釜山国際映画祭(2012)
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ソン・ジュンギの大胆発言「パク・ボヨンさんって綺麗でしょ?僕のものです」
俳優ソン・ジュンギの大胆な発言が話題となっている。ソン・ジュンギは12日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)のBIFFビレッジで行われた映画「私のオオカミ少年」(監督:チョ・ソンヒ、制作:映画社ビダンギル)の野外舞台挨拶に女優パク・ボヨンとともに出席した。ソン・ジュンギは「釜山国際映画祭に来たかった。『私のオオカミ少年』のおかげで来ることができ、すごく幸せだ」と挨拶をした。ソン・ジュンギは「パク・ボヨンさんって綺麗でしょ?(観客の)一人がずっとパク・ボヨンさんだけを見ていますが、パク・ボヨンさんは僕のものです」と話し、ファンを驚かせた。するとパク・ボヨンは「ソン・ジュンギさんは皆さんのものです」とウィットのある答えで現場を落ち着かせた。危険な存在であるオオカミ少年と世の中に心を閉ざした寂しい少女の運命的な愛を描いた「私のオオカミ少年」は、韓国で31日に公開される。
キム・ギドク監督&チョ・ジェヒョン、釜山国際映画祭の最後の夜に登場
映画「悪い男」(2002)のキム・ギドク監督と俳優チョ・ジェヒョンが、釜山(プサン)の最後の夜を熱くさせる。13日に閉幕を控えている第17回釜山国際映画祭の最後の夜である12日午後、釜山市海雲台(ヘウンデ)区にあるBIFFビレッジで開かれる観客たちとのオープントークに、キム・ギドク監督と俳優チョ・ジェヒョンが並んで参加する。当初、キム・ギドク監督単独のオープントークで行われる計画だったが、一足遅れてチョ・ジェヒョンの合流が決まった。チョ・ジェヒョンは、キム・ギドク監督のペルソナと呼ばれたほど、キム・ギドク作品との縁が特別だった。キム・ギドク監督のデビュー作「鰐」(1996)に出演したことをきっかけに、映画俳優としての真価が認められ、以後「ワイルド・アニマル」「魚と寝る女」「受取人不明」、そして「悪い男」に至るまで、続けてキム・ギドク監督の作品で演じてきた。特に「悪い男」では、百想芸術大賞の最優秀男優賞を受賞したことがある。しかし、「悪い男」以後キム・ギドク監督作品に出演したことがないチョ・ジェヒョンは、約10年ぶりにキム・ギドク監督と公式の場で出会うことになった。もう一つ言及しなければならない点は、キム・ギドク監督が今年ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞して韓国映画界を揺るがしたように、チョ・ジェヒョンも映画「ザ・ウェイト(英題) / The Weight」(監督:チョン・ギュファン)でクィア・ライオン賞を受賞した。ヴェニスの2人の英雄が、釜山の夜を通じて打ち明ける話に注目が集まっている。
韓国映画の販売好調…「アジアンフィルムマーケット」大盛況
「王になった男」「ヨンガシ 変種増殖」「恋は命がけ」「ある会社員」など約70作品が販売釜山(プサン)国際映画祭の主要イベントの一つである「2012アジアンフィルムマーケット」が8日から11日まで開催された。釜山海雲台(ヘウンデ)BEXCOで4日間行われた同イベントは去年に比べ、一歩成長したと評価されている。今年マーケットに参加した会社は計690社で去年の585社より少々増加した。参加者の人数も1080人から1098人(BICOM、釜山国際フィルムコミッションを含む)に増えた。計32ヶ国の181社が96のブースを出展し、訪問者を迎えた。マーケットがオープンした8日の一日だけで合計2635人のバイヤーや映画関係者が関心を示した、今回のアジアンフィルムマーケットで、韓国映画は約70作品が取引されたと見られる。マーケット関係者によると、CJエンターテインメント社の「王になった男」「ヨンガシ 変種増殖」「容疑者X 天才数学者のアリバイ」「恋は命がけ」、SHOWBOX社の「10人の泥棒たち」「ある会社員」、mirovision社の「かぞくのくに」「Melo」「Stateless Things」、9ers Entertainment社の「ネバーエンディングストーリー」「決定的な一発」などが取引されたという。韓国映画の他には米国のCMG、ドイツのSOLAR MEDIAやBeta Cinema、フランスのCelluloid DreamsやLe Pacteなど、欧州の多数の映画制作会社もアジアの複数の国に映画を販売した。マーケットスクリーニングも昨年の60作品64回から、今年は70作品80回に大幅増加した。オンラインスクリーニングも昨年より23作品増加した281の映画が登録され、参加者はより多くの映画を観ることができた。今年新設したプログラムである「ブック・トゥ・フィルム(BOOK TO FILM)」「BFCプロジェクトピッチング」「韓国映画振興委員会産業フォーラム」なども盛り上がった。特に「ブック・トゥ・フィルム」に選定された10作品の中でパク・ソンギョン作家の「気軽な女」、カン・テシク作家の「グッバイ動物園」、法月綸太郎作家の「頼子のために」は訪問者たちがミーティングを要請するなど、高い関心が寄せられた。4日に開幕した第17回釜山国際映画祭は13日まで行われる。
「私のオオカミ少年」ソン・ジュンギが気になったら“500ウォン”
蒸した芋が入ったかごに顔を突っ込み、食べることに夢中になっているイケメンの物乞い。口の周りに何かついているのかも気にせず、食べ物を両手につかみ急いで口に入れる。本当にこの人が、私たちのミルクボーイソン・ジュンギなのか?気になる?気になったら500ウォン。 少女(パク・ボヨン)の愛犬百科教習書がかなり面白い。口をぴくぴくしながらうなっていたオオカミが、少女の「待って」という一言に立ち止まる。目をこすってみて、頬をつねてみても優しい男ソン・ジュンギに間違いない。ソン・ジュンギの衝撃的な変身で注目を集めている映画「私のオオカミ少年」(監督:チョ・ソンヒ、制作:映画社ビダンギル)。ソン・ジュンギは人間の言葉と社会化された行動に慣れていない野生のオオカミ少年に変身し、人を警戒する姿を演じた。獣のような本能的な疾走や4対1で戦っても問題のない怪力まで。バケモノソン・ジュンギが誕生した。衝撃的なのは、オオカミに変身した外見だけではない。心に響く潤った感情の演技で女性ファンの涙腺を刺激している。125分間、彼が話す言葉はたったの10言ぐらいだが、その余韻は心に深く響き届く。ソン・ジュンギは映画「ロード・オブ・ザ・リング」(監督:ピーター・ジャクソン)のゴラムと近所の犬を分析し、オオカミの動きや行動を学んだ。特に多く参考になったという近所の犬。ただの冗談かと思ったが、映画を見たら冗談ではなかった。また動物の動きを習得するためにパントマイムも学んだという。「私のオオカミ少年」のPRを担当している某関係者は「ソン・ジュンギが『私のオオカミ少年』に人並みならぬ愛着を持っている。韓国の映画史上前例のなかったキャラクターでプレッシャーも多く感じ、その分努力もした。ソン・ジュンギは12日午後、釜山(プサン)を訪れる。舞台挨拶とGV(Guest Visit:観客との対話)を通じて観客と触れ合う予定だ。ソン・ジュンギも自分の作品について観客と話し合える釜山国際映画祭を楽しみにしている」と伝えた。優しいイメージのソン・ジュンギが悪い男を超え、ワイルドなオオカミ少年に生まれ変わり、女心を揺さぶる準備を終えた。体温46度、血液型判別不可の危険な存在であるオオカミ少年と世の中に心を閉ざした寂しい少女の運命的な愛を描いた「私のオオカミ少年」は、韓国で31日に公開される。
ペ・ソウン、大胆な露出が話題に“弱音は吐きたくなかったです”
第17回釜山国際映画祭は再びレッドカーペットのシンデレラを誕生させたのだろうか?そう断言するにはまだ早いが、レッドカーペットで注目を集めた新人女優がいた。それはペ・ソウン(24)だった。彼女は映画「オルガミ~罠~」「失跡」などを手がけたキム・ソンホン監督の復帰作「整形外科医」で第17回釜山国際映画祭に参加した。劇中の大胆な露出シーンも多く、4日に開催された開幕式のレッドカーペットで胸元だけを隠した大胆なドレスを着て登場し、注目を集めた。2011年に大胆な露出で話題となったオ・イネを連想させた。注目を集めた分、批判の声も上がっている。しかし9日に釜山のあるホテルで会ったペ・ソウンは想像以上に明るかった。彼女は「私は本当に大丈夫ですが、友達から『大丈夫?』と聞かれました。なんだか本当に私が苦しい気持ちにならないのがおかしいような気がしますね(笑) 両親の反応ですか? 母は『批判されて辛いよね』と言いながらも『私が代わりに批判されるから、あなたはあなたのやるべきことをするんだよ』と応援してくれました。そして母が『1位になれば、嬉しいよ』と言って私は『そう。私も1位になりたい』と言いました」と語った。ここでの1位とはリアルタイム検索キーワード1位のことを指す。そして彼女はまだ若い20代らしく「なんのコメントもないほうが怖いです」と語った。続いて「私はレッドカーペットはショーだと思います。話題になったのは、感謝すべきだと思います。むしろなんのコメントもないほうが怖いです。実はこれほど注目を集めるとは思ってもいませんでした。私が楽しむだけではないかと心配していました」しかしもっとも残念に思ったのは映画よりも自身の露出に注目が集まったことだという彼女。「デビュー作で露出シーン。大変なのは当然ですよ。でも、弱音を吐きたくはなかったんです。だから、記者会見でも『楽しかった』と言いました。当時は大変だったけれど、時間が経てばいい思い出になると思います。また私が決めたことなので、楽しく責任を取ります」映画「整形外科医」は公開の準備中である。ペ・ソウンは「近いうちに公開すると思いますが、露出シーンだけを期待している方はがっかりするかもしれません。今後も作品のためなら露出シーンは避けません」と語った。
チョン・ウソン「釜山国際映画祭」の打ち上げは屋台?“リラックスした表情と輝く笑顔”
俳優チョン・ウソンが9日未明、釜山(プサン)広域市海雲台区(ヘウンデグ)中洞(チュンドン)青沙浦(チョンサポ)のある屋台で、知人たちと一緒にお酒を酌み交わしている場面が捉えられた。この日、屋台で撮影されたチョン・ウソンは、「第17回釜山国際映画祭」でNew Currents Award部門の審査委員として釜山を訪れた際のもので、ブラックのジャンパーを羽織りリラックスした服装と明るい表情など、彼の素朴な一面が窺える。今年17回目を迎える釜山国際映画祭では、75ヶ国からの招待作304本、ワールド&インターナショナルプレミア132本が紹介され、「アジュダムダム」「マスタークラス」「オープントーク」「野外舞台あいさつ」など映画の上映以外にも様々なプログラムを楽しめるアジア最大の映画祭で、13日まで釜山広域市海雲台区佑洞(ウドン)の「映画の殿堂」と、海雲台一帯の上映館で行われる。
U-KISS ドンホ、歌手ではなく俳優として釜山国際映画祭に参席
アイドルグループU-KISSのドンホが、歌手ではなく俳優として釜山(プサン)国際映画祭に訪れた。ドンホは8日午後6時30分、釜山海雲台(ヘウンデ)にあるBIFFビレッジの野外ステージで開かれた映画「母なる復讐」のステージ挨拶に参席した。ドンホは「母なる復讐」で、事件の鍵を握る高校生ジョハン役を熱演した。この映画は、釜山国際映画祭のオープンシネマ部門の招待作として選定された。ドンホはこの日、女優ユソン、ナム・ボラなどと共に野外ステージに上がり、「4年間歌手として活動しながら数多くのステージに立ちましたが、今はこのステージが一番緊張します」と、感想を話した。「母なる復讐」は、未成年性犯罪の実話を元にした映画で、世界にたった一人の幼い娘を亡くした母が、娘の代わりに復讐に立ち上がる内容を描いた。映画は韓国で11月初旬に公開される。
「タッチ」に2人の“キム・ジヨン”…31歳差の同名女優が共演
同名の女優が一つの映画に登場した。第17回釜山(プサン)国際映画祭(BIFF)で「韓国映画の今日‐パノラマ部門」に招待された映画「タッチ」でのことである。親友同士である俳優のユ・ジュンサンと監督のミン・ビョンフンがそれぞれ主演と演出を担当した。ミン・ビョンフン監督は、ヒロインも知り合いのキム・ジヨン(39)に依頼した。ところがこの映画にはもう一人のキム・ジヨンも出演している。映画で、女優キム・ジヨンの娘として出演した子役の名前もまたキム・ジヨンなのだ。現在小学校1年生のキム・ジヨンは5日、初の公式GV(Guest Visit:観客との会話)上映に参加し、最年少のGV参加女優という記録を打ち立てた。かわいいルックスだけでなく演技もうまく、観客の注目を浴びた。白いドレスを着て舞台挨拶をした子役キム・ジヨンは撮影中、最も記憶に残るシーンは何だったのかというモデレーターの質問に「暗い路地でお母さんに叱られるシーンが一番記憶に残っている」と恥ずかしそうに答えたが、母親役のキム・ジヨンは「残念ながらそのシーンは編集された」と話し、会場は笑いに包まれた。女優キム・ジヨンは「同じ名前のキム・ジヨンです」と子役のキム・ジヨンを紹介し、「ジヨンの演技が上手で、私が危機感を感じた。それに、娘が誰かに傷つけられるシーンではたくさん泣いた」と話し、また「撮影中、幸せだった」と語った。子役キム・ジヨンはSBS連続ドラマ「私の人生の恵みの雨」に出演し、現在、OCN「バンパイア検事2」にも出演している。映画は「タッチ」がデビュー作だ。ミン・ビョンフン監督は「キム・ジヨンは、「タッチ」の撮影当時は7歳で、背も低かったが1年ぶりの今は本当に成長した。母親役のキム・ジヨンと同名なので、撮影現場では色々な出来事があった。今後、母親役のキム・ジヨンのように演技がうまくなるはずだ」と賞賛した。「タッチ」は11月に韓国で公開される。
“監督”ユン・ウネ「出演を断るのもほどほどにしなきゃと思った」
女優から監督へと変身したユン・ウネが、出演者のキャスティングに対する苦労を明かした。7日午後、釜山(プサン)広域市海雲台(ヘウンデ)区佑洞(ウドン)にある映画の殿堂ブックカフェラウンジで開かれた第17回釜山国際映画祭「短い映画、長いおしゃべり」に、チョン・ヒョジョン、ピョン・ヒョンア、シン・ミニ、アン・スンヒョク監督と、女優から監督に変身したユン・ウネが参加した。この日、監督という立場で参加したユン・ウネは、「ぜひ一緒にやってみたい俳優はよくわからない」とし、「立派な俳優が多く、俳優に出演をお願いするのが難しいということも知った。私も断るのはほどほどにしなくちゃと思った」と話した。さらに、「低予算映画や、そのような映画があるなら挑戦してみたいと思った。今後のため、俳優の方々とも親しくなっておかなくちゃ」と話し、笑いを誘った。「編み物(The Knitting)」は、ユン・ウネが大学在学中に制作した自身初の短編映画だ。引越しの荷物を整理している最中に、完成できなかった編み物を発見した女性の話を描いた。第17回釜山国際映画祭の「韓国短編コンペティション-ワイドアングルセクション」に招待された。
【PHOTO】チュ・ジフン、釜山で余暇を楽しむ“リラックスしたスタイル”
第17回釜山国際映画祭が行われている7日、釜山(プサン)海雲台(へウンデ)海水浴場を訪れた俳優チュ・ジフンが、のどかな週末の午後を過ごしている。この日、チュ・ジフンはシンプルなTシャツに足首の上にロールアップしたデニムと、スニーカーで海水浴場を歩いた。サングラスとストールというリラックスした格好ながらも洗練されたファッションを演出した。飲み物を飲みながら、海辺を眺めたり、市民の中に混じって階段に座って知人と会話をするなど、周りを意識せずに、余暇を楽しんだ。チュ・ジフンは今回、映画「私は王である!」で釜山国際映画祭に参加し、開幕式ならびにトークコンサートなど、様々なスケジュールをこなした。
JYJ ジェジュン&ソン・ジヒョ、ビジュアルカップルで釜山掌握「頼り合う仲」
女優ソン・ジヒョとJYJ ジェジュンが、ビジュアルカップルとして釜山を熱く盛り上げた。11月公開を控えた映画「コードネーム:ジャッカル」の二人の主人公ソン・ジヒョとジェジュンが4日、第17回釜山国際映画祭開幕式に出席し、優れたルックスをアピールし話題となった。映画で伝説的な殺し屋を演じるソン・ジヒョは、パールカラーのドレスで女神のような姿を披露し観客の視線を釘付けにさせ、最高の韓流スター役を演じたジェジュンもスラリとした長身に蝶ネクタイとスーツを完璧に着こなし、かっこいい姿で登場した。レッドカーペットに続きソン・ジヒョとジェジュンは釜山国際映画祭開幕二日目の5日、海雲台(ヘウンデ)BIFFビレッジ屋外ステージでの公式舞台挨拶に出席し、海雲台海辺を埋め尽くした釜山観客から熱い声援を受けた。この日ソン・ジヒョは真っ白のワンピースで、ジェジュンはオールブラックのシックな出で立ちで白黒カップルファッションを完成させ、観客から賛辞を受けた。リュ・シヒョンの司会で行われたこの日の舞台挨拶で、機会があればジェジュンともう一度演技したいかという質問に「一緒に歌いたい」と答えて視線を集めたソン・ジヒョは「釜山港へ帰れ」の1フレーズを歌い雰囲気を盛り上げた。これに負けまいとジェジュンも最近人気のうちに終了した出演作「Dr.JIN」の挿入曲を熱唱し、優れた歌唱力とステージマナーで観客の眼と耳を楽しませた。関係者は「二人とも釜山国際映画祭のイベントは初めてなので、互いに頼り助け合いながら観衆の前に立った。震え上がっていながらも、幸せそうに見えた」と伝えた。伝説の女殺し屋ジャッカルが、最高の人気スターチェ・ヒョンを拉致しながら繰り広げられるエピソードを描く「コードネーム:ジャッカル」は、11月公開される予定だ。
第17回釜山国際映画祭 ― JYJのジェジュンがやってきた
「いつくるんだろう?」「どうして来ないの!」10月5日午後5時50分に予定された映画「コードネーム:ジャッカル」の舞台挨拶が遅れるにつれ、釜山の海雲台BIFFビレッジ屋外ステージをいっぱいに埋め尽くした女子学生の声がますます大きくなった。舞台挨拶の主人公であるJYJのジェジュンと女優ソン・ジヒョを見るために、この学生たちはすでに満席になった観客席の椅子の後からつま先立ちをして、主人公を見ることに余念がなかった。「ちょっと、早く来てよ。もう席がないよ」と友達に電話をするなど、興奮を隠せなかった。思わず記者が取材の時使うはしごに登るほど、ジェジュンとソン・ジヒョを待ち続けたファンたちが疲れ果てる頃に主人公が登場した。「釜山国際映画祭は初めてです」夕焼け空になりかけていた海雲台を背景に立ったジェジュンは長くして待ってくれたファンたちに感謝の挨拶を伝え、ファンたちはジェジュンの仕草一つ一つ、コメント一つ一つに歓声をあげた。「最高のスターが拉致されて繰り広げるエピソードの映画で、アクションもあって、コメディもあって、楽しく見れる映画です」とジェジュンが簡単に説明した映画の紹介から、自分のことを褒めてくれたソン・ジヒョの言葉に「僕は褒められるのが好きです」と言って微笑んだ笑顔までジェジュンの一挙手一投足は、ファンたちのカメラに収められた。ソン・ジヒョの短い歌とキム・ジェジュンのお返しの歌で舞台挨拶を締めくくろうとしたところ、残念に思うファンたちの声はますます大きくなったが、舞台の後ろの砂浜まで無理して立っていたファンにも挨拶しようとしたジェジュンとそんな彼を見守っていたファンの熱気で10分もしない時間は十分に満たされていた。舞台挨拶が終わった後にもその熱気が簡単に収まらなかったのは、その理由だからだ。