オペレーション・クロマイト
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「新感染 ファイナルエクスプレス」から「哭声」まで…2016年韓国映画興行TOP10を発表!
2016年は韓国映画の強勢が際立った。昨年に比べ1000万の観客を動員した作品数は減ったが、今年の興行10位以内に入った韓国映画は全部で8編だった。災難劇、時代劇、コメディなど多彩なジャンルが世に出た。コン・ユは「新感染 ファイナルエクスプレス」と「密偵」で忠武路(チュンムロ:韓国の映画界) で存在感を表し、ソン・イェジンは「ラスト・プリンセス」で男優にも引けを取らない底力を発揮した。「新感染 ファイナルエクスプレス」(1156万5479人、7月20日公開)今年の夏はゾンビが人々を虜にした。「新感染 ファイナルエクスプレス」は今年公開した作品の中で唯一1000万人の観客を突破した作品だ。「豚の王」、「フェイク」でアニメーションを演出したヨン・サンホ監督の初めての実写映画で、釜山行き列車に乗った人々がゾンビに対抗して生き残ろうとする激しい死闘を収めた。韓国で初めて試みたゾンビ物で、カンヌ国際映画祭ワールドプレミアで上映され絶賛を受けた。コン・ユ、マ・ドンソク、チョン・ユミ、チェ・ウシク、ソヒ、キム・ウィソンらは1千万人を呼ぶ俳優に登板した。「華麗なるリベンジ」(970万7581人、2月3日公開)カン・ドンウォンとファン・ジョンミンのブロマンス(男同士の友情) が際立っていた。殺人の寃罪をこうむって収監された検事と前科9犯のイケメン詐欺師の合同作戦を描いた犯罪娯楽映画だ。昨年「黒い司祭たち」で司祭服ファンタジーを見せたカン・ドンウォンは、デニムルックを連想させる囚人服のファッションで話題を呼んだ。ここにカン・ドンウォンがブンバスティクの歌に合わせコミカルなダンスが見れるということもヒットに繋がった。「華麗なるリベンジ」を通じてカン・ドンウォンは自身の興行記録を新しく更新した。「密偵」(750万101人、9月7日公開)コン・ユが再びやり遂げた。「密偵」は日本統治時代、日本の主要施設を破壊するために中国上海から京城(今のソウル) へと爆弾を持ち運ぼうとする義烈団(ウィヨルダン) と、これを追う日本警察との暗闘や懐柔、かく乱作戦を描いた。キム・ジウン監督が2010年の映画「悪魔を見た」以後に公開した韓国長編映画だ。韓国映画界を代表するスタイリストとして選ばれるキム監督は、「密偵」を通じて韓国型ノワールという独自のジャンルを構築した。「トンネル」(712万508人、8月10日公開)ハ・ジョンウの底力が輝いた。崩れたトンネルの中に孤立した平凡な家長と、彼の救助を巡るトンネルの外のストーリーを描いた災難劇で、無責任な政府と官僚、大衆の利己心など大韓民国の現実を表した。ハ・ジョンウは「トンネル」を通じて「テロ、ライブ」に続き1人災難劇の神髄を見せた。「オペレーション・クロマイト」(704万7644人、7月27日公開)朝鮮戦争の勝敗を左右した仁川上陸作戦を取り扱った映画だ。仁川上陸作戦の成功の土台となった海軍諜報部隊のX線作戦を描き興行に成功した。実話を土台にした緊張感あふれる情報戦と、「96時間」で有名なリーアム・ニーソンがマッカーサー将軍役で出演した。「LUCK-KEY/ラッキー」(697万4996人、10月13日公開)ユ・ヘジンにしかできないコミカルな演技は最高だった。ユ・ヘジンがワントップで乗り出した「LUCK-KEY/ラッキー」は、コメディ映画の興行歴史を再び書きなおした。ユ・ヘジンは銭湯で石鹸を踏んで倒れてしまった冷徹な殺し屋で、突然無名俳優の生活を送ることになるヒョンウク役を演じ特有の平然さを見せつけた。最近ではなかなかないコメディジャンルに俳優ユ・ヘジンの力が加えられ関心を集めた。「哭声」(687万9908人、5月12日公開)「チェイサー」、「哀しき獣」等を演出したナ・ホンジン監督が制作した「哭声」は、今年1年最高の問題作だった。ある村に見慣れない外国人が現れた後、広がる謎の連続殺人事件を扱った作品で、結末の論争が熱かった。外国人役で出演した日本俳優の國村隼が熱い関心を集め、何が大事なんだい等の流行語を残した。「ラスト・プリンセス」(559万9229人、8月3日公開)「ラスト・プリンセス」は満13才の幼い年齢で強制で日本留学に行った徳恵翁の人生を描いた。ソン・イェジンは今年1年、韓国映画界の女風を先導した。今年の夏に公開した「オペレーション・クロマイト」「トンネル」等との競争でも遅れをとらない姿を見せ、ソン・イェジンは名実共に忠武路(チュンムロ:韓国映画界) 興行を保証して見せた。ソン・イェジンは「ラスト・プリンセス」を完成させるため、10億ウォンを投資するなど熱意を見せた。「お嬢さん」(428万7839人、6月1日公開)英国小説「フィンガー・スミス」を原作にしている。1930年代日本統治時代、朝鮮を背景に莫大な財産を相続することになったお嬢さん、伯爵、下女、後見人が互いを騙しては騙されるストーリーを収めた。キム・テリという傑出した新人を発見し、キム・ミニは美貌から演技まで成長した演技力で評団から絶賛を受けた。パク・チャンウク監督のフィルモグラフィーの史上最多観客を記録し、海外のマスメディアから賛辞を受け興行と作品性の二兎を得た。「鬼郷」(358万7173人、2月24日公開)旧日本軍による慰安婦被害者の実話を扱った映画「鬼郷」は、構想から映画制作まで12年かかった作品で、全体制作費の50%以上である12億ウォンを小額投資家の後援型クラウドファンディングから調達した。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「ドクター・ストレンジ」は、867万7249人、544万5144人の観客を動員し全体の映画興行で3位と9位に登板した。
米アジアンワールドフィルムフェス、韓国映画5作品上映
米ロサンゼルスで24日から来月1日(現地時間) に開催される映画祭「第2回アジアンワールドフィルムフェスティバル」で韓国映画を集中的に紹介する「コリアンフィルムデーズ」が開かれる。コリアンフィルムデーズは配給会社のCJエンターテインメントが主催し、ロサンゼルスの韓国文化院が主管する。25日から1週間、キム・ジウン監督の「密偵」(以下は原題)、キム・ソンス監督の「阿修羅」、カン・ウソク監督の「古山子 大東輿地図」、ユン・ガウン監督の「私たち」、イ・ジェハン監督の「オペレーション・クロマイト」の5作品が上映される。このうち「密偵」は大賞に、「古山子 大東輿地図」と「私たち」は賞金1万ドル(約100万円) の人道主義賞にノミネートされたほか、「オペレーション・クロマイト」はクロージング作品に選ばれた。
イ・ボムス「演技こそ人間を探求できる最高の学問」
ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)CELLTRIONのオフィスで俳優イ・ボムスに会った。彼は昨年3月、株式会社CELLTRIONが設立した俳優専門プロダクション、テスピスエンターテイメントの代表を務めている。約1年6ヶ月が過ぎた今、イ・ボムスはいつの間にか俳優ではなく、別の顔にも慣れているようだった。―現在は信じて見られる俳優千の顔を持つ俳優と呼ばれますが、俳優イ・ボムスの始まりはどうでしたか?イ・ボムス:1990年の映画「そうだ、時々空を見よう」でデビューしました。当時はアルバイトや通行人などのエキストラでも構いませんでした。演技する機会があるだけでも幸せだった時期でした。最善を尽くして、自分にできる小さな目標を一つずつ達成しながら少しずつ成長していったようです。―キャリア27年の俳優イ・ボムスが考える演技の魅力は何ですか?イ・ボムス:演技こそ人間を探求できる最高の学問です。人間の欲望、夢、喜怒哀楽、興亡盛衰を全て含んでいます。良い本が人の人生を変えられるように、良い映画が、良いセリフ一言が、俳優の演技が、観客の人生を変える可能性もあるでしょう。だから演技をする前はいつも真剣になります。そうやって誇りを持って俳優生活をして既に27年です。―最近の出演作「オペレーション・クロマイト」で、北朝鮮軍の仁川防御司令官リム・ゲジン役を演じました。映画「チャクペ~相棒~」と「神の一手」、ドラマ「ラスト」に続き、再び印象的な悪役を引き受けましたが。イ・ボムス:負担を少し感じていました。ですが、「この前悪役をしたから、この作品はしないでおこう」とは考えません。かえって区別をしっかりつけて、前作とはまた異なる点を作れば良いだろうと考える方です。そのような挑戦あるいは冒険を楽しむほうです。リム・ゲジンもまた「チャクペ~相棒~」のチンピラの親分や「神の一手」のサルスと差別化を図ろうと努力しました。「神の一手」のサルスが蛇のようなイメージだとすると、リム・ゲジンはもう少しふてぶてしくて脂ぎったキャラクターで行きたかったんです。それで監督に話してちょっと太らせました。―「オペレーション・クロマイト」は制作前や公開後で、色んな意見が入り乱れた作品です。この作品を選択した理由は何ですか?イ・ボムス:普段から戦争映画を見るのが好きでした。だから、戦争映画に出演できる機会がくればいつでも出て行こうと思っていたところ、タイミングよく「オペレーション・クロマイト」のシナリオをいただいたんです。シナリオもおもしろかったですし、我々民族が実際に経験した話なので、それほど悩まずに出演を決めました。―次回作を決めたと聞きました。どんな作品でしょうか?イ・ボムス:1970年代、反体制学者の実話をベースにした「斜線で」という映画です。実際に韓国の国経済学者だった方の話を扱っています。1970年代に反体制の要人として目をつけられた経済学者が、北朝鮮からあなたの経済理論を北朝鮮人民のために使ってみないかと提案され、純粋にも北へ渡りますが、利用されるだけ利用される自身の境遇を悟り、再び自由主義陣営(資本主義国家側)に越えてくる話です。胸の痛む父親の愛も感じられる作品なので、今の状況ではさらに良いのではないかと思います。映画祭受賞も狙ってみたいです(笑)―俳優イ・ボムスの次の姿が早くも楽しみになってきました。イ・ボムス:今までは波が来ると倒れないようサーフボードの上でバランスをとることに集中する役者だったとしたら、数年前からは徐々に波を楽しむレベルになったと思います。経験を積んで年輪ができたんでしょう。今や波に乗る味が分かったので、もう少し乗ってみるつもりです(笑) 今後、新しいキャラクターであろうが、新しいジャンルであろうが、俳優イ・ボムスを待って下さるファンたちのために、いつも新鮮な姿をお見せできるように悩もうと思っています。「次、何を見せたらいいんだろう」と懸念する瞬間が来ないように、ですね。
イ・ジェハン監督「『オペレーション・クロマイト』も『私の頭の中の消しゴム』のように記憶に残る映画であってほしい」
ハリウッド俳優リーアム・ニーソンが映画「オペレーション・クロマイト」の一軸を担ったとすれば、もう一つの軸であるイ・ジョンジェも欠かせない。今作でマッカーサー元帥の仁川上陸作戦を成功させるために諜報作戦を繰り広げるチャン・ハクス役を担当したイ・ジョンジェは、貫禄の演技を見せている。軍人としてのカリスマ性から、純粋だった過去の姿まで、多彩なものだった。イ・ジェハン監督も彼を好評した。イ・ジョンジェの中には幾重も深みがあるとして、彼を絶賛した。―イ・ジョンジェが貫禄の演技を見せた。イ・ジェハン:僕と息が合った。最高に良い年齢で最高に良いスタンスにいるスター俳優じゃないか。熱演するということは、必ずしも絶叫する演技を意味するわけではない。イ・ジョンジェはそのような面で上手に抑える演技をする俳優だ。むしろそんな演技のほうが疲れやすいし、難しい。我々の映画にはそんなイ・ジョンジェの姿がたくさん出てくる。文字通り幾重にも重なった深みのある演技を披露した。そんな面で息が合った。―キャラクター的な面において、チャン・ハクスと反対側にあるリム・ゲジン役のイ・ボムスの演技も際立った。イ・ジェハン:演技は一人でやるものではない。僕は演技をタンゴに喩えるが、お互いにやり取りするものだ。そういう面でイ・ジョンジェとイ・ボムス、2人のコンビは本当に良かったと思う。―「オペレーション・クロマイト」は大きな人気を博しているが、酷評もある。イ・ジェハン:極端に評価が分かれるのが残念だった。僕はこの映画を自分の意図とは違って、イデオロギー、思想、政治的な基準で見られることが残念だった。本当に映画は映画であるだけなのに、映画以外のものにフォーカスが当てられているようで悲しかった。しかし、幸いにも観客の方々の反応を見ると、映画の本質を理解していただいているようで本当に嬉しかった。―1000万人突破も期待しているか?イ・ジェハン:映画におけるレビューの文化だとか、興行スコアにこだわる場合が多いが、ただたくさんの人に観ていただくことが嬉しい。それ以上に生命力を持って長く記憶されたい気持ちのほうがもっと大きい。「私の頭の中の消しゴム」を演出して一番嬉しかったのは、今も話題に登場しているということだ。「オペレーション・クロマイト」もそのような観点で多くの観客に観ていただきたい。10年後も20年後も長く記憶に残る映画であってほしい。―観客に一言。イ・ジェハン:偏見を持たずに純粋な気持ちで観てくださった観客の方々に心から感謝したい。これから映画を観る方々には「オペレーション・クロマイト」が単純な戦争映画ではなく、自由と平和を大切にする人々の物語、そのために戦った物語であると申し上げたい。映画は映画であり、映画として観ていただきたい。様々な年齢層の方が映画をご覧になっていると聞いたが、本当に嬉しい。若い世代、特に、10~20代の観客が私たちの映画に感動して反応していることを嬉しく思う。心を開いて観ると、この映画のポジティブな力が見えるという信頼がある。
【PHOTO】イ・ジョンジェからチン・セヨンまで「オペレーション・クロマイト」(拡張版)マスコミ向け試写会に出席
9日午後、ソウル城東(ソンドン) 区杏堂洞(ヘンダンドン) CGV往十里(ワンシムニ) 店で開かれた映画「オペレーション・クロマイト」(拡張版) (監督:イ・ジェハン) のマスコミ向け試写会が行われ、イ・ジョンジェ、イ・ボムス、チン・セヨン、チョン・ジュノが出席した。「オペレーション・クロマイト」(拡張版)は、従来の映画に31分が増えた拡張バージョンで、韓国戦争の戦勢を変えた仁川上陸作戦を成功させた国連のマッカーサー連合司令官とX-RAY諜報作戦を成功させた隠された8人の部隊員の物語を描いた。韓国で今月13日に公開される。
イ・ジョンジェ主演「オペレーション・クロマイト」軍部隊対象の試写会を開催“先輩軍人たちの精神を考えるきっかけに”
観客動員数700万人を突破した映画「オペレーション・クロマイト」(監督:イ・ジェハン) が70の軍部隊で試写会を開催する。歴代最大規模だ。CJ E&Mと国防部は「9月3日から江原道(カンウォンド) 麟蹄(インジェ) にある2師団17連隊を皮切りに約1ヶ月間陸軍、海軍、空軍、海兵隊の約70部隊で『仁川上陸作戦特別試写会』を開催する」と明かした。特別試写会を真っ先に開催する2師団17連隊(双虎部隊) は仁川上陸作戦当時陸軍唯一の参戦部隊として意義深い歴史と伝統を持っている。この意味を考慮し、特別試写会を開催する初めての部隊に選定された。CJ E&M側は「今回の特別試写会は劇場観覧が難しい軍人たちの士気振作のために企画された。映画に登場する先輩軍人たちの勇気と犠牲の精神を考えるきっかけになってほしい」と企画意図を伝えた。
イ・ジョンジェが語る「オペレーション・クロマイト」の酷評に対する反論、そして演技論
※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。前作の「暗殺」でイ・ジョンジェは裏切り者だった。独立運動のために戦った学生独立軍ヨム・ソクジン(イ・ジョンジェ)は酷い拷問を受けた後に転向し、仲間たちを死に追いやる日本の手先になる道を選ぶ。その居心地の悪さのためだろうか。最近公開された「オペレーション・クロマイト」では国のために献身するスパイ将校チャン・ハクス役を熱演した。映画公開日にソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで彼と会った。マスコミ向け試写会以来、評論家たちの酷評を彼もよく知っていた。映画の中で最善を尽くした俳優たちに映画の出来栄えを問い詰めることはできまい。ただ「新しき世界」以降、第2の全盛期を迎えた彼が、この作品を選んだ理由が気になった。インタビューは「オペレーション・クロマイト」に対するイ・ジョンジェの解釈、酷評にもかかわらず、それなりにしっかりとキャラクターを積み上げた秘訣を中心に行った。分かれる評価既に彼は冗談半分で「『暗殺』のヨム・ソクジンが親日派だったので、次は正義感溢れる人物を演じてみたい」とマスコミ向け試写会で明かしていた。会場の雰囲気を和らげるための発言だったが、骨があった。イ・ジョンジェの願い通り、チャン・ハクスはマッカーサー元帥の仁川上陸作戦を助けるために様々な情報を収集し、局地戦も辞さない人物だった。仲間の死を見ながらも「たった1人しか生き残らなかったとしても、必ずすべきこと」と叫んで率先する。このキャラクターの徹底した愛国心を伺うことのできる部分だ。映画に関する様々な論争に対してイ・ジョンジェはそれなりに悩んでいた。「誤解の余地が予想されるものは最初から整理して撮影を始めた。シナリオに接した時、今のような酷評は予想していなかった」と話した。「どうしても実話をもとにしたストーリーや実在の人物であることに惹かれた。本当にあったストーリーが持つ力は違う。だから出演を決めた。また、戦争映画だと思ってシナリオを読んだら、スパイ映画だった。新鮮に感じられた。リーアム・ニーソンも通訳を介して聞いたら、実在の人物を演じることを興味深く考えていたそうだ。西洋ではマッカーサーを戦争の英雄だと考えているようだ。マッカーサー元帥に対する評価が分かれているのは知っている。しかし、彼の振る舞いの功過のうち、100%事実だと明らかになったのは何だろうか。その中では明確に結論が出ていないものもあると認識している。歴史において正確な根拠はとても大事だと思う。もちろん疑問のある部分については慎重にアプローチすべきだ。少なくとも『オペレーション・クロマイト』は明確な部分だけをもって映画化した。もちろんその疑い自体が映画の題材になることもあるが、この映画はマッカーサーの業績を語るために作ったものではない。韓国人で構成されたKLO部隊と海軍スパイの物語であって、彼らを助けた仁川地域の市民たちの物語だ」この言葉を証明するかのように、イ・ジョンジェは「当初、タイトルをめぐって議論がたくさんあった」と打ち明けた。同時に彼は「『オペレーション・クロマイト』はテーマに合わない、『作戦名X-RAY』にしようという意見も強かった。リーアム・ニーソンがキャスティングされて、ノルマンディー上陸作戦のように戦争映画だと思っていらっしゃる方が多いが、激しいブレインバトルを描いたスパイ映画だ」と強調した。観客を納得させよう映画的な批判はさておき、作品の中で彼は誰よりもキャラクターをリアルに表現した。演技のためにイ・ジョンジェは当時スパイ戦争に参加した人の資料を見て、スパイ戦に関する知識を習得した。厳しい撮影環境の中、被弾が顔に飛んで火傷し、乱闘シーンで指の靭帯が切れたりもしたが、痛みに耐えて撮影に集中した。このような映画に対する献身が今の彼を作った動力ではないだろうか。彼は「映画に格好良く登場することが目標ではない。一旦登場したら観客を強く納得させるのが目標だ」と述べた。彼だけの演技論だ。さらに彼は「『オペレーション・クロマイト』は反共産主義の映画だ」という世間の批判についても自分なりの考えを打ち明けた。「映画のテーマは我々が見過ごした人々を記憶しようということだ。大義のために犠牲になった方々を知らせなければならなかった。しかし、意味だけを探そうとすると、映画がおかしくなりかねない。他の方々はこの映画の意味を強調するかもしれないが、僕は違う。まず映画的に観て楽しんでいただきたい。そして意味は付随的に探せばいい。反共産主義の映画という評価はまあ、反共映画は悪い映画なのかを考え直す必要がある。この映画について酷評する方を見ると、ただ反共映画のためではなさそうだ。軍人とその家族が見たら、別の観点から観るはずだ。反共自体が良い単語かどうかを論じるよりは、一旦映画的に観ていただきたい。そして映画の裏まで知っていただければそれは1つのボーナスだ」インタビューの途中、彼は撮影の苦労話を聞く質問に「夜が短すぎた」と答えた。未明に行われた奇襲作戦を表現するため、かなりの撮影が深夜に行われたが、俳優にとっては演技の時間が足りなかったという意味だった。20本を超える映画の主演を務めた彼にも時間は等しく流れる。過ぎていく時間をそれだけ充実に過ごし、彼はもう1つのフィルモグラフィーを積み上げた。【インタビューこぼれ話】チョン・ウソンは我々の代表最近彼は俳優仲間のチョン・ウソンが代表を務める事務所と契約を結んだ。二人の青春スターが同じ場所を見ながら一緒に働くことになったのだが、意外にイ・ジョンジェは淡々としていた。「太陽はない」(1998)で共演し、長年友だちとして過ごしてきた二人が出会って生じた変化について「ウソンさんを代表と呼ぶようになった」というのがイ・ジョンジェの説明だ。ファンたちは二人の俳優が同じ作品で出会うことを心待ちにしている。これに対してイ・ジョンジェが答えた。「10年ほど前に一緒に仕事をしてみようかという話をしましたが、それぞれ忙しくて上手くいきませんでした。それが最近になって軽い気持ちで始めたのです。経営に対する才能はないので、僕たちは僕たちが上手にできることで差別化させるつもりです。新人や後輩たちを育てながら、一緒に育っていくのです。ウソンさんとぜひ共演したいのですが、なかなか難しいですね。そんな作品に出会えるでしょう(笑)」
「オペレーション・クロマイト」観客動員数700万人を突破!高い人気に勢いが止まらない
映画「オペレーション・クロマイト」が観客700万人を突破した。拡張版の公開を控えているこの映画が観客1000万人を超えることはできるだろうか。この映画は5000:1の成功確率、戦争の歴史を変えた仁川上陸作戦を成功させるためにすべてをかけた、隠された英雄たちのストーリーを描いた戦争アクション大作映画だ。公開3日で100万、5日で200万、6日で300万、9日で400万、12日で500万、18日で600万人を突破した「オペレーション・クロマイト」は、公開38日目の2日午後2時に700万人を突破した。これで「オペレーション・クロマイト」は、2016年公開された韓国映画の中で「新感染 ファイナルエクスプレス」(上映中、9月1日基準11,474,358人) 「華麗なるリベンジ」(最終9,706,695人) に続く3位で、全国700万人の観客を突破した。この映画は「仁川上陸作戦:エクステンデッド・エディション」(拡張版) の13日公開を通じて、さらに深い感動と楽しさを届ける予定だ。
【PHOTO】「オペレーション・クロマイト」イ・ジョンジェ、インタビューで見せた“カリスマ性溢れる眼差し”
俳優イ・ジョンジェが、ソウル市鍾路(チョンノ) 区 三清洞(サムチョンドン) にある某カフェで行われたインタビューでポーズを取った。「オペレーション・クロマイト」は5000:1の成功確率、戦争の歴史を変えた仁川上陸作戦の中、軍番も階級もなかった人々の話を描いた戦争アクション超大作で、27日に韓国で公開される。
【PHOTO】「オペレーション・クロマイト」 イ・ボムス、インタビューで見せた“溢れるオーラ”
俳優のイ・ボムスが25日午後、ソウル市鐘路(チョンノ)区 八判洞(パルパンドン) にある某カフェで行われたインタビューでポーズを取った。「オペレーション・クロマイト」は5000:1の成功確率、戦争の歴史を変えた仁川上陸作戦の中、軍番も階級もなかった人々の話を描いた戦争アクション超大作で、27日に韓国で公開される。
【PHOTO】少女時代 ソヒョンからイ・ミンホまで、映画「オペレーション・クロマイト」VIP試写会に出席(総合)
25日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ) タイムスクエアCGV永登浦で開催された映画「オペレーション・クロマイト」(監督イ・ジェハン、制作:TAEWONエンターテインメント) のVIP試写会に少女時代 ソヒョン、イ・ミンホ、チョン・ウソン、クォン・サンウ、ハ・ジウォンらが出席した。「オペレーション・クロマイト」は5000:1の成功確率、戦争の歴史を変えた仁川上陸作戦の中、軍番も階級もなかった人々の話を描いた戦争アクション超大作で、27日に韓国で公開される。
【PHOTO】イ・ジョンジェからチン・セヨンまで、映画「オペレーション・クロマイト」VIP試写会に出席
25日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ) タイムスクエアCGV永登浦で開催された映画「オペレーション・クロマイト」(監督イ・ジェハン、制作:TAEWONエンターテインメント) のVIP試写会にチョン・ジュノ、チン・セヨン、イ・ボムス、イ・ジョンジェが出席した。「オペレーション・クロマイト」は5000:1の成功確率、戦争の歴史を変えた仁川上陸作戦の中、軍番も階級もなかった人々の話を描いた戦争アクション超大作で、27日に韓国で公開される。