ハン・ジェリム
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ハン・ジェリム監督、女優イ・ヨルムとの交際を自ら否定「事実ではない」
ハン・ジェリム監督がイ・ヨルムとの熱愛について直接明かした。10日午前、ソウル中(チュン)区アンバサダーソウルプルマンホテルでNetflixシリーズ「The 8 Show ~極限のマネーショー~」の制作発表会が行われ、リュ・ジュンヨル、チョン・ウヒ、パク・ジョンミン、イ・ヨルム、パク・ヘジュン、イ・ジュヨン、ムン・ジョンヒ、ペ・ソンウ、ハン・ジェリム監督が出席した。同作は、8人の人物が8階に分けられた秘密に包まれた空間に閉じ込められ、時間が経てばお金が稼げる甘く危険なショーに参加することで繰り広げられる物語を描く。全世界で累積クリック数3億回を記録したペ・ジンス作家のNAVERウェブ漫画「マネーゲーム」と「パイゲーム」を合わせて脚色し、ハン・ジェリム監督の感覚的で洗練された演出としっかりしたストーリーテリングで新たに誕生した。これに先立ってハン・ジェリム監督は21歳年下のイ・ヨルムとの交際が報道された。当時、事務所は「プライバシーのため確認できない」と伝えた。こうした中、ハン・ジェリム監督は交際報道について聞かれると「関心があるのかよく分からない。僕は一般人だし」と語り始めた。彼は「とにかく僕もその記事を見た時『なぜあんな話が出てきたのか?』と考えてみたら、僕たちは8人が一度に撮影したので俳優たちのモニターが別にあった。テントみたいに。普通、俳優たちがそこで休んでモニターをするが、イ・ヨルムさんはこの作品に熱意があり、僕にもいつも『本当にオーケーでなければ絶対にオーケーしないで』と言って、ずっとモニターの前にいた」と説明した。続けて「その過程で俳優たちのモニターじゃなくて監督のところに来て、モニタリングして聞いたりするのを見てスタッフたちがそのように感じたのではないかと思った」とし「実はここにいる俳優たちは皆仲が良い。でも、(交際は)事実ではない」と一蹴した。「The 8 Show」は17日、Netflixで公開される。
「わかっていても」出演イ・ヨルム、21歳年上の映画監督との熱愛説が浮上…事務所がコメント
ハン・ジェリム監督と女優のイ・ヨルムの熱愛説が浮上した。8月21日、イ・ヨルムの所属事務所NAMOO ACTORSの関係者は、マイデイリーに「監督と親しい関係だが、俳優のプライベートなので確認が難しい」と伝えた。これに先立って、THE FACTは「ハン・ジェリム監督とイ・ヨルムが交際している」と2人の熱愛説を報じた。報道ではハン・ジェリム監督とイ・ヨルムは昨年12月にクランクアップした「The 8 Show」の撮影現場で、人々の視線を気にせず、恋人関係であることを公開したと伝えられた。ハン・ジェリム監督は2005年、映画「恋愛の目的」でデビューして、「観相師」「ザ・キング」「非常宣言」などを演出した。ハン・ジェリム監督より21歳年下のイ・ヨルムは、2013年にJTBC「もうこれ以上我慢できない」でデビューし、「ナイショの恋していいですか!?」「わかっていても」、映画「ソウル怪談」などに出演した。彼女はハン・ジェリム監督の作品に相次いで参加しており、映画「ザ・キング」「非常宣言」に続き、今年放送予定のドラマ「The 8 Show」にも出演する。・イ・ヨルム、少女から女性へ蠱惑的な眼差しが際立つグラビアを公開・【PHOTO】ソン・ガンホ&イ・ビョンホン&イム・シワンら、映画「非常宣言」VIP試写会に出席(動画あり)
【PHOTO】ソン・ガンホ&イ・ビョンホン&イム・シワンら、映画「非常宣言」VIP試写会に出席(動画あり)
25日午後、ソウル三成洞(サムソンドン)メガボックスで映画「非常宣言」のVIP試写会が行われ、俳優のソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュン、ハン・ジェリム監督が出席した。同作は史上初の災害状況に直面し、無条件着陸を宣言した飛行機をめぐって繰り広げられるリアルな航空災害作品だ。韓国で韓国で8月3日に公開される。※この記事は現地メディアの取材によるものです。写真にばらつきがございますので、予めご了承ください。 ・ソン・ガンホからイ・ビョンホンまで、映画「非常宣言」の役作りで重点を置いた部分とは?・ソン・ガンホ&イ・ビョンホン&イム・シワンら出演、映画「非常宣言」8月3日にIMAXフォーマットで公開決定!予告ポスターを公開
【PHOTO】ソン・ガンホ&イ・ビョンホン&イム・シワンら、映画「非常宣言」マスコミ向け試写会に出席
25日午後、ソウル江南(カンナム)区メガボックスCOEXで映画「非常宣言」のマスコミ向け試写会が開かれ、俳優のソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュン、ハン・ジェリム監督が出席した。同作は史上初の災害状況に直面し、無条件着陸を宣言した飛行機をめぐって繰り広げられるリアルな航空災害作品だ。韓国で韓国で8月3日に公開される。・ソン・ガンホからイ・ビョンホンまで、映画「非常宣言」の役作りで重点を置いた部分とは?・ソン・ガンホ&イ・ビョンホン&イム・シワンら出演、映画「非常宣言」は10年前に制作依頼?当時は諦めた(総合)
ソン・ガンホからイ・ビョンホンまで、映画「非常宣言」の豪華キャストたちが揃って出演!予告から話題に
映画「非常宣言」の豪華キャストたちが、tvNバラエティ番組「出張スペシャル-『非常宣言』」編に初出演することが予告され、話題を集めている。「非常宣言」の主役であるソン・ガンホ、イ・ビョンホン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュン、そしてハン・ジェリム監督まで、今作の主人公たちがtvNバラエティ番組「出張スペシャル」を通じて、映画に対するビハインドストーリーと華やかな話術を披露する予定だ。「出張スペシャル」は、これまでアンテナミュージック、BHエンターテインメントの所属俳優たち、アーティストカンパニーの所属俳優たち、YG ENTERTAINMENTの所属歌手たちなどが出演し、話題を呼んだナ・ヨンソクプロデューサーの代表プログラム「出張十五夜」のスペシャルバージョンだ。今回は、映画「非常宣言」の主役たちが総出演し、ナ・ヨンソクと格別なケミ(ケミストリー、相手との相性)を披露すると期待を集めている。特に、ソン・ガンホをはじめとする俳優たちとハン・ジェリム監督は、ナ・ヨンソクとは初対面であるため、より愉快なシナジー(相乗効果)が期待される。また、スケジュール上の問題で参加できなかった女優のチョン・ドヨンは、等身大パネルで参加し、存在感を示したという。映画で完璧なケミをアピールした俳優たちとハン・ジェリム監督がナ・ヨンソクに会って披露する愉快なストーリーは今月10日夜10時40分、tvN「出張スペシャル-『非常宣言』」を通じて確認することができる。また、YouTubeチャンネル「出張十五夜」を通じてフルバージョンが公開される予定だ。映画「非常宣言」は史上初の航空テロに直面し、無謀な着陸を宣言した飛行機と災難に立ち向かう人々の物語を描く。韓国で8月3日に公開される。
ハン・ジェリム監督、ドラマ演出に挑戦…ウェブ漫画「眩惑」を原作としたシリーズ作品を準備中
映画「観相師-かんそうし-」「ザ・キング」などを手かげたハン・ジェリム監督が、ドラマ演出に挑戦する。本日(2日)午後、SHOWBOXは「ハン・ジェリム監督が、ウェブ漫画『眩惑』を基にしたシリーズ作品を準備している」と明かした。続けて「プラットフォーム及び具体的な制作時期は未定だ」と付け加えた。原作であるホン作家のウェブ漫画「眩惑」は2009年、ポータルサイトNAVERに連載したミステリー時代劇だ。1935年の京城(キョンソン)と1800年代の上海(シャンハイ)を背景に、謎の吸血鬼の物語を描く。SHOWBOXとMAGNUM9が制作し、プラットフォームは未定だという。ハン・ジェリム監督は「恋愛の目的」「優雅な世界」「観相師-かんそうし-」「ザ・キング」などを演出し、忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)を代表する監督として挙げられる。新作「非常宣言」が「第74回カンヌ国際映画祭」 の公式招待作に選定され、公開を控えている。同作には俳優のソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワンらが出演する。
映画「観相師」 制作会社、本作監督を相手取った訴訟棄却される…“非常に残念な結果”
映画「観相師」の制作会社であるジュピターフィルム(JUPITER FILM) が、監督のハン・ジェリムを相手取った訴訟で敗訴した中で、これに関してある立場を明らかにした。ソウル高等裁判所(第8民事部) は17日、「観相師」の制作会社ジュピターフィルムがハン・ジェリム監督を相手取って提起した損害賠償請求と、ハン・ジェリム監督がジュピターフィルムを相手取って提起した追加の興行成功報酬金の請求の全てを棄却した。これに対しジュピターフィルムは「一部メディアでは、控訴審裁判所でジュピターフィルムのハン・ジェリム監督に対する約1億8000万ウォンの興行成功報酬金支給義務を認めたような報道をしているが、ジュピターフィルムが裁判所に供託しておいた興行成功報酬金約1億8000万ウォン(約1700万ウォン) は、第1審判決により今年3月7日にジュピターフィルムがその支給をすでに完了させており、今回の控訴審で争った事案でない」として「ハン・ジェリム監督はすでに支給された約1億8000万ウォンに加えて、追加の興行成功報酬金である約5000万ウォン(約467万円) を請求し、控訴審裁判所はこれを受け入れなかった」と釈明した。続けてジュピターフィルムは「ハン・ジェリム監督を相手に監督雇用契約で定めた予算、および日程遵守義務を違反することによって、制作会社に超過した制作費相当の損害を負わせたという理由で、損害賠償を請求した」とし「本訴訟はジュピターフィルムと同じ映画制作会社がその存廃をかけて進める映画制作事業において、制作費や興行失敗に対するいかなる金銭的な責任も負担も負わない映画監督が、芸術性、作品性という仮面をかぶったまま制作会社との約束された契約から逃れて個人の創作欲のために平然と契約上の義務を違反するという、韓国映画業界の誤った慣行を正し、健全な韓国映画産業発展のための礎石を用意しようと進めたこと」と話した。また、ジュピターフィルムは請求棄却をした裁判所の背景に、監督が自身の債務を不履行であったと見るべき客観的な資料不足に言及し「韓国映画界で契約書が当然尊重されるようにして、監督と制作会社の関係を確立し、共生する映画制作の風土を作るのに寄与しようと本訴訟を進めたジュピターフィルムの立場としては、今回の判決結果が非常に残念だ」と物足りなさを表わした。「映画制作という作業が高度で芸術的な創作行為であることは明らかだが、映画監督はそのような芸術的創作を遂行しながらも、一方では約束された予算を効率的に活用しなければならない契約上の厳格な義務を負っている人物である」としながら、必ず約束が守られなければなければならないと声を高めた。また、本訴訟では立証不足により目的に見合った判断を受けられなかったが、今回の訴訟を機に今後、映画制作において予算と日程の樹立に、より一層の万全を期して監督との契約関係上の責任と義務の範囲を明確にする。そして、健全で先進化された映画制作環境を作っていけるよう、引き続き努力していく所存だ」と明らかにした。
チョ・インソン、ハン・ジェリム監督の新作映画「ザ・キング」出演を検討
俳優チョ・インソンが映画「ザ・キング」(監督:ハン・ジェリム)出演に関連し、詳しい内容を調整している。14日、チョ・インソンの所属事務所IOKカンパニーの関係者はTVレポートに「チョ・インソンが『ザ・キング』の出演を前向きに議論している。しかし、まだ確定したわけではない。詳しい内容を調整している」と明かした。この日、あるマスコミは映画関係者の言葉を引用し、チョ・インソンが「ザ・キング」の出演を巡って最終調整中であり、異変がない限りキャスティングが成立すると報じた。「ザ・キング」は、映画「観相師」「優雅な世界」「恋愛の目的」などを演出したハン・ジェリム監督の新作である。不幸な少年時代を乗り越えて検事になった男が、紆余曲折する物語を描くと伝えた。チョ・インソンが「ザ・キング」に出演を確定すると、2008年の映画「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」以来7年ぶりにスクリーンに復帰することになる。除隊後にドラマ「その冬、風が吹く」「大丈夫、愛だ」を連続ヒットさせたチョ・インソンの活躍が、スクリーンを通して再び続くのか、期待を集める。
チョ・インソン、ハン・ジェリム監督の新作映画に出演?「提案を受けたが『トレイス』とは別の作品」
俳優チョ・インソンが映画「トレイス」(監督:ハン・ジェリム、制作:ウジュフィルム)への出演について「事実ではない」と解明した。チョ・インソンの所属事務所IOKカンパニー側の関係者は10日午後、TVレポートに「最近、ハン・ジェリム監督の作品の提案を受けたのは事実だ。しかし、その作品は『トレイス』ではない」と線を引いた。この関係者は「『トレイス』が制作されるという話は聞いたが、私たちに提案が来たわけではなく、シナリオも見ていない」とし、「ハン・ジェリム監督の別の作品の提案を受けたが、色々な作品と共に悩んでいる。近く決める予定だ」と伝えた。コ・ヨンフン作家の人気ウェブ漫画「トレイス」は、突然変異した超能力者が違う世界からやって来た怪物と戦う過程を描いたSFアクション物だ。韓国版「アベンジャーズ」と呼ばれるヒーロージャンルで、映画界の関心が集まっている状況だ。「恋愛の目的」「観相師」を演出したハン・ジェリム監督は現在、「トレイス」ともう一つの新作のうち、どの作品を先に制作するか検討している。両作品とも制作会社ウジュフィルムが制作を担当する予定だ。
「第50回大鐘賞映画祭」昨年のような事件はなかった…“均等な受賞”(総合)
第2の「王になった男」事件は無かった。1日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)KBSホールで「第50回大鐘賞映画祭」の授賞式が開かれ、映画「観相師」(監督:ハン・ジェリム)が最優秀作品賞を受賞した。今年、11部門でノミネートされた「観相師」は、最優秀作品賞以外にも監督賞、主演男優賞(ソン・ガンホ)、人気賞(イ・ジョンジェ)、助演男優賞(チョ・ジョンソク)、衣装賞など、主要部門でトロフィーを獲得し、6冠に輝いた。今年12の部門にノミネートされ、最多ノミネート作になった「7番房の奇跡」は、主演男優賞(リュ・スンリョン)、シナリオ賞、企画賞、審査員特別賞(カル・ソウォン)など計4つのトロフィーを獲得し、9部門にノミネートされた「スノーピアサー」は編集賞、美術賞を、7部門にノミネートされた「新しき世界」は音楽賞を獲得した。比較的に均等な受賞と言える。それぞれの映画が獲得したトロフィーの数に、差は大きくなく、単純に作品性や興行性の一極に偏った結果でもない。昨年、大鐘賞映画祭は「王になった男」が15冠に輝き、議論になった。「王になった男」は当時、最優秀作品賞をはじめ監督賞、主演賞、人気賞、助演賞などを総なめにした。特に、昨年はキム・ギドク監督の「ピエタ」、チェ・ドンフン監督の「10人の泥棒たち」など話題作が多かったため、さらに反応が大きかった。最終的に、審査員の資質まで議論の的になり、公信力に欠けているとう不名誉を被った。そのため、今年の大鐘賞映画祭はいつにも増して重要だった。今回の授賞式は異論も見られず、公平性も疑われにくいと見られる。そんな中、いつにも増して競争の激しかった主演男優賞部門ではリュ・スンリョン(「7番房の奇跡」)、とソン・ガンホ(「観相師」)が共同受賞し、視線を引いた。主演女優賞は「悪魔は誰だ」のオム・ジョンファが獲得した。男女助演賞はそれぞれ「観相師」のチョ・ジョンソク、「私のオオカミ少年」のチャン・ヨンナムが受賞し、映画への貢献度が認められた。キム・スヒョンは「シークレット・ミッション」で初めて映画で新人男優賞を獲得した。新人女優賞は「悪戯」で大胆な演技を披露したソ・ウナが受賞した。「殺人の告白」のチョン・ビョンギル監督は新人監督賞を受賞し、これからの活躍を期待させた。「観相師」のイ・ジョンジェは人気賞を獲得した。一方、今年は予選で選ばれた51本の作品のうち、21本の作品は16部門に分けられ、採点が行われた。5点から10点まで審査員の点数をあわせて平均を出した。オフラインとオンラインの審査員が別々に選ばれ、作品を審査した。*トロフィーの数の統計:「観相師」6、「7番房の奇跡」4、「スノーピアサー」2、「ベルリンファイル」2、「シークレット・ミッション」1、「悪戯」1、「殺人の告白」1、「新しき世界」1、「ザ・タワー 超高層ビル大火災」1、「私のオオカミ少年」1、「悪魔は誰だ」1受賞者(作)一覧◆最優秀作品賞:「観相師」◆監督賞:ハン・ジェリム(「観相師」)◆シナリオ賞:イ・ファンギョン(「7番房の奇跡」)◆主演男優賞:リュ・スンリョン(「7番房の奇跡」)、ソン・ガンホ(「観相師」)◆主演女優賞:オム・ジョンファ(「悪魔は誰だ」)◆助演男優賞:チョ・ジョンソク(「観相師」)◆助演女優賞:チャン・ヨンナム(「私のオオカミ少年」)◆新人男優賞:キム・スヒョン(「シークレット・ミッション」)◆新人女優賞:ソ・ウナ(「悪戯」)◆新人監督賞:チョン・ビョンギル(「殺人の告白」)◆審査員特別賞:カル・ソウォン(「7番房の奇跡」)◆撮影賞:チェ・ヨンハン(「ベルリンファイル」)◆編集賞:チェ・ミニョン、キム・チャンジュ(「スノーピアサー」)◆照明賞:キム・ソングァン(「ベルリンファイル」)◆企画賞:「7番房の奇跡」◆音楽賞:チョ・ヨンウク(「新しき世界」)◆衣装賞:シン・ヒョンソプ(「観相師」)◆美術賞:アンドレ・ナックバシル(「スノーピアサー」)◆技術賞:ソン・スンヒョンコンピューターグラフィックアイデア(「ザ・タワー 超高層ビル大火災」)◆ハナ金融グループ人気賞:イ・ジョンジェ(「観相師」)◆映画発展功労者:ファン・ジョンスン、チョン・イルソン撮影監督
【PHOTO】ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、チョ・ジョンソク、映画「観相師」感謝イベントに登場!
12日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)タイムスクエア1階の円形ステージで行われた映画「観相師」の感謝イベントに、ハン・ジェリム監督、ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、チョ・ジョンソクが参加した。映画「観賞」は、王の座が危うい朝鮮時代を舞台に、顔で将来を占う天才観相家が国の運命を変えようとすることから繰り広げられるストーリーを描いた映画だ。映画にはソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、チョ・ジョンソク、イ・ジョンソク、キム・ヘスなど、韓国映画界を代表する俳優たちが総出動し、演技のアンサンブルを楽しむことができる。
「観相師」ハン・ジェリム監督“夢の豪華キャスティング?…今なら不可能”
ジャンルをいじることに関しては右に出る者はいないというハン・ジェリム監督(38)が6年ぶりに戻ってきた。ほろ苦いラブコメディ映画「恋愛の目的」(2005年)で成功的なデビューを果たし、その翌年に「優雅な世界」で生活ノワールという新しいジャンルを開拓したハン監督。たった2本の映画で自身の映画の世界を強固にすることに成功した彼は、スーパーヒーロー映画「トレース」が不発に終わり、不本意ながらも6年間のブランクを経験した。多くのプレッシャーを抱えたまま下半期最高の期待作「観相師」(制作:JUPITER FILM)で戻ってきたハン監督は「言葉にできないほど緊張しています」と感想を述べた。「『恋愛の目的』『優雅な世界』は、それぞれラブストーリーやノワールジャンルをいじってみたくて作った映画でした。『観相師』は歴史を前にした個人の敗北感を時代劇というジャンルを通して見せたくて作りました。私の映画はいつも評価が分かれています(笑) そして『観相師』も同様のようです。良かったという方も多いですが、残念だったという方も多かったです。『ハン・ジェリムらしくない』というのが最も大きな理由のようですが、『観相師』はより普遍的な映画です。私特有の世界観が溢れるハツラツとした表現は止め、映画全体を通してもの悲しさを伝えたかったのです」朝鮮時代の天才観相家ネギョン(ソン・ガンホ)が、韓国の歴史上最も悲劇的な事件である癸酉靖難(ケユジョンナン:首陽大君が王の座を狙って起こした朝鮮王朝史に残るクーデター)に巻き込まれたことで展開される物語を描いた「観相師」は、ペク・ユンシク、ソン・ガンホ、チョ・ジョンソク、キム・ヘス、イ・ジョンソク、イ・ジョンジェなど、出演俳優の顔ぶれを見ても一体彼らをどのように集めたのか不思議に思うくらいだ。まさに夢のキャスティングと言っても過言ではない。「ネギョンは喜劇と悲劇を行き来するキャラクターです。物語の中でもムラがある人物で、物語の大きな枠組みとなる人物です。この役にはソン・ガンホ先輩がぴったりだと思いました。このような重荷を背負える俳優はソン・ガンホ先輩しかいませんよね。また、ペク・ユンシク先生の映画に対する力やペンホン役のチョ・ジョンソクの大衆的な雰囲気も必要でした。誰一人として歪んでいたり、私に苦労をかけたりする俳優はいませんでした」「観相師」の最大の長所は、俳優たちがそれぞれの立場で表現できる最高の演技を披露したということだ。シーンごとの微妙なニュアンスを上手く活かすことで有名なハン監督の細かいタッチが輝いた部分だ。特に原作のシナリオにはなかったヨンホン役のキム・ヘスは、登場とともにスクリーンを圧倒する。ネギョンを歴史の渦へ追い込む重要な役割をするヨンホンは、厳しい世の中に耐えながら培った空気を読む能力で、商人と朝鮮一の妓生(キーセン:朝鮮時代の芸者)の間を行き来し、物語をより一層豊かなものにした。「ヨンホン役は誰が適任か、たくさん悩みました。若くて綺麗でセクシーな女性、色んな方がいると思いますが、観客とネギョン両方の心をつかむことのできるカリスマ性が必要だったため、並の女優では説得力がないと思いました。それにはキム・ヘス先輩しかいませんでしたね。役の重要度に比べて登場場面が少ないので気軽にシナリオを渡すことができずに悩みましたが、喜んでOKしてくださったので感謝しております」以下はハン・ジェリム監督との一問一答である。―キャスティングが嫉妬してしまうほど豪華だ。ハン・ジェリム:完璧な役者たちでした。キム・ヘス先輩はKBS 2TVドラマ「オフィスの女王」が大ヒットしましたし、ソン・ガンホ先輩も映画「スノーピアサー」が大ヒットしました。イ・ジョンソクくんは言うまでもありません(笑) 今彼らを一本の映画に集めることは不可能だと思います。「観相師」が始まった頃は素朴でした。本当にありがたいことに素晴らしい俳優のみなさんが集まってくれました。その方々が「観相師」出演後、それぞれ各自の作品もヒットしました。おかげで感謝の気持ちもありますが、同時にプレッシャーもものすごく大きいです。―キム・ヘスがイ・ジョンソクをキャスティングしたことについて「監督の目利きは素晴らしい」と絶賛したようだが。ハン・ジェリム:実際ジンヒョンは典型的なキャラクターではありません。ですので典型的ではないタイプの俳優に演じてほしかったんです。より堂々としていて、背も高く、カッコいい俳優が演じてこそ、物語の後半には感情がより一層増して盛り上がるだろうという信念がありました。―ソン・ガンホ、チョ・ジョンソクのアンサンブルが期待以上だった。ハン・ジェリム:映画の現場は、100人ほどのスタッフが素早く動き緊張感のある空間です。そのため、先輩という存在がいかに後輩たちをリラックスさせることができるのかによって演技の出来は完全に変わってきます。ソン・ガンホ先輩がチョ・ジョンソクさんをうまくリラックスさせてくれました。言い換えれば、思う存分演技ができるようにしてくれたとも言えます。ソン・ガンホ先輩がチョ・ジョンソクさんに硬い言葉で話しかけていたら、ここまで素晴らしいアンサンブルは生まれていなかったでしょう。―ハン・ジェリム特有のディテールがなくなったという感じがした。ハン・ジェリム:「観相師」は、歴史の前では一人の人間がいかにちっぽけな存在なのか、その悲しさについて描きたかった作品です。光化門(クァンファムン)のような歴史的な建物は数百年経ってもそのままですが、私たちは本当にちりのような存在でしかありません。ネギョンが歴史の大きな流れの中で無力になるところを見て、果たして誰が歴史の真なる敗者で勝者なのかを考えて欲しかったのです。すなわち「観相師」は私が好んで表現していたディテールよりは物語そのものがもっと重要な映画です。感情の起伏に焦点を合わせたことが残念だったという方も多くいました。もし「観相師」が今回より小さな規模の物語を描いていたならば、私の好きなハンドヘルドやジャンプカットの手法をたくさん使ったでしょう(笑)―音楽が少し過剰だったのではないかという指摘もある。ハン・ジェリム:音楽は私が決めた部分が多いです。イ・ビョンウ音楽監督は、映画の背景に溶け込ませるタイプですが、それを私がもっとスクリーンの外へと連れ出しました。―ラブコメディ「恋愛の目的」ノワール「優雅な世界」に続き、今回は時代劇だ。毎回違うジャンルに挑戦する理由はあるのか。ハン・ジェリム:普段から時代劇に対する興味は常にありました。ジャンル的に注目を浴びるジャンルですので。「観相師」は私にとってとても楽しい経験でした。ただ時代劇だからといって歴史的な事実が詳細に描写されるべきだとか再解釈されるべきという視線にはプレッシャーを感じます。「観相師」はそのような映画ではありません。癸酉靖難というフレームの中である観相家の物語を描きたかったのです。観客は映画のチケットを購入する前に「この映画は面白そうだから買って見てみよう」と思ったりします。観客が「観相師」にどのような期待をしているかは私も知っています。心配なのはその期待と「観相師」の内容との間にギャップがあるということです。―では観客に「観相師」をどのような映画として見てほしいと思うのか。ハン・ジェリム:「観相師」は胸が苦しくなるような映画です。癸酉靖難に対する再解釈、観相に関する深みのあるディテールよりも歴史を前に波のように崩れていく個人の人生の物語に関心を持って見てほしいです。