主演の長澤まさみからメッセージも!柄本佑&石橋静河ら、釜山で映画「このごにおよんで愛など」の魅力を語る
(C)2026 K2 Pictures柄本、石橋にとっては初の「釜山国際映画祭」。さらに広瀬監督は、デビュー作「夜明け」(18)、ドキュメンタリー映画「つつんで、ひらいて」(19)に続き、本作で3作品連続・3度目の「釜山国際映画祭」出品という快挙を達成した。
本作が出品される「釜山アワード部門」は、コンペティションのメイン部門として昨年新設され、最優秀作品賞、監督賞、審査員特別賞、主演男優/女優賞、芸術的貢献賞が与えられる。さらに最優秀作品賞には、米アカデミー賞の国際長編映画部門への応募資格も与えられるなど、国際的にも大きな期待と注目を集める最重要部門だ。
(C)2026 K2 Picturesインフルエンザのため惜しくも現地への参加が叶わなかった主演の長澤まさみだが、柄本の手には長澤演じる主人公・小島詩の顔パネルが。キャスト陣の粋な演出によって、晴れて“3人揃って”釜山の地へ立つ姿を見せると、会場は一気に温かな笑顔と熱気に包まれた。さらに、現地に駆けつけることができなかった長澤本人からもメッセージが到着。長澤からのコメントを柄本が代読すると、会場から温かな拍手が贈られた。
三度目の「釜山国際映画祭」出品となる広瀬監督は「『夜明け』で『釜山国際映画祭』に招待していただいて、またここに戻ってくることができてとても嬉しいです。今日は長澤さんが来られなかったことが残念ではあるのですが、詩ちゃんがとても魅力的なキャラクターなので、ぜひ詩ちゃんに振り回されながらこの映画を楽しんでいただけたらなと思います」と、突拍子な提案をし2人を驚かせるも、いつも明るくあどけない詩に注目してほしいと集まった観客へアピール。
(C)2026 K2 Pictures釜山映画祭への登壇は今回初めてだそうで「実を言うと海外の映画祭自体が初めてで、みなさんとこうやって非常に親密な距離感で緊張もしているのですが、現場を楽しみながらお話できそうだなと思っています」と笑顔で期待を込める。
そして、詩の担当編集者で、恋人関係でもある倉持潤奈役を演じた石橋は「アンニョンハセヨ。チョヌン、イシバシシズカ イムニダ。チャル プタク トゥリムニダ。(こんにちは。石橋静河です。よろしくお願いします)」と韓国語の挨拶を披露し、「私は今回初めて釜山に来ることができました。本当に温かく迎えてくださって、みなさんがすごく映画を愛しているんだなということを感じられる雰囲気でとても幸せです。長澤さんが来られなかったのは本当に残念ですが、3人の関係性をぜひ映画の中で楽しんで、見て、そして何かを持ち帰っていただけたらいいなと思っております」と観客に向けて温かなメッセージを贈った。
(C)2026 K2 Pictures終映直後には、深い余韻を惜しむかのような大拍手が沸き起こり、会場全体は温かな空気に包まれた。上映後、再び登壇した広瀬監督は「素晴らしい会場で皆さんと一緒に作品を観させて頂いてとても幸せな気持ちでいっぱいです。少し笑いも起きていてほっとしました」と胸を撫で下ろし万雷の拍手で迎えられた客席へ感謝の想いを伝えた。
柄本は「笑いが起きていたり、思わぬところで思わぬ反応があったりと、『こうやって見てもらえるんだ』という、ある種の感覚みたいなものが海を渡ったなっていうことを実感しました」とコメント。石橋は「この映画のテーマっていうのはとても複雑なものだと思うのですが、広瀬監督はその中に軽やかさをたくさん詰め込んでいて、それをしっかり皆さんが受け取ってくださった感覚がしてとても胸がいっぱいです」と初上映を終え感無量の様子。
(C)2026 K2 Pictures「詩がなぜ杜夫を選んだのか深く納得できるほど魅力的だった。役作りにおいて共感したところは?」と問われた柄本は、「このお話を特別なものではなくごく普通の日常として捉えていたので、共感という意味ではあまりなかったかもしれません」と回答。役作りにおける工夫について「僕が真顔でいると、どうしても何かを疑っているように見えてしまうみたいで(笑)。杜夫は序盤、潤奈と詩の関係に全く気づいていない役どころなので、場を3人で楽しんでいる様子や『潤奈ちゃんいい子だな』という素直な気持ちが見えやすくなるよう、真顔を解除してリアクションをあえてライトかつ大きめにしていました。詩からカミングアウトを受けるまでは、とにかくその明るい反応をベースにして演じていました」と自身の役作りを明かし、会場の関心を集めた。
(C)2026 K2 Picturesさらに自身にとっての「愛」について問われると「私にとって『愛すること』は『ギブすること(与えること)』だと思っています。潤奈も本当は誰かに惜しみなく愛を与えたかったはずなのに、それができなかったことが何よりの苦しみだったのではないかと思います」と役への真摯な想いを寄せた。
(C)2026 K2 PicturesQ&Aセッションが終了すると、登壇者たちへ向けて惜しみない拍手と歓声が送られ、会場は冷めやらない熱気と温かな余韻に包まれたまま幕を閉じた。わがままで、ずるくて、だけどどこか愛おしい。不器用な3人が揺れ動く感情と向き合いながら紡ぎ出す映画「このごにおよんで愛など」公開に期待が高まる。
◆長澤まさみ コメント
今日は、素晴らしい晴れ舞台に参加する事が出来ず、ごめんなさい。映画の撮影時から、「釜山映画祭に行けたらいいよねぇ」なんて、話していた中での念願の映画祭参加だったのでとても残念です。あ、でも、きっと佑くんとしずかちゃんが舞台挨拶を大いに盛り上げてくれると思いますので、安心しております!「このごにおよんで愛など」は、自分達らしい「家族」の形を求めて、3人が悩んだり、立ち止まったりしながら必死に前に進んで行く物語です。この作品を通して、普段生活していて見えづらい、様々な人達の存在や、視点に触れるきっかけになったように思います。複雑なことを知った気になるのではなく、知ろうとし続ける姿勢を大切に日々を生きたいです。この映画が、釜山映画祭という大きな舞台で世界初上映されると思うと心が躍ります。また、いつか、皆様とお会いできますように。여러분, 너무 좋아해요.(みなさん、大好きです)。
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(C)2026 K2 Pictures■作品概要
「このごにおよんで愛など」
11月27日(金)公開
出演:長澤まさみ 柄本佑 石橋静河 落合モトキ 松井ケムリ のせりん 大西礼芳 渋川清彦 片岡礼子 / 風間俊介
監督・脚本・編集・原案:広瀬奈々子
音楽:HIMI
撮影:姚宏易
照明:蕭鴻益 佐藤俊介
録音:臼井勝
美術:杉本亮
衣裳:山本マナ 池田ミレイ
メイク:大上あづさ
キャスティング:田端利江 山下葉子
助監督:中山権正
制作担当:木村利明
プロダクション通訳:李安琪
法律・LGBTQ監修:南和行
音楽プロデューサー:本谷侑紀
ラインプロデューサー:梶川信幸
製作:紀伊宗之
プロデューサー:小出大樹
アソシエイトプロデューサー:大日向隼 上浦侑奈
製作・配給:K2 Pictures
企画:分福
制作プロダクション:K2 Pictures Production
(C)2026 K2 Pictures
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- Kstyle編集部







