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「トップスター」キム・ミンジュン“地位が重要なのではなく、努力して得た場所が大事だと思う”
俳優キム・ミンジュンが、映画「トップスター」で戻ってきた。俳優パク・チュンフンが監督に変身してメガホンを取った「トップスター」は成功と裏切り、夢と欲望が入り混じった芸能界を背景に、トップを夢見る男性、トップを作る女性、すでにトップである男性、3人の秘められたストーリーを描いた作品だ。「トップスター」でキム・ミンジュンは、すでにトップである男性チャン・ウォンジュン役を引き受けた。余裕のある身振りと話し方、行動にいたるまで、キム・ミンジュンはすでにチャン・ウォンジュンと一つになっていた。ここにキム・ミンジュンの重みのある声は、チャン・ウォンジュンのキャラクターをいっそう高等なものにしている。映画でキム・ミンジュンは釜山(プサン)の方言を話す。公式的な場所では完璧な標準語を駆使するが、知人と一緒にいるときには必ず方言を使う。ゆっくりしながらも響く中低音の声は、チャン・ウォンジュンの温かいながらもカリスマ性のあるキャラクターを一度で説明してくれる。それだけでなく、すでにトップの男であるので、俳優を夢見ていた時代、またあらゆる悲しみを経験しなければならなかった新人時代が描かれていないチャン・ウォンジュンについても、一度で説明してくれる。釜山から何も持たずに上京し、韓国のトップ俳優になったチャン・ウォンジュンの過去を抱えている役割が、まさに釜山の方言だ。しかしキム・ミンジュンは、「最初は方言を使用するかどうかを巡って、パク・チュンフン監督と多くの話を交わした」と語った。まさにスマートなトップスターのイメージがあるが、ここに味わい深い釜山なまりが出ると、観客が混乱しかねないという考えがあった。パク・チュンフン監督の考えは少し違った。キム・ミンジュンは、「パク・チュンフン監督は、方言を通じてチャン・ウォンジュンの過去を説明したがっていた。撮影前日までも方言を巡って話し合いをし、結局方言を使用することになった。公式的な場所では完璧な標準語を使うが、プライベートな空間では方言を使うスターがチャン・ウォンジュンだ」と述べた。紆余曲折があった方言だったが、結果的にはチャン・ウォンジュンの過去を説明してくれる役割をしっかりと果たし、スマートなトップスターのイメージに混乱を与えるよりは、チャン・ウォンジュンという人物をいっそう魅力的なものにすることに成功した。実は、キム・ミンジュンは「トップスター」の撮影に入る前に活動休止を宣言していた。「トップスター」への出演を決定した当時は、活動休止を宣言する前だったが、撮影が延期になり、その時期が微妙に重なった。パク・チュンフン監督とは面識もない間柄だったが、シナリオを見て20分で出演を決めたという。「トップスターである俳優パク・チュンフンが語るトップスターの物語。面白いだろうと思った。20分で出演を決めたと思う。もし時代劇やスリラー、SFものをするとしたらもう少し考えていただろうし、たくさんのことを検討しただろう。しかしトップスターの話ではないか。パク・チュンフン監督ならうまくできるという信頼があった」シナリオの作業などを理由に「トップスター」の撮影が遅れ、結局最初の撮影はキム・ミンジュンの活動休止宣言以降になった。このために、パク・チュンフン監督は深い悩みに陥ることになった。キム・ミンジュンは、「一日だけもうちょっと考えてみると言った。しかし、実は心の中ではしなければならないと考えていた。その時、監督が苦しんで寝込んだそうだ。ハハ。僕はしないと言ったわけでもなかったのに」紆余曲折の末に撮影に入り、キム・ミンジュンはチャン・ウォンジュンに変身した。オーダーメイドの服を着たようにぴったりだった。これといった説明もなしに、パク・チュンフン監督がキム・ミンジュンに初めてシナリオを渡した理由が分かるようだ。キム・ミンジュンとチャン・ウォンジュンは似ている部分があった。「チャン・ウォンジュンと似ている点は、年下の連中たちが好きで、周りの人たちとの関係を大切に考えるところだ。結果より過程が重要だと思う。正当に努力して得た結果が大切だ。トップスターという地位が重要なのではなく、努力して得た場所が大事だと思う。そんな点が、僕の好きなチャン・ウォンジュンの一つの部分だ」「トップスター」の中で、チャン・ウォンジュンは概ねよい人物として描写されている。もちろん最高の座にいながら自分のマネージャーであるテシク(オム・テウン)を踏みにじる姿も描かれるが、見事にトップスターをうまく表現した。最後に気になったことは、そんな見事な部分で、一番気に入っているシーンはどこだということだ。「10本の指を噛んで、痛くない指はない。すべてのシーンを気に入っているが、一番気に入っているシーンは男たちの後ろ姿である。テシクとウォンジュンが一緒にレッドカーペットを歩いて、向き合って笑うシーンが気に入った。また、テシクが漢江(ハンガン)を眺めているシーン。鍛えられた肩のラインが好きだ」
「トップスター」ソ・イヒョン“ミナの度胸があるところが実際の私と似ています”
プレッシャーを感じ、不安を通り越して恐怖だった。しかしそう思う一方で学べばいいのではとも思った。映画「トップスター」のシナリオを受け取った女優ソ・イヒョンは、パク・チュンフン監督の演出作だと聞いて「本当にあの方ですか?」と繰り返し質問した。常にトップスターだと思ってきた先輩俳優であったため、プレッシャーが更にに大きくなった。しかし、これまでパク・チュンフンが映画界で築いてきた28年のキャリアが彼女を安心させた。ソ・イヒョンは24日に公開された映画「トップスター」でドラマと映画を制作する女性ミナ役を演じた。ウォンジュン(キム・ミンジュン)とテシク(オム・テウン)の愛を独り占めする紅一点だ。22日、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のカフェでOhmyStarの取材に応じたソ・イヒョンは「ミナという人物が魅力的な女性で本当に良かったです」と初めてシナリオを見た時のことを語った。7年ぶりの映画出演「私はミナのようなファム・ファタール(魔性の女)ではありません」ドラマ「宝石ビビンバ」「グロリア」「清潭洞アリス」「君を守る恋~Who Are You~」などに出演し地位を確立したものの、映画は「レストレス~中天~」(2006年)以来7年ぶりの出演だ。ソ・イヒョンは「ドラマを甘く見ている訳ではありませんが、映画は時間を割き、お金を使って見に来て頂くので少し責任を感じます。少なくとも時間とお金が勿体なかったなと思わせるようなことがあってはならないと思いました」と、長い間迷った理由を遠回しに語った。「トップスター」を見た人々は、ソ・イヒョンに「ミナのような制作者は本当にいるのですか?」と聞く。劇中でミナは仕事だけは真っ直ぐなしっかりした人物だ。テシクの可能性を見て「私と一緒に働かない? 私の作品に私の俳優を使うことは当たり前でしょう」と堂々と言う姿が印象的である。ミナに関して「エネルギーがすごいキャラクターです。表面上はマナーと笑顔、内面には人を動かすカリスマ性と決断力があります」と説明した。「ミナはリアルなキャラクターだと思います。仕事をする時はカリスマ性と決断力を発揮しますが、愛する人の前では崩壊したりするので仕事と愛を区別出来なくなる状況に陥る時もあります。私はミナと同様に度胸がある方であまり緊張しませんが、ミナのようにファム・ファタールではありません(笑) 周りの方々からも『分別のない男の子みたい』と言われました。私は抜けているところも多いですし、よくミスをするタイプです」 「出番が少ない?私には丁度良かったです」パク・チュンフン先輩とご一緒すれば何か得るものがあるはずというソ・イヒョンの考えは間違っていなかった。「トップスター」の撮影期間中、パク・チュンフン監督のノウハウや演技、心構えなどを沢山学んだ。パク・チュンフンと今回初めて一緒に仕事をしたソ・イヒョンは「監督はスクリーン用の演技を誰よりもよく知っています、私は久しぶりの映画でぎこちなかったのですが、監督は大画面にも負けないように集中させる眼つきや動きをよく御存じです」と親指を立てた。撮影現場では笑いが絶えなかった。パク・チュンフンは、ソ・イヒョンが風の便りに聞いた怖い先輩ではなく、一度も大声を出さない監督だった。パク・チュンフンを「怒らず、気持ちよく働く方法を御存じの方です」と言ったソ・イヒョンは「ミナの出番は多くはなく撮影も短かったですが、パク・チュンフン監督ともっと一緒に仕事をしてみたいです。次回も呼んでくだされば絶対に出演します」と語った。「映画に28年間関わってこられたので、新人監督とお呼びするには違和感があります。誰よりも映画をよくご存知ですから。どんな新人監督があのような映画を撮ることができるのでしょうか。監督が拘った『トップスター』の物語が込められていて素晴らしいと思いました。私の出番は多くありませんが、丁度私が希望していた程の量でした。久しぶりの映画出演ですので少しずつこなしたいと思っていました。ミナは出番が少なくても存在感がある役なので、小さい役ではなく良い役だったと思います」ソ・イヒョンは休日には何をするのか?「掃除をしたり、お酒を飲んだりします」彼女の外見だけを見て人々は、ソ・イヒョンはクールですました人物だと考える。それが悔しい時もあったが、今は「私が甘く見られていないということなので大丈夫です」と語るソ・イヒョンは「私の抜けたところがイメージで埋められるようです」と言って笑った。撮影が無い日には、一日中掃除をして家を飾ったり、お酒も飲むなど、家にばかりいると言う。ソ・イヒョンは「外出する時は服を見るためです。服が好きなのでどんな服があるのか見に行きます」と付け加えた。10年以上演技を続けて来たが、ソ・イヒョンは女優になって失った物より得た物の方がより多いと言う。「もし別の機会があったとしても女優をしていると思います。好きな仕事を一生懸命にすることができ、やりがいを感じる仕事に感謝しています」と言った。顔が知られているので時には不便なこともあるだろうが、その不便さを差し引いても演技が好きだという。彼女は「今後はサイコパスやバカみたいな役にも挑戦してみたいです」と付け加えた。「演技だけではなく、MBC『セクションTV芸能通信』のMCもしていますが、司会者の仕事も本当に魅力的です。色々な話ができて本当に楽しいです、視聴者と共感することができますから。もっと年を重ねてキャリアを積んだらプロのMCにもなりたいです。生放送での緊張ですか? 幸いにも私は今より若い頃、KBS 2TV『ミュージックバンク』のMCを1年ほど経験しています。その時に慣れましたのでもう緊張はしません」
「トップスター」パク・チュンフン“監督として『俳優』のタイトルは諸刃の剣”
俳優パク・チュンフンが監督に変身した。20年を超える歳月の間、俳優として生きてきたパク・チュンフンは、「まだまだ話すことがある」と、直接書いたシナリオで映画を作った。映画のタイトルを聞いてみるとうなずける。トップスターパク・チュンフンがトップスターに関する映画を作るとしたら、ある程度信憑性があると感じた。パク・チュンフン監督の監督デビュー作である映画「トップスター」は、成功と裏切り、夢と欲望が入り混じった華やかでありながらも非情な芸能界を背景に、トップを夢見る男とトップを作る女性、すでにトップスターである3人の男女の秘められた話を描いた作品だ。長年映画界に携わったパク・チュンフン監督の自伝的な話かも知れないし、周りで見聞きした、またありそうな話かも知れない。パク・チュンフン監督は、「実際にあった話に誇張と縮小の過程を通じて作った作品」と表現した。要するに、程度の差はあるが、現在の芸能界で公然と起こっている事柄であることを意味する。「トップスター」に登場する人気俳優と同じ所属事務所の売り出し中の俳優をセットでドラマなどに出演させることや、飲酒運転、当て逃げ、俳優のスタッフ暴行といった出来事は、いわゆる証券街の情報誌にAさんやBさんなどのイニシャルで見ていたような話だ。このような数多くの事件が「トップスター」では2~3人の俳優たちで作り上げられている。当然、一人の芸能人を追った話ではない。パク・チュンフン監督は、「トップスター」をファクション(事実(Fact)と虚構(Fiction)とを織り交ぜた作品)だと述べた。「ファンタジーなのか、現実なのかという質問を受けた。結論から言えば、実際にありえそうな話にエピソードを付け加えたり、省いたりした。実際にあった出来事も織り込んだ。例えば、映画の前半と最後に登場した監督は、イ・チャンドン監督とキム・ギドク監督のことを考えた。また、アン・ソンギ先輩に大声を張り上げた俳優など、実際にはそんな被害をこうむることはないだろうが、十分にありえる話だ」自身が携わった芸能界の話だというが、これを劇化する時は、彼の苦悩が付いて回ったはずだ。「トップスター」を構成して、シナリオの作業をしてキャスティングをして、また、撮影から後半の仕上げの作業まで。パク・チュンフン監督は、「一番難しかったのはシナリオ作業で、一番大変だった作業はキャスティングだった」と述べた。大先輩であるパク・チュンフンが映画を作ると言ったときにキャスティングだけは簡単だろうと思っていたが、現実はそうではなかった。パク・チュンフン監督は「耐えるに忍びなかった」と述べた。「キャスティングが本当に大変だった。断られては乗り越えなければならない状況で、映画界に入って、依頼を受けて拒否したりOKする立場だったが、反対の立場になった。その過程が本当に大変だった。予想していたが耐えるのが大変だった。たくさん断られたかって?本当に多かった」パク・チュンフンが監督に挑戦するという知らせに、ある人たちは良くない視線で眺めたりもした。多くの人気を得た俳優があえて監督のタイトルまで付けなければならないのか。もしくは、なぜ監督にまで欲を出すのかという疑問。これに対してパク・チュンフン監督は、「監督という肩書きを一つ追加するために監督に挑戦したのではない」と断言した。これと共に、俳優というタイトルのおかげで、より容易に監督に挑戦できるという噂もあった。数多くの監督志望生たちと比較した時、相対的にそのような感じを受ける人が確かにいたのだ。これについてもパク・チュンフン監督は「違う」と話した。俳優の経験を諸刃の剣だと表現した。「俳優としての経験は、諸刃の剣のように戻ってきた。映画を完成させる際には良い要素として作用したりもしたが、偏見を生み出すという悪い要素としても作用した。監督に臨むにおいて、俳優の経歴がかえってマイナスになった側面もある。人々が思っているほど甘くはなかった」今回「トップスター」に出演する俳優のオム・テウンとキム・ミンジュン、ソ・イヒョンは、これまでパク・チュンフン監督と親交関係があった俳優たちではない。みんな口をそろえて「今回の作品を通じてパク・チュンフン監督に初めて会った」と述べた。大先輩パク・チュンフンとの仕事は良いことのようだが、必ずしもそうではなかった。俳優、それも大先輩の前での演技は当然負担になることであり、出演交渉をすることは容易でなかった。実際にトップスターのウォンジュン役として登場したキム・ミンジュンは、活動の中断を宣言していた時期だった。同映画への出演は活動中断宣言より先に決まっていたが、シナリオの作業が遅れて時間が流れ、この過程でキム・ミンジュンは活動の中断を宣言したのだ。パク・チュンフン監督は、「キム・ミンジュンの考えを変えるのが、本当に大変だった」と告白した。また、トップスターになるマネージャーの出身のテシク役も、元々はオム・テウンではなかったという。パク・チュンフン監督は、「もっと若い年齢の俳優が演じることを希望した。20代から30代の間の俳優。そんな若い年齢から来る右往左往するイメージを望んだが、キャスティングすることが容易ではなかった。数多くの若い俳優たちに断られて、年齢を少し上げた。年齢を上げてから思い浮かんだ俳優がオム・テウンだった」と述べた。「話したいことがあった」と監督をするようになった理由を口にしたパク・チュンフン監督だが、単刀直入に「では、話したいこととは何か?」という質問に、一瞬ためらった。「自分の口から話すのが恥ずかしい」というのが理由だった。「話したいことが何かって?遠い未来に、この映画が過去のものになれば話ができるが今はできない。恥ずかしい。映画が始まってエンドロールが上がるまでが私が話したいことだ。映画は作る時は作った人のものであるが、上映された時は、観客のものになる。よく伝わったら成功したということで、そうでなければ私が間違ったのだ」最後にパク・チュンフン監督は、次の作品に対する計画を伝えた。まだ次の作品について考えてはいなかったが、現実的な部分が存在するというのがパク・チュンフン監督の説明だった。彼は「今、この映画に対する結果と、現実的に次の作品ができる環境が与えられるかが優先される。そのためには今回の作品の結果が重要だ。私が願っても機会が与えられないこともある」と述べた。
「トップスター」オム・テウンが“トップスター”になるテシクに出会った時
俳優オム・テウンが本当にトップスターとして戻って来た。オム・テウンは、俳優パク・チュンフンの監督デビュー作「トップスター」を通じて、マネージャーから始めて俳優として最高の位置に登りつめるテシクに扮し、熱演を繰り広げた。「トップスター」は、成功と裏切り、夢と欲望が入り混じったところで、派手ではあるが非情な芸能界を背景に、最高を夢見る男、最高を作る女性、すでに最高のスターである3人の秘められた話を描いた映画だ。この作品でオム・テウンは、最高を夢見る男テシクとして登場する。すでに最高の男であるウォンジュンのマネージャー出身のテシクは、純朴な性格の持ち主だが、一方では自分が憧れるウォンジュンに嫉妬している。誠実でウォンジュンに対する深い義理を感じているが、トップスターとして成長できるチャンスを絶対に逃さないという執拗さを持っている複合的なキャラクターだ。このようなテシクを演じたオム・テウンは、「難しいキャラクターだが、演技をすると面白いし、することが多いだろうという気がした」と述べた。「トップスター」の中で、オム・テウンは純朴な姿から執拗な勝負への欲、また奈落の底に落ちないために見せる強い一面に至るまで、人間の極限から極限の姿を見せてくれる。地味な笑顔を作りながらも、一瞬にして急変して狂気に満ちた眼差しを見せる、そんな思った以上にエネルギーが強いテシクについてオム・テウンは、「強いエネルギーのために緩和の調節が大変だった」と語った。先立って述べたように、テシクは感情だけでなく外見の変化がはっきりした人物だ。人間が状況に応じて変わって行く彼の姿を見ると、映画の中のウォンジュンの「有名さが人を怪物にもする」というセリフが思い浮かぶ。そうだ。テシクは自分が望んでやまないトップスターになった時、既に過去のテシクではなく、胸の内に秘めてきた怪物に変わっていた。このような明確な感情の変化に、テシクを演じるオム・テウンもはやり大変だったと語った。彼は「大変なことは、私が思ったよりエネルギーが強くて、そのような緩和の調節が大変だった」と述べながらも、「最近知人たちが、近頃の映画の中で主人公が主人公になる話はありふれたものではないと話した。そんな話を聞くと、私が本当に良いキャラクターを演じたようで気持ちがよかった」と述べた。「トップスター」の中のキャラクターは、虚構の人物でもあるが、芸能界に存在する数多くのスターたちの極限の姿を総合した人物でもある。ファンタジーであり、現実でもある。自分の感情の調節ができずにスタッフたちに毒舌を飛ばしたり、物を取って投げたりもする。特にトップの座についた後、映画を制作するシーンでは、テシクの怪物性が極限に達する。オム・テウンは、「本当に簡単な撮影ではなかった」と打ち明けた。「簡単な作業ではなかった。長く撮れないシーンだった。何度か撮影する中で出さなければならなかった。大声を出してみると、声がこもってしまうこともある。どの程度の感情なのか話をした後、リハーサルを1度して、2、3度の撮影で仕上げた」このような極限の感情をあらわにする人が実際に存在するかという疑問を提示すると、「ありふれたことではないが、実際にそんな人がいる」と述べた。彼は「映画だからそういうことも(誇張されたことも)あるだろうが、実際にも十分存在しえるだろう。もちろん一般的な人ではない。そんな人をいい人だと言うのは難しい部分があるから」と話した。テシクが序盤にウォンジュンのマネージャーとして活動する際は、新人時代のオム・テウンを思い起こさせる。俳優たちがトップの座にのし上がりたい理由は、一言で語ることが難しい。もちろん有名さと人気を望む人々もいるが、好きな作品をしたいという欲望も存在するはずだ。多くの俳優たちは、「俳優は選択する立場ではなく、選択される立場である」と話す。このような選択される側ではなく、選択する立場になれる、簡単ながらも難しい方法がまさにトップになることだ。序盤、演技に対する渇望により、一人でウォンジュンが受け取ったトロフィーを持って受賞の感想を語る演技をするオム・テウンや、ウォンジュンがレッドカーペットを踏む姿を眺めるオム・テウンからは、切なさまで感じられる。これに対してオム・テウンは、「ムカっとくるまでではないが、レッドカーペットを歩いて行くウォンジュンを眺める時に、どんな感情なのか分かった」と述べた。3つの感情と姿を演技しなければならないオム・テウンだったが、変化する姿にそれほど気を配らなかったと語った。順番に沿った撮影ではなかったが、パク・チュンフン監督のシナリオと感情に関するコーチがあったからこそ、難しい作業ではなかったと言った。「序盤、テシクはとても純粋で善良に見える、そんな人物だった。時間が経つにつれてだんだんと変わっていく。変化することが段階的であったため、あえて特定の部分に重点を置きながら演じなかった。気を使わなくても良いほどシナリオによく表れていた上、監督がそんな感情をよく知っていた」「トップスター」に対する関心事は、俳優たちにもあるだろうが、パク・チュンフンが監督に変身した初の作品であるということにもある。俳優出身の監督が率いる現場に、多くの人たちは好奇心を示している。また大先輩であるだけに、親交により出演する場合もあるという考えもした。しかし、オム・テウンは「トップスター」でパク・チュンフン監督に会う前まで、親交もなかった間柄だ。「パク・チュンフン監督なので『トップスター』を選択したわけではなかった。かえって負担の気持ちがもっと大きかった。監督に会って話をした後で、この映画をやりたいという気がした。準備過程の情熱が感じられたために選択したのだ」パク・チュンフン監督とオム・テウンの初の出会いは、親しいながらも難しく、難しいながらも親しい感じだった。親近感はこれまで多くの映画を通じて、スクリーンで出会った俳優であるからであるはずで、難しさは大先輩から感じる感情だった。「親しいながらも難しく、難しいながらも親しみやすい、そんな感情があるだろう。お酒を飲む機会があったが、好感を感じた。今回の作品を通じて初めて会ったが、撮影が終わった後には、5年、あるいはそれ以上の知り合いのように親しい間柄になった。それが一番良かったようだ」パク・チュンフン監督との呼吸だけでなく、俳優キム・ミンジュンとの呼吸も欠かせないポイントだった。実際にはオム・テウンより幼い後輩だったが、映画では兄さんと呼ぶ人だ。これに対してオム・テウンは、「よく知らない間柄の時は、私とよく合わないだろうと考えた。実際に会ってみたら本当に面白い人で、情深くて、いい人だった。実際に私が年上だが、私より年上のような感じがした」と好感を示した。最後に「観客たちが今回の映画をどう見たら嬉しいか?」と尋ねた。オム・テウンから返ってきた答えは、オム・テウンの普段のギャグのスタイルをそのまま見せてくれた。彼は「どうって?劇場で見てくれたらいいな」と述べた。また「この話に共感して、最後まで面白い映画として残ることができるように見てくれたら嬉しい。もちろん劇場で」と、機転が利いた答えを返した。俳優パク・チュンフンが演出を担当して、芸能界の隠された話を描いた「トップスター」は、成功と裏切り、夢と欲望が入り混じったところで、派手だが非情な芸能界を背景に、最高を夢見る男、最高を作る女性、すでに最高のスターである3人の秘められた話を描いた映画だ。オム・テウンが誠実でバカ正直なマネージャーのテシクを、キム・ミンジュンがテシクの憧れの的であり、韓国のトップスターであるウォンジュンを、ソ・イヒョンがウォンジュンの恋人であり、ドラマ制作者であるミナ役を務めた。韓国で24日に公開された。
「ハッピートゥゲザー3」トップスターが語る“スター病”
幼い頃芸能界に入門して大きな人気を博したり、デビュー後すぐに人気を得たスターたちはいわゆるスター病にかかる確率が高い。世の中のすべてが自身を中心に流れているという錯覚をするというのだ。多くのスターはテレビに出演し、反省するような語調で「昔、スター病にかかっていた」と告白する。スター病にかかるのがまるで成熟したスターになるための通過儀礼のように、多くの芸能人たちが仕方なくスター病を経験すると話す。ますます虚飾に満ちた生活をするようになり、傲慢になるというスター病。俳優パク・チュンフンは24日、KBS 2TV「ハッピートゥゲザー3」に出演し、「僕もスター病にかかったことがある」と言い、視線を引きつけた。この日の放送には映画「トップスター」の主演オム・テウン、ソ・イヒョン、キム・ミンジュンも出演した。今回、映画「トップスター」で監督デビューしたパク・チュンフンは映画「カムボ」を通じてデビューした。パク・チュンフンは「デビュー作はヒットできなかったけど、以降『青春スケッチ』が興行成績1位となった。その時はとても嬉しかった。人々が僕に気づいてくれるのがとても不思議だった。『僕を初めて見た時、どんな感じだったか』『僕のことをどう考えているのか?』などを問い続けたかった」と話した。続いて「スター病にかからないはずがない。世の中が僕を中心に回っているような気がした」とし「隠れるよりは、むしろ顔を公開した。(人々に)ちらっと見られることが24時間続いたため、世の中のすべての人々が僕だけを見ているような気がした」と当時のことを思い出した。するとソ・イヒョンも「完売に関しては自身がある。私が着用したリップスティック、靴など、高いものが人気を博した」と話した。オム・テウンは「『赤道の男』に出演した当時、オム・テウンヘアスタイルが人気だった。『怪傑春香』でピョン学道役を務めた時は、東大門でピョン学道スタイルが流行った」と言いながら恥ずかしそうに笑った。そして「最近は(食堂で)ご飯を食べながらも、人々が携帯電話を持ち上げると僕のことを撮るのではないかと思うようになった」と打ち明けた。キム・ミンジュンは「芸能人になったばかりの頃、スター病にかかっていた。モデルから演技者になり、CMのオファーがたくさん入った。広告モデルは商品の顔であるため、単価が低い製品などは断った。でも今はすごくもったいないと思っている。もしその時に広告に出演したら、事情がもっとよくなったのではないかと思う。僕が断った広告に出演した方々が今はとても有名になった。今空を飛ぶような気持ちの後輩の皆さん、もう一度考えなさい」と言い、笑いを誘った。彼らがスター病に対する話をしたのは、映画「トップスター」に対する話とかみ合うからだ。映画広報のためにこのようなテーマを選んだが、4人はより積極的で率直なエピソードを打ち明け、面白さを与えた。単なる広報というよりは、芸能人として経験したエピソードを伝えながら自然な笑いを誘った。この日の放送では、オム・テウンのレシピ「トップスター麺」が第57号夜間売店のメニューに選ばれた。
映画「トップスター」日本公開確定!…日本の観客も楽しめる“韓国芸能界の裏話”
映画「トップスター」が日本で公開される。「トップスター」の配給会社であるロッテエンターテインメントは、24日、報道資料を通じて「日本の韓国映画の配給会社であるTWINが『トップスター』の日本配給を決めた」と明かした。協賛俳優(抱き合わせ)、飲酒運転でひき逃げ事故を起こしたトップスター、俳優のスタッフへの暴行など芸能界の裏話をリアルに描いた「トップスター」は、俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である。日本で「トップスター」の配給を担当するTWINの担当者は「もっとも期待される公開作の一つである『トップスター』を日本で配給できるようになって嬉しい」とし、「デビュー作にも関わらず安定した演出力を見せたパク・チュンフン監督の力量とオム・テウン、キム・ミンジュン、ソ・イヒョンなど主演俳優の立派な演技に深い印象を受けた」と明かした。続いて「日本の観客もスターの成功と堕落、そして韓国芸能界の裏話を描いた『トップスター』を楽しく見れるはず」と説明した。「トップスター」は日本の他にも台湾、マレーシア、シンガポール、タイなどアジア主要国でも販売が協議中であるため、今回日本への販売が重要な起爆剤になるとみられる。また、11月上旬に開かれるアメリカン・フィルム・マーケット(AFM)での販売も期待されている。映画「トップスター」は、最高を夢見る男、最高のスター、そして最高を作る女、3人が描く成功と裏切り、夢と欲望を描いた作品である。
ソ・イヒョン、映画「トップスター」チームと共に大胆なイメージチェンジ“強烈な眉毛メイクに注目”
映画「トップスター」に出演するソ・イヒョンが強烈な眉毛メイクを披露した。「トップスター」のパク・チュンフン監督とオム・テウン、キム・ミンジュン、ソ・イヒョンは最近、ファッションマガジン「VOGUE KOREA」とのグラビア撮影でトップスターのオーラを思い切りアピールした。「トップスター」チームはお洒落なスーツ姿と強烈な眼差しで一枚一枚の写真を見事に仕上げた。強烈な眼差しのパク・チュンフン監督とオム・テウン、モデル出身の俳優らしくどの衣装、どんなポーズでも完璧にこなすキム・ミンジュンとソ・イヒョンの4人は、完璧なハーモニーを織り成し、素敵なグラビアを誕生させた。特に紅一点のソ・イヒョンは、濃い眉毛とアイライン、マニッシュな衣装で大胆なイメージチェンジを図った。パク・チュンフン監督もまた、クラシックな映画カメラを小道具として使い、監督らしい姿を演出する一方、普段から仲の良いチョ・ソンヒ写真作家との完璧なコンビプレイで愉快さと真面目さを自由自在に行き来する表情で拍手を受けた。「トップスター」でムードメーカー役のオム・テウンとキム・ミンジュンは、カメラの後ろではスタッフたちを笑わせるが、カメラの前ではスタイリッシュな都会の姿へと颯爽と変わってみせて、スタッフたちを感心させた。「トップスター」は、トップを夢見る男テシク(オム・テウン)とトップスターウォンジュン(キム・ミンジュン)、トップを作る女性ミナ(ソ・イヒョン)の3人が織り成す成功と裏切り、夢と欲望を描いた作品で、韓国で24日に公開される。
【PHOTO】チュウォン、映画「トップスター」VIP試写会に出席“女心を溶かすキュートなえくぼ”
俳優チュウォンが21日午後、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「トップスター」(監督:パク・チュンフン)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である「トップスター」は、トップを夢見る男テシク(オム・テウン)とトップスターウォンジュン(キム・ミンジュン)、そしてトップを作る女性でありウォンジュンの長年の恋人ミナ(ソ・イヒョン)まで、華やかに見えるが成功と裏切り、夢と欲望が混ざり合う彼らの裏の物語を描いた作品で、韓国で24日に公開される。
【PHOTO】T-ARA ヒョミン&キュリ&ウンジョン、映画「トップスター」VIP向け試写会に出席“セクシーな美脚対決”
T-ARAのヒョミン、キュリ、ウンジョンが21日午後、ソウル廣津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「トップスター」(監督:パク・チュンフン)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である「トップスター」は、トップを夢見る男性とトップスター、そしてトップを作る女性を巡る成功と裏切り、夢と欲望が混ざり合う彼らの裏の物語を描いた作品で、韓国で24日に公開される。
【PHOTO】イ・ジヌク、映画「トップスター」VIP向け試写会に出席“シックなライダースジャケット姿”
俳優イ・ジヌクが21日午後、ソウル廣津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「トップスター」(監督:パク・チュンフン)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である「トップスター」は、トップを夢見る男性とトップスター、そしてトップを作る女性を巡る成功と裏切り、夢と欲望が混ざり合う彼らの裏の物語を描いた作品で、韓国で24日に公開される。
【PHOTO】イ・ボヨン、映画「トップスター」VIP向け試写会に出席“上品な美貌”
女優イ・ボヨンが21日午後、ソウル廣津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「トップスター」(監督:パク・チュンフン)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である「トップスター」は、トップを夢見る男性とトップスター、そしてトップを作る女性を巡る成功と裏切り、夢と欲望が混ざり合う彼らの裏の物語を描いた作品で、韓国で24日に公開される。
【PHOTO】ノ・ミヌ、映画「トップスター」VIP向け試写会に出席“女優に劣らない美肌”
俳優ノ・ミヌが21日午後、ソウル廣津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「トップスター」(監督:パク・チュンフン)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。俳優パク・チュンフンの監督デビュー作である「トップスター」は、トップを夢見る男性とトップスター、そしてトップを作る女性を巡る成功と裏切り、夢と欲望が混ざり合う彼らの裏の物語を描いた作品で、韓国で24日に公開される。