ライアーゲーム
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韓国版「ライアーゲーム」リュ・ヨンジェ脚本家“原作を忠実に伝えた日本ドラマ…同じでは意味がないと思った”
「ライアーゲーム」リュ・ヨンジェ脚本家「現実にはない『必勝法』、あえて入れた理由は」tvN「ライアーゲーム」を執筆した脚本家リュ・ヨンジェは、今も2011年のあの日を覚えている。アニメーションの原画家から2007年、MBCドラマ「犬とオオカミの時間」の共同執筆者としてドラマ脚本家の世界に入門した後、数年間次回作を準備していたリュ脚本家は、その日「日本の漫画『ライアーゲーム』をドラマ化したい」という連絡を受けた。原作は彼もよく知っていた。好きな作品でもあった。特に悩まず「やる」と言った。それが数年間の宿題になるとは、その時は知らなかった。「経営学を専攻しましたが、『交渉論』という授業がありました。課題の中に映画やドラマに出る交渉の事例を発表するものがありました。僕は『ライアーゲーム』を描いた作家甲斐谷忍の別の作品である『ONE OUTS』を選びました。野球漫画ですが、打者と心理ゲームを繰り広げたり、審判と交渉して結果を覆す内容も出ます。それで結構称賛されました(笑) そのような記憶があって(提案を)受け入れましたが、それは苦難の始まりでした」1、2話だけを置いてどれだけ色々なバージョンの台本を書いたか分からない。ところで編成について話し合う度に「難しい」という話が出た。その中で、「『ライアーゲーム』が始まることを視聴者が受け入れるようにする装置が必要だ」というアドバイスを聞いた。リュ脚本家は「その言葉を聞いて原作のアイデンティティである『ゲーム』はそのまま持っていくが、(内容を)リアリティショーに変えたらどうかと思った」とし「その後一番たくさん悩んだのは『ゲームをどういうふうに変えるか』ではなく、『ライアーゲームの実体をどのように視聴者に伝えるか』になった」と説明した。「すでに日本のドラマ『ライアーゲーム』が原作を忠実に伝えておいた状況で、また同じものを作るのは意味がないと思いました。僕も二つの作品が全部好きだったので原作漫画と日本のドラマが好きな方々の気持ちは十分理解していますが、それだけでは韓国でドラマ化することは難しいと思いました。原作通りにすることももちろん難しい道だったでしょう。しかし、それはすでに日本のドラマが非常によくしておいたし、また(韓国では)ドラマとして受け入れてもらえないことをこれまで確認してきただけに(原作通りに)したくてもできなかったのです。それで悪口を言われる覚悟をして修正することにしました。原作の美徳とも言えるライアーゲームの中に内在された世界観と価値観をうまく具現していくことで、より一層優れたものになると思っていたんです」「主演にイ・サンユン、僕も最初はよく分からなかったが、真心を信じた」―終盤に進むにつれ、良い反応も増えたが、最初はそれほど好意的な反応ではなかった。リュ・ヨンジェ:序盤は(反応が)良くなかった。原作との比較にキャスティングの話まで正直に僕も最初はイ・サンユンがハ・ウジン役を演じることに疑問があった。ハ・ウジンには二面性があってほしいと思ったのに、これまで作品で見てきたイ・サンユンはあまりにも善良に見えたためだ(笑) 初めて会ったときもとても優しい眼差しだったので「ひょっとしてカードゲームのようなものはされているか」と聞いてみた。僕は知人たちとよくやっているから。騙すのも好きだし(笑) でも「きちんと定期預金に預けている」と言っていた。しかし、彼はその優しい目つきでこんなことを言った。「原作も本当に好きで、台本を見て本当にやりたいと思った」と。嘘はつけなさそうな人がそう言ったので、本当だろうと思った。その後、安心して「頑張ってみよう」と言ったが、彼は序盤にコメントを見て傷つけられたと言った。それには本当に心が痛かった。実際にイ・サンユンの役割が大きかった。現場でシナリオに出たゲームを最終的に解釈してくれる役割をするのがイ・サンユンだった。たまに意見を送ってくれたこともあったが、それが決定的な時もあった。脚本家たちは冗談で「イ・サンユンをサブ作家として連れて来て、監修をさせなければならない」と言うほどだった。―ハ・ウジンの反対側にいたカン・ドヨン(シン・ソンロク)は原作の様々な人物を合わせた感じだった。さらに「星から来たあなた」などで似たような役割をしてきたシン・ソンロクがキャスティングされたことも面白かった。リュ・ヨンジェ:重なる部分がかなりあった上にキャラクターの説明に「秘密を持ったライアーゲームの司会者」くらいの言及しかなかったので、本人も冒険だと思ったはずだ。初めて会った時も僕に「その秘密とは何か」と聞いたが、「シャーロック・ホームズにモリアーティ教授がいるなら、ハ・ウジンにはカン・ドヨンがいる」程度に話した覚えがある(笑) カン・ドヨンは質問を投げかける人で、ハ・ウジンは答える人だった。ナム・ダジョン(キム・ソウン)はその枠から離れ、別の答えを出す人だった。それでこの役割が重要だった。見方によっては「ライアーゲーム」の最も大きな脚色のポイントでもあった。ドラマ化するとき、事務局の重さを実感させなければならないと思った。その代わりに、これを一人の人物に形象化したいと思ったし、それがカン・ドヨンになったのだ。表では実績が落ちて放送界をうろうろする証券街のアナリストに見えるが、結局はゲームの設計者であり、それさえも巨大な組織の手の中だったというそう言いながらも、幼馴染のハ・ウジンとナム・ダジョンを引き入れ「もしかしてこの人たちなら僕を止めてくれるかもしれない」と試してみたいと思った人物でもあった。―俳優たちについてもっと聞きたい。リュ・ヨンジェ:序盤に俳優たちにそれぞれの人物の脳構造というか、ソウルマップを描いてあげたことがある。それを見ると、ハ・ウジンは表に硬い疑いの壁があるが、その中にヒューマニティがいっぱいある人物だ。ナム・ダジョンは壁がなく、ヒューマニティだけが溢れる人物だ。その中に希望もあるし。一方、カン・ドヨンは皮膚はあるが、中は空っぽの人物だった。それで3人を動かす臓器があるなら、ハ・ウジンは脳、ナム・ダジョンは心臓、カン・ドヨンは皮膚だと設定した。ところが、俳優たちが本当によくやってくれた。「犬とオオカミの時間」をする時、すべてが初めてする作業だったので面白かったが、その中で一番面白かったのが俳優たちの演技だった。ドラマというものは、作家が書いた文章が監督の演出と俳優の演技を通じて再解釈されるものだ。その過程で台本の中の人物に生命力が与えられるような感じがした。最初に脚本家が思った人物の範囲はこれほどだが、(演技で)それを乗り越える姿を見る時がある。「ライアーゲーム」でも俳優の演技からたくさんインスピレーションを受けた。―具体的にどんな姿に感心したか?また、彼らの演技からインスピレーションを得た部分は? リュ・ヨンジェ:ハ・ウジンはナム・ダジョンと一緒に張り込みをするシーンでパトカーが来ると突然優しい目になったが、警察が消えたら再び目が冷たくなる場面があった。それを見ながら確実にキャラクターを掴んだと思った。カン・ドヨンは「劇中で一番たくさん笑い、積極的に感情を表現しながら自身が仕組んだゲームの世界で楽しく遊ぶ子供のように見えてほしい」と思ったが、中盤・後半に入ってこの俳優がカン・ドヨンを完璧に解釈していると思うほどリアルな表情が見えた。ナム・ダジョンは相手との相性がいいと言えるだろうか。キム・ソウンは僕に会えば「恋愛を入れてください」とだだをこねる時もあったが、ハ・ウジンを見上げる眼差しからすでにそんな感じを十分発散していると感じた。その他にチョ・ダルグ役のチョ・ジェユンも「僕はこれが恋愛だと思う」と言ったが、その話を聞いて「なぜチョ・ダルグはナム・ダジョンにそれほど気を使うのか」と思った。それで酒に酔ってハ・ウジンに独白するシーンを入れることになった。俳優たちが台本を読み合わせるのを見たり、悩んでいた部分をチェックして直した部分がかなりある。「韓国ドラマの通念である恋愛模様から脱皮したいと思った」 ―原作を脚色する過程で念頭に置いたもう一つのポイントは?リュ・ヨンジェ:ハ・ウジンの復讐を現在進行形で見せること。ナム・ダジョンは迷惑女ではなく、説得力のある人物にすること。そして事務局の実体をカン・ドヨンに集約して見せることの他にもう一つのポイントはゲームの結果が参加者たちが借金を抱えるかどうかの問題で終わるのではなく、私たちの社会の重要な価値に直結した方がいいということだった。「一人の人物が負けるのはその人物が持った価値が負けることを意味してこそ視聴者が主人公を応援することができる」と思ったためだった。例えば、小数決ゲームの時は「代議制はいくらでも操作できる、弱点がある」と話したかったし、リストラゲームの時もそれなりにメッセージがあった。結局、政治制度や新自由主義の論理、国家のようなものが我々の人生をすべて救ってくれることはできないという話だった。カン・ドヨンのようにカリスマ性があって、すべてを解決してくれることが可能な指導者がいるとしても、彼に全てを任せた時に我々が救われるとは思えないという話でもあった。―その代わりにドラマに頻繁に登場する恋愛模様は見つけられなかった。リュ・ヨンジェ:原作の感じが良かった上、「韓国のドラマには必ず恋愛が登場する」という通念から脱皮したかった。最初は「原作をどれほど台無しにするか見てみる。主人公たちが恋愛するのを見ていられるか」という反応があったが、それを見て「当然、しないつもりだが」と思ったりした(笑) 実は人物間の対立が多かったが、それを解決する前に生半可に恋愛すれば本質がぼやけてしまいそうだった。原作の男性主人公がヒロインをかばう理由が「母を連想させる」というものだったが、それはよかった。それでその設定は、韓国版でもそのまま生かした。その代わりに、原作では男性主人公の復讐が完結した状態だったが、ここでは現在進行形で、復讐はしていることに変わった。それでも「復讐に忙しいハ・ウジンがなぜナム・ダジョンを助けてあげるか」についての理由が必要だったが、僕はそれを一種の贖罪のためだと思った。単純に愛だと解釈すればテーマがぼやけてしまいそうだった。―ハ・ウジンの「僕には必勝法がある」という台詞はどういうふうに作られたか?リュ・ヨンジェ:原作では決め台詞のようなものだ。ただ、韓国語にすれば似合わないので除いた方がいいという意見もあったが、「別にいいじゃない?」と思った。必勝法という言葉が良いが、現実にはそれがないじゃないか。ハ・ウジンがよかったのは現実に複雑な問題があり、それを個人が解決することが難しい状況で「僕には必勝法がある」と言える人物であったためだ。そのような言葉を聞けばどれだけすっきりするだろうかと思って、ぎこちなくても入れたかった。また、それをイ・サンユンも自然にこなしてくれた。―新たに脚色する過程で入れた部分の中で主人公3人の関係を示す井戸の絵もドラマの雰囲気とよく一致した。リュ・ヨンジェ:実は直接描いたものだ(笑) 最初は僕が簡単にスケッチして送ったものを小道具チームで作ってくれたが、撮影当日に見たら僕が思った感じと少し違っていた。「撮影を1日延期してもいい」と言いながら描いてくれる人を手配したが1日という期間に皆負担を感じた。結局、僕が適当に描いて送った。「グロテスクな雰囲気で、印象に残ってほしい」と思っていた。―その絵が家内手工業の結果だなんて驚いた(笑) もしかしてドラマに出たものの中に、自分に直接したことが他にもあるか?リュ・ヨンジェ:最終回に出たハ・ウジンのナレーション部分で2カットのCGを直接作った。もともとCGがないシーンだったが、編集したバージョンを見た監督が「何かあってほしい」と言ったので見てみたら本当に何だか寂しかった。それが最終回放送日の朝のことだった。「2時間だけくれ」と言ってからCG作業をした。うちのCGチームがこれまでよくやってくれたがその状況でお願いするのは本当に迷惑だと思った(笑)
2014年ケーブルドラマ決算<下半期>「ミセン-未生-」そして「バッドガイズ-悪い奴ら-」…良作が続々!
「応答せよ1994」の牙城に迫る作品が登場した。サラリーマンの人生と哀歓を描いた、その名も眩しい「ミセン-未生-」である。「ミセン-未生-」は連日のように視聴率が上昇し、人気を博しながら巡航している。「ミセン-未生-」とともにケーブルチャンネルドラマの新たな歴史を書いている作品がある。正統派ノワールドラマ「悪いやつら」だ。いつにも増して熱いブームを率いているケーブルチャンネルドラマ。下半期の主な作品を分析してみた。不振から脱出できた月火ドラマユニークさが通じた「ナイショの恋していいですか!?」視聴率★★★★☆ 話題性★★★★☆ キャスティング★★★★☆「ナイショの恋していいですか!?」(脚本:ヤン・ヒスン、チョ・ソンヒ、演出:ユ・ジェウォン)は世間知らずな高校生が大手企業の役員として入社し展開されるエピソードを描いたコミカルオフィス活劇だ。俳優たちの好演や独特なストーリーなどで最高視聴率2.0%を記録し、有終の美を飾った。イ・ハナとソ・イングクの愉快でハツラツとしたコミカルな演技が何よりも印象的だった。二人が届ける息の合ったコンビネーションもドラマの面白さを倍増させた。「マイ・シークレットホテル」視聴率★☆☆☆☆ 話題性★☆☆☆☆ キャスティング★★☆☆☆「マイ・シークレットホテル」(脚本:キム・ドヒョン、演出:ホン・ジョンチャン)はキリングロマンスという新しいジャンルを目指した。ホテルで起こった殺人事件を描き、同時にラブストーリーも描こうとした。ユニークな題材で序盤は多くの視聴者から関心を受けているように見えた。しかし、遅々として進まないラブストーリーや緊張感のないミステリーで視聴者の関心はどんどん遠のいた。視聴率は0%台から脱出できなかったが、チン・イハン、ユ・インナ、ナムグン・ミンなど俳優たちの好演は注目に値する。「ライアーゲーム」視聴率★★☆☆☆ 話題性★★★☆☆ キャスティング★★★☆☆「ライアーゲーム」(演出:キム・ホンソン、脚本:リュ・ヨンジェ)は甲斐谷忍の漫画「LIAR GAME」を原作に、お金の前に置かれた人間の様々な群像を描いた極限心理追跡ドラマだ。同作品は制作発表会で語られた通り、日本版ドラマではなく甲斐谷忍の漫画を原作にしている。ここに韓国の情緒を盛り込み、共感を呼ぼうとした。日本の原作ではあまり出番のなかったディーラー(シン・ソンロク)というキャラクターを通じて、それを強調させた。ロマンティストというイメージから抜け出し、新しいキャラクターに挑戦したイ・サンユンをはじめ、キム・ソウン、シン・ソンロクの華やかなキャラクターショーが圧巻であった。最高視聴率は1.25%。金土ドラマの勢いは続く「恋愛じゃなくて結婚」視聴率★★★☆☆ 話題性★★★☆☆ キャスティング★★★☆☆「恋愛じゃなくて結婚」(脚本:チュ・ファミ、演出:ソン・ヒョヌク)は結婚したい女性チュ・ジャンミ(ハン・グル)と結婚がしたくない男性コン・ギテ(ヨン・ウジン)の契約恋愛ストーリーを描いた全16話のラブコメディドラマだ。放送序盤はリアルな恋愛を描き、好評を受けた。しかし、中盤からは遅々として進まないラブストーリーの展開に視聴者の抗議が続いた。それでも二人の演技だけは逸品であった。ミニシリーズドラマで自身初の主演を務めたハン・グルは、キャラが壊れるシーンや感情を出すシーンも見事に演じきり、次世代ラブコメヒロインとしての地位を確実なものにした。最高視聴率は3.31%。「九厄少年」視聴率★★☆☆☆ 話題性★☆☆☆☆ キャスティング★★☆☆☆「九厄少年」(脚本:パク・ユミ、演出:ユ・ハクチャン)は2014に放送されたtvNの金土ドラマの中で最も悪い成績を記録した。MBCの話題作「私はチャン・ボリ!」にスポットライトを奪われ、視線を引くことに失敗した。スター不在のキャスティングも無理な一手だった。「九厄少年」は9歳、19歳、29歳、39歳で九厄を迎えた男たちの運の悪いラブストーリーを描いた。最高視聴率は1.43%。「ミセン-未生-」視聴率★★★★★ 話題性★★★★★ キャスティング★★★★★「ミセン-未生-」(演出:キム・ウォンソク、脚本:チョン・ユンジョン)は囲碁が人生のすべてだったチャン・グレがプロ棋士になることに失敗し、冷酷な現実に投げ出されてから展開されるストーリーを描いた。原作のウェブ漫画「ミセン-未生-」は社会に足を踏み出したばかりの新入社員の目でサラリーマンの姿をリアルに描写し、多くのマニアを確保した。そしてドラマでは鳥肌が立つほど一致する原作とのシンクロ率でストーリーに引き込み、大きな話題となっている。ドラマ効果で原作も改めて人気を博し、200万部を突破するベストセラーとなった。俳優たちの好演は言うまでもない。特に観客動員数1000万人を突破した映画「弁護人」にも出演したZE:Aのシワンは、アイドルではなく俳優としてその名を知らしめることに成功した。最高視聴率は8.6%。OCN、スリラー+ノワールに挑戦「リセット」視聴率★☆☆☆☆ 話題性★☆☆☆☆ キャスティング★☆☆☆☆「リセット」(脚本:チャン・ヒョクリン、演出:キム・ピョンジュン、キム・ヨンギュン)は犯罪に断固とした態度を貫く検事と正体不明のXの対決を描いた作品だ。OCNが野心満々に準備した同社初のスリラードラマだったが、成績は芳しくなかった。第1話の視聴率が1.27%であったことを除くと、一度も0%台から脱出することはなかった。それでもチョン・ジョンミョンとキム・ソヒョンの組み合わせはユニークだった。「悪いやつら」視聴率★★★★☆ 話題性★★★★☆ キャスティング★★★★☆「悪いやつら」は独特な題材と緻密な構成で話題となった「ヴァンパイア検事」シリーズを誕生させたハン・ジョンフン脚本家の作品で、新人のキム・ジョンミン監督とタッグを組んだドラマだ。様々な凶悪犯罪者たちを集め、それよりもさらに大きな悪を一掃しようとする刑事と悪いやつらの物語を描いた。何よりも悪いやつらを集めてもっと悪いやつらを捕らえるという設定が斬新であった。ユニークな題材を掲げるドラマがほとんどそうであるように、途中でストーリーがブレるような要素は見当たらなかった。展開は緻密で、スピーディーであった。さらにリアルな映像は一本の映画を連想させた。完成度を高めた半事前制作の方式も好材料となり、俳優たちの好演も欠かせなかった。「バッドガイズ-悪い奴ら-」は勢いを増し、OCN史上最高の視聴率を記録した。なんと4%の視聴率を記録したのだ。他にもオンデマンド売上高でも際立つ成果を出した。10月4週目と5週目を基準に、それぞれ3億ウォン以上の売上高を記録し、健闘した。(売上高単位:PPV売上高、課金基準総売上高、プラットフォーム:テレビ、オンライン、モバイル)他にもtvN木曜ドラマ「インヨ姫」(脚本:チ・ウニ、パク・ラン、キム・ジス、演出:ペク・スンリョン)が野心満々に出陣したが、最高視聴率0.98%で惨敗した。日曜ドラマ「三銃士」(演出:キム・ビョンス、脚本:ソン・ジェジョン)も振るわなかった。「三銃士」は三銃士と昭顕世子(ソヒョンセジャ)の物語をミックスしたフュージョン時代劇だ。100億ウォン超が投じられた大作で、ドラマ序盤はCJ E&Mや視聴者の期待を一身に受けたが、予想通りの高い人気や視聴率を得ることには失敗した。最高視聴率は1.96%だった。2014年のケーブルチャンネルドラマのリーダーはやはりCJ E&M系列のテレビ局であった。tvNをはじめ、OCNなどのチャンネルで多彩な設定のドラマを放送し、関心を好評につなげようとした。ケーブルチャンネルであるからこそ可能な、より自由で独特なコンテンツの生産に今後も期待が高まる。もはや「応答せよ1994」は伝説でも神話でもない。「応答せよ1994」を超える作品の誕生はすぐに実現されるであろう。
韓国版「ライアーゲーム」放送終了…ゲームの最終勝者となったのは?
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。韓国版「ライアーゲーム」が誰も信じるなで始まり、俺には必勝法があるという言葉で締め括った。誰一人として簡単に信じることができなかった「ライアーゲーム」が、様々な可能性の残る結末で終わり、シーズン2に対する期待を高めた。韓国で25日に放送されたケーブルチャンネルtvNの月火ドラマ「ライアーゲーム」(脚本:リュ・ヨンジェ、演出:キム・ホンソン)第12話(最終回)では、ナム・ダジョン(神崎直/キム・ソウン)とハ・ウジン(秋山深一/イ・サンユン)、カン・ドヨン(シン・ソンロク)がライアーゲームのファイナルマッチに臨む姿が描かれた。ハ・ウジンとナム・ダジョンはこれまで様々な困難を乗り越えてきた。同じチームだったチャン局長(チェ・ジノ)の煽りとカン・ドヨンの過去の暴露により、決裂する危機に直面した。しかしナム・ダジョンは最終的にハ・ウジンを信じ、共にカン・ドヨンに引き金を引いた。最終回は華やかな映像よりも3人の心理戦に集中し、視聴者により高い緊張感を与えた。さらにナム・ダジョンの父親(オム・ヒョソプ)までカン・ドヨンに拉致され、最終回とは思えないほどの様々な展開が繰り広げられた。しかし最終的にハ・ウジンは自身の必勝法でナム・ダジョンを優勝させる戦略をそのまま押し通し、これによってナム・ダジョンがライアーゲームの最終勝者になった。その後、カン・ドヨンは父親を拉致した容疑で逮捕され、ハ・ウジンは元の場所に戻った。父と共に暮らすようになったナム・ダジョンを含め、ジェイミー(LEEEL)やチョ・ダルク(チョ・ジェユン)にも日常生活が戻ってきた。物語はそうして終わるかのように見えた。しかし、ハ・ウジンの後ろに「カンドヨン行方不明」というニュースが浮び上がって疑惑を増幅させ、続いて登場したのは拉致されたカン・ドヨンが「ゲームは再び始まる」と陰険な笑顔を浮かべる姿だった。カン・ドヨンの背後には、彼を操る誰かがいることを示唆した。特にまた別のライアーゲームが始まり、多くの人々が建物の屋上に集まって、誰かが「俺には必勝法がある」と群れをかき分けて登場した。それはハ・ウジンだった。ハ・ウジンが以前とは異なるスタイルで登場することにより、時間の経過を見せ、シーズン2に対する無限の可能性を示唆した。これに先立ちイ・ヘヨンプロデューサーは、シーズン2制作の可能性について、「まだ何も決まったことはない。しかし『ライアーゲーム』の原作の版権は、制作会社ですべて保有している状態であり、視聴者たちの声援に力づけられて検討する余地は十分にある。放送が終わってから、後ほど話し合う予定だ」と伝えていた。「ライアーゲーム」の後番組としては、オム・テウン、イ・シヨン、イ・スヒョク主演の「一理ある愛」が放送される。「一理ある愛」は、二人の男性を同時に愛するようになったヒロインのキム・イルリと、初恋に落ちた思春期の少女のような妻を見守らなければならない夫チャン・ヒテ、そしてそんなイルリを見て初めて女性という存在にときめきを感じるようになったキム・ジュンの愛を描く感性メロドラマで、韓国で12月1日夜11時から放送がスタートする予定だ。
イ・サンユン「ライアーゲーム」放送終了の感想を明かす“幸せな作業でした”
俳優イ・サンユンが韓国版「ライアーゲーム」の放送終了の感想を伝えた。イ・サンユンは25日に幕を下ろしたケーブルチャンネルtvN月火ドラマ「ライアーゲーム」(脚本:リュ・ヨンジェ、演出:キム・ホンソン)で天才心理学の教授出身の詐欺師ハ・ウジンに扮し、完璧な演技変身を見せた。26日、イ・サンユンは所属事務所を通じて「読む度にドキドキした台本ときめ細かな監督、家族のようなスタッフたち、そしてキム・ソウンさんやシン・ソンロクさんをはじめ、同僚俳優の皆さんまで、全てにおいて完璧な呼吸を誇る作品だったと思います。そのため、全12話、2ヶ月間の時間がさらに短く感じられます。もっと一緒に仕事したいという気持ちです」とし、名残惜しさを語った。続いてイ・サンユンは「僕個人的にはこれまでとは違う演技をお見せできたので感謝いたします。『ライアーゲーム』のために一生懸命準備したんですが、温かく見守ってくださったようで嬉しいです。本当に幸せな作業でした。そして僕よりも名残惜しさを感じる視聴者の皆様、最後までご覧いただき、本当に感謝いたします。多くの方々の応援に支えられ、ハ・ウジンがより生き生きと生きられたと思います。これからも失望させない役者になるために頑張ります」と感謝の気持ちを伝えた。イ・サンユンは鋭くインテリな魅力でバランスの取れた人物ハ・ウジンを演じて「僕には必勝法がある」という流行語を誕生させるなど、視聴者から高い支持を得た。「ライアーゲーム」の後番組としては12月1日夜11時に「一理ある愛」がスタートする。
【PHOTO】イ・サンユン&キム・ソウン&シン・ソンロクなど「ライアーゲーム」の打ち上げに出席
25日午後、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)の飲食店でtvNドラマ「ライアーゲーム」(演出:キム・ホンソン、脚本:リュ・ヨンジェ)の放送終了を記念する打ち上げが開かれ、俳優イ・サンユン、キム・ソウン、シン・ソンロク、イ・シフ、パク・ジェフン、チェ・ジノ、チェ・ユンソ、LEEELらが出席した。「ライアーゲーム」は甲斐谷忍の漫画「LIAR GAME」を原作に、お金の前に置かれた人間の様々な群像を描いた極限心理追跡ドラマだ。
韓国版「ライアーゲーム」シーズン2の制作を示唆…“検討する可能性は十分ある”
tvN月火ドラマ「ライアーゲーム」の制作陣がシーズン2の制作の可能性を示した。25日、「ライアーゲーム」のイ・ヘヨンプロデューサーはシーズン2の制作について「まだ決まったことは何もない。だが、『ライアーゲーム』の版権は制作会社が持っており、視聴者の声援に支えられ、検討する可能性は十分にある。放送終了後に議論する予定だ」と伝えた。「ライアーゲーム」は現在、最終話(第12話)のみを残している。リュ・ヨンジェ脚本家は「ラストマン・スタンディングゲームは原作でファンたちから高い支持を得たロシアンルーレットを新しく脚色した」と説明し、「ゲームが始まると同時に3人の主人公を巡る謎の実体が明らかになる予定だ」と伝えた。またリュ・ヨンジェ脚本家は「全ての話が終わったと思う瞬間、ビックリするようなボーナス映像が待っている。放送終了まで誰も信じないで欲しい」とし、期待感を高めた。続いて、この日「ライアーゲーム」側が公開した最終回のスチールカットには緊張感が漂う中でお互いに銃を向けるイ・サンユン、キム・ソウン、シン・ソンロクの姿が写っている。ハ・ウジン(イ・サンユン)をますます疑うしかない状況の中でナム・ダジョン(キム・ソウン)がどんな選択をするのか、視聴者の好奇心を刺激する。「ライアーゲーム」は甲斐谷忍の同名漫画「LIAR GAME(ライアーゲーム)」を原作にした作品で、お金の前に置かれた人間の様々な群像を描いた極限の心理ドラマだ。本日(25日)最終回が放送され、後番組はオム・テウン、イ・シヨン、イ・スヒョク主演の「一理ある愛」が12月1日から韓国で放送をスタートする。
韓国版「ライアーゲーム」イ・サンユン、最終ラウンドに進む“シン・ソンロクとついに決着”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。イ・サンユンとシン・ソンロクが決着をつけるための「ライアーゲーム」に出た。24日に韓国で放送されたtvN月火ドラマ「ライアーゲーム」第11話では、優勝者を決める「ライアーゲーム」ファイナルラウンドの幕が上がった。この日、ダジョン(キム・ソウン)の父が拉致された中、ウジン(イ・サンユン)は刑事の助けを借りて、廃倉庫に行った。ところがそこには大きな人形と奇妙な絵だけが残っているだけで、誰もいなかった。問題の絵はドヨン(シン・ソンロク)の家にかけられていたもの。この絵を近くで見た瞬間、ウジンははっと驚いた。3人の子どもを思い出し、苦しそうに悲鳴を上げた。刑事の登場でやっとウジンは正気を取り戻した。続いて「終わらせましょう」と「ライアーゲーム」に戻った。ドヨンは敗者復活戦を通して「ライアーゲーム」のファイナルラウンドに進出した。4対1の状況でも優位を占めていたドヨンは結局ウジンとダジョンだけを残し、3者対決構図を作った。ドヨンが抱いた秘密が何か、また彼らはどんな過去で結ばれているのか、「ライアーゲーム」最終章の幕が上がった。
キム・ソウン「ライアーゲーム」放送終了の感想を語る“ナム・ダジョンで幸せだった”
女優キム・ソウンがtvN月火ドラマ「ライアーゲーム」放送終了の感想を語った。キム・ソウンは25日、所属事務所のfantagioを通じて「短い時間でしたが、『ライアーゲーム』のナム・ダジョンとして生きることができて幸せだった」と明らかにした。さらに「最後だなんて実感できないし、とても寂しい。寒い日に一緒に苦労した俳優やスタッフの皆さん、本当にご苦労様。『ライアーゲーム』シーズン2が作られれば、あるいは他の作品で必ずまた会いたい。今までたくさん愛してくださった視聴者の皆様にも感謝の挨拶を伝えたい」と話した。感想と共に公開された写真には「今までナム・ダジョンとして生きることができて幸せでした。最後だなんて寂しいです。みんなお疲れ様でした」というコメントを持っているキム・ソウンの撮影最終日に撮った姿が写っている。同日、キム・ソウンは最後のカットが終わった後、親しくなったスタッフと俳優たち一人ひとりに感謝の挨拶を伝えることはもちろん、一緒にセルフショットを撮ったり、サインをしてあげるなど、別れを惜しんだ。今回の作品でキム・ソウンは、純度100%の天使少女ナム・ダジョンに扮した。イ・サンユン、シン・ソンロクなど、カリスマ性あふれるキャラクターの間でも純粋で明るい魅力で静かだが、強い存在感を発揮し、視聴者から人気を得た。「ライアーゲーム」は韓国で本日(25日)午後11時に放送される第12回を最後に放送を終える。
イ・サンユンのファンクラブ、ドラマ「ライアーゲーム」スタッフのためケータリングカーを用意
イ・サンユンのファンクラブがtvN月火ドラマ「ライアーゲーム」のスタッフたちにバプチャ(ご飯車)をプレゼントした。イ・サンユンのファンクラブは最近急に寒くなった中、昼夜を問わず撮影に励んでいる出演者やスタッフのためにバプチャをプレゼントし、寒い撮影現場の雰囲気を和ませた。イ・サンユンは「ライアーゲーム」で教授出身の天才詐欺師ハ・ウジンに扮し、どんでん返しを繰り返すストーリーに合ったカリスマ性溢れる演技を披露している。
韓国版「ライアゲーム」キム・ソウン、父が借金を背負った理由を知る
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ダジョン(キム・ソウン)が、父が借金を負った理由を知った。韓国で18日に放送されたtvN月火ドラマ「ライアゲーム」(脚本:リュ・ヨンジェ、演出:キム・ホンソン)第10話では、ドヨン(シン・ソンロク)がダジョンにウジン(イ・サンユン)の真実を暴露するシーンが描かれた。ドヨンは「とても面白いことを知ったんですよ」とダジョンの父がウジンの詐欺に巻き込まれ、借金を背負ったと打ち明けた。ダジョンは「ドヨンさんは本当に悪い人ですね。そんなとんでもないことを言って、疑わせるつもりですか? そこまでして勝ちたいんですか?」とウジンをかばった。しかし番組を見たダジョンは驚愕した。ドヨンの話は真実だったのだ。ダジョンの父とインタビューを行ったユンジュ(チャ・スヨン)は、そのインタビューをテレビで流した。株により巨額の借金を負い、追われる立場になったダジョンの父は、娘が被害を受けることを恐れてダジョンのそばを離れた。かつてウジンは作戦勢力に利用され、自殺した母の復讐をするために史上最高額の詐欺事件を起こした。ダジョンの父がその事件に巻き込まれていたのだ。ウジンはダジョンにすべての事実を打ち明けようとしたが、ダジョンは番組で先に真実を知ってしまった。ウジンを100%信頼していたダジョンが、これを契機に彼を遠ざけるようになるのか、今後の展開に対する期待を高めた。「ライアーゲーム」は総賞金100億ウォン(約10億円)の前に置かれた人間の様々な群像を描いた極限の心理ドラマで、韓国で月・火曜日の夜11時から放送されている。
韓国版「ライアゲーム」密輸ゲームでどんでん返し!裏切り者の正体が判明
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。密輸ゲームの裏切り者の正体が判明した。韓国で17日に放送されたtvN月火ドラマ「ライアゲーム」第9話では、信じていたダルグ(チョ・ジェユン)の秘密を暴き、嘆くウジン(イ・サンユン)の姿が描かれた。この日の放送では、表情だけでカバンの中に入っている金額を当てられるという宣言通り、ドヨン(シン・ソンロク)が立て続けに密輸に成功し、密輸ゲームを支配した。そして、ダルグが伏兵として浮上した。お金の匂いを嗅いだというダルグは、独自の必勝法でドヨンのチームを攻めていった。しかし、そこには秘密があった。ダルグがドヨンと内通していたのだ。そもそもドヨンの必勝法が成功するには内通者が必要で、その役割をしていたのがダルグだった。ダルグの目を盗んでドヨンの密輸を阻止したウジンは、ダルグ本人に「なぜこんなことをしたんですか、兄さん?」と嘆くように聞いた。未だダルグの事情は明かされておらず、悪人ドヨンと手を組むしかなかったダルグの秘密は何なのか、今後の展開に期待が高まっている。
韓国版「ライアーゲーム」イ・サンユン、大統領ゲームで裏切り者を脱落させる
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。韓国版「ライアーゲーム」でハ・ウジン(イ・サンユン)が、裏切り者のコ弁護士を脱落させた。11日に放送されたケーブルチャンネルtvNの月火ドラマ「ライアーゲーム」(脚本:リュ・ヨンジェ、演出:キム・ホンソン)第8話では、ハ・ウジンがカン・ドヨン(シン・ソンロク)とジェイミー(LEEEL)の罠により、大統領ゲームで混乱する姿が流れた。ハ・ウジンは空になった自身の金庫を見て当惑し、ドヨンとジェイミーの計画をプレイヤーたちに説明した。最終的にプレイヤーたちはハ・ウジンの言葉を信じ、ハ・ウジンがトリックを使ってジェイミーとコ弁護士のうち、コ弁護士を脱落させた。ナム・ダジョン(キム・ソウン)は一時連携していたコ弁護士の脱落を残念がったが、気を引き締めて再度ゲームに臨んだ。「ライアーゲーム」は甲斐谷忍の漫画「LIAR GAME(ライアーゲーム)」を原作にしており、お金の前に置かれた人間の様々な群像を描いた極限の心理ドラマだ。借金を抱えた純粋な女子大生ナム・ダジョン(キム・ソウン)と、最年少の心理学教授出身の天才詐欺師ハ・ウジン(イ・サンユン)が、企画者でMCのカン・ドヨン(シン・ソンロク)が準備したリアリティショー「ライアーゲーム」に参加して繰り広げられるストーリーを描く。