女王の教室
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2013年 韓国ドラマの5大ニュース…ありえないストーリーから予想外の大ヒットまで
2013年の韓国ドラマ市場は波乱の連続だった。議論も多く、事故も多かったドラマ市場は、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)議論から予想外のヒット作まで、様々な作品で視聴者たちから関心を受けた。2013年の一年間、ドラマの5大ニュースを調べてみた。マクチャンの終着地はどこ? 議論へと続く2013年には特にドラマが多くの議論を巻き起こした一年だった。特に必然性のないストーリーや極端な展開によってマクチャンという汚名を着せられたドラマが多かった。中でも、SBS「野王」、MBC「オーロラ姫」、KBS 2TV「王(ワン)家の家族たち」が主な作品として挙げられている。自身の成功のために義理の父親を殺害したチュ・ダヘ(スエ)は、「野王」をマクチャンにさせた根本的な人物だった。彼女は義理の父親を殺害し、愛するハリュ(クォン・サンウ)を共犯にさせ、再び自身の成功のため、夫のペク・ドフン(東方神起 ユンホ)を殺し、ファーストレディーを夢見る人物だった。この過程を見せているチュ・ダヘの悪行は極端に描かれ、多くの酷評を浴びた。2013年最高のマクチャンと呼ばれている「オーロラ姫」は、オ・デサン(ピョン・ヒボン)の幽体離脱を始め、登場人物の突然死など12名の俳優が次々と降板した。108拝(自己修養のために108回拝むこと)をすることで同性愛を解決し、「がん細胞も生命だ」という非常識なセリフと展開で、2013年最悪のドラマとして連日のように議論が巻き起こった。8月にスタートした「王(ワン)家の家族たち」は、とんでもない事件だらけだ。一人息子チェ・サンナム(ハン・ジュワン)のために嫁を選抜する嫁オーディションを開く父チェ・デセ(イ・ビョンジュン)、金持ちの女性と出会い金の味を知り、妻ワン・ホバク(イ・テラ)と「よっしゃ」と離婚する夫のホ・セダル(オ・マンソク)、浮気した夫の心を取り戻すために自作拉致劇を繰り広げる妻ワン・ホバクなど、刺激的な人物を描いたファミリードラマで悪評を受けているのが実情だ。韓流に続き、これからは日本ドラマが人気? リメイクドラマの成功SBS「その冬、風が吹く」「怪しい家政婦」、MBC「女王の教室」、KBS 2TV「オフィスの女王」。これらの共通点は日本のドラマをリメイクした作品であることだ。マニアから愛されていた日本のドラマが今、韓国の作品として再現される傾向にある。「その冬、風が吹く」は2002年に日本で大ヒットした「愛なんていらねえよ、夏」の韓国版で、一度映画でリメイクされたが大きな反響を得ることはできなかった。厚いマニア層を持つ脚本家ノ・ヒギョンとソン・ヘギョ、チョ・インソンが手を組み、韓国版ドラマとして変身した。「オフィスの女王」は職場で起きるエピソードを描いた全10話ドラマ「ハケンの品格」を全16話にリメイクし、キム・ヘスならではの主人公を誕生させミス・キムブームを呼び起こした。甲乙関係(上下関係)が社会問題として挙げられたタイミングと重なり、韓国の乙を癒したという評価を受けた。「女王の教室」は同名の日本ドラマを原作にしたドラマで、気難しくて冷たい女性教師が小学校の担任先生として赴任してから広がる、ある小学校クラスのいじめ、成績至上主義などのエピソードを描いた。子役たちの優れた演技力とコ・ヒョンジョンのカリスマ性は好評を得たが、それほど人気は得られなかった。先日最終回を迎えた「怪しい家政婦」は、歴代日本ドラマ視聴率第3位を記録した「家政婦のミタ」の韓国版で、放送序盤から「原作をコピーしただけだ」という議論が起きたが、視聴率2位を記録して終了した。映画だけではなくドラマにもいる! スクリーンの俳優たち、ドラマに復帰映画を通じて姿を見せてきた俳優たちがドラマに復帰し、その役割を充実にこなした一年だった。前述した「その冬、風が吹く」のソン・ヘギョ、チョ・インソンが5年、8年ぶりにドラマに復帰し、大成功した。「オフィスの女王」のキム・ヘスも3年ぶりにカムバックし、前作の不振を乗り越えて良い成績を挙げた。また、デビュー13年ぶりに初めてドラマに出演したMBC「馬医」のチョ・スンウもいる。全50話の大長征を繰り広げ、彼は「馬医」で「MBC演技大賞」の大賞を受賞した。彼らとは異なり、期待よりも低調な成績を挙げた俳優たちもいた。3年ぶりにドラマに復帰したソン・イェジンとキム・ナムギルの「サメ ~愛の黙示録~」は好評を受けたが視聴率はそれほど振るわなかった。そしてコ・ヒョンジョンも「女王の教室」で2010年以降久しぶりにドラマに出演したが、ヒットには失敗した。一方、チョン・ジヒョンはSBS「星から来たあなた」で14年ぶりのドラマ復帰を果たし、今後の活躍に期待が高まっている。ベテラン脚本家たちを緊張させた新人脚本家の反乱2013年には新人脚本家の躍進が目立った。特にKBSは「ドラマスペシャル」を通じて選抜された脚本家たちの予想を越えた活躍で、話に花を咲かせた。イ・ヒョンジュ、コ・ジョンウォン脚本家が共同執筆した「ゆれながら咲く花」は、いじめや校内暴力、墜落する教権、私教育のブームなど、韓国の学校が直面している現実的な問題を赤裸々に描き、好評を得た。また、ユン・ナンジュン脚本家(仮名)が執筆した「オフィスの女王」は日本のドラマのリメイク作品で放送前から多くの懸念を受けたが、独特のセリフとキム・ヘスの演技力で韓国にミス・キムブームを呼び起こした。先日最終回を迎えた「秘密」の脚本家ユ・ボラも、一般的な正統派恋愛ドラマを緻密な事件構成と緊張感のある展開で成功に導き、ベテラン脚本家たちを緊張させた。俳優イ・ジョンソクとイ・ボヨン、チョン・ウンインの存在感を際立たせたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」を執筆した脚本家パク・ヘリョンも、この作品を通じてミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)に足を踏み入れた。この他にも「応答せよ1997」から「応答せよ1994」まで、連続でヒットさせた脚本家イ・ウジョン、「イニョン王妃の男」と「ナイン~9回の時間旅行~」を執筆した脚本家ソン・ジェジョンなどがいる。体感視聴率はもっと高い! 地上波を超えるケーブルドラマのブーム昨年から反響が尋常でなかったケーブルチャンネルと総合編成チャンネルが、2013年に入り本格的に恐ろしい勢いで浮上し、地上波ドラマまで脅した。2013年上半期の話題作は、tvNの「ナイン~9回の時間旅行~」だった。20年前に戻ることができる9本のお香を焚いて過去を変えるというタイムスリップは、しっかりしたストーリーと融合し、独特のジャンル的な特性を乗り越え、視聴者たちをナイン病に陥らせた。名不虚伝(名声や名誉が広く知られるのにはそれだけの理由があるという意味)脚本家キム・スヒョンとチョン・ウリョン監督が再び手を組んだJTBC「限りない愛」は視聴率10%台を記録し、同じ時間帯に地上波で放送されたドラマの視聴率まで超えた。特にイ・スンジェ、ユ・ドングン、キム・ヘスク、ソン・スンファン、オム・ジウォン、オ・ユナなど名俳優たちが大勢出演し、地上波とケーブル、総合編成チャンネルの境界を越えたという評価まで受けている。ここに、2013年下半期に最高の人気を誇っている「応答せよ1994」がこれらの後を続き、毎回のように最高視聴率を記録している。前編「応答せよ1997」に続き、90年代の郷愁を呼び起こし、視聴者を魅了した。
【MBC演技大賞候補】パク・ウォンスク&コ・ヒョンジョンにハン・ジヘとイ・ジュンギが挑戦状
昨年の「MBC演技大賞」は、「馬医」を通じてデビューして初めてドラマに出演したチョ・スンウが大賞を獲得する波乱が起き、「光と影」のアン・ジェウクが無冠にとどまったことにより、公正性を巡って議論を呼んだ経緯がある。このため今年は、MBCが大賞のトロフィーの主人公として、人々が納得するに値する俳優を選択するかに関心が集まっている状況だ。今年の有力候補には、女優パク・ウォンスク、コ・ヒョンジョン、ハン・ジヘ、俳優イ・ジュンギなどの名が挙げられている。◆「百年の遺産」で鬼姑を熱演したパク・ウォンスクパク・ウォンスクは、週末ドラマ「百年の遺産」でパン・ヨンジャに扮し、息子チョルギュのためには嫁のチェウォンにどんな悪事もいとわない鬼姑の姿を、不気味さが感じられるほどリアルに演じた。ドラマの中盤以降、新しい嫁のホンジュとパン・ヨンジャの対立が最大の見どころになったほど、視聴率30%を越えるドラマの人気を主導した。最近放送中の週末ドラマ「黄金の虹」でも悪役であるカン・チョンシム会長役で、ドラマに緊張感を吹き込むなど、今年一年MBCドラマに及ぼした影響力が大きかった。パク・ウォンスクはMBC2期公採タレント出身で、これまで「KBS演技大賞」の最優秀演技賞、「MBC演技大賞」の女優優秀賞、中堅俳優部門・黄金の演技賞、「第12回大韓民国バラエティー芸術賞」の文化観光部長官表彰などを受賞したことがある。◆「女王の教室」で原作以上の演技を披露したコ・ヒョンジョン2005年に日本テレビで放送され、大きな人気を得た同名ドラマをリメイクした「女王の教室」でコ・ヒョンジョンは、女性主人公のマ・ヨジンを務め、特有のカリスマ性でドラマを圧倒した。原作があるために自然に比較が相次いだが、「原作をわざと見なかった」と語ったコ・ヒョンジョンは、微妙な感情の変化を繊細な表情演技でこなし、原作のヒロインである阿久津真矢役の天海祐希とはタイプが異なる表現力で、自身のキャラクターを完成させた。ただしコ・ヒョンジョンの熱演にもかかわらず、10%を超えることができなかった視聴率は、やや残念さを残した。1989年のミスコリア大会出身のコ・ヒョンジョンは、中間にブランクがあったが、芸能界復帰後にさらに円熟した演技力を誇示し、2009年「善徳女王」では「MBC演技大賞」の大賞、2010年「レディプレジデント~大物」では「SBS演技大賞」の大賞を獲得したことがある。◆「金よ出てこい☆コンコン」で双子のモンヒとユナを行き来したハン・ジヘ自身は努力に対する報酬を受けたと語り、「大賞を受賞しなくてもかまわない」と涙を流したが、今年に関しては大賞を与えても惜しくないぐらい、ハン・ジヘの活躍が目立った。20%を超える視聴率で、お茶の間で人気を得た週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」で、ハン・ジヘは双子のモンヒとユナの一人二役を演じたが、素朴で善良なモンヒと贅沢で利己的なユナを行き来しながら、自身の演技力をひたすら披露した。特にドラマの中でモンヒがユナであるふりを演技したシーンは、複合的なキャラクターが必要だった瞬間に、ハン・ジヘの絶妙な表現力があったから可能だった場面だった。昨年の「MBC演技大賞」で、「メイクイーン」で最優秀賞を受けた時でさえも首をかしげている人々がいたのが現実だが、「メイクイーン」に続いて「金よ出てこい☆コンコン」で再び週末ドラマを選択し、賞に相応しい演技力を人々に誇示した。◆「TWO WEEKS」で全身を投じて脱走犯になったイ・ジュンギ「TWO WEEKS」が10%をかろうじて超えて、視聴率が高くなかったにもかかわらずウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)という好評を受けたのは、映画のような演出と隙のない脚本の力が大きかったが、脱走犯チャン・テサンを演じたイ・ジュンギがいなかったら決して可能ではなかったはずだ。イ・ジュンギは、口惜しい濡れ衣を着せられているチャン・テサンの二週間の話を演じながら、休む間もなく走り回り、土の中に埋もれたりするなど、全身を投じる情熱を披露した。娘に向けた熱い父性愛の演技も一品であり、悪役だった先輩女優のキム・ヘオク、チョ・ミンギとの対立シーンでは、決して劣ることのない立派な演技力で、ドラマに緊張感を存分に吹き込んだ。「犬とオオカミの時間」を通じて「MBC演技大賞」の男優優秀賞、「イルジメ」を通じて「SBS演技大賞」の最優秀演技賞などを受賞している。
「女王の教室」コ・ヒョンジョンの魔法が皆を成長させる
※この記事にはドラマ「女王の教室」の結末に関する内容が含まれています。MBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)がハッピーエンドで幕を下した。1日に韓国で放送された「女王の教室」の最終回では、マ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)がかけておいた魔法によって、サンドル小学校の6年3組の生徒と教師が成長を遂げる姿が描かれた。教育委員会の監査によって1年間の停職処分を受けたマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)は、3組の生徒たちとの最後の授業をした後、職員室から荷物をまとめて出て行った。6月2組の担任教師であるヤン・ミンヒ(チェ・ユニョン)は、マ・ヨジンの後をついて出て、教師を使命として選んだ理由を尋ねると、マ・ヨジンは「子供たちに奇跡を作るため。教師は案内人であるだけで、自らの進む道を見つけた子供たちは、人生と世の中を良い方向に変化させる」と答えた。また、コ・ナリ(イ・ヨンユ)の母親(ビョン・ジョンス)と出くわしたマ・ヨジンは、「マ・ヨジン先生が夢見る荒唐無稽な希望が、果たして現実でも起こり得るのか?」と尋ねるコ・ナリの母親に対し、「荒唐無稽に思えるのなら、なぜそんなに私を追い出そうとしたのですか。あなたも分かっていたから、そうしたのではありませんか? 時には希望が現実を変えることもあると」と話しながら、学校を出た。マ・ヨジンが学校から去っていくと、彼女が掛けておいた魔法が始まった。ウン・ボミ(ソ・シネ)は、従業員を責める母親に向かって「世の中に必要のない人はいない」と言い、キム・ソヒョン(キム・セロン)は、新しい恋を始めた母親(イ・ヒョンギョン)に「私は自分が本当に望む人生が何かを見つけたから、お母さんもそうだったらいい」と応援した。シム・ハナ(キム・ヒャンギ)は、再就職の面接を控えて悩んでいる母親(イ・アヒョン)に、「お母さんが選んだ仕事じゃない。やりたいことでしょ?だめならまたやり直せば良い」と励まし、オ・ドング(チョン・ボグン)は自分を捨てて出て行った母親(チャン・ガヒョン)と一緒に暮らすことになった。他の生徒たちも自身の夢に向かって挑戦を始めた。卒業式の日、マ・ヨジンは卒業式が開かれる講堂の代わりに誰もいない職員室に行き、生活記録データを整理しながら生徒たちのことを思い出していた。その後、教室に向かい、マ・ヨジンが学校に来たという話を聞いた3組の生徒たちは一気に教室に駆けつけて、クラス全員で力を合わせて作った卒業作品を披露した。3組の生徒たちは、「先生のおかげで、仲間外れだった私が良い友達と付き合えるようになった」「先生に出会えて、友達にも出会えて、私はもう一人ぼっちじゃない」「夢を諦めない」「恥ずかしくない教え子になる」「先生のように私も子供たちを教える」と感謝の気持ちを伝えながら涙を流した。これに対してマ・ヨジンは、「駄々をこねるな。もう甘えないで」と言いながら背を向けたが、クラスの生徒たちが「師の恩」を合唱すると、足を止めた。歌が終わると、マ・ヨジンは「いつまで思い出話ばかりしているの?ここはもう、あなたたちがいる場所ではないでしょう?もう中学校へ行きなさい」と言いながら、教室を出た。中学校の登校初日にマ・ヨジンと出くわしたシム・ハナは、「私たちは先生に勝ったんですよね?先生は負けて気持ち良いんでしょう。必ず学校に戻って来てくれますよね?」と聞くと、マ・ヨジンは「もちろん」と答えた。シム・ハナは「学校に行ってきます」と言いながら走って行き、マ・ヨジンはその姿を眺めながら明るく笑った。一方、「女王の教室」の後番組として、イ・ジュンギ、キム・ソヨン、リュ・スヨン、パク・ハソンが主演の、意味の無い人生を生きながら殺人の濡れ衣を着せられた男が、自分に白血病を患っている幼い娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の物語を描いたドラマ「TWO WEEKS」が韓国で7日夜10時に放送される。
放送終了「女王の教室」日本ドラマのリメイクの限界
放送終了したMBC水木ドラマ「女王の教室」は、役者たちの熱演と感動的な教師が伝える重い響きをお茶の間に残したと同時に、韓国的情緒を取り入れるにおいて多少苦労し、日本ドラマのリメイクにおける限界に直面した。「女王の教室」は1日、マ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)の厳しい教えにより、子供たちが一段と成長したストーリーで終わった。このドラマはコ・ヒョンジョンの繊細な感情表現とキム・ヒャンギ、キム・セロンなど、子役俳優たちの熱演が視聴者を感心させた。しかし期待に及ばなかった視聴率で半分の成功に終わったドラマでもある。「女王の教室」は自らが理不尽な社会の権力者になり、子供たちを窮地に追い詰めるマ・ヨジンと、これに屈することなく立ち向かい、自ら現実に目覚める6年3組の児童たちの話を盛り込んだ。6月12日に放送スタートしてから、序盤に虐待だとの声が上がるほど厳しかったマ・ヨジンの教育方法に、視聴者たちは眉間に皺を寄せた。中盤以降、子供たちの成長のために鞭を手にしたマ・ヨジンの本音と、過酷な現実の中でも純粋な友情を大事に思う子供たちの団結が感動を与えた。何と言っても共感を呼ぶまでの時間が長すぎた。マ・ヨジンの厳しい教育方法と言語による暴力ともとれる価値観は、好き嫌いがはっきり分かれても仕方がなかった。このようなユニークな構成は、視聴者を集めることにおいて足かせになる要素だった。このドラマは日本の同名ドラマを原作にしている。日本で放送した当時も、女性教師の教育方法が問題となったが、それでも強い教育方針を求める日本のお茶の間を揺さぶった側面が大きかった。韓国の場合、マ・ヨジンの教育方法に対する意見の食い違いは討論までには至らなかった。韓国の情緒に見合う形で日本の特色を取り払い、韓国教育の現実を代弁する話を引き出すために努力したものの、序盤にはこのような意図が上手く表現されなかった。苦い教育の現実という社会的な話を取り入れたが、マ・ヨジンという人物のユニークな教育観を説得する過程が遅すぎた点が、大きな共感を呼ぶまでに時間がかかった理由だった。子供たちに極端の苦痛を与え、自ら成長させるマ・ヨジンの本音があまりにも遅く放送されたことはとても残念だった。日本の原作通り、中盤以降から当為性を与えたため、既に離れてしまった視聴者たちを呼び戻すことは出来なかった。これは日本のドラマを脚色するにおいて、普遍妥当な価値を重要に思う韓国の視聴者を考慮できなかったミスだった。多少とんでもなく、作為的な人物であるマ・ヨジンの当為性を最初からしっかり盛り込んでいればどうだったのだろうかと思われる部分だ。「女王の教室」の後番組としてはイ・ジュンギ、キム・ソヨン、リュ・スヨン、パク・ハソン主演の「TWO WEEKS」が7日から放送される。同ドラマは意味の無い人生を生きる中で濡れ衣を着せられた男が、自身に白血病を患っている幼い娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の物語である。
放送終了「女王の教室」キム・ヒャンギ&キム・セロン、子役を超え女優として輝いた
子役を超えた名俳優だった。韓国で1日に放送終了したMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)を引っ張っていった子役俳優は優れた演技力ですでに子役を超え、名俳優としてドラマを輝かせた。キム・ヒャンギ、キム・セロン、ソ・シネ、チョン・ボグン、イ・ヨンユなど、幼い頃から子役俳優として活動したこの優れた役者たちは「女王の教室」を通じて一つの教室に集まり、目覚しい成長を遂げた。正直で純粋なビリ班長キム・ヒャンギキム・ヒャンギは劇中で勉強よりは友達の方がいい純粋な少女シム・ハナに扮し、平凡ながらも少しずつ成長していくラブリーなキャラクターを表現した。シム・ハナが見せた子供らしい純粋で正直な姿は「女王の教室」が放送される間ずっとあらゆる世代から愛された。放送の序盤にマ・ヨジン先生を演じたコ・ヒョンジョンが言及した通り「女王の教室」は子供、特にキム・ヒャンギが主人公であるドラマだった。ドラマの視線がシム・ハナに付いて行き、登場したエピソードが彼女の感情の変化と成長を中心に描かれたためだ。このように目に見えない責任を背負っていたキム・ヒャンギはずっと多様な表情と感性的な演技で自身に与えられた役割の200%をやり遂げた。シム・ハナは始業式の初日から絶対的権力マ先生(コ・ヒョンジョン)によってビリ班長に任命された後友達とも遠くなり、いじめられながらもそれに屈せず、6年3組の変化を主導していくキャラクターである。このキャラクターはキム・ヒャンギの自然な演技があったため、視聴者にときにはジーンとくる感動を、ときには痛快さを与えることができた。特に、トイレに行けない瞬間の怒りと恥ずかしい気持ちをただ表情演技だけでうまく表現し視線を引き付ける一方、オ・ドンク(チョン・ボグン)とウン・ボミ(ソ・シネ)、キム・ソヒョン(キム・セロン)との涙ぐましい友情は、感動を与えるのに十分だった。さすが演技の模範生キム・セロンキム・セロンは「女王の教室」で模範生キム・ソヒョン役に扮して活躍した。キム・ソヒョンは成績のいい賢い子だが、6年3組の友達にはなんとなく距離を置いていたキャラクターである。劇中でキム・ソヒョンは塾や家庭教師なしに独学で学年トップを維持する。彼女は他の友達に関心を持たない姿を見せながらもいつもシム・ハナ(キム・ヒャンギ)を静かにサポートし、ドラマ中盤には脳死状態の父と関連する秘密が明らかになり、6年3組の心強いリーダー役を担った。キム・セロンは無口で静かだが、強くて成熟したキム・ソヒョンのキャラクターを繊細に表現した。特に、父と関連し傷を持ったままそれを解決していく過程で見せた繊細な感情演技と涙は、韓国のダコタ・ファニングという修飾語に十分理由があることを証明した。キャラクターそのもの、ソ・シネいじめられっ子ムン・ボミを演じたソ・シネは過去の作品で見せた優れた没入度をもう一度見せてくれた。ウン・ボミは厳しい家庭環境で他の子と仲良くできずいじめられたが、シム・ハナとの友情で大きな変化を経験するキャラクターである。そのため「女王の教室」の子供たちが見せた変化の中でウン・ボミの変化は一番大きく、ドラマチックだった。ソ・シネはこのようにドラマチックなウン・ボミのキャラクターを安定した演技力で表現した。彼女はまるでウン・ボミそのものであるようにこれまで演じてきた明るいキャラクターとは全く違う姿を見せ、ドラマへの没入度を高めた。純粋な少年チョン・ボグン、魅力的な悪役イ・ヨンユ純粋な少年チョン・ボグンと魅力的な悪役イ・ヨンユも子役らしくない演技力で視聴者に感動を与えた。劇中で叔父のオ・ヨサと二人で暮すオ・ドング役のチョン・ボグンは、明るい笑顔と勇ましい姿で視聴者から高い人気を得た。特にシム・ハナ(キム・ヒャンギ)との涙ぐましい友情、オ・ヨサへの愛情を表現する純粋なオ・ドングの魅力は「女王の教室」で最も愛された男性キャラクターらしいものだった。金持ちの娘コ・ナリ役を演じたイ・ヨンユも序盤にいじめを主導する姿で強烈な印象を残した。特に彼女はドラマの中盤に刃物を取り出しマ先生を威嚇する強い姿、その後変化してから見せた友情で視聴者たちに深い印象を残した。
「女王の教室」コ・ヒョンジョン、前科者になった理由が明かされる
コ・ヒョンジョンが前科者になった理由が明かされた。韓国で18日午後に放送されたMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)で、シム・ハナ(キム・ヒャンギ)は、姉シム・ハユン(ユン・ジウォン)からマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)の過去を聞いた。シム・ハユンは、シム・ハナとウン・ボミ(ソ・シネ)に「あなたたちの担任が前にいた学校で、とんでもない事件があったみたい。とんでもない問題児とケンカしたらしいよ。その子をぶん殴ったそうよ」と伝え、シム・ハナとウン・ボミは衝撃を受けた。シム・ハユンは続けて「でもその子も相当な子で、魔女もその時かなり怪我したらしい。大きな傷跡ができるくらいに」と付け加え、シム・ハナは偶然目撃したマ・ヨジンの首にあった深い傷跡を思い出した。これに先立ち、マ・ヨジンが結婚していたことや、死んだ息子がいてサンドゥル小学校に赴任する前の学校で発生した事件により監獄に収監されたあげく、冷たい人間になったという過去が明かされた。この日、マ・ヨジンの首の傷跡と前科者になった理由が前の学校であった事件のせいだということが明かされ、マ・ヨジンにはまた、どんな過去が残っているかに視聴者の関心が集まった。
「ハケンの品格」から「家政婦のミタ」まで?…韓国ドラマ界を訪れる、日本の“強い”女たち
ミス・キム、女王に続き「家政婦のミタ」までリメイクブームが意味することは?2011年日本テレビで放送されたドラマ「家政婦のミタ」は日本で11年ぶりに視聴率40%を超えるパワーを見せた。母が亡くなったということ以外は、我々の周りにある普通の家庭に家政婦の三田が入り、その家庭の問題点が一つ一つ暴かれ何でもしてくれる三田のキャラクターが強調される。「家政婦のミタ」は最近韓国でもリメイクに関する議論が行われている。日本ドラマのリメイクブームに乗ったもう1本のドラマだと捉えることもできるが、最近リメイクされているドラマを見てみると「家政婦のミタ」のリメイクに対する議論は決して偶然とは言えない。まず、三田のキャラクターを見てみよう。三田はドラマの中で自らを「ロボット」と称する。三田を紹介してくれた紹介事務所の社長は「この子は命令なら何でも従う」とし「人を殺せと言えば殺すかも知れない子だ」と警告する。彼の言葉通り三田は感情を排除し、決して泣いたり笑ったりせず、家政婦として如何なる命令にも従うキャラクターだ。そして注目すべき点は、三田がものすごい能力の持ち主だということだ。三田は家政婦として料理や掃除、洗濯などを完璧にこなすことはもちろん、数学の問題を暗算したり、他人の声を真似るなど、様々な能力を持っているキャラクターだ。ここまで来れば、我々にも馴染み深いキャラクターが思い浮かぶ。最近リメイクされた「オフィスの女王」と、現在放送中の「女王の教室」の主人公たちだ。「家政婦のミタ」の三田が出るまで、日本には「ハケンの品格」(「オフィスの女王」の原作)と「女王の教室」というドラマがあった。「ハケンの品格」の大前春子は、自身の感情を表すより、数多くの資格を土台に完璧に仕事をこなし、会社から認められる能力者だ。「女王の教室」の阿久津真矢も同じだ。先生として児童たちの成績を向上させることはもちろん、スポーツや武術にも長けたものすごい人物だ。このようなキャラクターは「家政婦のミタ」で頂点に至る。大前春子や阿久津真矢はそれぞれの職場と学校で能力を披露し、実は温かい本音を次第に表しながら共感を得た。しかし、三田は命令であれば如何なることも躊躇わない。さらには未成年者との性的関係を要求する命令にも「かしこまりました」と答える大胆な心を持つ。このような設定が韓国の情緒にどれだけ合うのかも問題だが、このような設定を外したときに、家政婦の三田のキャラクターがどれだけ活かされるかも問題だ。それだけではない。「家政婦のミタ」をよく見てみると、とんでもないマクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)の要素が散在している。一つの家庭に不倫、いじめ、性的関係、自殺、暴力など、深刻な問題がすべて混ざっている。このようなマクチャン要素もやはり、韓国の情緒での非難のレベルを勘案するとしても、どこまで通じるかは未知数だ。にも関わらず「家政婦のミタ」は日本に置いて多大な成功を収めた。そして「ハケンの品格」や「女王の教室」も一緒だ。これらのドラマはいずれも日本で20%半ばを超える高い視聴率を記録した。日本の視聴率集計方式は韓国とは異なるため、20%を超えれば大ヒットドラマといえる。このようなキャラクターたちが韓国で「オフィスの女王」のミス・キム(キム・ヘス)と「女王の教室」のマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)で再現された。そして今やそのラスボスとも言える「家政婦のミタ」のリメイクまで議論されていることが示唆することは大きい。職場や学校を乗り越え、家庭でも感情を排除した能力者が出演を待っているのだ。「家政婦のミタ」が視聴率40%を超えたことから、日本ではその現象を多くの評論家たちが分析した。その結果導き出された答えは、日本の人々は新しい英雄を求め、感情や情報などに振り回されるのではなく、全ての問題において明快な回答を持ち、実質的な解決を助けてくれる三田のような救いの手を求めていたというものだった。韓国社会も、もしかすると救いの手を待っているのかもしれない。「オフィスの女王」でミス・キムが何の仕事でも解決してみせる時に感じるカタルシス(解放感)と「女王の教室」のマ・ヨジンが子どもたちをあざ笑いながら教訓を与える教育方式は、ドラマ的なファンタジーではあるが、同時に韓国の社会像を反映した姿だ。契約社員への差別が社会問題となっている中、ミス・キムは一種の英雄だった。学校教育への不信と、極端な方向に向かって走る子どもたちの姿が可哀相に思えるこの頃、マ・ヨジンもやはり彼らを統制するための唯一の手段に思える。彼女たちは優れた能力を土台に、自身の存在感を視聴者たちに刻印する。韓国社会に否定的で暗い気運が満ちている時、彼女たちが見せる能力はとてつもない喜びに感じられる。もしかすると我々も今、能力者を待っているのではないだろうか。職場で、学校で、そして家庭で起きる様々な問題を自ら解決するには、我々は力が弱すぎる。そこで何か確実で明快な答えを出してくれる人物、そして問題を解決する能力を持つ人を求めているのかもしれない。ただ一つ、問題はそのような能力者たちが日本で人気を集めたほど、韓国では注目されなかったということだ。「オフィスの女王」のミス・キムは好評を得たが、視聴率は同時間帯2位にとどまり、「女王の教室」のマ・ヨジンはストーリーが進むほど共感を得ているものの視聴率10%を超えられずにいる。彼女らは日本では無敵のヒーローかも知れないが、韓国では多少その波及力が物足りない。ドラマの一律的なキャラクターから逃れたユニークなキャラクターが韓国でも注目を浴びることは良いことかも知れない。しかし、単純に日本式のキャラクターに頼り、リメイクブームに便乗し日本式のキャラクターをなりふり構わず受け入れることは無分別なことかも知れない。日本から来たキャラクターたちは視線を集めるが、その能力だけを強調しているため、疲れを感じてしまう面もある。更に、6年をかけて構築されたこのようなキャラクターたちが、韓国では僅か2年で全てが紹介されている。このようなキャラクターが陳腐になってしまう可能性もある。そのようなキャラクターたちが持つ長所ももちろん無視できないが、今や感情を排除し、能力だけを見せつけるキャラクターから逃れ韓国式ヒーローが必要な時期ではないだろうか。韓国には韓国式に問題を解決する人物が必要だ。微妙に違う情緒は、より多くの人をテレビの前に集めることができない。これからは単純なリメイクで続いている日本の強いキャラクターブームから逃れ、独特な韓国式ヒーローが登場することを期待したい。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント
「女王の教室」コ・ヒョンジョン、前科を持つ過去が明らかに!…一体どんな事情が?
マ・ヨジン先生の衝撃的な過去が明らかになった。11日に韓国で放送されたMBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)では、マ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)の過去の記録を手に入れたコ・ナリ(イ・ヨンユ)の母親(ピョン・ジョンス)がマ・ヨジンを追い出そうと企む姿が描かれた。コ・ナリの母親は弁護士から、マ・ヨジンの息子は6歳のときに交通事故に遭って亡くなっており、マ・ヨジンは苦しい時間を過ごしてから教職に復帰し、復帰前の学校で起こった大事件によって、マ・ヨジンが今のように変わったらしいという話を聞く。コ・ナリの母親は、弁護士にマ・ヨジンについてすべてを調査するように頼んだ後、マ・ヨジンの過去の記録を持って教頭であるソン・ヨンマン(イ・ギヨン)のもとを訪ねた。コ・ナリの母親はソン・ヨンマンに向かって、マ・ヨジンが刑務所に入っていたことを他の生徒の両親が知ってしまうと困るのではないかと言いながら判決書を手渡すが、ソン・ヨンマンはマ・ヨジンの前科は教師を務めるのに何の問題にもならないと一蹴した。これに対しコ・ナリの母親は、「教師を務めるのに問題が起こるなら、使い物にならないのでは?」と言い、「教頭先生は学校に何の問題も起こらないことを望んでおられますが、ここでの問題は問題ではないかも知れませんよ。ここよりもっと良い席に行くことができるのなら、どうでしょうか」と提案した。この日の放送で、シム・ハナ(キム・ヒャンギ)はマ・ヨジンの首に深い傷跡があるのを見て、慌てたマ・ヨジンは急いで首を隠し、マ・ヨジンの過去の秘密に対する好奇心が高まっている。
「女王の教室」コ・ヒョンジョン先生、涙の代わりに血を流しますか?
MBC水木ドラマ「女王の教室」(脚本:キム・ウォンソク、キム・ウニ、演出:イ・ドンユン)のコ・ヒョンジョンが涙ではなく血を流しながら(?)教え子への本音を初めて表した。韓国で3日に放送された「女王の教室」では、自身の悪行が暴かれるとパニックに陥り暴れるコ・ナリ(イ・ヨンユ)と、それを阻止するマ先生(コ・ヒョンジョン)の姿が描かれた。この日コ・ナリはシム・ハナ(キム・ヒャンギ)との話の途中、不本意にも6年3組の生徒の前で自身の悪行を暴くことになった。これによりパニックに陥った彼女は「皆殺してやる」としながら教室にガソリンを撒くなど、極端な行動を見せた。その時彼女の前にマ先生(コ・ヒョンジョン)が現れた。これにコ・ナリは「人と違う特別な人生がどれだけ大変なのか、私は知っている。私は、失敗もミスもしてはならない!私は、特別だから!私は、リーダーだから!なのに何もかもめちゃくちゃになっちゃった!全部先生のせいだ!今まで私がどれだけ悲惨な思いをしたのか知ってる?死んでしまえ」とマ先生にカッターナイフを向けた。驚くべきはマ先生の反応だった。彼女はコ・ナリが振るうカッターを素手で摘みながら「そうだったら、しないべきだった。不当だと思われることがあったら、私に言うべきだった。できないって、しないって」と語った。今まで冷やかな態度で理不尽な社会の現実をそのまま反映した教育方針を維持していたマ先生が、教え子に見せた初めての本音だった。マ先生は様々な面でユニークな存在だ。現在のところ彼女が見せる変わった教育方針にどのような事情があるのか、誰も知らない状況だ。にも関わらず、暴走する子どもと血を流しながら「不当だと思われることだったらしないべきだった」とのメッセージを伝えるマ先生の姿は、今まで子ども同士の仲を裂いたりなどして、子どもたちを限界の状況まで追い詰めていた彼女ならではの特別な教育の効果が徐々に表れるようで注目を浴びた。
「女王の教室」コ・ヒョンジョン“子どもたちに学ぶところがない”発言について解明
女優コ・ヒョンジョンが「子どもたちに学ぶところがない」との言葉を解明した。コ・ヒョンジョンは2日、MBC一山(イルサン)ドリームセンターで開かれた水木ドラマ「女王の教室」記者会見で、先月の制作発表会で「子どもたちに学ぶところがない」と話したことについて切り出した。彼女は「当時のあの言葉は、子どもたちに学ぶところがないという意味ではない。子どもたちが大人から学ぶべきではないかという意味だった。大人たちの責任についての言葉だった」と積極的に解明した。また、コ・ヒョンジョンは「子どもたちに学ぶところがないとは思わない。無邪気さはいつも羨ましいし、私も失いたくない所でもある。子どもたちが私を見て学ぶことができるように、私が行動しなければならないという意味だった」と強調した。「女王の教室」は自らが不条理な社会の権力者になり、子どもたちを窮地へ追い込むマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)と、彼女に屈せず立ち向かいながらそれぞれが現実を悟っていく6年3組の子どもたちの物語を描く。コ・ヒョンジョン、ユン・ヨジョン、キム・ヒャンギ、キム・セロン、ソ・シネ、イ・ヨンユなどが出演し、毎週水、木曜日午後10時に放送されている。
「君の声が聞こえる」&「女王の教室」自己最高視聴率を更新!「剣と花」初回6.7%で最下位のスタート
SBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」とMBC「女王の教室」が同時に自己最高視聴率を更新した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、3日に韓国で放送された「君の声が聞こえる」は視聴率17.9%(以下、全国基準)を記録した。これは6月27日の16.4%より1.5%上昇した数値であり、自己最高視聴率17.8%(6月20日)より0.1%上昇した数値である。「君の声が聞こえる」は初回放送から斬新な題材とスピード感のあるストーリー展開で視聴者から好評を得ており、水木ドラマの絶対的強者として浮上した。6回の放送で視聴率が10%台まで上昇し、20%台の突破に期待が集まっている。この日「女王の教室」も自己最高視聴率を更新した。「女王の教室」は9.0%を記録した。コ・ヒョンジョンの復帰作として話題を呼んだ「女王の教室」は「君の声が聞こえる」とKBS 2TV「天命:朝鮮版逃亡者物語」(以下、「天命」)に押さえられ水木ドラマの最下位だったが、「天命」の放送終了後、自己最高視聴率を更新した。「君の声が聞こえる」と「女王の教室」は自己最高視聴率を更新したが、KBS 2TV新水木ドラマ「剣と花」は不安なスタートを切った。昨年のヒット作KBS 2TV「赤道の男」を手がけたキム・ヨンスPDと俳優オム・テウンが再びタッグを組んで話題を呼んだものの、初回放送が6.7%を記録し、水木ドラマの最下位でスタートした。
「女王の教室」コ・ヒョンジョン“原作はわざと見なかった”
MBC水木ドラマ「女王の教室」の女優コ・ヒョンジョンが、日本の原作ドラマを参考にしなかったと語った。2日午後、京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)市にあるMBCドリームセンターで開かれた「女王の教室」の記者懇談会で、教師マ・ヨジン役を演じているコ・ヒョンジョンは「原作はわざと見なかった。原作を見てしまうと、先入観を抱いてしまうし、何より日本と韓国は違うから」と語った。日本の原作ドラマ「女王の教室」では、主人公の阿久津真矢(天海祐希)をマ・ヨジンより冷たく刺々しく描いているが、チーフプロデューサーのキム・ジンミンとコ・ヒョンジョンは口を揃えて「俳優の違いではないかと思う」と話した。さらにコ・ヒョンジョンは「わざと優しく演じようとは思っていなかったが、セリフ自体が具体的できついので、表情は少しずつ心が揺れている部分を表現しようと思った。また、それは私にしかできない演技の違いだと思い、気を遣っている」と説明した。ドラマ「女王の教室」は、2005年に日本テレビ系列で放送された全11話の同名ドラマを原作にした作品で、冷酷で現実的な6年3組の担任教師マ・ヨジンに立ち向かうシム・ハナ、オ・ドング、キム・ソヒョン、ウン・ボミ、コ・ナリなど、生徒たちの物語を描く。韓国で毎週水曜日と木曜日の夜10時から放送されている。