ボスを守れ
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JYJ ジェジュン、出演ドラマで必ず“カップル”になるその理由は?
JYJのジェジュンがまた、ドラマの中でカップルとして視聴者から愛されている。MBCドラマ「Dr.JIN」でジェジュンが演じているキム・ギョンタクと、チン・イハン演じるホン・ヨンフィのタクフィカップルが視聴者から注目を浴びている。「Dr.JIN」第19話でキム・ギョンタク(ジェジュン)は、父親のキム・ビョンヒ(キム・ウンス)のために仕方なく竹馬の友、ホン・ヨンフィを騙す立場に置かれた。ギョンタクはヨンフィから得た情報で、父親の得となる興宣大院君(イ・ボムス)の手紙を見つけ出すことに成功した。いかがわしい状況に疑いを持ったヨンフィは、ギョンタクがダブルスパイであることを感じ取る。ギョンタクは、スパイではないと言って欲しいと頼むヨンフィに、「君と私、互いに守ろうとする世界が違っただけだ、理解している」と悲しい表情を隠した。しかし、最後までギョンタクを信じたかったヨンフィは、それが嘘であることが分かっているため、感謝の気持ちを伝えながらも胸を痛めた。一緒にいるのに一緒になれないギョンタクとヨンフィに、視聴者たちは男女のカップルより大きな関心を見せ、「タクフィカップル」の合成写真をアップするなど、彼らの友情を応援している。実際、ジェジュンのカップルイシューは今回が初めてではない。昨年放送されたSBSドラマ「ボスを守れ」で本部長「チャ・ムウォン」役を演じた彼は、チェ・ガンヒに好感を持っているが結局結ばれず、視聴者からの圧倒的支持によりソ・ナユン(ワン・ジヘ)と結ばれた。チャ・ムウォンとソ・ナユンは「ナムカップル」という愛称で、ドラマ後半ではチ・ソン&チェ・ガンヒカップルよりも多くの愛を受けた。ドラマの関係者は「ジェジュンと共演するドラマの相手役がストーリーが進むにつれ人気を得ることは、ジェジュンがそれだけ視聴者を引き込む魅力を持っているためではないかと思う。視聴者たちはキャラクターを単純に善と悪に分けてしまうのではなく、魅力的で多様性のあるキャラクターを一層愛するようになった」と話した。本日放送される「Dr.JIN」第20話では、キム・ビョンヒに従うことにしたギョンタクが、果たして危機に貧したヨンフィを目の当たりにして知らん顔をすることができるのか、彼の行方が描かれる予定だ。
JYJ ジェジュン「ボスを守れ」が日本で爆発的な人気!11月に発売されるメイキングDVDが予約1位に
JYJのメンバージェジュンが出演したSBSドラマ「ボスを守れ」が日本で爆発的な人気を博していることが明らかになり、注目を集めている。昨年夏に韓国で放送された「ボスを守れ」は、12日から日本のTBSで放送されている。「ボスを守れ」は韓国で放送が終了した当時、日本の衛星放送事業者で有料の韓流チャンネルを運営しているKNTVとDATVで放送されるほど話題になった。また、11月28日に発売される「ボスを守れ」のスペシャルメイキングDVDは、販売開始からわずか1日で日本HMVの海外DVDの週間予約ランキング1位、Amazonの韓国ドラマDVDニューリリースランキング1位、楽天ブックスのアジア・韓国ランキング1位の3冠を達成し、その他にも様々なランキングに入るなど、熱い反応が続いている。人気の理由は、ジェジュンの韓国語ナレーションが挿入されているからである。今回発売されるDVDには台本読み合わせをしているジェジュンの姿、ジェジュンが紹介する主要シーンの撮影メイキング、撮影の裏話、ジェジュンのスペシャル映像、歌や演技をしているジェジュンの姿が480分というボリュームで収録される予定だ。これに対してネットユーザーは「ジェジュンの人気、すごいね」「ジェジュンのスペシャルDVDが気になる、欲しい、買いたい!」「韓国でも発売してほしい!日本のファンが羨ましい」「今すぐ予約しなきゃ。ヒットして欲しい」などの反応を見せた。
「Dr.JIN」JYJ ジェジュンもタイムスリップ?“爆笑”合成写真が人気
MBCドラマ「Dr.JIN」で朝鮮時代の人物キム・ギョンタクを演じるJYJ ジェジュンの合成写真が人気を集めている。8日に放送された「Dr.JIN」では、ヨンレ(パク・ミニョン)が未来の自身であるユ・ミナに気付くシーンが放送され、ジン・ヒョク(ソン・スンホン)とチュンホン(イ・ソヨン)に続き、ヨンレもタイムスリップをしたのではないかという声が行き交った。ジン・ヒョクはソウルから朝鮮時代にタイムスリップし、妓生(キセン:朝鮮時代の芸者)部屋に売られるのが嫌で逃亡し、断崖から落ちたチュンホンも、ドラマ序盤にジン・ヒョクが病院で出会った女性だったことが明らかになった。さらに第14話では、ヨンレとユ・ミナの関係まで発覚し、歴史上の実在人物である李昰應(イ・ボムス役)とキム・ギョンタクを除いたすべての主人公がタイムスリップをしたことになった。これに対し視聴者は、キム・ギョンタクもタイムスリップをしたという設定で作った合成写真をオンライン上に掲載し、オリジナルの「タイムスリップ キム・ギョンタク」を制作した。各種インターネットコミュニティ掲示板に掲載された合成写真は、ジェジュンの前作であるSBSドラマ「ボスを守れ」の主要シーンにキム・ギョンタクを合成したもので、写真を見ると相手役だった女優ワン・ジヘがカラオケで怒っている状況に謝っているように、ギョンタクがヒザの上に手を置いている。それ以外にも、ジェジュンは会社と映画館で目を瞑っているシーンや、ジェジュンとワン・ジヘの食事の席でふてくされて座っているような姿に合成された写真が掲載され、笑いを誘っている。「Dr.JIN」は、毎週土日の夜9時55分に韓国で放送されている。
JYJ ジェジュンの訪問に台湾が大熱狂“空港がマヒ?”
JYJ のジェジュンが昨年台湾で人気を博したドラマ「ボスを守れ」のファンミーティングで台湾を訪れ、予想以上の熱い歓迎に関係者たちも驚いた。ジェジュンは単独ファンミーティング「2012 KIM JAE JOONG Fanmeeting in Taipei」のために23日に台湾の桃園国際空港に到着した。平日であるにもかかわらず、600人以上のファンがかけつけ、熱く歓迎し、ジェジュンは明るい笑顔でファンに応えた。空港の関係者は「ファンミーティングのための短い訪問なので、ここまで多くの人々が集まるとは思っていなかった」と驚き、台湾の新聞は「ジェジュンが空港を麻痺させた」と報じるなど台湾でのジェジュンの高い人気を証明した。イベント主催者側は「昨年韓国で人気を博したドラマ『ボスを守れ』が、台湾でも高い人気を得て放送を終えた。最近再放送が取り上げられるなど、そのブームが今も熱い。ファンミーティングのチケット2500枚が販売開始と同時に完売し、インターネットのサーバーがダウンするなど彼の熱い人気に驚いた」と伝えた。「ボスを守れ」はジェジュンの出演でアジアだけでなくヨーロッパや南米でもリアルタイムでインターネットを通じてドラマを視聴されるなど、珍しい現象を招いたドラマ。その高い人気のおかげで放送終了後、日本や台湾、香港、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、モンゴル、カザフスタン、ウクライナなどに販売され、ドラマの海外販売において最多の成果を記録した。ジェジュンは23日に台北のATT SHOW BOXで開催された単独ファンミーティングでファン2500人の前で「ボスを守れ」の劇中歌「守ってあげる」と映画主題歌「君のために」を歌い上げ、イベントの始まりを告げた。また、ファンの前でカバンの中を公開したり、JYJのメンバー、ジュンスにプレゼントした自作曲「No Gain」をアカペラで歌うなど2時間のイベントは充実した内容となった。ジェジュンへの台湾のファンの関心は、韓国語への関心にも繋がった。一部のファンはファンミーティングでジェジュンが話す内容を通訳なしでも理解し爆笑したり、ジェジュンの韓国語の質問に韓国語ですぐ答えるなど、通訳が必要ないほどの流暢な韓国語をアピールした。ジェジュンは「昨年のワールドツアーで台湾を訪問して以来、1年ぶりの訪問だ。すごく会いたかった。変わらない熱い関心と声援に感謝している。僕と同じく、ファンのみなさんにも楽しい2時間であったなら嬉しい。また会おう」と感想を述べた。ジェジュンは韓国で26日にスタートするMBC週末ドラマ「Dr.JIN」と下半期の公開を控えている映画「コードネーム:ジャッカル」の撮影で忙しい毎日を過ごしている。
JYJ ジェジュン、台湾単独ファンミーティングのチケットが販売開始と同時に完売
JYJジェジュンの台湾単独ファンミーティングのチケットが、販売開始と同時に完売となった。ジェジュンのマネジメントを担当しているC-JeSエンターテインメントは10日「台湾の台北ATTホールで23日に開かれる、ジェジュン単独のファンミーティングのチケットが、販売開始と同時に完売した。今回のファンミーティングはジェジュンが出演したドラマ『ボスを守れ』の高い人気に応えるために計画したイベントで、海外でのジェジュンの人気を証明した」と明らかにした。今回のファンミーティングでジェジュンは「ボスを守れ」撮影当時のエピソードや近況を語り、中国のファンと一緒に楽しむゲームも準備しているという。他にも彼が自ら作詞した「ボスを守れ」の劇中歌「守ってあげる」もステージで歌う予定だ。ジェジュンは昨年、上海とトルコで行われたファンミーティングでもチケットが販売開始と同時に完売する記録を達成し、最近K-POPオンラインサイトで行った「Twitterで最も多く検索された韓流スター」という調査でもトップになるなど、海外での人気を何度も証明してきた。SBS関係者は「ジェジュンの世界的な人気のおかげで『ボスを守れ』の海外輸出実績がとても高い。『ボスを守れ』は韓国最初にウクライナにも輸出され、アジアでも最高の人気を博している。ジェジュン効果を実感した」と明かした。ジェジュンは26日から韓国で始まるMBCドラマ「タイムスリップ Dr.ジン」の主演にキャスティングされ、撮影に取り組んでいる。
「ボスを守れ」ドラマは終了したがチームワークはずっと…
ドラマ「ボスを守れ」チームはドラマが終了した後でも忘年会を楽しむ仲を自慢した。SBS「ボスを守れ」の演出を担当したソン・チョンヒョンPDは28日午後4時にDCINSIDEの「ボスを守れ」ギャラリーを通して「ボス忘年会認定ショット」を二つの回に分けて記載した。ソンPDは「スケジュールを絞りに絞って俳優の時間差を置いてみんな集まったが、特にナ・ユニ(ワン・ジヘ)は『独身男の八百屋』の撮影を終えボスチームの元気なパワーを分けてもらいたくてと参加の熱意を表した」という文章で他にはないチームワークを自慢した。それに続いて「撮影は作家の先輩が手伝ってくれ、ボスギャラリーに載せると言ったら、俳優たちは積極的にポーズを取り始めるセンス!おかげでチャチャカップル(チソン、ジェジュンが演じる主人公の苗字チャからとった)の間に自分もちょっと入ることができた。顔の大きさが分からないように頑張っているのがわかる?」と付け足し、当時の状況を知らせた。公開した写真の中にはチソン、ジェジュン、チェ・ガンヒは仲のいい雰囲気を演出。特にジェジュンはチェ・ガンヒのほっぺにチュウをするかわいらしい姿がファンの心を躍らせる。また誕生日を控えているワン・ジヘはボスチームが準備したケーキを持って嬉しい表情を隠せなかった。ドラマの中で喧嘩が絶えなかったチソンとジェジュンのふざけた表情から楽しさが窺えた。これを見たネットユーザーたちは「ドラマが終わってもこんな風に温かい親睦チームは初めてだ」「みなさん忙しいのに友達愛がすごい」「監督ありがとうございます。みなさんかわいいですね」などの反応を見せ好評だ。一方、ボスカップであるチソンとチェ・ガンヒは2011年SBS演技大賞MCに選ばれ、今年の21日にもう一度息を合わせる予定だ。
チソン「僕にも頼り甲斐のある秘書がいたら」
11月29日に終了したSBSドラマ「ボスを守れ」のラストシーンで、ジホン(チソン)は幸せそうだった。愛するウンソル(チェ・ガンヒ)と一緒に歩く道、甘いキス、傘を伝って流れる雫、そのすべてが美しかった。財閥の御曹司としてヒロインをシンデレラにする王子様ではなく、愛する女性のため、自分の住み慣れた環境を変え、ともに歩んでいくという平凡な道を選んだジホンは本当にカッコいい男だ。強気で風変わりなウンソルが、ぎゅっと抱きしめたくなるほど可愛らしく見えたのは、ジホンを演じたチソンの演技力のおかげだろう。30代半ばという年齢にも関わらず、少年のような愛らしい瞳、無邪気な笑顔。「愛するには値しないほどのジホンをここまで成長させたのは、愛の力だ」というコメントも、とても魅力的だ。―エンディングのシーンを撮影する時、チェ・ガンヒさんが「チソンさんの目を見ていたら、涙が出そうになった」と言っていたそうですね。その時はどんな気持ちでした?チソン:撮影の2日前から、今日は最後の日だなと思っていました。ウンソルとキスをした階段を下りながら、ガンヒさんとこんな話をしたんです。「お互いこの歳でメロドラマを撮ったという思い出の場所だから、いつまでも覚えておこう」って。そして最後の場面を撮影した時、このままカメラ側に歩いて行ったら、本当に終わりなんだなぁと思いました。今までウンソルと一緒に過ごした時間を思い出したら目頭が熱くなって、胸が詰まるような思いでした。―特別な思い入れなどがありましたか?チソン:ジホンがウンソルに出会い、パニック障害を乗り越えて成長していったように、この作品は僕自信をも癒してくれた気がします。今までの人生で、自分の意思で生きてきた部分もあり、そうでない部分もありましたが、「ボスを守れ」のおかげでそのすべてが楽しく感じられました。疲れている時にそう思うのは難しいけど、わずかな感情をひとつずつ感じながら撮影することができました。だから、ジホンというキャラクターと別れる寂しさというよりも、一日一日楽しく作り上げた作品という充実感で胸がいっぱいです。難しい考えは抜きに、気の向くままに自分に正直に―ジホンは、ウンソルの心を奪う、愛嬌のある魅力的な人物だった。MBCドラマ「ニューハート」のウンソンも同じようなタイプだったけど、このように様々なキャラクターを自然に表現できるものなんですか?実際そういう側面を持っていたりしますか?チソン:自分の性格というよりも、内側からあふれてくるものを素直に表現しただけです。ジホンがナユン(ワン・ジヘ)の話を聞きたくなくて、ストローでふざけるシーンがあったんですが、それは笑わせようと思ってやったのではなく、本当にそのような状況が頭に浮かんで表現したリアクションでした。ジホンを演じる上で一番大切に思っていたことは、カッコつけない、ウケを狙わない、かわい子ぶるのもなし、ということでした。そうしたら、自然とこうなったんです。足を大きく開いて、気に入らない人を横目でにらんだり、殴ったり(笑)昔は、こういうふうに演じなければという戦略的なものもあったりしたのですが、今はただ気の向くままに素直にやっています。―撮影を始める前、役作りをする時、黒板にそのキャラクターについてすべてのことを書き出すと聞きましたが、今回もやったのですか?チソン:今回は、黒板のかわりにノートを使いました。最初のページには、ジホン、何歳で職業は財閥3世、って書いて、その次に、パニック障害を持っている、それはなぜかどの程度なのか、それからジホンの周りを囲む障壁の大きさ、この中でジホンができる行動は?社会に対する不満は?このようにジホンの行動範囲を見渡したんです。このすべての条件を自分の体に叩きこんで撮影に入りました。撮影現場で、自分の内側にある感情を素直に出せるようにしたんです。―ジホンの独特なヘアスタイルや言葉は、役作りの過程で作られたものなのですか?チソン:ノートにメモしながら、ジホンの人間像を描いていったんです。最初から漫画キャラクターのヘアスタイル(「スラムダンク」の宮城リョータの髪型のようだと言われていた)を真似ようと決めていたのではなくて、言葉では表現できないジホンの姿を考える過程でヒントを得たんです。ジホンの身分だと、普通持ち物は全て秘書任せですが、ジホンは自分のものは自分で持つタイプ。だとしたら、鞄は大きいはずだし、体に密着する感じのものが良い、だったらバックパックを使おう。それから革靴にスーツ?でも彼はそういう感じじゃないからカジュアルに。でも財閥の跡取りとしてそれなりに見えなきゃいけないから、面倒だけどジャケットぐらいは着ないと。足元は楽なスニーカーで決まり。こういう感じで。―ジホンとウンソルの甘いロマンスが功を奏して、ドラマは最初から評判がとても良かったですよね。その分、パートナーのチェ・ガンヒさんとの呼吸が大切だったと思いますが、一緒に撮影していてどうでした?チソン:最初の撮影から、とてもやりやすかったです。ガンヒさんは撮影現場に先に来ていて、すでに役に入り込んでいました。僕が現場に入ると、一人で頭を下げていたんです。何をしているのか聞くと、「うん?ただなんとなく」とか言いながら、ずっとそのまま座っていました。僕もある時から、ジホンになりきってそうやって座るようになったんです。そうしたらある時目が合ってしまって、何だか気恥ずかしい感じになったこともありますね。はは。―まだ演技の経験が多くないキム・ジェジュンさんとはどうでした?ウンソルとの恋愛とは別に、チャチャコンビ(チャ・ジホン×チャ・ムウォン)もけっこう人気がありましたけど(笑)チソン:演技は教えるものではないので、アドバイスにも限界がありました。僕の経験を話しながら、ジホンとムウォンという役がどのように絡んだらいいのか相談し合いました。彼は俳優としての素質があると思います。いつも控えめで、キャラクターに入り込みやすい性格ですね。一人でも欠けるとストーリー自体が乱れてしまうものですが、そのような点では本当にありがたく思っています。―二人の一番印象的だったシーンは、レストランでウンソルをめぐって喧嘩をするところです。女性みたいに髪を引っ張り合った後、結局ムウォンに殴られノックアウトする。これはチソンさんのアイデアだと聞きました。チソン:カッコいい喧嘩はしたくなかったんです。二人は親戚同士だから子供の頃から叩き合ったりしているだろうし。アクション監督とその部分をどう表現するか話をしているうちにアイデアが出たんです。そうだ、髪の毛をつかもう!って。(笑)髪をつかんで、頭を下に足も曲げてレスリングをする感じ!そうやって動きを決めて、ジェジュンに聞いてみたんです。「君、ケンカ強いの?」「僕?」「いや、君じゃなくてムウォンのこと」「やったことなさそうですけど」「だよね。僕もそう思う。お互い取っ組み合いをするキャラではなさそうだし。こうやって拳で殴ってみようか」とか。目をカッと開いてストレートパンチでね、はは。―4人が単純な四角関係ではなく、お互いに良い友達になっていくところがとても素晴らしかったです。そういう姿が自然に映るように、共演者同士親しくなる必要もありますよね。チソン:はじめて会った読み合わせの時は、とてもギクシャクしていましたね。それで、ドラマも明るい内容だから、撮影の前までみんなで一緒に合宿にでも行こうと提案したんです。お酒を飲みながら語り合ったらいいんじゃないかって。それで実際、チソンさんはどんな人なの?ジェジュンさんはどんな人なの?ガンヒさんは?あなたは?って、質問しあったんです。お互い知り合う過程が必要だったんですよ。―ジホンの立場に立って考えてみると、「ボスを守れ」はラブコメである以前にヒューマンドラマでもありますよね。自分を取り巻く環境の中で愛する女性と幸せになれる方法を探して、それを断固反対する父親を説得する姿が描かれていますね。それについてはどう思いますか。チソン:ジホンは愛されるには色々な面が欠如した人間だと思います。世間知らずで他人を配慮せず、自分の世界から出ようとしない。働くことを嫌い、漫画やゲームばかりして、早く退勤しようと逃げだしたり。そんな中でウンソルに会って愛を知り、病気を克服していくのですが、人ってみんな同じなんだなぁと思いはじめました。ただ今回のドラマが違う点は、体こそ大人ですが、幼児期から成長していくような、そういう点があったことかな。ジホン自身を成長させたのは、結局愛だったわけです。―ジホンは一見、幼稚な行動をしているようでたまに的を射た事を言う時がありますよね。最終回で父親に「自分の能力の限り、楽しく生きていくのが良い。それが一番幸せなんじゃないか」と言ったように、単純だけど、これって人生の真理ですよね。チソン:だからジホンは、周りの人が自分の行き方を単純に省みることができるように作られたキャラクターではないかと思っています。歳をとると、大人らしく振舞って、強いふりをする。高い知識を得て、難しく物事を考えるようになってしまい、些細な幸せに気づかずに生きていますが、ジホンはそうじゃない。ジホンを通じて、そういうことを伝えたかったんです。どんなに好きな仕事でも、辛いのはまた別の問題―俳優は見せる職業なので、本人の意思とは別にふりをしなければならない時があるのでは?チソン:僕たちはとても強いふり、カリスマであるふりをしていますが、よくよく見てみると、軟弱だったりもしますよね。作品を通じて自分自身を晒すこともあります。泣くシーンでは本当に泣かなければならないし、痛みを表現するシーンでは、本当にそのように演じなければならないので、感情に簡単に振り回されて、気が滅入ることもあります。常に周りに人がいるので賑やかに見えますが、実はとても孤独な職業なんですよ。―だから自分を守るのがとても重要になってくると思うのですが、演技以外にも振り回される要素はありますか?チソン:以前知人にこんなことを言われたことがあります。「君の仕事は楽しそうで、本当にいいよね」と。どんなに好きな仕事をしているとしても、辛いことはあるんです。ある人が、飲み会の1次会を終えて2次会へ行く車の中で音楽を聴く時が、一番楽しいと言っていたのですが、その言葉に本当に共感できました。ほろ酔いだから、何をしても気分が良いし、次の場所に行くという期待感もありますしね。俳優はそういう楽しさや、みんなの期待に応える職業だと思っています。特別なことではありませんが、決して簡単ではないことです。―俳優にもウンソルのような秘書がいたら良いですね(笑)チソン:そうですよね、はは。自分の人生の一挙手一投足をフォローして導いてくれる、そんな心強い秘書がいたらいいのに。ジホンが小さな幸せを感じられるようになったのも、ウンソルのおかげだからね。―SBS「華麗なる時代」以後、主演を演じ、好調に俳優生活を送っているチソン。俳優として信頼を得てきたという証拠だが、その間、俳優チソンというブランドをどのように積み上げてきたのだろうか。チソン:長い目で見ていました。僕はソン・スンホンさんみたいな二枚目俳優ではないから、自分の個性を作らなければと思ったんです。教育熱心な家庭で育ったせいか考えが堅いところがあるので、それを壊そうと様々なキャラクターに挑戦してきました。だから、SBS「オールイン 運命の愛」や、時代劇「王の女」に出演して、難しい映画にもチャレンジしました。今では演技について少し分かった部分もありますが、その時は2%不足していたとも言われました。そんな状況の中で、兵役の令状を受け取ったんです。すごく悩みましたね。でも、軍隊生活を経験して少し気持ちが楽になりました。―軍隊生活がもたらした変化とは?チソン:色々と気持ちの整理もでき、今後どのような方向で演技をするか決めたり、気持ちに余裕ができたんです。除隊後に出演したのがMBCドラマ「ニューハート」です。1本の道を直進するだけだと早く目的地に着きますが、僕はデビューから今まで回り道をしてきました。でも、後悔はしてません。初めから一躍スターダムに上りつめたいという考えもないですし、自分がしたい仕事を一生懸命やるのみです。―仕事のペースは関係ないようですね。チソン:ペースにこだわりはありません。歳に関係なく、いつでも会話ができて一緒にいると楽しい、親しみのある俳優になりたいと思います。―そのような点では、父親役のパク・ヨンギュさんと一緒に仕事をして感じた点は多かったようですね。色々なことを経験して今まで活躍している俳優ですし。チソン:ベテランなのに、若手俳優に呼吸を合わせてくれるのが素晴らしいと思います。自分のシーンが終わっても帰らずに一緒に見ていてくれたんです。僕も歳をとってもそうありたいですね。それができなくなったら、演技をすべきでないと思っています。―現場では作品以外の話もしましたか?チソン:個人的な話はあまりできませんでした。ヨンギュさんは数年前、息子さんを亡くしていらっしゃいます。だから、僕が懐いて息子のようだとか思わせてしまうのが、とても申し訳なくて。息子さんにしてあげられなかったことを、作中で僕にしてくれようとする気持ちが伝わってきて、たまに涙が出ました。僕が直接聞いたわけではないですが、ヨンギュさんの目を見てそう感じたんです。―そのせいか、最後のシーンでウンソルとの交際を許した父親に抱きついたのが演技に見えませんでした。チソン:リハーサルの時から感情が高ぶっていました。庭に座っていて、立ち上がってヨンギュさんを見るのですが、気持ちが抑えきれなくて。特に泣くようなシーンでもなかったんですよ。ただ父親を抱きしめて目頭を熱くする程度だったのに、実際にやってみると、本当に切なくて。ヨンギュさんを見てなんというか、色々あったんだな、大変なことも多かったんだなって、そういう気持ちでした。―「ボスを守れ」で良い仲間に恵まれて、人生について考える時間もあったようですが俳優として一番何を得ましたか?チソン:勇気ですね。次の作品でも自信を持って人生観や人間性を語ることもできると思います。しばらく映画に出演していなかったので、次は映画に出たいと思っているのですが、僕の長所を生かせるキャラクターに出会えたら幸いですね。自分も周りの人も、みんな幸せになれれば嬉しいです。