パパロッティ
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「パパロッティ」スペシャルポスターを公開…見ているだけで“微笑ましい”
映画「パパロッティ」がスペシャル団体ポスターを公開し注目を浴びている。俳優ハン・ソッキュ、イ・ジェフンの愉快なコンビプレイと、個性溢れるキャラクターたちの見事なハーモニーで観客数160万人を突破した「パパロッティ」が、ハン・ソッキュ、イ・ジェフン、オ・ダルス、チョ・ジヌン、カン・ソラの幸せな姿が盛り込まれた、スペシャル団体ポスターを公開した。今回公開されたポスターには、お互いに体を寄せて明るく笑っている「パパロッティ」の主演俳優たちの姿が写っており、微笑ましい雰囲気を演出している。綺麗な衣装と明るい笑顔とは違い、顔に傷だらけのイ・ジェフンの姿は、映画の中で昼には高校生、夜にはヤクザとして二重生活をするジャンホのキャラクターそのもので、視線を集めている。また、彼の傍で誰よりも明るく笑っているハン・ソッキュの姿は、愉快で親しみのある魅力を伝え、見る者も笑顔にさせる。ここに映画で校長2世のキャラクターを演じ、登場するたびに観客を爆笑させるオ・ダルスと、ジャンホの隣で彼を応援しながら大きい存在感を見せるチョ・ジヌン、劇中イ・ジェフンに絶えず愛情攻撃を繰り広げるカン・ソラの姿からは、映画で彼らが見せた素晴らしいハーモニーが伝わる。「パパロッティ」は、韓国で3月14日に公開されてから順調な成績を見せている。
「パパロッティ」観客数160万人突破…“損益分岐点を超えた”
映画「パパロッティ」(監督:ユン・ジョンチャン)が160万人の観客を動員し、好成績を収めている。9日午前、映画進行委員会の映画館入場券統合ネットワークによると「パパロッティ」は8日に1万3347人を動員し、累積観客数160万1732人で興行ランキング5位となった。これは、公開から26日で収めた成績で、同映画は14日に公開されてから「G.I.ジョー バック2リベンジ」(以下「G.I.ジョー」)「ランニングマン」など、そうそうたる作品の中で着実に観客を動員し、公開から5週目にも良い成績を収めている。特に、純制作費30億ウォン(約2億5千万円)を投入し、損益分岐点が150万人である「パパロッティ」は、これで損益分岐点を超えた。「パパロッティ」は天才的な声楽の才能を持った暴力団員のジャンホ(イ・ジェフン)が、刺々しく皮肉屋の田舎の音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)に出会うことから繰り広げられるストーリーを描いた映画である。一方、「ランニングマン」は同期間中6万3365人を動員し、累積観客数63万8806人で1位となり、「G.I.ジョー」が3万6124人を動員し、累積観客数160万6160人で2位となった。
「パパロッティ」公開12日目で観客動員数100万人を突破!“長期ヒットを予告”
映画「パパロッティ」(監督:ユン・ジョンチャン、KMカルチャー制作)が公開12日で観客動員数100万人を突破した。映画進行委員会の映画館入場券統合ネットワークによると「パパロッティ」は25日、3万4840人を動員し累積観客数100万6088人を記録した。「パパロッティ」は歌に生まれつきの才能があるヤクザの高校生ジャンホ(イ・ジェフン)が金泉(キムチョン)芸術高校の音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)に出会い、声楽家の夢を育てる過程を描く映画だ。SBS「スターキング」に出演し、高校生パパロッティで有名になったキム・ホジュンさんの物語を素材としている。同日、キム・ミニ、イ・ミンギ主演の映画「恋愛の温度」(監督:ノ・ドク、制作:ベンガードスタジオ)は7万4315人を動員し、興行ランキング1位の座を守った。
「パパロッティ」ハン・ソッキュのモデルとなったソ・スヨン教師“最近、ソ・ソッキュと呼ばれる”
映画「パパロッティ」は、教師と弟子の絆を描いた作品である。暴力団員だがパヴァロッティのようなオペラ歌手を夢見る天才高校生ジャンホ(イ・ジェフン)が、田舎の学校に勤める気難しい音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)と出会い、声楽家として成長していく過程を描いている。劇中に登場する感動的なエピソードの多くが、ソ・スヨン氏とキム・ホジュンの実際の経験談によるものだ。劇中、ハン・ソッキュがハイC(テノールの最高音、真ん中のドから二オクターブ上のドの音)を披露して歌ったイ・ジェフンに、「他の場所では、金をもらって歌えよ。場所を選ばずに歌ったりするなよ」と言うセリフは、まさにソ・スヨン氏がキム・ホジュンに実際に言った言葉である。ソ・スヨン氏によると、ハイCを出せるテノール歌手はほとんど存在せず、ハイCより高音域もあるが、実力派テノール歌手としての象徴がハイCであり、ハイCを出せるというのは、すでにテノール歌手として一段階上のレベルにいることを意味する。また「音楽だけで生活していけるようにしてやる。僕の全財産をかけるよ」というセリフや、ハン・ソッキュが家でイ・ジェフンの歌を聞いて様々な感情に包まれるシーンなどは、ソ・スヨン氏の実際の経験を映画にそのまま盛り込んだ場面だ。もちろんフィクションもある。暴力団のボスを訪ねたり、コンクール会場で殴り合うシーンは、映画のために作られたシーンだ。ソ・スヨン氏は、「映画を3回見ました。VIP試写会で見て、学校のみんなと一緒に見て、そして僕は教会の聖歌隊の指揮をしているので、聖歌隊のみんなと一緒に見ましたね。映画なので、フィクションの部分が多いけど、他の人たちの知らないキム・ホジュンと僕の関係が描かれたりしていて、僕だけが共感することのできる部分もあります。不思議な気持ちです」と語った。続いて、「外見は全然違いますが、僕とハン・ソッキュさんには似ているところもあります。僕は、悪口が上手なんですよ。もちろん生徒たちと仲良くなってからの話ですけどね。僕は最近、ソ・ソッキュというあだ名で呼ばれています。生徒たちが僕と似ているところがあると言うんですよ」と付け加えた。彼の言う通り、ハン・ソッキュとソ・スヨン氏は悪口の上手な先生である。食堂で働いている悪口の上手なおばさんと言ったら分かりやすいだろうか。口は悪いが、そこには愛情と気遣いが込められていて、ひどいことを言われたという感じがしない。ソ・スヨン氏は、「最初に脚本家と話をした時、あまり私を美化したり、歪曲しないでほしいと言いました。下書きの段階では、ストーリーが似ていました。そうする内に段々と変わって修正されていったので、類似している場面もありますが、映画になって劇的な面が強調された部分もできました。たくさん美化された部分があると思います。実際に、私はあんなにも立派ではありませんから」と謙虚な反応を見せた。しかし、ソ・スヨン氏とキム・ホジュンの間のやりとりを聞くと、やはり彼は、立派な教師の一人だと思うようになる。問題を起こした場合、自分が全責任を取るとして、いわゆる問題児であるキム・ホジュンを受け入れたのがソ・スヨン氏だった。彼は劇中と同じように、学校から遠く離れたキム・ホジュンの家に立ち寄り、6ヶ月間運転手となって、学校へと連れ出した。道を外した教え子に言い聞かせたり、叱ったりしながら声楽家になれるように導いた立役者であり、キム・ホジュンにとって、もう一人の父親のような人物がソ・スヨン氏である。このように教え子を大事にする心は今でも続いている。彼には第2、第3のキム・ホジュンができた。ソ・ソヨン氏は、「今年になって、初めて担任を務めました。これまで、学校から何度頼まれても断っていたんです。学校では広報の仕事をしており、その仕事だけでも精一杯でしたから。しかし今回、副担任という条件で担任を引き受けることになりましたが、担任を務めて良かったと思います。生徒たちを理解する幅が広くなりました」と語った。また「最近、校内暴力やいじめ問題が深刻ですよね。制度や法律では防げないんですよ。最終的には、人と人の関係ですから。最近、ヒーリングが流行っていますが、生徒たちの心も癒すべきだと思います。教師も同じです。生徒たちを心から理解すれば、彼らの行動にも理解ができます。理解できれば、生徒たちが愛しく思えてきます。短い時間ではありましたが、担任を務めて良かったと思います」と付け加えた。立派な師匠の下に立派な弟子が生まれてくるのは、当然のことだ。これを証明してくれたのがソ・スヨン氏とキム・ホジュンである。心から生徒たちを思い、父親のような気持ちで正しい道へと導いたソ・スヨン氏のおかげで、キム・ホジュンというテノール歌手が誕生したのである。インタビュー中も、ソ・スヨン氏は生徒たちの姿を思い浮かべて、ずっと微笑んでいた。彼は、「インタビューのため、学校を休んでソウルに来ました。生徒たちに2日間学校に来られないと言うと、『先生、いっていらっしゃい』と言いながら見送ってくれました。早くみんなの顔を見たいですね」と語った。ソ・スヨン氏とキム・ホジュンの物語を描いた映画「パパロッティ」は、暴力団員だが、天才的な声楽の才能を持ったジャンホが、兄貴より怖い、刺々しくて皮肉屋の音楽教師サンジンに出会いながら繰り広げられるストーリーを描いた上映時間127分、R15+指定の作品である。
「パパロッティ」&「光にふれる」音楽を通じて成長を描いた2本の映画…“ハンカチ必須”
「パパロッティ」「光にふれる」夢に向かって進む美しい成長映画「パパロッティ」と「光にふれる」。美しい旋律と共に繰り広げられる美しい成長映画が3月14日、同時に韓国の観客を訪れた。「パパロッティ」が声楽の天才でありながらごろつきになった師匠の教えを受け、人間として成長していくストーリーを描いていくものであるとすれば、「光にふれる」は先天的な障害を持っている主人公が厳しい環境で夢を諦めたダンサー志望生に会って慰め合いながら夢に向かって進んでいく。才能はあるが、現実の壁にぶつかっていた主人公たちが力を借りながら希望を抱いていくというそれぞれのストーリーは観客に感動を与える。2本の映画ともハンカチは必須だ。「パパロッティ」ハン・ソッキュ&イ・ジェフンの気難しいアンサンブル生まれつき声楽の天才だが、厳しい家庭環境だったことで早くから暴力の世界に足を踏み入れたジャンホ(イ・ジェフン)。しかし、声楽家として夢を失わなかったジャンホはヤクザと芸術高校の学生という2つの身分を並行する。一時は実力を認められる声楽家だったが、思いがけず健康を害し田舎の芸術高校の音楽教師として生計を立てていくサンジン(ハン・ソッキュ)はヤクザのジャンホが気に入らない。才能はあるが、環境のせいで夢を抱くことができなかった主人公が、師匠の助力を得て羽を広げ始めるというストーリーの映画「パパロッティ」は、典型的で予測可能なストーリー展開を見せる。しかし、このありきたりなストーリーに一役買うのが独特なキャラクターの構成とハン・ソッキュ、イ・ジェフン、チョ・ジヌン、オ・ダルス、イ・ジェヨンなど演技派俳優の力だ。最初からヤクザのジャンホが気に入らないサンジンと決して勉強を諦められないジャンホの対立の中で作り出す美しいハーモニーは、男女間のロマンスにはないような愉快な感動を与える。気難しいが弟子の将来のためにサンジンが自ら見せた師匠の愛は、ルチアーノ・パヴァロッティの歌より観客の心を熱くさせる。同映画は3月14日、韓国で公開された。鑑賞ポイント:陳腐さを吹っ飛ばすハン・ソッキュの深くて温かい師匠の愛「光にふれる」夢と勇気を与える感動の実話視覚障害を持って生まれたが、ピアノだけは誰よりも優れた黄裕翔(ホアン・ユィシアン)はピアニストの夢を叶えるために、実家を出て都市の大学に進学する。しかし、慣れない土地で家族と離れて暮らす留学生活や視覚障がい者の裕翔に対する偏見と無視は彼をさらに寂しくさせる。そんなある日、飲料配達をするチエ(サンドリーナ・ピンナ)に会った裕翔は、ダンサーになりたいが家計のために諦めたチエの夢を応援することになる。同時に自身もチエによって世界から傷ついた心が癒され、裕翔は不可能としか思っていなかった夢へと挑戦を始める。実際に世界的なピアニストとして活躍している黄裕翔が自身の自伝的ストーリーを映画化し、主演を演じ話題を集めた「光にふれる」は、互いの傷を癒し合い夢に向かって進んでいく熱い青春のストーリーだ。先天的な視覚障害という限界や幼少時のトラウマを乗り越え、不可能を可能に変えた黄裕翔の輝く挑戦は、厳しい環境におかれダンサーの夢をしばらく諦めていたチエはもちろん、観客に希望と勇気を与えてくれる。美しいピアノ旋律だけではなく、心のこもった感情演技で夢を失わず一歩ずつ進んでいくすべての人々を応援する黄裕翔の演技が輝く。「光にふれる」も「パパロッティ」と同様、3月14日に韓国で公開された。鑑賞ポイント:挑戦しないと自分の能力は分からない(映画「光にふれる」での黄裕翔の台詞)「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント
「パパロッティ」公開から12日で観客数100万人突破!
映画「パパロッティ」が公開から12日で観客動員数100万人を突破し、順調な成績を収めている。26日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計結果によると、「パパロティ」は25日に3万4840人を動員し、累積観客数100万6088人で興行ランキング2位となった。これは、映画の公開から12日(3月14日公開)で収めた成績で、映画「新しき世界」「WARM BODIES」(原題)など、錚々たる作品の中で安定した観客を動員しヒットしたためさらに意味がある。「パパロッティ」は天才的な声楽の才能を持った暴力団員のジャンホ(イ・ジェフン)が、刺々しく皮肉屋の田舎の音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)に出会うことから繰り広げられるストーリーを描いた映画である。一方、「恋愛の温度」は25日の1日間で7万4317人の観客を動員し、累積観客数71万8877人で1位を記録し、「新しき世界」は同日の1日間で2万5949人を動員し、累積観客数434万687人で3位となった。
「パパロッティ」「ジャンゴ」など…今春スクリーンは相性のいい男性コンビが人気!
2013年春、劇場では男女カップルに劣らないほど相性のいい男性コンビが観客を惹きつけている。堂々と興行成績1位を獲得し、韓国映画の全盛期を支えている映画「パパロッティ」のハン・ソッキュとイ・ジェフン、21日から韓国で公開されている映画「ジャンゴ 繋がれざる者」(以下「ジャンゴ」)のジェイミー・フォックスとクリストフ・ヴァルツがその主人公である。ハン・ソッキュとイ・ジェフンが主演を務める「パパロッティ」は、暴力団員ながら声楽に生まれつきの優れた才能を持つ声楽の天才ジャンホ(イ・ジェフン)が、ボスより気難しくシニカルな音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)に出会うことから繰り広げられるストーリーを描いた映画である。暗い裏の世界とクラシックという新鮮な組み合わせは、二人の息ぴったりの演技と調和を成し、新しい面白さを観客に伝える。 特にさすがハン・ソッキュと歓声があがるほどの圧巻の演技力を見せたハン・ソッキュと、韓国映画界の一押しの若手らしい自然な演技を披露したイ・ジェフンの相性は、見事なものだった。「ジャンゴ」は妻を助けようとする男、ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)と、ある目的のため彼を手伝うドクター・キング(クリストフ・ヴァルツ)、そして彼らのターゲットになった悪辣な大富豪キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)が繰り広げる血も涙もない対決を描いた作品である。怒るロマンチスト、ジャンゴ役で筋肉質な体を披露するジェイミー・フォックスと、正義の賞金稼ぎドクター・キング役で存在感を示すクリストフ・ヴァルツの絶妙なコンビネーションが、観客から大いに期待されている。最高の賞金稼ぎとしてアメリカ各地を回る二人の男の華麗なガンアクションは、クエンティン・タランティーノ監督の新しいアクションスタイルを楽しみにしていた観客を満足させると見られる。同作は21日から韓国で公開されている。
カン・ソラ、舞台挨拶の写真が話題に…“黄金比率のボディライン”
女優カン・ソラを実際に撮った写真が公開された。最近、あるインターネット掲示板には「舞台挨拶中のカン・ソラ、実際に撮った写真」というタイトルで数枚の写真が掲載された。写真には17日に映画「パパロッティ」の舞台挨拶を行っているカン・ソラの姿が写っている。カン・ソラは笑顔で迎えてくれるファンに向かって晴れやかに微笑みながら、感謝の気持ちを伝えた。優れたボディラインが際立った。カン・ソラは修正していない写真であるにもかかわらず、贅肉のない黄金比率のボディラインを誇った。高い身長と完璧なSラインで人並み外れた健康美をアピールした。完璧な美貌も印象的だった。カン・ソラはよりグレードアップした美貌を誇りながら、女性らしさをアピールした。特にシャープになった顎のラインは見る人々を羨ましがらせた。写真を見たネットユーザーは「カン・ソラ、ダイエットしたのかな?さらに綺麗になったね」「実物が本当に綺麗」「女神だ」「ファッションの完成は顔」「ボサボサのヘアスタイルでも綺麗」「映画面白いです」などの反応を見せた。カン・ソラは映画「パパロッティ」でスクヒ役を務め、熱演を披露した。
ネットユーザー、映画のレビュー削りごっこ?「パパロッティ」の被害深刻
映画「パパロッティ」(監督:ユン・ジョンチャン)をはじめ、「新しき世界」「7番房の奇跡」など、上映中の韓国映画が、ネットユーザーの悪戯で深刻な被害を受けた。19日の午後から20日まで、ポータルサイトNAVERの「観覧後レビュー」掲示板では、ネットユーザーによる1点レビュー集団行動が行われた。ある映画関係者は「ポータルサイトの映画レビュー掲示板は、映画の口コミを反映する最も代表的な情報共有の場であり、人々が映画の口コミをチェックし、観たい映画を選択するにおいて大きな影響を及ぼす要素という点で、このように意図的にレビューを低くする行為は、現在上映中の映画に深刻な被害を及ぼす」と説明した。続いて「監督や俳優、数多くのスタッフの汗と情熱で作った作品が、観客から妥当な評価を貰えず、特定のネットユーザーの悪戯により低く評価されるのは、それぞれの映画に対するテロであると同時に、最近成長している映画市場に水を差す行為だ」と嘆いた。特定のサイトで始まったネットユーザーの映画レビュー攻撃は、義理(ウイリ)や売り(ウリ)などの特定のキーワードを活用し、複数の映画に対して無作為で1点を付ける集団行為で行われている。「パパロッティ」のレビュー掲示板の場合、19日の夜から20日の未明までに集計されたネットユーザーたちのレビュー500件のうち、約300件が1点で、映画に対する本質的な評価とは全く無関係な内容の書き込みで埋め尽くされた。これは純粋な映画観覧客の評価よりも2倍近く多い数値だ。そのため14日の公開から持続的に9.2点から9.3点を維持してきた「パパロッティ」のレビューは、平均1点近く下落した。公開から1週間足らずで観客の口コミにより上昇傾向にあった「パパロッティ」は、一般観客の映画選択に大きな影響を及ぼすレビュー攻撃で深刻な被害が予想されている状況だ。このようなネットユーザーの集団行為は、今回が初めてではない。済州(チェジュ)4.3抗争の苦しみを描き、サンダンス映画祭で最高賞を授賞した映画「ジスル」も同じようなケースを経験し、「Love Letter」など、多くの映画ファンに名作として記憶されている過去の作品まで、ネットユーザーたちのこのような悪戯の犠牲になっている。
ハン・ソッキュ「俳優として全力投球したい」
どこにいても信頼できる俳優がいる。もう30年近く俳優として生きてきたハン・ソッキュは、優しくて親しみやすい男性から、人生の一発を狙う遊び人はもちろん、シニカルな刑事、そして白々しい儒者まで、どんな役を演じても作品を支配した。SBS「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)の悪口をいう王様イ・ド役を経て、最新作「ベルリンファイル」でカリスマ性のある国家情報院だった彼が、キツイ性格の田舎の音楽教師サンジンとして戻ってきた「パパロッティ」でも、その存在感は依然として圧倒的だ。近所のおじさんのように学生を叱りながらも、教え子のジャンホ(イ・ジェフン)のためにヤクザの前で頭を下げる彼は、確かにコメディとドラマの境界を行き来して、この作品の大黒柱となって、この映画を引っ張っている。ジャンホの歌への夢のためにそばで支えているサンジンのように、撮影現場でも同僚に気を配りながら、雰囲気に調和するハン・ソッキュに会った。俳優として、そして一人の人間としてハン・ソッキュの世界は、一層深まっていた。―「ベルリンファイル」に引き続き「パパロッティ」まで、最近映画でよく見かけるようになった。ハン・ソッキュ:(イ)ジェフンが軍隊に入隊する日が決まっていたので、公開の日にちがそのようになった。「パパロッティ」のシナリオは何年か前に読んだけど、最初はキャスティングのオファーではなく、モニタリングのためだった。シナリオを読みながら、自然に演じてみたいと思った。先生と学生の物語も気に入ったし、音楽的要素まで含まれていた。もともと音楽が好きで、俳優になる前の夢は声楽家だったので、その題材に好感を抱くようになった。―先生と学生の物語に魅了された理由は。ハン・ソッキュ:7、8年前ぐらいだったかな。11歳年上の兄と昔の学生時代のことを話した時があった。兄には尊敬する先生が二人もいたけど、私は尊敬する先生がいなくて、兄が羨ましかった。そして、偶然EBSの若者の対談番組を観たことがあったけど、その時大きな衝撃を受けた。学生同士の校内暴力や親世代に対する話を交わす番組だったけど、その学生たちが親世代に対する問題点をより正確に把握していた。しかし若者たち自らが下した結論は、毎日繰り返される単調な日々が大変だということを聞いていたら、親世代としての責任感が湧き、また自分が恥ずかしくなった。私がしていることが演技だから、演技でその若者たちを慰めたかった。それに、とにかくやりたいことをやり通せと伝えたかった。難しいことだけど、負けずにとにかく始めることが重要ですから。「パパロッティ」は壮大な映画ではないけれど、若者たちが観て少しは慰めになって、未来を考える機会になってほしい。―今回演じたサンジンというキャラクターは、とても白々しいが、カリスマ性が感じられる人物である。どのような理由でこの役を務めるようになったのか。ハン・ソッキュ:サンジンは感情の幅が広くて魅力的な人物だ。一度夢を失った人物ではないか。実際にそのような人物がたくさんいると思う。彼らの本音はどうだろう、その人が自分が叶えられなかった夢を夢見ている学生を見たら、どんな気持ちになるのだろうと思った。サリエリがモーツァルトを見た時の気持ちのように思えた。嫉妬も感じるけど、その教え子を通じて諦めてしまった夢を叶える物語ということが、正直で素晴らしかった。もちろん、お決まりの内容かもしれないけど、それをどう演出するか、演じるかによって雰囲気が変わってくると思った。―久しぶりに素朴なキャラクターを演じたようだ。「根の深い木」の時は王の役を、「ベルリンファイル」の時は国家情報院の要員の役を務めた。ハン・ソッキュ:そうだ。「根の深い木」のイ・ドと「ベルリンファイル」のチョン・ジンスに続き、またもヒステリックな人物を演じることになれば、演じる側も退屈で、観る側もうんざりするのではないかと思った。素朴で日常的なキャラクターを意図的に引き受けたというよりは、作品ごとに違う人物を演じたいという欲があった。人間は環境や状況によって、完全に変わることもできる。だから、これまで自分なりに様々なジャンルに挑戦しようとした。だけど、時間が経って今まで自分が出演した作品を振り返ってみると、そんなにこだわってもと思う(笑) 自分と通じ合う何かがあった。だから、私が一番得意なものを演じてみたくなった。そして今後、機会があれば、ステージや作品で人間の様々な姿と感情を表現する役を一度演じてみたい。―「パパロッティ」はコメディとドラマがちょうどよく混ざった映画だ。特にサンジンというキャラクターがそのバランスをうまく生かした代表的な人物だが、演じながら一番重点を置いたのはどんな点だったのか。ハン・ソッキュ:撮影現場で監督とジェフンと声のトーンをどうするか悩んだ。なぜならば、「パパロッティ」は徹底的にコメディとしてアプローチできるし、「8月のクリスマス」のように演じることも可能だった。トーンはもちろん監督が一番心配してた部分でもあったけど、みんなの意見が合ってこそいい演技ができるので、たくさん話し合った。今回(オ)ダルスや他の出演者たちがユーモアを持っていたので、私は物語を引っ張っていくことに集中した。―後輩と同僚俳優がたくさんいたが、撮影現場でどのような部分を重要視したのか。ハン・ソッキュ:同僚とバランスを取ることが何より重要だった。この作品だけではなく、お互いに呼吸を合わせることは常に重要だが、演技をすればするほど、同僚とどのように歩むかによって結果が変わるということを再び知った。特にジェフンとは一緒に撮影するシーンが多かったので、自然な雰囲気を作るために何よりもお互いに慣れる必要があった。ジェフンが小学校5年生の時「グリーンフィッシュ」を観たと話した(笑) 私が子供の時にシン・ソンイル先輩の作品を観たこと、新人の時は先輩たちが気難しかったことが思い浮かんで、先に私の方からジェフンに近づこうとした。そうしてこそ自然な演技ができる。お互いにやり取りする呼吸が着実に積み重なると、豊かな映画になる。―先輩として気楽にイ・ジェフンに近づく方法はあったのか。ハン・ソッキュ:悪口を言った(笑) もちろん、相手は私が悪口を言う理由が、早く親しくなりたいからだと知っていたので、気持ちが楽になったようだ。現場のみんなも共感していた。後輩たちの立場からはこんな私が面白くて、可愛いだろう。また、ある時はわざと席を外したり、ご飯もおごったりした。演技の話をたくさんすると負担に感じるので、できる限り控えめにした。「観客が俳優のすべてに共感できるように演じなければならない」―どうしても過去、自身が先輩たちと作業した経験が役に立ったと思う。ハン・ソッキュ:そうだ。普段、新人は同じシーンでもう一度撮影したくても、お願いするのは難しい。そのような時、私の方から先にもう一度撮影がしたいと話すのだ。隣で見ていると、もう一度撮影がしたいという後輩たちの意欲が感じられるから。昔、私が先輩たちに助けてもらったことでもある。後輩たちはもちろん、先輩と演技をすることが大変かもしれないけど、メリットがもっと多いということを話してあげたい。不快に思うこと自体も良いことだ。自分たちも近い未来先輩になるのだから(笑) 同年代の俳優と演じるより、先輩たちが演技のリズムを調節するのを見ると役に立つだろう。―ユン・ジョンチャン監督との作業はどうだったのか。俳優たちに厳しい監督だと聞いた(笑)ハン・ソッキュ:俳優とはまた違う立場にいる方だから、演出をしながら色んなことを考えなければならない。今回の作品は俳優たちに任せて楽に撮影したと、あるインタビューで話したように、撮影現場を広くオープンにしてくれた。この前は、俳優に指導がなさすぎるではと申し上げた。監督が「素晴らしいです」と言うと、「本当にこれで良いんですか?」と聞き返したりもした(笑) このような撮影スタイルは難しい点もあるけど、俳優が自ら責任感を感じ、創造的に動くようになるから最終的には良いことである。思う存分やってみなさいと言われても、大変なことだから。台詞だけではなく、演じる時必要なことを色々考えて、準備しなければならないから。個人的にはこのようなスタイルが好きだ。―30年近く演技をしながら、演技を超えて演出や映画づくりに参加したいと思ったことは。ハン・ソッキュ:韓国では監督が演出だけをするのは稀であり、通常シナリオも直接書いている。40歳になる前までは、話したいことがなかったので、演出まで考えたことはない。だけど、次第に時間が経つと、話したいことがたくさんできた。その中の一つが朝鮮王朝の最後の皇太子である英親王の物語だ。「根の深い木」に出演しながら考えたことは、英親王は特別な人物ということだった。王室がある他の国を見ると、直接その国で王座を奪ったり、自ら維持した。しかし、朝鮮王朝は他の国によって王座を失ったからだ。そのような歴史や違いを話してみたかった。そのような点で、直接演出をするより、私の意見に共感してくれる演出者と一緒にお仕事してみたい。―先日出演したSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」で、常に自分自身の演技に満足していなかったと打ち明けた。その時はどうやってその隙間を埋めたのか。ハン・ソッキュ:以前、犯したミスを繰り返さないようにしている。今作も見れば見るほど、残念なところがあった。もっとできたはずなのに。だけどまた同じ状況になったら、その時はミスをしないと思う。それは、いくら毎回違う作品に参加しても、演技する環境はそんなに変わらないからだ。もし、どうすれば演技力を向上させることができるのか悩んでいる後輩がいるならば、同じミスを繰り返さないこととアドバイスしたい。そのように少しずつ着実に積み重ねたら、演技も人生も徐々に良くなると思う。―演技が上手という基準があるのか。ハン・ソッキュ:俳優ではなく、観客として距離を置いて見た時、その俳優が演じるすべてを共感できるように演じなければならない。できる限り演技をしていないように演じることだ。特に「パパロッティ」の結末の部分でそのような点に注意した。成長した教え子が「あなたは私に幸せをくれる人」を歌うシーンで、映画ではサンジンが見守っているシーンだったけど、どうすれば観客にサンジンの気持ちを伝えることができるのか、表現するのが難しかった。それは涙を流す演技や、表現方法が色々あったからだ。だけどそのようなテクニックに惑わされず、誠実な気持ちでジャンホを見つめると、自然に演じられると思った。―常に演技についてたくさん悩み、それだけ強い情熱を持っているようだ。今後、俳優として一番やりたいことは。ハン・ソッキュ:この前、もう一度恋物語に挑戦してみたいと話したが、それだけではないと思う。恋物語だけでなく新たな演技にも挑戦してみたい。どっちみち誰かを指導する才能はないので、ただ演技に集中したい。生まれ変わったら、もう一度俳優になりたいのかと聞かれたけど、それは違う。それは今、俳優の仕事を思う存分やっているからだ。それだけこの人生で演技に全力投球したい。今のように演技に最善を尽くして、仕事のことはさておき、個人的にはただ気楽に生きたい。
成功する映画にはオ・ダルスがいる…「パパロッティ」はどうなる?
俳優オ・ダルスが歴代韓国映画の興行ランキングトップ3の映画すべてに出演し、映画ファンから注目を浴びている。オ・ダルスは1300万観客を動員した映画「グエムル‐漢江の怪物」をはじめ「10人の泥棒たち」そして最近トップ3入りした「7番房の奇跡」まで、歴代韓国映画興行ランキング1位から3位までの映画すべてに出演しているのだ。「10人の泥棒たち」に登場する10人の泥棒たちの中で、韓国俳優としては唯一気の小さい中国の泥棒役を演じ映画に活力を与え、観客に深い印象を残した彼は、「グエムル‐漢江の怪物」では、最も重要(?)なキャラクターであるグエムルの声を担当し、観客から注目を浴びたことがある。ここに最近1240万観客を突破した「7番房の奇跡」では、字の読めない室長のキャラクターでインパクトのある訛りを披露し、観客から熱い反応を得た。このようにヒット映画の新しい成功公式となったオ・ダルスが、新しい映画「パパロッティ」で再び観客のもとを訪れ、果たして「パパロッティ」もまたブームを巻き起こすかに関心が集中している。声楽の天才でヤクザの高校生ジャンホ(イ・ジェフン)と、気難しい田舎の音楽教師サンジン(ハン・ソッギュ)が出会い展開される話を描いた「パパロッティ」でオ・ダルスは、今まで見せた魅力とはまったく違うラグジュアリーな2代目の校長を演じる。父に続き学校の責任を取っている芸術高校のオムチナ(母親の友達の息子の中で最も勉強が出来て性格も良く、何でも出来る完璧な男)校長で、どこでも品のあるスタイリッシュなファッションを披露するオ・ダルスの姿は「パパロッティ」では絶対見逃してはならない楽しみだ。特に今までの作品でオムチナやラグジュアリーとは程遠いキャラクターを演じてきたオ・ダルスのファッショナブルな姿は、観客に愉快なビジュアルショックを与え、爆発的な反応を得ている。「パパロッティ」は韓国で14日に公開され、現在順調な成績を記録している。
「パパロッティ」映画「新しき世界」を抜いてボックスオフィス2位!
映画「パパロッティ」(監督:ユン・ジョンチャン)が公開1週目の興行収入1位を記録して順調なスタートを切った。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「パパロッティ」は公開1週目の週末(3月15日~17日)に観客動員数36万326人、累積観客数44万3249人を記録してボックスオフィス2位となった。「パパロッティ」は、イ・ジェフンが入隊する前に出演した作品で、暴力団員だが、天才的な声楽の才能を持ったジャンホ(イ・ジェフン)が、刺々しく皮肉屋の音楽教師サンジン(ハン・ソッキュ)に出会うことから繰り広げられるストーリーを描いた映画である。公開初日の14日には興行収入3位を、土曜日の16日には映画「新しき世界」を抜いて2位を記録し興行収入トップの座を守っている。同期間の興行収入1位を記録したのは、ゾンビのラブストーリーを描いた映画で観客42万3336人を動員した「WARM BODIES」(原題)である。続いて「新しき世界」(32万2618人)が3位、「7番房の奇跡」(18万960人)が4位、そして「サイコメトリー」(7万8010人)が4位を記録した。