乱暴なロマンス
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2012年上半期決算 ― 「キング~Two Hearts」「屋根部屋のプリンス」など王様がドラマに来た理由は?
2012年は私たちにとってどんな年として記憶に残るだろうか。まだ6月も終わっていない今、こんなことを考えるのは意味がないかもしれない。しかし、6月まで私たちの目の前で起きたことは、もうそれだけでも1つのドラマと言える。人々は国会議員の総選挙の結果に笑ったり泣いたりして、選挙が終わった後は政治家たちの争いで傷ついた。同じ時期、MBC放送局でのストライキは100日を超え、「無限に挑戦」はその間放送されることはなかった。今年上半期の最高の流行語の1つがメンタル崩壊ということは、こうしたすべての状況を含蓄的に物語っているのかもしれない。信じがたいことが平気で起きて、人々のメンタルは崩壊しないように無理して努力するほどストレスは溜まっている。そんな中で放送されたテレビドラマやバラエティ番組は番組内外にこの世の中のすべてを反映していた。理解しがたいくらいに作品の完成度が落ちたり、ありえない放送事故が起こった。斬新な試みは退屈な展開に妨げられたが、その反面お決まりのストーリーの中から新しい可能性が発見された。「10asia」では、この複雑で答えのない2012年の世の中とテレビについて整理してみた。世界が滅亡しても楽しく上半期を決算する「10asia」も帰ってきた。KBS「赤道の男」のイ・ヨンベ(イ・ウォンジョン)は言う。「俺の息子は賢いけどお金がなくて罪を犯した」と。すると息子のイ・ジャンイル(イ・ジュニョク)は答える。「あんたが俺の人生をめちゃくちゃにしたんだ」父は豊かさとともに一生息子を苦しめる問題も与えた。イ・ジャンイルは父の罪を背負って生き、MBC「キング~Two Hearts」のイ・ジェハ(イ・スンギ)と、MBC「太陽を抱く月」のイ・フォン(キム・スヒョン)は父もしくは父の代わりだった兄の後を継ぎ国を治めるという課題を抱えるようになる。SBS「ファッション王」で財閥の父を持つチョン・ジェヒョク(イ・ジェフン)は父親を恐れながらも彼から逃げることができなかった。そしてKBS「ラブレイン」のように初恋をたたえる作品も親世代と子世代の葛藤を中心に置いた物語だった。親に逆らうもしくは親と違う世界を夢見る。「赤道の男」は2012年の上半期ドラマがなぜ両世代の問題をテーマにしたのかを表している。罪の根源であるノシク(キム・ヨンチョル)は建設事業に関する不正で富を築き、そのお金でイ・ヨンベの息子が検事になるよう支援した。開発時代の財閥が未来のためにスポンサー検事(特定企業・団体・個人をかばっていると思われている検事)として育て上げたのだ。世代の問題はすなわち韓国現代史の起源と密接な関係があり、新たな世代は過去から逃げ出すことが簡単ではない。「キング~Two Hearts」や「太陽を抱く月」、そしてSBS「屋根部屋のプリンス」など若き王様の物語はそうした問題に対する1つの解決策であった。新しい王様が旧態依然とした政治を終わらせ、新しい世界を作る。そうした期待は韓国の現実と噛み合っている。MBC放送局の社長になれば法人カードで毎年数億ウォンのお金を使うことができて、人事システムを変え記者や番組の司会者を契約職員として採用することもできる。その反面、そんな彼らを一線から退かせる方法はそう多くない。国民が誰かを選ぶ自由はあるが、リーダーの独占を防げる権力は持っていなかった。それはSBS「サラリーマン楚漢志」で財閥との戦いを王様の戦争に例えたのが不自然ではない理由だ。現実の財閥はすでに王様のようなもので、人々は新しい善良な王様が登場することを待ち望んでいる。2012年のドラマ、現在を語るふりをして過去に留まるしかし「キング~Two Hearts」の秘書室長(イ・スンジェ)はイ・ジェハに「王としての素質がまだ足りない」と話す。新しい王が前の世代から認められるためには、前の世代とは違った方法で成果を出さなければならない。上半期ドラマのジレンマはここから始まる。「屋根部屋のプリンス」ではタイムスリップを、「赤道の男」では重い復讐劇を、「キング~Two Hearts」では韓国の南北問題を扱っている。しかし「屋根部屋のプリンス」のほとんどは善悪がはっきりと分かれている4人の男女によるラブストーリーだった。「赤道の男」では、10代の頃から始まったキム・ソヌ(オム・テウン)とハン・ジウォン(イ・ボヨン)の切ない恋は、タフな男とピュアで元気な女の愛と言う典型的な設定に従った。「キング~Two Hearts」では男女の恋愛を現実の政治と繋げて、現実の政治問題は生まれつきの悪党であるキム・ボング(ユン・ジェムン)のせいにした。KBS「乱暴なロマンス」ではユ・ウンジェ(イ・シヨン)の母親が彼女に自分の問題を親のせいにするなと言っている。だがミステリー手法と個人それぞれの内面に踏み入っていた「乱暴なロマンス」でさえ、男女主人公の恋愛だけは偶然や誤解、そして迷惑がごちゃ混ぜになった典型的な方法を使った。青春もドラマも過去から逃れることを望んでいるが、なかなか過去の枠を飛び越えることは容易ではない。むしろ「太陽を抱く月」のように黒魔術、ファンタジー、若い王の王権確立という最近の流行をテーマに初恋や記憶喪失という古い題材を入れた作品がミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)の中で最も高い視聴率を記録した。新しい題材に典型的な構成という結果はディテールの欠如から来ている。「ファッション王」でカン・ヨンゴルが東大門市場の商人たちと連合して会社を経営する過程は、すべてチョン・ジェヒョクの部下によって説明される。「赤道の男」のノシクの秘書と「キング~Two Hearts」の秘書室長もまた事業の現状や国際情勢をすべて話してくれる。視聴者はカン・ヨンゴルがドラマチックに会社を興す過程も、「The king 2heats」で朝鮮半島の情勢変化による国民やマスコミの反応を見ることができない。ディテールがないから題材の斬新さやメッセージの重ささえ軽くなってしまったのかもしれない。MBC「ハイキック3~短足の逆襲」(以下「ハイキック3」)は第1話からお金が最も重要な価値となってしまった韓国社会を風刺し、ストーリーの中心に実質的な一家の大黒柱である若い医者と10代の少女を登場させた。しかし、彼らはほとんどのエピソードで遊んでは食事をし、恋愛をしている姿が繰り返された。10代の少女が好きな人のために進学を諦めるという決心をし、そのときに感じるであろう現実的な生き方の重みは消えた。「ハイキック3」が従来のシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のように日増しにキャラクター中心のコメディと恋愛の役割が大きくなってしまった理由である。今の人生に対する具体的なディテールをなくしてしまえば過去に依存するしかない。未来を迎える準備が出来ているのかむしろ細かいディテールを作り上げたことは最も典型的だと思われたドラマから見ることができた。JTBC「妻の資格」は父親が朝食の食卓で勉強がらみのテーマを引き出すべきだと言われている大峙洞(テチドン、韓国で教育熱の最も高い地域)に暮らす家族の教育現場を怖いほど詳しく描いた。大峙洞に住む中流家庭の生き方に関するディテールが大峙洞の主婦、ユン・ソレ(キム・ヒエ)の不倫、または新しい恋が可能となる確かな理由となった。ありきたりな不倫物語がしつこいほどの膨大な情報により、新しい道へと進んでいった。数多くの総合チャンネル(今年新設された民間放送局をすべて引っくるめて総合チャンネルと言う)で放送されたドラマが失敗を重ねる中で「妻の資格」が成果を上げたのはそれなりの理由がある。KBS「棚ぼたのあなた」の既婚女性が夫の実家に感じる恐怖、それは姑が週末という時間を邪魔し、家の鍵の暗証番号を教えることを要求する小さいエピソードにより実感を与えた。嫁姑問題と言うありきたりな題材を細かく掘り下げていくと、結婚も、子供も、夫の実家も恐れてしまう、今時の女性たちの挑戦的な問題提起があった。重要なことはどんなストーリーなのかではなく、どう扱うのかということであり、作り手は過去よりもっと熾烈に自分が作ったストーリーを掘り下げるときが来た。過去からの独立はそこから始まるのだ。だから、MBC「無限に挑戦」の放送休止はドラマやバラエティはもちろん、放送業界全体にとって象徴的な事件である。「無限に挑戦」が放送されなかったことは、今年上半期のバラエティ番組の不振をよく表している。オーディション番組もこれ以上Mnet「スーパースターK2」のような熱い瞬間を作り出せない。そして、KBS「ハッピーサンデー」のコーナー「1泊2日」はシーズン2に入ってから過去の栄光から遠ざかっている。カン・ホドンやキム・グラの不在とともにトーク番組のパワーはより落ち込んだ。だからと言って「無限に挑戦」をまた呼び戻すか、もしくはキム・グラを復帰させるか。「無限に挑戦」を再開すれば興味を示す視聴者もいるだろう。しかし、「無限に挑戦」の制作者が望んでいる、まともな番組を作る機会を失ってしまうだろう。キム・グラのトークは面白い。だが彼の過ちをこのままうやむやにすることはできない。現在に留まるか、試練を覚悟してより素晴らしい未来を望むか。または誰かの罪に対し反省するか、処罰するか、それとも葬るか。過去と未来、または陳腐さと新しさの中でドラマも、バラエティも、その番組を見ている私たちも選択の分かれ道に立っている。私たちはこの厳しい時期を乗り越えて新しい時代に到達できるだろうか。

「乱暴なロマンス」 vs 「乱暴なロマンス」 私の心は温かいストーブのように
タイトルからロマンスを掲げたが、KBS「乱暴なロマンス」は主人公の愛に焦点を当てたドラマではなかった。むしろ様々な登場人物たちの傷や劣等感などが隠されている洞窟の中にスポットライトを当てた。ある人は洞窟の暗闇の中から最後まで抜け出ることが出来なかったが、またある人は洞窟から出て自分だけの光に付いて行くことが出来た。その結果、甘いロマンスを期待していた視聴者は満足出来なかったり、ドラマから目を背けてしまったりしたのかもしれない。しかし、誰でも持っている心の中の暗闇を認め、それを乗り越えて行こうとするキャラクターたちを見守った視聴者には「乱暴なロマンス」が満塁ホームランのようなドラマであったに違いない。同ドラマの最終回を控え、チョ・ジヨン、ユン・イナTV評論家がこれまでの放送を振り返った。/編集者注1年前に放送されたKBS「ホワイトクリスマス」のエンディングシーンまで遡ってみよう。脚本家パク・ヨンソン先生はその作品を通し「モンスターは生まれるものか、作られるものか」という質問を視聴者に向かって投げた。「乱暴なロマンス」の中に描かれているミステリーやそのミステリーを作り出す人物の状態を考えれば「乱暴なロマンス」は「ホワイトクリスマス」の延長線上にある作品と言える。それは「乱暴なロマンス」で潜在的なサイコパス(精神病質)に登場するユニを演じるホン・ジョンヒョンが「ホワイトクリスマス」でヨハン(キム・サンギョン)を一口ずつ噛んで殺した子供達の中の1人だからではない。「ホワイトクリスマス」で深い山奥に位置し、外の世界から完全に孤立したスシン高校のモンスターは「結局、全ての人間の中にはモンスターが存在する」と話した。そして「乱暴なロマンス」では笑ったり泣いたり恋をしたりする平凡な日常の中でもモンスターは目覚めることが出来ると話している。モンスターから呼ばれた時、何を選択するか自分がモンスターであることを隠さず、様々な実験を押し切ったヨハンと違って、ムヨル(イ・ドンウク)の家事手伝いでありながら彼のストーカーでもある叔母(イ・ボヒ)は完全な暗闇の中に隠れている。ストーカーの存在が初めて知らされてから犯人の正体が明らかになるまで、ムヨルの周りにいる人々が次々に疑われる。周りの人々がムヨルに危害を加えそうな、様々な理由や複雑な感情をそれぞれ持っていたからだ。ドンス(オ・マンソク)とコ記者(イ・ヒジュン)はムヨルに対する劣等感や嫉妬を抱いて、スヨン(ファン・ソニ)やジョンヒ(少女時代ジェシカ)との関係まで絡んでいる。そして、外部から登場したユニは人々が持つ悪意や憎しみに近い感情を持っている。もし、彼らが自分たちの中にある僻み、ヨハンの表現を借りるとモンスターを引き出したとしたら、誰もが家政婦の叔母のような行動をしたかもしれない。そして、家政婦の叔母は彼らの中で何人かの感情や考えを後ろで操りながら、ムヨルが自分だけに頼るようにするといった間違った欲望の実現に少しずつ近づいていく。この作品で、野球とパク・ムヨルを分けずに描く理由は、野球が人々が切実に欲張る、または夢見る象徴を意味するからだ。しかし、みんながその欲望の中に埋没されてモンスターになる道を選んだりはしない。それぞれが違うバックグラウンドや性格を持ってドラマの中で生きている「乱暴なロマンス」の登場人物たちは、モンスターから呼ばれた時、自分が直面した苦しみの中でそれぞれ違う選択をする。結局「乱暴なロマンス」は作品を通して、人間に隠されているネガティブな感情をどうやって克服すればいいか、またはどうやって抱いて生きればいいかという質問を視聴者に投げかけたドラマである。ロマンスは他にあるしかし「乱暴なロマンス」は必要以上にたくさんのジャンルが入り交じって、これがテーマだという話を見つけ出しにくい。球界のスターであるムヨルとアンチファンであるウンジェ(イ・シヨン)がぶつかり合った4話まではロマンティックな要素が一切ないコメディだった。その後、ムヨルの受難とウンジェの片思いが終わり、ミステリーの比重が大きくなった。ストーカーとの事件が進展していく中でロマンスの部分を厳かにしていたため、ムヨルはまるで雷にでも打たれたかのように、自分の感情に気付くしかなかった。関連性のないロマンスと穴が見えるミステリーがお互いに交わることなく、笑うべきか泣くべきか分からない曖昧な瞬間があまりにも多すぎた。乱暴さはムヨルとウンジェが、ロマンスは2人を取り囲む登場人物であるキム室長とドンア(イム・ジュウン)が担当するのは、結果的には悪くはないが、ストーリーを進める過程の中では良かったとは決して言えない。伝えたい全ての話をドラマの中に溶け込ませるのは、訓練やボランティア、2人の女性の間でのロマンスまで、全てを一度にやらなくてならないムヨルと同じく、手に余ることだ。ロマンスを期待しても、コメディを期待しても、ミステリーを期待しても、この全てのもののバランスが全く取れていない「乱暴なロマンス」の世界では、何1つとして十分に満足することが出来ない。それでも「乱暴なロマンス」は1人の人間として自分の中に存在するモンスターを目覚めさせないように努力する過程を描く。その過程の中で、ある人は「才能を見る目には嫉妬だけがあるわけではない」ということを、またある人は「一瞬に人生をかける」ということの意味を知っていく。この作品で野球という名前で呼ばれる切実な何かは時には人を救うが、時には人を地獄に落とす。ウンジェが話したように、それぞれの地獄で人間は苦しんで痛みを感じる。しかし、1人で我慢したりその苦痛の中に沈むことで、地獄から抜け出すことも、モンスターが開いた傷口から突き出さないように防ぐことも出来ない。そのため、キム室長とドンアのように、人間にはお互いの最も弱い部分を見せても目を背けない誰かが必要である。そして、野球をどれだけ愛してもみんながムヨルのようにはなれないし、誰より長い間絵を描いてもジョンヒにはなれない世界で、お互いに向かって「君は君のままでいい」と話す必要がある。それが、自分の中に存在するモンスターの寝かせ方であり、この小さな連帯がもしかしたら「乱暴なロマンス」が言う本物のロマンスなのではないだろうか。/記事:ユン・イナモンスターは近くにいる。平凡な顔をして毎日を生きていくそれぞれの心の奥には、大小様々なモンスターが身を潜めている。心の奥に隠れた暗闇の中で成長するそのモンスターの名前は、劣等感や嫉妬、もしくは片思いかもしれない。「乱暴なロマンス」ではそのモンスターがどうやって生まれて成長するかを観察することが出来る。ドラマはムヨル(イ・ドンウク)を苦しめるストーカーが誰なのかを明らかにするため、まるでフーダニット(whodunit、内容とあらすじが犯罪とその解決に主に照明を当てるミステリー映画や番組、小説などを指す言葉)の探偵小説のように、ムヨルの周りにいる多くの人々を容疑者として設定する。11話でようやく犯人の正体が明らかになるが、容疑者リストに上がった人々の心の中でも、モンスターが突然現れた瞬間があったりした。キャラクターは強み、ロマンスは弱み学生の頃、野球をしていたが、夢を叶えることが出来なかったコ記者(イ・ヒジュン)、ムヨルの暴力事件の被害者でありその原因提供者でもある貧しい大学生ユニ(ホン・ジョンヒョン)は、少しの間だけではあるが、同じの感情を共有する。自分が持つことが出来なかったものを当たり前のように楽しむ人への憎しみ、そして、その人の全てを奪いたくなる心が、彼らがお互いに共有した感情だ。ジョンヒ(ジェシカ)に対するスヨン(ファン・ソニ)の感情も彼らのものと似ている。切実に願ったが、自分が持つことが出来なかった才能を、生まれる時からすでに持っていて当たり前のように思う人に向かって感じる劣等感も、モンスターが非常に好む暗闇だ。モンスターは主に自分の幸せより他人の不幸を願う時にその姿を現すが、ほとんどの人は想像以上にそのように危ない瞬間をたくさん経験する。結局、ドンス(オ・マンソク)をはじめ、容疑者たちの疑いが晴れた時、奇妙にもそれぞれの厳しい人生が、しつこく後を付け回した偏見や涙のストーリーが、1つずつその姿を表す。見た目は大丈夫そうに見えても、内面に傷をまったく持っていない人は誰一人なく、みんな1人で涙を流したことがある人達だった。自分の心の傷を癒すためにそれぞれ孤軍奮闘する姿が可哀想に見える。そのため「乱暴なロマンス」では、ある一人の人物の人生を説明したり、ロマンスを仕上げるために使われたり犠牲にされる舞台装置のようなキャラクターは存在しなかった。そんな過程を通してキャラクターの一人一人が上手に表現されたのはドラマのメリットになったが、ロマンスに割愛した時間があまり長くなかったのはデメリットであった。出塁は多かったが、得点においては決定打が出なかったことになる。自分の中のモンスターがいなくなる時間少し遅れた感はあるが、ロマンスこそがこのドラマが提示する、モンスターに対抗する最も確実な作戦であり、処方箋である。モンスターに心を奪われないためには、ドンア(イム・ジュウン)とキム室長(カン・ドンホ)のように素直で乱れた恋をして血の味がするファーストキスをしたり、ムヨルとウンジェ(イ・シヨン)のように一緒にボクシングや柔道をしたりする中で頭をなでてあげればいい。ウンジェは悪いやつあいつと言っていた人をなぜ、どうして愛するようになったのか、ウンジェの父親(イ・ウォンジョン)は他の男が好きだと言って家族を捨てたウンジェの母親(イ・イルファ)をなぜ今でも愛しているのか、ウンジェの家族は何の繋がりもないブルーシーガルズの優勝をなぜそこまで願っているか、誰もその理由を知らない。ただ、もしかしたらそれが愛なのかもしれなくて「わざと理由をつけて好きにならないように努力してもなかなか出来ない」という感情があることに頷くだけだ。ムヨルが淡々と「野球はたまに人を助ける」と言う時、この台詞に共感する人は必ずしも野球の開幕シーズンを待ち遠しく思っている全国の野球ファンだけだとは言えない。野球は他の物になれるし、人に替えることも出来る。ただ、心が向かう対象が上手くいくことを願う気持ち、そのお返しは全く期待しないが思うだけでも胸が一杯になる時、身を潜めている寂しさや劣等感、嫉妬といった名前を持つモンスターは、その瞬間だけでも消滅したり弱くなる。「乱暴なロマンス」はおとなしい。親を言い訳にしたり恨んだりする数多くの甘えん坊に捧げられた他の恋愛話とは違って、自分で心の傷を癒そうとしたり、友達や同僚に手を差し伸ばしたり、差し伸ばした手をすぐ掴むような話だ。「あえて選べと言われたら、ヒョウ柄のワンピースより韓服」という正直さ「大好きで逃げました」という本心が、愛する妻のために罪をかぶろうとするその心が輝くドラマだ。「乱暴なロマンス」は引き続きアウェーゲームばかり行うような不利なトーナメント運など全く気にせず、いつも最後まで最善を尽くすウンジェのように、凛々しく愛くるしかった。

【Dr.アル】イ・ドンウクがセクシー過ぎて狂ってしまいそうです。
好きだというレベルを超えてアリ(恋の病で寝込むような)の境地になる時がある。見ないと死にそうで見ていると会いたくなる、今日もどこかで苦しんでいる全国に数多くいるアリ患者のための「10asia」の相談コーナー「Dr.アル」。今回の悩ましいアリの対象は、「乱暴なロマンス」など、数々のドラマで涙を流し、その涙でテレビの前の女性を虜にしてきたイ・ドンウク。QUESTIONKBSドラマ「乱暴なロマンス」で、みんながウンジェ(イ・シヨン)にハマっていることは分かっています。同じ女性から見ても愛らしいということは、私も充分分かっています。それでもなぜ私はどんどんムヨル(イ・ドンウク)が気になっていくんでしょう?ウンジェに「時に野球は人を救ってくれるんだ」と話した後、家に入る時、退出される危機に陥ったドンス(オ・マンソク)を訪ねて「今まで間違った人生を生きてきた」とため息をついた時のムヨルの後ろ姿がどんなに寂しかったか。そこまでは耐えられます。しかし、イ・ドンウクの血の気のない顔と焦点の合わない瞳が頭から離れません。セクシー過ぎて本当に狂ってしまいそうです。(孔陵洞/ユ某さん)Dr.アルの処方箋患者様、この方はイ・ドンウクです。水に溺れて風邪をひいた時の重くなった肩が妙にセクシーに見えたり、美人に詐欺に遭うところだった時も、ムヨルの腰に巻いたタオルだけが目に入ったり、発作を起こすジョンヒ(ジェシカ)を安心させるために、ぎゅっと抱きしめる姿もそれとなくセクシーに感じたでしょう。患者様がこの男をパク・ムヨルでなく、イ・ドンウクとして見たから、このような症状が表れたのです。女心も分かってくれない、愚かなパク・ムヨルではなく、軍隊に行っても肌の色が変わらなかった白い天使イ・ドンウクだからです。なぜ、ウンジェがムヨルの顔をじっと見つめていたのかお分かりになったでしょうか。欠点の一つもない顔ですね。それだけではなく、勝手に伸びているヒゲまで素晴らしいです。普通、愛する人の寝ている姿を見たら、赤ちゃんみたいだと思うけど、イ・ドンウクだけは例外です。彼は男です。見つめるだけで心臓が震える男です。もちろん患者様の心臓が最も震える時は、世の中で最も孤独な人になって、今でも倒れそうな顔をしてウンジェとドンスを探し出す瞬間でしょう。理性的に考えたら、ムヨルが冷たく見えても、彼の顔が何度も目に浮かぶのは、患者の方々が既にイ・ドンウクの作品に見慣れているからです。友達であるソング(チョン・ギョウン)を死なせたという罪悪感を無理に背けて生きてきたMBCドラマ「甘い人生」でのジュンスも、余命を宣告された恋人のヨンジェ(キム・ソナ)のためにできることは、そばでできるだけたくさん抱きしめ愛してあげることしかなかったSBSドラマ「女の香り」での、ジウクも胸に傷を抱いた男でした。だからムヨルのヒゲを見るたびに、いつもジュンスの姿が浮び上がったり、ムヨルの上半身を脱衣した姿を見るたびに泣きながらシャワーを浴びていたジウクの姿が浮か上がるのです。今まで、イ・ドンウクが演じた人物をよく考えてみて下さい。水際で遊んでいる子供のように、いつも心配になってかわいそうに思えて、自分の広い肩を貸してあげたくなったのでは。イ・ドンウクがそっと顔を上げて涙ぐむ目で、行かないでくれと、一日だけでも一緒にいてくれないかと言われたら、それを冷たく拒んで帰る女性はいないと思います。医師として責任を回避するための言い訳ではなく、正直、イ・ドンウク病は予想できた病気でした。患者の方々もイ・ドンウクの出演作を見るたびに感じていたと思います。自分が彼のトリコになっていくことを。けれど、時には最後まで痛みを我慢してこそ、その病気が治ると思います。だから、今日は薬でなく読むこと、目で読むだけで全身がしびれてくる、イ・ドンウクの残像をお勧めします。Dr.アルのポイント:イ・ドンウクが痛い『甘い人生』―「明かりがついた家が見たくて来ました。もしかしたら窓側に立っているかも知れないので」ソングの遺骨を川岸にばら撒いて家に来る途中、ジュンスは地下駐車場でソングの父の手先からめちゃくちゃに殴られた。血まみれになったまま、ヘジン(オ・ヨンス)の家に行くジュンスのふらつく足取りを見て、泣かなかった人は誰もいないだろう。口を開くことさえ、苦しい状況にも関わらず、ヘジンに会ったことで薄い微笑を見せながら、「もう一度初めからやり直しても、あなたの傷ついた魂を見ることができる」と確信するジュンスの切ない告白が心を痛める。『女の香り』―「こんな時はどうしたらいいんですか。怖いです」服を脱ぐことを忘れたのか、それとも脱ぐ力がなかったのか。ヨンジェが癌になったという事実を知って、一晩中飲めないお酒を飲んだジウクは服を着たままシャワーを浴びながら、その場に座り込む。何のセリフもない短いシーンだったが、愛する女性が先にあの世に行ってしまうという恐怖がよく表現できた感じそんなことは関係なく、 シャワーシーンの余韻が最も長く残る場面である。ジウクが母の墓参りに行って泣き崩れたように、こんな時本当にどうしたら良いのか分からない。『乱暴なロマンス』―「野球は時に人を救ってくれる」ある人はムヨルを野球するチンピラと呼んだり、またある人は野球をただのボール遊びと言うけれど、ムヨルにとって野球というものは自分をこの世に出してくれた、一種の救世主だ。だからムヨルは何の縁故もないブルーシガールズの優勝に自分が貢献したと信じているウンジェの話をあざけ笑ったり、無視しない。「野球は時に人を救ってくれるんだ」と言った後の約2秒間の沈黙は「野球をしなかったら死ぬしかない」彼の切迫感を感じさせる。野球は時に人を救うが、イ・ドンウクはいつも私たちを泣かせる。

イ・ドンウク、主演ドラマ「乱暴なロマンス」終了の心境を告白
俳優イ・ドンウクが、主演したドラマ「乱暴なロマンス」の撮影を終了した心境を語った。 イ・ドンウクは24日午前、所属事務所を通じて23日に最終回を迎えたKBS 2TV水木ドラマ「乱暴なロマンス」の撮影終了の心境と撮影現場の写真を公開した。写真の中のイ・ドンウクは、プールに落ちてびしょぬれになったシーンを撮影して、服の上から体にバスタオルを巻いている。イ・ドンウクは、憂いに満ちた表情からセクシーな眼差しまで多彩な魅力を見せている。彼は、「気持ちの良い誠実なスタッフのおかげで、いつも楽しく幸せな雰囲気の現場でした。寒い中、一緒に震えて撮影を影で支えてくださった方々に感謝しています。『乱暴なロマンス』を応援してくださったTVをご覧の皆様にも感謝しています。これからもっと良い姿でお目にかかりたいと思います」と語った。 「乱暴なロマンス」は、デリカシーのない野球選手パク・ムヨル(イ・ドンウク)と乱暴な警護員ユ・ウンジェ(イ・シヨン)のドタバタラブコメディ。視聴率は、伸び悩んだが、独特なラブコメディドラマという点で好評を得ていた。

「乱暴なロマンス」変化球の魅力 ― Best or Worst
ストーリームヨル(イ・ドンウク)の心が動いている。ジョンヒ(少女時代 ジェシカ)はムヨルとウンジェ(イ・シヨン)を見つめながら二人の関係を疑い始める。突然パーティーを開いたジョンヒはますます不安になって、ウンジェがいる前でムヨルにプロポーズする。ムヨルは不思議なことに複雑な心境だ。一方、ジョンヒに対し嫉妬しているおば(イ・ボヒ)はスヨン(ファン・ソニ)もジョンヒのせいでストレスを受けているという事実に気づき、スヨンにジョンヒの目に穴を開けた写真を送る。Best or WorstBest:「乱暴なロマンス」は予想できないことを炸裂させる楽しさがある。ムヨルがウンジェに対する自分の気持ちを悟るシーンが代表的だ。「単純で無知な顔を見たら複雑な気分が晴れるかな」と思い、ムヨルは初めてウンジェを訪ねた。うっかりボクシング対決を申し込んでしまうこの場面は結局、ムヨルの気持ちを見せるための変化球だった。男性主人公が「女だからといって手加減しない」と強いパンチを打ちながら、ふと女性主人公へのトキメキを感じるシーンは、普通のラブコメディでは最も美しい雰囲気の中で出てくる感情だ。しかしこのドラマは普通とは違った。そしてこのような男性主人公を強烈なパンチで打ち倒しながら「大丈夫ですか。これ何本に見えますか。何本?」と我を忘れて心配する女性主人公は、今まで「乱暴なロマンス」が見せてきた、他のラブコメディと異なる魅力をそのまま表現した。100人が分かっていても、いざ本人が分かっていなかったら意味がないという12話のテーマ塁の空過(ホームランを打ったのにベースを踏み忘れてアウトになること)やウンジェとムヨルをずっと見つめるジョンヒの表情から、ムヨルのウンジェへの想いはある程度予想できた。しかし、予想できない場面で表れる彼らの感情こそ「乱暴なロマンス」の個性だ。仲間たちとおしゃべりするポイント― 関連検索語:パク・ムヨルの靴ひもの結び方。― ジョンヒの悲しい予感的中。どうして悲しい予感は外れないのか― ユニ(ホン・ジョンヒョン)をゴム手袋で叩きつけた室長(カン・ドンホ)。そしてそのゴム手袋をそのまま持って出ていった室長。

「乱暴なロマンス」イ・ドンウク&少女時代 ジェシカが結婚?
ガールズグループ少女時代のジェシカがセクシーでエレガントなウェディングドレス姿を公開し、男性ファンの心を掴んでいる。KBS 2TV水木ドラマ「乱暴なロマンス」(脚本:パク・ヨンソン、演出:ペ・ギョンス)の制作会社GnGプロダクションが、ジョンヒ(ジェシカ)のウェディング写真を公開した。公開された写真でジェシカは、ウェディングベールを被り、胸のラインが深く開いた純白のウェディングドレスを着て、グラマラスなボディラインを披露している。成熟美を与えるウェディングドレスで、女神の姿を披露するジェシカの隣には、洗練されたタキシードに蝶ネクタイをつけたムヨル役のイ・ドンウクが幸せそうな表情を見せている。今までのキュートで純粋な魅力から優雅な花嫁に変身したジェシカと、彫刻美男(彫刻のように顔が整っている美男)というニックネームを持つイ・ドンウク。抜群のビジュアルを誇る善男善女の姿に視線が集まり、ファンの心を揺さぶっている。ジェシカは「イ・ドンウク先輩が、歴代で一番若い花嫁だと言っていた。初めて撮るウェディング写真だったので、すごくワクワクして楽しかった」と撮影を終えた感想を語った。現在同ドラマでは、ストーカーの攻撃で躁うつ病が再発し、発作を起こし苦しむジョンヒの姿が描かれている。

「乱暴なロマンス」イ・ドンウク、心境告白?“数字が全てではない”
俳優イ・ドンウクが自身の心境を込めたような文を公開した。イ・ドンウクは2日、自身のme2dayに「はあ、寒い。寂しい・・・。私は今どこへ行っているのか??こんなはずではななかったのにその数字が全てではない。絶対違う。大切なことはそれじゃない」という書き込みと共に、暗い背景をバックに一人の男性が立っている写真一枚を公開した。 現在イ・ドンウクは、KBS 2TVの水木ドラマ「乱暴なロマンス」で野球選手パク・ムヨル役を演じている。このドラマは当初の期待とは裏腹に現在一桁台の視聴率を記録しており、水木ドラマで最も悪い成績を記録している。 彼が言うところの「その数字が全てではない」というのは、「乱暴なロマンス」の視聴率を指していると予想され、ファンを切なくさせている。イ・ドンウクの書き込みを見たネットユーザーは、「振り返らないで下さい」「揺れてはならない」「あなたを信じます」「頑張ってください!『乱暴なロマンス』を楽しく見ています」「これからも今のように一生懸命やればいい」など、応援のメッセージを送っている。

少女時代 ジェシカ&イ・ドンウク、キスシーンに続きベッドシーンまで!
KBS 2TV水木ドラマ「乱暴なロマンス」のイ・ドンウクと少女時代ジェシカのキスシーンが話題だ。2月2日の同ドラマでは、ムヨル(イ・ドンウク)とチョンヒ(ジェシカ)がキスをし、その後の描写も放送された。話題のシーンは、ムヨルとチョンヒがソファーからベッドに移って濃厚なキスをし、スキンシップをする場面だ。しかし2人は猫の鳴き声で我に返り、キスを止めた。この放送を見た視聴者は、「衝撃のキスシーンに続いてベッドシーンまで!」「ちょうどいいタイミングで登場した猫よ、ありがとう」などの反応を見せた。この日の放送でムヨルはチョンヒに、「遠く離れていると、もっと懐かしくなる」と本音を言いながらウンジェ(イ・シヨン)を思い出した。視聴者は彼らの三角関係の行方に釘付けになっている。

「乱暴なロマンス」イ・ドンウク、男性美溢れる腕の筋肉
俳優イ・ドンウクがセクシーな腕の筋肉を公開した。 イ・ドンウクはKBS 2TVの水木ドラマ「乱暴なロマンス」(脚本:パク・ヨンソン、演出:ペ・キョンス)で、キツイながらも情深いプロ野球選手パク・ムヨルを演じている。第8話の放送でイ・ドンウクは男性美溢れる筋肉質な腕を披露し、お茶の間の女心をときめかせた。ムヨルが初恋の人チョンヒ(ジェシカ)に対する想いに浸りながらジムで運動するシーンで、彼の硬い腕の筋肉が公開された。ムヨルは再会したチョンヒに自分の硬い筋肉を自慢する場面を想像しながら頬がゆるみ、これを実現するために歯をくいしばって運動し始めた。 突然そでをまくりあげた彼は、重いダンベルを持ち上げる運動を繰り返し、筋肉トレーニングに没頭し始めた。このシーンで、運動で鍛え上げられた丈夫で筋肉質なイ・ドンウクの腕が公開され、彫刻美男と呼ばれるイ・ドンウクの男性的な魅力が、ムヨル・ホリックと呼ばれるファンの胸をより一層ときめかせた。「乱暴なロマンス」は現在、過去の恋人チョンヒとムヨルが再会、またウンジェ(イ・シヨン)がムヨルに向かって「あなたが私の運命」という愛の告白をして、三角関係が本格化している。

イ・ドンウク&少女時代 ジェシカ、ロマンチックなキスシーン
俳優イ・ドンウクとガールズグループ少女時代のジェシカのキスシーンが話題になっている。31日、KBS 2TV水木ドラマ「乱暴なロマンス」(演出ペ・ギョンス、脚本パク・ヨンソン)第9話の予告が公式サイトに公開された。公開された予告では、ムヨル(イ・ドンウク)とジョンヒ(ジェシカ)がワインを飲んでいるうちにキスをするシーンが注目を集めている。予告には二人のデートの姿と二人を見てウンジェが嫉妬を感じている姿が写っている。予告を見たネットユーザーは、「ウンジェはどうなるの?」「イ・ドンウクさんが羨ましい」「ジェシカはキスシーンでも左側の顔にこだわっている」などのコメントを残した。「乱暴なロマンス」第9話は2月1日夜9時55分に放送される。

少女時代 ジェシカ、25日にドラマ登場…「乱暴なロマンス」イ・ドンウクの元彼女役
少女時代のジェシカが25日に放送されるKBS 2TVの水木ドラマ「乱暴なロマンス」(脚本パク・ヨンソン、演出ペ・ギョンス、制作GnGプロダクション)の7話から登場する。ジェシカはミュージカルに出演したことはあるが、ドラマの出演は初めてだ。彼女は劇中でパク・ムヨル(イ・ドンウク)の元恋人カン・ジョンヒ役として出演する。愛らしい外見だが、何をしでかすか分からない性格の画家だ。ジェシカの登場で、始まったはかりのパク・ムヨルとユ・ウンジェ(イ・シヨン)の恋愛関係にどのような変化が生まれるかに関心が高まっている。また現在苦戦している「乱暴なロマンス」に活力を与えると期待されている。「乱暴なロマンス」はとげがある性格の野球選手パク・ムヨルと乱暴なボディガードのユ・ウンジェの恋愛模様を描いたドラマだ。

KBS「乱暴なロマンス」 アンチファンとロマンス築けますか? ― 見る?見ない?
主な出演者イ・ドンウク(パク・ムヨル役)、イ・シヨン(ユ・ウンジェ役)、オ・マンソク(ジン・ドンス役)、ファン・ヒソン(オ・スヨン役)ストーリー乱暴でカッとしやすくバカだけど有名な野球選手のムヨル(イ・ドンウク)。彼は自分のアンチファンで、乱暴でバカなウンジェ(イ・シヨン)と偶然ケンカとなり、見事な背負い投げを食らう。この場面は事もあろうにネットに流され、ムヨルの所属チームでは慌ててウンジェを雇用。実はウンジェがムヨルのガードウーマン(?)で二人は護身術の練習中だったと弁解する。こうしてトラブルメーカーの野球選手ムヨルと彼のアンチファンかつガードウーマンのウンジェがチームになるが、待ってましたと言わんばかりに事件が続く。プレビュー水と油の男と女が出会い、事あるごとにぶつかっては結局お互いを理解し恋に落ちる。あまりにもありふれた内容だが、「単純なロマンスではなくいい話となっている。」と語ったオ・マンソクの言葉のように、「乱暴なロマンス」(脚本パク・ヨンソン、プロデューサーペ・ギョンス)は「男と女の恋だけでなく、夢を持つ者と才能を持つ者の話」(プルディーサーのペ・ギョンス)を通して人生の夢と幸せまでを見つめ直そうというドラマである。だから乱暴でバカだけど好きな人や野球に関しては純粋な、素晴らしい才能の持ち主ムヨルと、歳取るごとに夢は好きな野球チームの優勝だけと小さくなっていくウンジェの二人が出会って作り出す物語に好奇心が持てるのだ。彼らは、自分には才能があると思っていたのに、球団での立場さえ危うく、引退の分かれ道で悩むドンス(オ・マンソク)や、そんなドンスの夢のために惜しみなく支援する彼の妻のスヨン(ファン・ソニ)と関わるうちに大人の夢を捜すようになる。男女のロマンスを越えた共感を得るために「乱暴なロマンス」は、乱暴とバカに代表される二人の主人公が繰り広げる珍騒動と、夢や幸せについての味わい深い視線をどう調和させていくのか見ものである。見る?見ない?見る?財閥2世と変凡な女性で代表されるロマンチックコメディの図式から離れ、乱暴でバカな男女の主人公キャラがユニークで興味深い。彼らが繰り広げる小競り合いも一般的な甘いそれとは異なり「ジャンプで首を抱きかかえたら360度回転してアンバをかける」(イ・シヨン)ほど、アクション劇さながら。いろんな意味で普通のロマンチックコメディとは少々味わいが違いそうな「乱暴なロマンス」だが、「ミステリー要素まで入っているのでジャンルを一つに統合する作家の力」(イ・ドンウック)が期待されるドラマである。SBS「恋愛時代」、KBS「いいかげんな興信所」、「ホワイトクリスマス」などによりユニークな雰囲気でマニアなファン層を獲得して来たパク・ヨンソン作家と、KBS「噂のチル姫」、「太陽の女」などで実力を証明したペ・ギョンスプロデューサーがどんな相乗効果をだすのか見守ってみたい。見ない?4日には放送局3社の水木ドラマがいっせいにスタートする。同名のベストセラーロマンス小説を原作にした、ファンタジー時代劇の「太陽を抱く月」や航空機のパイロットとキャビンアテンダントをテーマにした航空ドラマ、SBS「お願い、キャプテン」に比べると、「乱暴なロマンス」は平凡なロマンチックコメディだと思われやすい。だからこそ、スタートから強い個性を見せることが出来るかが問題だ。ムヨルとウンジェという主人公二人のキャラクターが強いだけに、それに埋もれないくらいのしっかりとしたストーリー展開も必要だ。ペ・ギョンスプロデューサーはこれについて、「二人のバカな男女による騒動とミステリー仕立てのストーリー、愉快でコミカルタッチと言う三つの見所で始めの4話までこれでも見ないか?と視聴者にアピールする戦略を持っている」と自信をのぞかせた。「乱暴なロマンス」は他のドラマに比べ、始めから飛ばして行く力が必要そうだ。




