釜山国際映画祭(2017)
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コン・ヒョジン「釜山国際映画祭」で文在寅大統領と記念撮影!“有意義で格別な週末”
コン・ヒョジンが文在寅(ムン・ジェイン) 大統領と共に、釜山(プサン) 国際映画祭に出席した感想を語った。コン・ヒョジンは本日(16日)、自身のInstagramに文大統領と一緒に撮った写真を公開して話題を集めた。コン・ヒョジンはオム・ジウォンと共に、昨日(15日)「第22回釜山国際映画祭」(BIFF) にサプライズ訪問した。2人は、釜山国際映画祭をサプライズ訪問した文大統領と共に、自分たちが主演を務めた映画「女は冷たい嘘をつく」を観覧し、観客との対話(GV) に出席した。現職の大統領が釜山国際映画祭に参加したのは、釜山国際映画祭史上初めてだ。文大統領と一緒に観客に会うなどして有意義な時間を過ごしたコン・ヒョジンは、自身のInstagramに感激を伝えた。コン・ヒョジンは「楽しくて有意義で格別な週末を過ごした。もっと頑張らなきゃ、何でも」と感想を伝えた。また、文大統領と仲睦まじいポーズをして、一緒に撮った写真も掲載した。公開された写真で、コン・ヒョジンは文大統領と一緒に明るく笑っている。コン・ヒョジンの後ろではオム・ジウォンも明るい表情で笑っており、目を引く。コン・ヒョジンはドラマ「嫉妬の化身」以来、休息を取っている。
少女時代 ユナ、露出ドレス、大統領の訪問…「釜山国際映画祭」での話題の瞬間
今年の「第22回釜山(プサン) 国際映画祭(BIFF)」は、とりわけ思いがけない人物たちによって沸き返った。文在寅(ムン・ジェイン) 大統領から女優ソ・シネ、少女時代のユナ、俳優ソン・イルグクの三つ子の息子たちまで、話題の瞬間を振り返った。12日、釜山海雲台(ヘウンデ) 区佑洞(ウドン) 映画の殿堂では、BIFFの幕開けが知らされた。◆少女時代のユナ開幕式の司会者に意外な顔が選定され、映画ファンの視線を集中させた。少女時代のユナがチャン・ドンゴンと共にMCに抜擢されたのだ。ガールズグループ出身の女優では、初めての司会者デビューだ 。これは突然、女優キム・ハヌルが不参加の便りを伝えて実現された。当初キム・ハヌルがBIFF開幕式の司会を担当することになったが、第一子妊娠によりやむを得ず交替となった。妊娠初期段階であるだけに、安静にしなければならないという医療スタッフの所見に従った。それと共に所属事務所の後輩であり、映画界の金星であるユナが代わりにMCを務めることになった。忙しいスケジュールの最中、特別な義理を見せて温かさを醸し出した。特にユナは優れた進行スキルで、自らの任務をしっかりと果たした。スムーズな進行で現場を和やかな雰囲気に導いた。大先輩チャン・ドンゴンが「熟練したトークで進めるユナのおかげで、無事にちゃんと終えることができた」と絶賛したほどだ。ビジュアルも断然、視線強奪だった。ユナは清純ながらもセクシーな魅力を誇った。背中の部分が大きく開いたドレスを着て、ギャップのある姿を見せた。◆ソン・イルグクの三つ子の息子たち俳優ソン・イルグクの三つ子の息子であるデハン、ミングク、マンセくんの出席も意外であった。開催直前にこのようなニュースが伝えられ、一般人ファンの胸に熱く火をつけた。最年少ゲストとしてレッドカーペットを踏んだ。三つ子の息子たちはパパの手をぎゅっと握って、レッドカーペットに姿を現した。そろってスーツを着て、子供紳士に変身した。特にKBS 2TV「スーパーマンが帰ってきた」の出演当時より成長した姿が視線を引いた。だが、末っ子マンセくんの茶目っ気あふれる一面は相変わらずだった。彼は多少緊張したようなデハンくんとミングクくんとは違い、レッドカーペットの上を気兼ねなくぴょんぴょん跳ねて、興味津々な様子を見せた。◆ソ・シネ今年BIFF開幕式レッドカーペットの話題の主人公は、驚くべきことに女優ソ・シネであった。衝撃的な露出ドレスをまとって登場したのだ。胸元が大きく開いたUラインデザインのドレスを着た。彼女は子役出身女優で、まだ少女のイメージが強い女優だ。突然の彼女の成熟したイメージ変身に、すべてのスポットライトが向けられた。開幕式が終わった後にもしばらくリアルタイム検索語1位にランクインし、関連記事があふれるなど熱い反応を得た。◆文在寅(ムン・ジェイン) 大統領これまでのBIFFの中で、それこそ歴代級ゲストが登場した。まさに文在寅大統領だ。現職大統領では初めてBIFF期間中に参加した。事前に予告されなかったサプライズ訪問だった。文在寅大統領は15日午前、釜山海雲台区ロッテシネマセンタムシティにて「韓国映画の今日-パノラマ」部門の招待作である「女は冷たい嘘をつく」を鑑賞した。上映の後、観客との対話(GV) も進めた。その後、映画の殿堂内のアジュダムダムラウンジへ席を移し、市民らとより一層近い距離で疎通した。キム・ドンホ理事長、カン・スヨン執行委員長、ト・ジョンファン文化体育観光部長官と共に舞台に上がって話に花を咲かせた。大統領のサプライズ訪問で、映画祭に活気を吹き込んだ。BIFFは、今月21日まで開催される。
杉咲花、日本のキム・ユジョンという修飾語について「嬉しいし、感謝している」
日本の女優杉咲花がアニメーション映画「メアリと魔女の花」で韓国の観客と会う。2014年「思い出のマーニー」に続き、米林宏昌監督と意気投合した。スタジオジブリ出身の監督が設立したスタジオポノックの始まりを知らせる作品だ。「メアリと魔女の花」は少女のメアリが道に迷った猫を追って森の中へ向かっている途中、空飛ぶ箒と魔女の花である夜間飛行を偶然手に入れることになり、魔法の世界に入り込むというストーリーだ。第22回釜山(プサン) 国際映画祭のワイド・アングル部門のアニメーション・ショーケースに公式招待された作品だ。12月の韓国公開を控えて、映画祭のために訪韓した杉咲花へのインタビューが行われた。杉咲花はおてんばな赤毛の少女メアリの声を演じた。メアリは失敗だらけだが、好奇心旺盛な人物だ。「プロの声優ではないので、初めてオファーを受けたときにどうすればいいかたくさん悩みました。でも、私にできることは演技しかなくて、『こう話さないと』というよりは本当のメアリになった気持ちで臨みました。アフレコ当時、実際にメアリと同じように体を動かしました。全身で表現しようと思いました」杉咲花はメアリ対する切ない思いも表した。彼女は「キャラクターに大きな魅力を感じました。メアリも一生懸命やったから、私も一生懸命やらなくちゃと思いました」と伝えた。「『メアリと魔女の花』は空を飛ぶなど、現実ではあり得ないストーリーなんです。でも、メアリを通じて日常の魔法を見せてくれます。楽しく過ごすメアリを見て、これが日常の魔法なんじゃないかなと思いました。台本を読んで明日への期待、希望を抱くことができるようになりました。あれこれ感じるよりはありのままの『メアリと魔女の花』を存分に楽しんでほしいです」2度目の訪韓についても明かした。彼女は今年の3月に映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で韓国を訪れたことがある。「初訪韓のときに、韓国は本当に映画を愛するところだなと思いました。日本では受けたことのない質問も受けたし、映画への情熱がとても熱かったです。それで、今回の訪韓も楽しみにしていました。釜山国際映画祭の開幕式に参加したときも、その(映画を) 愛する気持ちが溢れていて、十分に感じることができました。このままここで暮らしたいなとも思いましたね(笑) 次も韓国に来たいです」また杉咲花は日本のキム・ユジョンという修飾語についても話した。彼女は「キム・ユジョンさんだなんて、とても嬉しいし、ありがたいです。韓国に私の存在を知らせただけでも嬉しく思っています。今年、成人になったんですが、今後幅広い演技をお見せできるんじゃないかなと自分も期待しています」と伝えた。・【PHOTO】「メアリと魔女の花」杉咲花、釜山国際映画祭の野外舞台挨拶に登場キュートな笑顔・有村架純から阿部サダヲまで日本のスターも続々!「釜山国際映画祭」華やかに幕開け(動画あり)
“訪韓”浜辺美波「『君の膵臓を食べたい』のおかげで変わったことは…」(動画あり)
昨日(15日) 午前、釜山(プサン) 海雲台(ヘウンデ) 区の映画の殿堂・ドゥレラウムホールにて開かれた映画「君の膵臓を食べたい」の記者会見に参加した女優浜辺美波が、作品の撮影後に変わった感情変化について話した。この日の席で浜辺美波は、「(役を演じてから) 季節が変わることが愛おしく美しく感じることができるようになった」として、「花が咲く変化にも、その香りや季節が美しいと感じる。今は一週間が過ぎ去ったという点が残念に思う」と話した。「君の膵臓を食べたい」は、自らを孤独な人にする僕と最高の人気の彼女、全く接点がなかった二人が偶然に拾った一冊のノートをきっかけに誰にも話すことのできない秘密を共有することになる物語を描いた青春ドラマだ。
菅田将暉&ヤン・イクチュン、主演映画『あゝ、荒野』を引っ提げ釜山へ!約2000人の海外映画ファンを熱狂の渦に
10月7日より前篇が絶賛公開中の『あゝ、荒野』が韓国・釜山で開催されている第22回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門に正式出品。10月14日(土)、W主演を務めた菅田将暉、ヤン・イクチュン、そして監督の岸善幸が、野外でのグリーティングイベント(Meet&Greet)、公式記者会見、上映後Q&Aに参加した。まるで歓迎されているかの様に現地は快晴。現地時間夕刻、BIFF Village(ビフ ヴィレッジ) と呼ばれる海雲台(ヘウンデ) 海水浴場の海岸をバックに設置された映画祭公式の特設ステージで行われた、野外でのグリーティングイベントは、約2,000人と多くの観客でたいへんな賑わいをみせ、ステージへ向かう花道には多くの映画ファンが待ち構え、登壇する菅田ら3人に歓迎の声をかけた。ファンの歓声に応えるように手を振る3人の姿も見られた。釜山国際映画祭が初めての国際映画祭への参加となる岸監督は「アニョハセヨ。韓国のヤン・イクチュンさんと、日本の菅田将暉さんと、とても激しく面白い映画を撮りました。ぜひ楽しんでください」と挨拶。続きヤン・イクチュンは「こんなに大勢の観客の方が集まっていただいてありがとうございます。韓国ではあまりない5時間の作品ですが、スクリーンでぜひごらんください」 と挨拶。母国開催の映画祭に本作で参加できたことに感慨もひとしお。映画『ピンクとグレー』(15) 以来2年ぶりに釜山入りした菅田からは「アニョハセヨ。以前この場所には奇抜な格好で来たので、今回は割と落ち着いて、ちゃんと大人になって帰ってきました。大人の映画です。楽しんでください」 と一言ずつ挨拶。菅田、岸監督が韓国語で「こんにちは」と挨拶すると、現地の熱狂的なファンたちの黄色い歓声が上がる一面もみられた。ヤン・イクチュンが自分の役どころについて「私の本当の性格は臆病で繊細、ウサギのような性格なのでバリカンと似てますね」と述べると、菅田が「絶対ウサギではない。豚とかゴジラだ!」と冗談で返す場面も。続いて「ヤンさんの演技はいつもこちらの想像を超えていて撮影現場に緊張感を与えていましたが、一方でみんなを笑わせる現場のアイドルでもありました」と菅田が語ると、「外国の撮影現場でうまくやるには笑わせるしかなかったんです!」と言って観客の笑いを誘った。その後、本作の見どころでもあるボクシングシーンそして青春に絡めトークを展開し、最後に岸監督は「二人が体を鍛えに鍛えたのも見所ですが、もうひとつ。見事なラブストーリーとなっております。ぜひみなさん観てください」 と話し、菅田は「ヤンさんに日本に来てもらってばかりだったので、僕らもこうやって韓国に来られてよかったです。また戻って来られるように頑張って面白い映画を作っていきます。『あゝ、荒野』ぜひ観てください。よろしくお願いします」と締めの挨拶をして野外ステージイベントは終了。続き、海外メディア参加の公式記者会見と取材をこなし、GCV Centum City内の劇場で観客とのQ&Aに応じた。上映後の会場ということで、約300人収容の劇場は異様な熱気に包まれ、3人の登場に喜びで涙を見せる観客も。いくつかの質問があり「映画の中に対照的なものがたくさん登場するが監督はどの様に考えているかについて質問されると、岸監督は「ヤンさんが演じたバリカンは言葉がうまく出ず、新次は口より先に手が出てしまう。実は二人とも人と繋がること、コミュニケーションを取るのが苦手なキャラクターで、対照的に見えるかもしれませんが、実は根っこにあるものは同じ。そういったことを念頭に置きながら演出しました」と制作時の裏側を語った。菅田は最後の挨拶で「韓国のお客さんは知的だなと思いました。文化も人も違うからこそ、純粋に映画と人との(良い) 距離感があって。またこうやって釜山の土地に戻って来たいなと思いました」と海外映画祭ならではのコミュニケーションを楽しみ会場を後にした。ちなみに、映画祭期間中のチケットは全てソールドアウト。『あゝ、荒野』の世界デビュー戦は大成功を収めた。なお、本作は今年から新設された「キム・ジソク特別賞」にノミネートされており、受賞発表は現地時間10月21日(土) を予定している。『あゝ、荒野』前篇 絶賛公開中、10月21日(土) より後篇 新宿ピカデリーほか全国公開出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、モロ師岡、高橋和也、今野杏南、山田裕貴、でんでん、木村多江、ユースケ・サンタマリア ほか原作:「あゝ、荒野」寺山修司(角川文庫) 監督:岸 善幸 撮影:夏海光造 脚本:港岳彦/岸善幸 音楽:岩代太郎主題歌:BRAHMAN「今夜」(NOFRAMES recordings/TOY'S FACTORY/TACTICS RECORDS)制作・配給:スターサンズ 制作プロダクション:テレビマンユニオンHP:http://kouya-film.jp/(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ R15+
【PHOTO】「釜山国際映画祭」ムン・グニョン&キム・テフンら、映画「ガラスの庭園」トークイベントに出席
15日午後、釜山(プサン) 広域市・海雲台(ヘウンデ) 区の映画の殿堂で行われた「第22回釜山国際映画祭」の映画「ガラスの庭園」」オープントークイベントにムン・グニョン、キム・テフン、シン・スウォン監督が出席した。
文在寅大統領「釜山国際映画祭」で映画観賞…現職大統領では初めて
韓国の青瓦台(大統領府) は15日、文在寅(ムン・ジェイン) 大統領が「第22回釜山国際映画祭」に出席し、映画を観賞したと明らかにした。韓国の現職大統領が同映画祭に出席したのは初めてのことだ。文大統領は、韓国社会の女性問題を取り上げた「女は冷たい嘘をつく(原題:ミッシング 消えた女)」を観賞した。映画観賞後は映画専攻の大学生らと懇談会を開く。また、映画祭の野外劇場を視察し、映画関係者らと韓国映画の発展方向などについて懇談する予定だ。
【PHOTO】「釜山国際映画祭」浜辺美波&月川翔監督、映画「君の膵臓をたべたい」記者会見に出席
15日午前、釜山(プサン) 広域市・海雲台(ヘウンデ) 区の映画の殿堂で行われた「第22回釜山国際映画祭」の映画「君の膵臓をたべたい」の記者会見に浜辺美波、月川翔監督が出席した。・日本映画「君の膵臓をたべたい」月川翔監督&浜辺美波の訪韓が決定釜山国際映画祭に公式招待
【PHOTO】「釜山国際映画祭」菅田将暉&ヤン・イクチュンら、映画「あゝ、荒野」舞台挨拶に出席
14日午後、釜山(プサン) 海雲台(ヘウンデ) 区中東海雲台ビーフビレッジ(BIFF Village) で行われた「第22回釜山国際映画祭」の映画「あゝ、荒野」の野外舞台挨拶に菅田将暉、ヤン・イクチュン、岸善幸監督が出席した。
チャン・ドンゴン「少女時代 ユナ&SHINee ミンホと飲みに行った」…釜山国際映画祭の裏話を伝える
俳優チャン・ドンゴンが釜山(プサン) 国際映画祭開幕式のビハインドストーリーを伝えた。13日午後、釜山海雲台(ヘウンデ) 区中東海雲台ビーフビレッジ(BIFF Village) の野外ステージで開かれた「第22回釜山国際映画祭」オープントークイベントにチャン・ドンゴンが出席した。12日に開幕した「釜山国際映画祭」の開幕式で司会を務めたチャン・ドンゴンは「最初はMCの提案を受けて戸惑ったけど、少しでも役に立てればと思い参加することになった。一緒にMCを務める少女時代のユナさんが経験豊かなおかげで、無事に終えることができた」と明かした。続いて「開幕式が終わった後、ユナさん、SHINeeのミンホさんと飲みに行った。一緒に海鮮ラーメンを食べながら焼酎を飲んだ。釜山の海を見ながらお酒を飲むと酔っ払わない気がする」と笑った。・【PHOTO】チャン・ドンゴン&少女時代 ユナ「釜山国際映画祭」レッドカーペットに登場・【PHOTO】SHINee ミンホ「釜山国際映画祭」レッドカーペットに登場
中山美穂「釜山国際映画祭」記者会見に登場…チョン・ジェウン監督がキャスティングした理由とは?
「韓国で長い間、愛されている理由は『Love Letter』という良い作品のおかげだ。ありがたい」日本の女優・中山美穂は本日(14日)、釜山(プサン) 広域市・海雲台(ヘウンデ) 区の映画の殿堂で行われた映画「蝶の眠り」の記者会見で、このような言葉で韓国ファンの愛についてありがたい気持ちを伝えた。この日の記者会見には、中山美穂と演出のチョン・ジェウン監督が参加し、映画についての話をした。この日、男性主人公を演じたキム・ジェウクは、SBS月火ドラマ「愛の温度」の撮影のため不参加になった。「蝶の眠り」は人気の中年小説家の涼子(中山美穂) が韓国人の青年チャネ(キム・ジェウク) に会って人生で忘れられない愛を感じるが、不治の病のため仕方なく愛から離れる姿を描くロマンス映画だ。演出を担当したチョン・ジェウン監督は、この日「最近は美しくて悲しい愛の物語があまりなかったため、この作品を作った。この映画を作ることになって運が良かったと思う。制作を決めてから、中山さんとともにできたら良いなと思いすぐに連絡し、撮影に着手した。僕が中山さんのファンだったから、何があっても一緒にやりたかった」とし、日本の人気女優をキャスティングして日本で撮影した理由を明かした。チョン監督は一人も韓国人のスタッフなしに、日本のスタッフ及び俳優たちと撮影したと述べた。これに対し「日本語はできるけど上手ではない。おかげで撮影が長くかからず、早めに終わったと思う(笑)。勉強しながら映画を作ったためか、日本語の実力がさらに伸びた」と述べた。さらに、チョン監督は「子供の頃から日本の小説をたくさん読んで(ロマンス映画が) 好きだった。映画の中の男性主人公であるチャネの状況と愛に対する感情を最大限に活かそうと努力した」と、まるで日本版ロマンスのように作ったと説明した。女性主人公がアルツハイマーになり愛する相手への記憶を失うという設定自体はありふれているものの、「蝶の眠り」では色んな新たな事件が加えられ、食傷ではないという反応を得ている。チョン監督はこれに「ある女がある男を愛し、別れても忘れられなくて頭の中で記憶しているのに、別れた後で『はたして彼もまだ私のことを記憶しているだろうか』と考える様子を描いた。そんな気持ちをどう表現するか悩んだ結果、アルツハイマーという素材を使用した。美しい愛を描いたら、観客たちも共感して好きになってくれるのではないかと思った」と説明した。アルツハイマーになった小説家の涼子を演じた中山美穂は「キム・ジェウクは撮影をしながらも思ったが、俳優として自身が感じた感情を完璧に表現していた。熱情的な俳優だ」とし、「昨年の撮影の時から1年ぶりにキム・ジェウクに会ったが、一層成長しているという印象を受けた。これからがもっと期待される俳優だと思う」と絶賛した。チョン監督は、キム・ジェウクに対して「唯一の韓国人だったからたくさん話しながら撮影した。監督と俳優の関係というより映画を愛する同僚として、監督が頼ることができる存在になった。キャスティングした一番大きな理由は、日本語の実力のためだった。映画に韓国語と日本語が混ざって出たら、観客たちが混乱すると思った。キム・ジェウクの日本語が、日本人が聞いても美しいという感じだったから、彼を信頼できた」とキャスティングの理由も明かした。映画で出てくる家については「運が良かったのが、日本の建築史でもとても重要な家で撮影ができたということだ。有名な日本の建築士から許可を頂き、『映画化してほしい』と言われた」とし、「僕は男女の愛の記憶が収められている家だと思う。あの家は、2人の愛を表現するのに遜色がない家だと思う」と述べた。「蝶の眠り」は韓国で来年封切りする予定だ。・【PHOTO】中山美穂&キム・ジェウク「釜山国際映画祭」レッドカーペットに腕を組んで登場
有村架純&行定勲監督「釜山国際映画祭」に初参加…韓国語で挨拶も
10月7日より大ヒット公開中の映画「ナラタージュ」。この度、韓国・釜山で12日から開幕した「第22回釜山国際映画祭」に、「Gala Presentation部門」にて正式招待され、有村架純と行定勲監督が開幕式のレッドカーペットとオープニングセレモニーに出席した。あいにくの雨の中でのスタートとなったが、招待客が待ち構える中、2人が車で到着すると、会場は大きな声援に包まれた。2人は少し緊張しつつも終始笑顔でレッドカーペットを歩き、サインや握手、写真撮影に応じるなどファンと交流した。この度、初の映画祭参加となった有村は「今回海外の映画祭に参加させていただくのが初めてですし、アジアで一番規模の大きな『釜山国際映画祭』に参加出来ですごく嬉しいです。映画祭はこれからなので、どんな体験が出来るのか想像しながら楽しんで参加したいなと思っています」と喜びのコメントを語った。今回で10回目の「釜山国際映画祭」参加となる行定監督は「釜山は毎年のように来たい映画祭。釜山は僕にとって自分の映画が世界で観てもらえるための扉を開いてくれる場所です。そういう意味では第二の故郷、と言っても過言じゃない場所だと思っています。『釜山国際映画祭』がこれからも素晴らしい映画祭であり続けることを応援したいと思いますし、自身も新作があったら必ず戻って来たいと思っています。今回新作『ナラタージュ』が韓国の皆様に観て頂けることがすごく楽しみです。本日はありがとうございます」と釜山映画祭への思いも交えながら熱く語った。翌日は、公式上映に先立って記者会見を行い、100人を超える海外メディアの質疑応答に応じ、作品や目線の演技に込めた思いなどを語った。また、その後行われた公式上映では舞台挨拶に登壇。上映後、2人が観客の前に現れると、600人もの観客の拍手に包まれ熱烈な歓迎を受けた。まず韓国語で挨拶をし、「この作品が海外の方にどのように届くか、上映前からすごく感じていたことだったんですけど、観終わった後になんか分からなかったな? とか思われた方でも、それで良いと思います。今はそう思うかもしれないけど、何年かたってまたこの映画を観たときに、今度はどのように感じるかを楽しみながら、この先も愛され続ける作品になったら嬉しいなと思います」(有村架純)、「静かな映画だったでしょ(笑) どうしようもない男女の恋愛の話をどうしても撮りたくて、非常に日本人なりの情緒があって、そういうゆっくりとした時間の中で、セリフが交わされない中で、視線目線の演技が非常に重要でそれをゆっくりゆっくり撮った映画です。気に入って頂けていたら嬉しいです」(行定監督) とそれぞれ喜びと感謝を口にした。退場時にも詰めかけたファンに取り囲まれ、握手などを求められる場面も見られ、現地での人気の高さが伺えた。・【PHOTO】「釜山国際映画祭」有村架純&行定勲監督、映画「ナラタージュ」記者会見に出席■上映情報「ナラタージュ」10月7日(土) 全国ロードショーキャスト:松本潤、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子、瀬戸康史監督:行定勲 原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 脚本:堀泉杏配給:東宝=アスミック・エース(C)2017「ナラタージュ」製作委員会<ストーリー>大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。