キム・ダヒョン
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【PHOTO】god ソン・ホヨン&キム・ダヒョン&BOYFRIEND ジョンミンら、ミュージカル「PESTE」プレスコールに出席
27日午後、ミュージカル「PESTE」のプレスコールにgod ソン・ホヨン、ミュージカル俳優パク・ウンソク、キム・ダヒョン、FIESTAR リンジ、BOYFRIEND ジョンミン、ユン・ヒョンリョル、オ・ソヨン、ファン・ソクジョン、キム・スヨンらが出席した。ミュージカル「PESTE」はフランスの大文豪アルベール・カミュの小説を原作に、韓国大衆音楽の代表ミュージシャンであるソ・テジの歌をつづった創作ミュージカル。9月30日までLGアートセンターで公演される。
【PHOTO】god ソン・ホヨンからBOYFRIEND ジョンミンまで、ミュージカル「PESTE」制作発表会に出席
30日午後、ソウル城東(ソンドン) 区にあるDI NOZZE CONVENTIONでgodのソン・ホヨン、キム・ダヒョン、FIESTARのリンジ、BOYFRIENDのジョンミン、ユン・ヒョンリョル、オ・ソヨンらがミュージカル「PESTE」の制作発表会に出席した。ミュージカル「PESTE」は、ソ・テジのヒット曲とフランス現代文学を代表する作家アルベール・カミュの小説「PESTE」を現代風に脚色した作品で、突然伝染病により予測不可能な事件に直面したとき現れる様々な人間群像やヒューマニズムを扱ったミュージカルだ。
god ソン・ホヨン&BOYFRIEND ジョンミンら、ソ・テジのミュージカル「PESTE」に出演
godのソン・ホヨンとミュージカル俳優キム・ダヒョン、パク・ウンソクらがソ・テジのミュージカル「PESTE」の男主人公リユ役に抜擢された。激しい競争を勝ち抜いて最終的に選ばれた俳優たちは、ミュージカル界と芸能界が絶妙な調和を成す、新鮮な面々だ。まずキム・ダヒョン、パク・ウンソク、キム・ドヒョン、ユン・ヒョンリョル、オ・ソヨン、キム・スヨン、チョ・フィ、チョ・ヒョンギュンなどが出演する。ミュージカル界で10年以上活動してきた看板俳優から大学路(テハンノ)の皇太子と呼ばれるチョ・ヒョンギュンに至るまで、安定した演技力と歌唱力を備えた実力派俳優たちが集まった。また、ソ・テジの名前を掲げているミュージカルであるだけに、音楽界からも様々な俳優が出演する。国民的アイドルgodのソン・ホヨンをはじめ、アイドルグループFIESTARのリンジ、BOYFRIENDのジョンミン、そして印象深い演技が期待される女優ファン・ソクジョンがキャスティングされた。「PESTE」の責任プロデューサーであるソン・ギョンオク理事は「作中のキャラクターに完璧に合致し、作品そのものに愛情と熱意を持っている俳優の抜擢に重点を置いた」と明かした。ミュージカル「PESTE」は7月22日、ソウルLGアートセンターで開幕する。
キム・ダヒョン、韓中合作ウェブドラマ「ユ・ミョンサン、チン・ダレ」の主演に抜擢
俳優キム・ダヒョンが韓中合作ウェブドラマ「ユ・ミョンサン、チン・ダレ」でタイトルロールに抜擢され、大胆なイメージチェンジを予告している。ロックバンドYADAとしてデビューし、ミュージカル「ヘドウィグ」「神と共に」、ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」「武士ペク・ドンス」などに出演し、精力的に活動しているキム・ダヒョンは、今回ウェブドラマ「ユ・ミョンサン、チン・ダレ」の男性主人公ユ・ミョンサン役に抜擢され、女心を掴む予定だ。劇中でキム・ダヒョンが演じるユ・ミョンサンは、大手エンターテインメント会社の代表プロデューサーで、気難しい性格に強迫観念まで持った完璧主義者だが、女性への接し方が全然分からず、女性の前では途方に暮れる意外な魅力が視聴者を刺激する予定だ。何よりキム・ダヒョンはすらりとしたイケメンで有名プロデューサーに相応しい知的でプロらしい姿と恋に落ちた男性の姿を披露し、見る人の恋愛細胞を刺激するものと思われる。さらに、様々な作品を通じて安定した演技力とスター性を認められてきた彼が演じるユ・ミョンサンへの期待が高まっている。また、彼と共演するイム・ウンギョン(チン・ダレ)と繰り広げる、突飛だが純粋で甘い恋愛模様も視聴者を魅了すると見られ、関心が高まっている。気難しいが愛したくなる男キム・ダヒョンが出演する韓中合作ウェブドラマ「ユ・ミョンサン、チン・ダレ」は純粋な4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)の田舎娘チン・ダレが偶然会ったユ・ミョンサンにより都市生活に適応していく過程で、この世界で生きていくための方法や様々な感情、愛を学んでいくドタバタヒューマンドラマで、シーズン制ドラマとして制作される。シーズン1は10月中に韓国、中国、日本のIPTVおよびモバイルサービスで放送される予定だ。キム・ダヒョンは韓国のみならず、日本でもアルバムを発売し、コンサートとファンミーティングなどを開催し、海外でも多数のファンを確保している。現在、日本でアルバムを発売し、歌手として活動すると共に韓国でドラマやミュージカルの次回作を準備している。
KARA スンヨン&キム・ダヒョン主演ドラマ「ギターとホットパンツ」23日に放送
KARAのスンヨンが主演を務めたMBCドラマフェスティバル「ギターとホットパンツ」(脚本:リュ・ムンサン、演出:パク・サンフン)が23日に放送される。「ギターとホットパンツ」は過去に閉じ込められて生きているギタリストテジュ(キム・ダヒョン)と今の状況から脱したいアイドルのアンナ(スンヨン)のストーリーを描いた音楽ドラマ。MBCドラマ脚本公募のミニシリーズ部門で奨励賞を受賞し、昨年ドラマスペシャル「下衆脱出記」を手がけたリュ・ムンサン脚本家が脚本を書き、「私はチャン・ボリ!」のパク・サンフンPDが演出を務めた。劇中、トップガールズグループのメンバーだが、音痴と拍子音痴のため、テジュにボーカルのレッスンを受けるようになるアンナ役にはKARAのスンヨンがキャスティングされた。「私はチャン・ボリ!」で一緒に作業したパク・サンフンPDと2度目のタッグだ。ミュージカル俳優キム・ダヒョンは元最高のロックバンドワンデーのリーダーのテジュ役にキャスティングされ、カリスマ性溢れる演技を披露する予定だ。この他に、ワンデーのメンバーとして「運命のように君を愛してる」で女優チャン・ナラの元恋人役で登場した俳優キム・ヨンフン、「私の人生の春の日」でカム・ウソンの友達役で顔を知らせたチャン・ウォニョンがそれぞれスンピルとギマン役を務め、ドラマに面白さを与える。さらに歌手オ・ジョンヒョクはギチャン役で特別出演する。未来創造科学部と韓国放送通信電波振興院から制作の支援を受けて制作された「ギターとホットパンツ」は23日夜12時5分に韓国で放送される。
“ミュージカルスター”キム・ダヒョン、FA市場に出た…現所属事務所との契約終了
俳優キム・ダヒョンがFA市場(自由契約)に出た。5日、キム・ダヒョンの所属事務所であるfantagioはマイデイリーとの電話通話に対して「キム・ダヒョンさんとの専属契約が終了した」と伝えた。キム・ダヒョンは現在、所属事務所に属さずに活動を行っている。ミュージカルを中心に活動しているため、当分の間、所属事務所を決めずに一人で活動するものと見られる。キム・ダヒョンは1999年に歌手Yadaとしてデビューした後、多数のミュージカルに出演しながら活動を続けてきた。以後、テレビドラマとミュージカルを行き来しながら活発な活動を行っている。
【PHOTO】2AM チョグォン&チョ・ソンハら、ミュージカル「PRISCILLA」プレスコールで熱演“妖艶な姿”
グループ2AMのメンバーチョグォンが8日午後、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)のLGアートセンターで開かれたミュージカル「PRISCILLA(プリシラ)」プレスコールで熱演を披露している。チョ・ソンハ、コ・ヨンビン、キム・ダヒョン、マイケル・リー、イ・ジフン、イ・ジュグァン、2AM チョグォン、キム・ホヨンらが出演する「PRISCILLA」は3人のゲイがプリシラバスに乗って笑いと感動の旅行に発ち、家族や幸福など人生で一番大切なものに気づいていく姿を描いたミュージカルで、9月28日までソウル江南区駅三洞のLGアートセンターで上演される。
キム・ダヒョン、ドラマ「カッコウの巣」の男性主人公に抜擢…チャン・ソヒと共演
ミュージカル俳優キム・ダヒョンがKBS 2TVの新毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)「カッコウの巣」の男性主人公としてテレビドラマに復帰する。キム・ダヒョンは6月2日に放送開始予定のKBS 2TV「カッコウの巣」(脚本:ファン・スニョン、演出:クァク・ギウォン、ペク・サンフン)の男性主人公チョン・ビョングク役に抜擢された。「カッコウの巣」は映画「浮気 12人の男」のクァク・ギウォン監督と「ルビーの指輪」のファン・スニョン脚本家がタッグを組んだ作品。兄を死に追い詰めた女性の代理母となり、復讐を夢見る一人の女性と、過去の恋愛による秘密めいた心の傷によって胸を痛めるもう一人の女性の葛藤と傷を癒していく作品だ。キム・ダヒョンの演じるチョン・ビョングクは、ルックス、家柄、優しさまで全てを兼ね備えた、女性なら誰もが好きになってしまうほど魅力的な男性で、妻を愛しているが、妻と代理母の間で葛藤し、苦しむ人物だ。キム・ダヒョンは男性主人公にキャスティングされたことについて「とても嬉しいですし、チャン・ソヒさんと共演できて光栄です。監督、脚本家、素敵な先輩方を信じて一生懸命学ぶという姿勢で作品に臨みます」と感想を伝えた。続いて「監督が『年上女性のロマンになって欲しい』とおっしゃったんですが、僕は幅広い年齢のファンがいるので良かったです」とし、女性視聴者の心を鷲づかみにすることに強い意思を見せた。また「二人の女性の間で葛藤しますが、共感できるような愛おしい姿でチョン・ビョングクという人物を演じていきたいです」と抱負を語った。
SUPER JUNIOR キュヒョン&キム・ダヒョン&チョン・ドンソク、ミュージカル「太陽を抱く月」の打ち上げに参加“イケメントリオ”
アイドルグループSUPER JUNIORのキュヒョンと俳優キム・ダヒョン、チョン・ドンソクがミュージカル「太陽を抱く月」の千秋楽を終え、打ち上げパーティでの写真を公開した。24日、キュヒョンは自身のTwitterに「昨日の千秋楽の後の打ち上げパーティで3人のフォン(役名)^^ いやいや癒される 僕は君!!(笑)」という書き込みとともに一枚の写真を掲載した。公開された写真は最近幕を下ろしたミュージカル「太陽を抱く月」でトリプルキャストでイ・フォン役を務めたキュヒョン、キム・ダヒョン、チョン・ドンソクの仲睦まじいポーズを捉えたものだ。3人の抜群のビジュアルが視線を独占した。写真を見たネットユーザーは「3人とも本当に癒される」「千秋楽なんて寂しい」「焼肉屋で打ち上げパーティとは羨ましい」などのコメントを寄せた。ミュージカル「太陽を抱く月」は24日にソウル公演を終え、3月14日から16日に渡って開催される水原(スウォン)公演を控えている。キム・ダヒョン、チョン・ドンソク、天上智喜The GraceのLina、チョン・ジェウンらが出演する予定だ。
キム・ダヒョン「金よ出てこい☆コンコン」に合流…29日から登場
キム・ダヒョンが「金よ出てこい☆コンコン」に出演する。MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」(脚本:ハ・チョンオク、演出:イ・ヒョンソン、チェ・ウンギョン)が中盤を越え、緊張感をますます高めている中、モンヒ(ハン・ジヘ)とソンウン(イ・スギョン)の悪縁が始まるきっかけとなった人物チン・サンチョル役にキム・ダヒョンがキャスティングされた。チン・サンチョルはかつてモンヒの恋人だったが、ソンウンと交際するようになりモンヒを傷つけた人物だ。チン・サンチョルとソンウンの関係は結婚直前まで進んだが、ソンウンがヒョンジュン(イ・テソン)と結婚したことでチン・サンチョルもソンウンに捨てられた。チン・サンチョルはソンウンとの間に生まれた娘を育てながら一人で花屋を運営する姿で登場する。キム・ダヒョンの合流で「金よ出てこい☆コンコン」はより一層興味津々な展開を見せる見通した。ユナの代役をしていたモンヒがソンウンの過去を暗示するような発言をしたことで、ヒョンジュンがソンウンの過去を疑い始めたからだ。キム・ダヒョンは29日の放送分から登場し、サンチョルとソンウンの娘アラム役は子役俳優パク・ミンハが演じる。MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」は毎週土、日曜日の午後8時45分に韓国で放送される。
キム・ダヒョン「ドラマ『太陽を抱く月』のキム・スヒョンとの違い?リアルな姿に焦点を合わせた」
韓国で話題の国民的ドラマとして愛された「太陽を抱く月」が、ミュージカルとして戻って来た。ミュージカル「太陽を抱く月」は、1年以上の時間をかけてしっかりと制作された作品で、6月現在、龍仁(ヨンイン)ポウンアートホールでプレビュー公演を行っており、7月に芸術の殿堂での初演に入る。小説を原作に脚色され、小説やドラマとは差別化された公演で、韓国の情緒と美、美しい色彩を表現した衣装と照明で、まるで水墨画のような舞台を披露し話題となっている。ドラマでキム・スヒョンを名実共にスターにした、朝鮮時代の仮想の王イ・フォン役を演じるイケメンダヒョンことミュージカル俳優キム・ダヒョンに、今月12日にプレビュー公演が行われている龍仁ポウンアートホールで会った。筆者が記憶している彼は、ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」と「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で女性より綺麗なイケメンな美貌を見せ付けていた俳優だ。インタビューのために控え室を訪れたとき、彼はイ・フォンの舞台衣装を身にまとっていた。その姿から、なぜ数多くの女性ファンが彼に熱狂するのかが分かったような気がした。「韓国の俳優として、創作ミュージカルをするというのは意義深いこと」―ミュージカル「太陽を抱く月」でイ・フォン役を担当した。イ・フォン役を選択した理由があるのか。キム・ダヒョン:僕がミュージカル「太陽を抱く月」という作品を選択した理由と一緒だ。朝鮮時代の王はどのように恋をして、どのような人生を生きたのかが気になり、表現してみたかった。―イ・フォンを演じるにおいて最も重点を置く部分は?キム・ダヒョン:公演の全てのシーンを気にしているが、特に、「そう、恋だ」というナンバーと、第1幕のエンディングシーンで愛する女性を手放す時の感情、第2幕で再会する部分に力を入れている。―イ・フォンに成りきるために気をつけた部分は?キム・ダヒョン:第1幕では15歳との設定だ。その姿を演じるために、僕が15歳になるわけにはいかないので(笑) わざと若く演出するよりは、その年頃の情緒と気持ちになろうとする。幼いボイストーンのためにボーカルを軽くする。第2幕で王になり、その後は負担を感じずに王の演技をしている。―イ・フォンと自分とで似ている部分はあるのか?キム・ダヒョン:好きなことに対する感情表現が似ている。人によってスタイルが違うはずなのに、恋に落ちたとき、別れたときの懐かしむ感情の表現が似ている。―「太陽を抱く月」の中で個人的に最も好きなシーンとミュージカルナンバーは?キム・ダヒョン:「そう、恋だ」と「幸せを触られる」というナンバーが個人的に好きだ。「そう、恋だ」は、このミュージカルで最も美しいシーンだ。恋する人のためのトキメキとイ・フォンの努力が感じられるシーンだ。好きなシーンは第2幕の「再会」というシーンだが、死んだと思っていたホ・ヨヌが再びイ・フォンの前に現れたときの衝撃的な感情のために特別に力を入れた。―観客に伝えたい「このシーンを中心に見るとさらに面白い」という部分があるとすれば?キム・ダヒョン:ドラマ「太陽を抱く月」が大きな人気を博した。そこで恐らく全ての方々がストーリーを知っているため、気楽に鑑賞して頂きたい。ドラマとミュージカルを比較するより、観客の皆様も新しいジャンルだと思って鑑賞していただければと思う。舞台と衣装も素敵なので注目して頂きたいし、音楽的な部分にも耳を傾けて欲しい。―「太陽を抱く月」は創作ミュージカルで初演だ。プレッシャーにはならないのか?キム・ダヒョン:個人的に創作ミュージカルに愛情を持っていることは確かだ。韓国の俳優として、創作ミュージカルに参加することはとても意味のあることだ。更には、韓国のミュージカルが発展し、市場が発展するためにはこのような過程が必要だ。失敗するかもしれないし、成功するかもしれないが、失敗を恐れるよりは、挑戦し、ぶつかることが僕の挑戦精神に合っている。毎回新しい作品をしながら観客に会うたびに、観客は公演をどのように見て感じているのか気になったりもするが、そういったこと全てが過程だと思い、楽しんでいる。最善を尽くしているだけに、観客と疎通したい。無から有を作る作業なので、私が想像した結果と観客が疎通した時の嬉しさがある。―創作ミュージカルの魅力は?キム・ダヒョン:ライセンスミュージカルの場合が、既に作られた音楽と台本を自己化する過程だとすれば、創作、初演のミュージカルの場合、一緒に意志疎通しながら作っていくという点が魅力だ。俳優の仕事が多いので、現場で感じた感覚をスタッフと相談できるという長所がある。「イ・フォンが生き返ったような、リアルな姿で」―ドラマはご覧になったのか?キム・スヒョンとキム・ダヒョンの違いは?キム・ダヒョン:ドラマは見れなかったが、レビュー記事を読んだ。「キム・スヒョンさんは王であり、しかもカッコイイです」というレビューを読んだが、キム・ダヒョンのイ・フォンは、強いて言うと真面目にアプローチしたいと思っている。ミュージカルの中でイ・フォンが生き返ったような、リアルな姿に焦点を合わせた。―KBS 2TV「不朽の名曲-伝説を歌う」(以下「不朽の名曲」)という番組に出演している姿を見た。1位となり、視聴者にカッコイイ姿を見せたが、ミュージカル舞台とは違う魅力があるようだ。キム・ダヒョン:「不朽の名曲」の場合、短い時間で1曲をステージで披露するため、一つの曲でたくさんのことを見せなければならない。ミュージカルの場合、流れを計算しながら、この部分で強烈に、この部分では面白くと、緊張と緩和を調節できる点が違う。「不朽の名曲」が終わってからとても虚しかった。あっという間に過ぎてしまった。後になって、一つの曲の中で何を見せるのかという計算が必要だということが分かった。しかし、ミュージカルは全体的な流れを捕まえる必要がある。それが違いだ。―グループYadaで歌手デビューし、ミュージカル俳優に足を踏み入れて10年になった。キム・ダヒョン:とても感慨深い。いつの間にか現場で先輩になっていた。途中軍隊も行ってきて、空白もあった。もう10年かと思う。良い先輩、良い俳優になるために、自らを省みて、更に努力しなければならないと思う。―韓国で公演されたミュージカル作品のほぼ全ての役を演じたが、再び挑戦したい公演があるとすれば?キム・ダヒョン:「プロデューサーズ」と「ラ・カージュ・オ・フォール」だ。「プロデューサーズ」は本当に楽しかった作品で、「ラ・カージュ・オ・フォール」は舞台でとても幸せだった作品だ。―高校の同期であるチョ・スンウが、6年ぶりに「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」に出演する。ダドウィグ(ヘドウィグ+キム・ダヒョン)を待っているファンが多いようだが?キム・ダヒョン:「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は、初演からシーズン4まで全部参加した。その過程を通じて自分だけのものを探し、たくさんの方に愛されるダドウィグというキャラクターが完成した。やってみたいことを全部やってみた。除隊後に「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の再公演のオファーも受けたが、再び公演するときにどのような表現で観客の前に立つのかに対する答えは「?」だった。どのようなヘドウィグになればいいのか分からなかった。そのためオファーをお断りしたのだと思う。俳優として求められているようだが、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で観客の前に立つにはもう少し準備が必要なようだ。―休まず作品活動をしているが、体力的に大変なのでは?キム・ダヒョン:普段から体調管理に気をつけている。俳優には体調管理が最も重要だ。毎公演、観客にとっては初めて見るものなので「今日は僕の調子が良くないです」と言うわけにはいかない。だから、最善の状態を維持するために努力している。―自身ならではの体調管理法があるのか?キム・ダヒョン:有酸素運動を週1回ずつ行っている。舞台に立つと有酸素運動をしているようなものなので、毎日はしない。これと共に筋力トレーニングも週3回ほど行う。また、食べ物にも気をつけている。紅参(朝鮮人参を蒸した後乾燥してつくった漢方薬)は基本的に食べている。特に、好きなスタミナ食は鴨とウナギだ。「自身に催眠をかけると、そのキャラクターに変わります」―たて続けに作品に出演すると、感情の面でも大変だと思うが、その時はどうするのか?キム・ダヒョン:催眠をかける。控え室で今回演じるキャラクターのメイクをして、衣装を着てから自身に催眠をかける。そうすると、そのキャラクターに一気に変わる。その瞬間、まさに俳優をしているのではないかと思う。―舞台に立つ前の控え室では主に何をしているのか?キム・ダヒョン:ストレッチしたり、台本を読む。完璧に台詞を熟知していても、ミスをすることがある。普段ミスをしない方だが、万が一のミスに備えて台詞や歌の練習をする。―ミュージカル俳優として、ボーカルのノウハウや秘訣があるのか?キム・ダヒョン:歌手Yada時代の発声を、ミュージカルの発声に変えるためにかなりの時間がかかった。現在はミューカル発声に変わった音に色をつけている。また、作品ごとのキャラクターに合った音色に変えている。ミュージカル「アルセン ルパン」の時は重く、太いトーンだったとすれば、今は第1幕の幼いイ・フォンを表現するために、軽く若い色を作るために努力している。―今日イ・フォンの衣装のままインタビューを行っているが、本当に韓服(ハンボク:韓国の伝統衣装)がお似合いだ。キム・ダヒョン:韓服が似合っているようで何よりだ。韓服姿は以外と楽だ。歳をとれば日常生活でも韓服を着るようになるかもしれない。周りの反応も良い。―実際に朝鮮時代に生まれるとしたら?キム・ダヒョン:悪くないと思う。韓服も綺麗だし(笑) 朝鮮時代に生まれたら、是非王になりたい。王の一言があれば何でも可能だからだ。俳優として、違う人物の人生を経験してみるということは、とても魅力的な作業だ。―ストレスやスランプを乗り越える方法は?キム・ダヒョン:ストレスは舞台で解消している。仕事をしながら解消する方法を知っていますか?この作品をしながら他の作品の練習をするとストレスが解消されたりもする。自分が公演している作品を、練習している他の作品のキャラクターに会うことで、第3者の立場から客観的に見れるチャンスになったりもする。また、今のキャラクターを他のキャラクターに会うことで忘れられる点が良い。ミュージカル「ウェルテルの恋 ~若きウェルテルの悩み~」の公演の時に、とても憂鬱な感情の中で演技をしたが、ミュージカル「ロック・オブ・エイジ」の練習をしながらとても楽しくなり、ウェルテルの憂鬱な感情を解消してくれた。そのような過程の中でストレスが解消されたりもする。10年目のミュージカル俳優キム・ダヒョン。優れた外見の持ち主で、イメージに対する自信で現実に満足しそうだが、彼は自身を省みて、絶えず努力するど根性の持ち主だった。仕事をしながらストレスを解消し、休みの日にも仕事を考えるという彼を見ながら、彼の作品から伝わってくる深い感情の理由が分かった。今度のミュージカルで彼は、イ・フォン役に徹底的に変身した。音に色をつける作業中だと言うキム・ダヒョン。どの色の音で観客に感動を与えてくれるのだろうか、10年後がさらに期待される俳優である。
チョ・ジョンソクからキム・ダヒョンまで…ミュージカル評論家と記者が語る“2012年に上手くやり遂げたのは誰?”
2012年も100本を遥かに越えるミュージカルが公演され、CHARLOTTE THEATERに続き、BLUE SQUAREやD-CUBE ARTS CENTERなど、1000席規模のミュージカル専用劇場が新しくオープンした。海外に進出した創作ミュージカルの数もかなり増え、ミュージカルというジャンルの壁がより低くなった。しかし、頭の中に「この膨大な数のミュージカルを一体誰が見ているのか」という質問が浮かぶ。足の踏み場もないほどロビーが観客でいっぱいになる公演もあるが、観客が3人しかおらず当日の公演をキャンセルする作品も依然として多い。もはや、量的な膨脹と同じように質的な膨脹も考える時期だと思う。過去、ミュージカルのVIPチケットだけが唯一の贅沢だったと言う記者とミュージカル評論家のチ・ヘウォンが2012年をまとめ、ミュージカルの明日を描いた。ドラマや映画が原作ではない創作ミュージカルはダメですか?チャン・ギョンジン:2012年に公演された創作ミュージカルの初演作の80%以上には原作があった。「コーヒープリンス1号店」や「美男ですね」などはドラマ、「バンジージャンプする」は映画、「深夜食堂」は漫画、「ワンドゥギ」は小説を原作にしており、「Roly-Poly」や「私の愛、私のそばに」の場合はジュークボックスミュージカルだった。原作を基にすること自体を避ける必要はないが、この中でミュージカルだとはっきり言える作品は一体どれぐらいあるだろうか。チ・ヘウォン:ドラマや映画のミュージカル化はこれからも続くと思う。特に、ドラマが原作のミュージカルは韓国だけの特徴だが、それは人気を博すラブコメディもののターゲット層と公演の主なターゲット層が、20代と30代の女性たちだからだ。さらに、「ミュージカル 宮」が興行に成功し、海外進出や投資誘致、マーケティングの面でもそのような試みが増えていると思う。でも、問題はそのほとんどの作品がドラマの人気に頼って作品を興行させようとしており、ただドラマをそのまま踏襲して失敗することだ。その創作人たちにミュージカルを一体何だと思っているのかと聞いてみたい。彼らはミュージカルをドラマの亜流や下位概念だと考えているのではないだろうか。チャン・ギョンジン:名台詞やOSTを過度に使い、ミュージカルでもドラマでもない変なシーンを演出することも多い。「パリの恋人」の「この中に君がいる」という台詞はとても有名だが、その分、イ・ドンゴンのオーラを強く感じる台詞だ。それなのに、ステージで違う俳優がその台詞を言った瞬間、制作者はその当時のドラマを思い出すことを望んだのであろうが、実際、観客たちはその瞬間にミュージカルのストーリーから抜け出し、一歩下がって腕を組みをするようになる。チ・ヘウォン:ドラマを原作にしてミュージカルを作るためには、まず、ストーリーを簡単にまとめることから始める必要がある。また、従来の作品のイメージが残っているので、キャラクターをもう一度作り直す必要がある。そして、ストーリーに入らなかった部分は、音楽を通じて圧縮的に表現できる。「レ・ミゼラブル」が2つの曲を使って、ジャン・バルジャンの過去と変化を15分間で見せてくれることが、そのいい例だと言える。それから、原作が好きな人が会場を訪れた時は、ドラマでは見ていないことを見たいと思うので、ミュージカルだけのメリットが必要だ。例えば、「LEGALLY BLONDE」(邦題:「キューティ・ブロンド」)のパーソナルエッセイの場合、映画ではあまり大きく扱われていなかったが、ステージではそれをショーにして見せてくれる。このような海外の事例をベンチマーキングすることも必要だ。チャン・ギョンジン:ドラマや映画とミュージカルはまったく違う媒体なので、まず、解体してから目的に合わせてもう一度、組み合わせることが必要だ。その様な意味で、個人的には2011年末に公演された「ブッとび!ヨンエさん」が、職場生活とラブストーリーといった2つのストーリーをミュージカルならではの言語でうまく見せてくれた作品だと思う。チ・ヘウォン:今のように、早く作って失敗することが頻繁に起きたら、ドラマや映画の原作はダメだというジャンルへの制限ができてしまうかもしれない。そのため、媒体の特性や個別のテキスト、観客、そして、ミュージカル産業に関する理解が必要であり、何かを選択する時にはとても慎重に行わなければならない。韓国語バージョンとは言え、すべてが同じレベルではないチャン・ギョンジン:韓国に初めて紹介されたライセンス作品の中で、一番話題を集めた作品は「エリザベート」「ラ・カージュ・オ・フォール」「Wicked」「レ・ミゼラブル」だった。その中でも「エリザベート」と「WICKED(ウィキッド)」は興行面で目立ち、「ラ・カージュ・オ・フォール」と「レ・ミゼラブル」は完成度の高さが注目された。だが、「WICKED」はオリジナルチームの来韓公演だったので、他の作品と同じ基準を適用してはいけないと思う。チ・ヘウォン:「レ・ミゼラブル」はレプリカプロダクション(リプロダクション:台本や音楽、ステージなど、すべての要素をそのまま持ってくるバージョン)だったが、「ラ・カージュ・オ・フォール」は台本と音楽だけはそのまま使って、他は韓国に合わせたバージョンだったので、2つの作品は見るポイントが違う。「ラ・カージュ・オ・フォール」はその作品に最も相応しいイ・ジナが演出を担当し、演技や歌がうまい俳優たちが出演したので、最初からうまく行くだろうとは思っていた。だが、それ以外にも、ポジショニング(マーケティング)の戦略がよかったと思う。あまり聞き慣れていないゲイ夫婦とクラブのストーリーを家族の話と愉快なショー形式で描き、大衆的に中和させようとかなり努力した作品だ。また、LG Arts Centerで公演することで高級化戦略を広げたことも、中年層観客を引き込むことに大きく役立った。さらに、ジャコブの比重を高めながら笑いのポイントも掴んだが、公演が終わる前に制作者と観客の間で起こった不祥事が少し残念だった。チャン・ギョンジン:個人的には独特なイラストで描いたポスターが気に入った。情報があまりない作品だったのに、妙な表情のイラストと「ラ・カージュ・オ・フォール」というタイトルが好奇心を刺激した。韓国人のスタッフだけがこの作品に参加したが、彼らの相性が非常によかったし、イ・ミノのようにステージ経験のない俳優をキャラクターに合わせてキャスティングしようと努力した痕跡が見えた。例えば、笑いのポイントが100個あったとしたら、その100個をすべて笑わせたチョン・ソンファはもちろん、子どもができた後のキム・ダヒョンをキャスティングしたこともよかった。チョン・ソンファは本当にすごいと思う。喜劇も悲劇もとてもよく似合う。チ・ヘウォン:「レ・ミゼラブル」のように手を出すことができない作品は難しいだろうが、可能な作品なら契約をする時、ローカライズについて考えた方がいいと思う。「ネクスト・トゥ・ノーマル」は息子を失ったことがあってもなくても、母親なら十分に共感できる部分が多い作品だ。だが、韓国の情緒をあまり盛り込んでいなくて残念に思えた。チャン・ギョンジン:「ネクスト・トゥ・ノーマル」は、韓国には中年のストーリーを演じることができる俳優があまり多くないということが少し寂しく思えた作品だ。当時、人気を博したパク・カルリンがキャスティングされ、2011年から2012年の初めまで公演されていたので、中年層の観客たちが多かった。だが、そのような状況やストーリーに比べ、音楽やステージなどが洗練され過ぎて、観客たちが作品に近づきづらいと感じる部分が多かった。大人たちのストーリーなのに、中年層たちが共感できなかったのである。チ・ヘウォン:ライセンスと創作ミュージカルの間に、ローカライズされたライセンスという領域ができていて、それは韓国市場だけの独特なジャンルになれると思う。この領域をうまく発展させたら、映像媒体がミュージカルになった時にキャラクターを作り直すように、「ラ・カージュ・オ・フォール」でジャコブが他の機能をするように立て直したように、韓国市場にぴったりなキャラクターや台詞を追加することができると思う。そして、それは海外の観客と韓国の観客の違いを見つけ出すことから始まると思う。人気ミュージカル、あえて変える必要がありましたか?チャン・ギョンジン:前回も一度、話したことがあるが、再演される作品のクオリティが徐々に落ちているように見えて心配だ。特に「若きウェルテルの悩み」は、2010年にリバイバルバージョンを制作し、もう一度、注目を集めたのに、申し訳ないが、2012年は以前から同ミュージカルを観覧してきた観客の多くがこの作品との別れを宣言した。2年前、リバイバルバージョンを制作した時、ソン・チャンウィとパク・コニョンをキャスティングし一般の観客を引き込もうとしたが、観客が見るには、この作品はミュージカルというジャンルとして期待できる部分が一つも満たされていない作品だったと思う。そのような部分を相殺するため様々な要素を補充したが、それがむしろ、もとの作品が持っていた本質的な美徳を消してしまった。チ・ヘウォン:劇場のサイズを大きくしたことに根本的な問題があると思う。まるで、オフブロードウェイから無理やりブロードウェイに来たように見える。同じ公演を何度も見たファンにとっては、小劇場で見た作品を大劇場で見ることに満足できるだろうか?また、テキスト自体が大劇場の公演を見る観客たちが期待するものであるだろうか?大劇場に来たら、他の大劇場のミュージカルと競争しなければならないのに、そうするには競争力が弱かったという結論が出た。変化する時は、作品に向けて色んな質問を投げなければならない。より多くの客席を埋めることだけがその答えではない。チャン・ギョンジン:過去、制作者に投資をしていたCJ E&M公演事業部門(以下、CJ)が、制作に手を出し始めたことでできた問題かもしれない。チ・ヘウォン:CJは投資と制作を担当しているが、組織の中に実質的なプロダクションパートをすべて整えていない。これをブロードウェイに例えてみると、CJがプロデューサーでありジェネラルマネージャーとしての役割を果たし、プロダクションマネージャーや技術監督などは別途に雇用するシステムだ。だが、CJの場合、大きな企業内に存在する一つの事業部門であるため、その方法や手続きが少しややこしい。例えば、Disney Theatrical Productionsは、大手企業の系列会社という点でCJと似ているが、公演事業の法人を別途に分離し、プロダクションシステムを自体的に運営している。ブロードウェイの方法、すなわち、公演する人々の常識的な枠の中で、プロダクションの手続きと資金が運用されることが重要だ。Disneyはブロードウェイの常識の中で、自社ならではの新しい制作与件を徐々に作ってきた。おそらく、「若きウェルテルの悩み」の場合、大手企業のシステムとまだ産業化の過程にある公演市場の環境が追突したことも無視できないと思う。観客と制作者の間の問題の解決は、尊重から始まるチャン・ギョンジン:2012年は観客と制作者の間の追突が取り分け多かった。「スリル・ミー」と「ラ・カージュ・オ・フォール」、両方とも制作者がTwitterに観客を冒涜するような内容を掲載したことが発端となったが、観客の立場ではお金を払って悪口を聞いたことになるので、腹が立つのも当たり前だ。両作品とも問題を起こしたスタッフは首になり、謝罪文を掲載したが、それは形式的だという意見が多く、観客へのそのような視線が依然として存在するという点で、観客たちをただいい鴨だと思っているように見える。チ・へウォン:今のミュージカル産業はその領域が小さすぎて、みんながくっ付いているような状態だ。制作者と観客、両方とも自分ではない他の領域に対する尊重が足りないと思う。ミュージカル市場を作品ではなく俳優中心に成長させてきたので、ミュージカル界に有名俳優やアイドルも入ってきて、それなりのファンダム(特定のファンの集い)が作られ様々な問題が生じた。制作者は観客に問題があると言うが、市場自体が作品だけで勝負していないことも問題だ。アメリカでも観客たちの声は大きいが、作品の骨格が堅固なので作品に対する論理的な批判が可能になる。観客評論家が専門家以上の批評をして、その地点からもう一度、議論が可能な様々なオンラインツールがある。この場合、制作者も観客の評価を無視することができない。チャン・ギョンジン:実は、これは鶏が先か、卵が先かの問題だ。しかし、最初は俳優を見るためにミュージカルを見始めたとしても、最近は作品自体に感心を持つファンたちが多くなっている。「レ・ミゼラブル」の場合、公演のオープン前に、友人同士で集まって25周年記念映像を見た観客もいたという。チ・へウォン:ファンたちも自らいいミュージカルファンになるための努力が必要であり、過激になろうが率直になろうが、観客と制作者が一緒に集まって話し合う場も今よりもっと必要だ。観客の量的な増加も切実だが、現在の観客たちの深さをより深くすることの方が重要だ。これに公演市場、作品を巡ったバックグラウンドの知識も交わすことができたら、より具体的で明確な道案内になると思う。結局、作品は俳優を通じて観客に伝わる。「ラ・カージュ・オ・フォール」と「レ・ミゼラブル」で自分の可能性を思いっきり披露したチョン・ソンファは、断然2012年の俳優だ。しかし、その他にも注目すべきの人物たちがいるので、私たちから通帳の残高を盗んでいった泥棒のような彼らに、以下の賞を与えようと思う。2012年の誇らしいミュージカル人賞:チョ・ジョンソクこれまでもドラマや映画に進出したミュージカル俳優は数人いたが、チョ・ジョンソクほどの波及力を持つ俳優はいなかった。映画「建築学概論」のナプトゥクは、お笑い番組のキャラクターを生み、彼に青龍映画賞の新人男優賞を与えた。また、MBC「キング~Two Hearts」のウン・シギョンは、ラブストーリーの主人公としての可能性を見せてくれた。映画「観相師」や「シークレット・ミッション」、ドラマ「最高です!スンシンちゃん」まで、撮影中であったり出演を検討している作品が続いているため、来年もステージよりはスクリーンで彼に会うことが多くなりそうだ。2012年のいらっしゃい、アイドル賞:Apink チョン・ウンジミュージカルのステージで歌と演技をすべて満足させるような成果を成し遂げるアイドルはあまり多くない。しかし、2012年、「LEGALLY BLONDE」の再公演でミュージカルデビューを果たしたチョン・ウンジは、豊かな声量ときれいな高音で安定的な歌の実力を披露し、リース・ウィザースプーンや少女時代のジェシカとは違う、気さくで愛くるしいチョン・ウンジならではのエル・ウッズを誕生させた。2012年のホン・ギルドン賞:キム・ダヒョン2011年に除隊したキム・ダヒョンは、その3年間の空白を埋めようとしているかのように、2012年だけで、ドラマ1本、演劇2本、ミュージカル5作という、全7作品に出演した。だが、作品と作品の間に時間をあまり置いておらず、ドラッグクイーン(女装した男性)の母親からロッカー、恋に落ちた敏感な男役まで演じ、観客たちはまるでホン・ギルドンのように変身するキム・ダヒョンをどの名前で呼んだらいいのか、混乱した。だが、彼ほど誠実だった俳優は他にいない。2012年の蚕室(チャムシル)人賞:ホン・グァンホキム・ダヒョンとは違う意味で誠実だった男だ。松坡(ソンパ)区蚕室洞(チャムシルドン)に位置しているミュージカル専用劇場のCHARLOTTE THEATERは、短くても2ヶ月、長くて6ヶ月も長期公演ができる場所だ。ホン・グァンホは2012年、ここで「ドクトル・ジバゴ」と「ラ・マンチャの男」に出演し、1年間ずっと蚕室で暮らした。さらに驚いたのは、彼の蚕室生活は2009年の「オペラ座の怪人」から始まっていたということだ。2011年の「ジキル&ハイド」まで含めたら、ホン・グァンホはフランス、ロンドン、ロシア、スペインをすべて蚕室で旅行した唯一の人になる。2012年の「If I Leave」賞:キム・ホヨン韓国のミュージカル俳優の中で、女性のソロ曲を本来の音の高さで歌うことができる数少ない俳優の一人だ。常に堂々とし、独特なファッションセンスやウイットある話術で周りの視線を引く。「ラ・カージュ・オ・フォール」で執事ジャコブに扮し、特有の美声と個性溢れる演技を披露した後、入隊した。入隊する前、彼はある公演でスミ・ジョーの「If I Leave」を歌ったという。しかし、12月27日に新兵教育隊修了式を終えたばかりだと言うので、除隊まではこれからおよそ600日。2012年の大地主賞:「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は3月の初演と12月の再公演で、それぞれ5人と6人のフランク、3人のブレンダをキャスティングした。特に、SUPER JUNIOR キュヒョンやSHINee キー、少女時代のサニー、BEAST ソン・ドンウンなどがキャスティングされ、彼らを応援する米花輪は合計16トンに及んだという。キャストの人数が実際に公演される回数よりも多いが、そんなことなど別に気にならない。ここまでくると、大地主も羨ましくない。