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  • 【アデュー2013】このドラマ、まさか成功するとは vs 失敗するとは

    【アデュー2013】このドラマ、まさか成功するとは vs 失敗するとは

    放送業界には俗説がある。ドラマは蓋を開けて見ない限り分からないということだ。成功すると思った期待作が惨敗するケースもあり、手ごわいライバルドラマのために放送するということに意義があるのではないかと言われたドラマが、大きな人気を集めるケースもある。有名トップスターが出演しても、いわゆる国歌視聴率(1日の放送開始と終了の際に流れる国歌ほどの視聴率という意味で、極めて低い視聴率のときに使う)を記録したり、人気とは距離のある俳優たちが大事故を起こしたりもする。それだけドラマには、いくら専門家と名乗る人でも予測できないファクターが存在する。到底予測できないためさらに面白いドラマの世界が、今年も3つの地上波放送局を笑わせ、泣かせた。◆成功するとは!# MBC「金よ出てこい☆コンコン」マクチャンは死んだ時間帯も生かす前作「せがれたち」の低い視聴率と関心により早期終了説が出回るほど、スタートから多難だった。ここに主要キャスティングがなかったことになり、出演俳優たちも豪華とは距離があった。「金よ出てこい☆コンコン」は、あまり期待されない状態でスタートを切ってから、貧しい家の女性がお金持ちの女性の身代わりになる過程がくれる刺激的な楽しさ、毎回拡大する姑との確執による緊張感、家同士の対立などが有機的に展開され、上昇し始めた。その後、どこに弾くか分からない刺激的な展開で、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマのこと)ドラマというレッテルが貼られたが、視聴率20%を超え成功し続けた。MBCは同ドラマが放送された時期に、週末の午後10時に放送される「百年の遺産」まで成功させ、週末ドラマを席巻する形となった。# KBS 2TV「ゆれながら咲く花」やはりスター登竜門じゃないか「ゆれながら咲く花」が再び制作されると報じられた時、反応はひとつだった。「いったい、いつの学校なのか?」との反応だ。1999年に初めて放送され旋風的な人気を集めた「学校」シリーズだが、その後様々な学園物語が人気を集めた中「ゆれながら咲く花」の成功を予想するのは難しかった。また、月火ドラマの強者MBC「馬医」がライバルとなっている状況で、誰も「学校」の善戦を予想できなかった。しかし、大きなどんでん返しだった。学校の苛め問題、成績至上主義など、実際教育の現場で起きている問題をリアルに描き、学生をはじめとする視聴者から好評を得たのだ。特にイ・ジョンソクとキム・ウビンは、彷徨って揺れる思春期の高校生の悩みと涙、また、青春であるからこそ可能な彼らの熱い友情まで見せ、どの男男カップルよりも人気を集めた。イ・ジョンソクとキム・ウビンを主演俳優の位置に格上げし、強力な口コミで上昇し始めた「ゆれながら咲く花」は、放送スタートの時に8.0%の視聴率を記録したが、最終回でその2倍に達する視聴率を記録するなど、MBCの時代劇不敗神話を食い止める快挙を成し遂げた。# KBS 2TV「グッド・ドクター」何故だか分からない温かい気持ち視聴者に愛される医学ジャンルではあるが、チュウォンとチュ・サンウク、ムン・チェウォンを前面に出し、ムン・グニョンが主演を務めたMBCの時代劇「火の女神ジョンイ」と正面から勝負するとした時、不安だったのは事実だった。また、童話のような医療ドラマを掲げた「グッド・ドクター」が障害のある主人公チュウォンを通じてどのような感動を与えるかも十分予想が可能で、興味を引くことは出来なかった。しかし「グッド・ドクター」は「火の女神ジョンイ」の安易な展開というチャンスを逃さず、医局で発生する緊迫さと、子供の患者との共感を温かい視線で描き、主人公シオンの成長を通じて多くのメッセージを伝えた。「グッド・ドクター」はあらゆる流行語を生み出し、人気ドラマの公式を踏み始め、放送される10週の間一度も同時間帯1位を逃さず退場する大記録を立てた。# KBS 2TV「秘密」演出と台本、そしてファン・ジョンウムの再発見ドラマにおける台本と演出のパワーとはなにかを見せてくれた作品だった。ユ・ボラ、チェ・ホチョルなど、新人作家が執筆した「秘密」は、「ゆれながら咲く花」の演出で映像美を認められたイ・ウンボクプロデューサーが演出を務め、緊迫した展開を続けた。特に、毎回のように起こる事件の連続の中でも視聴者を引き寄せる控え目な映像美と、ファン・ジョンウム、チソン、ペ・スビンなどの俳優の熱演など、台本、演出、俳優の三拍子が揃ったこの作品は、口コミで広まった。「秘密」は愛する女性を殺した女と恋に落ちる苦いロマンスで、わがままな財閥2世、権力の味を知ってしまった貧しい検事、貧しいが生活力の強いしっかり者の女など、定型化されたキャラクターで陳腐な印象を残した。しかし息つく暇もなく展開される事件や事故の中で、キャラクターは再び蘇り、毎回涙を誘う激情的なストーリーの展開は、人物が隠した秘密に視聴者たちを入り込ませた。これに5%の低い視聴率でスタートを切った「秘密」は、毎回視聴率がうなぎ上りし、イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビンなど、トップ俳優を大勢キャスティングし、激しく攻めて来たSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)を牽制することに成功、視聴率1位の座を守りながら余裕の姿で退場し最後まで好評を得た。# SBS「君の声が聞こえる」スタートは微弱だったが終わりは盛大だった「私の恋愛のすべて」の後番組として放送された「君の声が聞こえる」は、意外と業界から注目されなかった。振るわなかった前作の影響があったうえに、イ・ボヨン、ユン・サンヒョン、イ・ジョンソク、イ・ダヒで構成された主演俳優たちが、ライバル作品に比べ弱いとの評価もあった。自ずと「君の声が聞こえる」は初回で1桁の視聴率を記録し、水木ドラマ3位でスタートを切った。しかし、第11話からは20%を超える視聴率を維持し、大きな人気を集めた。結局2話延長された第18話で放送終了した。「君の声が聞こえる」の人気の要因としては、法廷スリラーとロマンスの適切な組み合わせと、イ・ボヨン、イ・ジョンソク、ユン・サンヒョン、チョン・ウンインなど、主演・助演俳優の好演、しっかりとしたストーリーが挙げられた。三拍子を揃えたウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)との分析だ。◆失敗するとは!# MBC「火の女神ジョンイ」時代劇不敗の神話を壊すとは今年MBCは月火ドラマを全部、視聴率が保証される時代劇に編成した。しかし「火の女神ジョンイ」は「馬医」「九家の書」「奇皇后」のような成功作にはなれなかった。同ドラマは「風の絵師」で時代劇ブームを巻き起こしたムン・グニョンの時代劇復帰作という点で期待を集めた。ここにイ・サンユン、キム・ボム、チョン・グァンリョル、イ・グァンス、パク・コニョンなどの豪華出演者と、視聴者が好きな主人公の成功ストーリーを描いたという点で、当然1位の座を受け継ぐと予想された。中盤以降、確執構造が退屈に展開され視聴者を引き寄せることに失敗し、視聴率が3位まで下落する屈辱を味わった。# MBC「7級公務員」興行保証でも何とかできない、困ったドラマロマンススパイドラマを掲げた水木ドラマ「7級公務員」は、序盤までは雰囲気が良かった。チュウォンとチェ・ガンヒの甘く可愛いロマンスが視聴者たちを微笑ませ、国家情報院を背景にし興味を刺激した。「チュノ~推奴~」「逃亡者 PLAN B」を執筆したチョン・ソンイル作家の作品ということも期待を集める理由だった。しかし、このドラマは、回を重ねるごとに現実性のない展開と、統一性のないキャラクター設定でお茶の間から背を向けられた。特に悪戯のようなアクションシーンと、ロマンスとスパイ両方とも興味を引けない構成で、お茶の間の注目を浴びるには不十分だった。チュウォンとチェ・ガンヒのロマンスは良かったが、俳優がもったいないドラマの一つだった。# MBC「男が愛する時」完璧な調和も無駄となった正統派ロマンスドラマ「男が愛する時」は、ソン・スンホンとシン・セギョンがドラマで破格的な歳の差を乗り越えて繰り広げるロマンスという点で期待を集めた。ドラマで2人は40代と20代を演じ、べたべたする痴情ロマンスを描くことが当初の計画だった。更にこのドラマは昨年視聴率3位から1位になる底力を見せてくれた「赤道の男」を執筆したキム・イニョン作家の次期作という点と、トップスターが大勢出演した点で、簡単に1位になると予測された。しかし、いざ蓋を開けてみると状況は違った。同ドラマは中盤以降、シン・セギョンとヨン・ウジンが演じた人物たちが、到底理解できないキャラクターに表現され、視聴者を失望させた。# MBC「女王の教室」コ・ヒョンジョンパワーはどこに?「女王の教室」は女優コ・ヒョンジョンが出演すること、そして「オフィスの女王」に続き日本原作のドラマが存在することで期待を集めた。キム・ヒャンギ、チョン・ボグン、キム・セロン、ソ・シネなど、子役の熱演もあったが、視聴者の共感を得ることには失敗した。コ・ヒョンジョンの繊細な演技は常に好評だったが、日本ドラマならではの刺激的な設定と、演劇を見ているかのような非現実的な台詞は、大きな注目を浴びるには無理があった。しかし、子供たちの成長を手伝うマ・ヨジン教師の教育の価値観が、固定視聴層から愛された面はある。それにしてもコ・ヒョンジョンという俳優の名前の価値に比べれば、残念な成績表と言えよう。# MBC「メディカルトップチーム」医療ドラマも失敗することがある今までのお茶の間で医療ドラマは不敗神話だった。特にMBCは「総合病院」をはじめ「白い巨塔」「ニューハート」「ゴールデンタイム」まで、医療ドラマを放送するたびに成功した。出演俳優の力もかなり強かった。クォン・サンウ、チョン・リョウォン、チュ・ジフン、オ・ヨンソなどが出演したが、結果は惨敗だった。このドラマはライバルドラマのKBS 2TV「秘密」と、SBS「相続者たち」に押され、一時期視聴率が3%まで落ちる屈辱を味わった。最高の医者たちが協診チームのトップチームを結成するという設定を非現実的に扱い、医者同士の確執に集中したため、ロマンスと命を救う感動的な物語を疎かにしたことが問題だった。キャラクターが蓋然性を失い、作品の完成度は自ずと落ちた。# KBS 2TV「サメ」雄大に、重く、泳いだだけキム・ナムギルとソン・イェジンの出会いだけでも熱かった。「サメ」は家族の復讐のために愛する女にさえ矛先を向ける男と、致命的な愛の前で揺れる女のストーリーを描いたミステリーロマンスドラマで、鋭い眼差しで女性の心をつかむキム・ナムギルと、ロマンスの女王ソン・イェジンが3年ぶりに出演するドラマとしても大きな期待を集めた。特に「サメ」は「復活」「魔王」など、ウェルメイド復讐劇シリーズの終結版。緊迫した事件の連続と、人物の繊細な心理描写、感覚的な演出で名高いパク・チャンホンプロデューサーとキム・ジウ作家が6年ぶりに披露する復讐劇の完結版で、寝かせていた作品であるだけに、より良い作品に仕上げるとの覚悟を伝え期待感を集めた。しかし、蓋を開けてみると期待以下だった。オールドな感じを拭えない演出と、ミステリーに集中され主人公のロマンスは後回しになった。特に、キム・ナムギルの復讐劇に重点が置かれ、ソン・イェジンの分量が次第に少なくなり、どんでん返しを繰り返すストーリーは、視聴者を引き寄せることに失敗し、ライバル作品に押されてしまった。「サメ」は同時間帯2位の成績で、視聴率は10%前後に止まった。# KBS 2TV「IRIS 2」続編はしないことにしましょう韓国型ブロックバスターの典型だったシーズン1の光栄を再び再現できるかに関心が寄せられた。チャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムスなどの人気俳優が大勢キャスティングされ、シーズン1より大きくなったスケールの中で派手なアクション演技を披露する彼らの姿は、視線を引くに十分だった。しかし、あまりにも強力な相手に出会ったのだろうか。正統派スパイアクション「IRIS 2」は、IRISとNSSの対決と同じように、チョ・インソンとソン・ヘギョの共演で注目を浴びた正統派ロマンス、SBSの新しい水木ドラマ「その冬、風が吹く」との全面戦で惨敗した。シーズン1とスピンオフでたくさん見てきたシーンが続き、新鮮さを欠けていた「IRIS 2」は、終わっていない戦いと、残っている核などで次のシーズンに対する余地を残し、なんとか2桁の視聴率を維持し面子を立てた。# KBS 2TV「剣と花」360度回転シーンがすべてだった「赤道の男」を通じて映像美の面で好評を得たキム・ヨンスプロデューサーと、見事な演技力を見せたオム・テウンの出会いで話題となった。キムプロデューサーとオム・テウンが再び「赤道の男」の神話を続けるかが関心を浴びたのだ。また、些細な小道具一つにも心血を注いだ美術チームの努力と強烈な色彩は、ウェルメイドドラマに生まれ変わるものと期待された。しかし、初回から同時間帯最下位という不安なスタートを切った「剣と花」は、360度回転シーンなど、破格的な演出で視聴者の間で好き嫌いが分かれた。また、爽やかではつらつとし、ミステリーな事件とファンタジーの要素まで溶け込ませ、大きな人気を集めたSBS「君の声が聞こえる」の独走で、重い感じの「剣と花」から視聴者たちは更に遠ざかることになった。「剣と花」はチェ・ミンス、オム・テウン、キム・オクビンなど実力派俳優が高句麗版ロミオとジュリエットを描いたにもかかわらず、低迷する視聴率の中、静かに退場した。# SBS「チャン・オクチョン」再解釈が過ぎたのかキム・テヒとユ・アインの出会いということだけでも期待が大きかった。リメイクされるたびに成功した「チャン・オクチョン」をテーマにしている上に、ラブストーリーに焦点を合わせ、ロマンスに熱狂する視聴層を攻略できると期待を集めた。張禧嬪(チャン・ヒビン)を再解釈するということは新しかったが、やり過ぎた感じだ。悪辣で毒々しいチャン・ヒビンではなく優しいチャン・ヒビンは、視聴者に違和感を与えた。視聴率でも苦戦し、歴史を歪曲したとの非難も浴びた。スタンディングパーティー、マネキン、ハイヒールから過度な間接広告(PPL:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)まで問題となった。中盤以降からはファッションデザイナーよりは妖婦のチャン・ヒビンの姿にだけ集中することで企画意図から外れ更に残念だった。# SBS「私の恋愛のすべて」まだ重かった政治ドラマ政治とロマンスの組み合わせは新鮮だった。ドラマでなかなか見れなかったシン・ハギュンがイ・ミンジョンと共演するとの事実は更に興味深かった。同ドラマはイ・ウンジュン作家の同名のベストセラー小説を原作にした作品で、政治的な色が完全に違う2人の国会議員が展開する緊張感のあるロマンスを描いた。至る所に現実の政治を批判する装置を置いたりもした。新鮮な企画のお陰で大きな関心を集めた「私の恋愛の全て」は放送期間の間ずっと4%代の低調な視聴率にとどまった。政治とロマンスを軽く楽しめる接点を探すことに失敗し、残念な思いの中で放送終了した。新鮮な企画意図、健全なメッセージを長所として掲げたが、視聴者には結果的に負担だけを与えたことになった。

    OSEN
  • 2013年 韓国ドラマの5大ニュース…ありえないストーリーから予想外の大ヒットまで

    2013年 韓国ドラマの5大ニュース…ありえないストーリーから予想外の大ヒットまで

    2013年の韓国ドラマ市場は波乱の連続だった。議論も多く、事故も多かったドラマ市場は、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)議論から予想外のヒット作まで、様々な作品で視聴者たちから関心を受けた。2013年の一年間、ドラマの5大ニュースを調べてみた。マクチャンの終着地はどこ? 議論へと続く2013年には特にドラマが多くの議論を巻き起こした一年だった。特に必然性のないストーリーや極端な展開によってマクチャンという汚名を着せられたドラマが多かった。中でも、SBS「野王」、MBC「オーロラ姫」、KBS 2TV「王(ワン)家の家族たち」が主な作品として挙げられている。自身の成功のために義理の父親を殺害したチュ・ダヘ(スエ)は、「野王」をマクチャンにさせた根本的な人物だった。彼女は義理の父親を殺害し、愛するハリュ(クォン・サンウ)を共犯にさせ、再び自身の成功のため、夫のペク・ドフン(東方神起 ユンホ)を殺し、ファーストレディーを夢見る人物だった。この過程を見せているチュ・ダヘの悪行は極端に描かれ、多くの酷評を浴びた。2013年最高のマクチャンと呼ばれている「オーロラ姫」は、オ・デサン(ピョン・ヒボン)の幽体離脱を始め、登場人物の突然死など12名の俳優が次々と降板した。108拝(自己修養のために108回拝むこと)をすることで同性愛を解決し、「がん細胞も生命だ」という非常識なセリフと展開で、2013年最悪のドラマとして連日のように議論が巻き起こった。8月にスタートした「王(ワン)家の家族たち」は、とんでもない事件だらけだ。一人息子チェ・サンナム(ハン・ジュワン)のために嫁を選抜する嫁オーディションを開く父チェ・デセ(イ・ビョンジュン)、金持ちの女性と出会い金の味を知り、妻ワン・ホバク(イ・テラ)と「よっしゃ」と離婚する夫のホ・セダル(オ・マンソク)、浮気した夫の心を取り戻すために自作拉致劇を繰り広げる妻ワン・ホバクなど、刺激的な人物を描いたファミリードラマで悪評を受けているのが実情だ。韓流に続き、これからは日本ドラマが人気? リメイクドラマの成功SBS「その冬、風が吹く」「怪しい家政婦」、MBC「女王の教室」、KBS 2TV「オフィスの女王」。これらの共通点は日本のドラマをリメイクした作品であることだ。マニアから愛されていた日本のドラマが今、韓国の作品として再現される傾向にある。「その冬、風が吹く」は2002年に日本で大ヒットした「愛なんていらねえよ、夏」の韓国版で、一度映画でリメイクされたが大きな反響を得ることはできなかった。厚いマニア層を持つ脚本家ノ・ヒギョンとソン・ヘギョ、チョ・インソンが手を組み、韓国版ドラマとして変身した。「オフィスの女王」は職場で起きるエピソードを描いた全10話ドラマ「ハケンの品格」を全16話にリメイクし、キム・ヘスならではの主人公を誕生させミス・キムブームを呼び起こした。甲乙関係(上下関係)が社会問題として挙げられたタイミングと重なり、韓国の乙を癒したという評価を受けた。「女王の教室」は同名の日本ドラマを原作にしたドラマで、気難しくて冷たい女性教師が小学校の担任先生として赴任してから広がる、ある小学校クラスのいじめ、成績至上主義などのエピソードを描いた。子役たちの優れた演技力とコ・ヒョンジョンのカリスマ性は好評を得たが、それほど人気は得られなかった。先日最終回を迎えた「怪しい家政婦」は、歴代日本ドラマ視聴率第3位を記録した「家政婦のミタ」の韓国版で、放送序盤から「原作をコピーしただけだ」という議論が起きたが、視聴率2位を記録して終了した。映画だけではなくドラマにもいる! スクリーンの俳優たち、ドラマに復帰映画を通じて姿を見せてきた俳優たちがドラマに復帰し、その役割を充実にこなした一年だった。前述した「その冬、風が吹く」のソン・ヘギョ、チョ・インソンが5年、8年ぶりにドラマに復帰し、大成功した。「オフィスの女王」のキム・ヘスも3年ぶりにカムバックし、前作の不振を乗り越えて良い成績を挙げた。また、デビュー13年ぶりに初めてドラマに出演したMBC「馬医」のチョ・スンウもいる。全50話の大長征を繰り広げ、彼は「馬医」で「MBC演技大賞」の大賞を受賞した。彼らとは異なり、期待よりも低調な成績を挙げた俳優たちもいた。3年ぶりにドラマに復帰したソン・イェジンとキム・ナムギルの「サメ ~愛の黙示録~」は好評を受けたが視聴率はそれほど振るわなかった。そしてコ・ヒョンジョンも「女王の教室」で2010年以降久しぶりにドラマに出演したが、ヒットには失敗した。一方、チョン・ジヒョンはSBS「星から来たあなた」で14年ぶりのドラマ復帰を果たし、今後の活躍に期待が高まっている。ベテラン脚本家たちを緊張させた新人脚本家の反乱2013年には新人脚本家の躍進が目立った。特にKBSは「ドラマスペシャル」を通じて選抜された脚本家たちの予想を越えた活躍で、話に花を咲かせた。イ・ヒョンジュ、コ・ジョンウォン脚本家が共同執筆した「ゆれながら咲く花」は、いじめや校内暴力、墜落する教権、私教育のブームなど、韓国の学校が直面している現実的な問題を赤裸々に描き、好評を得た。また、ユン・ナンジュン脚本家(仮名)が執筆した「オフィスの女王」は日本のドラマのリメイク作品で放送前から多くの懸念を受けたが、独特のセリフとキム・ヘスの演技力で韓国にミス・キムブームを呼び起こした。先日最終回を迎えた「秘密」の脚本家ユ・ボラも、一般的な正統派恋愛ドラマを緻密な事件構成と緊張感のある展開で成功に導き、ベテラン脚本家たちを緊張させた。俳優イ・ジョンソクとイ・ボヨン、チョン・ウンインの存在感を際立たせたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」を執筆した脚本家パク・ヘリョンも、この作品を通じてミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)に足を踏み入れた。この他にも「応答せよ1997」から「応答せよ1994」まで、連続でヒットさせた脚本家イ・ウジョン、「イニョン王妃の男」と「ナイン~9回の時間旅行~」を執筆した脚本家ソン・ジェジョンなどがいる。体感視聴率はもっと高い! 地上波を超えるケーブルドラマのブーム昨年から反響が尋常でなかったケーブルチャンネルと総合編成チャンネルが、2013年に入り本格的に恐ろしい勢いで浮上し、地上波ドラマまで脅した。2013年上半期の話題作は、tvNの「ナイン~9回の時間旅行~」だった。20年前に戻ることができる9本のお香を焚いて過去を変えるというタイムスリップは、しっかりしたストーリーと融合し、独特のジャンル的な特性を乗り越え、視聴者たちをナイン病に陥らせた。名不虚伝(名声や名誉が広く知られるのにはそれだけの理由があるという意味)脚本家キム・スヒョンとチョン・ウリョン監督が再び手を組んだJTBC「限りない愛」は視聴率10%台を記録し、同じ時間帯に地上波で放送されたドラマの視聴率まで超えた。特にイ・スンジェ、ユ・ドングン、キム・ヘスク、ソン・スンファン、オム・ジウォン、オ・ユナなど名俳優たちが大勢出演し、地上波とケーブル、総合編成チャンネルの境界を越えたという評価まで受けている。ここに、2013年下半期に最高の人気を誇っている「応答せよ1994」がこれらの後を続き、毎回のように最高視聴率を記録している。前編「応答せよ1997」に続き、90年代の郷愁を呼び起こし、視聴者を魅了した。

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  • 【MBC演技大賞候補】パク・ウォンスク&コ・ヒョンジョンにハン・ジヘとイ・ジュンギが挑戦状

    【MBC演技大賞候補】パク・ウォンスク&コ・ヒョンジョンにハン・ジヘとイ・ジュンギが挑戦状

    昨年の「MBC演技大賞」は、「馬医」を通じてデビューして初めてドラマに出演したチョ・スンウが大賞を獲得する波乱が起き、「光と影」のアン・ジェウクが無冠にとどまったことにより、公正性を巡って議論を呼んだ経緯がある。このため今年は、MBCが大賞のトロフィーの主人公として、人々が納得するに値する俳優を選択するかに関心が集まっている状況だ。今年の有力候補には、女優パク・ウォンスク、コ・ヒョンジョン、ハン・ジヘ、俳優イ・ジュンギなどの名が挙げられている。◆「百年の遺産」で鬼姑を熱演したパク・ウォンスクパク・ウォンスクは、週末ドラマ「百年の遺産」でパン・ヨンジャに扮し、息子チョルギュのためには嫁のチェウォンにどんな悪事もいとわない鬼姑の姿を、不気味さが感じられるほどリアルに演じた。ドラマの中盤以降、新しい嫁のホンジュとパン・ヨンジャの対立が最大の見どころになったほど、視聴率30%を越えるドラマの人気を主導した。最近放送中の週末ドラマ「黄金の虹」でも悪役であるカン・チョンシム会長役で、ドラマに緊張感を吹き込むなど、今年一年MBCドラマに及ぼした影響力が大きかった。パク・ウォンスクはMBC2期公採タレント出身で、これまで「KBS演技大賞」の最優秀演技賞、「MBC演技大賞」の女優優秀賞、中堅俳優部門・黄金の演技賞、「第12回大韓民国バラエティー芸術賞」の文化観光部長官表彰などを受賞したことがある。◆「女王の教室」で原作以上の演技を披露したコ・ヒョンジョン2005年に日本テレビで放送され、大きな人気を得た同名ドラマをリメイクした「女王の教室」でコ・ヒョンジョンは、女性主人公のマ・ヨジンを務め、特有のカリスマ性でドラマを圧倒した。原作があるために自然に比較が相次いだが、「原作をわざと見なかった」と語ったコ・ヒョンジョンは、微妙な感情の変化を繊細な表情演技でこなし、原作のヒロインである阿久津真矢役の天海祐希とはタイプが異なる表現力で、自身のキャラクターを完成させた。ただしコ・ヒョンジョンの熱演にもかかわらず、10%を超えることができなかった視聴率は、やや残念さを残した。1989年のミスコリア大会出身のコ・ヒョンジョンは、中間にブランクがあったが、芸能界復帰後にさらに円熟した演技力を誇示し、2009年「善徳女王」では「MBC演技大賞」の大賞、2010年「レディプレジデント~大物」では「SBS演技大賞」の大賞を獲得したことがある。◆「金よ出てこい☆コンコン」で双子のモンヒとユナを行き来したハン・ジヘ自身は努力に対する報酬を受けたと語り、「大賞を受賞しなくてもかまわない」と涙を流したが、今年に関しては大賞を与えても惜しくないぐらい、ハン・ジヘの活躍が目立った。20%を超える視聴率で、お茶の間で人気を得た週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」で、ハン・ジヘは双子のモンヒとユナの一人二役を演じたが、素朴で善良なモンヒと贅沢で利己的なユナを行き来しながら、自身の演技力をひたすら披露した。特にドラマの中でモンヒがユナであるふりを演技したシーンは、複合的なキャラクターが必要だった瞬間に、ハン・ジヘの絶妙な表現力があったから可能だった場面だった。昨年の「MBC演技大賞」で、「メイクイーン」で最優秀賞を受けた時でさえも首をかしげている人々がいたのが現実だが、「メイクイーン」に続いて「金よ出てこい☆コンコン」で再び週末ドラマを選択し、賞に相応しい演技力を人々に誇示した。◆「TWO WEEKS」で全身を投じて脱走犯になったイ・ジュンギ「TWO WEEKS」が10%をかろうじて超えて、視聴率が高くなかったにもかかわらずウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)という好評を受けたのは、映画のような演出と隙のない脚本の力が大きかったが、脱走犯チャン・テサンを演じたイ・ジュンギがいなかったら決して可能ではなかったはずだ。イ・ジュンギは、口惜しい濡れ衣を着せられているチャン・テサンの二週間の話を演じながら、休む間もなく走り回り、土の中に埋もれたりするなど、全身を投じる情熱を披露した。娘に向けた熱い父性愛の演技も一品であり、悪役だった先輩女優のキム・ヘオク、チョ・ミンギとの対立シーンでは、決して劣ることのない立派な演技力で、ドラマに緊張感を存分に吹き込んだ。「犬とオオカミの時間」を通じて「MBC演技大賞」の男優優秀賞、「イルジメ」を通じて「SBS演技大賞」の最優秀演技賞などを受賞している。

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  • 【PHOTO】パク・ジニョン&2PM チャンソン&ウヨン&ジュノなど「結婚前夜」VIP向け試写会に出席“JYPファミリー集合”

    【PHOTO】パク・ジニョン&2PM チャンソン&ウヨン&ジュノなど「結婚前夜」VIP向け試写会に出席“JYPファミリー集合”

    俳優イ・ジョンジン、2PMのチャンソンとウヨンとジュノ、ガールズグループ15&のパク・ジミン、歌手JOO、歌手パク・ジニョン、俳優チェ・ウシクが7日午後、ソウル江南(カンナム)区三星洞(サムソンドン)のMEGABOX COEX店で開催された映画「結婚前夜」(監督:ホン・ジヨン、制作:SOOフィルム)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。キム・ガンウとキム・ヒョジン、イ・ヨニと2PMのテギョン、マ・ドンソクとクジャル、イ・ヒジュンとコ・ジュニ、そしてチュ・ジフンが出演する「結婚前夜」は、結婚を控えているカップルなら誰でも経験しそうな現実的な葛藤と恋を描いた、これまでにないユニークなラブコメディで、11月21日に韓国で公開される。

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  • Vol.4 ― 【TVキャラクターアワード】人気ドラマにはこんなキャラクターが必ずいる!

    Vol.4 ― 【TVキャラクターアワード】人気ドラマにはこんなキャラクターが必ずいる!

    「TVレポートキャラクターアワード99」は、ここ1年間韓国で放送されたドラマの中から最も印象的だったキャラクター99人を選定しランク付けするイベントで、毎年9月に発表される。芸能専門メディアTVレポートは創立9周年を迎え、この1年間(2012年7月~2013年7月)で放送されたドラマの中から特に印象的だったキャラクターを選定し、1~99位にランク付けした。この1年の間に数多くのドラマが誕生し、お茶の間を沸かせた。ラブストーリー、ホームドラマ、スリラーなどジャンルも豊富で、選ぶ楽しさも提供した。ジャンルが変化したためキャラクターも多様化した。これはドラマへの注目度を高めるだけでなく、視聴者をテレビの前に集めるための大きな原動力として作用した。視聴者を泣かせ、笑わせてくれた作品に登場するキャラクターたちの特徴を探ってみる。◆追いつけるものなら追いついてみて個性的なキャラクター今回はとりわけ個性的なキャラクターが多かった。一人でドラマを引っ張っていたといっても過言ではないほどだった。そこに俳優たちの熱演が加わり、世界で二つとないキャラクターに生まれ変わった。KBS 2TV「オフィスの女王」のミス・キム(キム・ヘス)は最高のキャラクターだった。このほかMBC「ゴールデンタイム」のチェ・イニョク(イ・ソンミン)、SBS「野王」のチュ・ダヘ(スエ)、そしてMBC「女王の教室」のマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)も周りの人物を圧倒するカリスマ性溢れる演技が好評を博した。ドラマのタイトルを聞いただけでこのキャラクターを思い出すほどである。tvN「ナイン~9回の時間旅行~」のパク・ソヌ(イ・ジヌク)も同様だ。悪役の頂点を走り抜けたMBC「オ・ジャリョンが行く」のチン・ヨンソク(チン・テヒョン)と、男女の間を行き来してコミカル演技の真髄を見せたKBS 2TV「ウララ・カップル」のコ・スナム(シン・ヒョンジュン)、非の打ちどころの無い魅力の持ち主であるSBS「その冬、風が吹く」のオ・ス(チョ・インソン)、それにSBS「おバカちゃん注意報」に登場する世界中探してもどこにもいないような優しいコン・ジュンスも欠かせない。◆主人公を羨ましく思えない強烈な存在感いわゆる強烈な存在感をもつキャラクターたちの活躍はいつになく豊富だった。凄まじい存在感のあるキャラクターは、比重は高くないながらもドラマになくてはならない存在だ。主人公たちを圧倒する彼らの登場は、毎回待ち遠しくなるシーンの一つだ。中でもSBS「君の声がきこえる」のミン・ジュングク(チョン・ウンイン)はとりわけ話題に上った。温厚な微笑みを浮かべながらも、主人公を威嚇する恐ろしい人物に変貌し、極端から極端に走った。さらには胸を締め付けるような過去まで判明し、憎めないキャラクターとなった。SBS「その冬、風が吹く」のチョ・ムチョル(キム・テウ)は特別出演でありながら、存在感だけは誰よりも強烈だった。同様にSBS「チャン・オクチョン」のチャン・ヒョン(ソン・ドンイル)も主人公以上に愛された。そしてMBC「九家の書」のク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)は、ドラマに再登場するという異色の記録まで残した。また、MBC「オーロラ姫」のトクデは、ペットの犬であるにもかかわらず主人公に負けないほど活躍した。◆これ以上有り触れたキャラクターはいない片思いのキャラクターどの作品にも片思いという設定はほぼ欠かさず登場する。キャラクターの切ない恋が、より一層視聴者の感情に訴えるからだ。片思いの葛藤を描いたり、胸が痛くなるシーンを演出したりする。SBS「君の声が聞こえる」のパク・スハ(イ・ジョンソク)は、初恋のチャン・ヘソン(イ・ボヨン)に対し純粋で切ない気持ちを見せ、女性視聴者の心をわしづかみにした。一人の女性だけを見守る一途な心が視聴者に通じたのだ。最終的には片思いを実らせ、チャン・ヘソンと恋人関係に発展した。そしてtvN「応答せよ1997」のユン・ユンジェ(ソ・イングク)は、ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)を見守る足長おじさんとなり、彼女の心を得た。SBS「私の10年の秘密」のホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)も愉快で真面目なチョン・イヒョン(ソン・ユリ)を描き、思い続けた結果、振り向いてもらうことに成功した。他にも、tvN「となりの美男<イケメン>」のエンリケ・グム(ユン・シユン)と、MBC「会いたい(ポゴシッタ)」のカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)も初恋の代名詞として挙げられる。◆見れば見るほど惹かれる男×男カップル男性同士のカップルは、いつの間にか一つのトレンドとなった。各授賞式で彼らは賞を受賞したりもする。男女の間なら不可能であろう奇妙な関係を形成し、視聴者から応援されている。KBS 2TV「ゆれながら咲く花」コ・ナムスン(イ・ジョンソク)とパク・フンス(キム・ウビン)は、熱い友情を分かち合う姿が視聴者から支持された。過去に辛い出来事があってもお互いを許し合い、和解する男性カップルの姿が描かれ、ここにさらに問題児のオ・ジョンホ(クァク・ジョンウク)も加わった。SBS「私の恋愛のすべて」のキム・スヨン(シン・ハギュン)とキム・サンス(チン・テヒョン)は、国会議員と補佐官であるが、ゴタゴタしたコミカルなシーンを演出し、大きな笑いを誘った。KBS 2TV「一抹の純情」のチョン・ウソン(キム・テフン)とハ・ジョンウ(イ・フン)は仲のいい先輩・後輩だが、時には恋のライバルと協力者を行き来する奇妙な関係を築いた。KBS 2TV「オフィスの女王」のチャン・ギュジク(オ・ジホ)とム・ジョンハン(イ・ヒジュン)、tvN「青い巨塔」の新兵(イ・ヨンジュ)と上等兵(キム・ホチャン)もそれぞれ男性カップルの姿を描いた。このようにドラマによって異なるが、似たようなタイプのキャラクターが多かった。そして視聴者から愛され記憶に残るキャラクターも多数生まれた。今後もまた、どのようなキャラクターがお茶の間の目と耳を楽しませるか、注目が集まる。

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  • 「女王の教室」コ・ヒョンジョンの魔法が皆を成長させる

    「女王の教室」コ・ヒョンジョンの魔法が皆を成長させる

    ※この記事にはドラマ「女王の教室」の結末に関する内容が含まれています。MBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)がハッピーエンドで幕を下した。1日に韓国で放送された「女王の教室」の最終回では、マ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)がかけておいた魔法によって、サンドル小学校の6年3組の生徒と教師が成長を遂げる姿が描かれた。教育委員会の監査によって1年間の停職処分を受けたマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)は、3組の生徒たちとの最後の授業をした後、職員室から荷物をまとめて出て行った。6月2組の担任教師であるヤン・ミンヒ(チェ・ユニョン)は、マ・ヨジンの後をついて出て、教師を使命として選んだ理由を尋ねると、マ・ヨジンは「子供たちに奇跡を作るため。教師は案内人であるだけで、自らの進む道を見つけた子供たちは、人生と世の中を良い方向に変化させる」と答えた。また、コ・ナリ(イ・ヨンユ)の母親(ビョン・ジョンス)と出くわしたマ・ヨジンは、「マ・ヨジン先生が夢見る荒唐無稽な希望が、果たして現実でも起こり得るのか?」と尋ねるコ・ナリの母親に対し、「荒唐無稽に思えるのなら、なぜそんなに私を追い出そうとしたのですか。あなたも分かっていたから、そうしたのではありませんか? 時には希望が現実を変えることもあると」と話しながら、学校を出た。マ・ヨジンが学校から去っていくと、彼女が掛けておいた魔法が始まった。ウン・ボミ(ソ・シネ)は、従業員を責める母親に向かって「世の中に必要のない人はいない」と言い、キム・ソヒョン(キム・セロン)は、新しい恋を始めた母親(イ・ヒョンギョン)に「私は自分が本当に望む人生が何かを見つけたから、お母さんもそうだったらいい」と応援した。シム・ハナ(キム・ヒャンギ)は、再就職の面接を控えて悩んでいる母親(イ・アヒョン)に、「お母さんが選んだ仕事じゃない。やりたいことでしょ?だめならまたやり直せば良い」と励まし、オ・ドング(チョン・ボグン)は自分を捨てて出て行った母親(チャン・ガヒョン)と一緒に暮らすことになった。他の生徒たちも自身の夢に向かって挑戦を始めた。卒業式の日、マ・ヨジンは卒業式が開かれる講堂の代わりに誰もいない職員室に行き、生活記録データを整理しながら生徒たちのことを思い出していた。その後、教室に向かい、マ・ヨジンが学校に来たという話を聞いた3組の生徒たちは一気に教室に駆けつけて、クラス全員で力を合わせて作った卒業作品を披露した。3組の生徒たちは、「先生のおかげで、仲間外れだった私が良い友達と付き合えるようになった」「先生に出会えて、友達にも出会えて、私はもう一人ぼっちじゃない」「夢を諦めない」「恥ずかしくない教え子になる」「先生のように私も子供たちを教える」と感謝の気持ちを伝えながら涙を流した。これに対してマ・ヨジンは、「駄々をこねるな。もう甘えないで」と言いながら背を向けたが、クラスの生徒たちが「師の恩」を合唱すると、足を止めた。歌が終わると、マ・ヨジンは「いつまで思い出話ばかりしているの?ここはもう、あなたたちがいる場所ではないでしょう?もう中学校へ行きなさい」と言いながら、教室を出た。中学校の登校初日にマ・ヨジンと出くわしたシム・ハナは、「私たちは先生に勝ったんですよね?先生は負けて気持ち良いんでしょう。必ず学校に戻って来てくれますよね?」と聞くと、マ・ヨジンは「もちろん」と答えた。シム・ハナは「学校に行ってきます」と言いながら走って行き、マ・ヨジンはその姿を眺めながら明るく笑った。一方、「女王の教室」の後番組として、イ・ジュンギ、キム・ソヨン、リュ・スヨン、パク・ハソンが主演の、意味の無い人生を生きながら殺人の濡れ衣を着せられた男が、自分に白血病を患っている幼い娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の物語を描いたドラマ「TWO WEEKS」が韓国で7日夜10時に放送される。

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  • 放送終了「女王の教室」日本ドラマのリメイクの限界

    放送終了「女王の教室」日本ドラマのリメイクの限界

    放送終了したMBC水木ドラマ「女王の教室」は、役者たちの熱演と感動的な教師が伝える重い響きをお茶の間に残したと同時に、韓国的情緒を取り入れるにおいて多少苦労し、日本ドラマのリメイクにおける限界に直面した。「女王の教室」は1日、マ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)の厳しい教えにより、子供たちが一段と成長したストーリーで終わった。このドラマはコ・ヒョンジョンの繊細な感情表現とキム・ヒャンギ、キム・セロンなど、子役俳優たちの熱演が視聴者を感心させた。しかし期待に及ばなかった視聴率で半分の成功に終わったドラマでもある。「女王の教室」は自らが理不尽な社会の権力者になり、子供たちを窮地に追い詰めるマ・ヨジンと、これに屈することなく立ち向かい、自ら現実に目覚める6年3組の児童たちの話を盛り込んだ。6月12日に放送スタートしてから、序盤に虐待だとの声が上がるほど厳しかったマ・ヨジンの教育方法に、視聴者たちは眉間に皺を寄せた。中盤以降、子供たちの成長のために鞭を手にしたマ・ヨジンの本音と、過酷な現実の中でも純粋な友情を大事に思う子供たちの団結が感動を与えた。何と言っても共感を呼ぶまでの時間が長すぎた。マ・ヨジンの厳しい教育方法と言語による暴力ともとれる価値観は、好き嫌いがはっきり分かれても仕方がなかった。このようなユニークな構成は、視聴者を集めることにおいて足かせになる要素だった。このドラマは日本の同名ドラマを原作にしている。日本で放送した当時も、女性教師の教育方法が問題となったが、それでも強い教育方針を求める日本のお茶の間を揺さぶった側面が大きかった。韓国の場合、マ・ヨジンの教育方法に対する意見の食い違いは討論までには至らなかった。韓国の情緒に見合う形で日本の特色を取り払い、韓国教育の現実を代弁する話を引き出すために努力したものの、序盤にはこのような意図が上手く表現されなかった。苦い教育の現実という社会的な話を取り入れたが、マ・ヨジンという人物のユニークな教育観を説得する過程が遅すぎた点が、大きな共感を呼ぶまでに時間がかかった理由だった。子供たちに極端の苦痛を与え、自ら成長させるマ・ヨジンの本音があまりにも遅く放送されたことはとても残念だった。日本の原作通り、中盤以降から当為性を与えたため、既に離れてしまった視聴者たちを呼び戻すことは出来なかった。これは日本のドラマを脚色するにおいて、普遍妥当な価値を重要に思う韓国の視聴者を考慮できなかったミスだった。多少とんでもなく、作為的な人物であるマ・ヨジンの当為性を最初からしっかり盛り込んでいればどうだったのだろうかと思われる部分だ。「女王の教室」の後番組としてはイ・ジュンギ、キム・ソヨン、リュ・スヨン、パク・ハソン主演の「TWO WEEKS」が7日から放送される。同ドラマは意味の無い人生を生きる中で濡れ衣を着せられた男が、自身に白血病を患っている幼い娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の物語である。

    OSEN
  • 放送終了「女王の教室」キム・ヒャンギ&キム・セロン、子役を超え女優として輝いた

    放送終了「女王の教室」キム・ヒャンギ&キム・セロン、子役を超え女優として輝いた

    子役を超えた名俳優だった。韓国で1日に放送終了したMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)を引っ張っていった子役俳優は優れた演技力ですでに子役を超え、名俳優としてドラマを輝かせた。キム・ヒャンギ、キム・セロン、ソ・シネ、チョン・ボグン、イ・ヨンユなど、幼い頃から子役俳優として活動したこの優れた役者たちは「女王の教室」を通じて一つの教室に集まり、目覚しい成長を遂げた。正直で純粋なビリ班長キム・ヒャンギキム・ヒャンギは劇中で勉強よりは友達の方がいい純粋な少女シム・ハナに扮し、平凡ながらも少しずつ成長していくラブリーなキャラクターを表現した。シム・ハナが見せた子供らしい純粋で正直な姿は「女王の教室」が放送される間ずっとあらゆる世代から愛された。放送の序盤にマ・ヨジン先生を演じたコ・ヒョンジョンが言及した通り「女王の教室」は子供、特にキム・ヒャンギが主人公であるドラマだった。ドラマの視線がシム・ハナに付いて行き、登場したエピソードが彼女の感情の変化と成長を中心に描かれたためだ。このように目に見えない責任を背負っていたキム・ヒャンギはずっと多様な表情と感性的な演技で自身に与えられた役割の200%をやり遂げた。シム・ハナは始業式の初日から絶対的権力マ先生(コ・ヒョンジョン)によってビリ班長に任命された後友達とも遠くなり、いじめられながらもそれに屈せず、6年3組の変化を主導していくキャラクターである。このキャラクターはキム・ヒャンギの自然な演技があったため、視聴者にときにはジーンとくる感動を、ときには痛快さを与えることができた。特に、トイレに行けない瞬間の怒りと恥ずかしい気持ちをただ表情演技だけでうまく表現し視線を引き付ける一方、オ・ドンク(チョン・ボグン)とウン・ボミ(ソ・シネ)、キム・ソヒョン(キム・セロン)との涙ぐましい友情は、感動を与えるのに十分だった。さすが演技の模範生キム・セロンキム・セロンは「女王の教室」で模範生キム・ソヒョン役に扮して活躍した。キム・ソヒョンは成績のいい賢い子だが、6年3組の友達にはなんとなく距離を置いていたキャラクターである。劇中でキム・ソヒョンは塾や家庭教師なしに独学で学年トップを維持する。彼女は他の友達に関心を持たない姿を見せながらもいつもシム・ハナ(キム・ヒャンギ)を静かにサポートし、ドラマ中盤には脳死状態の父と関連する秘密が明らかになり、6年3組の心強いリーダー役を担った。キム・セロンは無口で静かだが、強くて成熟したキム・ソヒョンのキャラクターを繊細に表現した。特に、父と関連し傷を持ったままそれを解決していく過程で見せた繊細な感情演技と涙は、韓国のダコタ・ファニングという修飾語に十分理由があることを証明した。キャラクターそのもの、ソ・シネいじめられっ子ムン・ボミを演じたソ・シネは過去の作品で見せた優れた没入度をもう一度見せてくれた。ウン・ボミは厳しい家庭環境で他の子と仲良くできずいじめられたが、シム・ハナとの友情で大きな変化を経験するキャラクターである。そのため「女王の教室」の子供たちが見せた変化の中でウン・ボミの変化は一番大きく、ドラマチックだった。ソ・シネはこのようにドラマチックなウン・ボミのキャラクターを安定した演技力で表現した。彼女はまるでウン・ボミそのものであるようにこれまで演じてきた明るいキャラクターとは全く違う姿を見せ、ドラマへの没入度を高めた。純粋な少年チョン・ボグン、魅力的な悪役イ・ヨンユ純粋な少年チョン・ボグンと魅力的な悪役イ・ヨンユも子役らしくない演技力で視聴者に感動を与えた。劇中で叔父のオ・ヨサと二人で暮すオ・ドング役のチョン・ボグンは、明るい笑顔と勇ましい姿で視聴者から高い人気を得た。特にシム・ハナ(キム・ヒャンギ)との涙ぐましい友情、オ・ヨサへの愛情を表現する純粋なオ・ドングの魅力は「女王の教室」で最も愛された男性キャラクターらしいものだった。金持ちの娘コ・ナリ役を演じたイ・ヨンユも序盤にいじめを主導する姿で強烈な印象を残した。特に彼女はドラマの中盤に刃物を取り出しマ先生を威嚇する強い姿、その後変化してから見せた友情で視聴者たちに深い印象を残した。

    OSEN
  • 「女王の教室」教育委員会が差別を理由にコ・ヒョンジョンを懲戒?学生面談始まる

    「女王の教室」教育委員会が差別を理由にコ・ヒョンジョンを懲戒?学生面談始まる

    教育委員会が学生たちを差別したコ・ヒョンジョンに対する調査を始めた。韓国で25日に放送されたMBC「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)で、教育委員はマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)に対する苦情を受け、サンドゥル小学校を突然訪問した。教育委員は校長ヨン・ヒョンジャ(ユン・ヨジョン)に「6年生担当のマ・ヨジン先生に対する苦情が入った」とし「学生たちと直接会い、面談を行う」と伝えた。教育委員は「『成績によって差別をする。優等生には特権を与え、最下位にはクラスのあらゆる雑務を担当させる』という内容が事実なら、公立小学校にいてはならない先生だ」と断固な姿勢を見せた。一方、すべての責任をとると伝えたマ・ヨジンは授業の方式を変えてほしいというヨン・ヒョンジャの勧誘にも関らず、自分の意志を曲げなかった。

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  • SUPER JUNIOR リョウク「女王の教室」OSTに参加…本日(26日)正午に音楽配信開始

    SUPER JUNIOR リョウク「女王の教室」OSTに参加…本日(26日)正午に音楽配信開始

    SUPER JUNIORのリョウクが、MBC水木ドラマ「女王の教室」のOST(劇中歌)に参加した。SMエンターテインメントは26日、リョウクが歌った「女王の教室」のOST「Maybe Tomorrow」の音楽配信が開始されたと伝えた。「Maybe Tomorrow」は穏やかなピアノの旋律とリョウクの甘い歌声が調和を成し遂げた感性溢れるバラード曲だ。自分を信じ、夢への希望を諦めないでと伝える歌詞が印象的だ。同曲は韓国で24日に放送された「女王の教室」第13話から劇中で流れ、劇への集中度を高めた。現在リョウクはミュージカル「ハイスクール・ミュージカル」でトロイ役を演じ、熱演を披露している。

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  • 「女王の教室」コ・ヒョンジョン、前科者になった理由が明かされる

    「女王の教室」コ・ヒョンジョン、前科者になった理由が明かされる

    コ・ヒョンジョンが前科者になった理由が明かされた。韓国で18日午後に放送されたMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)で、シム・ハナ(キム・ヒャンギ)は、姉シム・ハユン(ユン・ジウォン)からマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)の過去を聞いた。シム・ハユンは、シム・ハナとウン・ボミ(ソ・シネ)に「あなたたちの担任が前にいた学校で、とんでもない事件があったみたい。とんでもない問題児とケンカしたらしいよ。その子をぶん殴ったそうよ」と伝え、シム・ハナとウン・ボミは衝撃を受けた。シム・ハユンは続けて「でもその子も相当な子で、魔女もその時かなり怪我したらしい。大きな傷跡ができるくらいに」と付け加え、シム・ハナは偶然目撃したマ・ヨジンの首にあった深い傷跡を思い出した。これに先立ち、マ・ヨジンが結婚していたことや、死んだ息子がいてサンドゥル小学校に赴任する前の学校で発生した事件により監獄に収監されたあげく、冷たい人間になったという過去が明かされた。この日、マ・ヨジンの首の傷跡と前科者になった理由が前の学校であった事件のせいだということが明かされ、マ・ヨジンにはまた、どんな過去が残っているかに視聴者の関心が集まった。

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  • SHINee「女王の教室」OSTのMVを公開…和気藹々とした雰囲気

    SHINee「女王の教室」OSTのMVを公開…和気藹々とした雰囲気

    アイドルグループSHINeeが歌ったMBCドラマ「女王の教室」OST(劇中歌)「Green Rain」のミュージックビデオが公開される。16日午後、SHINeeの所属事務所側が公式サイトおよび音楽配信サイトで公開する「Green Rain」のミュージックビデオには、ドラマのハイライトシーンや、出演俳優たちと一緒に踊っているSHINeeの姿が映っている。該当するシーンはすでに毎回のエンディングで流れているもので、期待を高めた。画面の中でSHINeeは明るい表情とジェスチャーで子役俳優たちに混じっており、ミュージックビデオより先に公開されたスチールカットの中でも晴やかに微笑んでいる。SHINeeは現在、6月28日に埼玉でスタートした「JAPAN ARENA TOUR SHINee WORLD 2013~Boys Meet U~」を続けている。

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