)に開かれる。
【PHOTO】キム・ゴウン「第2回美しい芸術人賞」授賞式に参加“寒さを忘れさせる脚線美をアピール”
10日午後、ソウルプレスセンターで行われた「第2回美しい芸術人賞」の授賞式で、新人芸術人賞を受賞した映画「ウンギョ」のキム・ゴウンがステージに登場している。この日の授賞式では、映画「嘆きのピエタ」のキム・ギドク監督が大賞を、功労芸術人賞部門で映画俳優チェ・ウニ、新人芸術人賞部門では映画「ウンギョ」の女優キム・ゴウン、演劇芸術人賞部門で「ゴルゴンの贈り物」と「欲望という名の電車」に出演した女優キム・ソヒが受賞した。
華やかだった2012年の韓国映画界に届いた5つの朗報
今年の韓国映画界、監督の躍進と観客の増加が目立った1億人という観客数を見ると、目覚しい1年でした。でも、今年の映画界にはまだ未解決の問題も残っています。それにもかかわらず、希望を与える嬉しいニュースをまとめてみました。/編集者朗報1―女性監督の躍進今年韓国の映画界に届いた最大の朗報は、女性監督の躍進だ。そのスタートを切ったのは、ピョン・ヨンジュ監督だった。女性の性労働者を題材にしたドキュメンタリー映画「アジアの女として」でデビューしたピョン・ヨンジュ監督は「ナヌムの家」「ナヌムの家2」に続き、メジャー映画界に入り、「蜜愛」「バレー教習所」で新しい世界を切り開いたが、興行面では失敗した。だが、今年に公開された映画「火車」は韓国で240万人の観客を動員し、ピョン・ヨンジュ監督に注目すべき商業映画の監督として見直すきっかけを与えた。次回作の「照明店」もカン・プルの原作漫画を映画化したもので、すでに映画界では期待が高まっている。商業映画でピョン・ヨンジュ監督と肩を並べる女性監督に、パン・ウンジン監督がいる。一時女優として活躍したパン・ウンジン監督は「オーロラ姫」の脚本と演出で映画界にデビューし、自身だけのカラーを見せた。今年に入って数々の大作が公開される中で公開されたリュ・スンボム&イ・ヨウォン主演の「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は原作ファンの反発にもかかわらず、充実したラブストーリーで、韓国で150万人の観客を集めた。商業映画ではこの二人の女性監督が活躍したが、独立映画(配給会社を通さず、制作者が直接映画館に売り込む映画)ではチョン・ジェウン監督とキム・ヒジョン監督の躍進が目立った。「子猫をお願い」で長編映画にデビューし話題になったチョン・ジェウン監督は、長い空白期間を経てある建築家の人生と死を描いたドキュメンタリー映画「語る建築家」で4万人の観客を動員し、独立映画としては大ヒットを記録した。商業映画界に華やかなデビューを果たした監督がまったく新しい形で観客とコミュニケーションしたことでチョン・ジェウン監督の「語る建築家」は、意味のある作品だと言える。また「グレープ・キャンディ」で女性の観客からいい反応を得たキム・ヒジョン監督は、前作の「13歳、スア」に続き、2本目の作品としても面白く、出来のいい長編映画を作ったことで評論家と観客に信頼を与えた。一方、今年の上半期に最高の話題になったドキュメンタリー映画「二つの扉」を演出したキム・イルラン、ホン・ジユ監督も成長した姿を見せたと評価されている。朗報2―健在なベテラン監督最近、第33回青龍映画賞で監督賞を受賞したチョン・ジヨン監督は、今年韓国映画界が一番歓迎すべき人物の一人だ。資本と権力の介入によりいつにも増して監督の能力が求められる映画界で、チョン・ジヨン監督のように力量のあるベテラン監督の存在感は、映画界を支える役割をするからだ。1998年「カ」を演出してからしばらく空白期間があったチョン・ジヨン監督は、今年だけで自身が監督した「折れた矢」「南営洞1985」と脚本を書いたドキュメンタリー映画「映画の現場」を公開し、映画界に躍り出た。それだけではない。「バンジージャンプする」「血の涙」を演出したキム・デスン監督も前作に続き、時代劇「後宮の秘密」で観客に相変わらずの存在感をアピールした。扇情的だという議論で作品の本質が薄れてしまった面はあるが、基本的に宮廷内の権力構図というきちんとしたテーマを盛り込んだという点で観客にアピールした。「ウンギョ」のチョン・ジウ監督もベテラン監督の能力を発揮した。「ハッピーエンド」で注目を集めながらデビューし「親知らず」「モダンボーイ」で自身のスタイルを知らせたチョン・ジウ監督は深みのある恋愛ドラマ「ウンギョ」でマンネリを克服したとの評価を受けた。観客と評論家は「ウンギョ」から感じられる老化の意味に注目し、感動した。一方、キム・ギドク監督は苦労の末に公開した「嘆きのピエタ」で、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、映画界に栄光をもたらした。朗報3―小さい映画で輝いた観客の存在感今年の芸術映画、または多様性映画とも呼ばれる上映スクリーンの数少ない映画に対する観客の反応が熱かった。「テイク・ディス・ワルツ」「サーチング・フォー・シュガー・マン(仮題)」「少年は残酷な弓を射る」「二つの扉」「MBの追憶」など、数々の作品が配給と上映の両面で厳しい環境に置かれているにもかかわらず、口コミで1万~7万に至る観客に出会い、そのほとんどが良い評価を得た。このような傾向により、韓国で上映スクリーン数とは別に、作品が良ければ映画館を訪れる積極的な観客が存在するという事実が分かるようになったことは、今年韓国映画界の大きな収穫だ。いわゆるマニアと呼ばれるこのような観客こそ流行によって映画館を訪れる観客に比べ、長期的に映画界で影響力を発揮する観客になれる。最近一部の映画館で行われている「シネキューブ芸術映画プレミアフェスティバル」と「ソウル独立映画祭」に行ってみると、観客の熱い熱気が感じられる。違う映画、新しい映画への情熱は、韓国映画界の性格とも関係がある。いつも新しいものを楽しむ韓国人の映画への愛情は、すでにアメリカをはじめ、世界中の映画関係者によく知られている。そして、韓国を訪れる外国の映画関係者も年々増加すると共に、韓国で初めて公開される映画もある。また、韓国映画を一つのジャンルとして好む外国人が存在する。このような情熱が今年数本の小さな映画を支え、映画界に少なからぬ感動を与えた。朗報4―立派な新人監督の登場チョ・ソンヒ監督。まだこの名前よりは「私のオオカミ少年」の監督の方が分かりやすいだろう。伝統的なオフシーズンという10月末に韓国で公開し、12月現在までに650万人の観客を動員したこの凄いファンタジー恋愛映画は、メジャー市場にデビューする前から映画関係者に脚光を浴びてきたチョ・ソンヒ監督から誕生した。このように韓国の映画界、特に独立映画界にはたくさんの人材がいる。韓国の映画界は「私のオオカミ少年」の成功でより忙しくなりそうだ。良い企画と隠れた人材が作り出す素晴らしい映画は、安定した配給と上映能力までを兼ね備えれば、数百人の観客を集めることは不可能なことではないためだ。すでにCJエンターテインメントでは、6日に韓国で公開される予定の「マイPSパートナー」のピョン・ソンヒョン監督を発掘し、観客との出会いを待っている。チョ・ソンヒ監督とピョン・ソンヒョン監督。この二人の新人監督を通じ、韓国映画界の未来を肯定的に見ることができる。まずは、より多い独立映画の監督たちが長編映画でデビューしなければならない。ベテラン監督たちの中でいい新作を作り出す場合もあるが、今年は特にベテラン監督たちが前作に及ばない新作で酷評を免れなかった。また、優れた監督はハリウッドに進出したり、制作やテレビドラマ、後進の育成など、映画の演出でない方向に移動している。その中で可能性のある新人監督を発掘することは、単なるニッチ市場(特定のニーズを持つ規模の小さい市場)の開拓ではなく、韓国映画界の未来のために必ず必要なことだと言える。幸い今年、MYUNGフィルムは数年後に映画学校を開校させ、埋もれた人材を積極的に育成すると明かし、CJ文化財団のプロジェクトSは引き続き新人の監督を支援する予定だと言う。このような動きがあるため、韓国映画の未来は暗いとは限らない。朗報5―映画館を訪れる観客の増加何よりも「10人の泥棒たち」「王になった男」など、今年1千万の観客を動員した映画が2本も出たことは、韓国の映画界には朗報だった。同映画を含め、8本の韓国映画が数百万の観客を動員した。今年は潜在能力が炸裂した俳優が多いが、これは観客の鑑賞の潜在能力が炸裂したとも言える。観客が映画を映画館で観たいと思うようになったとのことだ。これまで違法ダウンロードやテレビなどで映画に接してきた観客が映画館を訪れるようになったことは、今年、韓国映画を観た観客が1億人を突破することに繋がった。それだけ韓国映画を含め、韓国で公開される映画がたくさんの観客を満足させる水準になったということだ。もちろん、観客数や上映スクリーン数の二極化問題が浮上したが、どうであれ映画館を訪れる人が多くなったことは、それだけ映画への関心が高くなったことで、これは今後韓国の映画界がどうなっていくのかによって消費市場としてその機能を十分に果たせるという期待をもたらすものだ。いかなる市場であれ、需要があってこそ存立と発展を夢見ることができるためだ。従って、映画館で映画を観てくれる観客のためにも、韓国の映画界はより多様で出来のいい作品を作り出す能力を備えなければならない。そのためには、映画制作の際には脚本家の創造性を尊重し、撮影と後半作業においてスタッフへの待遇を改善し、配給と上映、そしてマーケティングにおける精度を守らなければいけない。今年は、韓国映画界にとって最高の一年になった。このような雰囲気を来年にも、再来年にも続けていくためには、観客が求める映画はどんなものなのかを絶えず研究し、観客とコミュニケーションする必要があると考えられる。
「ウンギョ」ロンドン韓国映画祭で全席満員…“熱烈な反応”
駐英韓国文化院(院長:キム・ガプス)主管の第7回ロンドン韓国映画祭で、映画「ウンギョ」が全席満員を記録するなど、現地で熱烈な反応を受けた。12日、ロンドン韓国映画祭の関係者は「『ウンギョ』は11月6日(現地時刻)、ロンドンの中心地にあるICA(イギリス現代芸術協会, Institute of Contemporary Academy)の劇場で、満席の中で上映された」と伝えた。またこの日は、「ウンギョ」を演出したチョン・ジウ監督を招き、映画の上映後には質疑応答も行われた。この関係者は「チョン・ジウ監督の作品世界と韓国式恋愛映画に対する現地の人の関心を実感できた。空席が見つからないほど座席が埋め尽くされ、観客の前に登場したチョン・ジウ監督の簡単な作品の紹介の後、映画が上映された」と伝えた。映画が終わった後、映画評論家であるDamon Wiseが進行するチョン・ジウ監督との質疑応答が行われた。今回の質疑応答には特別に釜山国際映画祭のプログラムディレクターであるチョン・チャンイル映画評論家と共に参加し、いろいろな質問に対してチョン・ジウ監督と一緒に答え、観客の韓国映画に対する疑問をより効果的に解消した。決められた時間を越えて行われて監督との質疑応答の時間は、イギリスに初めて紹介されるチョン・ジウ監督の映画への観客の理解が深まっただけではなく、現地の観客の熱い関心を即座で確認できる機会になった。1999年「ハッピーエンド」で長編映画界にデビューし、緻密な心理描写で注目を集め、今年「ウンギョ」で釜日(プイル)映画賞の最優秀作品賞を受賞したチョン・ジウ監督は、「互いに違う人々が共に生きていく姿からインスピレーションを受ける。今後もより多くの作品を演出し、様々なジャンルに挑戦する」と抱負を明かした。また西洋化が進んでいる韓国の映画産業と、徐々に多様化する観客層に備え、全世界の観客と通じられる映画演出に対して話した。チョン・ジウ監督は映画が終わった後にも席にとどまっていた観客の質問に率直な答え、質疑応答の間、多くの観客から呼応を引き出した。「ウンギョ」の上映に先立ちチョン・ジウ監督は、イギリス現地のマスコミの記者や韓国映画専門ブロガーと記者懇談会を行い、チョン監督が作家パク・ボムシンの小説「ウンギョ」を読んで、老いて行く老人の感情をスクリーンに移すことになったきっかけと、俳優のキャスティングに関するエピソードなど、様々な話を記者たちと共有する時間を持った。現地の記者たちは「ウンギョ」だけではなく、チョン・ジウ監督の前作である「ハッピーエンド」「モダンボーイ」などに関する質問を通じて、彼の全般的な作品世界に対する関心を示した。チョン・ジウ監督は、自身が脚本を務めた映画「黒く濁る村」を通じて、才能のある若い作家たちが多い、韓国のアニメと映画間の関係を評価し、韓国映画の未来に対して話すなど、熱い懇談会を行った。今回「ウンギョ」の上映とチョン・ジウ監督のロンドン韓国映画祭の訪問は、従来に多く知られているスリラー、アクションジャンルの韓国映画以外にも、ストーリーテリングと人間味が感じられる韓国式の恋愛、ドラマジャンルの作品を現地の観客に確実に認識させる契機として重要な意味を持つと、現地の映画関係者たちは分析している。駐英韓国文化院は今回の映画祭期間に、より多様なジャンルの韓国映画を現地で紹介することで、韓国映画が欧州で跳躍する時の基盤を提供する予定である。
キム・ゴウン「ウンギョ」で韓国映画評論家協会賞の新人女優賞を受賞
キム・ゴウンが映画「ウンギョ」で「韓国映画評論家協会賞」の新人女優賞を受賞した。7日午後7時30分、ソウル中区(チュング)韓国プレスセンターの国際会議場では、アン・ソンギと映画評論家キム・ソニョプの司会で「第32回韓国映画評論家協会賞」の授賞式が行われた。この日、新人女優賞の受賞者としてキム・ゴウンの名前が呼ばれた。 キム・ゴウンは「とても緊張している。実は今日受賞したら、親に感謝の言葉をぜひ伝えたいと思っていた。恥ずかしくてありがとうございますという言葉を言えなかったからだ。親は私のことを信頼し、私の道を見守ってくれた。これからもっと良い俳優になりたい」と受賞の感想を語った。 審査委員であるソウル芸術大学のチョン・ジュンホン教授は「今年の『韓国映画評論家協会賞』の投票で、キム・ゴウンは圧倒的な支持を得て新人賞に選ばれた。デビュー作で主演としての確実な存在感をアピールした。劇中でキム・ゴウンは、17歳の女子高生であるものの、70歳の老詩人の胸をときめかせ、若い作家の欲望も満たさなければならない起伏のある感情を演じなければならなかった。キム・ゴウンは初々しく、ハツラツとした魅力でキャラクターに没頭し、うまく演じてくれた。70歳の老詩人と一緒にいても不倫の下品なイメージがしない妙に官能的で天真爛漫なキャラクターを通じて、輝く若さを上品に表現した」と選定の理由を明らかにした。最優秀作品賞と監督賞は「嘆きのピエタ」が受賞し、男優主演賞は「折れた矢」(監督:チョン・ジヨン)のアン・ソンギが、女優主演賞は「嘆きのピエタ」のチョ・ミンスが受賞した。新人監督賞は「ミンクコート」のシン・アガ、イ・サンチョル監督が受賞した。韓国映画最高の興行記録を打ち出した「10人の泥棒たち」(監督:チェ・ドンフン)と1100万人の観客を動員した「王になった男」はそれぞれ撮影賞と技術賞を、韓国映画に寄与してきた元老俳優ファン・ジョンスンが功労映画人賞を受賞した。 昨年開かれた「第31回韓国映画評論家協会賞」の授賞式では、最優秀作品賞、監督賞、脚本賞を「高地戦」(監督:チャン・フン)が受賞し、女優主演賞は「晩秋」(監督:キム・テヨン)のタン・ウェイ、男性主演賞は「黄海」(監督:ナ・ホンジン)のハ・ジョンウ、女優新人賞は「へファ、ドン」(監督:ミン・ヨングン)のユ・ダイン、男性新人賞は「高地戦」のイ・ジェフン、新人監督賞は「ムサン日記~白い犬」のパク・ジョンボム、功労賞はチョン・チャンファが受賞した。
キム・ゴウン、今年だけで3つの新人賞を受賞“期待の星”
映画「ウンギョ」(監督:チョン・ジウ)に出演した女優キム・ゴウンが、大鐘(テジョン)賞映画祭で新人女優賞を受賞した。30日の午後、ソウル汝矣島(ヨイド)KBSホールで俳優シン・ヒョンジュンとキム・ジョンウンの進行で第49回大鐘賞映画祭が行われた。「建築学概論」のmiss Aスジ、「ペースメーカー」のAra、「Lovable」のユ・ヘジョン、「嘆きのピエタ」のカン・ウンジンがノミネートされた大鐘賞の新人女優賞は、最終的にキム・ゴウンが受賞することになった。「ウンギョ」は、パク・ボムシン作家の同名の小説を映画化した作品で、少女のフレッシュさに魅了された70歳の偉大な詩人イ・ジョギョ(パク・ヘイル)、師匠の天才的才能に嫉妬する35歳の弟子ソ・ジウ(キム・ムヨル)、偉大な詩人に憧れる17歳の少女ハン・ウンギョ(キム・ゴウン)の3人の、自身が持てないものを欲しがる欲望と嫉妬を描いた。キム・ゴウンは、同映画で17歳の女子高生ハン・ウンギョ役を演じ、大胆な露出演技に挑戦した。何と300倍の競争率となったオーディションで、チョン・ジウ監督に抜擢された新人のキム・ゴウンは、この作品で衝撃的なデビューを果たした。キム・ゴウンは第21回釜日映画賞の新人賞、第32回韓国映画評論家協会の新人賞に続き、大鐘賞新人女優賞まで受賞し、3つの新人賞を受賞する栄光を手にした。同日午後7時40分からKBS 2TVを通じて2時間生放送された大鐘賞の授賞式は、歌手パク・ジニョンのオープニング公演でフェスティバルの幕を開けた。
miss A スジ vs キム・ゴウン、大鐘賞新人女優賞の主人公になるのは誰?
ガールズグループmiss Aのスジや女優キム・ゴウンらの中で、誰が第49回大鐘賞映画祭の新人女優賞の主人公になるのか。第49回大鐘賞映画祭側は17日の午前、ソウルプレスセンターで、本賞進出作発表記者会見を開き、22の本賞受賞部門に進出した20本の映画を発表した。特に、最も注目される新人女優賞部門に、映画「建築学概論」のスジと「ウンギョ」のキム・ゴウンが揃って名を連ね、二人の競争に関心が集中している。「建築学概論」で演技派アイドルとしてのイメージを固めたスジは、初恋のアイコンとして浮上し、名実共に今年最高の忠武路(チュンムロ、韓国映画の中心地)の新人に位置づけられた。その後KBS 2TVのドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」でも安定した演技を披露し、役者としての可能性を開いた。このようなスジに立ち向かうように登場した新人女優はキム・ゴウンだ。彼女はデビュー作の「ウンギョ」で、並外れた露出も厭わない情熱で、純粋と官能を行き来する女子高生ウンギョを完璧に表現した。「ウンギョ」以降、キム・ゴウンに殺到する忠武路からのオファーも、彼女が忠武路最高のホットな女優であることを物語っている。しかし、他の候補たちも手ごわい。映画「ペースメーカー」のAra、映画「タスリ」のユ・へジョン、「嘆きのピエタ」のカン・ウンジンなど、名だたる候補者たちがノミネートされている。果たしてこの厳しい競争を勝ち抜き、新人女優賞の主人公になるのは誰なのか楽しみだ。第49回大鐘賞映画祭は30日に汝矣島(ヨイド)KBSホールで開催される。
「10人の泥棒たち」から「王になった男」の出演者まで…釜山国際映画祭で輝くスターたち
名前だけでも映画ファンたちをときめかせるスターたちが第17回釜山(プサン)国際映画祭(以下、BIFF)に出席する。10月4日に開幕するBIFFは、韓流スターをはじめ、韓国の観客たちには会うのが難しい海外スターたちまで、登場するだけで注目される俳優たちが、舞台挨拶や観客との交流などの様々なプログラムを通じて、釜山を熱狂させる予定だ。観客動員数1302万人(配給会社集計基準)を突破し、「グエムル-漢江の怪物-」を抜いて韓国映画最大のヒット作となった「10人の泥棒たち」のキム・ユンソク、チョン・ジヒョン、キム・ヘスク、オ・ダルス、イム・ダルファ、デレク・ツァンらが釜山を訪れ、ファンと韓国映画における興行成績第1位の喜びを共有する。また、現在、公開されている作品の中で最も熱い映画「王になった男」の主演俳優イ・ビョンホンとリュ・スンリョンが出席し、上半期の韓国映画を導いた「悪いやつら」のハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、クァク・ドウォン、キム・ソンギュンと、「建築学概論」のハン・ガイン、イ・ジェフンも釜山のファンたちに会う予定だ。19歳以下観覧禁止であり、映画の全盛時代を導いた「ウンギョ」のパク・ヘイルとキム・ゴウン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョンとパク・チョルミンだけでなく、ソン・ジュンギ、パク・ボヨンのような若手スターや国民の夫として注目を浴びたユ・ジュンサンもBIFFのオープニングに出席する。また、「容疑者X 天才数学者のアリバイ」はBIFFで初公開され、主演俳優リュ・スンボム、イ・ヨウォンらが観客たちの前に登場する。チョン・ウソンは俳優ではなく、ニューカレンツ部門の審査員として出席する。チャン・ドンゴンは、そうそうたる女優たちとともに釜山を訪れる。「危険な関係」で共演したセシリア・チャン、チャン・ツィイーと一緒にBIFFに出席し、公式スケジュールを消化する予定だ。タン・ウェイはBIFFには欠かせない人物だ。2010年の映画「レイトオータム」、2011年の映画「捜査官X」などを通じて釜山を訪れた彼女は、今回のBIFFで韓国以外の俳優としては初めて開幕式の司会者に選ばれ、アン・ソンギと共に司会を務める。この他にも開幕作「寒戦(Cold War)」の主演俳優アーロン・クォックとレオン・カーフェイが中華圏スターの存在感を発揮し、日本の佐藤健、奥野匡、加瀬亮や映画「ムッシュ・カステラの恋」で世界的な名声を得たフランスの監督兼女優アニエス・ジャウイとハリウッドの新星テリーサ・パーマーなどがBIFFを盛り上げる。
パク・ヘイルがおすすめする「冬が終わって春がやってくる間に聴く音楽」
名前が運命を表すならば、パク・ヘイルはその中でも一番だ。静かな海。その深さを計れないほど穏やかな水面の中で身をすくめているヘイルは、一度姿を見せれば陸を飲み込みながら大きな跡を残すからだ。善良な顔の裏にぴんと張った緊張と凄まじいエネルギーを隠したパク・ヘイルの演技は、たびたび津波のように観客を襲う。映画「殺人の追憶」はもちろん、「嫉妬は私の力」「恋愛の目的」で彼の顔は善と悪の境界をなくし、見る者の判断を鈍らせた。そして「菊花の香り」「神弓 KAMIYUMI」ではジャンル的に人物を追い詰める彼の突破力が引き立っていた。「極楽島殺人事件」「黒く濁る村」で観察者として彼をキャスティングするしかなかった理由は、パク・ヘイルの平凡な顔立ちと澄みきった表情ほど、その状況を鋭敏に反映するバロメーターがなかったからだろう。そのため70歳の老人役を演じなければならない「ウンギョ」は、パク・ヘイルにとって挑戦だったに違いない。「明らかに難しいことだと分かっていました。けれどまだ経験したことがない年齢と感情に対する好奇心がありました」そして彼は老人の身体に漠然と適応するより、文壇で文筆活動をしていないから社会性が衰えていて、ずっと詩を書いてきたので型にはまった自分だけの生き方があるという推測をして、イ・ジョクヨと言う人物を少しずつ細かく作り上げた。岩の上を歩くシーンで登山経験を表現するためにインドアクライミングスクールに通ったり、特殊メイクという仮面を突き抜けて伝えられる細かい感情をコントロールするために繰り返し悩んで話し合いをした。年が変わって、季節が変わった。そしてパク・ヘイルは老人の体を脱いで再び少年の顔に戻った。「まだ完全に追い払うことは出来ません」と話しながら爽やかな微笑みを見せるパク・ヘイルが選んだこの歌は今、パク・ヘイルのオリジナル・サウンドトラックと言ってもいいだろう。冬が終わって春がやってくる間、彼が聴くしかなかった歌を紹介しよう。1.イ・ジョンソン「イ・ジョンソン1stアルバム」「長い時間をかけてイ・ジョクヨの特殊メイクを終えた後、10分くらい鏡を見ながら考えました。僕はイ・ジョクヨだ。僕は今から老人になると。そして撮影現場へ向かいながらだんだんと70歳の老人の気持ちになって、スタッフを迎えるんです」新しい人物になるだけではなく、経験したことがない年齢を生きなければならないパク・ヘイルは、イ・ジョクヨになるために自分に催眠をかけなければならなかった。イ・ジョンソンの歌「幸せよ」はそんな彼が役に入り込むために大いに役立った歌だ。「チョン・ジウ監督にもこの歌を聴かせたことがあるけれど、夜中にずっとこの歌を聴いていたと言っていました。僕が感じたある感情を監督も見つけたようです」ひまわりの初期メンバーでありギター教則本の著者として有名なフォークミュージシャンのイ・ジョンソンの1stアルバムに収録されている「幸せよ」は愛しているからというリフレイン(繰り返し)が印象的な歌である。2.ペク・ヒョンジン「Time Of Reflection」静かな歌がすべて穏やかなわけではない。静かだが深い激情がにじみ出るペク・ヒョンジンの歌はそうした点で澄みきっている顔の裏に凄まじいエネルギーを隠したパク・ヘイルの演技と似ていている。「演劇をしていた若かったころ、オオブプロジェクトの歌が本当に有名でした。その時からペク・ヒョンジンさんにいつも関心を持っていました」と彼が紹介した2番目の歌はペク・ヒョンジンが一人で作って歌った歌「膝枕」だ。日記のように具体的だが、一方で暗号のようなペク・ヒョンジンの文章は、詩のように聴く人の心を動揺させる。まるでみんなと別れて自分の部屋に閉じこもったイ・ジョクヨの気持ちを歌うかのような雰囲気もあった。もう一つ付け加えると「ウンギョ」では俳優に変身したペク・ヒョンジンの姿をわずかの間見ることが出来る。3.ソン・ジヨン「こだま郵便配達人、私に手紙一通を」ペク・ヒョンジンがパク・ヘイルにプレゼントしたものは歌の感想だけではなかった。「獎忠洞(チャンチュンドン)にある公演会場でした。ペク・ヒョンジンさんのコンサートを見に行ったのですが、ソン・ジヨンという歌手がその日一緒に公演をしていました。そのとき初めて見たのですが、本当に印象深く残っていて、それ以来ちょくちょく音楽を聴いています」フォーク音楽にブルージー(ブルース音楽を連想させる雰囲気)な感性を加えたシンガーソングライターのソン・ジヨンは重々しいメロディーと歌詞で自分だけの音楽の世界を作っているミュージシャンだ。公演中心に活動をしていた彼女はMBC音楽番組「音楽旅行ラララ」の出演当時、話題になった。それに3rdのアルバムのカバーはマ・グァンス教授の作品としても知られている。その中でもパク・ヘイルが推薦する歌「旅の疲れ」には、「ウンギョ」の撮影中、イ・ジョクヨとしての人生を生き、やっと本来の姿に戻った彼の疲労感が映し出されている。4.ボブ・ディラン「 The Essential Bob Dylan 3.0」ギターと声、そして歌う人が書く歌詞。パク・ヘイルが選んだ歌の共通点はボブ・ディランに至って一種の確信を与えた。しかし本来、彼は「いつも歌の歌詞に集中しているのではありません」と話す。気持ちを切り替える時、わずかな休憩時間に主に聴く歌はメッセージと単語の意味を飛び越えて音楽自体の力で彼を説得し慰めている。「外国語の歌もわざわざ歌詞の意味を探す方でもないんです。だけど聴いているだけで伝わってくるものがあります。それが音楽の力だと思います」パク・ヘイルはボブ・ディランの名曲「Blowin' in the wind」を選んだ理由についても「私にはこの曲で春を感じます。歌を口ずさみながら、この季節に本当に良く似合っています」と簡潔に理由を説明した。5.ジョイ・ディヴィジョン「Permanent」「この歌は本当にパク・ヘイルの春の曲です」撮影が終わり、いよいよ映画の公開を控えたパク・ヘイルは今になって映画の人物から抜け出すことが出来たと打ち明けた。そして昔聴いたジョイ・ディヴィジョンのアルバムを再び聴きながら完全な春、目に見えるようにはっきりと感じられる若さを思い起こしている。「もちろん『ウンギョ』は老年の心に関する話でもありますが、若さということに焦点が置かれ、それが本当に良いことだという話でもありますね。どちらかと言えば51%は後者です。映画を見終わって春だから本当に良い、良かった、そんなふうに思ってもらえたらいいですね」ただ2ndのアルバムを発表して自ら命を終えたイアン・カーティスが導いたバンド、ジョイ・ディヴィジョンの「Love will tear us apart」は以後、残ったバンドのメンバーが結成したニュー・オーダーによってリメイクされた時代の名曲である。皮肉なことに「ウンギョ」のチョン・ジウ監督はパク・ヘイルの少年のような姿に注目し、彼を老人役にキャスティングしたと明かした。どんな年でも、どんな状況に置かれても心の中に少年の純粋さとときめきを大切に持っている人物を描きたいということが監督とパク・ヘイルの共通の決意だった。そして映画でパク・ヘイルが演じるイ・ジョクヨの若い時は同作品の中で最も眩しく、そして美しい場面である。そんな理由で「ウンギョ」はパク・ヘイルの逸脱や挑戦でなく、いつも私たちが見ているパク・ヘイルの姿、少年の姿だ。「映画1本に出演するといつも答えに近づいたように感じるが、結局作品が終わったら再び最初に戻るので映画を手放すことができない」と語る優等生は「年を取るにつれ新しいキャラクターが与えられるので多分一生かけても正解を見つけることは難しい」と首をかしげる。答えがない道を、好奇心を持って歩いていく少年の魂が老いない限り、パク・ヘイルの次の歩みを期待せざるを得ない。
ベッドシーンの秘密“女性はパンティライナー、男性はストッキングを使って隠す”
総合編成チャンネルTV朝鮮の「芸能 in TV」が、集中取材コーナーである「芸能界X-File」で今年の映画界でセンセーションを巻き起こしたベッドシーンの秘密を取材した。今年は映画「ウンギョ」「後宮の秘密」「容疑者S(不倫を待つ男)」などが衝撃的なベッドシーンで話題となった。お茶の間でも「愛と戦争2」「愛の贈り物」「ロマンスが必要2」「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」がリアルなベッドシーンと果敢な露出で視聴者の注目を集め、また、時には非難の的となった。「芸能界X-File」はこのようなベッドシーンの撮影に関するエピソードや撮影の過程を集中取材した。特に、ベッドシーンには必ず必要だが、視聴者にはあまり知らされていないベッドシーン撮影現場の仕組みについて公開する予定だ。同番組ではベッドシーンを撮影したことのあるスターたちをはじめ、女優が自らベッドシーンの現場の状況をリアルに語る。同女優は「女優はパンティライナーで隠すが、かなり大変だ。男性俳優はストッキングを使う」と明かした。また映画「Garoojigi(カルジギ)」での女優ユン・ヨジョンの露出とベッドシーン、「マリンボーイ」で女優パク・シヨンの全裸露出の代役を演じた女優に会い、彼女たちのエピソードを取材する。ベッドシーンの秘密を取材した「芸能 in TV」は韓国で16日の午後9時から放送される。