王になった男
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イ・ビョンホン、快挙達成!アジア太平洋映画賞で主演賞受賞
俳優のイ・ビョンホンが第7回アジア太平洋映画賞の授賞式で主演賞を受賞した。12日午後、オーストラリアのブリズベンで開かれた第7回アジア太平洋映画賞(Asia Pacific Screen Awards)の授賞式にて、イ・ビョンホンは映画「王になった男」で主演賞を受賞した。イ・ビョンホンは授賞式に出席できなかったが、制作者であるリアライズのウォン・ドンヨン代表が代理で賞を受け取った。イ・ビョンホンは今回、海外の映画祭で初めて主演賞を受賞した。イ・ビョンホンは韓国で観客動員数1000万人を記録し、大ヒットしたファクション(ファクト+フィクション)時代劇「王になった男」で、一人二役を熱演した。昨年は大鐘(テジョン)賞でも主演賞を受賞している。イ・ビョンホンは国際映画祭でも主演賞を受賞し、世界的な俳優としての地位を確立した。カン・イグァン監督の「犯罪少年」は、この日の授賞式で児童青少年部門大賞を受賞した。また、「テロ,ライブ」を制作したCINE2000のイ・チュンヨン代表は今年、国際映画制作者連盟賞(FIAPF AWARD)を受賞した。国際映画制作者連盟賞はアジア太平洋地域で優れた成果を残した制作者に授与する賞だ。アジア太平洋映画賞はオーストラリア・クイーンズランド州がユネスコ、国際映画制作者連盟(FIAPF)と共に開催する映画祭だ。2007年に始まり、今年で7周年を迎えた。
「王になった男」イ・ビョンホンのフィギュア、所有者第1号はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ
29日に本格発売となったイ・ビョンホンの「王になった男」のアクションフィギュアが世界的なハリウッドスターのキャサリン・ゼタ=ジョーンズと出会った。韓国だけでなく、ハリウッドスターであるイ・ビョンホンと、彼の次のハリウッド進出作である「REDリターンズ」で共演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズは7月中旬、アメリカLAでグラビア撮影を終えた。その場でイ・ビョンホンの「王になった男」のアクションフィギュアが世界で初めて公開された。この日、イ・ビョンホンは「REDリターンズ」で共演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズとの出会いの場で、1年間心血を注いで制作した「王になった男」のアクションフィギュアをプレゼントとして渡した。プレゼントを受け取ったキャサリン・ゼタ=ジョーンズも「王になった男」のフィギュアを見て「beautiful!」を連発し、驚くほどのそっくりさに非常に大きな満足感を示したということだ。公式的にキャサリン・ゼタ=ジョーンズがイ・ビョンホンの「王になった男」のフィギュア第一号所有者になる喜びを手に入れた。イ・ビョンホンの「王になった男」のアクションフィギュアは、韓国で初めて映画キャラクターをフィギュアとして製作し、1年間の企画および製作期間を経て発売されたものである。GOODTOY(代表イ・ジェシン)とイ・ビョンホンの所属事務所BHエンターテインメントの野心作で、不毛だった韓国フィギュア産業のグローバル化のための初めてのプロジェクトだ。GOODTOYは29日の発売を記念し、フィギュアの動画、イ・ビョンホンと「王になった男」のフィギュア、追加撮影の写真など、様々な見どころをGOODTOYのホームページを通して公開した。イ・ビョンホンの「王になった男」のアクションフィギュアは2000個の限定版(limited edition)で、発売前から世界10ヶ国で先行予約が行われるほど、その人気が高い。このように「王になった男」のフィギュアは、世界的な関心と合わせて最近多少熱気が冷めつつある韓流商品の新たなビジネスアイテムとして位置づけられる可能性が高い。特に今年6月にオープンした韓流観光コースとなる江南(カンナム)韓流情報センター2階の韓流体験館にGOODTOY単独ブースが設置されるほど、韓流商品として「王になった男」のアクションフィギュアの人気を実感させている。
イ・ビョンホン主演「王になった男」百想芸術大賞の映画部門で作品賞を授賞
映画「王になった男」が「百想芸術大賞」映画部門で作品賞を受賞した。「王になった男は」9日午後6時、ソウル慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂で開かれた「第49回 百想芸術大賞」の授賞式で、映画部門作品賞を受賞した。「王になった男」の制作会社リアルライズピクチャーズのウォン・ドンヨン代表は、授賞の後「チュ・チャンミン監督が活発に活動したので、私が更に活動しているかのように見えたが、それは本当のことだ。チュ・チャンミン監督、あなたを本当に尊敬する。この手柄を監督とスタッフに差し上げたい」と感想を伝えた。作品賞の候補としては「7番房の奇跡」「王になった男」「私のオオカミ少年」「ベルリンファイル」「嘆きのピエタ」が名を連ね、競合した。この日の授賞式はオ・サンジンと俳優チュウォン、キム・アジュンの司会で行われ、総合編成チャンネルJTBCで生中継された。
「王になった男」イ・ビョンポンのフィギュア発売へ“韓国映画初”
イ・ビョンポンが出演した映画「王になった男」の彼の姿をモチーフにしたフィギュアが発売される。今回発売されるイ・ビョンホンのフィギュアは、韓国映画初となるキャラクターをモチーフにしたものだ。フィギュアを製作したGOODTOYの関係者は「今回公開された『王になった男』のアクションフィギュアは、これまで発売されたスターのフィギュアと比べて、実際のイ・ビョンホンではないかと思う程の高いシンクロ率であり、韓国のアクションフィギュア技術がグローバルなレベルであることを改めて実感させた」と明かした。イ・ビョンホン本人も、フィギュアの完成度に驚いたとのことだ。イ・ビョンホンのアクションフィギュア写真集と全製作過程は、22日にオープンする「王になった男」のイ・ビョンホンのアクションフィギュア公式ホームページであるGOODTOYのホームページにて公開される。ナンバリングされたものと認証書付きのリミテッドエディション(限定版)として、公式ホームページにて韓国だけではなく、全世界から先着順で事前予約販売を実施する予定だ。
イ・ビョンホン vs リュ・スンリョン「百想芸術大賞」で対決“仲間からライバルへ”
俳優イ・ビョンホンとリュ・スンリョンが仲間からライバルとなった。「第49回百想芸術大賞」が5月9日に慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂で開催される予定である中、2人は最優秀演技賞(男優)を巡り対決するとのことだ。「王になった男」で観客動員数1000万人という神話を共に成し遂げた2人が、それぞれ違う1000万映画で候補にノミネートされた。リュ・スンリョンは「7番房の奇跡」、イ・ビョンホンは「王になった男」で、それぞれ名を連ねた。これと共に最優秀演技賞(男優)には「ベルリンファイル」のハ・ジョンウ、「新しき世界」のファン・ジョンミン、「私のオオカミ少年」のソン・ジュンギがノミネートされ、いつにも増して熾烈な戦いとなる予定だ。「7番房の奇跡」と「王になった男」はいずれも7、8番目に1000万入りした韓国映画で、作品賞のトロフィーを巡っても競争する。授賞式の関係者は「イ・ビョンホンとリュ・スンリョンが仲間からライバルとなった。今回の最優秀演技賞対決は、いつも以上に、そしてどの部門よりも激しくなると思われる」と伝えた。
イ・ビョンホン、ソ・ジソブ…俳優たちはなぜ一人二役にチャレンジするのか?
一人二役にチャレンジする俳優が最近増えている。4月から放送されるMBC新週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」(仮題)に出演するハン・ジヘは、ジュエリーデザイナーを夢見る明るい性格のモンヒと、モンヒと同じ顔を持っている財閥の嫁ユナ役で一人二役にチャレンジする。今年1月に放送されたKBS 2TVドラマスペシャル4部作「シリウス」のソ・ジュニョンは、殺人の前科を持つ双子の兄ト・ウンチャンと警察署の捜査課長である双子の弟ト・シヌを演じ、高い評価を受けた。また、その子役を演じたZE:Aのヒョンシクも初めての正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)演技にもかかわらず、一人二役で強い印象を残した。昨年は、韓国で観客数1000万人を突破した映画「王になった男」で、イ・ビョンホンが光海とハソンの一人二役で抜群の演技力をアピールした。ドラマではSBS「ファントム」のソ・ジソブが、警察庁サイバー捜査1チーム長のキム・ウヒョンの仮面を被った希代のハッカーパク・ギヨン役を演じ、その年の演技大賞で最優秀演技賞を受賞した。一人二役は俳優にとって、演技力を迅速かつ確実に検証してもらうための手段の一つだと言われている。芸能界の関係者は「一人二役の演技は俳優に大きなプレッシャーを与えるが、その分得るものがある。演技をうまくすれば、視聴者や観客はもちろん、同僚俳優や関係者がその俳優を見る目が確実に変わる」と説明した。しかし主人公が一人二役である作品の撮影は容易ではない。撮影も厳しく、普通の作品より長い時間がかかるためだ。また俳優がうまくこなせなかった場合は、作品と俳優に大きなマイナスになる。この関係者は「違う風に演じたのに、人々が同じだと感じる場合は作品にマイナスになる。そのため、一人二役への挑戦はそれだけ慎重に行うべきだ」と指摘した。
シン・ハギュン&イ・ビョンホン&ファン・ジョンミン、人気俳優のアクション対決!
ハリウッドの映画会社である20世紀フォックスが初めてメイン投資する韓国映画「ランニングマン」のシン・ハギュンから、「G.I.ジョー バック2リベンジ」(以下「G.I.ジョー2」)のイ・ビョンホン、「伝説の拳」のファン・ジョンミンに至るまで、人気俳優によるアクション対決が繰り広げられる。「王になった男」に続き「7番房の奇跡」を通じて、2作連続で観客動員数1000万人を達成した俳優リュ・スンリョンと、「ベルリンファイル」で強烈なキャラクターを演じて観客動員数700万人を突破した俳優ハ・ジョンウなど、2013年上半期の劇場は男性俳優たちが興行をリードした。3月と4月には、シン・ハギュン、イ・ビョンホン、ファン・ジョンミンが緊迫感溢れるアクション映画でスクリーンに帰ってくる。4月4日に公開される映画「ランニングマン」は、ソウル都心で起きた殺人事件を目撃した男チャ・ジョンウ(シン・ハギュン)が、濡れ衣を着せられ、全国民から注目される容疑者となり、人々に追われるストーリーを描いたリアル逃走アクション映画である。今回の作品を通じて初めてアクション演技に挑戦したシン・ハギュンは、鍾路(チョンノ)、銅雀(トンジャク)大橋、上岩洞(サンアムドン)ワールドカップ競技場など、ソウル都心を背景に多彩なアクションを披露する予定である。日常的な空間で、地形的特性を上手く活用した追撃シーンをはじめ、高層ビルから落ちるワイヤーアクション、車の追撃シーンなど、激しいアクションを見事に演じた。ろっ骨を負傷したにもかかわらず、危険なアクションを代役を使わずにこなし、体当たりの演技を見せたシン・ハギュンは、これまで見せたことのないタフな姿を披露する。韓国で28日に公開されるハリウッド映画「G.I.ジョー2」を通じて帰ってきたイ・ビョンホンは、前作「G.I.ジョー」を超えるアクション演技で観客を虜にする予定である。スタイリッシュなアクションはもちろん、彼ならではの存在感と深みのある演技を披露するイ・ビョンホンの活躍に注目が集まっている。CJエンターテインメントの関係者は、「イ・ビョンホンの劇中での重要度が主役級にまで増しており、イ・ビョンホンが西洋市場でも活躍できる俳優であることを証明した」と述べた。ファン・ジョンミンは、映画「伝説の拳」を通じて男らしい姿はもちろん、激しいアクションを披露する予定である。前作「新しき世界」では、強烈なキャラクターでカリスマ性溢れる姿を披露した彼は、今回本格的なアクション映画で帰ってきた。カン・ウソク監督の19番目の作品「伝説の拳」は、学生時代に伝説と呼ばれた3人の友達が、25年後、リアルアクション番組に出演して最後の決着をつけるというストーリーを描いたアクション映画で、韓国で4月に公開される。このように初めてアクション演技に挑戦するシン・ハギュン、ワールドスターイ・ビョンホンと韓国映画界を代表する演技派俳優ファン・ジョンミンのアクション映画が、どういう評価を受けるのかに注目されている。
ハ・ジョンウ&リュ・スンリョン、いかにして“信頼できる俳優”となったのか?
ハ・ジョンウ&リュ・スンリョン、イケメンを越えた成功戦略芸能人にとって外見とは、強力な武器の一つだ。カッコよく綺麗だということは、それだけ人の目を引くことができるということで、カッコよく綺麗な外見のおかげでスターとなるケースも多い。しかし、優れた外見で周囲を圧倒するスターがいる一方、自分にしか出来ない分野で、自分の存在感をアピールしながら成功する人もいる。外見よりは個性を武器に、最高のキャリアを積んで行くと同時に、優れた演技力まで備えた人だ。その中でもハ・ジョンウとリュ・スンリョンは、イケメンではないものの、自分の地位をしっかり築いた俳優だ。ハ・ジョンウは毎回平凡ではない役を演じて、30代の男性俳優としては断トツのキャリアを築いており、リュ・スンリョンは「王になった男」と「7番房の奇跡」の観客動員数が1000万人を突破し、1000万俳優というあだ名まで付けられた。もちろん、彼らは運が良かったとも思うが、彼らの成功の背景にあるのは、運だけではない。2人の共通点はまさに演技の幅が広いということだ。映画で彼らは真面目な姿であったりコミカルな姿などを観客に披露する。もちろん二枚目の王子様キャラクターは不可能かもしれないが、王子様のイメージに囚われ、他の役を演じるのが難しいイケメン俳優とは違い、彼らは自分に出来るキャラクターを誰よりも上手く表現する。イケメンは溢れ出てくるが、ハ・ジョンウやリュ・スンリョンはその中の1人ではない。彼らには、他の人にはない、彼らならではの雰囲気がある。ハ・ジョンウ、どのような作品でも彼だけは輝くハ・ジョンウのターニングポイントは、映画「チェイサー」だった。「チェイサー」以降、ハ・ジョンウへの評価は完全に変わった。以前のハ・ジョンウは注目すべき新人だったが、サイコパスで狂った殺人犯だが見た目は内気で軟弱に見える人物を完璧に演じた彼に対する賛辞は凄いものだった。ハ・ジョンウは「チェイサー」で一気にヒット俳優への可能性を認められた。ハ・ジョンウが「チェイサー」を選んだのは、神の一手だった。独特で新鮮な役を上手に表現したことは、彼がそれ以後イメージより演技に集中する基盤を作ってくれた。ハ・ジョンウはこれに留まらず、様々な役に挑戦した。その中で「ラブフィクション」は意外な選択だった。これまで陰鬱で強靭な役を演じてきた彼が、情けない平凡な男性キャラクターを選択したためだ。しかしハ・ジョンウは今までのイメージを完全に脱ぎ捨て、平凡な男に生まれ変わった。イケメン俳優であれば生かされなかったと思われる細かな部分まで、ハ・ジョンウのおかげで生かされたという評価が相次いだ。ハ・ジョンウは出演したどの映画でも、演技力において一定レベル以上の成果を収める底力を発揮した。どの役を任せても信頼でき安心できる俳優ということは、ハ・ジョンウのイメージ作りにおいて最も重要な要素だった。そのおかげで、今のハ・ジョンウの地位は誰にも真似できないものになった。彼だけが最高ではないが、彼のように暗く陰鬱な感情からコミカルに至るまで、様々な役を表現できる俳優はあまりいない。ハ・ジョンウの一番の長所は重みがあるということだ。スクリーンに映るだけで存在感をアピールできるという言葉は、映画俳優にとってこれ以上ない賛辞である。ハ・ジョンウは、映画の成功や失敗によって彼のイメージに対しダメージを受けることはない。実際に「ビースティ・ボーイズ」や「哀しき獣」では、満足できる成果を収められなかった。しかしハ・ジョンウだけはいつも、出演した映画の中で話題となった。これは彼自身がブランドになったためだ。一定レベル以上の作品に出演すれば、成功の有無にかかわらず認められる地位を確立したという意味であり、スターではなく、俳優としてのキャリアを誰よりも上手く積んでいるという意味だ。スターは映画の成績に泣いたり、笑ったりする。しかし、俳優は映画の成功の有無にかかわらず、様々な役に挑戦しキャリアを積むことができる。もちろん俳優にとっても、最終的に重要なのは映画の成績だ。しかし1、2回失敗しても俳優はダメージを受けず、その中でも賛辞を受けられる。ハ・ジョンウはまさにそういうキャリアを積んでいる。リュ・スンリョン、演技のキャリアから醸し出される尋常でない存在感このようなプロセスは、最近映画の成功で主演級としての地位を確立したリュ・スンリョンからも見ることができる。リュ・スンリョンは「王になった男」に続き「7番房の奇跡」で1000万俳優というあだ名を付けられた。しかし「王になった男」と「7番房の奇跡」は成功の本質が違う。「王になった男」はイ・ビョンホンというスターが全面に登場し、多くの予算をかけ、誰にでも受け入れられるストーリーを基盤にしている。マーケティングもまた、多大なコストをかけて行われた。しかし「7番房の奇跡」は最近制作されている映画に比べると、その規模が大きいとは言えない。更に、成功を保証するスターが1人も登場していない状況で収められた成果だ。そのため「7番房の奇跡」が観客動員数1000万人を達成したのは「王になった男」より重要な意味がある。単純にリュ・スンリョンが主演だったからではない。実は、リュ・スンリョンのキャリアで最も輝く位置を占める作品は「王になった男」ではなく、「僕の妻のすべて」だ。「僕の妻のすべて」でリュ・スンリョンは、今まで見せてきたキャラクターの中で最も強力な存在感をアピールした。伝説のカサノバ(プレイボーイ)であるチャン・ソンギを演じたリュ・スンリョンは、その役においてリュ・スンリョン以外の俳優を思い浮かべることができないほど、完璧に演じてみせた。リュ・スンリョンは、気持ち悪いと感じながらも目で追ってしまうカサノバのキャラクターをしっかり捉え、笑いまで担当した。「ダーティー・セクシー」というあだ名もその時に付けられたものだ。リュ・スンリョンは自分にしか出来ないイメージ作りと演技力を通じて存在感をアピールした。その役を演じたのが偶然であれ戦略であれ、自分の長所をしっかり把握しているのである。その後彼は「王になった男」で、慎重で深い考えを持ったホ・ギュン役を演じた。注目すべき点は、リュ・スンリョンが180度異なる演技をしながらも、全く抵抗感を与えなかったことだ。俳優のイメージはさて置き、キャラクターをそのまま受け入れる力は、かなりのキャリアに基づいた演技から生まれるものだ。リュ・スンリョンという俳優が持つ独特なイメージと存在感で、彼は様々な役において自分の力量をアピールすることができる。「7番房の奇跡」のイ・ヨングは「僕の妻のすべて」と「王になった男」の間の妙な接点にいる。知的障がい者のキャラクターで笑いを誘うのはもちろん、最後は感動まで導き出す。現実と乖離を感じさせる刑務所の雰囲気と状況には首を傾けてしまうが、映画は終盤に向かうほど涙を誘い、その疑問が解消される。この涙のレベルは、どの映画に比べても強力なもので、新派のコードを最大化し、観客の涙腺を緩くした戦略は功を奏した。またこれを通じてリュ・スンリョンは強力なヒット俳優となった。これから更に存在感のある役を演じられる土台を築いたことになる。2人の俳優は今、成功軌道に乗っている。しかし、成功に向かう峠で彼らはスターを目指さなかった。これからも彼らが自分にしか出来ないものを極められれば、成功だけではなく、誰も真似できない独自の領域までも確保することになるだろう。そしてそれは、彼らが長く大衆のもとに留まることができる強力な力になるだろう。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント
イ・ビョンホン&ペ・スビン&キム・ドヒョン…現代の服を着た3人の“光海”
昨年韓国で1230万人という驚きの観客動員数を記録し、韓国映画の歴史を塗り替えた映画「王になった男」が、今回は舞台に生まれ変わった。隔週で発売されるファッションマガジン「GRAZIA」創刊号で、「王になった男」の主演俳優たちが新しい一面を見せた。撮影は終始和気藹々とした雰囲気の中で行われた。特に、舞台版「王になった男」でダブルキャストを務めたペ・スビンとキム・ドヒョンは、熱いチームワークを見せるかのように、自ら進んでコミカルなポーズをとり、笑いを誘った。舞台のためにヒゲを伸ばしたペ・スビンとキム・ドヒョンは、「イ・ビョンホン先輩とは違ったカラーの光海(クァンヘ:主人公の名前)を披露できるように努力する」と意志を明かした。先輩であるイ・ビョンホンは、「僕とは違う角度で表現される光海を見たくて、わざと稽古をしている場面も見なかった」と伝え、後輩たちへの期待を見せた。昨年「王になった男」で動員力を証明したイ・ビョンホンは、今年「G.I.ジョー 2」「REDリターンズ」の2本のハリウッド映画の公開を控えている。最新作「26年」に至るまで舞台と映画を行き来しながら演技の幅を広げてきたペ・スビンとミュージカル「シャーロック・ホームズ」で話題となったキム・ドヒョンは、今回の舞台を通じて完璧に変身した姿を披露する予定だ。舞台版「王になった男」は、23日から4月1日までソウル大学路のドンスンアートセンターで公演される。3人の光海の姿を盛り込んだ「GRAZIA」創刊号は、現在韓国全国の書店とコンビ二GS25、CUで発売中だ。
イ・ビョンホン主演映画「王になった男」日本でも好調!“ヒットの兆し”
映画「王になった男」が日本でもヒットを予告し、成功の兆しを見せた。16日に日本で公開された「王になった男」は、第一週に全国約90ヶ所の映画館で公開され4万2000人の観客を動員、最近公開した韓国制作映画の中で最も高い観客数を達成した。また、同スコアで週末の興行成績10位にランクインする勢いを見せた。これは、久々に韓国映画が日本のボックスオフィスのトップ10入りを果たしたもので、日本でもこの結果に注目している状況だ。また18日、映画情報サイトである「ぴあ映画生活」の調査によると、「王になった男」が映画の満足度ランキングで上位に名を連ねた。更に、「イ・ビョンホンの一人二役というよりは、全く違う人のようだった。圧倒的な演技力だった」「イ・ビョンホンの出演作品の中で最も良かった」「時代劇の衣装や小道具が美しかった」と観客が感想を述べ、主演俳優イ・ビョンホンと同作品への賞賛を惜しまなかった。一方、イ・ビョンホンが出演する映画「G.I.ジョー2」は3月28日に公開する予定だ。
イ・ビョンホン、ハリウッド挑戦記“尊敬されるべき理由とは?”
2012年、誰より忙しく生活した。デビュー後初めて挑戦した時代劇「王になった男」は1200万人の観客を動員し、彼にとって最高のフィルモグラフィーになった。そして2012年は彼が韓国、アジアを超えワールドスターとして跳躍する時になった。―観客数1000万人突破、ハリウッドでの映画撮影まで、2012年は意味のある成果が多かった。イ・ビョンホン:目まぐるしい一年だった。アメリカでの撮影を終えてからすぐ韓国に来て時代劇を撮影し、プロモーションとステージ挨拶までした後、またモントリオールに行ってその後はロンドンに向かった。とても行きたかった釜山(プサン)国際映画祭にも行くことができた。このように楽しくて光栄な人生があるのだろうかと、自分でも非常にやりがいを感じた。仕事でも、プライベートでも本当にいいことがたくさんあった一年だった。―「G.I.ジョー」に続き、「G.I.ジョー バック2リベンジ」(以下「G.I.ジョー2」)にも出演した。その感想は?イ・ビョンホン:たくさんのキャラクターが出てくるだけに、「G.I.ジョー2」は前よりアクションも強くなった。タフだ。特に、「G.I.ジョー2」は3Dなので観客には僕のシックスパック(6つに割れた腹筋)がよりリアルに伝わると思う(笑) 新しいことに挑戦するなど、新しいことを好む。もちろん、恐怖に震え寂しさを感じる時もある。海の真ん中で泳いでいるが方向も分からず、どこに行っているのかも分からないまま流れていくような気もする。だが、心配をするよりは常にときめきと期待の方が大きいから挑戦し続けていると思う。―「G.I.ジョー」シリーズに続き「REDリターンズ」まで、ハリウッドに合わせハリウッド式に演じなければならないことは難しくないか?イ・ビョンホン:「G.I.ジョー2」を撮影した直後、すぐ韓国に戻り「王になった男」を撮影した。英語で演技をしていたのに現代劇でもない時代劇の扮装をして時代劇の台詞を言わなければならなかった。その後モントリオールとロンドンで「REDリターンズ」を撮影した。「本当に僕の人生はスペクタクルだな」と思った。外国の俳優はそれなりのユニークな表情とジェスチャーがある。だが、僕まで彼らのジェスチャーや表情を習うことは危険だと思った。それはただ真似をするだけで僕の本当の感情ではないから。そのような気持ちを込めて演技をした。これからもそうすると思う。どの国に行っても、どの国の人に僕の映画を見ていただいても僕の感情を同じく受け入れてもらえると信じているからだ。―ハリウッドで地位が高くなったことを実感しているのか?イ・ビョンホン:地位が高くなったと言えるほどではないが、「G.I.ジョー」公開当時にアジアプロモーションを行った時、韓国と日本でたくさんのファンが応援してくださった。映画制作関係者や監督、俳優が大変驚いたことは事実だ。その噂が広がったのか「G.I.ジョー2」を撮影する時は、スタッフの方から先に近づいてきて「あなたがアジアのエルヴィス・プレスリーだって?」と聞いてきた。―ハリウッドのトップ俳優ブルース・ウィリスが今は同僚になった。よくしてくれたのか?イ・ビョンホン:ブルース・ウィリスは本当に優しい。目に見えるほど優しくしてくれる部分がある。理由は分からないが、身の置きどころがないほどよくしてくれて僕としては有難い気持ちだけだ。そしてとてもジェントルな方だ。―ブルース・ウィリスから特に習うべき点があるのか?イ・ビョンホン:ブルース・ウィリスを見て驚いたのは彼くらいのキャリアの持ち主なら撮影現場で演技することが日常のように感じられると思ったが、まったくそんなことはなかった。撮影現場に来れば必ず1、2時間は監督と話す。撮影する部分はすでに全部準備されているし、その通りに撮るだろうと思ったが、他に自身のアイデアを持ってきて監督と議論する。その中でいいものを監督が受け入れれば修正し、それに合う台詞をその場で作り出す。毎日話し合いながら熟慮するところがすごかった。―2013年の大まかな計画は?イ・ビョンホン:2013は、年初からスケジュールがいっぱい詰まっている。ほとんどプロモーションで忙しい1年になりそうだ。「G.I.ジョー2」と「REDリターンズ」もそうだが「王になった男」の海外プロモーションも行われる予定だ。「G.I.ジョー2」は当然韓国を含め世界を回るし、「REDリターンズ」は夏にプロモーションで各地を回ると思う。
イ・ビョンホン、映画「王になった男」ジャパンプレミア&記者会見に登場!岩下志麻がメロメロに
最新映画「王になった男」(2月16日公開)のプロモーションのために来日しているイ・ビョンホンが、1月29日(火)都内にて記者会見を実施した。冒頭、会場に入りきれないほど詰めかけた約250人のマスコミを前に、「久しぶりの来日でもあり、また、こうして映画の記者会見ができるのがとても嬉しく、胸がときめいています」と挨拶。今回、初の時代劇挑戦した感想を聞かれ、「私にとって初の時代劇ですが、時代劇だから挑戦しようと思ったわけではなく、この作品のストーリーが素晴らしく、また面白いものになると感じ出演を決意しました」と答え、さらに韓国で歴代動員数3位を記録した要因を質問されると、「そうですね、イ・ビョンホンが出演しているからでしょうか。冗談です(笑)」と日本語で話すチャーミングな一面も見せた。さらに、見どころとしては「日本の皆さんには、自分がもし王だったらどうなっただろうか、と思いながら見て頂ければ痛快な気分も味わっていただけるのではないでしょうか。この作品は歴史的事実を基にしていますが、そういった背景を知らなくても楽しんで観ていただけると思っています」と話した。そして、これまで多くの映画の主演俳優として現場をひっぱって来て、王を演じることとの共通点がありましたか?という質問については、「王も俳優も表面的には似ているところがありますね、常に周りの注目を集めるところとか、それによって制限された生活しなければならないとか。ただ、俳優として違う部分があります、王というのは民の声に耳をかたむけて、民が求めていることをやっていくわけですが、俳優というのは、ファンの好みだけに合わせていては、自分のカラーを失ってしまう。作品を選ぶときにも自分の意思で選ぶことが大切ですし、ファンの声に耳をかたむけつつも自分の初心を忘れてはいけないのではないかと思っています」と、俳優としての姿勢について、真摯に丁寧に答えた。記者会見後は、新宿バルト9にてジャパンプレミアのステージ挨拶を行った。今回発売後即完売となった幸運なプレミア上映を鑑賞した約400名の観客が待ち構える中、イ・ビョンホンが登場すると、黄色い歓声があがり、会場の興奮が一気にピークに! 満面の笑顔でステージに立ったイ・ビョンホンは「皆さんこんにちは。イ・ビョンホンです。おいしかったですか」と言い、「あっ、面白かったですか」と改めて日本語で言い直し、会場は大爆笑となった。続いて「久しぶりに皆さんに会えるので、昨日の夜は興奮して眠れなかったです。この作品は血も出ていませんし、本当に多くの方が楽しめる作品ですので、自信をもってステージ挨拶にきました」と話すと、すでに本作を観た後の観客から大きな拍手が沸き起こった。さらに「この作品は、私にとって初の時代劇、そして初めて一人二役を演じることになり、いろんな面でプレッシャーを感じていましたが、脚本を読んだ時の愉快な気持ちや楽しさが、撮影の最後まで自分を引っ張って行ってくれた」と語り、「作品を決める時には、こういった作品だからやる、やらないといった選び方をせず、あくまでもその物語が何かが重要だと思っています。また、この映画にでてくる影武者のハソンのコミカルなキャラクターのほうが、王よりも自分の性格に似ているので、周りのスタッフは特に驚いた様子はなかったですね(笑)」と、これまでのイメージとは違う、コミカルな演技含め、撮影中も楽しんで役に取り組んだ様子を伺わせた。ジャパンプレミアに続いて、劇場内のスターステージで行われた大ヒット祈願調印式には、彼の大ファンだと公言する岩下志麻が着物姿で応援に駆けつけ、念願の初対面を果たした。「イ・ビョンホンさんはとにかく素敵で、かっこよくて、チャーミング!」と話す岩下志麻は、この映画で一人二役を演じたイ・ビョンホンを「映画を拝見して、とにかく二役とも素晴らしかった!」と大絶賛。その言葉に、「素晴らしい女優で、先輩の岩下さんからこんな風にほめて頂いてとても嬉しいです」とイ・ビョンホンは照れた笑顔を見せた。そして、映画の大ヒットを祈願し、映画の中でイ・ビョンホン演じる王が押印するシーンを模し、二人で約30cmの印を一緒にパネルに押印。ステージ前に集まった約500人の観客から大歓声が上がった。映画「王になった男」は、朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを織り交ぜた重厚な歴史大作。この作品でイ・ビョンホンは理性を見失った時の暴君・光海と、王の影武者であり正義感あふれる庶民のハソンという表裏一体の両キャラクターを一人二役で演じている。映画「王になった男」 詳細2012年/韓国/131分/カラー/5.1chサラウンド/日本語字幕:根本理恵 原題:監督:チュ・チャンミン (「マバド」「拝啓、愛しています」) 脚本: ファン・ジョユン(「オールド・ボーイ」)キャスト:イ・ビョンホン/リュ・スンリョン/ハン・ヒョジュ/キム・イングォン/シム・ウンギョン配給:CJ Entertainment Japan 製作:リアルライズピクチャーズ(c)2012 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved「王になった男」公式ホームページ:becameking.jp2013年2月16日(土)より新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー