ザ・タワー 超高層ビル大火災
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「ベルリンファイル」「新しき世界」など…“集団キャスティング”ブームは2013年も続く
昨年の「10人の泥棒たち」のようないわゆる集団キャスティングブームは2013年も続く。まず、韓国で12月に公開したソル・ギョング、ソン・イェジン、キム・サンギョン主演の映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」が450万人の観客動員数を突破し、興行を続けている。火災を題材にしたパニック映画で、俳優たちはそれぞれ別々のドラマをリードし、大作映画を完成させている。31日に公開するアクション映画「ベルリンファイル」では、ハン・ソッキュ、ハ・ジョンウ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョンが出会った。ここにリュ・スンワン監督である。生きて戻れない都市ベルリンを背景に、それぞれの目的のために互いが標的になった最高秘密要員の生死をかけたミッションを描いたこの映画で、最高の存在感を表す俳優たちがどのような相乗効果を生むか注目される。ハン・ソッキュの映画復帰だけでも1つの観覧ポイントとなる。21日に公開する「新しき世界」では、チェ・ミンシク、イ・ジョンジェ、ファン・ジョンミンが主演として出演する。「新しき世界」は、韓国最大の犯罪組織ゴールドムーンに潜入した刑事、そして彼らを取り巻く警察と組織という3人の男の間の陰謀、義理、裏切りを描いた映画だ。タフな男の中の男たちの遭遇だ。公開されたスチール写真の予告編を見ただけでも膝がガクガクするオーラがあるという反応だ。2月21日に公開される映画「怒りの倫理学」もある。独特な雰囲気を漂わせるこの作品には、イ・ジェフン、チョ・ジヌン、キム・テフン、クァク・ドウォン、ムン・ソリが出演する。映画は美人女子大生殺人事件に悪い男、残酷な男、カッコ悪い男、卑怯な男、そしてもっとも悪い女が絡み、赤裸々に表れる彼らの本色とストーリーを描いた作品で、個性豊かな実力派俳優の大胆な変身が期待を高めている。ソン・ガンホを筆頭に、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョ・ジョンソク、ペク・ユンシク、イ・ジョンソク等は、時代劇「観相師」で共演する。「観相師」は2010年映画振興委員会の韓国映画シナリオコンペティションで大賞を受賞した作品で、1453年癸酉靖難の時代を背景に、顔を見ただけでその人の栄枯盛衰を見越す能力を持つ観相家が朝鮮最大の権力争いに巻き込まれるストーリーを描いた。
「ザ・タワー 超高層ビル大火災」キム・ジフン監督“自分でもCGと実写の区別がつかない時も…”
「光州5・18」「第7鉱区」のキム・ジフン監督が「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で戻ってきた。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は2013年初めに観客動員数400万人を突破し上映を続けているが、彼がインタビュー中に最も多く口にした言葉は「もっと勉強しなくては」だった。「興行成績が良かったことは、嬉しいというよりはほっとしている。(『第7鉱区』で)スタッフや俳優、観客をがっかりさせた。映画の興行成績とは関係なく、身近にいる大切な人々を傷つけたので、今回は傷つけてはならないという強迫観念があった。今回はたくさん見ていただいているので、その点ではまず安心している」周りの人の反応を聞くと「今は褒め言葉よりは残念な部分について話してくれている。批判されるのは辛いが、役に立つ。もっと勉強して成長しなければならないと思う」と話し、謙遜した。キム・ジフン監督は、パニック映画の特性上、ドラマをジャンルものに合わせて撮影しようとした。しかし、ドラマをもっと強化すべきだったという指摘も受けている。それに対して彼は「パニック映画というジャンルの特性上、事件やアクションの役割が大きくて、そう思われたのではないかと思うが、それでもドラマに対する要求について、これからもっと勉強しなければならないと思った」とさらに自分にムチを打つ。もちろん、個人的に残念なところもある。上映時間もその1つだ。映画の中でドラマをより豊富に盛り込むには2時間半から3時間は必要だが、そうなるとCGの量が増え、制作費が大きく膨らんだ。作る側としては残念な部分だ。また、上映時間を削るための演技の編集もある。俳優たちが残念に思わなかったかという質問に、彼は頷きながら「アクションシーンがたくさんカットされた。最初は困惑していたが、全体を見て監督として悩んだポイントを全て理解してくれたと思う。ある俳優は『これくらいどうってことない。僕は5シーンの中で2シーンがカットされた』という方もいた。実はそういうところが俳優と監督の埋まらない溝になると思うが、みんなベテランで全体図を見ようとしてくれた。そういう点が有難い」と俳優たちに感謝と申し訳ない気持ちを表現した。大作映画を相次いで撮影したキム・ジフン監督の本当の好みが気になった。彼は「好きなことと得意なことは違う。40歳を超えると、様々なストーリーを作るよりは、1つのストーリーを掘り下げたいが、僕は徹底的な商業映画監督なので観客に合わせたい。しかし『第7鉱区』ではコミュニケーションができなかったし、今回はそれでもたくさんの方に理解して見ていただいて、コミュニケーションを再開できたと思う」と率直に話した。最近印象深かった大作パニック映画としては「2012」を選んだ。彼は、映画というものは産業と共に成長しており、巨大資本が監督の権限の幅を狭めるという面があることは事実だが、監督としてそのような状況でもバランスを取ることが重要だと強調した。そして再び「もっと勉強をしなくては」と付け加えた。実際に彼の好きな映画は「リトル・ダンサー」「ライフ・イズ・ビューティフル」「ニュー・シネマ・パラダイス」等だという。自ら優しい映画が好きだというキム・ジフン監督は「妻は興行面で成功するためには悪い映画も撮らなければならないが、優しい映画ばかりやろうとしているのではないかと心配している。しかし、今の映画界で優しい映画を撮ることも意味があるのではないかと思う」というのが監督の考えだ。撮影現場でもスタッフに優しい監督なのかと聞けば「15年間映画制作をしてきたが、自分でも気付かないうちにたくさん傷つけられたと言われた。監督である前にまっとうな人間にならなければと思った」と答える。「第7鉱区」に続いて「ザ・タワー 超高層ビル大火災」を撮影し、成長痛を経験したようだという彼は「僕が幸せに映画を撮影すれば、スタッフ、俳優、観客もみんな幸せだろうと思っていたが、ある人は不幸になった。今は少し成長したと思う。他の人を傷つけずにどうすれば俳優たちを笑わせられるかという思いで撮影現場に向かう。来たい現場を作りたい」とし、撮影現場に対する自身の希望を伝えた。話題を変え、今回の映画のCGについて話した。ドラマ的な部分では異論があっても「ザ・タワー 超高層ビル大火災」が一段階発展した韓国映画の技術力を見せたということについてはほとんど意見が一致する。「実写とCGの区別がつかない」と言うと、「僕でも紛らわしかった時があった。CGを指摘した部分があったが、スタッフから『監督、あれは俳優と本当に撮影した実写ですけど』と言われた」と答えながら笑った。「CGが良すぎて他のことは見えないという話も聞いた(笑) 今回の映画の価値はテクノロジーに置いた。子供の時から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『スター・ウォーズ』のようなハリウッド映画のファンタジー・テクノロジーが好きで興味を持っていた。だから3D映画も制作した。韓国の映画監督とハリウッドが競争しても絶対に負けないことをお見せしたかった。ハリウッドに挑戦状を叩きつけたのが無謀な挑戦なのか無限な挑戦なのかは分からない。しかし、すべての監督には自分なりの旅程表があり、この時期、『ザ・タワー 超高層ビル大火災』は僕のロードマップになったと思う」また、韓国でCGを実現した映画を作ることについてのエピソードを話してくれた。「最初は『ザ・タワー 超高層ビル大火災』のCG制作のためにアメリカに行ったが、あちらの関係者がこの予算であのような技術はミッション・インポッシブル(不可能な任務)だと言われた。そう言われたから負けん気が生まれてきた。うちのCG技術チームがアメリカに行って『アベンジャーズ』の制作に参加したことがあるが、6ヶ月で2カットの制作をするそうだ。しかし、私たちは6ヶ月で一人が200カットを制作しなければならない。アメリカの資本力やインフラを物語る部分だが、僕たちは資本が少なく人数も足りないけど情熱がある」彼が最も大変だったシーンとして選んだのは貨物エレベーターのシーンだった。「俳優たちを2日間閉じ込めた。水もロープで吊るして上げたし、エレベーターは本当にクレーンを利用して落とした。俳優たちの表情を見るたびに本当に怖かった。もう一度撮れと言われても、できないと思う。他のシーンが肉体的な恐怖だったとすれば、そのシーンは精神的な面で大変だった」「光州5・18」で良い興行成績を収めた後、「第7鉱区」で痛い経験をし、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で再起に成功した彼は、自ら「執行猶予期間を終えなければならない」と話す。「商業映画の監督が自粛して反省するのと、後悔するのは違うと思う。初期が後悔だったとすれば、今は反省だ。観客とうまくコミュニケーションする監督になりたいし、僕なりに映画を制作しながら積み上げたノウハウをすべて出したい気持ちもある。僕は流行を追う監督ではあるが、キム・ジフン流の根性を見せたいという意欲もある。もちろん、簡単ではないと思う」
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」公開18日で観客数400万人突破…長期ヒットに突入
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」(監督:キム・ジフン)が韓国映画の中で新年初の観客数400万人突破に成功した。12日午前、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークのまとめによると「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、11日の一日間で9万7192人を動員、累積観客数403万9586人を記録し、ボックスオフィス(劇場でのチケット販売枚数)2位となった。これは映画が公開されてから18日(2012年12月25日公開)で達成した成績だ。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は公開3週目も持続的に観客を動員し、観客数400万を突破し、長期ヒットに突入した。特に今回、「結界の男」「マイ・リトル・ヒーロー」「クラウド アトラス」などの新作が公開されている中で達成した成績であるだけに、大きな意味がある。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は108階の高層ビルで発生した火災に対抗して生き残るために命を懸けた人々の話を描いた作品だ。映画「光州5・18」「第7鉱区」のキム・ジフン監督が演出した。一方「結界の男」は、同期間で14万6392人を動員し、累積観客数37万9318人とボックスオフィス1位となり、「レ・ミゼラブル」が7万3227人を動員し、累積観客数454万7534人と、3位になった。
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」週末に80万人動員し興行収入1位に!
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」(監督:キム・ジフン)が、韓国で公開2週間目の週末に興行収入1位を記録した。映画振興委員会統合ネットワーク集計結果によると、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は公開2週間目の週末(4~6日)に81万2841人の観客を動員し、累積観客動員数353万9879人を記録した。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は韓国でクリスマスに公開され、累積観客動員数は1週間で200万人、13日間で300万人を突破した。5日に観客動員数300万人を突破し、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」のキム・サンギョン、キム・イングォン、キム・ソンオ、ト・ジハンは「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』が300万人を突破しました。寒い日にもかかわらず、多くの応援をありがとうございます」と、感謝の気持ちを見せた。同期間の興行収入2位は、52万5258人の観客を動員した映画「レ・ミゼラブル」がランクインした。さらに、「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」が3位(34万5807人)、映画「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」が4位(24万6937人)、「シュガー・ラッシュ」が5位(9万2471人)となった。
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」俳優陣、300万人突破に感謝の挨拶“休まず伸びていく!”
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」の俳優たちが観客動員数300万人突破に、感謝のメッセージを伝えた。最近、映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」に出演した俳優キム・サンギョン、キム・イングォン、キム・ソンオ、ト・ジハンが参加した「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』300万人突破感謝映像」が公開された。同映画でタワーの施設管理チーム長役を演じたキム・サンギョンは、「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』が300万を突破しました。寒い中、愛してくださり誠にありがとうございます。400万、500万、600万まで休まず伸びていきます!」と感謝の挨拶をした。続いてキム・イングォンは「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』は皆様の愛を食べて育つ木のような映画です。これからもたくさん愛されて、意味のある映画になってほしいです」と話した。キム・ソンオとト・ジハンも感謝の気持ちを伝え、さらに多くの声援をお願いした。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は韓国で昨年12月25日の公開以降、順調にヒットを続けている。
ソン・ヘギョ vs ソン・イェジン…この美しい同い年のライバル
役者として成長していくソン・ヘギョ vs 挑戦を続けるソン・イェジン31歳。同い年の女優ソン・イェジンとソン・ヘギョがそれぞれ映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」とドラマ「その冬、風が吹く」で復帰する。似たような時期にデビューし、様々なドラマや映画で着実に経験を積んできたこの二人の女優は、自他共に認める芸能界を代表するライバルだ。絶頂の人気を得た20代を経て、貫禄の30代に差し掛かったソン・ヘギョとソン・イェジン。二人は役者としてどのような道を歩んでいるのだろうか。31歳のソン・ヘギョ、女優を目指す「順風産婦人科」で一躍スターになり、長い間トップスターとして君臨してきたソン・ヘギョは、同年代の女優の中でも最も目立ったスター性を持っている女優だ。チョン・ジヒョン、キム・テヒとともに、よく韓国で一番きれいな女優として選ばれる彼女は、「秋の童話」「守護天使」「ホテリアー」「オールイン 運命の愛」「フルハウス」等、多数の作品をヒットさせ、誰よりも順調な活動をしてきた。2000年代前半から半ばまでソン・ヘギョほど早く、そして幅広く人気を得た女優は少ない。20代のソン・ヘギョは、人々が自身に求めていることを正確に把握していた。「秋の童話」の悲劇的な恋愛から「フルハウス」のラブコメディまで、彼女のテレビ出演作のほとんどはトレンディな恋愛に限定されていた。彼女は、チェ・ジンシル、キム・ヒソン以来、その継承者が途絶えていたトレンディドラマの女優グループに劇的に加わることで、自身の存在価値を証明し、青春スターとしてのメリットを十分に享受した。驚くべきことは、ソン・ヘギョがここで満足しなかったことだ。スターとして何もかもを成し遂げたが、演技への渇望があった彼女は、20代半ばを過ぎ女優ソン・ヘギョの価値を証明するためにいじらしいほど凄絶な努力をした。ヒットするかどうかなど関係ないように見えた。特技だった青春ドラマに出演しなくなり、何度も映画界の門を叩き、大家と呼ばれる作家や監督に会い、相次いで出演した。これは並大抵の勇気ではできないことだ。その結果ソン・ヘギョは、映画「ファン・ジニ」で新しい可能性を示し、ドラマ「彼らが生きる世界」でノ・ヒギョン脚本家に会い、さらに深みのある女優として成長し、イ・ジョンヒャンの映画「ノーバディ・サムバディ」で絶頂の感性をアピールした。日増しに成長する女優の演技やその分深くなる眼差しを見られることは、何とも比較できないすばらしい幸運だ。少なくともソン・ヘギョは、パワフルな所属事務所を通じて、巨額の制作費をかけた大作ドラマのみにこだわる役者ではなかった。彼女はいつも謙遜で真面目で、与えられた役に最善を尽くした。自身の限界を誰よりよく知っており、その限界を乗り越えるために役柄や作品を掘り下げた。スターソン・ヘギョを越え、女優ソン・ヘギョとして進化しようとした彼女の勇気と賢明さは、だからこそ魅力的で美しい。2011年、映画「ノーバディ・サムバディ」で「今年の女性映画人 演技賞」を受賞したソン・ヘギョは「こんな日が来るとは想像もできなかった。これからもっと頑張る女優になりたい」と話し、涙を流した。豊かな感性で人々を説得し、自身の役柄をたゆまず研究する彼女から、成長する俳優の気持ちよい香りがするのは、当然なことかもしれない。2013年、この女優はまたどんな新しい姿を披露できるか。ドラマ「その冬、風が吹く」が待ち遠しい理由だ。31歳ソン・イェジン、挑戦を夢見る2008年、「青龍映画祭」主演女優賞を受賞し、ソン・イェジンはこのように話した。「最近27歳の女優として生きていくことがどれだけ大変なことか少しずつ気づいている。しっかりしろという意味として受け止める」「おいしいプロポーズ」でドラマデビューした1年後に「酔画仙」で映画デビューしてから、今まで休まず作品に出演し続けてきたソン・イェジンは、同じ年頃の俳優のうち、もっとも真面目な女優だ。ソン・ヘギョとは違って、ソン・イェジンは女優というイメージが強いスターだ。数多くの作品を通じて、様々なジャンルと役柄に挑戦し、最初から俳優としての成長に注力してきたためだ。彼女は、ドラマや映画の様々な役柄を自然に自身のものとして演じこなし、これを通じて様々な複合的なイメージを同時に創りだした。悩みや寂しさを抱えながらも、一方では限りなく軽快で面白い、一言では定義できない女優ソン・イェジンの本質はそこから派生したものだ。以前、「ヒザ打ち導師」に出演した当時、ソン・イェジンは「オファーを頂ける良い作品に出演しないわけにはいかない」と話した。そのためだろうか。若い女優の中で、ソン・イェジンほど多くの作品に出演する女優もいない上、幅広いジャンルを演じこなす女優もいない。「ラブストーリー」「永遠の片思い」「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンが「ナンパの定石」「ファム・ファタール」「妻が結婚した」にも出演したことには驚いてしまう。悲劇と喜劇、純粋と痴情の両極端で、彼女は誰より自由だ。残念ながら、ソン・イェジンはソン・ヘギョほど青春スターとして爆発的な人気を得てはいない。しかし、演技に集中する過程を通じて、女優として模範解答に近い正解を出すようになった。ヒットしてもしなくても、観客とコミュニケーションを取ることを躊躇しなかったため、その年齢とは思えない余裕と貫禄を身につけることができたのだ。最近、ソン・イェジンは映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」を通じて公開3日で100万人近い観客を動員し、パワフルな集客力をアピールしている。人々の根強い信頼をもとに、大胆に変身し、大胆に冒険するこの女優は、まさに今日より明日が期待される人だ。「30代になると、人々になんと言われようと気にしない。ただ自分も道を歩くだけだ」というソン・イェジンの挑戦は、2013年にもとどまらないだろう。華やかなスターから女優への変身を夢見るソン・ヘギョと、恥ずかしくない役者として一生暮らしたいというソン・イェジン。似て非なる二人の共通項は、真の女優を目指しているという点だ。そのため、彼女らは互いに良い刺激となる良きライバルだ。これからも情熱とチャレンジ精神で臨む彼女らの姿を頻繁に会いたい。ソン・ヘギョとソン・イェジンが歩んでいく30代はどんな姿になるのか期待したい。
「ザ・タワー 超高層ビル大火災」ソン・イェジン“実際の事件だと勘違いした住民が警察に通報するハプニングもありました”
「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』に挑戦できて幸せでした」トップ女優という名称は誰にでも与えられるものではない。だが、ソン・イェジンをトップ女優と呼ぶことには、異論がないはずだ。彼女が韓国映画界で大事だと思われる理由は、単純にスター性だけを持った女優ではなく、作品を通じて演技力を認められてきたためだ。昨年「恋は命がけ」を通じて彼女はもう一度その事実を証明した。ホラーとラブコメディの結合という馴染みのないジャンルを、ソン・イェジンは立派にこなしたのだ。当時、関係者の間では「本当に大丈夫なのか」という疑問の声もあったが、映画はヒットし、ソン・イェジンは自身の経歴にもう一つのヒット作を追加した。冒険という表現が言い過ぎだとは言えないほど、ソン・イェジンは挑戦を楽しむ女優だった。今冬に出演した「ザ・タワー 超高層ビル大火災」もその延長線上にあった。火災をテーマにした超大作パニック映画にも挑戦したのだ。「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』は挑戦そのもの」1年ぶりの作品だが、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」はすでに2012年初めに撮影を終えていた。また次回作「殺人の疑惑」も最近撮影を終えるなど、ソン・イェジンは忙しい日々を送ってきた。プロモーション活動を通じて「ザ・タワー 超高層ビル大火災」の撮影を振り返った彼女は満面の笑みを浮かべた。勇敢に挑戦をし、成功したためだろう。堂々と「ザ・タワー 超高層ビル大火災」の思い出を語れるはずだ。「映画『ザ・タワー 超高層ビル大火災』は挑戦!そのものでした(笑) 幸せな経験でした。このような現場は、初めてでした。これまではいつも感情を豊かに表現する役が多かったのでかなり緊張しましたし、とてもプレッシャーを感じていました。もちろん、この作品も死との戦いで、体もたくさん使ったので、厳しい設定ではありました。でも、とても楽しかったです。まるで大学時代に戻って撮影をする感じでしょうか。体力的にきついということとは関係なく、私にとってはただ幸せだったと思います。でも、大変でした!(笑) 1日中エレベーターに閉じ込められたりその様に他の俳優と密着して息を合わせるうちに情が移ったようです」女優として美しく見えなければならないと思うはずだが、ソン・イェジンは大したことではないかのように「火災現場でしょう!『任せてください』という感じでした。自然な姿が一番美しいと思います。汗を流しながら走っているのに、それが綺麗に見えるなら、最高ですね!」と言いながら笑って見せた。だが、ソン・イェジンは知っているのだろうか。彼女はただ歩くだけで輝いているということを。すべての男性をときめかせると話したら、彼女はもっと大きく笑って見せた。「本当に苦労しました。坡州(パジュ)での撮影で、私たちが血や炭を塗って、皆疲れた状態で集まっていましたが、その時警察の方が来ました。街の住民が本当の火災が起こったのだと思い通報したのです。私たちはボーとして息を切らしていましたが、どれほどリアルに見えたのでしょうか(笑)」「素敵なプロポーズをされたいです」「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、超高層ビルで起こったただ1日の火災との死闘を描いた作品だ。ここで重要なのは日付だ。12月24日。そう。カップルや家族が幸せを感じ、愛し合う記念日なのだ。映画の中の登場人物には、それなりの事情がある。ある人は、宝くじに当たり購入したビルがあのタワーだったし、プロポーズをするカップルも登場する。それで聞いてみた。結婚適齢期だと言えるソン・イェジンが希望するプロポーズは?(ソン・イェジンは2004年、あるインタビューで、32歳くらいで結婚したいという願望を明かしたことがある)「私が本当にそう言いましたか?どうしよう。来年、どうすればいいですか。来年も一生懸命働かなくてはいけません。周りに結婚すべき人もまだたくさんいます(笑) うーん。それでも結婚が遅くなるのはイヤです。35歳になるまではしたいです。プロポーズですか。若い時は、そんなことは別に気にしませんでした。鳥肌が立ちます。でも、最近では素敵なプロポーズをされたいです。YouTubeを見ると、フラッシュモブ(複数の人々が一斉に同じ行動を取ること)の映像が多いですね。ある映像で、友達がラジオの音楽に合わせて踊って歌を歌いながら一人ずつカップルに花をあげるシーンを見ました。私のために友達が一緒に祝ってくれればとても幸せな気持ちになるだろうと思います」記者もその知人の中の一人として合流したいという話をソン・イェジンに伝えた。このようなことが話せるのも結局映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」が持つ特有の雰囲気のためではないかと思った。早い展開の超大作映画だが、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」が注視した瞬間は人間が一番幸せな時だった。もちろん、一番幸せだった瞬間に訪れた不幸だが、ソン・イェジンも「ザ・タワー 超高層ビル大火災」を通じて人々が人間味を味わってほしいという希望を語った。「自然災害ではなく、人間の欲で事故が起きたわけです。そのビルに住んでいる人もいましたし、掃除係の方もいましたし、私のようにそこで働いている職員もいました。それぞれ事情がありますが、アメリカのテロや大邱(テグ)の地下鉄事故のように、とんでもないきっかけで命を落とす方々がいらっしゃいます。ですから、映画を通じて少しでも人間への温かさを感じていただければと思います。感謝しながら生きていくということでしょうか?このようなことが感じられればいいと思います。この映画を撮影しながらも教訓を探すよりは、ただ存在について考えました。お金が多かれ少なかれ、生と死の間で人間は存在するものでしょう。そして消防士のように厳しい仕事をされている方々についてもたくさん考えました。このように互いの大切さを知っていく過程が重要だと思います」
ソル・ギョング「『ザ・タワー 超高層ビル大火災』は超大型パニック映画ですか?と監督に聞きなおしました」
「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で帰ってきたパニック映画の代表、ソル・ギョングに出会う「シルミド/SILMIDO」と「TSUNAMI‐ツナミ」で1千万人の観客を動員した映画を2回も生んだ俳優、ソル・ギョング。超大型映画の象徴ともされるソル・ギョングが今年末、映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で戻ってきた。同映画でソル・ギョングは、クリスマスイブに都心の超高層ビルで起きた火災を鎮圧する消防隊員のカン・ヨンギを演じた。カン・ヨンギは、消防士としての使命を最優先に考える人物で、2時間の間ずっと映画の中心的な役割を担い、危機に陥った市民を助けるだけでなく、最後に自身にも絶体絶命の瞬間が訪れた時、長い間一緒に生活しながらも「愛している」と言ってあげることも、クリスマスにケーキを買ってあげることもできず、苦労ばかりさせた妻に音声メッセージを残す部分は、彼以外の人が演じるなど想像もできないほど強い印象を残した。「超大型パニックムービーと広報されていることを見て試写会の後、キム・ジフン監督に電話し『これ、超大型パニックムービーでしたか?』と聞きなおしたことがある。この映画は、ある消防士と彼が置かれた状況の中での人物像、そしてその中で展開されるストーリーが良くて選んだ作品でした」ソル・ギョングは「ザ・タワー 超高層ビル大火災」のために消防訓練を受けたことはもちろん、熱い夏に実際の火炎と媒煙を体験し、その後溢れ出る強い水を体で受けるなど、熱演を見せた。それにもかかわらずソル・ギョングは、映画界の先輩らしく淡々と「僕が選択した作品だから熱心にするのは当然だ」とし「俳優はそれでもたくさん保護される方だけど、撮影しながら危険と隣り合わせの瞬間が多くて、逆にスタッフの安全がもっと心配になった」と語った。義理堅い俳優ソル・ギョングの人間関係は?ソル・ギョングは、映画界でも義理堅い俳優として有名だ。親しい知人と後輩がいれば気楽な場を設け、映画監督に紹介してあげる義理堅い俳優であるわけだ。そのうち、後輩のキム・イングォンは、ソル・ギョングと3本の映画で共演した。映画「虹鱒」をはじめ、「TSUNAMI‐ツナミ」「ザ・タワー 超高層ビル大火災」まで。特に、ソル・ギョングはユン・ジェギュン監督とともに「TSUNAMI‐ツナミ」に関して話していた時、キム・イングォンを推薦し、最終的に映画に合流することになった。そして、その縁が「ザ・タワー 超高層ビル大火災」まで続いているという。また、彼は映画「ペパーミント・キャンディー」で初めて会ったイ・チャンドン監督とも熱い友情を維持している。無名に近かった彼を映画界の新発見としてスターに育て上げた人がイ・チャンドン監督だ。1999年10月14日に行われた第4回釜山(プサン)国際映画界の開幕作だったイ・チャンドン監督の映画「ペパーミント・キャンディー」でソル・ギョングは、善悪が共存する狂気を帯びた名演技で1999年、韓国映画が見つけた最高の収穫と絶賛され、映画界を代表する演技派俳優となった。その後もソル・ギョングは、イ・チャンドン監督と縁がある作品に特別出演するなど、力を添えながら義理堅い姿を見せ続けている。もちろん、ノーギャラだ。「イ・チャンドン監督と作業をすれば、現場の雰囲気がなんとも言えないほどぐっとまるでプレス機械で押されているような感じです。ずっと頭がずきずきするし、撮影が終わっても終わったような気もしないし、家に帰ってからもずっとその考えだけです。超大型映画の撮影も難しいですが、イ・チャンドン監督との作業は、あまりにもきついです。それにもかかわらず、また一緒に仕事がしたいです。ずっと考えさせられたり、悩まされたりするので俳優としてはより一層成長できるきっかけになると思います。『オアシス』以来何回か機会がありましたが、まだ一緒にする機会に恵まれませんでした。監督が呼んでくれれば必ず一緒に仕事がしたいと思います」展開の早い作品をしたので、今度はゆっくりとした展開の作品がしたいソル・ギョングは、イ・チャンドン監督に対し巨匠という表現を惜しまなかった。韓国映画界の真の巨匠だということだった。作品の完成度、そして実際に上映された時、評論家たちが高く評価するイ・チャンドン監督。現場では、どんなスタイルなのだろうか。「振り返ってみると、『ペパーミント・キャンディー』のとき、本当にどうやって撮影をしたのか分かりません。線路に立って撮影しているのに汽車は近づいてきているし。それにもギリギリの瞬間まで、最後まで撮影する方です。自身が望んでいたシーンが出る時まで。今思うと、まさに危険と隣り合わせの状況でした。現場では、俳優とずっと色々な話をする方です。静かに丁寧に、粘り強く話します。次々と質問が出ます。1次的な答えではなく、2次、3次以降のより深いところまで聞いてみてそれを作品に反映したいと思われる方です」「ザ・タワー 超高層ビル大火災」の公開と共に広報インタビューを熱心にしているソル・ギョング。彼は現在、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュとともに映画「監視」を撮影している。「チョン・ウチ 時空道士」「僕の妻のすべて」など、次々とヒット作を出したヒット作メーカーのイ・ユジン、映画会社「ZIP」の代表作品である。「『監視』の撮影に夢中になっています。『あいつの声』以来、再び映画会社『ZIP』と一緒にすることになりました。期待してもいいと思います。次回作はまだ決めていませんが、今回はスピーディーで展開の速い作品をしたので、これからはゆっくりとした展開の映画がしたいと思います」
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」元旦の観客動員数1位を獲得
41万人を動員、ボックスオフィス1位にパニック映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」が2013年元日、ボックスオフィスの1位を獲得した。映画振興委員会による映画館入場券統合コンピュータ・ネットワークの集計によると、映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は1月1日に41万6339人の観客を動員し、ボックスオフィス(劇場でのチケット販売枚数)の1位を獲得した。累積観客数は243万1062人で、計609スクリーンで上映された。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、超高層ビルで起きた火災事件の現場にいた人々の姿を描いた映画で、ソル・ギョング、ソン・イェジン、キム・サンギョンなどが出演している。2位は、一日で29万3018人の観客を動員したミュージカル映画「レ・ミゼラブル」となった。累積観客数は350万3335人で591スクリーンで上映された。3位は1日に公開した「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で392スクリーンで16万1053人の観客を動員した。累積観客数は16万6143人である。4位は、恋愛映画「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」となった。14万1882人の観客を動員した「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」は、これで累積観客数が187万2441人となり、200万人観客突破を目前に控えている。この映画は381スクリーンで上映された。
映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」週末に87万人を動員し興行成績1位に…ヒットに拍車をかける
大作映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」(監督:キム・ジフン、制作:ザ・タワーピクチャーズ)がミュージカル映画「レ・ミゼラブル」(監督:トム・フーパー)を制し、本格的なヒットに拍車をかけた。31日の映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワーク集計によると「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は28日~30日の3日間、87万3241人の観客を動員し、興行成績1位を記録した。韓国で24日の夜に前夜公開された「ザ・タワー 超高層ビル大火災」の累積観客数は169万4746人に集計された。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は108階の超高層ビルで起きた大規模な火災から生き残るために、命を懸けた人々の話を描いた作品だ。ソル・ギョング、ソン・イェジン、キム・サンギョンなどが出演した。韓国型パニック映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は公開初日の25日に1位を記録し、気持ちの良いスタートを切ったが、2日目には「レ・ミゼラブル」に1位を譲り、その後も2位にとどまってきた。強力なライバルである「レ・ミゼラブル」と1位をめぐって激しい競争を展開していた「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は週末が始まった28日、観客動員に成功し、累積観客数が100万人を突破した。「レ・ミゼラブル」を抑え、興行成績1位となった「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は週末中1位をキープした。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」に1位を譲った「レ・ミゼラブル」は同期間中75万1722人(累積295万6082人)を動員し、2位にとどまった。新年には300万人を突破すると予想されている。他に「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」(監督:チョン・ギフン)が37万795人(累積159万6924人)で3位に、「ホビット 思いがけない冒険」(監督:ピーター・ジャクソン)が20万4965人(累積253万3281人)で4位に、「家門の帰還-家門の栄光5」(監督:チョン・ヨンギ)が14万4373人(累積96万1335人)で5位にランクインした。
ホワイトクリスマスに賑わった映画館…一番人気だった映画はどれ?
さすがクリスマスとしか言えない。24日の未明から降った雪で、ホワイトクリスマスとなった25日の韓国の映画館は、言葉通りクリスマスの恩恵を受けた。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、25日の1日間、韓国興行成績でトップ5入りした映画を観に来た観客数は126万人だった。ホワイトクリスマスの恩恵を最も多く受けたのは映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」だった。ソル・ギョング、ソン・イェジンが共演し、下半期の期待作として挙げられた「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、24日に公開され、25日だけで43万1756人の観客を動員した。映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は高層ビルで発生した火災から生き残るための人々と消防士の奮闘を描いた作品だ。連休を迎え、本来25日だった公開日を1日早く公開した「ザ・タワー 超高層ビル大火災」は、真冬に相応しい感動のあるパニック映画だいう点と、俳優たちの好演で観客から選択されている。ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウなどの名俳優たちが出演する「レ・ミゼラブル」もまた根強い人気を見せている。19日に公開してから、興行成績1位の座を維持していた「レ・ミゼラブル」は、クリスマスに35万5843人の観客を動員した。同名のミュージカルを映画化し、全てのエピソードを歌で構成する形式上の試みと、雄大なスケールが映画の見所だ。口コミで観客動員数が増えると、映画の上映館数も増える傾向にある。公開当時589ヶ所だった「レ・ミゼラブル」の上映館は、クリスマスイブに697ヶ所にまで増え、現在は607ヶ所を維持している。映画「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」を観ると、クリスマスにはやはりロマンス映画という言葉が思い浮かぶ。この年末の、唯一の韓国ロマンス映画である「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」は、消防隊員の日常と同時に、妻と別れた男と、彼に惹かれる女の切ない愛を描いた作品だ。軽くなく、時には愉快に展開される映画の雰囲気が、観客から好評を得ている。コ・スとハン・ヒョジュと言う2人のスターが登場するという点も、映画の見所の一つだ。「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」は25日に20万6,175人の観客を動員した。韓国最長寿コメディ映画シリーズとして挙げられる「家門の帰還-家門の栄光5」も、4位にランクインした。「家門の栄光」シリーズの5作目である同映画は、家族揃って気軽に楽しめるコメディ映画だ。チョン・ジュンホ、ユ・ドングンなど、シリーズの元祖メンバーに、キム・ミンジョン、ソン・ドンイルらが今シリーズで新たに加わり、力を添えた。「家門の帰還-家門の栄光5」は同期間、14万4050人の観客を動員した。ピータージャクソンが手がけた「ホビット 思いがけない冒険」は5位にランクインした。2000年の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで、既にマニア層を持っている映画であるため、その流れを継いでいると言えよう。1秒当たり48フレームを流すハイフレーム技術で、更に素晴らしい映像を実現した今回の映画は、大作ファンタジーのプリークェルという点でも、十分に見る価値のある作品だ。「ホビット 思いがけない冒険」は14万1514人の観客を動員した。
ソン・イェジン、様々なジャンルを演じる彼女には“似合わないものがない”
女優ソン・イェジンが大作パニック映画で、本人のフィルモグラフィーに新しいジャンルを追加する。これまで恋愛、ドラマ、サスペンス、コメディ、ホラーなど、様々なジャンルを演じこなしてきた彼女は、新たな挑戦で再び韓国を代表する女優であることをアピールしている。2001年、ドラマ「おいしいプロポーズ」で彗星のようにデビューしたソン・イェジンがこれまで最も活躍してきたジャンルは、恋愛やドラマだ。恋愛劇クイーンと呼ばれるソン・イェジンは、「ラブストーリー」(2003)で男性たちの初恋のアイコンとして浮上し、2008年「妻が結婚した」で女優としての真価を発揮した。5年の隔たりのある2本の作品で、ソン・イェジンは180度違う役柄へと柔軟に変身し、観客を魅力した。2005年ペ・ヨンジュンと共演した「四月の雪」では、突然の交通事故で死んだ夫に他の女がいたことを知り動揺する主婦役を演じ、ソン・イェジンの新しい一面を発見することができた。何より恋愛劇の女王であることを証明した作品は、2004年に韓国で公開した「私の頭の中の消しゴム」だ。チョン・ウソンと共演したこの作品で、彼女は愛する夫と暮らしながら、徐々に記憶を失っていく女性主人公スジン役を演じ、女優としての魅力を存分にアピールした。ドラマのジャンルでも目立った活躍ぶりを見せた。2006年に放送されたドラマ「恋愛時代」は彼女の代表作だ。別れても忘れられない二人の男女の愛を描いたこの恋愛ドラマで、ソン・イェジンはデリケートな感情演技を披露し、多くの人を感動させた。一方、2008年に放送されたドラマ「スポットライト」では放送記者役を演じ、社会人一年目の女性の成長ドラマを描いた。恋愛やドラマだけではなく、様々なジャンルへの挑戦は続いた。「白夜行-白い闇の中を歩く-」では、サスペンスジャンルに挑戦し、愛らしい容姿の裏に隠された冷たい面で、見る人をぞっとさせ、映画「君に捧げる初恋」「ナンパの定石」ではコミカルな姿も見せた。ホラーや恋愛の独特なコラボである「恋は命がけ」もある。25日に公開する、火災を題材にした大作パニック映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」を通じて、総合ギフトセットのような映画の一部分を担当することになる。他の俳優たちと呼吸を合わせ上手く調和された、以前とは異なる新たな一面を披露する予定だ。ソン・イェジンが次に披露する作品は、サスペンス映画「殺人の疑惑」だ。