キム・セロンさんを巡る乱戦…誰のための告訴戦なのか
写真＝Newsen DB20日、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」とYouTubeチャンネル「芸能裏統領」のイ・ジンホは、亡くなったキム・セロンさんに対して異なる主張をしながら声を高めた。まず、「カロセロ研究所」はイ・ジンホが前日暴露したキム・セロンの結婚、中絶の事実に対して遺族の立場を伝えた。「セロンが結婚したという話は聞いたこともないし、全く知らなかった。中絶のことは、どうしてマネージャーがイ・ジンホにその話をしたのかわからない」という。
先立ってイ・ジンホは「遺族がキム・セロンの携帯電話から出た資料を公開しているだけに、キム・セロンの結婚を知っているはずだ」とし「昨年、何度も極端的選択を試みたキム・セロンの治療費2000万ウォンを家族が支払わず、新しい事務所が代わりに負担した」と主張した。
すると「カロセロ研究所」は「キム・セロンの治療費を誰も支払ってくれなくて、そのマネージャーが代わりに2000万ウォンを支払ったというが、全く納得がいかない。根拠を提示してほしいと、セロンさんの遺族たちが泣きながら話した」とし「子供を亡くした親の心をこんなに苦しめるのか」と憤怒した。
また「キム・セロンの母が昨日号泣した。実は今日記者会見を開こうと思ったけど、母親は現在立っていることさえできない状態だ。キム・セロンの母が『ありえない。私が死ねばイ・ジンホとキム・スヒョンが苦しめることを止めてくれるのか』と言っていた」と主張した。
さらに、イ・ジンホも追撃した。彼は自身のチャンネル「芸能裏統領イ・ジンホ」に「衝撃録取！ 故キム・セロンが苦しんだ本当の理由」というタイトルの映像を公開し、追加で証拠を公開した。
映像にはキム・セロンの新しい所属事務所の関係者A氏とキム・セロンの親友だったB氏がキム・セロンの死亡当日だった2月16日に行った通話の内容が盛り込まれている。B氏は故人が生前アメリカで結婚した夫に殴られた写真を送ってくれたと主張した。首に切り傷まであるという。これに基づき、イ・ジンホはキム・セロンが生前最も苦しんだのはアメリカで出会った夫のせいだと主張した。
さらにイ・ジンホは「カセヨン誣告の罪の実態！ キム・セロンの偽の叔母を告訴します」と言う映像を通じて「僕に対する虚偽事実を最も主導的に流布した人物はキム・セロンさんの偽の叔母だ」と声を高めた。彼は「最初は実の叔母だと自身を紹介したけど、実の叔母ではなかった。キム・セロンの母の友人で、叔母としてやりとりしてきた人物」という報道を取り上げながら隠さなければならない不都合な真実があると主張した。
彼は自身に対する虚偽事実を流布しているキム・セロンの叔母（だと主張する人）を捕まえると言った。事務所であるゴールドメダリストに唆されキム・セロンをいじめる映像を撮ったと取り上げたキム・セウィ、韓国芸能人自殺予防協会のクォン・ヨンチャン所長、プ・ジソク弁護士に対する法的措置も話した。彼が確実にしたのは、決して遺族を対象にした法的措置ではないということだった。
先立ってキム・セロンの遺族側はYouTube「カロセロ研究所」のチャンネルを通じてキム・セロンが未成年者だった15歳の頃からキム・スヒョンと6年間交際したと主張しながら二人が交際当時に撮影したと見られる写真などを公開した。そしてキム・セロンが所属事務所側から、飲酒運転事故に対する違約金など7億ウォン（約7000万円）に対する返済を責められたと主張した。
キム・シヒョン側はキム・セロンが大人になった後の2019年夏から2020年秋まで交際したと主張し、７億ウォンの内容証明に関しても「当社がキム・セロンさんが負担すべき違約金を任意で負担する場合、これを決定した当社の取締役員たちに業務上背任の罪が成立する所持があり、該当費用が会社の損金として認めてもらえない懸念があった。キム・セロンに対する当社の債権を確保するための努力をしたという事実を確認させるべきだった」と釈明した。
キム・セロンの悔しい死の真相を明かし、キム・スヒョンから公式的な謝罪を受けると言っていた遺族の暴露戦は、他の人々の戦争に広がった。故人だけが明かせる真実は、法廷で明かされる予定だ。しかし遺書も残さず亡くなったキム・セロンの無念は届かない。自分がもっと悔しいと叫ぶ声で、真実を伝えることができれば良いが、眠った人の魂を慰める真心はどこで見つけるべきなんだろうか。
キム・セロンの遺族側は二人の交際を証明する写真をデジタル・フォレンジックすることを決め、17日午後にソウル警察庁に虚偽事実による名誉毀損の疑いで芸能記者出身のYouTuberイ・ジンホに対する告訴状を提出した。警察は18日、該当事件を西大門警察署に割り当てた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・スルギ
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