
写真=SMエンターテインメント、Pledisエンターテインメント、Mnet、THE BLACK LABEL
2021年、BIGHIT MUSICからデビューを準備している練習生として公開されたものの、残念ながらデビューすることはできなかった“Trainee A”。デビューが白紙になってから数年たった今、元メンバーたちが新たな場所で活躍し、関心を集めています。別の事務所から正式デビューしたメンバーから、オーディション番組に出演し、新たな挑戦に乗り出したメンバーまで。今回は元Trainee Aの近況についてまとめてみました。
◆ジフン

写真=Pledisエンターテインメント
ジフンは、PledisエンターテインメントがSEVENTEEN以降9年ぶりにローンチしたTWSのメンバーとしてデビューしました。2024年1月22日に発売したデビュー曲「plot twist(初めての出会いは計画通りにいかない)」では、若者たちの爽やかで愛らしい姿を描き、音楽番組で初の1位を獲得。その後もリリースした全てのアルバムがヒットを記録しています。音楽だけでなく、コスメや学生服のモデル、ハイブランドのアンバサダーに抜擢されるなど、活躍の場を広げているTWS。日本でも「FNS歌謡祭」「THE MUSIC DAY」「Venue101」など多数の音楽番組に出演し、今月2日には1stシングル「はじめまして」で日本デビューも果たしました。タッティングなどを得意分野とし、Trainee A時代からダンスの実力に定評のあったジフンは、第5世代を牽引するアイドルグループの一員として、さらなる飛躍に期待が集まっています。
◆Yourch

写真=GRIDエンターテインメント
タイ出身の人気子役だったYorchはTrainee Aとしてのデビューが叶わず、一度タイに戻ったものの、2023年GRIDエンターテインメント設立のニュースと同時に、同事務所からデビューするメンバーとして最初に公開されました。GRIDは、YG ENTERTAINMENT、SMエンターテインメントなどで経験を積んだクリエイティブ集団が設立した総合エンターテインメント会社。その後、5人組ボーイズグループPOWのメンバーとして2023年9月にプレデビュー、10月に正式デビューを果たしました。デビュー当初、すでに個人SNSのフォロワーが200万人を超えるほど、多くのファンを保有していたYorch。タイに戻った際にGRIDから連絡をもらい、「当時は合流するつもりはなかった」と告白。しかし、「代表から韓国に来てスタッフたちとメンバーに直接会って決めてほしいと言われたので、韓国に来た。メンバーと楽しい時間を過ごして、会社の方たちも頼れると思って合流した」と明かしています。
◆ウチャン

写真=THE BLACK LABEL
12歳で「SHOW ME THE MONEY 6」に出演し、ソロシングルを発売したこともあるウチャンは、THE BLACK LABELがローンチした男女混合グループALLDAY PROJECTのメンバーとして6月23日にデビュー。ALLDAY PROJECTは、K-POP界では数少ない男女混合グループである点と、メンバー構成でも早くから注目を集めました。メンバーは、ILLITを脱退したヨンソ、大手デパートを運営する新世界グループ会長の孫娘アニー、モデル兼舞踊家として知られるターザン、ダンサー・振付師のベイリーの5人。個性溢れるメンバーの中でも、ウチャンはラッパーとして強い存在感を見せています。デビュー曲「FAMOUS」は、公開からわずか4日でMelOnチャート1位となり、デビュー10日で音楽番組で初めて1位のトロフィーを獲得するなど、圧倒的な話題性と人気を証明。第5世代期待の新人グループとして今後の活躍に期待が高まっています。
◆サンウォン

写真=Mnet
サンウォンは今年5月、リオと共にPOWが所属するGRIDエンターテインメントの公式SNSで、2ショットや近況を語ったインタビューが公開され、ファンを喜ばせました。その後、「BOYS II PLANET」に出演することが明らかになり、すでに実力者として知られている2人への関心が高まりました。番組の初回放送では、Trainee AとしてBIGHIT MUSICに所属していた過去にも言及。彼は、制作陣からの「なぜそこではデビューが叶わなかったのか」という質問に、「様々な事情があってできなかった。僕もその時事務所を出ることになった。カフェでアルバイトをしたりして、悩んでいた時間があった。(当時は)アイドルを諦めたいと思って、休みたいと思っていた」と率直な気持ちを告白。しかし、リオの誘いで挑戦を決意し、「最後だと思ってもう一度勇気を出した」と明かしました。初回放送で公開された2人のパフォーマンスには、マスターからも参加者からも絶賛の声が続出。すでにデビュー経験がある参加者から「デビューしたアイドルよりも上手。アナザーレベルだと思う」という言葉も。サンウォンは番組で公開された現時点でのファン投票で1位を記録。練習生期間が6年もある彼が、「BOYS II PLANET」でデビューの夢を叶えることができるのか、今後番組で見せる姿に注目が集まっています。
◆リオ

写真=Mnet
リオはサンウォンと共にGRIDエンターテインメントから「BOYS II PLANET」に出演。先立って彼は、BTSの「Permission to Dance」MVに、当時デビュー前だったNewJeansのハニ、ミンジと共に出演したことでも注目を集めました。また2023年、B.Iら所属の131LABELからのデビューを発表。1stシングル「One Look」で活動を展開しました。今年になって、サンウォンと共にGRIDに所属したことが知られ、「BOYS II PLANET」出演はリオの提案だったことも明らかに。番組で彼は、「サンウォンに、僕は『BOYS II PLANET』に出るんだけど、一緒にデビューしようと話した」と伝えました。初回放送で、リオの歌声を聞いたマスターたちは、「ついにメインボーカルを見つけた」と絶賛。非の打ちどころのない2人のパフォーマンスに、マスターから「次はお金を払って見るよ」という言葉も聞かれるほどの実力で、今後の放送にも期待を高めました。
◆ジュニル

写真=Mnet
ジュニルは、ジェジュンの設立したiNKODEエンターテインメントに所属。2023年にiNKODEが公開したグローバルオーディションの予告映像に登場し、話題を集めました。そして今年、「BOYS II PLANET」の参加者として公開され、サンウォン、リオと共に、活躍に期待が高まりました。7月17日に放送された初回放送では、ジュニルの登場シーンはあったものの、パフォーマンスは公開されておらず、次回の放送に注目が集まっています。iNKODEからはすでに脱落者も出ているものの、ジュニルの他にも多数の練習生が出演。元Trainee Aの3人はもちろん、ジェジュンの事務所の練習生たちの実力や魅力にも関心が高まっています。
◆JJ

写真=SMエンターテインメント
日本人の父とアメリカ人の母を持つというJJは、今年1月にソウル高尺(コチョク)スカイドームにて開催された「SMTOWN LIVE 2025 [THE CULTURE, THE FUTURE] in SEOUL」に出演。同公演で、SMの男性練習生たちで構成された「SMTR25」は、SHINeeの「Lucifer」、EXOの「Growl」などを披露。その中にJJの姿もあり、大きな話題を呼びました。公演後、公式SNSを通じて“JUSTIN”という名前で、彼のイントロダクションフィルムや写真が公開。今後、SMから新たなボーイズグループメンバーとしてデビューすることになるのか、ファンの注目が集まっています。
◆ジェイムズ・イニョク
ジェイムズの活動については具体的に分かっていることはありませんでしたが、ファンの間ではBIGHITからデビューするのではないかと推測する声もあがっていました。そして今月14日、BIGHIT MUSICは、BTS(防弾少年団)、TOMORROW X TOGETHERに次ぐ新たなボーイズグループをデビューさせると公式に発表。デビュー日は8月18日で、MARTIN、JAMES、JUHOON、SEONGHYEON、KEONHOの5人で構成されていると予告されています。ファンはこのJAMESが元Trainee Aのジェイムズであると推測しており、今後の詳細発表に関心が高まっています。
なお、メンバーたちにとって信頼できるお兄さんのような存在だったイニョクに関しては、デビューなどの近況は分かっていませんが、元Trainee Aのメンバーたちが活発な活動を展開しているだけに、彼の今後についても関心が高まっています。