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結婚前夜

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  • 2PM テギョンの抱っこにチュ・ジフンの不意打ちキスまで…5/10公開の話題作「結婚前夜」予告編遂に解禁!

    2PM テギョンの抱っこにチュ・ジフンの不意打ちキスまで…5/10公開の話題作「結婚前夜」予告編遂に解禁!

    2PM テギョンやチュ・ジフンらが主演を務めた映画「結婚前夜 ~マリッジブルー~」(配給:ショウゲート)が5月10日(土)より日本公開される。2PMのメンバーであり、フジテレビドラマ「僕とスターの99日」(11)や「ドリームハイ」(2011・KBS)「君を守る恋~Who Are You~?」(13・tvN)などに出演、役者としても注目を集めるテギョンと、「宮-Love in Palace-」(06)で大ブレイクを果たし、「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」(09)や「私は王である!」(12)などの主演映画、「メディカルトップチーム」(13・MBC)などドラマへの出演が相次いでいるチュ・ジフンの豪華共演が話題沸騰!そして、テギョンは初めての映画出演にして初主演となる。監督は09年に日本公開されたチュ・ジフン主演の「キッチン~3人のレシピ~」で繊細に揺れ動く女心をハイセンスな映像で描いたホン・ジヨン。結婚している人、結婚に憧れを抱く人多くの人が共感するあの感じを個性豊かな人気俳優陣がコミカルに、そして時に切なく演じるロマンティック・ラブコメディである。そんな「結婚前夜」の日本版予告編がついに完成!結婚式を一週間後に控えた、交際7年目の倦怠期カップル、過去にワケありカップル、美女と野獣の国際結婚カップル、できちゃった電撃結婚カップルという4組のカップルが、本当に相手はこの人でいいの?と自問し葛藤する姿が可愛らしく、可笑しく、元気に、そしてスタイリッシュに登場する。中でも注目なのは、ヒロインを務めたイ・ヨニがテギョンとチュ・ジフンというイケメン2人の間で揺れ動く役柄を演じ、テギョンからは軽々と抱っこされ、チュ・ジフンからは熱いまなざしと共に不意打ちキスをされるという羨ましい姿を見せつける。また、特典付き前売り券第二弾として3月21日(金・祝)よりオリジナルポストカード2枚組の特典がつく。(1枚ご購入につき、2種類のうちどちらかが付きます)【STORY】天才シェフのウォンチョル(テギョン)とネイリストのソミ(イ・ヨニ)、女医のジュヨン(キム・ヒョジン)と野球コーチのテギュ(キム・ガンウ)、花屋を営むゴノ(マ・ドンソク)とウズベキスタン出身のヴィカ(クジャル)、泌尿器科の課長・デボク(イ・ヒジュン)とウェディングプランナーのイラ(コ・ジュニ)そして、ネイリスト・ソミが済州島で出会ってしまった不思議な魅力を持つ青年・キョンス(チュ・ジフン)。結婚式を1週間後に控えた4組のカップルが陥ったマリッジブルー。それぞれが感じるのは、結婚という人生の大きな決断において湧き起こる喜びの反面の不安な気持ち。「本当にこの人でよいのかな?」結婚式当日を前に巻き起こった7日間の大騒動!果たして彼らは無事に結婚できるのか-!?提供:ショウゲート 東宝 配給:ショウゲート出演:テギョン(2PM)、イ・ヨニ、キム・ガンウ、キム・ヒョジン、マ・ドンソク、クジャル、コ・ジュニ、イ・ヒジュン and チュ・ジフン 監督:ホン・ジヨン公式HP:marriageblue.jp(C)2013 CINUS Entertainment, ALL RIGHTS RESERVED■関連サイト「結婚前夜」公式サイト

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  • 2PM テギョン×チュ・ジフン「結婚前夜」日本公開のポスタービジュアルが解禁!

    2PM テギョン×チュ・ジフン「結婚前夜」日本公開のポスタービジュアルが解禁!

    2PMのテギョン、チュ・ジフンら豪華共演で話題の韓国映画「結婚前夜~マリッジブルー~」のポスタービジュアルが解禁された。幸福の絶頂ともいえる結婚式直前なのに、3名と3組のカップルが浮かべる表情は「戸惑い」。メインコピーの「この結婚、する? しない?」の通り、一波乱も二波乱も起こりそうな雰囲気を感じさせる。このポスターは、今週末より随時公開劇場にて掲出される。5月10日(土)の公開に向けて、前売券が2月8日(土)より販売開始。第一弾特典には、持つだけでご利益のありそうな、幸せいっぱいオーラが溢れ出る、本国版ビジュアルのクリアファイルが決定。第二弾もあるとのことで期待が高まっている。さらに、4月16日(水)には、ナビゲートDVD(発売元:東宝) も販売決定。メイキングも含めた映画が面白くなるナビゲートDVDとなっておりテギョン&チュ・ジフンの魅力満載となっている。「結婚前夜~マリッジブルー~」は、5月10日(土)より全国ロードショー。「結婚前夜 ~マリッジブルー~」(C)2013 CINUS Entertainment, ALL RIGHTS RESERVED配給:ショウゲート2014年5月10日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー!公式サイト:marriageblue.jp

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  • “世界で最も美しい顔13位”2PM テギョン主演映画「結婚前夜」邦題決定!

    “世界で最も美しい顔13位”2PM テギョン主演映画「結婚前夜」邦題決定!

    2PMのテギョン、チュ・ジフンら豪華共演で話題の韓国映画「結婚前夜(原題)」の邦題が、「結婚前夜~マリッジブルー~」に決定した。5月10日(土)より全国ロードショー。本作は、絶大な人気を誇るアジアNo.1野獣アイドル2PMのメンバーであり、フジテレビドラマ「僕とスターの99日」(2011)や「ドリームハイ」(2011・KBS)「君を守る恋~Who Are You~」(2013・tvN)などに出演し、役者としても注目を集めるテギョンと、「宮~Love in palace」(2006)で大ブレイクを果たし、「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」(2009)や「私は王である!」(2012)など主演映画や、「メディカルトップチーム」(2013・MBC)などドラマへの出演が相次いでいるチュ・ジフンの豪華共演の話題作。テギョンは初めての映画出演にして、初主演となる。そんなテギョンは、米映画サイトTC Candlerが毎年発表しているThe Most Handsome Face of 2013(世界で最も美しい顔ベスト100)の13位にランクインした。16位のレオナルド・ディカプリオ、15位ヒュー・ジャックマン、14位ジェラルド・バトラーという世界的スターを抑えての堂々の13位である。韓国勢ではSUPER JUNIORのシウォンに続く2位となった。今、最も勢いのあるテギョンからますます目が離せない。【韓国人ランクイン】7位 シウォン(SUPER JUNIOR)13位 テギョン(2PM)33位 SOL(BIGBANG)40位 イ・ジョンジェ46位 RAIN(ピ)91位 イ・ビョンホン【テギョン付近のランキング】11位 ブラッドリー・クーパー12位 チャニング・テイタム13位 テギョン(2PM)14位 ジェラルド・バトラー15位 ヒュー・ジャックマン16位 レオナルド・ディカプリオ「結婚前夜 ~マリッジブルー~」(C)2013 CINUS Entertainment, ALL RIGHTS RESERVED配給:ショウゲート2014年5月10日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー!公式サイト:marriageblue.jp

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  • 2PM テギョン&ZE:A シワン&ヒョンシク&EXOのスホなど、年末スクリーンに吹くアイドルの風

    2PM テギョン&ZE:A シワン&ヒョンシク&EXOのスホなど、年末スクリーンに吹くアイドルの風

    アイドルの活躍が映画界でもひときわ目立っている。以前から続いてきたアニメーションの吹き替えはもちろん、演技で徐々に頭角を現すアイドルがどんどん増えている。ドラマ、バラエティ番組などテレビでの活動とは異なり、映画界での活躍は多少不振だったが、最近になってこの壁も乗り越えることができ、映画界から途切れることなくラブコールが送られている。今年の年末の映画界だけを見てもアイドルの活躍ぶりを確認することができる。あれやこれやとアイドルのファンは喜んでいるだろう。現在、冬の冷たい風に乗って話題になっているロマンチックコメディ映画「結婚前夜」では2PMのテギョンの活躍を見ることができる。ドラマ「シンデレラのお姉さん」で演技を始めて、今年tvN「君を守る恋~Who Are You~」で主演を務めたように、非常に順調に俳優の道を歩いてきた。演技力も安定しており、むしろ今回のスクリーンデビューが多少遅いように感じられるほどだ。欲張らずにドラマから始め、自分の気質に合った小さな役でウォーミングアップした。他の人物に比べて静的なキャラクターだが、その中で自分なりの存在感を十分に輝かせており、今後のスクリーンでの活躍により一層期待が集まる。重要なことは、「これからは男らしいタフな姿もお見せしたいです」と話していたので、ステージではなくスクリーンで披露する野獣アイドルの姿も近いうちに見ることができると予想される。12月の映画界で際立っているアイドルはZE:A シワンだ。ドラマ「太陽を抱く月」の幼いホ・ヨム役、「ミセン」のチャン・グレ役で演技の面白さを知った彼は、「弁護人」でクッパ(スープとご飯を一緒に食べる韓国料理)店の息子役を見事に演じた。出番はそれほど多くないが、映画に無くてはならない中心人物である。映画の中でソン・ウソク(ソン・ガンホ)が変化するきっかけを与える人物として登場する。何よりも印象的なのは映画の中の彼の姿だ。捏造事件に巻き込まれ、過酷な拷問を受ける姿をリアルに演じた。素晴らしい腹筋や胸筋ではなく、あざだらけの拷問された跡が残った身体を見せる。拷問を受けて顔もやつれており、ファンがその姿を見ればきっと胸を痛めるであろう。また、80年代を描いているので、ヘアスタイルもその当時流行っていたふさふさしたおかっぱ頭だが、意外にも似合っている。これらは18日から韓国の劇場で公開されている。参考までに、クァク・ドウォンがシワンを拷問したからといって嫌わないように! 現実ではなく映画なのだから。また、シワンは2014年4月に公開予定のハリウッドアニメーション「Rio 2」で吹き替えに挑戦し、映画「夜間自習」出演も前向きに検討中である。当分の間、劇場で彼をたくさん見ることができそうだ。シワンが演技で観客にアプローチするなら、同じグループのヒョンシクは吹き替えで観客に会う。2013年の最後の日、31日に公開するアニメーション「Justin and the Knights of Valour」の主人公ジャスティン役で声の演技に初挑戦する。弁護士になってほしいという父の希望とは裏腹に、祖父の後を継いで騎士になることを夢見る人物だ。「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」の赤ちゃん兵士の姿に何となく合っている。tvN「花よりおじいさん」のイ・スンジェ、シン・グ、パク・グンヒョン、ペク・イルソプとの声の共演も期待される。ひとまず、様々な予告映像を通じて聞いたヒョンシクの声は合格だ。最近、最強アイドルとして君臨しているEXOのリーダースホが初めてアニメーションの吹き替えに挑戦した「Saving Santa」が韓国で19日から公開されている。次世代の発明家を夢見る妖精バーナードが、悪者に拉致されたサンタクロースと北極の村を救うため、時間の旅に出る物語を描いた3Dアニメーションである。サンタクロースを救うため、時間の旅に出る妖精バーナードの声をスホが担当する。普段からアニメが好きなだけに積極的に取り組んだというステージ上とは異なるスクリーンでのスホの声に耳を傾けなければならないようだ。Apinkのチョン・ウンジも「Saving Santa」の吹き替えに挑戦し、北極の村の安全を守る妖精シャイニー役を務める。二人は「Saving Santa」のOST(劇中歌)にも参加しており、一層期待が高まっている。EXOは12月の冬の雰囲気溢れる新曲5曲が収録されたアルバムを9日に発売した。ファンにとってはこの上ないクリスマスのプレゼントである。最近EXOのディオも映画「明日へ」にキャスティングされており、今後EXOはスクリーンでの活動を活発に繰り広げていく模様だ。アイドルの中で最も大胆な演技を見せたのは「俳優は俳優だ」の主演を務めたMBLAQのイ・ジュンだ。19禁の青少年観覧不可等級に判定された映画で、衝撃的なベッドシーンも見事に演じきった。本当にアイドルなのだろうかと思うほどだ。大胆な演技でひときわ目を引いたイ・ジュンは、演技への情熱が強いだけに演技活動を続けるものと見られる。BIGBANGのT.O.Pは「同窓生」で、少女時代のユリは「君に泳げ!」でそれぞれ活躍している。その他にも2014年1月に公開される映画「怪しい彼女」にはB1A4のジニョンが出演しており、また安定した演技力を培ってきたJYJ ユチョンも来年「海にかかる霧」を通じてスクリーンデビューする。アニメーションの吹き替えはもちろん、スクリーンにまでアイドルの活躍がさらに拡大する見通しだ。

    10Asia
  • 【PHOTO】イ・ヨニ、映画「結婚前夜」のインタビューで見せた“引き込まれそうな魅力”

    【PHOTO】イ・ヨニ、映画「結婚前夜」のインタビューで見せた“引き込まれそうな魅力”

    女優イ・ヨニがTVレポートとのインタビューでポーズをとった。イ・ヨニは最近、韓国で公開された映画「結婚前夜」でスターシェフのウォンチョル(2PM テギョン)と恋愛7年目を迎えたネイリストのソミ役を務め、熱演を披露した。

    TVレポート
  • 「結婚前夜」イ・ヨニ“突然恋に落ちるのは危険、たやすく恋に落ちることはない”

    「結婚前夜」イ・ヨニ“突然恋に落ちるのは危険、たやすく恋に落ちることはない”

    ※この記事には映画「結婚前夜」の結末に関する内容が含まれています。7年間恋愛をして、当たり前のように結婚を決めた。ところが、結婚まであと1週間という時、ある男性と出会った。そして心が揺れた。「この結婚、本当にするべきなのか?」映画「結婚前夜」でイ・ヨニが演じたソミの状況である。長く付き合った彼氏への感情と見知らぬ男性との運命的な感情の間で揺れるソミの心がスクリーンの中に溶け込んでいた。そしてその中でずば抜けた美貌はより輝いていた。5年ぶりにスクリーンに戻ってきたイ・ヨニ。彼女は明らかに成長していた。イ・ヨニは実際に7年間の恋愛経験もなく、見知らぬ男性との運命的な恋に落ちるタイプでもない。そして、結婚を考えるにはまだまだ若い。ソミの感情を表現するために様々な努力をした。これまでよりも余裕ができ、挑戦も恐れない。7年間付き合っている2人を演じるために、相手役を演じる2PMのテギョンに初めて会った時からタメ口で話した。テギョンもそのようなイ・ヨニの姿に驚いたほどだ。そして、多くの監督が今回の自分の演技を見て関心を持ってほしいと話すと共に、アクションやスリラージャンルを演じてみたいという意欲を示した。イ・ヨニに会って恋愛と結婚、そして今後の目標を聞いてみた。―劇中でソミは7年間恋愛をして、自然に結婚を決意する人物として登場するが、イ・ヨニはこれまでにどんな結婚(結婚生活)を思い描いてきたのか知りたい。イ・ヨニ:うーん、楽しい結婚生活かな(笑) ただそんな風に考えた。そして子供がいて、平和な家庭を夢見ていたようだ。現実的にやむを得ない部分もあるはずだけど、そのようなことを上手く切り抜けていかなければならない。私は諦められないと考えるより、相手の意見を聞いて一緒に悩み、妥協点を見つけていくんだと思う。―映画の中では結婚を間近に控えて仕事を辞めることになるが、もし実際に映画の中の状況に置かれたらどうすると思う?イ・ヨニ:もし結婚することになったら、家庭に集中したい。子供も欲しい。そして、ある程度安定して余裕ができたら、その時にまた演技がしたい。だけど、もし夫が仕事を辞めることを望んだら、悩むと思う。―子供が好きなようだ。子供の話をする時にひときわ表情が明るい。イ・ヨニ:子供が好きだ。夫婦2人も良いと思うけど、2人よりも子供がたくさんいた方が良いと思う(笑)―結婚を考えるにはまだ少し早いが、今回の映画で結婚に対する考え方や関心が変わったと思う。イ・ヨニ:将来についてもう少し真剣に考えるようになった。それにいつかは結婚するのだから。ある程度女優として目標地点に辿りついた後、真剣に結婚の計画を立てるのも悪くないと思う。とにかく悩み事が増えた。―結婚とは何だと思う?映画でも4人4色のカップルが登場してなんだかんだと喧嘩しながらもゴールインする。結婚とは男女が出会ってぶつかり合いながらお互いに近付いていくのではないかと思ったりする。イ・ヨニ:だから私の欠点をよく知っていて、そんな私の未熟なところを補ってくれる人が良いと思う。結婚とは相手が私の未熟な点やミスを理解してくれると言うより、それさえも受け入れてくれる人との出会いだと思う。もちろん責任感も必要だ。結婚とは相手と一緒にするものなので、相手を尊重できる人でなければならない。そういった理由で、自分に余裕がなければ結婚は難しいと思う。―映画にいろんなカップルが登場するが、その中で一番共感できた部分は?イ・ヨニ:台詞に共感した。特にデボク(イ・ヒジュン)とイラ(コ・ジュニ)のカップルの台詞で、「これから、お互いのことを知っていけば良いよ」というイ・ヒジュンの台詞がある。女性は不安で、これで良いのかと将来について真剣に考えるけれど、男性は目前に迫ると「知っていけば良い」と簡単に話す。男性と女性はすごく違うと思った。テギュ(キム・ガンウ)とジュヨン(キム・ヒョジン)カップルもとても可愛らしかった。―今回の映画は近い将来、似たような状況になっても賢く乗り越えられるヒントを教えてくれたと思う。イ・ヨニ:もしこの人と結婚したいと思ったら、どんな問題が起きても大きく膨らませたくない。いくらでもお互いに譲歩できると思う。―劇中で運命的な恋に落ちるが、そのような運命的な愛を信じる方なのか? もしかして今までにそのような恋愛を経験したことはあるのか?イ・ヨニ:ないとは言えない。初めて会ったのに一目惚れしたり、会えば会うほど夢中になるような魅力を持っている人がいる。だけど、急いで決めるよりは、お互いをゆっくり知っていく方が良い。突然恋に落ちるのは危ないと思っているので、たやすく恋に落ちることはないと思う。―イ・ヨニは実際に7年間の恋愛をしたこともないし、運命的な恋に落ちるタイプでもない。それではソミの感情を理解するのが難しかったと思うが。イ・ヨニ:シナリオを読んだ時に似ていると思った映画があった。「テイク・ディス・ワルツ」というカナダの映画だ。ヒロインの視線が面白かった。韓国でこのような映画が作れたらいいなと思った時にちょうどソミ役を渡された。だから、自分でもやれると思った。案の定、監督もこの映画を推薦して下さった。―ソミではなく、他の役で演じてみたいキャラクターはいなかったのか?イ・ヨニ:それはなかった。一般的な恋愛物語より、彼と私の間に運命的な人が割り込みながら、どっちを選ぶべきなのかと葛藤する、そのように感情を理解して上手く演じてみたかった。―テギョンは7年間付き合ってきた相手で、チュ・ジフンは運命的に出会った相手だ。映画でも2人に対するソミの態度が違う。実際はどうだったのか?イ・ヨニ:2人のキャラクターがはっきりと違うので、自然に接し方が変わった。ウォンチョル(テギョン)はソミと7年間恋人関係だが、無口で仕事だけに没頭する人物だ。だからソミは彼にもっと関心を持ってもらいたかったし、愛されたかったようだ。それに、何かを悩んだり、考えていると彼がすぐに分かってしまうので、かえってそのような部分を隠し、もっと愛らしい愛嬌を振舞った。その反面、キョンス(チュ・ジフン)は初対面なのに、まるで以前から知っているように接してくるのでソミはそれにあきれてしまう。その部分は感じるままに自然に演じることができた。―2人の俳優と初めて呼吸を合わせた。イ・ヨニ:テギョンは歌手なので、少し違った感じがする。先入観ではなく、どうしても俳優たちと一緒に仕事した時間がそれほど長くないから。それに映画の中での設定は、7年間付き合っている2人だから、それだけ親密な関係であることを表現しなければならなかった。初めての挨拶で「こんにちは」という挨拶を交わす関係ではないと思ったので、会ってすぐタメ口で挨拶した。負担になるかもしれないが、このようにしてでもお互いに距離を縮めていく必要があった。幸いにもテギョンは受け入れてくれたし、同年代だったので面白かった。実際に撮影に入るまでに会話だけでなく、メールのやりとりをたくさん交わした。チュ・ジフン兄さんは監督と一緒に仕事をしたことがあったので慣れていた。監督とのコミュニケーションもよく取れていて、監督が望むことを素早く掴んでいた。映画のエンドクレジットを見ると、「そしてチュ・ジフン」と書かれている。監督と仲が良いので出演することになったが、家族のようだった。そのようなところが羨ましかった。―テギョンは着実に演技を続けてきたが映画は今回が初めてだ。一緒に演じてみてどうだった?イ・ヨニ:長所が多かった。それに恐れることもなかった。計算をせずに前だけを向いて進んでいるように思えた。ありのままの姿を見せても良いという自信があったのかはよく分からないが、自信に溢れる姿がとても良かった。心配したのは、彼が忙しすぎるということだった。海外でも活動し、韓国に戻ったらすぐ撮影に臨んで、そうしながら、また違う仕事をしていた。なので、映画に集中できるのかなと心配したが、撮影現場に来ると、現場で感じた通りに演技をしていた。いつも「疲れてない?」「コンディションはどう?」と聞くけど、私よりエネルギーが溢れていた。監督もそのような部分をよく褒めていた。―ところで、個人的にはチュ・ジフンさんと運命的な恋に落ちたイ・ヨニさんのせいで、テギョンが可哀想だった(笑)イ・ヨニ:私たちのカップルだけ結末が違う。だから、観客が見た時にお決まりの結末ではないので、面白い要素になったと思う(笑)。―ホン・ジヨン監督がイ・ヨニさんに要求したことは何?イ・ヨニ:他のカップルたちはなんだかんだと喧嘩をしてパワフルだ。その反面、私たちは落ち着いた恋愛だ。別の言い方をすれば、一息抜いて見ることができるカップルだが、だからと言ってただテンポが遅くなってはダメだとアドバイスして下さった。そして、2人の男性の関係の中で感情的な部分を表現しようとしたが、監督は違うとおっしゃった。やはり監督の話が合っていた。あるシーンで俳優自身で考えて1カット、監督が考えて1カットを撮影したが、やはり良かったシーンは監督が考えた方だった(笑)―キャラクターを自分のものにするために監督とたくさん話し合ったと思う。イ・ヨニ:実は監督と話し合う時間がそれほど多くなかった。一人で悩むタイプでもある。「こう演じてみました」と話したら、その時になって話し合う程度だった。現場が忙しかったという部分もある。でも監督との話し合いで私はただただ未熟だった。監督は経験があって、見つめる視野も広くて、優しく私のことをサポートしてくださった。―未熟だったという意味は?イ・ヨニ:会話の仕方にあって、私が考えていることを上手くまとめて話さなければならないのに、ただ思ったことをそのまま口にしたからだ。それにもかかわらず、監督はそれをすべて理解して下さった。後になるにつれて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。それに女性のことは女性の方がよく知っていると言うではないか。男性監督と撮影する時とは全く違っていた。―多くの俳優たちが出演している。いわゆるマルチキャスティングだが、現場はさぞ凄かっただろう。イ・ヨニ:他のカップルたちも登場するので、気にならないわけにはいかない。気になるし。表には出さなかったが、微妙なライバル関係があった。監督が「昨日、撮影したカップルは息ぴったりの演技を披露したよ」と言って競争心に火をつけたこともあった。良い刺激を与えてくださった。―時には演技力に対する批判を受けたり、時にはそうでない時もあった。本人が考える理由は何だと思うのか。一応、個人的に「結婚前夜」では良い評価を得られる思っている。イ・ヨニ:演技において消極的に演じた時にそのように評価された。これで良いのかなと疑問を持って演じていると、集中して演技することができない。しきりに理性が演技の邪魔をする。自分で見ても、集中できていなかった。それに映画とドラマはシステムが違う。映画は自分が演じる役を準備することのできる時間的な余裕があり、人物に対して監督と話し合う時間もたくさんあるので、ドラマよりもリラックスした雰囲気で撮影することができる。―厳しく評価されると少し気後れして、自信を失うことにもなる。そのような時はなかったのか?イ・ヨニ:少しずつ余裕を持つことができた。それと同時に自信を持てるので、もっと何かを見せることもできるし、私の考えを盛り込んで演じることもできる。だからと言って、余裕を全部取り戻したわけではない。1年1年が経つにつれ、少しずつ余裕が生まれてくる。作品に出演するようになってからは悩みも考え事も多くなる。演技レッスンを受けて、練習もたくさんする。そして年齢を重ねるにつれて同年代の俳優が多くなるので、一緒に作業しているという感じが増してくる。そうするうちに徐々に余裕が出てくる。―今後どんな作品に挑戦してみたいのか?イ・ヨニ:体を動かすことが凄く好きである。アクションジャンルも好きだし、ノワールジャンルも好きだ。―意外だ。イ・ヨニがアクションやノワールとは。想像することができない。イ・ヨニ:本当にやってみたい。犯罪スリラーやスリラージャンルの映画は女優にほとんどチャンスが回ってこない。もっと年齢を重ねた方が上手く表現できるとも思うが。―今までそのようなジャンルのシナリオが渡されたと思うが、自分に渡されるシナリオを一つ一つ読んでチェックする方なのか。イ・ヨニ:(そのようなシナリオがあったのかは)覚えていない(笑) 以前とは違って今はオファーをされなくても、たくさんの作品を読んでみたい。どんな作品が渡されるのか気になる。―もしかして事務所側がシナリオを渡さないのでは?イ・ヨニ:(笑) 事務所の方々と私の考えは似ているので、よく判断して私に渡していると思う。―映画の方により意欲があるようだ。今回も5年ぶりに出演した映画である。イ・ヨニ:そうだ。映画は監督との親交が重要だと思う(笑) 親交があるからシナリオ読んで、「私のことも考えておいて下さい」と気楽に言える。あまり知らない俳優がそんなことを言うと変だから。今までたくさんの監督と親交を深める機会がそれほど多くなかった。性格自体もすぐ仲良くなるタイプでもないし。だから、たくさん関心を持ってもらえたら良いなと思った。―チャレンジ精神が芽生えたようだ。イ・ヨニ:上手くできる役だけを渡されるわけではない。それに、ある作品に夢中になったら、それは上手くできる役ではなく、挑戦したくなる役なのだ。そのような理由で挑戦したくなるようだ。―久しぶりに映画が公開されるが、どんな結果が待っているのだろう。これまで出演した映画は興行成績だけを見ると、それほど満足できる結果ではないようだ。イ・ヨニ:私の周りの人々を見ていると、映画を見る人があまりいない。友達も自分たちが見たい映画だけを見ているようだしだから早く寒くなってほしい。どうしても季節感がある映画だから。もちろん寒くなったらドラマ撮影の時に大変だけど(イ・ヨニは韓国で12月18日から放送されるMBC新水木ドラマ「ミス・コリア」に出演する)。そして、今は多くを期待しない。以前映画に出演した時は(興行成績に)自信があった。でも結果は(笑) 興行成績というものは誰も結果を知らない。いつ、どの部分に人々が夢中になるのか誰も分からない。

    10Asia
  • 映画「結婚前夜」100万人突破!…ロングヒットに“青信号”

    映画「結婚前夜」100万人突破!…ロングヒットに“青信号”

    映画「結婚前夜」が観客動員数100万人を突破し、ロングヒットへの展望を明るくした。8日、映画振興委員会映画館の入場券統合ネットワークによると「結婚前夜」は7日の1日間で5万1691人を動員した。累積観客動員数は105万902人となり、5位を記録した。公開3週目にもかかわらず、持続的な人気を集めてブームを巻き起こしている「結婚前夜」は、これで観客動員数100万人を突破した。この作品は幸せな結婚式を1週間後に控えた4人のカップルが、マリッジブルーに陥ったことから展開されるストーリーを描いた。俳優キム・ガンウ、キム・ヒョジン、2PM テギョン、イ・ヨニ、マ・ドンソク、クジャル、コ・ジュニ、イ・ヒジュン、チュ・ジフンなど、豪華なキャスティングでも話題になった。一方、「About Time」が7日だけで19万5435人を動員し、累積観客動員数38万2510人で1位となり、「インシディアス」が7日に9万2327人を動員し、累積観客動員数19万7688人で2位となった。

    OSEN
  • 「結婚前夜」キム・ガンウ、みっともない男に変身“実は僕と似ています”

    「結婚前夜」キム・ガンウ、みっともない男に変身“実は僕と似ています”

    俳優キム・ガンウがみっともない男に変身した。今までドラマや映画で見てきた小綺麗なスタイルのキム・ガンウではない。そして行動は外見よりもさらにみっともない。恋人の過去にどこまでも執着し、挙句の果てに恋人の職場にまで押しかけて騒動を起こす。しかし、不思議と愛らしいキャラクーに見える。映画「結婚前夜」でのキム・ガンウのみっともない姿が愛らしい理由は、そのみっともない姿にイメージチェンジというキーポイントが含まれているためだ。今までチャドナム(冷たい都会の男)サンナムジャ(男らしい男)のイメージが強かった彼が見せたみっともない姿は、観客に新鮮に映り、笑わせた。本人もまたイメージチェンジに対する意欲が強かったことを話した。自分が持つイメージと、実際の自分の性格との間に差があったため、徐々にイメージチェンジを試みてきたという。そして彼は驚くべき話を聞かせてくれた。綺麗でクールに見えるキム・ガンウだが、実は「結婚前夜」で演じたテギュと実際の性格が似ているという。「まさか」を連発する記者に「本当です」と答えるキム・ガンウは、いつの間にか「結婚前夜」のテギュになっていた。「固定化されたイメージを壊したいという欲求があったので、意図的にイメージチェンジをしたことがあります。僕が本来持っているイメージと僕の性格の差が激しく、意図的に昨年から少しずつ戦略的にアプローチをしてきました。昨年KBS 2TVのドラマ『海雲台の恋人たち』に出演しましたが、あのような役を楽しい、良いと評価してくださるのであればまたやりたいです。そして、今まで演じてきた中で僕と最も似ている役が『結婚前夜』のテギュです。僕の姿が投影されたキャラクターです。とんでもないって?本当のことです(笑)」映画でのラブコメディ作品は今回が初めてだ。キム・ガンウは何故今までラブコメディに出演しなかったのだろうか。彼はもっと歳を重ねてから深い感情をもってロマンス作品に参加したかったからだと明かした。見る人が共感できるロマンスを演じるためには、自分自身がより成熟する必要があると考えたからである。「これまで意図的にロマンス作品に出演しませんでした。もっと歳を重ねてから演じたかったからです。人々が映画を見る時、そこから感動を得ることもありますが人生とはそういうものだと感じてほしいと思っています。ですが、ロマンス作品は私たちの人生を描いているじゃないですか。私たちは人生の中でスリラー映画のような極限の状況には直面しなくても、ロマンスならそうなる可能性があります。だから僕が持っているような弱い感情では演じられない気がしました。また、ラブコメディに参加したくても悲しいことにシナリオがありません。キム・ガンウはロマンス作品には出ないんだと思われているからオファーがない気もするし、最近はロマンス物自体少ないせいもあります。『結婚前夜』を見てキム・ガンウはロマンスも大丈夫だなと思ったらオファーをください(笑) ラブコメディだけでなく、正統派のロマンス作品にも参加したいです」映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」に続き、キム・ガンウは再び女優キム・ヒョジンと共演した。前作では濃厚なカップルの演技が一級だったとすれば、今回は事あるごとに喧嘩をする可愛らしいカップルの演技が一級だ。キム・ヒョジンとの相性について触れると、彼は彼女を褒め称えた。それこそ「最高」と言って絶賛した。「僕が共演した男女含む役者の中で最も気さくな女優です。魅惑的でクールな面もありますが、気さくな主婦です(笑) 人を理解する心があり、キャラクターを演じる上で果敢な面もあり、挑戦する意欲もある最高の女優です」「結婚前夜」は、結婚を1週間後に控えた4組のカップルが経験するマリッジブルー(結婚を控えた人が経験する心理的不安およびストレス)を描いた作品だ。実際に結婚生活をしているキム・ガンウは結婚についてどう考えているのだろうか。彼は結婚を控えたカップルたちに必ず伝えたい言葉があると言い、「愛」という本質を忘れてはならないとアドバイスした。経験から出てきた真剣なアドバイスこそ、結婚を控えたカップルが肝に銘じるべき大切なアドバイスだ。「この映画を見る観客の皆さんに感じてほしくて僕なりに重点を置いたことは、結婚を控え喧嘩をし、いざこざが絶えなくても、その本質は愛ということです。愛さえあれば、周りからなんと言われようと構いません。ですが結婚の準備していると、そのことを忘れがちです。結婚と言う言葉に振り回されます、その必要はないのに。愛しているから結婚するのに、周りの状況に左右されてしまいます。そうならないでほしいと思います」

    OSEN
  • 「結婚前夜」根強い人気で、観客数100万人突破目前!

    「結婚前夜」根強い人気で、観客数100万人突破目前!

    映画「結婚前夜」が根強い踏ん張りで観客数100万人突破を目前にしている。映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークによると「結婚前夜」は4日の1日の間、全国405ヶ所のスクリーンで計3万5549人の観客を動員した。累積観客数は94万4991人だ。本格的な100万人突破を目前にしている様子だ。さらに視線を集めるのは興行成績でのランキングだ。韓国で先月21日に公開されたにも関わらず依然として2位にランクインし、競争力を見せている。同時期の競争作品だった「ハンガー・ゲーム2」が4位、「チング 永遠の絆」が5位にランクインしたことを考慮すれば、根強い踏ん張りと言えるだろう。これに先立ち、公開と同時に3位でスタートを切ったが、2週目に「チング 永遠の絆」を押さえ興行成績トップとなったこともある。この作品は幸せな結婚式を1週間後に控えた4人のカップルが、マリッジブルー(結婚を控えた人が経験する心理的不安およびストレス)を経験しながら展開されるストーリーを描いた。俳優キム・ガンウ、キム・ヒョジン、2PM テギョン、イ・ヨニ、マ・ドンソク、クジャル、コ・ジュニ、イ・ヒジュン、チュ・ジフンなど、豪華なマルチキャスティングが印象的だ。映画はキャラクターの魅力にかなり頼っており、俳優の役割が目立つ。映画の潤滑油の役割をする俳優マ・ドンソクが、退屈になりがちな映画に活力を与え、ここにキム・ガンウ、イ・ヒジュンなどの男性俳優のコミカルなイメージチェンジと、コ・ジュニ、イ・ヨニ、キム・ヒョジンなど韓国の女優の中でも最高のビジュアルを誇る女優が見所として観客にアピールしている。映画はまた、マリッジブルーを描いたとは言うものの、現実的というよりはファンシー(Fancy)な感性のため、「気軽に楽しめる映画」として観客から選ばれている。全体の規模があまり大きくない現在の映画界で善戦しているとの関係者たちの評価だ。実際の数値でも1位に負けない2位でもある。この日の興行成績1位となった「11時」は、全国489のスクリーンで4万8208人(累積59万2961人)を集めた。「結婚前夜」とは僅か1万人の差しかない。

    OSEN
  • Vol.2 ― 「結婚前夜」2PM テギョンからチュ・ジフンまで、ホン・ジヨン監督が明かす9人の俳優の素顔

    Vol.2 ― 「結婚前夜」2PM テギョンからチュ・ジフンまで、ホン・ジヨン監督が明かす9人の俳優の素顔

    映画「結婚前夜」(監督:ホン・ジヨン、制作:SOOFILM)を見ている間、ずっと一つの思いが頭の中に浮かんでいた。「この俳優たちはなぜ今頃になってこんなキャラクターに出会えたんだろう?!」「結婚前夜」は人々には知られていなかった9人の俳優の新しい顔が見れるというだけでも十分に価値がある。俳優の新しい顔を発見すると同時に、それぞれ異なる色の物語を118分という上映時間に盛り込み、割合の分配にまで気を遣ったはずのホン・ジヨン監督(42歳)の努力を考えてみてほしい。ホン・ジヨン監督は9人の魅力をスクリーンに美味しく盛りつけるためにシナリオの段階から徹底して計算をした。撮影、編集、仕上げ作業で小細工をしようとは最初から思っていなかった。一本の映画の中でそれぞれのキャラクターをどうやって有機的に配置し、リズミカルな化学反応を起こすか悩み抜いた。ホン・ジヨン監督本人は「運が良かった」と話すが、深く配慮に富んだ観察力でなければ不可能なことだ。「結婚前夜」はオムニバスというジャンルの中で俳優たちのアンサンブルをほぼ完璧に導いた良い例である。 「誰も引き出さなかったものを、私が引き出しました。その俳優が本来持っているものですが、誰も発見しようとしなかった顔を。なので運が良かったと言っているんです。幸運の主人公が私になったとも言えましょうか。私一人だったらきっとできなかった作業です。俳優とお互いに心を開き、信頼を築いたので可能だった映画です」ホン・ジヨン監督は9人の俳優からどのような顔を引き出したかったのか、落ち着いた口調で話を聞かせてくれた。形式的な褒め言葉ではなく、心から俳優を大事に思う監督の愛情がインタビュー中ずっと溢れて出ていた。ホン・ジヨン監督と撮影することのできた「結婚前夜」の9人の俳優たちが羨ましくなるほどだった。飛べるほど軽いキム・ガンウ&台詞の暗記クイーンキム・ヒョジン12年前に別れてから再会し、結婚を控えているカップルのテギュ(キム・ガンウ)とジュヨン(キム・ヒョジン)。結婚を約束し、ときめく毎日を過ごしているが、テギュが浮かれた気持ちで訪れた区役所でジュヨンの隠されていた過去を知り、二人の前には悪夢のような現実が展開される。「僕の過去は大丈夫だけど、君の過去はダメだ!」と納得できない台詞を図々しく発するキム・ガンウは、これまで見せてこなかった隙だらけの一面で演技を見る楽しさを倍増させる。なぜもっと早くこのようなキャラクターに出会えなかったのかと思うほど、スクリーンの中のキム・ガンウは自然体そのものだった。「これまでキム・ガンウを見ながら、『なぜあの俳優に何度もああゆう演技をさせるんだろう?』と思っていました。これまでは真剣な役が多かったですね。今回は限りなく軽いキャラクターを任せてみたいと思いました。本人も変身を求めていましたし。キム・ガンウは鼻のせいで実物と比べると画面で損をする方です。そこで、眼鏡をかけました。『さあ、飛べるほど軽い演技をやってみましょう』という心構えでした」 ホン・ジヨン監督はキム・ヒョジンについて台詞の暗記クイーンと絶賛した。実際「結婚前夜」でキム・ヒョジンは台詞を自由自在に操り、驚くほどの演技力を披露した。常にゴージャスでセクシーな役だけを演じてきたキム・ヒョジンが、今回は泌尿器科の医師ジュヨン役を務め、ヒステリックな姿で早口の台詞を完璧に演じきって抜群の演技力を誇った。「キム・ヒョジンもなぜこんな風に作品の中で消費されるんだろうと思う、残念な瞬間がありました。『終わりと始まり』で一緒だったミン・ギュドン監督(ミン・ギュドン監督とホン・ジヨン監督は夫婦である)がキム・ヒョジンをたくさん褒めていました。キム・ヒョジンは台詞の暗記クイーンです。劇中でキム・ガンウとレストランで早口なのにあれだけの量の台詞を発しながら口喧嘩をするシーンは、本当に容易い演技ではありません。台詞が口にすでに馴染んでいるからこそ可能な演技ですが、キム・ヒョジンとキム・ガンウはそれを一発で決めました」大人の女性イ・ヨニ&スポンジ2PMのテギョン、そしてチュ・ジフン「結婚前夜」の最年少カップルソミ(イ・ヨニ)とウォンチョル(テギョン)、そして二人の仲を揺るがす男ギョンス(チュ・ジフン)。交際7年目のカップルであるソミとウォンチョルは結婚を控え、ときめきと安定感の間で悩むことになる。「私たち、結婚したら何を頼りに生きるの?」というソミの質問に「仲間意識で生きるよ」と答えるウォンチョルの乾いた言葉は、長い恋愛による倦怠感に悩む観客なら膝を打ち、共感するだろう。特にイ・ヨニは今回の作品を通じて女優として一段と成長したと言っても過言ではない。愛の前で動揺し、崩れ、一瞬にして他の男に惹かれる女性の複雑な心理を丸ごと表現し、ただ綺麗なだけのイ・ヨニではなく、愛の浮き沈みを表現するイ・ヨニとして観客と対面する。「イ・ヨニからは少女ではなく、大人の女性の姿を引き出したいと思いました。テギョンとのラブシーンの撮影の前に、イ・ヨニがとても心配していました。とてもたくさんのことを話し合い、説得した結果、結局心を開いて撮影することになりました。二人の男性の間で迷う複雑な気持ちが、ラブシーンでも繊細に表現されるように望みました。私は露出の多いラブシーンは嫌なんです。イ・ヨニが私のことを信じ、私もイ・ヨニを信じたのでシーンも思い通りにとても愛らしく出来上がりました」テギョンはスクリーンデビュー作とは信じがたいほど安定した演技でソミとギョンスの間で揺れることなく中心を保ってくれた。若くして出世したスターシェフのウォンチョルは、アイドルから韓流スターへ、また俳優へと成長した彼の姿と似ていた。ウォンチョルは7年間愛した女性の心が揺れる姿を見守るしかないウォンチョルの繊細な感情の変化も逃すことなく表現してくれた。「テギョンはとても前向きで礼儀正しい子です。今後が楽しみですね。アイドルのスケジュールというのは私たちが思う以上にハードなんですね。私はテギョンのスケジュール表を見て本当に驚きました。そこまで忙しい中で、初めての映画でこれほどの演技をしたというのはすごいと思います。テギョンは私が何かを説明すると、その意図を正確に把握してスポンジのように吸収します。理解の早さが人並外れた子です。本人の足りない部分もクールに認め、努力をするところも偉いですね」そんな中、ホン・ジヨン監監督の前作「Kitchen キッチン ~3人のレシピ~」同様、男女主人公の仲に無理やり入ってきて、魔性(?)の魅力を誇るチュ・ジフンの自然な演技もこの映画を見る醍醐味の一つだ。「チュ・ジフンの普段の姿をスクリーンにそのまま盛り込んでみたいと思いました。わざわざ飾らなくても、そのままでカッコいいでしょう?空港でソミを見送るシーンがありますが、『Kitchen キッチン ~3人のレシピ~』ではチュ・ジフンの涙が流れるまでずっと待っていたんですが今回はすぐに流れました(笑) チュ・ジフンとは『Kitchen キッチン ~3人のレシピ~』を一緒に撮ったからか、より気楽に気が合うところがありました」スマートな俳優マ・ドンソク&クジャルのアンサンブル正直、マ・ドンソクがラブコメディまでできるとは夢にも思っていなかった。筋肉質のボディラインに華やかな花柄のシャツを着てウズベキスタン出身の美人新婦ビカ(クジャル)の名前を叫ぶ彼の姿は愛らしさを超えて、キュートにまで思えてくる。今回の作品で結婚の時期を逃した純粋な花屋の青年ゴノに扮したマ・ドンソクは、デビュー以来初めて本格的なラブコメディに挑戦し、また新たな素晴らしい代表作を完成させた。結婚を一週間後に控え、男としては致命的な異常兆候に気付いて悩む彼の姿は、観客が切実(?)にゴノ&ビカカップルを応援するようにする。「マ・ドンソクは頭が本当に良い人です。私たちは彼から少し間抜けなヤクザなどを想像しますが、私はキュートなところを引き出したかったです。マ・ドンソクは私と同い年ですが、私は彼のことを可愛く思います(笑) なので、衣装も華やかなパターンのシャツやサスペンダーを使いました。クジャルも本当にスマートな女優です。実は彼女は映画とは違って韓国語がとても上手です。上手なのに、下手なふりをする演技ってもっと難しいんですよ。情熱に溢れていて、習得力も驚くほど早かったです」魅力的なコ・ジュニ&才能の多いイ・ヒジュンもしかしたらデボク(イ・ヒジュン)とイラ(コ・ジュニ)カップルの物語は、「結婚前夜」で最も現実的なエピソードかもしれない。クラブで出会って過ごした一夜で子供ができて、結婚に至った二人。新婚旅行、嫁入り支度、司式、宗教など何一つ合うところはない。デボク&イラカップルは愛する時の溢れる活力と結婚に直面した時に経験する対立の落差がどのカップルよりも大きい。なのでさらに苦く、残像も長く残る。イ・ヒジュンとコ・ジュニはコミカルなシーンでも、ロマンスや対立でもその中の愛の浮き沈みを余裕のある演技で表現している。「コ・ジュニは普段から自分が持つキャラクターをたくさん持ってきました。ウェディングプランナーなので、都会的でありながらも堅実な女の子、それでいて心は弱いキャラクターですね。コ・ジュニが魅力的によく演じてくれました。イ・ヒジュンは本当に熱心な俳優です。イ・ヒジュンと一緒に話し合ったのは、ヘアスタイルでした。パーマをかけたら、イ・ヒジュンの頭がもっと大きく見えるんですよ。イ・ヒジュンとコ・ジュニをワンショットで捉えられる場面がありましたが、遠くにいるイ・ヒジュンの頭がさらに大きくて(笑) 『これはないだろう』と驚いた記憶があります(笑) アドリブが嫌いな監督もいますが、私は今回イ・ヒジュンにアドリブにおいて多くの部分を許容しました。俳優としての才能とエネルギーがとても多い人です」

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  • Vol.1 ― 「結婚前夜」ホン・ジヨン監督“結婚は奇跡のようなこと”

    Vol.1 ― 「結婚前夜」ホン・ジヨン監督“結婚は奇跡のようなこと”

    恋愛は大人の将来の希望であるのか。恋愛がバラ色の希望であれば、結婚は灰色の現実である。ロマンチックだった恋愛の時期は過ぎ去り、結婚式の一週間前に人生最大の危機が訪れる。突然過去の話を持ち出して婚約破棄を求めたり、第3者が登場し心を揺るがされたり、さらには未来の姑の好みさえも2人の中をひっくり返す。「結婚って本当に難しい」という愚痴にホン・ジヨン(42歳)監督は「元々そんなものです」と観客の肩を叩いてくれる。デビュー作「キッチン ~3人のレシピ~」(2009)で繊細な演出力を見せてくれたホン監督が自身の得意とするラブストーリーで戻ってきた。韓国で21日に公開された映画「結婚前夜」(制作:SOOFILM)は結婚式を一週間後に控え、マリッジブルー(結婚を控えた人が経験する心理的不安およびストレス)にかかった4組のカップルと1人の男性の物語をホン監督特有の温かい視線と細やかな空間演出で描いた作品だ。「結婚」という現実に愉快な笑いと愛に対する繊細な観察で手がけた細かい心理描写を適度に組み合わせ、綺麗な器に盛り付けられた。「結婚は奇跡のようなことです。無事に結婚したならば、自らを誇らしく思わないとですね。『なぜ私だけ大変なんだろう』『なぜ私の恋人だけああなんだろう』という考えから抜け出してほしいです。結婚式を控え、大変で神経が敏感になるのは当然だと言いたかったのです。人生で最も重要な二つの選択がありますね。仕事と結婚です。仕事は自分の努力で変えられるものですが、結婚はそうではありません。本当に大事なことです。ほとんどの人が結婚したからといって、みんな簡単に結婚していると思ったらダメですね。結婚を控えている観客の方がいるなら、『あなたの話を思う存分聞いてあげます』『あなただけ大変なのではありません』というメッセージを伝えたいと思いました」「キッチン ~3人のレシピ~」で印象深いデビューを果たしたホン監督はその後、オムニバス映画「家族シネマ」「怖い話」や短編映画「星型の汚れ」で作品活動を続けてきた。4年ぶりの長編映画復帰をオムニバス映画に決めた彼女は「運命」と話し、特有のさっばりとした笑顔を見せた。「結婚前夜」は制作会社SOOFILMのミン・ジンス代表が「結婚に関する話をする」という悲壮な覚悟で原案を手がけた。(ちなみに、ミン代表は未婚だ)結婚を一週間後に控えている複雑な気持ちを描こうとしたら、1組のカップルでは足りなかった。そこで、5組のカップルを登場させた。原案の愉快な魅力にハマったホン監督は「結婚前夜」の演出を引き受けることになり、5組のカップルから4組に減らし、さらにキョンス(チュ・ジフン)という人物を加えて現在のシナリオを完成させた。「一時期、忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)ではスタッフが大変だと思う映画として『バトル・オーシャン/海上決戦』と『結婚前夜』が挙げられていました。(一同爆笑) 『バトル・オーシャン/海上決戦』は時代劇だから頷けるとして、ラブコメディの『結婚前夜』が挙げられるとは、どれほど大変だったのか予想できますか?ハハハ。各カップルのシーンが4分の1ずつだからといって、準備過程も4分の1で済むとは言えませんよね。この映画は2ヶ月半で完成させました。事前作業の段階でもう負担がかかりすぎてしまいまして。幸い、結果が良くて誇りに思っています」「結婚前夜」は結婚式を一週間後に控え、それぞれ悩みに苦しみ挫折し、それを克服していく4組のカップルの物語を描いた作品だ。過去のことで悩むテギュ(キム・ガンウ)&ジュヨン(キム・ヒョジン)、7年も付き合ったカップルの通過儀礼とも言える倦怠期を迎えたウォンチョル(2PM テギョン)&ソミ(イ・ヨニ)とその仲を揺るがすキョンス(チュ・ジフン)、国際結婚カップルのゴンホ(マ・ドンソク)&ビカ(クジャル)、宗教から家柄の問題まで何一つも合わないデボク(イ・ヒジュン)&イラ(コ・ジュニ)まで。目を丸くするような新しいストーリーも、涙や鼻水がすべて溢れ出るような悲しいラブストーリーでもないが、「結婚前夜」は誰でも一度は経験しそうな物語を通し観客の心や頭に深く響かせる。結婚という現実を前にした4組のカップルが葛藤に耐え、あるいは意外な選択でお互いの愛を確認する過程を通じて、結婚とは、愛とは、人生とは何なのかを考えさせる。「衣食住と同じくらい重要なのが愛だと思います。私がラブストーリーを好きな理由もそうだからです。人なら誰でも愛するような状況に置かれたいという気持ちがありますよね。夢のような恋愛がしたいという希望も増えています。結婚は思ったよりはるかに多くの努力が必要なことです。4組のカップルに、私の姿が少しずつ入っていますが、特にソミのエピソードがそうなんです(笑) 私が初恋の相手と別れた理由も、映画の監督を続けて行きたかったからです。その時の年齢ではその選択が当たり前のことでしたね」デビュー作「キッチン ~3人のレシピ~」に続き「家族シネマ」、短編映画「星型の汚れ」、そして「結婚前夜」に至るまで。ホン監督の視線は常に家族と愛、そのどこかにあった。では、実際のホン監督の結婚生活はどのようなものだろうか。「僕の妻のすべて」「世界で一番美しい別れ」のミン・ギュドン監督と夫婦であるホン監督は人生の価値観が似ているからこそ可能な幸せに恵まれているという。「夫婦で監督なので大変ではないかと質問されることが多いですが、全くそんなことはないですね。逆に可能なことが多いです。私が子供を2人も産んでもまた監督として活動できるのは、ミン監督が夫であるから可能な部分もあります。私たち夫婦にとって人生最大の価値はお金ではありません。ヒットも、『ヒットすれば嬉しいけど、それは運命だ』とお互いに励まします。監督という職業は意志だけでできるものではありません。先読みすることができない職業が監督なのですが、このような不安感をミン監督と一緒に分かち合っています」

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  • 「結婚前夜」2PM テギョン“イ・ヨニとのラブシーン、大変ではなかった”

    「結婚前夜」2PM テギョン“イ・ヨニとのラブシーン、大変ではなかった”

    熱いエネルギーでステージを盛り上げていた2PMのテギョン(24)がスクリーンデビューを果たした。結婚式の一週間前に人生最悪の瞬間を迎えた4組のカップルのマリッジブルーを描いた映画「結婚前夜」(監督:ホン・ジヨン、制作:スフィルム)で天才シェフのウォンチョルを演じた彼は、アイドルとしての燃えるエネルギーを押さえ、結婚は生活と信じるウォンチョルになりきり、観客の心を動かす。「結婚前夜」は「キッチン~3人のレシピ~」を演出したホン・ジヨン監督と「僕の妻のすべて」「あなたの初恋探します」を制作したラブコメディーの名家スフィルムの出会いで制作段階から関心を集めていた。キム・ガンウ、キム・ヒョジン、チュ・ジフン、イ・ヨニ、マ・ドンソク、クジャル、イ・ヒジュン、コ・ジュニなど、韓国の映画界を代表する俳優たちが総出動したラブコメディー版アベンジャーズといえるキャスティングで映画ファンの期待を高めた。そんな中、初めて映画に挑戦したテギョンは、名だたる先輩俳優たちの間でも自分だけのオーラを放ち、存在感を発揮した。彼は間抜けな野球コーチのテギュ(キム・ガンウ)、純粋な花屋のゴノ(マ・ドンソク)、マザコン泌尿器科院務課長デボク(イ・ヒジュン)、済州島(チェジュド)旅行ガイドのキョンス(チュ・ジフン)など、リアルで比較的はじけた他の男性キャラクターに比べて多少落ち着いている人物であるにもかかわらず、些細な感情の変化まで逃さない繊細な演技でウォンチョルに命を吹き込んだ。「2PMのメンバーやパク・ジニョンプロデューサーが面白かったと言ってくれました。最初にシナリオをもらったとき、ウォンチョルの姿は映画での姿とはかなり違いました。ソミ(イ・ヨニ)に今よりさらに無関心なキャラクターで、恋よりも仕事が大事な男でした。ホン・ジヨン監督と話し合いながら整えていきました。理解できない部分があると、そのたびに監督にメールを送りました。すると監督は長文の返信で説明してくださったんです(笑)」これに先立ち、ホン監督はTVレポートとのインタビューでテギョンを絶賛した。ホン監督は「これからが期待できる俳優だ。自分の足りない部分を堂々と認めながらも努力を怠らない。何よりもアイドルらしくなく、サバサバしている。現場でもスタッフの名前をすべて覚え、気を配っていた」と絶賛した。ホン監督が褒めていたことを伝えると、テギョンは特有の謙遜すぎる(?)笑顔をした後、「当然のことです」と答えた。「スタッフと仲良くなり、慣れると緊張しないでさらにいい結果が残せると思います。特に映画は一緒に作っていくものですし、次の作品でまた出会えるじゃないですか。仲良くなってこそ僕の演技に何が足りなかったのかを率直に聞くこともできますし。これは映画だけでなく、ステージの上でも同じです」交際7年目のカップルであるウォンチョルとソミは、結婚式を一週間後に控え、人生の一大事件を経験する。ウォンチョルにときめかなくなり、混乱するソミが、ネイル大会に参加するために向かった済州島で自身の心を揺さぶる男キョンスに出会ったのだ。ソミを中心にソウルのウォンチョルから済州島のキョンスにつながる三角関係が繰り広げられる。美しい済州島を舞台にするソミとキョンスより、比較的自身の魅力を発散するのが多少不利な(?)位置に置かれたウォンチョル。そのためホン監督はウォンチョルに料理と流暢なロシア語という魅力を加え、結果は成功だった。「ウォンチョルが観客に見せられる魅力が何か悩みました。その魅力はつまり安定感でした。面白くない男かも知れませんが、ウォンチョルはもう少し見慣れた感じで見せたいと思いました。ロシア語の演技も本当に大変でした。クジャルお姉さんに個人レッスンを受けましたね。撮影の3日前から緊張してました。ロシア語を録音したテープを繰り返して聞きました」ホン監督は「結婚前夜」を通じて男女間の微妙な空気をそっと盛り込んだ。監督の説明を借りれば露出がなくても濃密な、二人の間のドキドキを表現したラブシーンは、観客を自然に映画に引き込む。特にウォンチョルとソミのラブシーンは、ソミが済州島でキョンスに心が揺れた後、初めてウォンチョルに会うシーンで、感情的にも緊張感が最高潮に達したシーンだ。「そのシーンは2時間ほど撮影しましたが、大変なことはありませんでした。俳優だからと言って女優をリードしなければならないとは思いませんでした。撮影前に監督と(イ)ヨニと3人で色々なことを話しました。台詞もありませんでしたが、撮影しながら作っていきました。そうして少しずつ作っていきながら、合計3回撮影しましたが、綺麗なシーンにできあがって良かったですね(笑)」彼は自分自身について自然なオク・テギョンとアイドルのテギョンに区別を付けない人と説明した。一人でバチカンのパッケージ旅行に行き、車の必要性を感じないため、自転車と公共交通機関を利用し、両親からお小遣いをもらって使い、忙しいスケジュールの中でもキム・ジンミョンの小説「高句麗」を手放さない。大衆が良く考えるアイドルの姿とはかなり違うのではないだろうか。「自然なオク・テギョンとアイドルのテギョンをあえて分けたりはしません。変わったと言われたくないんです。もちろん、高校時代の友人からは昔より服を着るセンスが良くなったねとは言われます。ウハハ。もちろん事務所(JYPエンターテインメント)から僕に期待するアイドルとしての価値があるため、おかしな姿がカメラにキャッチされ、インターネット上に出回ると心配になるときもあります」今年の頭、高麗(コリョ)大学国際大学院に進学した彼に「なぜそんなに忙しく生きるのか」と聞いた。「一度は仕事に狂ってみたいです。今は仕事が優先です。だから大学院にも進学して忙しく暮らしています。今、人生設計をどうするかによって、残りの人生が変わるじゃないですか。まだ人生の岐路に立ったことはありませんが、何でも楽しくやりたいと思います。合コンや国土大長征(韓国中を歩きまわること)のように僕たち世代の人が楽しめることができないのは残念ですけどね」

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