【ドラマレビュー】帰ってきた「ホジュン」に必要なのは?
写真=MBC安全な展開よりは、多彩で新しい設定が必要
18日、MBC「ホジュン~伝説の心医~」が長い旅を始めた。時代劇を全120話の毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)として放送するケースは非常に稀だ。大体毎日ドラマは、ミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)や週末ドラマに比べ、比較的負担のないテーマを扱っている。家族全員が試聴することの多い時間帯だからだ。そのような状況で、毎日ドラマとして時代劇を編成したのは、とりあえず“虚を突いた選択”とも言える。帰ってきた「ホ・ジュン」の意味は?
業績がそれだけ多いからだろうか。ホ・ジュンほど継続して映画やドラマで再現されている歴史的な人物もいないだろう。ユネスコの世界記録遺産としても登録されている「東医宝鑑」など、ホ・ジュンの一代記からは、世代を超えて広範囲な支持を得られるエピソードが限りなく存在する。しかし、以前の作品に一つでも接している視聴者なら、これからドラマに仕掛けられる工夫に対する好奇心と心配が同時に沸くことだろう。もしかすると、以前の作品との差別化を図るために、さらに刺激的で作為的な要素が投入されるかもしれないからだ。すでに数多くの映画やドラマで扱われてきた人物なので、人々に大きな好奇心を沸かせる要素がそれほど多くないことも盲点となる。
これまでの放送を見ても、幼いホ・ジュンの逆境を見せるための設定は変わらなかった。身分の差から軽蔑され、実力は優れているがそれを評価されない主人公の姿は、憐憫を呼んだ。しかし、その表現はこれまでの時代劇が踏襲してきたものと大きく変わることはなかった。
キャラクターたちもすでに幼いホ・ジュンの味方になった人とそうでない人の対照が著しくなっている。味方と敵が明らかになれば、視聴者が応援すべき側も容易く判明する。このように味方と敵が分かれると、ドラマは単純になってしまう。波瀾万丈な人生を生きる主人公の苦難が深くなるほど視聴者は物語にハマるだろうが、それを表現する上で様々な方法が使われれば、ドラマのクオリティもより高くなるのではないだろうか。

差別点と交差点を同時に発見できる楽しさが欲しい
“主人公を絶対善とし、周りの人の悪行に耐えず苦しめられさせること”。多くのドラマや映画で採用していたこのような千篇一律的な方法では、主人公の活躍像をさらに際立たせることはできるが、物語の密度を高めることはできない。それこそ、結果を承知での単純な戦いの連続で終わりがちなためだ。「ホジュン~伝説の心医~」の方式は、それとは少し違わなければならない。視聴者が“ホ・ジュン”という人物から見たい要素が、まだまだ残っているからだ。全120話という外形の他に、制作陣が盛り込む“面白さと感動”“情報欲求の充足”のための青写真が気になるところだ。
放送当時大きな人気を集めた作品をリメイクすることは、長所と短所を持ち合わせている。すでに検証されているテーマで、危険な負担を最初から減らすことは前者で、前作と引き続き比較されるのは後者だ。
果たして、毎日ドラマ時代劇として帰ってきた「ホジュン~伝説の心医~」は、どのような姿になるのだろうか。1999年の「ホジュン~宮廷医官への道」と、2013年の「ホジュン~伝説の心医~」、その交差点と差別点が、何かを達成する作品になることを期待している。
「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでも“ノック”して下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハン・ギョンヒ
topics






