サイコメトリー
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キム・ボム、スクリーンとドラマで見せる“抜群の演技力”
キム・ボムの演技力が恐ろしいほど向上し、観客と視聴者を驚かせた。キム・ボムは7日に公開された映画「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン)と現在放送中のSBS水木ドラマ「その冬、風が吹く」で、強烈で深い目つきを見せる演技で観客と視聴者を魅了した。「サイコメトリー」では、連続児童誘拐事件の現場をサイコメトリー(物体に残る人の残留思念を読み取る超能力)を通じて見てしまうが、事件の容疑者と疑われてしまうサイコメトリーのキム・ジュンに扮したキム・ボムは、イメージチェンジに成功した。彼は、事件の真犯人を探すため手に汗握る追跡過程で起きる繊細な感情変化を演じた。特にキム・ボムがサイコメトリーの能力を使うシーンは印象的だ。屋上で一人で誘拐された子供の持ち物に触って事件の情況を見る過程では、急に目が変わり、鼻血を流しながら体が震わせるキム・ボムの演技には感心するしかない。それだけでなく、クォン・ホヨン監督が絶賛した取調室のシーンももちろん素晴らしい。キム・ボムがキム・ガンウに向かって鋭い目つきでグロテスクな微笑みを見せるシーンは、鳥肌が立つほどだ。これまで可愛い笑顔を見せてきたキム・ボムのどんでん返しだった。「その冬、風が吹く」では男性らしい姿と深い眼差しで女心をときめかせている。孤独なギャンブラーオ・ス(チョ・インソン)のそばで、彼を実の兄のように慕うパク・ジンソン役を演じるキム・ボムは、男の中の男の姿を見せている。劇中でことあるごとにケンカし、カッとなる多血質でありながら、義理を何よりも大事にし、可愛い見栄っ張りに男らしいルックスまで兼ね備えたパク・ジンソンを通じて多様な演技を披露し、魅力を十分に発揮している。特に、自身の愛を隠したまま最後まで義理を選ぶシーンで涙をこらえながら語る演技は、視聴者の胸を痛めた。放送終了まで1話を残している「その冬、風が吹く」でキム・ボムは、ラストに重要な影響を与える人物で、最終回でどのような活躍を見せるのかに関心が集まっている。超能力を持つキャラクターのキム・ジュンから、男性らしい魅力が溢れるキャラクターパク・ジンソンまでこなすキム・ボム。これからまたどのような変化を見せるのか期待させる俳優である。
キム・ガンウ「時間がかかっても、スクリーンの中で勝負しなければならない」
昨年は映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩き、ドラマKBS 2TV「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」でラブストーリーを描いた。それに続く選択が、現在韓国で上映中の映画「サイコメトリー」だ。これは俳優キム・ガンウの話である。ジャンルと役にはっきりとした境界を置かない彼は、今回の作品でねずみ講をセカンドジョブとする、緩い刑事ヤン・チュンドンを演じ、サイコメトラーであるキム・ジュン(キム・ボム)とともに、彼が持つ温もりを披露し映画全体に活気を吹き入れる役割を果たした。2002年映画「コースト・ガード」でデビューし、いつの間にか10年以上俳優生活をしてきたキム・ガンウ。そんな彼が「いつからだったのか分からない」けれど、「俳優はスクリーンを通じて存在を証明すればいいし、変化を見せればいい」とはっきりと言う俳優になった。―映画「サイコメトリー」の公開を控えて、SBS「ヒーリングキャンプ」に出演したことが話題になった。「金と名誉、仕事と8年間の恋、それぞれの重要さを比べてみた」という発言をするなど、率直な話をしたが。キム・ガンウ:みんなそういう悩みを持っているんじゃないかな? 「僕はそんなもの、まったく気にしません」とはっきり言える人なんていないでしょう? みんな気にして悩んでいることだと思う。悩んでいながら、それをどうやってロマンティックな姿に飾って見せようかなと思う人が多いだけだ。でも、どっちにしても率直な話をしないつもりだったら、番組に出る必要もなかったと思う。でも、率直過ぎたのかな?(笑)―特に、「演技の味を分かるようになってから2年ほど経った」と言ったことが印象深かったが。キム・ガンウ:それまではたくさん悩んだ。他の仕事をしてみようかなという雑念が多かった。みんながそうだとは言い切れないけど、俳優を夢みる方々はデビューする前まで10年ほど、もしくはそれ以上の時間の間、そういう悩みを持つのだろう。でも、僕にはそういう時期がなかった。ただ、何となく俳優としての生活を続けてきて、そんな悩みの時期がデビューしてから来たのである。思春期のようなものが遅く来た。でも、そういう過程を経験したことは、非常に良かったと思う。それがあったから、大切なことも分かるようになったと思うので。その段階を過ぎた後、上がることができる状態に、今、僕がいると思う。―そういう状態で「サイコメトリー」を選び、緩い行動派刑事チュンドン役を演じた。しかし、キャラクター自体は独特な方ではないと思うが。キム・ガンウ:実生活で見ることができる30代半ばのキャラクターにしたいと思った。刑事である○○ではなく、ただ、僕と同世代の平凡な男だけど職業が刑事であるという人物にしたかった。刑事といったらみんなが一般的に頭の中に浮かべるような姿にしなくてもいいと思った。そういうキャラクターはたくさんいるから。それで、完璧すぎない刑事、自分の仕事にあまり熟練していない、問題の多い刑事がある事件に巻き込まれ、孤軍奮闘する姿を演じようと思った。―チュンドンの役作りをそのようにしたのは、作品の中で必要と思ったためだと思うが、これまで自分が演じてきた役と違う姿を見せたいと思った部分もあったのか?キム・ガンウ:たぶん、両方とも望んだと思う。まず、個人的にはこれまで僕が演じたキャラクターよりもう少し自然で成熟した姿を見せたかった。そして、作品的にはサイコメトリーという題材自体も非現実的なのに、人物まで浮いているような人物にしたら観客が違和感を覚えると思った。実際、周りでサイコメトリーを見ることなんてなかなかないから。現実的な人物であるチュンドンがサイコメトリーに接する時の感じをおおげさに伝える必要があると思った。―ジュンと取調室で話し合うシーンで感じられたことが、そのようなチュンドンの役割だったと思う。感情の表現もその時が一番激しかった。キム・ガンウ:実は、ジュンもチュンモンも同じような痛みを抱えている。生き方が完全に違うだけだ。でも、その瞬間だけはジュンの生き方が正しくないとチュンドンが思い、最善を尽くして彼を外に出そうと思ったのである。そのようにしてチュンドンがジュンを助けようとしたシーンである。だから、その瞬間はチュンドンが理性を失うべきだと思った。なので、ただ感情が流れるままに演じるしかなかった。動きと感情、両方ともまったく計算しなかった。もしそれを計算したら、その隣にいる人物たちのリアクションまですべて不自然に見えるかもしれないからだ。より強烈に見せるべきだと思った。映画のハイライトシーンだったので。―周りの人々のリアクションがチュンドンにかかっているという点も「サイコメトリー」でチュンドンというキャラクターが持つ最も重要な役割の一つだと思う。キム・ガンウ:ひょっとしたら「サイコメトリー」は「どうしてだろう?」ということをずっと考えながら見たら、映画料金がもったいなくなる映画かもしれない。一つ一つを分析して見たら、穴が多い映画だ。ただ、事件が流れるまま、それを追いながら見る方がいいと思う。そういう意味で、僕は観客に、チュンドンの呼吸をそのまま追ってみてくださいと話したかった。人物に出会う時、事件に遭遇する時、僕も初めて経験したり、戸惑ったりすることがある。複雑に絡んだ感情がずっと僕にぶつかってくる。観客にそれをただありのまま感じてほしいと思う。僕もそうだった。だから、僕の呼吸に追いついてきて欲しいと思った。そしたら、この人物に出会った時やあの人物に出会った時の感情を一緒に感じることができると思った。―自身の演技、もしくは自身が出演した映画に対しても客観的な評価をするタイプだと思う。キム・ガンウ:そういう性格だ。僕は僕の映画だとしてももし面白くなかったら、人にも面白くないと言う。―これまで色んな役を演じてきたが、悪役はほとんど演じていない。特別な理由があるのか?キム・ガンウ:表現や感情が強い演技があまり好きじゃない。そういう強い感情を表す人なんて一般的にあまりいないじゃないか。でも、韓国の観客たちはそういう作品を特に好むと思う。それが悪いと話しているわけではない。最近、僕が演じてきたキャラクターはインパクトが弱かったのかなと考えたことがある。もしそうだったら、本当はそういうスタイルの演技があまり好きではないけど、説得力のある、少し濃い演技もする必要があるのかなと悩んでいる。―これまでは自身が演じたいと思う演技をやってきた一方、これからは要求され、期待される姿までも演じようと思うようになったのか?キム・ガンウ:その2つをうまく混ぜる必要があると思った。実際、正解はないから。でも、そういうことばかり追求してやるよりは、僕が正しいと信じて、望む方向を押し進めてやらなければならない時もあると思う。押し進めてやって、これも答えだということを見せようとする、志を持つ必要もあると思う。―インタビューの序盤、7~8年間さまよっていた思春期を終えて、演技の味が分かってきている途中と言ったことが改めて頭の中に思い浮かぶ。今は歩んでいる道について色々な考えがかなりまとまってきた感じがする。キム・ガンウ:雑念がなくなった。どうしてやらなければならないのかに対し、以前より明確でシンプルになったのである。やりたくてやることと仕方なくやることには差があると思う。今の僕には仕方なくやることはまったくない。このような確信ができた時期ときっかけはよく分からない。ただ、時間が過ぎたからかもしれないし、もしくは、色んな理由があるかもしれない。とにかく、確信ができてからはより積極的になり、責任感もより強くなって、要らない考えもしなくなった。―「ヒーリングキャンプ」では俳優という仕事で稼ぐお金について「他の人に恥ずかしくないように僕が稼いだお金」と話し、あるインタビューでは選ぶ役について「将来僕の子どもたちが見ても恥ずかしくない役を演じたい」と話した。そんな風に集中するようになるまで本人を支えてくれたものが演技で、とにかく存在の理由を演技で探し、もしかしたらもう見つけたという意味でもあると思う。キム・ガンウ:僕が頑張らなければならない理由だ。そのため、一番愛着のある役はどれなのかと聞かれたら、僕はいつもすべて同じだと答える。演じる時は本当にベストを尽くして演じるからだ。演じる瞬間には最善を尽くさなければならないと思う。どんな状況が与えられたとしても、結局は僕が選んだ役じゃないか。―そのように、自分の選択だけではなく、仕事や恋を含めた人生の全体的な部分において責任感が強いタイプなのか?キム・ガンウ:僕はシンプルに生きようとしている。ただ、他人に迷惑をかけたくないし、被害を受けたくない。映画をする時、そういう気持ちだけ持てばいいと思った。少なくとも僕のせいで映画の悪口を聞きたくはないという考えだ。恋に関しては、男性と女性の間に違う点はないと思うけど、「男らしさはどんなものだと思いますか?」という質問に対しては、配偶者と家族のことを考える時、安心できて快適で、垣根のような感じがしたら、それが本当の男だと思う。それが真のかっこよさだと思う。―「ヒーリングキャンプ」ではそのような人としてのキム・ガンウが俳優としてのキム・ガンウより、浮き彫りになった。国民の義理堅い兄というニックネームも得たが。キム・ガンウ:トークショーのようなところでそういう姿を見せることにより、それが次のキャスティングや出演交渉の時、僕の役に変化を与えるかもしれないということが嫌だった。国民の義理堅い兄というニックネームをもらったけれど、もし次の作品で僕が悪役に扮するとしたら、どうしてもずれが生じるかもしれない。僕という人間を知らせるより、時間がかかったとしてもただスクリーンの中で勝負しなければならないと思った。実は、僕を気軽な感じにするためでもあった。少し怖かったので。でも、今は僕の意志、もしくは他人の意志によって雰囲気が少し柔らかくなったのではないか。でも、僕は果たしてこれがいいことなのだろうかと思う。最近のもっとも大きな悩みだ。―しかし、「ヒーリングキャンプ」を通じてキム・ガンウという人を見直した視聴者たちも多い。平凡で普遍的だけれど、自分が信じる方向を明確に持つ人のように見えた。キム・ガンウ:実は、僕はかなり怠けるタイプだ。少しきれい好きだけど、怠け者だ(笑) 多くの才能を持っているわけでもないし、努力して習ったりもしない。平凡に生きることを望むタイプであり、そうするべきだと思う。俳優として他の人々と違う感情を持ったり、俳優だけの独特な人生を生きたりすることには反対だ。そういうのはむしろ、演技することをより難しくするだけだ。普遍的な情緒を表現することこそが俳優の第一の条件だと思う。だから、俳優だからといって独特に生きるのは嫌だ。―デビュー初期に「5年以内に知名度を得る」と期限を決めて話したことがある。でも、今のキム・ガンウにはそういう負けず嫌いな感じよりも余裕が感じられるが。キム・ガンウ:最初は好奇心で俳優の仕事を始めた。そして、その後では負けず嫌いのような気持ちを持った段階だった。5年以内に知名度を築くと言ったことも負けず嫌いの性格から始まったことだった。その段階が長かったけど、今は面白さを感じる段階だと思う。デビューしてから10年が経つけど、そこに大きな意味をもたらしたくはない。ただ、そういう段階を踏んでいるだけだ。―本当に今は負けず嫌いな感じを全部捨てた状態なのか?キム・ガンウ:正直に言うと、ある種類の負けず嫌いな感じは常に持っていると思う。でも、今はそれより面白いという感情の方が大きいだけだ。そのように変わってきたし、これからも変わっていくと思う。
「サイコメトリー」キム・ガンウ“冷たいという誤解を解いていく過程にいる”
現実感のあるヤン・チュンドン刑事役「観客が僕を見て息苦しくなってほしい」韓国映画でスリラーとは、観客の恐怖や好奇心を呼び起こすジャンルのことを指す。このような定義を念頭に置くならば、映画「サイコメトリー」はスリラーというよりはヒューマンに近い。殺人事件を題材にしてはいるが、犯人を追う刑事とサイコメトリー(手や物に触れると、過去を見ることができる能力の持ち主)が、お互いの傷をかばい合う過程を描いたためだ。超能力があるとしたら?「タイムマシーンに乗ってロトを買いに行く」俳優キム・ガンウは「サイコメトリー」で、非常に現実的な刑事ヤン・チュンドン役を演じた。幼い頃のトラウマで刑事になったが、公務に力を入れるよりはねずみ講の浄水器販売に熱を上げていた彼は、過去の辛い記憶を刺激する事件を通じてようやく本業に戻る。先日「OhmyStar」とインタビューを行ったキム・ガンウは「サイコメトリーのキム・ジュン(キム・ボム)が冷たく謎めいた感じなので、彼とは対照的になりたかった」と話し「躍動感を維持するために努力した」と伝えた。「映画『蜜の味 テイスト オブ マネー』の撮影が終わる頃、シナリオを頂いた。アクティブな姿のキャラクターで、遊べるキャラクターだったので惹かれた。映画で大げさな表情を作ったりするが、それはわざとだ。観客が自分を見て息苦しくなるほどドキドキしてほしいと思ったためだ。火と水が出会う感じを表現したかったというか。サイコメトリーという設定自体、非現実的ではないか。それを現実的に見せるようにするのは、相手役のリアクションだと思った」普段演じるとき、過度な感情表現を好まないキム・ガンウだが、充血した目でキム・ジュンを見つめながら顔の筋肉まで震えるヤン・チュンドンの姿を見て、観客は更に映画に引き込まれることになる。「撮影の時は無我夢中で撮ったが、(キム・ボムとの)ツーショットは、なかなか似合っていた」と笑ったキム・ガンウは「『サイコメトリー』は見れば見るほど好きになる映画だ。緊張感が続くが、不快な刺激というよりは、ドラマのおかげで心が温まる」と満足気に語った。キム・ガンウにサイコメトリーのような超能力で、手に入れたい能力があるかと聞いてみた。するとすぐに「タイムマシーン」という答えが返ってきた。過去に戻り、普段は買わないロトを買うという。キム・ガンウは「ギャンブルも知らずに、黙々と働いてお金を稼ぐタイプなので、(ロトが)当たることが怖い。俳優も何もかも、全部辞めてしまいそうだ」と話し「現実では確率が低く突然訪れた幸運のせいで、仕事を辞めるかもしれないが、過去に戻れば確率が高いので、俳優生活も続けるのではないかと思う」と語った。絶えずひねるキム・ガンウ「また旅行エッセイを出したいが」先に撮影を始めたが「サイコメトリー」は、「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」に続き、キム・ガンウが今までの誤解を解く過程の延長線上にある。最近注目を浴びたSBSの「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」も同じだ。「冷たい、近づきにくいという誤解を少しずつ解いていく過程」と語ったキム・ガンウは、「今年もおそらく自分をひねる作業をたくさんしなければならないようだ。親近感を与え、近くなれればそれで十分だと思う」と語った。「今年はたくさんの作品に挑戦してみたい。助演でも今までしたことのないキャラクターに意識的にたくさんトライしたい。ひねり続けていく過程の一貫だ。実は、自分がどのような人間なのかよく分からない。演じるたびに同じように難しい。個人的にはじれったいロマンスに挑戦したいが、思い通りにできるわけではないので(笑)」キム・ガンウは、俳優でもあるが旅行エッセイ「キム・ガンウ&イ・ジョンソプ男二人のとことんタイ旅行(二人のお喋りアクション超大作旅行エッセイ)」を書いた作家だ。インタビューの途中、速いスピードでキーボードを叩いている記者の手に興味を示したりもしたキム・ガンウは「執筆への思いは山ほどあるが、より演技が面白くなった」とし「たくさんの作品に出演したいので(次の本を出すためには)そこが問題」と笑った。彼の本を待つ読者には残念なニュースだが、少し遠回りしても構わないだろう。様々な作品で彼を見ることができるから。最後に、生まれ変わっても俳優としての人生を選ぶのか聞いた。「いや、選ばないと思う。今は演技が面白くなり良かったが、ここに来るまでが大変だったと思うので。寂しいし(笑) 得たものも多いが、失ったものも多い。それなら何をしたいのかって?それは分からない。事務職ではないと思う。あ、ラジオのDJは是非してみたい。ラジオは温かい感性の持ち主にしかできないと思う。声でそれが全部伝わってしまうので。声や音楽で感性を引き出すことがとても魅力的に思える」
【PHOTO】キム・ガンウ「サイコメトリー」インタビュー中に見せた“柔らかさの中に溢れるカリスマ性”
映画「サイコメトリー」に出演したキム・ガンウが、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでOSENとインタビューを行った。キム・ガンウの新作「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン)は、連続児童誘拐事件を追う捜査1課の刑事ヤン・チュンドン(キム・ガンウ)と、事件の唯一の目撃者であるサイコメトラーであるキム・ジュン(キム・ボム)の手に汗握る追撃を描いた作品で、彼はこの作品でふてぶてしいながらも人間味と正義感に溢れるヤン・チュンドンに扮した。
「サイコメトリー」キム・ガンウ、観客動員数250万人が目標…“皆が幸せになれる数字”
俳優キム・ガンウが人間ヤン・チュンドンになって登場した。キム・ガンウはヤン・チュンドンに出会って人間的な魅力を見せ、ヤン・チュンドンはキム・ガンウに出会って最もリアルな刑事になった。キム・ガンウの新作「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン)は、連続児童誘拐事件を追う捜査1課の刑事ヤン・チュンドンと、事件の唯一の目撃者であるサイコメトラーであるキム・ジュン(キム・ボム)の手に汗握る追撃を描いた映画だ。彼はこの作品でふてぶてしいながらも人間味と正義感に溢れるヤン・チュンドンに扮した。映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」の時とは少し違う雰囲気が感じられた。SBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」と映画を見た後だから更にそう感じたのだろうか。気楽な感じですぐにでも人生相談をしてもらいたい気分になった。それだけキム・ガンウは番組と映画でもっとも人間らしい姿を見せてくれた。「サイコメトリー」で、力の抜けた気さくな刑事の姿を披露したのはキム・ガンウの計算だった。ミステリー映画なので観客の共感を得るためには、最大限リアルな姿を見せなければならなかった。「リアルなキャラクターを作りたかったのです。サイコメトリーという能力が非現実的であるため、登場人物まで非現実的に見えてしまい、観客が絶対に共感できないと思いました。そのため、(キム・)ボムが演じたキム・ジュンと僕が演じたヤン・チュンドンは、現実に基盤を置いたキャラクターとして作りました。そうでないと観客に信じてもらえないと思ったのです。観客に『こんなことができるのだろうか』と悩む時間を与えず、信じさせるようにするため僕とボムは演技をする時の表情や感情をよりと強くしました」通常、超能力を題材にした映画やドラマに登場する人物はほとんど非現実的であるが、ヤン・チュンドンとキム・ジュンは周りにいそうな人物に思える。人それぞれ事情があるように、二人のキャラクターもそうだ。ヤン・チュンドンは幼い頃思わぬ事故で弟を失ったことで連続児童誘拐事件にさらに執着し、キム・ジュンは母親が死亡するという悲惨な事故に遭遇した後、都市開発区域で一人孤独に暮らす。「サイコメトリー」はミステリー映画だがコミュニケーションについて語っている。胸が痛む過去の事情を抱えている二人の男。超能力を持っていない人と超能力を持っている人のコミュニケーションを描いた。キム・ガンウとキム・ボムは映画を通してそのことを伝えている。「この映画は、あまりにも違う人生を生きる人々の間のコミュニケーションを描いています。最近人々がコミュニケーションや関心について話題にしますが、『サイコメトリー』はその面で一脈通じるものがあると思います。先月映画のショーケースイベントで観客とハイタッチをしたことがまさに関心とコミュニケーションです。面識のない人々と手のひらをタッチすることが良いのです。僕たちは握手すればさらに話しやすくなりますよね。スキンシップを通して雰囲気が温かくなることを大いに感じました。僕たちの映画は、周りの人に関心や温かい視線を持たせる映画のようです」観客とのコミュニケーションのため、リアルなキャラクターを演じることに苦心し、観客と実際に会って対面したキム・ガンウ。インタビューでの彼の全ての言葉には「サイコメトリー」に対する愛情と演技への情熱という基本的な前提があった。「僕は、幼い頃から俳優を夢見て演技を始めたわけではなかったので、切実に思う気持ちがありませんでした。だから演技することが面白くありませんでした。反発心を持ったりしましたが、今はその段階を過ぎて本当に面白いと感じています。思春期が過ぎれば親の大切さが分かるように演技は僕にとって重要で楽しいものです。僕が作品を選択するとき重要に思うのは、人々の関心事を把握しコミュニケーションすることでしたが、この映画はまさに僕が目指していたものと同じでした」キム・ガンウはこのように「サイコメトリー」の中に入り、その中で思い切り遊んだ。動きから台詞まで、細かく気を使った。「演技をするとき、僕の好きなようにすることには限界があるけれど、この映画では監督と十分に相談しながら僕が動きを考えて自由にやりました。性格も現実感があるように血の気が多い面があり本当に生々しいものを見せようと思いましたし、状況に応じて台詞を変えてアドリブも入れました。病院でのシーンの台詞は全部僕が作ったものです(笑)」「サイコメトリー」は比較的少ない予算で制作された映画であるため、キム・ガンウは動きから台詞まで一つ一つに気を使ってアプローチし、神経を注いだ。だからこそより愛情が湧くしかない作品である。この映画がうまくいくように願うことは、欲でなく当然のことだ。昨年に続き今年も1000万人の観客を動員した映画が3本も出ている中、キム・ガンウの希望はどう見ても素朴だ。彼は、250万人の観客に「サイコメトリー」を見てほしいと思っている。キム・ガンウに250万という数字は特別だ。「ヒーリングキャンプ」に出演した時、映画「マリンボーイ」で興行的に失敗した後、その責任を自身に向け、妻に移民しようと言ったと告白したキム・ガンウ。放送後「マリンボーイ」の制作者はFacebookに彼の告白を聞いて涙を流したと言い、興行的に惨敗した当時うつ病で大変だったと心境を明かした。興行的に失敗したのは投資しただけの収益を出せなかったためだと自然に受け止めたというキム・ガンウ。これからは皆が幸せになれたらと思っているという。「250万も大きな数字です。あまり欲張ってはいけないでしょう。幸せになるために映画を撮るわけなので興行成績を無視して映画を作ることはあり得ないですね。誰も被害を被ることのないように、うまくいかせないと。250万という数字は僕たちが幸せになれる数字です。一人で生き残ってもだめなのです。皆で幸せになれたらと思います」
【PHOTO】キム・ボム、映画「サイコメトリー」のステージ挨拶に参加“爽やかな笑顔”
俳優キム・ボムが4日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島洞(ヨイドドン)のCGV永登浦店で行われた映画「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン、制作:Miracle Film、Power E&T、Gate Pictures)のハイタッチリレーステージ挨拶に参加し、観客と顔を合わせている。キム・ガンウ、キム・ボムが出演する「サイコメトリー」は、証人も証拠もなく迷宮入りになった連続児童誘拐事件を追う刑事と、事件の唯一の目撃者であるサイコメトラーの恐ろしい追撃を描いたミステリー捜査劇で、韓国で7日に公開される。
「7番房の奇跡」から「伝説の拳」まで…2013年の韓国映画から女性が消えた
2013年、忠武路(チュンムロ:韓国映画の中心地)から女性が消えた。映画「7番房の奇跡」が観客1千万人を突破し、2013年も変わらぬ韓国映画全盛期のスタートを告げた中、現在映画館では男性俳優たちがメインとなる韓国映画が観客を魅了し、視線を引いている。映画「ダンシング・クィーン」と「悪いやつら」の観客400万人突破により、順調なスタートを切った昨年の忠武路は、その後、高いクオリティと韓国人の情緒を貫く映画で観客を映画館へと引き寄せ、韓国映画全盛時代を開いた。特に、「僕の妻のすべて」でイメージチェンジを試みたイム・スジョンをはじめ、「建築学概論」で初恋のアイコンとして浮上したガールズグループmiss Aのスジ、「火車」で再発見とまで評価されたキム・ミニと、「嘆きのピエタ」で世界中から絶賛されたチョ・ミンスまで、昨年は女優の活躍が際立っていた。しかし、今年の忠武路には注目すべき女優が見当たらない。今年初のラブコメ映画「男子取扱説明書」を除いては、主に男性たちの姿を描く映画が、映画館を占領しているためだ。観客1千万人を突破した「7番房の奇跡」もやはり、俳優リュ・スンリョンが物語の中心となっており、映画「ベルリンファイル」は俳優ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボムの息が詰まるようなアクションを取り扱っている。また、映画「新しき世界」では組織に潜入した警察の話を描き、男たちの義理と陰謀、裏切りからの微妙な心理が展開される。また、韓国で来月7日に公開される映画「サイコメトリー」もキム・ガンウとキム・ボムを掲げ、緊張感溢れるスリルを観客に届ける予定であり、ハン・ソッキュ、イ・ジェフン主演の映画「パパロッティ」、カン・ウソク監督の新作「伝説の拳」も男たちの濃い物語を描く予定だ。このように、男性たちの物語が映画界を席巻するようになったことについてある映画関係者は、女優が出演するジャンルの限界を指摘する。この関係者は最近、OSENとの取材で「女優が出演できる作品のジャンルは限られている。ドラマはメディアの特性上、常に女性が登場するが、映画では女性が主導する構造自体が多くない。劇中での女性キャラクターは、清純で可憐、またはファム・ファタール(魔性の女)くらいで、多様化されていないのが問題だ」と話した。また、映画の主な消費層が20~30代の女性だからという分析も提起された。この関係者は「20~30代の女性が主な観客層ということも、男性俳優がメインの映画が多い理由の一つになるだろう。彼女たちが好きな俳優には、どうしても男性俳優が多いので、自然とチケットパワーが男性俳優になるようだ」と伝えた。
【映画レビュー】「サイコメトリー」信頼のキム・ガンウ&再発見のキム・ボム
幼少時代、誰もが一度くらいは超能力者を夢見たことがあるだろう。しかし、人とは違う特別な能力を持っている人たちがどんな生き方をしているか見守ったことはあるだろうか。自身の能力をうまく活用して生きる人がいる一方で、「平凡になるのが一番難しい」という言葉のように、平凡な暮らしを夢見て闇の中で暮らす人々もいる。そして映画「サイコメトリー」の中のサイコメトリーキム・ジュン(キム・ボム)は後者である。「サイコメトリー」は、人間またはモノと接触し、その過去を読む能力であるサイコメトリーをテーマにしている。刑事ヤン・チュンドン(キム・ガンウ)が偶然出会ったキム・ジュンと協力し、児童誘拐や殺人事件を解決していくストーリーを描いている。この過程で弟を失ったヤン・チュンドンのトラウマと、母親に目の前で死なれた後、自ら人を殺す手だと悲観するキム・ジュンのストーリーが加わり、二人は兄弟のような存在になる。事前情報もなく好奇心だけでこの映画を見た観客ならば退屈しない100分を過ごすことができる。ただ「サイコメトリー」が立てたミステリージャンルのマニアはこの映画に満足することはできないと思われる。多くの事件の中からとりわけ子供を選んだことは見え透いた仕掛けのように感じられ、秘密を守ると誓ったヤン・チュンドンが突然(もちろん、チームの説得もあったが)キム・ジュンついての情報を打ち明けたことは、蓋然性が足りない。それにもかかわらず「サイコメトリー」が輝くのは、二人の男キム・ガンウとキム・ボムがいるからだ。同じアングルに入った二人の姿は微笑ましい。また、演技への集中力も物凄い。キム・ジュンに過去を読まれ困惑するヤン・チュンドンの顔の筋肉の揺れは基本である。何もかもを諦めて嘘の自供をするキム・ジュンの眼差しは観客を揺さぶる上で十分だ。最近、青少年観覧不可等級のレベルの高い映画が続々と公開されている。「サイコメトリー」も同じ等級を受けたが、「新しき世界」「ラストスタンド」「怒りの倫理学」「イノセント・ガーデン」等よりはレベルが低いのでご心配なかれ。最後に気になることがある。劇中で超能力を発揮するたびに鼻や口から血を流すキム・ジュンの健康状態は大丈夫であろうか。一行コメント:キム・ガンウは検証済みの俳優だが、キム・ボムもここまでとは。
「サイコメトリー」キム・ボム、キム・ガンウとのツーショット写真を公開“国民の癒し系と国民の義兄”
俳優キム・ボムがキム・ガンウと一緒に撮った写真を公開した。キム・ボムは1日、自身のTwitterに「『サイコメトリー』今日、天安(チョンアン)と大邱(テグ)へみなさんに会いに行きます!また後で」というコメントと共に一枚の写真を掲載した。写真の中のキム・ボムは、映画「サイコメトリー」で共演したキム・ガンウと親しげな様子でカメラに向かって明るい微笑みを浮かべ、和やかな表情を見せている。これを見たネットユーザーたちは「イケメンだ」「『サイコメトリー』期待できる」「カッコいい」「キム・ボムがかわいい」「顔が本当に小さい」「映画が公開したら絶対に見に行きます」などの反応を見せた。「サイコメトリー」は韓国で7日の公開を控えている。
「サイコメトリー」クォン・ホヨン監督“キム・ガンウに惚れ込み、キム・ボムに鳥肌が立った”
映画「サイコメトリー」の試写会、刑事と超能力者として出会った二人の男他の人の手を掴むと、彼の過去が見える。不思議でもあるし、良いことずくめの能力のようにも思えるが、当事者の目にはただ人を殺す手に見えるだけだ。自らを暗闇に閉じ込めたまま生きていたこの超能力者は、刑事と手を結び人を生かす手として生まれ変わる。26日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで映画「サイコメトリー」のマスコミ試写会が開かれた。演出を担当したクォン・ホヨン監督と俳優キム・ガンウ、キム・ボムが出席した。サイコメトリーとは、人や物に手を触れれば、その所有者の過去が読み取れる不思議な能力を指す用語だ。「サイコメトリー」は、幼い頃妹を失い刑事になったヤン・チュンドン(キム・ガンウ)が、サイコメトラーのキム・ジュン(キム・ボム)の助けを借りて事件を解決する物語。メガホンを取ったクォン・ホヨン監督は「サイコメトリーという題材もそうだが、その裏にある物語に魅了された。世間とは壁を作って生きている、超能力を持つある少年に刑事が近づくというところが印象的だった」と演出の背景を伝えた。「キム・ガンウを見ながら、個人的に俳優が素晴らしいと感じた。ずば抜けた現場感覚を持つ俳優だ。またキム・ボムは、保護本能を刺激するキャラクターだ。か弱く美しい笑顔だけ見せるだろうと思っていたが、能力を超えて内面を引き出して見せるグロテスクな一面があった。鳥肌が立った」(クォン・ホヨン)「サイコメトラーというのが、どこでも見なかったキャラクターだったので、最初から作れるという挑戦意識に燃えた」というキム・ボムは、「監督やキム・ガンウ先輩とたくさん打ち合わせをして、あまり嘘っぽく見えないようにレベルの調整に力を入れた」と説明した。続いてキム・ボムは「序盤は悪夢のように能力を見せるところに注力し、中盤~終盤は内面を表現するところに集中した」と話した。映画でキム・ガンウとキム・ボムは、タフなアクションシーンもこなした。主にキム・ガンウは殴り、キム・ボムは殴られた。腰の怪我もしたキム・ガンウは、「アジアのプリンスキム・ボムの顔をできるだけ傷つけてはならないと気を配った。殴られた方が気は楽なのに、今回の僕はずっと殴る方だった」と当時を振り返った。「アクショントレーニングはなかった。格好良く写ってはならないと思った。ただ生きるためのアクションのように見せなければならないと思った。ただ、劇中でレスリングの技を使うシーンがあるが、そのシーンだけ格好つけた」(キム・ガンウ)映画「サイコメトリー」は、韓国で3月7日に公開される。
【PHOTO】パク・ミニョン「サイコメトリー」VIP試写会に登場“映画が楽しみです”
26日午後、ソウル杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で行われた映画「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン)のVIP試写会に、女優パク・ミニョンが登場した。俳優キム・ガンウとキム・ボム主演の映画「サイコメトリー」は、連続児童誘拐犯を追う刑事と、事件唯一の目撃者であり、サイコメトリーという能力を持つ1人の男の話を描いた映画だ。この映画は、3年目の刑事ヤン・チュンドン(キム・ガンウ)が、自身の管轄区域で女の子が誘拐され、殺害された事件が発生し、その捜査中に偶然街で見かけたグラフィティと事件現場がそっくりだということに気づき、グラフィティを描いていたキム・ジュン(キム・ボム)を追跡する話を描いた。ユニークな題材で勝負をかけた作品で、3月7日に韓国で公開される予定だ。
【PHOTO】ユン・ジニ「サイコメトリー」試写会に登場“可愛い笑顔”
26日の午後、ソウル杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で行われた映画「サイコメトリー」(監督:クォン・ホヨン)のVIP試写会で、女優ユン・ジニがポーズを取っている。俳優キム・ガンウ、キム・ボム主演の映画「サイコメトリー」は、連続児童誘拐犯を追う刑事と、事件の唯一の目撃者であり、サイコメトリーという能力を持つ1人の男の話を描いた映画だ。映画は、3年目の刑事ヤン・チュンドン(キム・ガンウ)が、自身の管轄区域で女の子が誘拐され殺害される事件が発生し、その捜査中に偶然街で見かけたグラフィティと事件の現場がそっくりだということに気づき、グラフィティを描いていたキム・ジュン(キム・ボム)を追跡する話を描いた。ユニークな題材で勝負をかけた作品で、3月7日に韓国で公開される予定だ。