容疑者X
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「容疑者X」リュ・スンボム”意味深な眼差し”が印象的なスペシャルポスターを公開
公開10日で観客数100万人を突破し、早いスピードで観客数200万人を目の前にしている映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」(監督:パン・ウンジン、制作:KNエンターテインメント)が未公開スペシャルポスターと海外向けポスターなど、4種類のポスターを公開した。18日に韓国で公開された「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、ある天才数学者が片思いの相手が犯した殺人を隠すために完璧なアリバイを設計する過程で繰り広げられるミステリー映画である。まず「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の1枚目のスペシャルポスターを見ると、リュ・スンボムがたくさんの本が散らかった部屋の床に数学の公式を書いている。さらに「天才数学者、彼女のために完璧な殺人を設計する」というコピーが重なり、片思いの相手のために緻密なアリバイを設計することになる天才数学者ソクゴの姿を予告している。 眼鏡越しに意味深な表情を浮かべる1枚目のポスターとは違い、リュ・スンボムの横顔の上に大きく描かれた「X」が印象的な2枚目のスペシャルポスターは、、白黒のイメージでさらに強烈な感じを与え、リュ・スンボムが演じるソクゴというキャラクターに対する好奇心をかき立たせる。韓国で公開されたタイトル「容疑者X 天才数学者のアリバイ」ではなく、「PERFECT NUMBER」というタイトルで制作された海外向けのポスター2種類は、俳優の顔より劇中の状況に焦点をあてたイメージで注目を集めている。3枚目のポスターは、一枚目のポスターと同じくソクゴの部屋を背景にしているが、下を向いているリュ・スンボムの姿を強調し、ソクゴという人物がどんな人なのかを考えさせる。ファソン(イ・ヨウォン)の偶発的な殺人以降の状況を描いた4枚目のポスターでは、死体の前で悩んでいるようなソクゴと少し離れたところで肩をすくめているファソンの姿を通して、二人にどんなことが起きているのかに対する好奇心を刺激する。 それぞれ違う雰囲気の4種類のポスターを公開した「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、パン・ウンジン監督の繊細な演出とリュ・スンボム、イ・ヨウォン、チョ・ジヌンなどが繰り広げる感性溢れるミステリーで全国の観客を虜にし、大ヒット上映中だ。
「容疑者X」チョ・ジヌンの探求生活…相手を輝かせさらに輝く俳優
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」チョ・ジヌン、リュ・スンボムの眼差しにすべてが終わった映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」を撮りながらもっとも気苦労したのは、俳優チョ・ジヌンではなかったかと思う。原作を映画化する過程で新しく作られた刑事ミンボム役が、容易なキャラクターではなかったからだ。すでに日本で「容疑者Xの献身」という小説が発売され、同名の映画が公開されて人気を集めている状況で、パン・ウンジン監督の「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は比較されるしかない状況なのだ。原作に登場する物理学者と主人公の友人を組み合わせたキャラクターが、ミンボムだった。映画界にもコンバージェンス(融合)ブームが巻起こっているのだろうか。チョ・ジヌンは大きな課題をかせられることになったのである。「日本の原作は、以前映画チャンネルで観ました。淡白な感じで、どこかクールでした。シナリオを読んだとき、天才数学者の話?どこかで見た気がするのに、物理学者もおらず、友だちもいません。キャラクター自体が関係ないので、自分から理解しなければならないじゃないですか。殺人に関連している友人、ある女性を愛している友人の感情からもたらされる混乱をまとめるのが僕の仕事でした。原作より、こちらのシナリオがさらに感性が加えられていると思いました。ミンボムは、映画のために質問を投げかける役柄だと思いました。撮影をしながら、自分もこの映画に説得されなければならないと思いましたが、頭では彼らの物語を理解していても、心を開くのは簡単ではなかったです。そこで、リュ・スンボムさんの演じたソクゴの眼差しを撮影中に見たら、もう役柄にハマっている目でした。『ああ、ゲームオーバーだ』と感じました」完全な愛とは?「毎日が充実していればいい!」「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のキャラクター説明で、ミンボムは動物的な感覚を持つ刑事となっている。そのため、ソクゴのファソン(イ・ヨウォン)への愛を見守り、迷宮入りした事件の端緒をつかむ役柄なのだ。しかし、振り返ってみるとミンボムも本当の愛に飢え、感応していた一人の人間だった。職業柄最後まで二人を追い立てるが、ソクゴのファソンに対する行動から新しい愛の姿を発見し、彼自身内面から大いに混乱を経験するからだ。ミンボムというキャラクターが、すでに一度の愛と一度の別れを経験した人物だという設定は、人物間の対比をさらに明確にしている。 結局「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の重要なキーワードは、他でもない愛だった。この映画の初期タイトルが「完全な愛」だったことを思い出すといいだろう。愛というキーワードが、この映画の柱になっていることがわかる。「ミンボムが経験した愛も、本物だっただろう。なのに別れた相手が偽物だというから怒るんですよ。自分の愛が偽物ではないと信じていたために、さらにソクゴの愛を疑うしかなかったと思います。それにソクゴは、自分の愛を証明しようとしますよね。映画でミンボムが『あいつはどうして自首しようとしないのかな』とこぼす部分が、そのままミンボムの心を代弁している台詞だと思います。ソクゴの愛が本物の愛であることを認めているんですね」愛の話が出たので、俳優チョ・ジヌンに直球を投げてみた。映画でない、現実での愛。それは何だったのかと。チョ・ジヌンも恋をしており、配慮する姿で周りを羨ましがらせているからだ。「愛というものって、目に見えますか。毎日を充実させるしかないと思います。この前、知り合いの兄さんに長く付き合っている恋人がいたんですけど、僕が『結婚しないと』と言ったんです。そしたら彼、『今日やるべきことをうまく片付けて、毎日を充実して生きていると死ぬまで愛する人が隣にいてくれるはず』と言うんです。誤解の余地はあると思いますが、その言葉が正解の可能性もあると思いました。愛というのが、『明日から好きになろう』として好きになるものではないじゃないですか。映画の中で、ソクゴが死のうと決心した瞬間、お隣がおすそ分けを持ってきます、それが何の意味を持つのかと思いがちですけれど、ソクゴにとっては死が生に変わる瞬間なんです。ソクゴはストーカーみたいなイメージに見えるほどお隣の女性ファソンのために徹底的な計画を立てますが、これを完全な愛と思うこともできるんですよね。判断は観客に任せるべきだと思います。こういうことは焼酎でも一杯飲みながら話すべきですけれど(笑)」演技の本質は変わらない「認知度によって心構えが変わることはない」チョ・ジヌンもやはり、演劇界で基本を鍛え映画界に進出した実力の持ち主だ。大学に入学した1996年、釜山(プサン)のドンニョク釜山演劇製作所に所属され、たゆまず活動してきた。演技ではなく演出を勉強しながらも、俳優活動は続けてきた。金銭的な報酬は微々たるものだったが、それだけ熱心に作品を積み重ねてきたチョ・ジヌンだった。「企画も演出も、すべて演技のためのツールでした。演劇の演出というものは、限られた空間でエネルギーを感じられるので、俳優として演出を経験してみるのはおすすめできると思います。作品の中に閉じ込められず、客観的な視線を持つことができるんです。釜山で多角的に活動したのは、実は俳優の基礎も足りなかったからでもあります。うまい言い方に変えると、マルチプレイヤーになるんです。舞台芸術をやっているすべての人に相応の代価が払えないので自分でやりましたし、その過程で視野が広くなったと思います。でも、映画をやれば何百万もの人々に会えるんです。多くの観客に披露するのも重要ですが、その多くの観客の中で、作品に意味を与えてくださる観客も重要なんですよね。演劇は作品の希少価値を感じながらやる作業で、映画は映画館での上映を目標にする作業なんです。空間に対する価値の付与が違うので、どちらの方が重要だとは言えません。ミュージカルも、演劇も、ラジオの声も、演技の本質は変わらないというのが今の考えです。あえて区分したくはありません」昨年から今年にかけ、チョ・ジヌンは明らかに勢いに乗っている。ドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」、映画「パーフェクト・ゲーム」「悪いやつら」での彼の姿は、放送界と映画界が役者チョ・ジヌンの真の姿を見据え始めたことを証明する作品だった。「身の置き所がないくらいです(笑) 現場の方々は、これで僕の名前を知り始めた程度です。急浮上、頭角という表現がおかしいと思います。急ではないつもりです。ようやく映画をやる人の匂いが少しし始めたところです。現場が好きで、人々と作業する瞬間が好きなんです。認知度によって心構えが変わることはないと思います。申し訳ない気持ちの方が大きくなります。僕を支えてくださった方々に、どうにかして作品を通じてこちらからも助けたいんですが、やむを得ず断ることもあるんです。そのときの気持は『僕は何だってこれができないんだろう』という気もします。かといって、演技的に何でもやるわけにはいきませんし、守るべきところは守らないと」今後もさらに色んなチョ・ジヌンの姿に出会える。映画「パパロッティ」「怒りの倫理学」が撮影を終えたばかりで、公開待ちの状態だ。このような時期であるからこそ、チョ・ジヌンは作業を振り返り見据える時間を持ちたいと思うという。間もなく一層深みがでてくる役者チョ・ジヌンを期待してもいいだろう。
「容疑者X」公開10日で観客数100万人を突破“女性観客が興行をリード?”
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」(監督:パン・ウンジン、制作:KNエンターテインメント)が公開10日で観客数100万人を突破した。28日、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワーク集計によると「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は12時基準で13万6686人を動員し、全国累計で111万6997人を突破した。韓国で10月に公開された作品の中で最短期間で100万人を突破したこととなる。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」はオフシーズンである10月の映画館で1000万観客を突破した「王になった男」の唯一の競争作品として興行成績1、2位を争っている。チケットの現場販売率も高く、興行に勢いが増しており、今回の観客数100万人突破の記録は意味が大きい。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のこのような興行の原動力は、主演俳優たちの見事な演技力で原作(「容疑者Xの献身」)に潜む感性を引き出した新鮮な脚色、そしてパン・ウンジン監督の繊細な演出力が好評を得ていることにあると分析されている。観客たちは高い緊張感を維持させる緻密な構成と結末に至っては観客を感動させ、号泣させる抜群の作品性に深い共感を感じているのはもちろん、俳優たちの熱演も絶賛している。特に劇中の「ソクゴ」という人物の完全なる愛から感じられる感動は、女性観客から支持を得て映画の口コミ効果も続いている。女性観客が「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の興行をリードしていると言っても過言ではない。公開10日で観客数100万人を突破し、勢いを増している「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、感性溢れるミステリー映画として観客を虜にし、大ヒット中だ。
「容疑者X」リュ・スンボム“映画に向けたリュ・スンボムの献身”
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」を見るリュ・スンボムの視線俳優リュ・スンボムを数学の用語に例えると、未知数Xのような存在だ。どの作品でも彼はゾクッとするほど監督が意図した役柄を完璧に具現化しようとした。特に、映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、役柄はさておき、これほどリュ・スンボムのイメージにぴったりの作品はなかったように思える。2000年、彼の兄リュ・スンワン監督が演出した「ダイ・バッド ~死ぬか、もしくは悪(ワル)になるか~」でデビューして以来、韓国の映画界で独特な地位を築いてきた。韓国の映画界は彼に対して本能的に演技する俳優生まれつきの俳優と表現した。彼自身は「それは他人の視線です。自分で自分自身は規定できません」と話す。リュ・スンボムは、映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」で天才の数学教師ソクゴ(原作:石神哲哉)役を演じる。日本の原作小説「容疑者Xの献身」を読んだ人々はよく知っているキャラクターだろう。虚しい人生の中で偶然訪れた愛に何もかもを捧げようとする男。理性的で体系的だったロゴスの世界信仰者だった。そして愛もその中にあると信じていたソクゴはリュ・スンボムを通じて完全な愛を味わった。リュ・スンボムの「容疑者X 天才数学者のアリバイ」への第一印象は彼は日本の原作小説と映画を見てから撮影に臨んだ。韓国的な感性に合わせて脚色をし、役柄の変化もあったが、リュ・スンボムは「生まれる時からこのような作品は原作と比較の対象になるしかない」と比較の可能性を認めた。パン・ウンジン監督が演出した「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の初期タイトルは「完全な愛」だった。推理とサスペンス的な性格から主人公の恋物語を強化したい狙いだった。「まず、僕は『完全な愛』というタイトルに反対した人の一人です。ピンと来なかったんですね。今だから打ち明けますが、この映画には仕方なく新派劇のようなコードがあるじゃないですか。監督も新派劇でいきたいと言っていました。一歩間違えると、映画の内容が不足しているように見えるかもしれませんが、撮影しながらこのストーリーの本音は新派劇にあるんだなと思いました。献身的な愛じゃないですか。最近はこんな愛がそうそうあるわけでもないし、献身的な愛を取り扱うのなら、新派劇のほうが合っているかもしれないと動揺しました。個人の趣味を言い始めたらきりがありません。映画は共同作業ですし、監督の芸術であるのはやむを得ないことだと思います。俳優も創作に参加し、十分な道具になりますが、監督の特性や枠は俳優の特性とは別です。そのため、俳優がこのような作品になってほしかったと話すのは慎重になります」「容疑者X 天才数学者のアリバイ」リュ・スンボムの解釈はこうだった冒頭で述べた「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の初期タイトルを思い返さなくても、愛というキーワードを無視するのは難しい。映画の公開当初、映画館の出口でソクゴの愛は完全な愛か、狂気の愛かとアンケートを行っていた。結局、この映画の大筋は愛なのだ。それも完全なという修飾語が付きそうな愛だ。「理解するのは難しいでしょう。あまり知らない女性じゃないですか。僕もそれが最後まで気になりました。長く恋愛をして、数十年も一緒に暮らした夫婦でも別れることがあるのに、よく分からない人というのは確かに疑問に思うでしょう。ある意味で、危険な愛なのかもしれません。ファソン(イ・ヨウォン)には大変な愛ですから。映画ではソクゴの一方的な愛に映るかもしれません。完全な愛ではない可能性もあるということです。愛に正解があるわけではありませんが、ファソンが大変な思いをしているのをみると、完全なという修飾語をつけるのは難しいと思います。完全な愛という言葉を付けるには、イエスの愛のように不滅の形でなければならないのではないでしょうか。ソクゴの愛は攻撃する余地が多いでしょう。完全な愛というのは宗教的な愛のように触れられないものにならなきゃ(笑)」解釈は違うかもしれないが、感情の面においては大きなエネルギーと説得力があると思ったそうだ。疲れが溜まっていた中、活動を休止したいと思った時に「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のオファーを受け、パン・ウンジン監督とスタッフの情熱にリュ・スンボムも身を投げる準備ができたわけだ。「演出、撮影、照明、それぞれの監督と何回か会いましたが、みんな映画への情熱がものすごく強かったです。このチームは作品を作り出すことに焦点を当てていました。まず作業を終えたことに拍手を受けたいです。残りは趣味の問題です。韓国映画のキャスティングが華やかだったり、気難しい感じではないじゃないですか。ただ観客にぽんと近寄るんです」リュ・スンボムに対するリュ・スンボムの解釈はこうだったリュ・スンボムは徹底的にパン・ウンジン監督のペルソナ(仮面)になろうと思った。それもそのはずだが、俳優出身のパン・ウンジン監督がもっとも切ない気持ちを表した人物がリュ・スンボムが演じたソクゴだった。映画の中のソクゴは自身の感情を数式のように積み上げていった。そして映画の末尾に爆発させる。理性的で論理的だったソクゴが壊れる瞬間だった。「台詞の休む部分、感嘆符、疑問符まで監督がコーチングしてくれました。その分、ソクゴに対する監督の思い入れがあったみたいです。僕の演技に特別な意味を付与したくはありません。一旦、その人物になれば全てが過程だと思います。僕がこうすると、他の方がこう受け入れてくれますし。これが俳優という職業の特性かと思います。僕を解釈する視線は様々ですが、あえて僕が表す必要はないと思います」リュ・スンボムはまるで未知数Xのように答えた。観客と周りの評価に任せるという趣旨だろう。生まれつきの俳優、本能的な演技をする俳優という世間の評価に対する判断を頼んだ時、そこまで規定するのをはばかったのも理解できた。「(笑) 自分が自分自身について話すのは難しいでしょう。そうですね。これは言い逃れでしょうか? ある役者の方はこれからは違う姿を披露するとおっしゃいますが、僕はそういうのがありません。フィルモグラフィーのために演技をするタイプではありません。もちろん、フィルモグラフィーが俳優の価値を物語ると考える方もいると思いますが。僕は過去より今を見るタイプです。僕の出演した作品がバラバラなため、なぜその作品をしたのかと言われる時もありますが、僕が新人監督と一緒に仕事をする理由がそこにあります。僕は役者で、役者をしたいわけで、何かタイトルや商品価値を作りたいわけではありません。そのためでしょうか。子供の時にもらった賞状も全部家の片隅に置いています(笑)」人間関係でも誰かが急に近づいてきたり、また誰かに急に近づくのが嫌だったというリュ・スンボムは、文字通り何もかもを自然に選択する人だった。ドラマをしない理由もその延長線上にあった。事務所としては残念だろうが、リュ・スンボムは俳優としての自身の哲学を守りたがっていた。「ドラマはしないのではなくて、できません。能力が足りないし、肉体的にも強くありません。何かを早く理解してやるのができません。いい友だちがいるのに、自身と合わない友だちとあえて付き合う必要がありますか? だから、ドラマにも出演している役者の方々を尊敬します。サッカー選手が野球場でファンサービスはできないじゃないですか。感動を与えるのがファンサービスで、本当のファンがほしいなら、自身と合う場所で活躍するのが良いでしょう。もちろん、一概には言えません。みんなそれぞれ哲学が違いますから。それで多方面で活動する方々を尊重し、認めて、羨ましくもあります。僕はもうパニックです。覚えられないからしょうがありません(笑)」
イ・ヨウォンがキム・スヒョン病を告白「姉弟でもいいから、一緒に演技したい」
女優のイ・ヨウォンがキム・スヒョンアリ(恋の病)を認めた。イ・ヨウォンは21日、韓国のMBC「セクションTV芸能通信」で「キム・スヒョンと一緒に演技したい」と明かした。イ・ヨウォンは美中年と10歳年下の美少年の俳優の中で一緒に演技したい相手として美少年を選んだ。イ・ヨウォンが選んだ美少年がキム・スヒョンだった。イ・ヨウォンは「キム・スヒョンのドラマ『太陽を抱く月』を見て驚いた。本当に王になったみたいに演技が上手だった。普段から演技が上手だと思ったが、すごく上手だった」と説明した。続いて「キム・スヒョンと一緒なら何でもやってみたい。弟としてでも会わないか」と冗談を言った。現在、イ・ヨウォンはMBC月火ドラマ「馬医」に出演している。また、最近韓国で公開された映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」では俳優リュ・スンボムと一緒に主演として出演した。
リュ・スンボム vs ソ・ジソブ“セクシー男”たちの本格対決がスタート
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のリュ・スンボムと「ある会社員」のソ・ジソブ、二人のセクシー男の対決が本格的に始まった。21日午前、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークのまとめによると、20日の1日で「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は21万3506人の観客を動員し、累積観客数44万1433人を記録し、ボックスオフィス2位となった。一方、「ある会社員」は同期間で7万1460人の観客を動員、累積観客数90万2500人を記録し、ボックスオフィス3位になった。「ある会社員」は「王になった男」に続きボックスオフィス2位を守り続けてきたが、「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の公開後、並んで2位と3位を記録し、2編の映画対決が本格化した。リュ・スンボムとソ・ジソブは映画界を代表するセクシー男であり、彼らが映画を通じて重みのあるカリスマやセクシーさを披露することで、女性観客を呼び込んでいる。リュ・スンボムは「容疑者X 天才数学者のアリバイ」で片思いの相手のために完璧なアリバイを作る天才数学者を演じた。彼は冷徹な目付きとは相反する純愛で女性観客の心を揺さぶっている。「ある会社員」は嘱託殺人会社の営業2部の課長チ・ヒョンドが平凡な人生を夢見るようになると、皆の標的になるストーリーの映画だ。ソ・ジソブは10年間会社のために黙々と働いてきた営業2部の課長、チ・ヒョンドを演じる。ソ・ジソブはキャラクターを上手く生かすために、撮影前からロシア特殊部隊の武道であるシステマを鍛えた。システマをベースとしてナイフ、銃などのようなあらゆる武器を利用した武術まで完璧にこなしてリアルなアクションを完成させ、女性観客にアピールしている。
リュ・スンボム&ソン・ジュンギ、今秋は純情男の映画が続々公開!
今秋、二人の男性の切ない愛が女心を揺さぶる。しばらく典型的な恋愛映画が少なかったが、心の片隅にずしんと来るロマンスが、ミステリーとファンタジーに混ざって戻ってきた。俳優リュ・スンボム、イ・ヨウォン、チョ・ジヌン主演の映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」と、俳優ソン・ジュンギ、パク・ボヨン主演の映画「私のオオカミ少年」だ。このふたつの作品に共通する特徴は、女性のために自身のすべてを投げ捨てる純情男の愛が観客の涙を誘うという点だ。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のリュ・スンボムは、ファソン(イ・ヨウォン)に密かに想いを寄せる数学教師ソクゴを演じる。閉鎖的な数学の天才であるソクゴは、ある日突然、自身の人生に差し込んだ日差しのようなファソンの存在で、日々幸せを感じるようになる。そんなある日、ファソンが離婚した元夫を突発的に殺してしまった事実を知り、彼女のために事件のアリバイを作り上げる。いつのまにかファソンは「あなただけを信じている」と、ソクゴを頼るようになる。しかし、ソクゴの愛には予想もつかない大どんでん返しがある。映画を見た観客に衝撃を与える愛だ。ソン・ジュンギは、どのような愛を見せるのだろうか。「私のオオカミ少年」でチョルスという平凡な名前を付けられた彼と、病弱な一人ぼっちの少女パク・ボヨンとの愛は、予想通りにストーリーが流れていく。しかし、予想通りのストーリーにも関わらず、心の片隅にずっしりと重いものを感じるのは、重みを持って彼らの愛を繊細に表現したためだ。観客の涙を誘うのは、当然ながらエンディングシーン。1匹のメスとだけ死ぬまで生きていくというオオカミの孤独な愛は、現代人の自己中心的な愛をもう一度振り返らせる。韓国で「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は18日に公開され、「私のオオカミ少年」は31日に公開を控えている。公開を前に第17回釜山(プサン)国際映画祭で公開された彼らの切ない愛が、釜山の秋の海を静かに染めた。
「容疑者X」リュ・スンボム“水恐怖症を乗り越え、蚕室のイルカになった”
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」に出演する俳優のリュ・スンボムが、180度変わった姿で人々を驚かせた。8日午後2時ソウル、往十里(ワンシムニ)CGVで映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の試写会が開かれた。この場には、パン・ウンジン監督とリュ・スンボム、チョ・ジヌン、イ・ヨウォンなどが参加した。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、日本ミステリー小説の巨匠、東野圭吾の小説「容疑者Xの献身」を原作にした映画だ。劇中でリュ・スンボムは、天才数学者で片思いする女性のために完璧なアリバイを工夫するソクゴ役を演じる。リュ・スンボムは「今までしてきた演技は、エネルギーを外に放出するものが多かったけれど、今回の役はエネルギーを中にたくさん持っている人物」と説明した。彼は「それで演技してみたら最初は慣れなくてどうすればいいのかたくさん悩んだ」と語った。「パン・ウンジン監督がたくさん助けてくれた」と明かしたリュ・スンボムは「ソクゴという人物をどのように表現したのかは分からないが、現場で集中力を失わないためにたくさん努力した。ずっと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』という世の中にいるために呪文を唱えるように集中しながら撮影に臨んだ」と伝えた。劇中でリュ・スンボムは、深い水の中で行われるフリーダイビングを自由にやり遂げた。リュ・スンボムは「代役なしに水中シーンをこなした。自分でも偉いと感心した」と話し、笑いを誘った。リュ・スンボムは、水に対する恐怖があったという。「ソクゴは、何の装備も着用せずフリーダイビングをする人物だ。シナリオを見て『これをどうすればいいのか』と思った。撮影する前に蚕室(チャムシル)に行って1ヶ月ほど訓練を受けた。後は、慣れてしまってできないことなんて何もなかった。撮影するときは、別に無理せずにこなせた。実は、とてもたくさん撮ったけど、全部カットされた。本当にかっこよくやってしまって編集になった(笑) 今プールに落としてもフリーダイビングを上手にこなせる。蚕室のイルカだった」「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、18日に韓国で公開される予定だ。
「容疑者X」パン・ウンジン監督“俳優を苦しめたと改めて感じた”
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のパン・ウンジン監督が俳優に申し訳ない気持ちを表した。パン・ウンジン監督は8日午後ソウル城東(ソンドン)区往十里(ワンシムニ)CGVで行われた「容疑者X 天才数学者のアリバイ」(監督:パン・ウンジン、制作:KNエンターテインメント、配給:CJエンターテインメント)のマスコミ向け試写会に参加し「私がしつこく俳優達を苦しめたということを今日、改めて感じる」と語った。女優イ・ヨウォンは「撮影の時、指摘を最も多く受けた。(パン・ウンジン監督が)私を苦しめて、ストレスも受けた。思った通りできなくて大変だった。けれど、今、振り返ってみると、本当にありがたいことだった。私がまた一歩進める道を開いてくれてありがたく思っている」と述べた。リュ・スンボムもまた「パン・ウンジン監督は俳優としての先輩だ。演技力のある先輩だ。撮影の前から僕には課題だった。『演技力に関する検査を受けるのではないか』『どうすればいいだろうか』など、プレッシャーを感じながら撮影を始めた」と撮影前に感じたことを語った。パン・ウンジン監督は「リュ・スンボムさんにたくさん助けてもらった。撮影した俳優達が100%、150%、180%、200%そのキャラクターに集中した。リュ・スンボムはソクゴ役に対するアイディアや提案をしてくれた。多くのシーンを自ら表現しようとし、たくさん提案してくれた」と述べた。また、「10年間イ・ヨウォンさんが演じてきた方程式があった。本人に壊れてみたい願望があり、そのような部分において介入する余地を作ってくれたのだ。そのため、しつこくなった。もう少し頑張るともっと素晴らしいものができると思って、引き続き注文するようになった。自分自身との戦いでもあったので、しつこくしてしまったようだ」と説明した。第134回直木賞の受賞作である東野圭吾の小説「容疑者Xの献身」を原作として制作した「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、天才数学者が愛する女性のために殺人事件を隠す完璧なアリバイを設計し、展開されるミステリー映画だ。俳優リュ・スンボムは天才数学者ソクゴ、イ・ヨウォンは元夫を殺害した女ファソン、チョ・ジヌンはその事件を解決しようとする刑事ミンボム役。韓国で18日に公開される。
「10人の泥棒たち」から「王になった男」の出演者まで…釜山国際映画祭で輝くスターたち
名前だけでも映画ファンたちをときめかせるスターたちが第17回釜山(プサン)国際映画祭(以下、BIFF)に出席する。10月4日に開幕するBIFFは、韓流スターをはじめ、韓国の観客たちには会うのが難しい海外スターたちまで、登場するだけで注目される俳優たちが、舞台挨拶や観客との交流などの様々なプログラムを通じて、釜山を熱狂させる予定だ。観客動員数1302万人(配給会社集計基準)を突破し、「グエムル-漢江の怪物-」を抜いて韓国映画最大のヒット作となった「10人の泥棒たち」のキム・ユンソク、チョン・ジヒョン、キム・ヘスク、オ・ダルス、イム・ダルファ、デレク・ツァンらが釜山を訪れ、ファンと韓国映画における興行成績第1位の喜びを共有する。また、現在、公開されている作品の中で最も熱い映画「王になった男」の主演俳優イ・ビョンホンとリュ・スンリョンが出席し、上半期の韓国映画を導いた「悪いやつら」のハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、クァク・ドウォン、キム・ソンギュンと、「建築学概論」のハン・ガイン、イ・ジェフンも釜山のファンたちに会う予定だ。19歳以下観覧禁止であり、映画の全盛時代を導いた「ウンギョ」のパク・ヘイルとキム・ゴウン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョンとパク・チョルミンだけでなく、ソン・ジュンギ、パク・ボヨンのような若手スターや国民の夫として注目を浴びたユ・ジュンサンもBIFFのオープニングに出席する。また、「容疑者X 天才数学者のアリバイ」はBIFFで初公開され、主演俳優リュ・スンボム、イ・ヨウォンらが観客たちの前に登場する。チョン・ウソンは俳優ではなく、ニューカレンツ部門の審査員として出席する。チャン・ドンゴンは、そうそうたる女優たちとともに釜山を訪れる。「危険な関係」で共演したセシリア・チャン、チャン・ツィイーと一緒にBIFFに出席し、公式スケジュールを消化する予定だ。タン・ウェイはBIFFには欠かせない人物だ。2010年の映画「レイトオータム」、2011年の映画「捜査官X」などを通じて釜山を訪れた彼女は、今回のBIFFで韓国以外の俳優としては初めて開幕式の司会者に選ばれ、アン・ソンギと共に司会を務める。この他にも開幕作「寒戦(Cold War)」の主演俳優アーロン・クォックとレオン・カーフェイが中華圏スターの存在感を発揮し、日本の佐藤健、奥野匡、加瀬亮や映画「ムッシュ・カステラの恋」で世界的な名声を得たフランスの監督兼女優アニエス・ジャウイとハリウッドの新星テリーサ・パーマーなどがBIFFを盛り上げる。
チャン・ドンゴン vs ソ・ジソブ vs リュ・スンボム、今秋の映画界が熱い
今秋の韓国の映画館では、とりわけ女性客が幸せな悲鳴をあげそうだ。韓国の有名イケメン俳優たちが出演する作品が、秋に公開を控えているからだ。映画「危険な関係」で、当代最高のプレイボーイへと変身を試みた俳優チャン・ドンゴンをはじめ、映画「ある会社員」を通じて、派手で強烈なアクションを披露する予定の俳優ソ・ジソブ、そして映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」で、天才数学者への変身を図ったリュ・スンボムがその主人公だ。まず、ホ・ジノ監督の新作「危険な関係」で、プレイボーイのシェイパンを演じたチャン・ドンゴンは、悪い男の魅力を思う存分見せる予定だ。「危険な関係」は上海の全ての女性を征服したプレイボーイシェイパンと、金と名誉、美貌までも兼ね揃えた、上海最高の女性モジエウィ(セシリア・チャン)が、静粛な未亡人のトゥパンイ(チャン・ツィイー)の愛をめぐり、危険な賭けをすることから展開される物語を描いた作品だ。チャン・ドンゴンは映画で、女性を征服の対象としか思わないシェイパン役を演じ、今まで見せたことのないオムファタール(魔性の男)の魅力で女性客を虜にする予定だ。今月11日から韓国で公開される。また、普通に見える会社が実は殺人請負会社だという独特な設定の「ある会社員」で、ソ・ジソブは営業2部の課長チ・ヒョンド役を演じ、強烈なアクションを披露する。今回の映画のためにロシア特攻武術の稽古まで受けたというソ・ジソブは、平凡な人生を夢見始めてから人々の標的になるチ・ヒョンド役を通じて、彼ならではのスタイリッシュなアクションを見せてくれることと期待されている。同じく、韓国で11日に公開予定。もう一人、演技的な変身が期待を集めている俳優は、「容疑者X 天才数学者のアリバイ」(原作:東野圭吾「容疑者Xの献身」)のリュ・スンボムだ。天才数学者が自身が密かに思いを寄せる女性のために、彼女が犯した殺人事件を隠そうと完璧なアリバイを設計し、繰り広げられる熾烈なミステリーを描いた「容疑者X 天才数学者のアリバイ」で、リュ・スンボムは天才数学者ソクゴを演じた。特に雑に切った髪やメガネなど、今まで見せたことの無い外見と、天才数学者ソクゴの哀愁を漂わせる猫背や、口下手な話し方など、頭の天辺から足の爪先までソクゴに完璧になりきり、奥深い感情の演技を披露する予定だ。韓国で18日に公開予定。
「容疑者X」リュ・スンボム、ファッショニスタから閉鎖的な天才へ変身
個性的な演技でスクリーンを駆け巡ってる俳優リュ・スンボムが、新作映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」(監督:パン・ウンジン)で新たなイメージに挑戦した。彼がこれまで演じてきたキャラクタ―を見てみると、「品行ゼロ」では高校の番長、「容赦はない」では環境運動家、「生き残るための3つの取引」では腐敗した検事といった様々なキャラクタ―を演じ、多様な味や趣を見せてきた。続いて、「容疑者X 天才数学者のアリバイ」では天才数学者のソクゴ役を務める。ソクゴは自分が片思いしている女性のために、彼女が起こした殺人事件を隠すため完璧なアリバイを工作する尋常ではない人物である。10月に韓国で公開される新作映画は、「危険な関係」のチャン・ドンゴン、「ある会社員」のソ・ジソブ、「漁村の幽霊 パクさん、出張す」のキム・スロなど、多様な魅力を披露し、ネームバリューのある俳優らが主演を務める映画が続々と公開される予定だ。ここにリュ・スンボムも挑戦状を出したのだ。とりわけ注目を集めるのは、リュ・スンボムが今回の作品で従来のファッショニスタというイメージを捨て、キャラクターのために外見を変身したことだ。一部公開された「容疑者X 天才数学者のアリバイ」の予告写真で確認できるように、ばらばらに乱れた髪とかっこいいとは思えない古くて大きいジャケット、世間には興味がないように長く伸ばしたひげなどで変身を遂げた。映画の関係者は、「リュ・スンボムが劇中のソクゴの姿を100%表現するため、アウトレット売り場で自ら服を買ったり、ヘアスタイルを考えたりするなどの熱意を見せた」と語った。他にもリュ・スンボムは、ソクゴというキャラクターを表現するため、素振りやしゃべり方で繊細な演技を見せたという。撮影期間中、ずっと低い姿勢でとぼとぼと歩く歩き方でソクゴの閉鎖的な性格を表現し、低いトーンで口ずさむようなしゃべり方を駆使するため、パン・ウンジン監督との1対1の台本リーディング演習を数回持ったのだ。また、難易度の高い演技も自らこなした。劇中、ソクゴの趣味であるフリーダイビングを撮影するため、1ヶ月間練習に参加するなど、熱意を燃やした。酸素ボンベに頼りながら呼吸するスキューバダイビングと違ってフリーダイビングは完全にダイバーの呼吸調節だけで水中へ潜っていかなければならない。そのため、普段水に慣れていないリュ・スンボムは散々努力した末、水に慣れてから撮影を行い、何の事故も起こらずに無事撮影を終えることができたという。さらに、ファソン(イ・ヨウォン)にアリバイを伝える公衆電話ボックスシーンでは、骨まで凍る寒さの中で自分の体に水をかけるなど、役のために体を惜しまない姿を見せた。リュ・スンボムの演技での変身を見られる映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」は、韓国で10月18日に公開される予定だ。