ミュージカル「The Promise」戦争という悲劇が生んだ七色の虹



ストーリーの限界をカバーした音楽と振り付け
その代わりに「The Promise」は、レベルの高い音楽と振り付けで、このジャンルが“ミュージカル”であることを明らかにした。2011年のミュージカル「シャーロック・ホームズ」で作曲賞を総なめにしたチェ・ジョンユン作曲家は、大劇場サイズに合った規模とキャラクターの性格を生かす様々なジャンルの音楽で耳を魅了している。童謡「果樹園の道」や「アルビノーニのアダージョ」をサンプリングすることで戦争を感性的に眺めるようにして、アコースティックなギターと弦楽器で編曲された兵士たちのソロ曲は、戦争の皮肉さを見せいる。大劇場が初めてなのは、キム・ソヒ振付け師も同じだ。「ブッとび!ヨンエさん」で生活密着型の振り付けを見せてくれた彼は、「The Promise」でほふく姿や戦闘姿勢などを利用して独特の振り付けを披露する。そのため、ボーカルのない音楽と振り付けだけで完成された仁川(インチョン)上陸作戦の場面は、40人に至る俳優と数十人のスタッフのエネルギーを一つにした「The Promise」のハイライトである。広い劇場の音響構造上、爆発的な効果が見れなかったが、ミュージカルに犠牲と深い意味を付与するより、兵士たちの個人の事情に集中することで、彼らも私たちと変わらないということ見せながら悲劇性を強調している。悲劇が生んだ七色の虹が、空に架かった。
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- カン・ミョンソク、チャン・ギョンジン、写真 : イ・ジンヒョク、翻訳 : チェ・ユンジョン
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