ファジャン
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「ファジャン」キム・ギュリ“次の作品では顔から化粧を落とした役割がしたい”
大きな瞳に陶磁器のような肌、体のラインまで綺麗で視線を引き付ける女性がいる。会社の重役であり、死んでいく妻を持つ男は、視線でこの女性を追うだけでその感情を表現することはない。映画「ファジャン」(イム・グォンテク、制作:ミョンフイルム)のオ常務(アン・ソンギ)とチュ・ウンジュ(キム・ギュリ)の関係がそうだ。チュ・ウンジュは登場だけでオ常務の心に波紋を起こす女性だ。それを演じる俳優が美しくてこそ説得力ができる。そのような意味で女優キム・ギュリのキャスティングは適切だった。清楚で健康的な魅力を持つ彼女は、イム・グォンテク監督に出会い、人生の絶頂にあるさわやかな女性を完成させた。このように「ファジャン」のキム・ギュリは自ら輝いているような美しさをアピールする。6日、インタビューのために会ったキム・ギュリはこのような賞賛に「スタッフのおかげ」と答えた。「下流人生~愛こそすべて~」(2004)以来、イム・グォンテク監督の映画に2回目に出演したことが光栄だとした。「監督がまた私を呼んでくださるとは、想像もできなかった。さらに、チュ・ウンジュとの人物がとても魅力的ではないか」と述べた。映画のチュ・ウンジュは観念的な人物だ。実際とオ常務の想像が混ざり、ある瞬間何が本当のチュ・ウンジュなのか首をかしげるようになる。オ常務と彼の妻(キム・ホジョン)が実在する人物だとすれば、チュ・ウンジュはオ常務が欲望するイメージとして存在する。「最初はチュ・ウンジュがオ常務の視線だと思い、軽く考えていました。『下流人生~愛こそすべて~』のときは監督が具体的にディレクションをくださり、母の出棺式直後で完璧に演じたい気持ちが強かったです。今回は監督が多くの部分を任せてくださいました。自らしなければなりませんでした。うまくしたいとの気持ちで負担も大きかったです。軽い気持ちで入り、重くなって出ました」「ファジャン」は彼女に悩み事を残した。キム・ギュリは「どうすれば魅力的に映るのかを考えたことがない」としながら「内面の魅力が私だけのものだと思ったが、それを表に引き出す作業をしながら自身を疑うようになった。私は魅力的なのかとの質問をまだ解けていない。自信をなくした」と本音を打ち明けた。そのためだろうか。俳優として過渡期だとする彼女は「次の作品では顔からファジャン(化粧)を落とした役割をしたい」と希望した。曖昧な例えにその意味を再度尋ねると動的なキャラクターだと説明した。最近の出演作で静的な人物を主に演じ「私にこれ以上のことを望まない感じがした。運命のように良い作品を待とうと思った」と答えた。「2002年MBCドラマ『I LOVE ヒョンジョン』でアン・パンソク監督とご一緒したことがあります。初の撮影に行ったら、監督に化粧を落とすようにと言われました。とても驚きましたが、それでも化粧を落としすっぴんで撮影に入りました。しかし、本当に綺麗に映りました。自信がつくと演技に対するメイクも落とすようになりました。キャラクターではなく、私が出ました。その時の喜びを再び味わいたいです」彼女は映画「少女たちの遺言」(1999)であらゆる新人女優賞を受賞し華やかにデビューした。その後映画とドラマを行き来しながら安定した演技で好評を得た。にもかかわらず、それに満足するよりは完璧を期しもっと発展しようとする彼女の姿からは、俳優としての使命感が感じられた。「今や少し降ろしなさいとよく言われます。仕方がないです。性格ですから(笑) 私には演技がすなわち日常です。動機を探すもっとも強力な方法も作品です。いつになるか分かりませんが『ファジャン』以降は化粧を落としたキャラクターにめぐり会いたいです」
少女時代 ソヒョン「ファジャン」VIP試写会に参加“今日は一人で来ました”(動画あり)
6日午後、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で映画「ファジャン」のVIP試写会が行われた。この日のVIP試写会には少女時代のソヒョンをはじめ、キム・ウビン、トニー・レオン(梁朝偉)、チョ・ユニ、BEASTのイ・ギグァン、シン・ソンロク、イ・ジョンヒョン、オ・ジョンへ、キム・ミンジョンなどが出席し、場を輝かせた。映画「ファジャン」はキム・フンの同名小説を原作とした作品で、死んでいく妻(キム・ホジョン)と若い女(キム・ギュリ)、そしてある男(アン・ソンギ)の三角関係を描いた映画だ。イム・グォンテク監督の102番目の作品で、第71回ベネチア国際映画祭、第65回ベルリン国際映画祭など、有数の国際映画祭に公式招待された。※この動画はPCサイトのみの対応となります。
【PHOTO】少女時代 ソヒョン&トニー・レオン&BEAST イ・ギグァンら、映画「ファジャン」VIP試写会に出席
6日の午後、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で映画「ファジャン」(監督:イム・グォンテク)のVIP試写会が開催された。この日の試写会には香港の俳優トニー・レオンをはじめ、少女時代 ソヒョン、BEAST イ・ギグァン、キム・ウビン、コン・スンヨン、ユ・ジテ、オ・ジホ、キム・ミンジョン、シン・ソンロクなど約30人のスターが出席した。「ファジャン」は巨匠イム・グォンテク監督の102作目の映画だ。死んでいく妻と若い女の間に置かれた1人の男の話で、アン・ソンギ、キム・ギュリ、キム・ホジョンなどが出演する。韓国で9日から公開される。
「ファジャン」アン・ソンギ、演技人生60年、挑戦を恐れない“国民的俳優”
俳優アン・ソンギ(63)は今年でデビュー58年目になった。子役として出演した映画だけで約70本、計160本あまりの映画に出演した彼の歴史は、そのまま忠武路(チュンムロ:韓国の映画界の代名詞)の歴史であり、国民的俳優は彼のために作られた呼び名に違いない。そんな彼がデビュー58年目にして意味のある挑戦に乗り出した。イム・グォンテク監督の102本目の映画「ファジャン」(監督:イム・グォンテク、製作:ミョンフィルム)でこれまでに見せたことのない色の熱演を繰り広げたのだ。彼は「やったことのない演技なのでいつも難しかったし、大変だった」と打ち明けた。半世紀以上俳優の道を歩んできた彼にとっても、演技は相変わらずときめきを与えてくれることであり、手強いことであるようだ。「ファジャン」は2004年に第28回李箱(イサン)文学賞で大賞を受賞したキム・フン作家の小説を原作にした作品で、癌になった妻が死に近づくほど他の女性を深く愛するようになった男性の切ない渇望を描く。アン・ソンギは人生の切なさと沸き上がる渇望が混ざった中年男性の心を特有の落ち着きのある演技で表現した。彼は欲望と絶望を眼差し一つで表現した。妻の葬式を行いながらも広告のコピーを決裁しなければならない厳しい人生に押しつぶされたオ・サンムの疲れ、若い女性の前で揺らぐ中年男性としての葛藤をバランスよくスクリーンで表現するのはアン・ソンギだからこそ可能なことだった。「ファジャン」の揺れる中年オ・サンムとは違い、実際のアン・ソンギは抜け目のない人生を生きている。先輩、後輩の慶弔事には必ず参加し、信号無視は想像もできない。それだけでなく、インスタントコーヒーも自分がモデルとして活動しているブランドのコーヒーだけを飲む人生。「そのような人生は大変ではないか」という質問に、アン・ソンギは「大変と言えば大変だし、大変じゃないと言えば大変じゃない」と淡々と答える。次回作「狩り」(監督:チョン・ジヌ、制作:ビックストーンピクチャーズ)で並外れたアクションシーンにチャレンジする彼は「髪も伸ばし、ビジュアル的に多くの試みをする」と期待を示した。演技人生60年、挑戦を恐れない彼の歩みは今も現在進行形だ。以下はアン・ソンギとの一問一答である。―世界の様々な映画祭に招待された。反応が一番よかったところは?アン・ソンギ:ベネチア映画祭だ。本当に胸がじーんとするくらいだった。形式的な拍手ではなく、心からの熱い拍手をもらえた。僕もベネチアで完成本を初めて見たため、観客の気持ちで見た。韓国でも海外でも共感できる題材なので、さらに好んでもらえたのだと思う。もちろん釜山(国際映画祭)での反応もよかった。これからは観客の反応が気になるところだ。―50年以上映画をしているのに、今も興行成績に対する不安はあるのか。アン・ソンギ:投資者、制作者に対する最低限の責任があるからプレッシャーを感じる。俳優をしていて一番嬉しい時は、公開された映画の興行成績がいい上に、撮影中の映画も気に入っている時だ。そういう時は本当に恍惚とする。―シナリオも出ていない状況で出演を決めたと聞いた。アン・ソンギ:一昨年の釜山国際映画祭で決めた。ミョンフィルムの方から連絡があった。おそらく監督と話し合った内容を僕に伝えたようだ。家に他の本はないが、李箱(イサン)文学賞の全集は持っている。短編小説が好きだ。短いけれど起承転結がはっきりとしていて、メッセージが明確なので演技に役立つからだ。10年前、「ファジャン」を読んで衝撃を受けた。キム・フン作家の文体は独特じゃないか。「ファジャン」を読んで「映画化したらいいだろう」と思っているうちに映画の出演オファーがあり、とても嬉しかった。何より中年の悩み、葛藤、心理を扱う映画に出演できてよかったと思う。もちろん僕の年齢は中年を超えたけど(笑)―最近の出演作でここまで深いクローズアップはなかった。長年演技をしてきても、クローズアップはやはり難しそうだ。アン・ソンギ:オ・サンムの雰囲気を表現することが容易ではなかった。いつもそのような状況を想像しながらエネルギーを注ぐしかないため、撮影中はずっと大変だった。普段よく冗談を言うが、それを抑えて沈潜していた。現場の雰囲気もすごく思索的だった。―初めてベッドシーンに挑戦した。ランニングシャツを着ていた理由は何か。アン・ソンギ:実際にチュ・ウンジュと見つめ合ったり、愛し合ったりするシーンはない。すべてオ・サンム一人で見つめたり、想像するだけだ。妻とのベッドシーンも同じ脈絡だ。病気の妻と愛し合うのに上着を全部脱いできちんとするのもおかしいと思った(笑) 映画の意図と違うシーンになりそうだったからランニングシャツを着たまま演じた。―「フェアラブ」でも一度ラブシーンを演じた。「ファジャン」でも多少露骨なシーンに対する悩みがあったと思う。アン・ソンギ:最初のシナリオではもうちょっと露骨なシーンがあったけど、そのままだとあまり他の映画との差別化がなっていない気がした。見所を中心にする映画より、感情が節制されているほうがはるかにいいと思った。―イム・グォンテク監督の作品は8作目だ。アン・ソンギ:監督は今も昔のスタイルにこだわっている。当日の朝早く現場に出てカットを分けてアングルを悩む。毎朝スタッフと俳優が集まって会議をするのだ。最近はあまり見られない風景だ。瞬発力を求める現場であるわけだ。もちろん大作映画ならストーリーボードが必要だと思うが、監督の映画は人間中心の映画じゃないか。このようなスタイルが合っていると思う。―アン・ソンギ、キム・ギュリとは違い、キム・ホジョンは「ファジャン」が初めてのイム・グォンテク監督作だった。アン・ソンギ:数本の映画に出演しただけだったから映画現場のメカニズムに慣れてないところがあった。しかし、作品に臨む姿勢や情熱があったため、すぐに吸収した。また癌患者のキャラクターなので痩せなければならなかった。餓死しない範囲で食べていた。本人はつらくなかったと言うが、役に近づく過程だと思ったから、苦痛ではなく喜びとして受け入れたんだと思う。―ここ数年間カメオ出演が多い。アン・ソンギ:「力を添えてほしい」という提案が多いが、出演後に残念だという反応を時々聞いた。今年からは僕がやりたいままにしようと思った。―アン・ソンギという名が持つ重さに対する責任感のためか。アン・ソンギ:最初は「ちょっとだけ撮影に参加すればいい」という考えで出演する。でもいざ映画館で作品が上映されるのに『アン・ソンギ、存在感がないな』と言われると、むしゃくしゃする。また僕はカメオだから途中から撮影に参加するけど、残りの人々は撮影前の告祀(コサ:幸運をもたらすように祭壇を設け、供え物を供えて祈ること)からクランクアップまで一緒に旅をする人たちじゃないか。その思い出を一緒に分かち合えない立場はすごく寂しい。そこが容易じゃない。俳優として大きな役に対する欲は「NOWHERE ノーウェアー」(99)に出演した時にすでに諦めた。助演でも一生懸命にすべきという悩みは1990年代にすでに終わった悩みだ。しかし、役の大きさに関係なく存在感がないと言われるのはとてもつらい。―副執行委員長を務めている釜山国際映画祭が騒がしくなっている。アン・ソンギ:釜山国際映画祭は釜山で開かれるが、その意味と規模から見ると大韓民国の国際映画祭とも言える。その分、釜山市にも配慮していただきたい。韓国のために釜山市が貢献していると思って配慮してくれれば気を病むことがないと思う。映画祭で上映される映画も成熟した韓国の国民が判断することであり、それに何かの物差しを突きつけるということはその物差しは何であれ、それができる権限が(釜山市に)あるのだろうか。―様々な協会の委員長を務めているし、慶弔事もちゃんと出席し、信号無視もしない。そのような人生は大変じゃないか。アン・ソンギ:時々マネージャーに「(信号無視して)そのまま行こう」と言うことはある(一同爆笑) それを大変だと思えば大変だし、大変じゃないと思えば大変じゃない。自分の考え方にかかっている。慶弔事も「ああ、行きたくないな」と思うと大変だけど、人生の過程、出会いの時間、回想と追憶の時間だと思うと大変じゃない。―コーヒーもモデルを務めたブランドのコーヒーしか飲まないと聞いた。アン・ソンギ:最近はアラビカ○○○を飲む(笑) 朝それを飲んで一日が始まる感じがする。―現在、忠武路ではアン・ソンギにどんな顔を求めているのか。アン・ソンギ:僕も気になる。ハリウッドの場合は年取った俳優が悪役をたくさん演じているが、僕はしたくない。感動、楽しさを与える役割がしたい。悪役をしないと演技に制約があると思った瞬間もあるが、最近はむしろ楽になった。必ず悪役を演じる必要はないと思う。
「ファジャン」キム・ホジョン“入浴シーンは私自身との戦いでした”
映画「ファジャン」は監督イム・グォンテクの102本目の映画、アン・ソンギの大胆な変身、監督イム・グォンテクとアン・ソンギの約50年間の呼吸で話題になった。しかし映画を見た後、このような修飾語より先に浮かべる俳優がキム・ホジョンだ。「ファジャン」はキム・フンの同名小説を原作とした作品で、死んでいく妻(キム・ホジョン)と若い女(キム・ギュリ)、そしてある男(アン・ソンギ)の三角関係を描いた映画だ。キム・ホジョンは「ファジャン」で原作の中で活字に閉じ込められていた妻という人物をスクリーンで生きている人物に変身させた。死んでいく妻の姿に凄絶に迫り、そのおかげで死んでいく妻がいるある男が若い女に引かれる過程がよりリアルに描かれた。「短編小説がとても印象的でした。リアルに見せるのが監督イム・グォンテクの方式だと思います。チュ・ウンジュ(キム・ギュリ)はオ常務が想像や心の中で好きな人物で、性的ファンタジーとして登場したりフレッシュにイメージ化されます。その反面、私は現実です。リアルに表現しなければならないです」もっともリアルなシーンは話題になった入浴シーンだった。病気で自身の体さえ支えられない妻を夫がお風呂に入れるシーンだが、露出で話題になったものの、映画を見るともっとも胸が痛いシーンとして記憶されるはずだ。辛い記憶である上に人々が演技より入浴シーンに集中するのではないか心配になって自ら言及することを避けるが、自身の闘病経験がベースになった好演で完成させたシーンである。「俳優たちが『自身の人生を投影させ、経験を生かした』と話すでしょう。私もそんなことを良く話したが、実際に演じる時、闘病の経験があまりにも辛くて回避しました。しかし心から経験を生かすべき状況になりました。女優として客観的に、理性的に演じました。私自身との戦いが始まったのです。話だけではなく行動で見せるべきだと思いました。数日間を悩みました。とても怖かったです。『もう忘れたと思ったのに、なぜ私が望む通りにできないの?』と思いました。しかし女優として成長したいと思った後は淡々と撮影に臨みました」露出自体は重要ではない。猥褻とはとても思えないシーンだったが、もしかして『露出が話題になったら?』という考えさえもしなかった。ただ「だんだん死んでいく彼女の肌と骨が見えず、私の太った内ももが見えてとても腹が立った」と話す本物の女優キム・ホジョンだけがカメラの前に立っている。このシーンを撮影する時、アン・ソンギが素晴らしい俳優であることをもう一度感じた。二人は撮影に入る前、お互いに多様な意見を交わしながらそのシーンを熟知した。当時、アン・ソンギは、もし二人が決まったセリフで話さなくても全部合わせてあげるとキム・ホジョンを安心させた。実際にそのように相手の演技に即座で合わせられる俳優が少なく、その言葉の意味が心を込めて演じようというものであるため、より心を捉えた。ここに劇中剃髪シーンを撮影する時、女優だからよりきれいに見せる方法を悩み「また髪の毛は生えるんだ」と慰める姿に感動した。「アン・ソンギ先輩が素晴らしい俳優であるのは知っていたが、それ以上でした。スクリーンで見た時、紳士的で優しい俳優として見えるでしょう。他の俳優たちの評価も同じです。実際に撮影に入った時、私が思ったより素晴らしかったです。紳士を超えた配慮に、俳優として作品を理解する能力も立派な方でした。現場でも上手でした。今回の共演でアン・ソンギ先輩をより尊敬することになりました」キム・ホジョンはこの作品を通じて7年ぶりにスクリーンに復帰した。今までいろんなことがあった。心身が疲れ、スランプも経験した。空しさを感じてしばらく演技も休んだ。しかし生まれつきの女優だった彼女は自分を空にして大学院に進学、演出の勉強に集中した。勉強を初めながら再び演劇の舞台にも立った。そして7年ぶりの復帰作「ファジャン」にも出演した。そのおかげで女優として自信を回復した。再びカメラの前に立った彼女は前に進む準備を終えた。「秋に演劇公演があります。ドラマ『風の便りに聞きましたけど!?』に出演しているが、ドラマが終わった後には旅行に行く計画です。ベルリンに行って映画も鑑賞し、7月には公演練習に入る予定です。まず大学院の論文を完成させなければならないです。その後の計画は未定です」
「ファジャン」強烈なメッセージと極上の美しさ…3枚の未使用ポスター公開
映画「ファジャン」が3枚のBカット(実際には使われない写真のこと)ポスターを公開した。闘病中の妻を持つ男性が若い女性に引かれるストーリーを描いたイム・グォンテク監督の102本目の映画「ファジャン」が強烈なメッセージと極上の美しさを込めたポスターを公開した。公開されたBカットポスターは、人間の本性と道徳観念の間で苦悩する主人公オ・サンム(アン・ソンギ)の心の中を繊細に描き、人生と愛、人間そのものについて質問を投げかけて、映画の深さを感じさせる。最初のポスターは痩せた背中を露にして横になっている妻を置いて、揺れる眼差しである女性を見つめるアン・ソンギの視線を通じて死と生の間に置かれた男性の渇望を表現する。また、2枚目のポスターは頭を下げて苦悩する男性の横顔が、どうしようもなく込み上げてくる感情を抑えるしかない主人公の苦悩と葛藤を見せてくれる。最後のポスターは女性のシルエットとあえてそれから目をそらす姿で、自分のものにならないことに対しての現実的な選択を表現した。「ファジャン」は、2004年に第28回李箱(イサン)文学賞で大賞を受賞したキム・フン作家の小説を原作にした映画で、2人の女性を愛する男性の心理を繊細に表現した。死体を燃やすファジャン(火葬)と顔を美しく飾るファジャン(化粧)という二つの意味を持ち、若い女性の美しい生命と一瞬で灰になってしまう人間の生と死を一つの器に入れた作品だ。「ファジャン」は、韓国で9日に公開される。
「夫や妻を愛していながら、他の異性に揺らぐことがある」80%の韓国人がアンケートで回答
80%の韓国人が配偶者を愛していながらも他の異性に惹かれると答えた。4月9日に韓国で公開される映画「ファジャン」が3月6日から19日まで、ezday、Mimint、miclubなどのインターネットコミュニティサイトで20代~60代の男女659人を対象に「配偶者を愛していながらも他の異性に揺らぐことがある」というテーマでアンケート調査を行った結果、全体の回答者の80%に当たる525人が「共感できる」と答えた。特に40代の場合、回答者の87.5%が共感できると答え、20代(76.5%)、30代(80%)をおさえて最も高い数値を記録した。イム・グォンテク監督の新作「ファジャン」は死んでいく妻と若い女性の間で悩むある男の物語を描く作品で、2004年第28回イサン文学賞大賞を受賞したキム・フン作家の同名小説を原作としている。イム・グォンテク監督は「心の中の色や考え、欲、夢など、心の外に出せなかったことを描いた映画だ」と演出の意図を明かした。
「ファジャン」キム・ギュリ、全裸の露出シーンについて“プレッシャーを感じた”
女優キム・ギュリが映画「ファジャン」(監督:イム・グォンテク、製作:ミョンフィルム)の露出シーンについてコメントした。キム・ギュリは17日午後、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で行われた「ファジャン」のマスコミ試写会の後に開かれたメディアデーで、劇中の露出シーンについて「プレッシャーを感じた」と述べた。「ファジャン」は、死んでいく妻と若い女性の間に置かれた男性のストーリーだ。劇中でオ・サンム(アン・ソンギ)を魅了するチュ・ウンジュ役を演じたキム・ギュリは、蠱惑な美しさを存分にアピールする。特に、オ・サンムの想像シーンでは一糸まとわぬ姿で登場する。キム・ギュリはこれに対して「布団でもかけたらダメかと聞いてみたりもした。しかし、シナリオ上、それが正しいと思った」と述べた。露出シーン以外にも体型を表すタイトな衣裳を着ることに対して「意図的にボディを強調した。照明などを利用してボリューム感を表現した」と述べた。キム・ギュリは、映画「下流人生~愛こそすべて~」(2004年)でイム・グォンテク監督の映画に初めて出演した。当時、キム・ギュリに対する監督の印象は「女性らしい女優」だった。これを破ったのが2013年に開催された第18回釜山(プサン)国際映画祭の開幕式だった。当時、キム・ギュリはオープニングステージに上がり、スポーツダンスを披露した。イム・グォンテク監督は「キム・ギュリであることを知らないまま公演を見たが、セクシーな魅力もあるんだなと思った。原作のキャラクターとよく合うと思った」とし、これがキム・ギュリを「ファジャン」にキャスティングした理由だと述べた。「ファジャン」は、2004年に第28回李箱(イサン)文学賞で大賞を受賞したキム・フン作家の同名の小説を原作にした作品で、来月9日に韓国で公開される予定だ。
映画「ファジャン」苦悩するアン・ソンギの姿をおさめた予告ポスター&予告編を公開
イム・グォンテク監督の102本目の映画「ファジャン」(制作:ミョンフィルム、配給:リトル・ビック・ピクチャーズ)の予告ポスターと予告編が公開された。「ファジャン」は死んでいく妻と若い女の間で悩むある男の物語で、2004年第28回イサン文学賞大賞を受賞したキム・フン作家の同名小説を原作としている。公開された予告ポスターは、アン・ソンギ特有の深い内面演技と感性的な雰囲気で視線を引く。たったワンカットのイメージの表情だけでも生と死が交差する人生の悲しみとその中に置かれたある男の内面を表現する俳優アン・ソンギの真面目さが、映画の中で見せる熱演に対する期待を高める。ここに「妻と若い女、その間で悩むある男の物語」というコメントがドラマチックなストーリーに対する好奇心をくすぐる。これと共に公開された予告編は、街を徘徊する主人公オ・サンムの寂しい後ろ姿で始まり、続いて現れるアン・ソンギの凄然とした表情が、知らない感情の渦に巻き込まれた人物の葛藤をそのまま表現する。満身の力を込めた演技で注目を浴びている女優キム・ホジョンは剃髪までしながら死んでいく妻を熱演し、キム・ギュリは一生最も輝く時期を生きている女性であり、男の心を揺るがす魅惑的なキャラクターに変身して美しい魅力をアピールする。2人の女性の間で悩む男になったアン・ソンギの深い内面演技に、簡単に目をそらすことができない映画である。イム・グォンテク監督の新作「ファジャン」は、韓国で今春公開される。
「ファジャン」ストックホルム映画祭に招待&ロンドン韓国映画祭の閉幕作に
イム・グォンテク監督の102番目の作品、「ファジャン」が世界から関心を集めている。「ファジャン」を制作したMyung Filmは28日午前「ファジャン」が第25回ストックホルム国際映画祭に公式招待され、第9回ロンドン韓国映画祭の閉幕作として選定されたとした。特に、ロンドン韓国映画祭の3種類の公式ポスターの1つは「ファジャン」のポスターカットで飾られた。「ファジャン」は第25回ストックホルム国際映画祭Asian Imagesセクションに公式招待された。ストックホルム国際映画祭は、スウェーデンのストックホルムで開催される、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、北欧州を代表する映画の祭典となる。「ファジャン」と共に「海にかかる霧」「最後まで行く」「神の一手」「自由が丘で」などの韓国映画がAsian Imagesセクションに招待され、「私の少女」が競争部門に入った。ストックホルム国際映画祭は11月5日開幕し、16日まで行われる。「ファジャン」の海外配給を担当しているファインカットによると、ストックホルム映画祭のプログラミングチームが「ファジャン」について「愛と責任に対する強烈な考察であり、人間の肉体の悲惨な弱さを赤裸々に照明している。俳優アン・ソンギとキム・ホジョンの切ない演技と共に、今回のイム・グォンテク監督の102番目の作品は人生と死、そして愛を特別に反芻している」と評した。今年で第9回を迎えるロンドン韓国映画祭は、イギリス・ロンドンで開かれる韓国映画祭で、世界の人々の関心を集め韓国映画の存在感を示している。合計60本の韓国映画をロンドンの中心街の映画館で上映し、観客の8割が現地の人であるほどイギリスの大衆からの関心も高い。ロンドン韓国映画祭は、11月6日開幕し、21日まで行われる。「ファジャン」は第71回ベネチア国際映画祭、第39回トロント国際映画祭、第33回バンクーバー国際映画祭、第34回ハワイ国際映画祭、第19回釜山(プサン)国際映画祭に招待されている。癌になった妻が死に近づくほど他の女性を深く愛するようになった男性の切ない渇望を描く物語で、今年の下半期韓国で公開される予定だ。
「ファジャン」キム・ホジョン“性器露出、スムーズに演じられた”
女優キム・ホジョンが性器を露出したシーンについて、スムーズに演じられたと話した。キム・ホジョンは5日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)ウォルソクアートホールで開かれた映画「ファジャン」の公式記者会見で「性器を露出したシーンはスムーズに演じられた」と話した。彼女はこの日「本来、性器の露出はなかった。出さなかった。だから初めは上半身だけ撮っていたけれど、後でフルショットで繋げて撮ってみると、その方がずっと美しいと言われた。とても慎重に話してくれた。私はスムーズに演じられたと思う。性器を出すことが難しかったというより、実はそのシーンがエネルギーをたくさん使わないといけないシーンだったので、そこに注力した」と語った。さらに「この役を準備しながらドキュメンタリーを参考にした。自信のある演技というのは、自分がよく分かっていることを演じる時にできると思う。病気になった経験もあるし、周りにもいるので、精神的に苦しかったけれど、スムーズに自信を持って演じられた」と付け加えた。これに共演したキム・ギュリは「いろんな話をしたけれど、姉さんが(闘病していたことを)私には一度も言わなかった。今日初めて知ってびっくりした」と言って目頭を押さえた。「ファジャン」は、癌にかかって死んでいく妻と恋心を抱いている若い女性の間で悩む中年男性の物語を描いた作品で、2004年に第28回イサン文学賞大賞作を受賞した作家キム・フンの小説をもとにしている。
「ファジャン」アン・ソンギ&キム・ギュリら、ベネチア国際映画祭のため9月1日に出国…公式スケジュールをこなす
イム・グォンテク監督の102本目の作品「ファジャン」の第71回ベネチア国際映画祭での公式スケジュールが確定した。イム・グォンテク監督と俳優アン・ソンギ、キム・ギュリ、キム・ホジョンが、27日に開幕する第71回ベネチア国際映画祭の非コンペティション部門のガラ上映作として招待された映画「ファジャン」の公式スケジュールをこなすため、9月1日に出国する。「ファジャン」チームは9月3日正午(韓国時間19時)、記者会見とフォトコールイベントを行う。続いて午後2時のレッドカーペットイベントと2時30分(韓国時間21時30分)の公式上映会に出席する予定である。「ファジャン」はイム・グォンテク監督の102本目の作品で、ワールドプレミアとしてベネチア国際映画祭に出品されるのは「シバジ」「下流人生~愛こそすべて~」「千年鶴」に続き4作目。現代を描いたという点で、以前の作品とは全く違う作品となることが期待されている。時代を超える巨匠がどのように新しい作品を見せるのか注目されており、現地の関心が高まると予想される。ベネチア映画祭のプログラマーであるエレナ・ポラチは「本当の映画マスターでなければこのような難しい題材をこれほどの自信を持って描くことができないと思う。人生の様々な段階で出会う人間関係について、豊かに語る素晴らしい映画だ」と評価しており、映画に対する反応も期待されている。第71回ベネチア国際映画祭は8月27日から9月6日まで開かれ、イム・グォンテク監督と俳優アン・ソンギ、キム・ギュリ、キム・ホジョンは公式スケジュールをすべて終えてから、9月6日に帰国する予定だ。「ファジャン」は、癌にかかって死んでいく妻と恋心を抱いている若い女性の間で悩む中年男性の物語を描いた作品で、2004年に第28回イサン文学賞大賞作を受賞した作家キム・フンの小説をもとにしている。今年下半期に韓国で公開される予定だ。