「ファジャン」キム・ギュリ“次の作品では顔から化粧を落とした役割がしたい”
大きな瞳に陶磁器のような肌、体のラインまで綺麗で視線を引き付ける女性がいる。会社の重役であり、死んでいく妻を持つ男は、視線でこの女性を追うだけでその感情を表現することはない。映画「ファジャン」(イム・グォンテク、制作:ミョンフイルム)のオ常務(アン・ソンギ)とチュ・ウンジュ(キム・ギュリ)の関係がそうだ。
チュ・ウンジュは登場だけでオ常務の心に波紋を起こす女性だ。それを演じる俳優が美しくてこそ説得力ができる。そのような意味で女優キム・ギュリのキャスティングは適切だった。清楚で健康的な魅力を持つ彼女は、イム・グォンテク監督に出会い、人生の絶頂にあるさわやかな女性を完成させた。このように「ファジャン」のキム・ギュリは自ら輝いているような美しさをアピールする。
6日、インタビューのために会ったキム・ギュリはこのような賞賛に「スタッフのおかげ」と答えた。「下流人生~愛こそすべて~」(2004)以来、イム・グォンテク監督の映画に2回目に出演したことが光栄だとした。「監督がまた私を呼んでくださるとは、想像もできなかった。さらに、チュ・ウンジュとの人物がとても魅力的ではないか」と述べた。
映画のチュ・ウンジュは観念的な人物だ。実際とオ常務の想像が混ざり、ある瞬間何が本当のチュ・ウンジュなのか首をかしげるようになる。オ常務と彼の妻(キム・ホジョン)が実在する人物だとすれば、チュ・ウンジュはオ常務が欲望するイメージとして存在する。
「最初はチュ・ウンジュがオ常務の視線だと思い、軽く考えていました。『下流人生~愛こそすべて~』のときは監督が具体的にディレクションをくださり、母の出棺式直後で完璧に演じたい気持ちが強かったです。今回は監督が多くの部分を任せてくださいました。自らしなければなりませんでした。うまくしたいとの気持ちで負担も大きかったです。軽い気持ちで入り、重くなって出ました」
「ファジャン」は彼女に悩み事を残した。キム・ギュリは「どうすれば魅力的に“映るのか”を考えたことがない」としながら「内面の魅力が私だけのものだと思ったが、それを表に引き出す作業をしながら自身を疑うようになった。“私は魅力的なのか”との質問をまだ解けていない。自信をなくした」と本音を打ち明けた。
そのためだろうか。俳優として過渡期だとする彼女は「次の作品では顔からファジャン(化粧)を落とした役割をしたい」と希望した。曖昧な例えにその意味を再度尋ねると“動的なキャラクター”だと説明した。最近の出演作で静的な人物を主に演じ「私にこれ以上のことを望まない感じがした。運命のように良い作品を待とうと思った」と答えた。
「2002年MBCドラマ『I LOVE ヒョンジョン』でアン・パンソク監督とご一緒したことがあります。初の撮影に行ったら、監督に化粧を落とすようにと言われました。とても驚きましたが、それでも化粧を落としすっぴんで撮影に入りました。しかし、本当に綺麗に映りました。自信がつくと演技に対するメイクも落とすようになりました。キャラクターではなく、私が出ました。その時の喜びを再び味わいたいです」
彼女は映画「少女たちの遺言」(1999)であらゆる新人女優賞を受賞し華やかにデビューした。その後映画とドラマを行き来しながら安定した演技で好評を得た。にもかかわらず、それに満足するよりは完璧を期しもっと発展しようとする彼女の姿からは、俳優としての使命感が感じられた。
「今や少し降ろしなさいとよく言われます。仕方がないです。性格ですから(笑) 私には演技がすなわち日常です。動機を探すもっとも強力な方法も作品です。いつになるか分かりませんが『ファジャン』以降は化粧を落としたキャラクターにめぐり会いたいです」
チュ・ウンジュは登場だけでオ常務の心に波紋を起こす女性だ。それを演じる俳優が美しくてこそ説得力ができる。そのような意味で女優キム・ギュリのキャスティングは適切だった。清楚で健康的な魅力を持つ彼女は、イム・グォンテク監督に出会い、人生の絶頂にあるさわやかな女性を完成させた。このように「ファジャン」のキム・ギュリは自ら輝いているような美しさをアピールする。
6日、インタビューのために会ったキム・ギュリはこのような賞賛に「スタッフのおかげ」と答えた。「下流人生~愛こそすべて~」(2004)以来、イム・グォンテク監督の映画に2回目に出演したことが光栄だとした。「監督がまた私を呼んでくださるとは、想像もできなかった。さらに、チュ・ウンジュとの人物がとても魅力的ではないか」と述べた。
映画のチュ・ウンジュは観念的な人物だ。実際とオ常務の想像が混ざり、ある瞬間何が本当のチュ・ウンジュなのか首をかしげるようになる。オ常務と彼の妻(キム・ホジョン)が実在する人物だとすれば、チュ・ウンジュはオ常務が欲望するイメージとして存在する。
「最初はチュ・ウンジュがオ常務の視線だと思い、軽く考えていました。『下流人生~愛こそすべて~』のときは監督が具体的にディレクションをくださり、母の出棺式直後で完璧に演じたい気持ちが強かったです。今回は監督が多くの部分を任せてくださいました。自らしなければなりませんでした。うまくしたいとの気持ちで負担も大きかったです。軽い気持ちで入り、重くなって出ました」
「ファジャン」は彼女に悩み事を残した。キム・ギュリは「どうすれば魅力的に“映るのか”を考えたことがない」としながら「内面の魅力が私だけのものだと思ったが、それを表に引き出す作業をしながら自身を疑うようになった。“私は魅力的なのか”との質問をまだ解けていない。自信をなくした」と本音を打ち明けた。
そのためだろうか。俳優として過渡期だとする彼女は「次の作品では顔からファジャン(化粧)を落とした役割をしたい」と希望した。曖昧な例えにその意味を再度尋ねると“動的なキャラクター”だと説明した。最近の出演作で静的な人物を主に演じ「私にこれ以上のことを望まない感じがした。運命のように良い作品を待とうと思った」と答えた。
「2002年MBCドラマ『I LOVE ヒョンジョン』でアン・パンソク監督とご一緒したことがあります。初の撮影に行ったら、監督に化粧を落とすようにと言われました。とても驚きましたが、それでも化粧を落としすっぴんで撮影に入りました。しかし、本当に綺麗に映りました。自信がつくと演技に対するメイクも落とすようになりました。キャラクターではなく、私が出ました。その時の喜びを再び味わいたいです」
彼女は映画「少女たちの遺言」(1999)であらゆる新人女優賞を受賞し華やかにデビューした。その後映画とドラマを行き来しながら安定した演技で好評を得た。にもかかわらず、それに満足するよりは完璧を期しもっと発展しようとする彼女の姿からは、俳優としての使命感が感じられた。
「今や少し降ろしなさいとよく言われます。仕方がないです。性格ですから(笑) 私には演技がすなわち日常です。動機を探すもっとも強力な方法も作品です。いつになるか分かりませんが『ファジャン』以降は化粧を落としたキャラクターにめぐり会いたいです」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ユンジ、写真 : ミン・ギョンフン
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